JP2001302751A - 蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォーム及び蓄熱性積層フォーム - Google Patents

蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォーム及び蓄熱性積層フォーム

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英也 木下
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憲幸 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームラミネーション用軟質ポリウレタン
フォームに蓄熱性を付与することによりパット材等の用
途とした場合の蒸れを防止することができ、また、各種
緩衝材、クッション材用途における調温機能を付与した
蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォ
ームと、この蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリ
ウレタンフォームを用いた蓄熱性積層フォームを提供す
る。 【解決手段】 シェル内に潜熱蓄熱剤が内包されたマイ
クロカプセルを配合した蓄熱性フレームラミネーション
用軟質ポリウレタンフォーム。この蓄熱性フレームラミ
ネーション用軟質ポリウレタンフォームを熱融着により
積層一体化した蓄熱性積層フォーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用シート及
び内装材、衣料用パット、ヘルメット内装材、保温ない
し保冷用緩衝材、フローリング用緩衝材等として用いる
のに好適な蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウ
レタンフォームに係り、特に、フレームラミネーション
用軟質ポリウレタンフォームに蓄熱性を付与してその機
能性を高めた蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリ
ウレタンフォームと、この蓄熱性フレームラミネーショ
ン用軟質ポリウレタンフォームを用いた蓄熱性積層フォ
ームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用シート及び内装材、水
着、その他の衣料用パット、ヘルメット内装材、飲料等
の保温ないし保冷用緩衝材、フローリング用緩衝材等の
用途にフレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォ
ームが適用されている。即ち、フレームラミネーション
用軟質ポリウレタンフォームは、その表面を炎であぶる
ことにより溶融させ、布等の被覆材を軟質ポリウレタン
フォームの熱融着性を利用して張り付け、硬化一体化さ
せる“フレームラミネート”工法により、被覆材を積層
一体化した軟質ポリウレタンフォームを製造することが
できることから、各種の生地付きのクッション材等の基
材として幅広い分野で用いられている。このように布等
の被覆材を熱融着一体化した軟質ポリウレタンフォーム
であれば、別途被覆材の取付工程が不要となり、また、
人体やその他の部材に接触して使用する用途或いは他の
部材に接着して使用する用途において、フォームからの
添加剤の浸出による周辺部材の変色や劣化、或いは周辺
部材からフォーム内への溶剤等の浸み込みを防止するこ
とができる上に、フォームに意匠性を付与することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フレームラ
ミネーション用軟質ポリウレタンフォームを飲料用保温
ないし保冷用緩衝材やフローリング用緩衝材、或いは自
動車用内装材等として用いる場合、外気温の変化に対し
て温度を一定に保つ調温機能が要求される場合がある
が、フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォー
ムには、ある程度の断熱性はあるものの十分ではなく、
このような調温機能を得ることはできない。また、パッ
ト材やヘルメット内装材、自動車用シート等として人体
に長時間接触する用途に用いた場合には「蒸れ」を感じ
るという欠点もある。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決し、フレ
ームラミネーション用軟質ポリウレタンフォームに蓄熱
性を付与することによりパット材等の用途とした場合の
蒸れを防止することができ、また、各種緩衝材、クッシ
ョン材用途等における調温機能を付与した蓄熱性フレー
ムラミネーション用軟質ポリウレタンフォームと、この
蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォ
ームを用いた蓄熱性積層フォームを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の蓄熱性フレーム
ラミネーション用軟質ポリウレタンフォームは、蓄熱性
粒子を配合してなることを特徴とする。
【0006】かかる蓄熱性粒子は、比較的吸熱容量が大
きくこの蓄熱性粒子をフレームラミネーション用軟質ポ
リウレタンフォームに分散させることにより軟質で吸熱
容量の比較的大きな蓄熱性フレームラミネーション用軟
質ポリウレタンフォームが得られる。
【0007】この蓄熱性粒子としては、シェル内に潜熱
蓄熱剤を内包したマイクロカプセルが好適である。この
潜熱蓄熱剤は、通常、液体−固体の相変化を利用して吸
熱作用又は放熱作用を発揮するものであり、吸熱容量が
大きい。そして、0〜110℃にて相変化する素材の潜
熱蓄熱剤を用いると、自動車用シート及び内装材、水着
等の衣料用パット、ヘルメット内装材、飲料用保温ない
し保冷緩衝材、フローリング用緩衝材等として好適な蓄
熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォー
ムが得られる。
【0008】この蓄熱性粒子の分散量は25〜80重量
%であることが好ましく、また、この蓄熱性粒子の粒径
は1〜500μmであることが好ましい。
【0009】また、このような蓄熱性フレームラミネー
ション用軟質ポリウレタンフォームは、エステル変性ポ
リエーテルポリオールを10PHR以上、リン系酸化防
止剤を0.5〜20PHR含有するウレタンフォーム原
料により製造するのが好ましい。
【0010】本発明の蓄熱性積層フォームは、このよう
な本発明の蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウ
レタンフォームに、被覆材を熱融着により積層一体化し
てなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0012】まず、本発明の蓄熱性フレームラミネーシ
ョン用軟質ポリウレタンフォームに用いられる蓄熱性粒
子について説明する。
【0013】この蓄熱性粒子は、上記の通り、シェル内
に潜熱蓄熱剤を内包したマイクロカプセルが好適であ
る。
【0014】潜熱蓄熱剤としては、蓄熱性フレームラミ
ネーション用軟質ポリウレタンフォームの用途に応じて
適当な融点を有するものを選択すればよい。例えば、パ
ラフィン系炭化水素、天然ワックス、石油ワックス、ポ
リエチレングリコール、無機化合物の水和物等を使用す
ることができる。
【0015】本発明の蓄熱性フレームラミネーション用
軟質ポリウレタンフォームを水着や下着等の衣料用パッ
ト材や、ヘルメット内装材、自動車用シートといった人
体に触れる用途に用いる場合には、体温よりも若干低い
温度例えば10〜35℃の範囲内、特に約28℃付近に
固体−液体の相転移温度を有するように材料を選択す
る。また、その他の各種緩衝材やクッション材用途とし
てはその目的に応じて0〜110℃の幅広い範囲で固体
−液体の相転移温度を有する材料を選択使用することが
できる。この材料としては、例えばヘキサデカン(融点
18℃)、オクタデカン(融点25℃)、ノナデカン
(融点32℃)、テトラコラン(融点51℃)、オクタ
コサン(融点61℃)などが挙げられる。
【0016】上記シェルの材料としては、その耐熱温度
が上記潜熱型蓄熱剤の融点に比べて十分に高い、例えば
30℃以上、好ましくは50℃以上の材質であって、蓄
熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォー
ムの用途に応じた強度を有する材質を適宜選択すればよ
い。例えば、メラミン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹
脂等が挙げられる。このうち特に好ましい材質は、ポリ
オキシメチレンウレアである。
【0017】マイクロカプセルの好ましい外径は1〜5
00μmであり、より好ましくは5〜100μmであ
る。また、内包される潜熱蓄熱剤の量は、潜熱効果の点
からは多いほうが好ましいが、多過ぎると潜熱蓄熱剤の
体積変化によりマイクロカプセルが破損する恐れがあ
る。このため、マイクロカプセル全体の重量に対する潜
熱蓄熱剤の量は、30〜90重量%とすることが好まし
く、60〜80重量%とすることがより好ましい。
【0018】マイクロカプセルの製造方法としては、界
面重合法、in−situ重合法、コアセルベート法等
の従来公知の製造方法から、潜熱蓄熱剤及びシェルの材
質等に応じて適切な方法を選択すればよい。
【0019】上記マイクロカプセルは、蓄熱性フレーム
ラミネーション用軟質ポリウレタンフォームの全体重量
に対して25〜80重量%含有されることが好ましく、
30〜60重量%であることがより好ましい。マイクロ
カプセルの含有量が25重量%未満では蓄熱効果が不十
分となる場合がある。マイクロカプセルの含有量が80
重量%を超えると、蓄熱性フレームラミネーション用軟
質ポリウレタンフォームの熱融着性、弾性等の特性が低
下するため好ましくない。
【0020】このようなマイクロカプセルを分散させる
フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォーム
は、ポリオール成分、イソシアネート成分、発泡剤、触
媒等のウレタンフォーム原料にマイクロカプセルを添加
して反応させて製造することができ、その製造方法には
特に制限はなく、ワンショット法、プレポリマー法等、
各種の方法を採用することができるが、本発明の蓄熱性
フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォームの
製造に当っては、ウレタン反応が生起する前に十分にマ
イクロカプセルをウレタンフォーム原料中に均一分散さ
せるために、マイクロカプセルとポリオール成分又はプ
レポリマー成分とを予め混合するのが好ましい。
【0021】本発明において、熱融着性に優れた蓄熱性
フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォームを
製造するために、ポリウレタンフォーム原料として、エ
ステル変性ポリエーテルポリオールを10PHR以上用
いることが好ましい。このエステル変性ポリエーテルポ
リオールとしては、グリセリン/プロピレンオキサイド
/無水フタル酸/プロピレンオキサイド付加物が好まし
く、官能基数fが2〜8で、分子量Mwが500〜60
00のものが好適である。その他、上記付加物におい
て、無水フタル酸の代りにマレイン酸等が付加したもの
であっても良い。
【0022】本発明においてはポリオール成分として、
このようなエステル変性ポリエーテルポリオールのみを
用いても良いが、他のポリオールを併用しても良い。こ
の場合、他のポリオールとしては、分子量が1000〜
5000程度のポリエーテルポリオール、ポリエステル
ポリオール等を使用することができる。
【0023】また、ポリイソシアネートとしては、トル
エンジイソシアネート(TDI)又はピュア、クルード
タイプを問わずジフェニルメタンジイソシアネート(M
DI)或いは変性MDI、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、
これらのイソシアネート類のプレポリマータイプ、カル
ボジイミド変性タイプ等が主に用いられる。更に、クル
ードMDIとTDIとの混合物等を使用することもでき
る。
【0024】また、本発明においては、特にフレームラ
ミネート性向上の点から酸化防止剤を用いることが好ま
しく、この酸化防止剤としては特にリン系酸化防止剤が
好適である。リン系酸化防止剤としては、フォスフェイ
ト化合物、具体的には、トリス(ジプロピレングリコー
ル)フォスフェイト等が挙げられる。このようなリン系
酸化防止剤の使用量は、0.5〜20PHRとするのが
好ましい。
【0025】また、触媒としては、主としてスタナスオ
クトエート等の金属触媒を用いるが、これにアミン系触
媒を併用してもよい。触媒の配合量は、0.1〜5.0
PHRとするのが好ましく、特にスズ系触媒0〜1PH
Rとアミン系触媒0.1〜4.0PHRとを用いるのが
好ましい。
【0026】また、発泡剤としては、通常水が用いら
れ、その配合量は0.5〜6.0PHRとするのが好ま
しい。
【0027】なお、ウレタンフォーム原料としては、上
記の各種成分の他、整泡剤や、必要に応じて各種の添加
剤等を配合することができる。その他、添加剤等として
は、難燃剤、着色剤、紫外線吸収剤等、通常、ウレタン
フォームの製造に使用されるものが挙げられる。これら
添加剤等の配合量は、得られる蓄熱性フレームラミネー
ション用軟質ポリウレタンフォームの熱融着性、その他
の特性を損なわない程度とすればよい。
【0028】本発明の蓄熱性フレームラミネーション用
軟質ポリウレタンフォームは、一般に密度18kg/m
以上、好ましくは50kg/m以上とされる。
【0029】本発明の蓄熱性積層フォームは、このよう
な本発明の蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウ
レタンフォームにナイロン、ポリエステル等の布やウレ
タンフィルム等の被覆材を熱融着により積層一体化した
ものであり、この蓄熱性積層フォームは、本発明の蓄熱
性フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォーム
の表面を常法に従って火炎で熱溶融させて、被覆材を積
層して圧着することにより容易に製造することができ
る。
【0030】このような本発明の蓄熱性フレームラミネ
ーション用軟質ポリウレタンフォームは、優れたクッシ
ョン性と調温機能を有し、自動車用シート及び内装材、
水着用パット、ヘルメット内装材、飲料用保温ないし保
冷用緩衝材、フローリング用緩衝材等として好適に使用
することができる。
【0031】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
【0032】実施例1〜3 Frisby Technologies 社の商品名THERMASORB83を用い
て、表1に示すウレタンフォーム原料配合にて蓄熱性フ
レームラミネーション用軟質ポリウレタンフォームを製
造した。このマイクロカプセルは、ポリオキシメチレン
ウレアからなるシェルに融点28℃の潜熱蓄熱剤がマイ
クロカプセル全体重量に対して75重量%内包されたも
のであって、その平均粒径は28μmである。
【0033】得られた蓄熱性フレームラミネーション用
軟質ポリウレタンフォームについて、下記方法により、
温度変化特性及び熱融着性を調べると共に、密度を測定
し、結果を表1に示した。
【0034】[温度変化特性試験方法]フォームを二ッ
折りとし、その間に熱電対を挟み、20℃雰囲気に2時
間放置した後、30℃雰囲気に上昇させ、この温度で保
持し、熱電対の検出温度が20℃から30℃の平衡温度
に達するまでの時間を計測した。
【0035】[熱融着性試験方法]フォームの表面を火
炎で加熱溶融し、ナイロン布をロールで積層した。積層
物を一定加圧下で1日放置した後、幅25mmの試験片
を切り出し、これをインストロンメータにかけて剥離強
度を測定した。
【0036】比較例1〜3 蓄熱性粒子を加えず、表1に示すウレタンフォーム原料
配合としたこと以外は実施例1と同様にしてフレームラ
ミネーション用軟質ポリウレタンフォームを製造し、得
られたフレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォ
ームの温度変化特性、熱融着性及び密度を調べ、結果を
表1に示した。
【0037】
【表1】
【0038】表1から明らかな通り、実施例のものは熱
融着性に優れる上に、20℃から30℃への昇温に長時
間を要し、蒸れを防止することができることが認められ
た。
【0039】即ち、実施例の蓄熱性フレームラミネーシ
ョン用軟質ポリウレタンフォームは、28℃付近で液体
−固体の相変化を生起する蓄熱性粒子を配合すること
で、28℃付近で熱エネルギーの吸放出を行い、この温
度付近において、雰囲気温度に容易に追従しない調温機
能を有する。
【0040】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、フレーム
ラミネーション用軟質ポリウレタンフォームに蓄熱性を
付与することによりパット材等の用途とした場合の蒸れ
を防止することができ、また、各種緩衝材、クッション
材用途における調温機能を付与した蓄熱性フレームラミ
ネーション用軟質ポリウレタンフォームと、この蓄熱性
フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォームを
用いた蓄熱性積層フォームが提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 9/10 C08K 9/10 C08L 75/04 C08L 75/04 C09K 5/08 C09K 5/00 101 5/00 101 5/06 Z 5/06 (C08G 18/00 J //(C08G 18/00 101:00) 101:00) C09K 5/00 E Fターム(参考) 4F074 AA79 AD16 AE01 AE07 AG04 AG20 BA34 BA45 BC01 CA12 CE02 CE59 CE64 CE65 DA32 DA33 DA35 DA36 DA50 4F100 AK51A AK54A AR00B BA02 CA06A CA06H CA30A CA30H DE01A DE01H DJ01A GB32 GB72 GB76 GB81 JJ02 YY00A 4J002 AE042 AE052 CG00 CH022 CK021 EA016 FB282 FB286 FD202 FD206 GC00 GL00 GN00 4J034 BA03 CE01 DA01 DB03 DH02 DH06 DH10 HC03 HC12 HC17 HC22 HC46 HC52 HC61 HC64 HC67 HC71 HC73 KA01 KC17 KD02 KD12 MA29 NA03 QC01 RA03 RA05 RA06 RA10 RA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームラミネーション用軟質ポリウレ
    タンフォームにおいて、蓄熱性粒子を配合したことを特
    徴とする蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレ
    タンフォーム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該蓄熱性粒子はシェ
    ル内に潜熱蓄熱剤が内包されたマイクロカプセルである
    ことを特徴とする蓄熱性フレームラミネーション用軟質
    ポリウレタンフォーム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、潜熱蓄熱剤は液体−
    固体の相変化を発生するものであることを特徴とする蓄
    熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフォー
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、相変化が0〜110
    ℃にて発生することを特徴とする蓄熱性フレームラミネ
    ーション用軟質ポリウレタンフォーム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、該蓄熱性粒子の配合量が25〜80重量%であるこ
    とを特徴とする蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポ
    リウレタンフォーム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、蓄熱性粒子の粒径が1〜500μmであることを特
    徴とする蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレ
    タンフォーム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、ウレタンフォーム原料中にエステル変性ポリエーテ
    ルポリオールを10PHR以上含有することを特徴とす
    る蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレタンフ
    ォーム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項におい
    て、ウレタンフォーム原料中にリン系酸化防止剤を0.
    5〜20PHR含有することを特徴とする蓄熱性フレー
    ムラミネーション用軟質ポリウレタンフォーム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    される蓄熱性フレームラミネーション用軟質ポリウレタ
    ンフォームに、被覆材を熱融着により積層一体化してな
    ることを特徴とする蓄熱性積層フォーム。
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