JP2001303008A - 粉塵除去用粘着剤 - Google Patents

粉塵除去用粘着剤

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JP2001303008A
JP2001303008A JP2000117015A JP2000117015A JP2001303008A JP 2001303008 A JP2001303008 A JP 2001303008A JP 2000117015 A JP2000117015 A JP 2000117015A JP 2000117015 A JP2000117015 A JP 2000117015A JP 2001303008 A JP2001303008 A JP 2001303008A
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acrylic resin
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JP2000117015A
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English (en)
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Kenji Shirata
健志 白田
Shuichi Murakami
修一 村上
Hiroshi Fukuda
福田  寛
Toshitaka Shimizu
俊孝 清水
Shunji Sugano
俊司 菅野
Shinya Kita
伸也 北
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Negami Chemical Industrial Co Ltd
Komatsu Seiren Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
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Negami Chemical Industrial Co Ltd
Komatsu Seiren Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、通気部材の表面に塗布されて用い
られ、上記通気部材の通風性能を損なうことなく粉塵を
円滑に且つ確実に捕捉、除去し得る粘着性薄膜を通気部
材表面に形成し得る粉塵除去用粘着剤を提供する。 【解決手段】 本発明の粉塵除去用粘着剤は、炭素数が
2〜20のアルキルアルコールのアクリル酸アルキルエ
ステルを重合させてなるアクリル樹脂であって、上記ア
クリル樹脂は架橋されてJIS Z0237に規定する
180°剥離強度が10〜300g/25mmの粘着力
を有し且つ上記アクリル樹脂は乳化されてなるので、こ
れを通気部材の表面に塗布、乾燥させて得られた粘着性
薄膜は、適度な粘着性を有して土埃や花粉等の微細な粉
塵に対して高い捕捉能を有する一方、粉塵以外のもの、
例えば、子供のおもちゃ等の家庭内の小物や人体等がフ
ィルターに接触しても接触物を汚染することがないとい
った優れた効果を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉塵除去用粘着剤
に関し、具体的には、エアコン用フィルターや網戸用網
等の多数の通気孔を有する通気部材表面に塗布されて用
いられ、通気部材表面に衝突し或いは通気部材の通気孔
を通過する土埃、ハウスダスト、花粉等の粉塵を容易に
捕捉、除去することができる粉塵除去用粘着剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から粉塵除去を目的としたフィルタ
ーとして空気清浄機用フィルターがある。上記空気清浄
機用フィルターは、目開きが1〜100μm程度の微細
な通気孔を多数有する厚さ1〜5mm程度の不織布から
なる。そして、この空気清浄機用フィルターは、該フィ
ルター表面に衝突した粉塵をフィルターを構成する繊維
間に捕捉させて除去するように構成している。
【0003】しかしながら、上記空気清浄機用フィルタ
ーは、通気孔の開口面積が小さいために通風性能に劣る
という欠点がある。従って、上記空気清浄機用フィルタ
ーを用いて空気中の粉塵を除去するためには、粉塵が浮
遊している空気を上記空気清浄機用フィルターを介した
反対側から大きな吸気力でもって吸い込む必要であり、
強力な吸気力を有しないエアコンや網戸等の用途に上記
空気清浄機用フィルターを転用することはできないとい
った問題点があった。
【0004】又、エアコン用フィルターや網戸用網に用
いられている通気部材は、目開きが0.5〜3mm程度
の大きな通気孔を有するため通風性能には優れているも
のの、これら通気部材は、プロピレン樹脂や塩化ビニル
樹脂から形成されており土埃や花粉等の粉塵に対して吸
着性や粘着性を全く有しないため、通気孔の目開きより
も小さな粉塵は通気孔を簡単に通過してしまい、粉塵を
捕捉、除去することができないといった問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エアコン用
フィルターや網戸用網等の比較的目開きの大きな通気孔
を有する通気部材の表面に塗布されて用いられ、上記通
気部材の通風性能を損なうことなく、該通気部材に衝突
し或いは通気部材の通気孔を通過する粉塵を円滑に且つ
確実に捕捉、除去し得る粘着性薄膜を通気部材表面に形
成し得る粉塵除去用粘着剤を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の粉塵除
去用粘着剤は、炭素数が2〜20のアルキルアルコール
のアクリル酸アルキルエステルを重合させてなるアクリ
ル樹脂であって、上記アクリル樹脂は架橋されてJIS
Z0237に規定する180°剥離強度が10〜30
0g/25mmの粘着力を有し且つ上記アクリル樹脂は
乳化されてなることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の粉塵除去用粘着剤は、炭
素数が2〜20のアルキルアルコールのアクリル酸アル
キルエステルを重合させてなるアクリル樹脂を乳化させ
た粉塵花粉除去用粘着剤であって、このアクリル樹脂の
乳化液に架橋剤を添加してアクリル樹脂を架橋させるこ
とによりJIS Z0237に規定する180°剥離強
度が10〜300g/25mmの粘着力を発現するよう
に構成されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の粉塵除去用粘着剤は、炭
素数が2〜20のアルキルアルコールのアクリル酸アル
キルエステルを重合させてなるアクリル樹脂であって、
上記アクリル樹脂は架橋されてJIS Z0237に規
定する180°剥離強度が10〜300g/25mmの
粘着力を有するように形成され且つ上記アクリル樹脂は
乳化されてなることを特徴とする。
【0009】上記アクリル樹脂の原料モノマーとなる炭
素数が2〜20のアルキルアルコールのアクリル酸アル
キルエステルとしては、得られるアクリル樹脂が架橋さ
れることにより上記所定の粘着力を有すれば、特に限定
されるものではなく、例えば、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等が挙げ
られ、炭素数が4〜10のアルキルアルコールのアクリ
ル酸アルキルエステルが好ましく、その中でもアクリル
酸2−エチルヘキシルが好ましい。
【0010】なお、アクリル樹脂には、上記アクリル酸
アルキルエステル以外の成分が共重合されていてもよ
く、このような共重合成分としては、例えば、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸エス
テル、アクリル酸、アクリロニトリル、スチレン、酢酸
ビニル等が挙げられる。
【0011】このような炭素数が2〜20のアルキルア
ルコールのアクリル酸アルキルエステルを公知の重合方
法を用いて重合させて得られるアクリル樹脂を主成分と
した粉塵除去用粘着剤は、通気部材表面に塗布されて乾
燥すると、通気部材の表面に粘着性薄膜を形成し、この
粘着性薄膜は、粉塵の捕捉、除去能に優れているととも
に耐候性及び透明性に優れ、更に、低温時においても優
れた粉塵の捕捉除去能を発揮する。
【0012】又、上記アクリル樹脂の架橋前における重
量平均分子量は、低いと、アクリル樹脂の凝縮力が低下
し、粉塵除去用粘着剤を通気部材の表面に塗布して形成
される粘着性薄膜の粉塵捕捉除去能が低下することがあ
るので、1,000以上が好ましく、10,000以上
が好ましい。
【0013】そして、上記アクリル樹脂は、JIS Z
0237に規定する180°剥離強度が10〜300g
/25mmの粘着力を有するように架橋されてなる。こ
のようにアクリル樹脂は架橋されることによって所定の
粘着力を発現させられていることから、可塑剤を樹脂中
に添加することによって粘着力を調整する従来の方法の
ように可塑剤が粘着性薄膜の表面にブリードアウトして
接触物を汚染したり或いは人体に悪影響を及ぼしたりす
るといった問題は発生しない。
【0014】上記アクリル樹脂のJIS Z0237に
規定する180°剥離強度は、高いと、粉塵除去用粘着
剤から得られる粘着性薄膜に接触した際にその接触物が
汚染され、又、低いと、粘着性塗膜の粉塵の捕捉除去性
能が低下するので、10〜300g/25mmに限定さ
れる。
【0015】なお、上記アクリル樹脂のJIS Z02
37に規定する180°剥離強度とは、JIS Z02
37の180°引き剥がし法により測定される粘着力を
いう。但し、測定試料は、一面にコロナ放電処理が施さ
れた厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムのコロナ放電処理面に粘着剤を乾燥厚みが10μmと
なるように塗布したものとする。
【0016】上記アクリル樹脂を架橋させる方法として
は、従来からアクリル樹脂を架橋させるために用いられ
ている公知の方法が用いられ、架橋性モノマーを添加
した状態で炭素数が2〜20のアルキルアルコールのア
クリル酸アルキルエステルを重合させて、アクリル酸ア
ルキルエステルの重合と同時にアクリル酸アルキルエス
テルを重合させて得られるアクリル樹脂を架橋させる方
法、炭素数が2〜20のアルキルアルコールのアクリ
ル酸アルキルエステルを重合させた後、得られたアクリ
ル樹脂に架橋剤を加えてアクリル酸を架橋させる方法等
がある。
【0017】上記架橋性モノマーとは、例えば、ジビニ
ルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート等の
2個以上のビニル基を有するビニルモノマー、アクリル
酸やメタクリル酸等のカルボキシル基を有するビニルモ
ノマー、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル等のヒドロ
キシル基を有するビニルモノマー、メタクリル酸グリシ
ジル等のグリシジル基を有するビニルモノマー、アクリ
ルアミド等のアミド基を有するビニルモノマー、イソシ
アネート基を有するビニルモノマー等が挙げられる。
【0018】そして、上記架橋性モノマーの添加量は、
少ないと、得られるアクリル樹脂の粘着力を調整しずら
いことがあり、又、多いと、得られるアクリル樹脂の粘
着力が低下して粉塵の捕捉除去能が低下することがある
ので、アクリル樹脂の原料モノマー中、0.01〜20
重量%が好ましく、0.1〜10重量%がより好まし
い。
【0019】又、上記架橋剤としては、例えば、ポリイ
ソシアネート化合物、メラミン化合物、多価金属酸化物
等が挙げられる。そして、上記架橋剤の添加量として
は、多いと、得られるアクリル樹脂の粘着力が低下して
粉塵の捕捉除去能が低下することがあり、又、少ない
と、得られるアクリル樹脂の粘着力を調整しずらいこと
があるので、アクリル樹脂の原料モノマー100重量部
に対して0.01〜70重量部が好ましく、0.1〜3
5重量部がより好ましい。
【0020】上記架橋性モノマーや架橋剤を使用する
と、例えばカルボキシル基とグリシジル基との反応、カ
ルボキシル基と多価金属酸化物との反応、ヒドロキシル
基とイソシアネート基との反応等によって分子間に結合
が生まれて分子同士が架橋されて立体的な網目構造を有
するアクリル樹脂が得られる。
【0021】そして、上記の如くして架橋されて上記所
定範囲内の粘着力を有するアクリル樹脂は乳化されて粉
塵除去用粘着剤とされる。このように、本発明の粉塵除
去用粘着剤はアクリル樹脂を乳化させてなるので、ホッ
トメルト型粘着剤のように所望の粘度を得るために高温
に加熱できる特殊な吹き付け装置を必要としたり或いは
粘着性のコントロールのために分子の一部を予め架橋さ
せることもできないといった問題点が生じることがな
く、同様に、有機溶剤溶液型粘着剤のように分子の一部
を予め架橋させることができないといったことや乾燥時
に有機溶剤が揮発して環境に悪影響を及ぼすといった問
題も生じない。
【0022】上記アクリル樹脂を乳化させて乳化液を製
造する方法としては、アクリル酸アクリルエステルを
公知の乳化重合法を用いて重合させてアクリル樹脂の乳
化液を製造してもよいし、公知の重合方法で得たアク
リル樹脂を後乳化することによってアクリル樹脂の乳化
液を製造してもよい。
【0023】又、上記アクリル樹脂の乳化液を製造する
際に用いられる乳化剤としては、従来から樹脂の乳化に
用いられているものであれば、特に限定されず、例え
ば、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、カ
チオン系界面活性剤等が挙げられる。
【0024】更に、上記の製造方法において、上記ア
クリル酸アルキルエステルモノマーの乳化重合時の濃度
は、通常、30〜70重量%となるように調整され、好
ましくは40〜60重量%となるように調整される。な
お、上記アクリル樹脂の乳化液は、乳化重合完了後に更
に希釈させてから用いてもよい。
【0025】上記アクリル樹脂の乳化液の粘度が、好ま
しくは10000mPa・s以下、より好ましくは1〜
1000mPa・sとなるように調整する。これは、ア
クリル樹脂の乳化液の粘度が高いと、粉塵除去用粘着剤
を通気部材の表面に塗布、乾燥させて該通気部材の表面
に粘着性薄膜を形成させた際、該粘着性薄膜によって通
気部材の通気孔の大半が塞がれてしまいフィルターの通
風性が低下することがあるからである。なお、上記乳化
液の粘度は、回転数30rpm、温度20℃の条件下に
おいて回転粘度計を用いて測定されたものをいう。
【0026】又、上記アクリル樹脂の乳化液中には、そ
の物性を損なわない範囲内において添加剤が含まれてい
ても構わない。このような添加剤としては、例えば、着
色剤、劣化防止剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、香料等
が挙げられる。
【0027】次に、上記粉塵除去用粘着剤の使用要領に
ついて説明する。先ず、上記粉塵除去用粘着剤を塗布す
るシート状の通気部材について説明する。この通気部材
としては、従来から通気部材として用いられているもの
であれば、特に限定されず、例えば、織布、編布、不織
布、紙、フィルム等が挙げられる。
【0028】具体的には、上記通気部材には、その両面
間に亘って貫通した状態に開設された多数の通気孔が形
成されてなり、該通気孔の目開き又は開口径が0.1m
m以上となるように形成され、そして、上記通気部材の
平面面積に対する通気孔の占める割合(開口率)は、好
ましくは1〜99.9%、より好ましくは50〜99.
9%となるように形成されている。
【0029】なお、上記目開き又は開口径とは、通気部
材に貫設されている通気孔の大きさをいい、上記通気孔
の形状が四角形の場合はその一辺の長さを、円形の場合
はその直径を、それ以外の形状の場合は内接する円の直
径をいうものとする。
【0030】上記粉塵除去用粘着剤を通気部材の表面に
塗布する方法としては、上記粉塵除去用粘着剤を通気部
材の表面に塗布して乾燥させた後に該通気部材の通気孔
の大部分が通気部材の両面間に亘って貫通した状態に残
存した状態であれば、特に限定されるものではなく、例
えば、粉塵除去用粘着剤を霧状にして通気部材の表面
に吹き掛けて塗布する方法、粉塵除去用粘着剤を泡状
にして通気部材の表面に吹き掛けて塗布する方法、粉
塵除去用粘着剤を液状のまま通気部材の表面に塗布する
方法、通気部材を上記粉塵除去用粘着剤内に浸漬した
後、上記通気部材をマングルロール等を用いて絞って余
分な上記粉塵除去用粘着剤を除去する方法等が挙げられ
る。
【0031】具体的には、上記の方法としては、トリ
ガー式噴霧器や塗装用噴霧器等を用いて粉塵除去用粘着
剤を9.8×10-6〜9.8×10-3Paの圧力で通気
部材表面に吹きつけて、粉塵除去用粘着剤を通気部材の
表面にその通気孔を残存させた状態に塗布する方法が挙
げられる。なお、粉塵除去用粘着剤の上記噴霧器を用い
た通気部材の表面への吹き付けは、上記噴霧器を通気部
材表面から好ましくは1〜10cm、より好ましくは5
〜50cm離間させた状態で行なわれる。
【0032】又、上記の方法としては、上記粉塵除去
用粘着剤を空気と共に噴霧させることができるトリガー
式噴霧器等を用いて上記粉塵除去用粘着剤を泡状にして
上記通気部材の表面に吹き付けた後、この泡状の粉塵除
去用粘着剤を刷毛やスポンジ等で通気部材の表面に塗り
拡げることにより、上記粉塵除去用粘着剤を上記通気部
材の表面にその通気孔を残存させた状態に塗布する方法
が挙げられる。
【0033】最後に、上記の方法としては、刷毛やス
ポンジ等に上記粉塵除去用粘着剤をしみ込ませて、これ
ら刷毛やスポンジでこれらにしみ込ませた粉塵除去用粘
着剤を上記通気部材の表面にその通気孔を残存させた状
態に塗布する方法が挙げられる。
【0034】上記要領で塗布した上記粉塵除去用粘着剤
の水分を除去することによって、上記通気部材の全表
面、即ち、上記通気部材の両面全面及び通気孔の内壁面
全面に該通気部材の通気孔を残存させた状態に上記粉塵
除去用粘着剤の主成分であるアクリル樹脂からなる粘着
性薄膜が層着される。この際、上記粘着性薄膜の厚さ
が、面積1m2 当たり1〜100gのアクリル樹脂から
なる薄膜を形成させるように調整することが好ましい。
このように、上記粉塵除去用粘着剤によれば、有機溶媒
を用いておらず水分を除去するだけで粘着性薄膜を得る
ことができ環境衛生面においても優れたものである。な
お、上記粉塵除去用粘着剤の主成分であるアクリル樹脂
は上記通気部材の表面だけでなくその内部に進入させて
おいてもよい。
【0035】又、上記粘着性薄膜を通気部材の表面に層
着させるに際し、上記粘着性薄膜が層着される前の通気
部材の通気孔の全てが通気部材の両面間に貫通した状態
に残存している必要はなく、その大部分が残存しておれ
ばよく、具体的には、表面に粘着性塗膜が層着された通
気部材の開口率が好ましくは1〜99.9%、より好ま
しくは50〜99.9%となるように調整されておれば
よい。
【0036】なお、上記通気部材の表面に塗布した粉塵
除去用粘着剤を乾燥させる方法としては、特に限定され
ず、例えば、通気部材を自然乾燥させる方法、オーブ
ン、ドライヤー、ホットシリンダー等を用いて乾燥させ
る方法等が挙げられる。
【0037】このように、上記粉塵除去用粘着剤は、適
度な粘着力を有する粘着性薄膜を通気部材の表面にその
通気孔の大部分が通気部材の両面間に亘って貫通した状
態に形成することができるので、表面に粘着性薄膜が層
着された通気部材にあっては、通気部材表面に衝突し或
いは通気部材の通気孔を通過する微細な粉塵を瞬時に円
滑に且つ確実に捕捉、除去することができる一方、粉塵
塵以外のもの、例えば、子供のおもちゃ等の家庭内の小
物や人体等が通気部材の粘着性薄膜に接触した場合にあ
ってもこれら接触物が粘着性薄膜によって汚染される虞
れはない。しかも、上記粘着性薄膜は、通気部材の通気
孔の大部分を通気部材の両面間に亘って貫通した残存し
た状態に通気部材の表面に層着されているので、通気部
材の開口率は略保持されて通気部材はその優れた通風性
能を保持している。
【0038】最後に、上記粉塵除去用粘着剤はアクリル
樹脂の乳化液からなるため、この粉塵除去用粘着剤から
得られる粘着性薄膜を形成しているアクリル樹脂にはそ
の一部に親水性部分が残存しているとともに粘着性薄膜
の粘着性も適度なものであることから、上記粘着性薄膜
に捕捉された粉塵のみを水洗いで簡単に除去することが
でき、よって、上記粘着性薄膜を再生させて長期間に亘
って利用に供することができる。
【0039】
【実施例】(実施例1)冷却管、温度計、攪拌機、滴下
ロート及び窒素ガス導入口を備えたセパラブルフラスコ
に、常温でイオン交換水54.6重量部、乳化剤として
ポリオキシエチレンラウリルエーテル1重量部及びラウ
リル硫酸ソーダ0.2重量部を仕込み、50℃まで昇温
してポリオキシエチレンラウリルエーテル及びラウリル
硫酸ソーダをイオン交換水に溶解させた。
【0040】アクリル酸2−エチルヘキシル20重量
部、アクリル酸ブチル17重量部及びアクリル酸3重量
部を混合して原料モノマー40重量部とし、この原料モ
ノマーのうちの4重量部にラジカル重合開始剤として過
硫酸カリウム0.01重量部及びpH調整剤として重亜
硫酸ソーダ0.01重量部を添加したものを窒素ガス雰
囲気下で上記フラスコ中に添加し、30分撹拌後、残り
の原料モノマー36重量部にラジカル重合開始剤として
過硫酸カリウム0.09重量部及びイオン交換水1重量
部を添加したもの、及び、pH調整剤として重亜硫酸ソ
ーダ0.09重量部をイオン交換水1重量部に溶解させ
たものを3時間かけて上記フラスコ内に滴下した。上記
滴下終了後、50℃に維持したまま2時間かけて重合し
てアクリル樹脂を得、続いて、室温に冷却してから、上
記アクリル樹脂に酸化亜鉛1重量部とイオン交換水1重
量部との懸濁液を添加し、24時間撹拌することによ
り、固形分濃度42.4%、粘度500mPa・s、1
80°剥離強度が50g/25mmのアクリル樹脂の乳
化液からなる粉塵除去用粘着剤を得た。上記乳化液中に
乳化しているアクリル樹脂は、分子中に含まれるカルボ
キシル基の一部が、亜鉛イオンとイオン架橋している。
【0041】そして、上記粉塵除去用粘着剤100重量
部をイオン交換水300重量部で希釈した上でトリガー
式噴霧器に充填し、図1に拡大して示すような目開き
1.2mmのポリプロピレン製網戸用網1に対して、ト
リガー式噴霧器を網戸用網から15cm離した上で該噴
霧器から上記粉塵除去用粘着剤を霧状に噴霧した。30
分間風乾させることによって、ポリプロピレン製網戸用
網表面にアクリル樹脂からなる粘着性薄膜を層着させ
て、図2に拡大して示すような網戸用網2を得た。この
フィルターは、指で触れてもほとんど粘着性を感じない
もので、指に樹脂が付着することもなかった。
【0042】次に、12cm×12cmの上記網戸用網
2を水平状態にして、スギ花粉40mgを上記網戸用網
2にその上方側からふりかけた。この時の網戸用網2の
状態を拡大して図3に示す。図3において、網戸用網2
上に捕捉されている円形状の物質は、網戸用網2の粘着
性薄膜に捕捉されたスギ花粉3である。網戸用網2の通
気孔21を通過したスギ花粉量は28mgであり、網戸用
網2のスギ花粉捕捉率は30%であった。又、粘着性薄
膜にスギ花粉3が付着した網戸用網2は、シャワー水に
より水洗いをして乾燥させると、粘着性薄膜を網戸用網
2の表面から殆ど剥離させることなく上記粘着性薄膜に
付着していたスギ花粉3のみを取ることができ、粘着性
薄膜の粉塵除去機能を再生することができた。そして、
この再生させた網戸用網2を水平状態にして、スギ花粉
40mgを上記網戸用網2にその上方側からふりかけた
ところ、網戸用網2のスギ花粉捕捉率は27%であっ
た。
【0043】(比較例1)アクリル樹脂に重合後の酸化
亜鉛の添加は行わなかったこと以外は実施例1と同様に
して粉塵除去用粘着剤を得た。なお、粉塵除去用粘着剤
の固形分濃度は42.2%で、粘度は800mPa・s
で、180°剥離強度は1050g/25mmであっ
た。又、得られたアクリル樹脂の重量平均分子量は16
0万であった。
【0044】上記粉塵除去用粘着剤100重量部をイオ
ン交換水300重量部で希釈した上でトリガー式噴霧器
に充填し、実施例1で用いたと同様のポリプロピレン製
網戸用網に対して、トリガー式噴霧器を網戸用網から1
5cm離した上で該噴霧器から上記粉塵除去用粘着剤を
霧状に噴霧した。30分間風乾させることによって、ポ
リプロピレン製網戸用網表面にアクリル樹脂からなる粘
着性薄膜を層着させた。この粘着性薄膜は、指で触れる
と明らかな粘着性を感じ、しかも指にアクリル樹脂が付
着して指が汚染された。
【0045】次に、12cm×12cmの上記網戸用網
を水平状態にして、スギ花粉40mgを上記網戸用網に
その上方側からふりかけたところ、フィルターのスギ花
粉捕捉率は32%であった。又、スギ花粉の付着した網
戸用網は、シャワー水により水洗いをしても、粘着性薄
膜に捕捉されたスギ花粉を取ることはできず、再生は不
可能であった。
【0046】(実施例2)モノマー組成をアクリル酸2
−エチルヘキシル20重量部、アクリル酸ブチル17重
量部、アクリル酸1重量部及びメタクリル酸グリシジル
2重量部とした以外は、実施例1と同様にしてアクリル
樹脂の乳化液からなる粉塵除去用粘着剤を得た。但し、
アクリル樹脂への酸化亜鉛の添加は行わなかった。な
お、上記粉塵除去用粘着剤は、その固形分濃度は42.
2%であり、その粘度300mPa・sであり、180
°剥離強度が70g/25mmであった。上記乳化液中
に乳化しているアクリル樹脂は、分子中に含まれるカル
ボキシル基の一部とグリシジル基の一部が架橋してい
た。
【0047】上記乳化液100重量部をイオン交換水3
00重量部で希釈した上でトリガー式噴霧器に充填し、
目開き1.0mmのポリプロピレン製エアコン用フィル
ターに対して、トリガー式噴霧器をフィルターから15
cm離した上で該噴霧器から上記粉塵除去用粘着剤を泡
状に噴霧した。噴霧した泡状の粉塵除去用粘着剤を家庭
用スポンジを用いて均一に塗り広げた後、30分間風乾
させることによって、ポリプロピレン製エアコン用フィ
ルター表面にアクリル樹脂からなる粘着性薄膜を層着さ
せた。この粘着性薄膜は、指で触れてもほとんど粘着性
を感じないもので、又、指にアクリル樹脂が付着するこ
ともなかった。そして、実施例1と同様の要領で上記フ
ィルターにその上方側からスギ花粉40mgを降りかけ
たところ、フィルターのスギ花粉捕捉率は35%であっ
た。
【0048】(実施例3)実施例1と同様にしてアクリ
ル樹脂の乳化液を得た。ただし、アクリル樹脂に酸化亜
鉛を添加しなかった。そして、上記アクリル樹脂の乳化
液100重量部にメラミン樹脂架橋剤(住友化学社製
商品明「スミテックスレジンM−3」)を5重量部を添
加して150℃で5分間の熱処理を施すことにより、1
80°剥離が60g/25mmの粉塵除去用粘着剤を得
た。
【0049】上記粉塵除去用粘着剤を刷毛につけ、目開
き約0.3mmのポリエチレン製平織布帛に塗布した。
30分間風乾させることによって、ポリエチレン製平織
布帛表面にアクリル樹脂からなる粘着性薄膜を形成させ
て平織布帛を得た。この粘着性薄膜は、指で触れてもほ
とんど粘着性を感じず、又、指に粘着性樹脂が付着する
こともなかった。
【0050】次に、12cm×12cmの上記平織布帛
を水平状態にして、スギ花粉40mgを上記平織布帛に
その上方側からふりかけた。本実施例に係る平織布帛の
スギ花粉捕捉率は55%であった。
【0051】(比較例2)目開き1.2mmのポリプロ
ピレン製網戸用網を用意し、この網戸用網を水平状態に
して、スギ花粉40mgを上記網戸用網にその上方側か
らふりかけたところ、網戸用網のスギ花粉捕捉率は0.
3%であった。
【0052】(比較例3)目開き1.0mmのポリプロ
ピレン製エアコン用フィルターを用意し、このフィルタ
ーを水平状態にしてスギ花粉40mgを上記フィルター
にその上方側からふりかけたところ、フィルターのスギ
花粉捕捉率は0.5%であった。
【0053】(比較例4)目開き0.3mmのポリエチ
レン製平織布帛を用意し、この平織布帛を水平状態にし
てスギ花粉40mgを上記平織布帛にその上方側からふ
りかけたところ、平織布帛のスギ花粉捕捉率は1.5%
であった。
【0054】
【発明の効果】本発明の粉塵除去用粘着剤は、炭素数が
2〜20のアルキルアルコールのアクリル酸アルキルエ
ステルを重合させてなるアクリル樹脂であって、上記ア
クリル樹脂は架橋されてJIS Z0237に規定する
180°剥離強度が10〜300g/25mmの粘着力
を有し且つ上記アクリル樹脂は乳化されてなることを特
徴とするので、これを通気部材の表面に塗布、乾燥させ
て得られた粘着性薄膜は、適度な粘着性を有して土埃や
花粉等の微細な粉塵に対して高い捕捉能を有する一方、
粉塵以外のもの、例えば、子供のおもちゃ等の家庭内の
小物や人体等がフィルターに接触しても接触物を汚染す
ることがないといった優れた効果を発揮する。
【0055】又、本発明の粉塵除去用粘着剤を通気部材
の表面に塗布し乾燥させて該通気部材の表面に粘着性薄
膜を形成させた場合にあっても、通気部材の通気孔の大
部分が通気部材の両面間に亘って貫通し残存した状態を
維持しており、通気部材の開口率を低下させるといった
不測の事態は発生せず、よって、通気部材の優れた通風
性能を維持しつつ該通気部材の通気孔を通過する粉塵を
円滑に且つ確実に捕捉し除去することができる。
【0056】更に、上記粘着性薄膜に捕捉された粉塵は
水洗いすることによって容易に除去することができるた
め、上記粘着性薄膜の粉塵捕捉能を簡単に且つ確実に回
復させて再利用に供することができる。
【0057】最後に、本発明の粉塵除去用粘着剤は、有
機溶剤を使用しないので、有機溶剤が揮発することによ
って環境に悪い影響を及ぼすといった不測の事態は発生
せず、環境衛生上においても優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において用いられた目開き1.2mm
のポリプロピレン製網戸用網を示した電子顕微鏡写真で
ある。
【図2】実施例1において用いられた粘着性薄膜が層着
されたポリプロピレン製網戸用網を示した電子顕微鏡写
真である。
【図3】実施例1においてスギ花粉をふりかけた後の網
戸用網の状態を示した電子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1、2 網戸用網 21 網戸用網の通気孔 3 スギ花粉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白田 健志 大阪市北区西天満2−4−4 積水化学工 業株式会社内 (72)発明者 村上 修一 石川県能美郡根上町浜町ヌ167番地 小松 精練株式会社内 (72)発明者 福田 寛 石川県能美郡根上町浜町ヌ167番地 小松 精練株式会社内 (72)発明者 清水 俊孝 石川県能美郡根上町浜町ヌ167番地 小松 精練株式会社内 (72)発明者 菅野 俊司 石川県能美郡根上町道林町ロ−22番地 根 上工業株式会社内 (72)発明者 北 伸也 石川県能美郡根上町道林町ロ−22番地 根 上工業株式会社内 Fターム(参考) 4D019 AA01 BB02 BB03 BB05 BB08 BC09 BD01 CB04 4J040 DF041 EB132 EF282 FA042 FA082 GA02 GA05 GA08 GA11 GA12 GA20 GA22 HA136 HA326 HB15 HD41 JA03 JB05 KA16 KA26 KA38 LA11 MA02 MA10 MB02 NA19 QA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数が2〜20のアルキルアルコール
    のアクリル酸アルキルエステルを重合させてなるアクリ
    ル樹脂であって、上記アクリル樹脂は架橋されてJIS
    Z0237に規定する180°剥離強度が10〜30
    0g/25mmの粘着力を有し且つ上記アクリル樹脂は
    乳化されてなることを特徴とする粉塵除去用粘着剤。
  2. 【請求項2】 炭素数が2〜20のアルキルアルコール
    のアクリル酸アルキルエステルを重合させてなるアクリ
    ル樹脂を乳化させた粉塵花粉除去用粘着剤であって、こ
    のアクリル樹脂の乳化液に架橋剤を添加してアクリル樹
    脂を架橋させることによりJIS Z0237に規定す
    る180°剥離強度が10〜300g/25mmの粘着
    力を発現するように構成されていることを特徴とする粉
    塵除去用粘着剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006504526A (ja) * 2002-04-18 2006-02-09 アルパー ハル 空気および良性ガスから有害な非ガス状汚染物質をろ過する方法
KR102194741B1 (ko) * 2019-07-25 2020-12-23 주식회사 제이메탈 공기조화장치용 미세먼지 포집시트 및 이를 포함하는 공기조화장치

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