JP2001302294A - クリンカクーラの制御方法、クリンカクーラ - Google Patents

クリンカクーラの制御方法、クリンカクーラ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリンカの搬送量を一定にすることのできる
クリンカクーラの制御方法およびクリンカクーラを提供
する。 【解決手段】 一定回転数に制御されたロータリーキル
ンが、複数段に連設された往復動作可能なグレードから
なる搬送路上に、クリンカを排出し、そのクリンカと、
搬送路上にあるクリンカに外部の空気を供給するための
空気室の空気とで熱交換を行わせることによりクリンカ
を冷却するクリンカクーラのグレードの動作速度を制御
する方法において、まず、空気室の気圧、ロータリーキ
ルンに供給されている電力、操作者によって入力された
前記ロータリーキルンに供給する原料のデータを読み込
む(ステップS10,20,30)。次に、空気室の気
圧およびロータリーキルンへの供給電力および原料のデ
ータに基づいた速度でグレードの動作速度を制御する
(ステップS40,50)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】キルンにより焼成されたクリ
ンカと外部の空気とを熱交換させることによりクリンカ
を冷却するクリンカクーラのグレードの動作速度を制御
するクリンカクーラの制御方法およびクリンカクーラに
関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のクリンカクーラの構成を
示すブロック図である。この図において、符号1は、供
給された原料を焼成するロータリーキルンである。この
ロータリーキルン1は、常に概ね一定の回転数で回転し
ており、焼成されたクリンカ2を排出する。符号3は、
ロータリーキルン1の回転数を制御している回転数制御
装置である。符号4は、複数の固定グレード5および可
動グレード6が交互に配置されている搬送路である。こ
の搬送路4は、可動グレード6が、矢印Y1方向に動く
ことによって、ロータリーキルン1から排出されたクリ
ンカ2を矢印Y2の向きに移動する。
【0003】符号7,8,9,は、搬送路4の下に設け
られた空気室であり、冷却用空気が蓄えられている。符
号10,11,12は、それぞれ空気室7,8,9に冷
却用空気を送る送風機である。符号13は、空気室7内
の気圧を測定し、その結果を出力する気圧センサーであ
る。符号14は、気圧センサー13からの入力に応じ
て、出力を変化させるコントローラである。符号15
は、コントローラ14からの入力に応じた速度で、搬送
路4の可動グレード6を矢印Y1方向に動かす往復駆動
機構である。すなわち、コントローラ14は、気圧セン
サからの入力に応じて、可動グレード6の運動速度を算
出し、往復駆動機構15を制御して、可動グレード6を
その速度で動かす。
【0004】次に、以上の様に構成されたクリンカクー
ラの動作を説明する。まず、ロータリキルン1の上流か
ら原料が供給される。そして、ロータリーキルン1の回
転により原料は焼成されながら下流へ導かれる。また、
回転数制御装置3は、ロータリーキルン1の回転数が常
に一定となるようにロータリーキルン1を制御する。な
お、このとき、ロータリーキルン1への供給電力は、原
料の焼成状態の変化等により変動している。ロータリー
キルン1がクリンカ2を排出すると、搬送機4は、クリ
ンカ2を搬送する。この時、送風機10,11,12
は、冷却用空気を送風する。搬送機4上にあるクリンカ
2は、この冷却用空気が下から上に通過することによっ
て、熱交換されて冷却される。
【0005】また、コントローラ14は、気圧センサ1
3から入力された電気信号より、空気室7内の気圧を判
断し、空気室7内の気圧が所定値よりも高ければ、往復
駆動機構15に、可動グレード6を通常よりも速く駆動
させ、気圧が所定値よりも低ければ、往復駆動機構15
に、可動グレード6を通常よりも遅く駆動させる。ここ
で、空気室7内の気圧が上がる時とは、空気室7の冷却
用空気がクリンカ2を通過しにくい時、つまり、搬送機
4上にあるクリンカ2の層厚が多い時であり、空気室7
内の気圧が下がる時とは、空気室7の冷却用空気がクリ
ンカ2を通過しやすい時、つまり、搬送機4上にあるク
リンカ2の層厚が少ない時である。つまり、従来のクリ
ンカクーラは、コントローラ14を上記の様に制御する
ことで、搬送路4上にあるクリンカの層厚を常に一定に
し、常に一定量のクリンカ2を搬送するように制御され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、空気室の気圧のみで可動グレードの移動速度を制御
していた。そのため、以下の様な問題が生じていた。例
えば、ロータリーキルン1に供給する原料を変更して、
焼成するクリンカの品種を変更した場合、搬送量に堆積
しているクリンカの量が原料変更前と同じでも、空気室
7内の気圧が異なる。上述のコントローラ14は、この
様な場合でも、可動グレード6の運動速度を同じように
算出するので、クリンカ2の搬送量が異なってしまう。
また、ロータリーキルンでは、内壁に付着しているコー
チングが大量に落ちること(以下、「土手落ち」とい
う)があり、大量のクリンカが瞬間的にクリンカクーラ
に排出される場合がある。この時、空気室の気圧のみで
制御していた従来の制御では、この土手落ちを判断する
ことができなかったので、その影響を収束することがで
きなかった。
【0007】本発明は、以上のことに鑑みてなされたも
のであり、その目的は、クリンカの搬送量を精度よく一
定にすることのできるクリンカクーラの制御方法および
クリンカクーラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、キルンが、複数段に連設された往復動作
可能なグレードからなる搬送路上に、クリンカを排出
し、そのクリンカと、前記搬送路上にあるクリンカに外
部の空気を供給するための空気室の空気とで熱交換を行
わせることによりクリンカを冷却するクリンカクーラの
前記グレードの動作速度を制御するクリンカクーラの制
御方法において、前記空気室の気圧を読み込む処理と、
操作者によって入力された前記キルンに供給された原料
のデータを読み込む処理と、前記空気室の気圧および前
記原料のデータに基づいた速度で前記グレードの動作速
度を制御する処理とを有することを特徴とするクリンカ
クーラの制御方法である。ここで、データとは、例え
ば、クリンカクーラに供給する原料の種類(クリンカの
品種)または量である。上記の処理を行うことによっ
て、グレードの動作速度を制御する際に、空気室の気圧
の他に、原料のデータを考慮するので、例えば、クリン
カクーラに供給する原料の種類または量に関わらず、ク
リンカの搬送量を一定にすることができる。
【0009】本発明は、一定回転数に制御されたロータ
リーキルンが、複数段に連設された往復動作可能なグレ
ードからなる搬送路上に、クリンカを排出し、そのクリ
ンカと、前記搬送路上にあるクリンカに外部の空気を供
給するための空気室の空気とで熱交換を行わせることに
よりクリンカを冷却するクリンカクーラの前記グレード
の動作速度を制御するクリンカクーラの制御方法におい
て、前記空気室の気圧を読み込む処理と、前記ロータリ
ーキルンに供給されている電力を読み込む処理と、前記
空気室の気圧および前記ロータリーキルンへの供給電力
の変化量に基づいた速度で前記グレードの動作速度を制
御する処理とを有することを特徴とするクリンカクーラ
の制御方法である。上記の処理を行うことによって、グ
レードの動作速度を制御する際に、空気室の気圧の他
に、ロータリーキルンへの供給電力の変化量を考慮する
ので、例えば、ロータリーキルンへの供給電力が急激に
低下することにより、ロータリーキルンの土手落ちが判
断できるので、クリンカの搬送量を一定にすることがで
きる。
【0010】本発明は、一定回転数に制御されたロータ
リーキルンが、複数段に連設された往復動作可能なグレ
ードからなる搬送路上に、クリンカを排出し、そのクリ
ンカと、前記搬送路上にあるクリンカに外部の空気を供
給するための空気室の空気とで熱交換を行わせることに
よりクリンカを冷却するクリンカクーラの前記グレード
の動作速度を制御するクリンカクーラの制御方法におい
て、前記空気室の気圧を読み込む処理と、前記ロータリ
ーキルンに供給されている電力を読み込む処理と、操作
者によって入力された前記ロータリーキルンに供給され
た原料のデータを読み込む処理と、前記空気室の気圧お
よび前記ロータリーキルンへの供給電力の変化量および
前記原料のデータに基づいた速度で前記グレードの動作
速度を制御する処理とを有することを特徴とするクリン
カクーラの制御方法である。ここで、データとは、例え
ば、クリンカクーラに供給する原料の種類または量であ
る。上記の処理を行うことによって、グレードの動作速
度を制御する際に、空気室の気圧の他に、ロータリーキ
ルンへの供給電力の変化量を考慮するので、例えば、ロ
ータリーキルンへの供給電力が急激に低下することによ
り、ロータリーキルンの土手落ちが判断できるので、ク
リンカの搬送量を一定にすることができる。また、グレ
ードの動作速度を制御する際に、空気室の気圧の他に、
原料のデータを考慮するので、例えば、クリンカクーラ
に供給される原料の種類または量に関わらず、クリンカ
の搬送量を一定にすることができる。
【0011】本発明は、キルンが焼成したクリンカと外
部の空気とを熱交換させることによりクリンカを冷却す
るクリンカクーラにおいて、複数段に連設された往復動
作可能なグレードからなり、前記キルンが排出したクリ
ンカを受ける搬送路と、前記グレードを駆動する往復駆
動機構と、前記搬送路上にあるクリンカと熱交換を行わ
せるための空気を供給する空気室と、前記空気室の気圧
を測定する気圧センサーと、操作者が前記キルンに供給
する原料のデータを入力するための端末と、前記空気室
の気圧および前記原料のデータに基づいて、前記往復駆
動機構を制御するコントローラとを有することを特徴と
するクリンカクーラである。上記の構成とすることによ
って、コントローラは、グレードの移動速度を制御する
際に、端末によって入力された原料の種類または量を考
慮するので、原料の種類または量に関わらず、クリンカ
の搬送量を一定にすることができる。
【0012】本発明は、ロータリーキルンが焼成したク
リンカと外部の空気とを熱交換させることによりクリン
カを冷却するクリンカクーラにおいて、前記ロータリー
キルンの回転数を一定に制御する回転数制御装置と、複
数段に連設された往復動作可能なグレードからなり、前
記キルンが排出したクリンカを受ける搬送路と、前記グ
レードを駆動する往復駆動機構と、前記搬送路上にある
クリンカと熱交換を行わせるための空気を供給する空気
室と、前記空気室の気圧を測定する気圧センサーと、前
記空気室の気圧および前記ロータリーキルンへの供給電
力の変化量に基づいて、前記往復駆動機構を制御するコ
ントローラとを有することを特徴とするクリンカクーラ
である。上記の構成とすることによって、コントローラ
は、グレードの移動速度を制御する際に、回転数制御装
置が供給する電力の変化量を考慮するので、ロータリー
キルンに土手落ちが生じても、クリンカの搬送量を一定
にすることができる。
【0013】本発明は、ロータリーキルンが焼成したク
リンカと外部の空気とを熱交換させることによりクリン
カを冷却するクリンカクーラにおいて、前記ロータリー
キルンの回転数を一定に制御する回転数制御装置と、複
数段に連設された往復動作可能なグレードからなり、前
記キルンが排出したクリンカを受ける搬送路と、前記グ
レードを駆動する往復駆動機構と、前記搬送路上にある
クリンカと熱交換を行わせるための空気を供給する空気
室と、前記空気室の気圧を測定する気圧センサーと、操
作者が前記キルンに供給する原料のデータを入力するた
めの端末と、前記空気室の気圧および前記ロータリーキ
ルンへの供給電力の変化量および前記原料のデータに基
づいて、前記往復駆動機構を制御するコントローラとを
有することを特徴とするクリンカクーラである。上記の
構成とすることによって、コントローラは、グレードの
移動速度を制御する際に、回転数制御装置が供給する電
力の変化量を考慮するので、ロータリーキルンに土手落
ちが生じても、クリンカの搬送量を一定にすることがで
きる。また、コントローラは、グレードの移動速度を制
御する際に、端末によって入力された原料の種類または
量を考慮するので、原料の種類または量に関わらず、ク
リンカの搬送量を一定にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の一実施形態によ
るクリンカクーラの構成を示すブロック図である。この
図において、符号101はロータリーキルン、符号10
2はクリンカ、符号104は搬送路、符号105は固定
グレード、符号106は可動グレード、符号107〜1
09は空気室、符号110〜112は送風機、符号11
3は気圧センサ、符号115は往復駆動機構であり、こ
れらの構成は、図5に示すものと同じである。符号10
3は、ロータリーキルン101の回転数を制御している
回転数制御装置である。この回転数制御装置が図2に示
す回転数制御装置3と異なる点は、原料の焼成状態等に
よって変動するロータリーキルン101に供給した電力
値をコントローラ114に出力している点である。
【0015】コントローラ114は、往復駆動機構11
5を制御する。このコントローラ114については、後
ほど、図3を参照しながら説明する。端末116は、ロ
ータリーキルン101に供給する原料の情報として、そ
の種類や量を入力するための装置である。
【0016】ここで、図3は、コントローラ114の構
成を示すブロック図である。この図において、符号20
1は、回転数制御装置103,気圧センサ113,端末
116からの入力を受ける入力部である。符号202
は、入力されたロータリーキルン101に供給した電
力,原料の情報に応じた比例定数,積分定数,パラメー
タを、記憶部203から読み出し、Δt毎に下記の式
(1)を用いて、可動グレード106の速度変更量Δu
を算出する算出部である。
【0017】 Δu=Kc{(1−α)(yn−yn‐1)+△t×en/Ti} −α×Kc(yn-1−yn) ・・・(1) Kc:比例定数,Ti:積分時間,y:空気室107内
の気圧,α:パラメータ,△t:サンプル周期,△u:
可動グレード106の速度の変更量n:今回値,n−
1:前回値
【0018】記憶部203は、入力されたデータに応じ
た比例定数,積分定数,パラメータが記憶されており、
例えば、図4の様なデータが記憶されている。すなわ
ち、算出部202は、原料の種類がNCであり、その量
がN2〜N3であるという情報が入力されると、比例定数
としてKc12を、積分定数としてTi12を、パラメータ
としてα12を読み出す。ただし、ロータリーキルン10
1に供給している電力の変化量ΔPがP1以上である場
合、原料の情報の如何に関わらず、比例定数としてKc
30を、積分時間としてTi30を、パラメータとしてα30
を読み出す。
【0019】なお、P1は、予め試運転等で算出した、
土手落ちが生じた場合における、回転数制御装置103
が供給する電力の変化する量である。通常、ロータリー
キルンに土手落ちが生じた場合、ロータリーキルンの重
量は軽くなるので、ロータリーキルンを駆動している装
置の負荷は軽減する。すなわち、ロータリーキルン10
1に土手落ちが生じると、回転数制御装置103が供給
する電力は、急激に減少する。また、記憶部203に記
憶されている比例定数,積分時間,パラメータは、予め
試運転等により算出された値である。符号204は、算
出部202が算出した変更量Δuを出力する出力部であ
る。
【0020】ここで、図1は、本発明の一実施形態によ
るグレードの制御方法の流れを示したフローチャートで
ある。以下、図1〜3を参照しながら、グレードの制御
方法について説明する。まず、コントローラ114は、
気圧センサ113が測定した空気室107の気圧、回転
数制御装置103がロータリーキルン101へ供給する
電力量、端末116から入力された原料の情報を読み込
む(ステップS10,20,30)。
【0021】次に、コントローラ114の算出部202
は、ステップS10,20,30により、各種データが
入力されると、それらのデータに応じた比例定数,積分
定数,パラメータを記憶部203から読み込み、記憶部
203から読み込んだ比例定数,積分定数,パラメータ
および上記の式(1)を用いて、Δt毎に可動グレード
106の速度の変更量Δuを算出し、さらに、その変更
量Δuから、可動グレード106の最適な速度unを以
下の式(2)で算出する(ステップS40)。 un=un-1+Δu ・・・(2) ここで、Δunが、原料の種類,量,土手落ちを考慮し
た値となっていることから、unも、原料の種類,量,
土手落ちを考慮した値となる。
【0022】算出部202は、可動グレードの最適な速
度unを算出すると、往復駆動機構115に、算出した
nに応じた出力をする。これによって、往復駆動機構
115は、可動グレード106を、速度unで動かす
(ステップS50)。この様に、本実施形態では、端末
116から原料の情報を入力すれば、それを式(1)に
反映することができるので、コントローラ114は、入
力された原料等が考慮された変更量Δuを算出し、その
値に応じた出力をすることができる。また、ロータリー
キルンに土手落ちが生じた場合にも、式(1)にそれを
反映することができるので、コントローラ114は、土
手落ちを考慮した変更量Δuを算出し、その値に応じた
出力をすることができる。すなわち、本実施形態のクリ
ンカクーラは、供給する原料の種類や量が変化しても、
また、ロータリーキルンに土手落ちが生じても、搬送す
るクリンカの量を変化させない制御をすることができ
る。これにより、本実施形態のクリンカクーラは、一定
量のクリンカを搬送することができる。
【0023】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、この発明には、上述した実施形態の
みならず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計,変
更等も勿論含まれる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キルンが、複数段に連設された往復動作可能なグレード
からなる搬送路上に、クリンカを排出し、そのクリンカ
と、前記搬送路上にあるクリンカに外部の空気を供給す
るための空気室の空気とで熱交換を行わせることにより
クリンカを冷却するクリンカクーラの前記グレードの動
作速度を制御するクリンカクーラの制御方法において、
前記空気室の気圧を読み込む処理と、操作者によって入
力された前記キルンに供給された原料のデータを読み込
む処理と、前記空気室の気圧および前記原料のデータに
基づいた速度で前記グレードの動作速度を制御する処理
とを設けたので、クリンカクーラに供給する原料の種類
または量に関わらず、クリンカの搬送量を一定にするこ
とができる効果が得られる。
【0025】また、本発明によれば、一定回転数に制御
されたロータリーキルンが、複数段に連設された往復動
作可能なグレードからなる搬送路上に、クリンカを排出
し、そのクリンカと、前記搬送路上にあるクリンカに外
部の空気を供給するための空気室の空気とで熱交換を行
わせることによりクリンカを冷却するクリンカクーラの
前記グレードの動作速度を制御するクリンカクーラの制
御方法において、前記空気室の気圧を読み込む処理と、
前記ロータリーキルンに供給されている電力を読み込む
処理と、前記空気室の気圧および前記ロータリーキルン
への供給電力の変化量に基づいた速度で前記グレードの
動作速度を制御する処理と設けたので、ロータリーキル
ンの土手落ちが判断でき、クリンカの搬送量を一定にす
ることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるクリンカクーラ
の制御方法の流れを示すフローチャートである。
【図2】 本発明の一実施形態によるクリンカクーラ
の構成を示すブロック図である。
【図3】 コントローラ114の構成を示すブロック
図である。
【図4】 記憶部203に記憶されているデータの一
例である。
【図5】 従来のクリンカクーラの構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
101 ロータリーキルン 103 回転数制御装置 114 コントローラ 115 往復駆動機構 116 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 15/02 F27D 15/02 C 17/00 103 17/00 103 19/00 19/00 Z Fターム(参考) 4G012 KD01 4K056 AA11 BB06 CA06 DA09 FA10 4K061 AA08 BA01 DA05 HA09 4K063 AA18 BA07 CA06 HA47 HA65 HA67 HA68

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キルンが、複数段に連設された往復動作
    可能なグレードからなる搬送路上に、クリンカを排出
    し、そのクリンカと、前記搬送路上にあるクリンカに外
    部の空気を供給するための空気室の空気とで熱交換を行
    わせることによりクリンカを冷却するクリンカクーラの
    前記グレードの動作速度を制御するクリンカクーラの制
    御方法において、 前記空気室の気圧を読み込む処理と、 操作者によって入力された前記キルンに供給された原料
    のデータを読み込む処理と、 前記空気室の気圧および前記原料のデータに基づいた速
    度で前記グレードの動作速度を制御する処理と、 を有することを特徴とするクリンカクーラの制御方法。
  2. 【請求項2】 一定回転数に制御されたロータリーキル
    ンが、複数段に連設された往復動作可能なグレードから
    なる搬送路上に、クリンカを排出し、そのクリンカと、
    前記搬送路上にあるクリンカに外部の空気を供給するた
    めの空気室の空気とで熱交換を行わせることによりクリ
    ンカを冷却するクリンカクーラの前記グレードの動作速
    度を制御するクリンカクーラの制御方法において、 前記空気室の気圧を読み込む処理と、 前記ロータリーキルンに供給されている電力を読み込む
    処理と、 前記空気室の気圧および前記ロータリーキルンへの供給
    電力の変化量に基づいた速度で前記グレードの動作速度
    を制御する処理と、 を有することを特徴とするクリンカクーラの制御方法。
  3. 【請求項3】 一定回転数に制御されたロータリーキル
    ンが、複数段に連設された往復動作可能なグレードから
    なる搬送路上に、クリンカを排出し、そのクリンカと、
    前記搬送路上にあるクリンカに外部の空気を供給するた
    めの空気室の空気とで熱交換を行わせることによりクリ
    ンカを冷却するクリンカクーラの前記グレードの動作速
    度を制御するクリンカクーラの制御方法において、 前記空気室の気圧を読み込む処理と、 前記ロータリーキルンに供給されている電力を読み込む
    処理と、 操作者によって入力された前記ロータリーキルンに供給
    された原料のデータを読み込む処理と、 前記空気室の気圧および前記ロータリーキルンへの供給
    電力の変化量および前記原料のデータに基づいた速度で
    前記グレードの動作速度を制御する処理と、 を有することを特徴とするグレードの制御方法。
  4. 【請求項4】 キルンが焼成したクリンカと外部の空気
    とを熱交換させることによりクリンカを冷却するクリン
    カクーラにおいて、 複数段に連設された往復動作可能なグレードからなり、
    前記キルンが排出したクリンカを受ける搬送路と、 前記グレードを駆動する往復駆動機構と、 前記搬送路上にあるクリンカと熱交換を行わせるための
    空気を供給する空気室と、 前記空気室の気圧を測定する気圧センサーと、 操作者が前記キルンに供給する原料のデータを入力する
    ための端末と、 前記空気室の気圧および前記原料のデータに基づいて、
    前記往復駆動機構を制御するコントローラと、 を有することを特徴とするクリンカクーラ。
  5. 【請求項5】 ロータリーキルンが焼成したクリンカと
    外部の空気とを熱交換させることによりクリンカを冷却
    するクリンカクーラにおいて、 前記ロータリーキルンの回転数を一定に制御する回転数
    制御装置と、 複数段に連設された往復動作可能なグレードからなり、
    前記キルンが排出したクリンカを受ける搬送路と、 前記グレードを駆動する往復駆動機構と、 前記搬送路上にあるクリンカと熱交換を行わせるための
    空気を供給する空気室と、 前記空気室の気圧を測定する気圧センサーと、 前記空気室の気圧および前記ロータリーキルンへの供給
    電力の変化量に基づいて、前記往復駆動機構を制御する
    コントローラと、 を有することを特徴とするクリンカクーラ。
  6. 【請求項6】 ロータリーキルンが焼成したクリンカと
    外部の空気とを熱交換させることによりクリンカを冷却
    するクリンカクーラにおいて、 前記ロータリーキルンの回転数を一定に制御する回転数
    制御装置と、 複数段に連設された往復動作可能なグレードからなり、
    前記キルンが排出したクリンカを受ける搬送路と、 前記グレードを駆動する往復駆動機構と、 前記搬送路上にあるクリンカと熱交換を行わせるための
    空気を供給する空気室と、 前記空気室の気圧を測定する気圧センサーと、 操作者が前記キルンに供給する原料のデータを入力する
    ための端末と、 前記空気室の気圧および前記ロータリーキルンへの供給
    電力の変化量および前記原料のデータに基づいて、前記
    往復駆動機構を制御するコントローラと、 を有することを特徴とするクリンカクーラ。
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