JP2001301828A - 湿気硬化型シール剤の充填包装構造 - Google Patents

湿気硬化型シール剤の充填包装構造

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JP2001301828A
JP2001301828A JP2000131553A JP2000131553A JP2001301828A JP 2001301828 A JP2001301828 A JP 2001301828A JP 2000131553 A JP2000131553 A JP 2000131553A JP 2000131553 A JP2000131553 A JP 2000131553A JP 2001301828 A JP2001301828 A JP 2001301828A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成樹脂製の袋状部材がドラム缶内に挿脱可能
に装着され、袋状部材の内周面に直接もしくは間接に摺
接する押圧部材を前記袋状部材内に挿入することによっ
て押し出される湿気硬化型シール剤が、袋状部材で直接
もしくは間接に覆われるようにしてドラム缶内に収容さ
れる湿気硬化型シール剤の充填包装構造において、ドラ
ム缶および蓋部材の再利用にあたって面倒な作業を必要
としないようにして、袋状部材および湿気硬化型シール
剤をドラム缶内に気密に収容する。 【解決手段】ドラム缶15の開口縁と、ドラム缶15の
上端開口部を開閉可能に閉じる蓋部材23との間に、袋
状部材17の開口部全周に連なってドラム缶15の上端
開口縁全周に接触するリップ部18と、該リップ部18
にリング状に塗布される湿気硬化型シール剤16′と、
切り開くことを可能として袋状部材17の開口部を覆う
合成樹脂製のシート24の外周部とが挟持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有底円筒状である
ドラム缶の内周面および底面に接触する合成樹脂製の袋
状部材が前記ドラム缶内に挿脱可能に装着され、前記袋
状部材の内周面に直接もしくは間接に摺接する押圧部材
を前記袋状部材内に挿入することによって押し出される
湿気硬化型シール剤が、前記袋状部材で直接もしくは間
接に覆われるようにしてドラム缶内に収容される湿気硬
化型シール剤の充填包装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平6−171601号および
特開平8−244845号公報等で開示されるように、
ドラム缶を再利用するにあたってドラム缶の内面がシー
ル剤で汚れてしまうことを防止するために、合成樹脂か
ら成る袋状部材をドラム缶内に着脱可能に装着し、その
袋状部材内に湿気硬化型シール剤を直接もしくは間接に
収納する手法が既に実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記袋状部
材および湿気硬化型シール剤を収納したドラム缶の搬送
時には、該ドラム缶の上端開口部を開閉可能な蓋部材で
気密に閉じておく必要がある。このため従来では、ドラ
ム缶の上端開口縁の全周にシール剤を塗布し、そのシー
ル剤をドラム缶との間に挟むようにして、蓋部材でドラ
ム缶の上端開口部を閉じるようにしている。しかるにシ
ール剤がドラム缶の上端開口縁および蓋部材の内面に付
着するので、ドラム缶および蓋部材の再利用にあたって
は付着したシール剤を除去する作業が必要となり、面倒
である。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ドラム缶および蓋部材の再利用にあたって面
倒な作業を必要としないようにして、袋状部材および湿
気硬化型シール剤をドラム缶内に気密に収容し得るよう
にした湿気硬化型シール剤の充填包装構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、有底円筒状であるドラム缶
の内周面および底面に接触する合成樹脂製の袋状部材が
前記ドラム缶内に挿脱可能に装着され、前記袋状部材の
内周面に直接もしくは間接に摺接する押圧部材を前記袋
状部材内に挿入することによって押し出される湿気硬化
型シール剤が、前記袋状部材で直接もしくは間接に覆わ
れるようにしてドラム缶内に収容される湿気硬化型シー
ル剤の充填包装構造であって、ドラム缶の開口縁と、該
ドラム缶の上端開口部を開閉可能に閉じる蓋部材との間
に、前記袋状部材の開口部全周に連なってドラム缶の上
端開口縁全周に接触するリップ部と、該リップ部にリン
グ状に塗布される湿気硬化型シール剤と、切り開くこと
を可能として前記袋状部材の開口部を覆う合成樹脂製の
シートの外周部とが挟持されることを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、蓋部材でドラム
缶の上端開口部を閉じたときに、袋状部材に連なるリッ
プ部と、袋状部材の開口部を覆うシートとの間に湿気硬
化型シール剤が介在することにより袋状部材内が気密に
保持され、袋状部材で直接もしくは間接に覆われる湿気
硬化型シール剤に湿気が作用することが確実に防止され
る。またシートは切り開き可能であり、蓋部材を開放し
た状態でシートを切り開くことによる押圧部材を袋状部
材内に挿入して湿気硬化型シール剤を押し出すことがで
きる。この際、押圧部材が袋状部材の内周面に直接もし
くは間接に摺接することによって袋状部材にはドラム缶
内に引き込まれる方向の摩擦力が作用するが、蓋部材を
閉じたときにシートおよびリップ部間に介在した湿気硬
化型シール剤が硬化することにより該シール剤の近傍で
リップ部がドラム缶の上端開口縁に引っ掛かるように硬
化して、袋状部材がドラム缶内に引き込まれることが防
止される。しかも湿気硬化型シール剤を押し出した後で
に袋状部材をドラム缶から離脱せしめると、ドラム缶の
内周面および底面には湿気硬化型シール剤が付着してお
らず、さらにドラム缶の上端開口縁および蓋部材の内面
にも湿気硬化型シール剤が付着していないので、湿気硬
化型シール剤を除去するための面倒な作業を不要とし
て、ドラム缶および蓋部材を再利用することができる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記袋状部材に前記リップ
部が一体に形成されることを特徴とし、かかる構成によ
れば、袋状部材およびリップ部を低コストで形成するこ
とができる。
【0008】さらに請求項3記載の発明は、上記請求項
1または2記載の発明の構成に加えて、前記袋状部材内
に湿気硬化型シール剤が直接充填され、前記押圧部材の
外周および前記袋状部材の内周間に介在し得る円筒部を
一体に有して合成樹脂により形成される内蓋と、前記円
筒部を袋状部材の内周に圧接させるばね力を発揮するこ
とを可能として内蓋に着脱可能に装着されるばねとが、
前記ドラム缶内に挿入されることを特徴とし、かかる構
成によれば、ドラム缶の再利用にあたって廃棄処分しな
ければならない部品重量を低減することができる。すな
わち袋状部材内に収納される内袋に湿気硬化型シール剤
を充填するようにしたものでは袋状部材および内袋を廃
棄しなければならないが、湿気硬化型シール剤を袋状部
材内に直接充填するので、袋状部材および内蓋を廃棄す
ればよく、廃棄処分重量を低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図9は本発明の第1実施例を示すも
のであり、図1はシール剤を充填して閉じた状態でのド
ラム缶の縦断面図、図2は袋状部材の斜視図、図3は内
蓋の斜視図、図4は図1の4矢示部拡大図、図5は押圧
部材によるシール剤の押出しを開始した状態を示す縦断
面図、図6は図5の要部拡大図、図7は押圧部材による
シール剤の押出し完了状態での図5に対応した縦断面
図、図8は押圧部材を抜き出した状態での図5に対応し
た縦断面図、図9はドラム缶から袋状部材を離脱せしめ
た状態でのドラム缶の縦断面図である。
【0011】先ず図1において、有底円筒状であるドラ
ム缶15内には、たとえば車両のウインド周縁部をシー
ルするための湿気硬化型シール剤16が、外気との接触
を回避した気密状態で充填包装されており、その気密状
態を保持したままドラム缶15は所望の位置まで搬送さ
れる。
【0012】図2を併せて参照して、ドラム缶15内に
は、該ドラム缶15の内周面および底面に接触する合成
樹脂製の袋状部材17が挿脱可能に装着されるものであ
り、この袋状部材17は、たとえば2枚の矩形状である
シート状体の両側縁部および底部を熱融着することによ
り形成される。而して袋状部材17は、湿気を透過しな
い合成樹脂により形成される必要があり、たとえばポリ
オレフィン系の合成樹脂にアルミ製の膜が積層されて成
るアルミラミネートフィルムを好適に用いることができ
る。
【0013】袋状部材17の開口部全周には、該袋状部
材17と同一材料によりラッパ状に形成されるリップ部
18が、たとえば熱融着により連設される。而して該リ
ップ部18は、袋状部材17のドラム缶15への装着に
より、ドラム缶15の上端開口縁全周に接触して該ドラ
ム缶15から外方にはみ出すように形成される。
【0014】図3を併せて参照して、湿気硬化型シール
剤16は前記袋状部材17で直接覆われるようにして袋
状部材17内に直接充填されるのであるが、この湿気硬
化型シール剤16の上面に接触する内蓋19が袋状部材
17内に挿入される。
【0015】内蓋19は、円板状の平板部19aと、該
平板部19aの外周に連なる円筒部19bとを一体に有
して、前記袋状部材17およびリップ部18と同一材料
により形成されるものであり、平板部19aの中央部
に、着脱可能なシールリップ21で閉じられる円形の開
口部20が設けられる。
【0016】この内蓋19は、円筒部19bの外周をド
ラム缶15内における袋状部材17の内周に接触させる
ようにして該袋状部材17に挿入されるものであり、該
円筒部19bを袋状部材17の内周に圧接させるばね力
を発揮するばね22が、内蓋19に着脱可能に装着され
る。
【0017】図4を併せて参照して、ドラム缶15の上
端開口部は、フック26でドラム缶15との連結状態を
維持する蓋部材23で開閉可能に閉じられるものであ
り、ドラム缶15の開口縁および蓋部材23間には、袋
状部材17の開口部全周に連なってドラム缶15の開口
縁全周に接触する前記リップ部18と、該リップ部18
の上面にリング状に塗布される湿気硬化型シール剤1
6′と、袋状部材17の開口部を覆うシート24の外周
部とが挟持される。
【0018】シート24は、切り開くことを可能とし
て、前記袋状部材17、リップ部18および内蓋19と
同一材料により形成される。
【0019】湿気硬化型シール剤16が充填包装された
ドラム缶15は、図5で示すように、たとえば台車27
によって所定の位置まで搬送され、その所定位置には、
湿気硬化型シール剤16をドラム缶15から押し出すた
めの押圧部材31が昇降作動を可能として配置される。
【0020】前記所定位置における台車27の両側に
は、鉛直軸線を有するシリンダ28,28が固定配置さ
れており、それらのシリンダ28,28から上方に延び
るピストンロッド28a,28aの上端が連結部材29
で相互に連結される。この連結部材29の中央部から垂
下される排出管30の下端に、該排出管30内に通じる
連通孔32を中央部に有して円盤状に形成される押圧部
材31が固着される。また排出管30の上部には湿気硬
化型シール剤16を導く導管33が接続されている。
【0021】ドラム缶15内の湿気硬化型シール剤16
を押圧部材31で押し出す際には、図6で明示するよう
に、蓋部材23を開放するとともに、湿気硬化型シール
剤16′に対応する部分をリング状に残してシート24
の中央部を鎖線で示す無端状のラインLに沿ってカッタ
等で切り開き、内蓋19からシールリップ21を離脱せ
しめた状態で、外周部に図示しないグリスを塗布した押
圧部材31を内蓋19内に挿入する。而してシリンダ2
8,28を縮少作動せしめることにより、押圧部材31
は、その押圧部材31の外周および袋状部材17の内周
間に内蓋19に円筒部19bを挟んだ状態で、湿気硬化
型シール剤16に圧力を加えるように降下する。
【0022】押圧部材31の降下に応じて湿気硬化型シ
ール剤16は、内蓋19の開口部20、押圧部材31の
連通孔32、排出管30および導管33を介して押し出
される。
【0023】図7で示すように、ドラム缶15内の湿気
硬化型シール剤16が、たとえば満杯時の95%まで押
し出されたときには、排出管30および導管33に空気
が混入してしまうことを回避するために押圧部材31の
降下作動すなわちシリンダ28,28の収縮作動は、湿
気硬化型シール剤16の押出しが完了したものとして停
止される。
【0024】湿気硬化型シール剤16の押出完了後に
は、図8で示すように、シリンダ28,28が伸長作動
し、押圧部材31はドラム缶15内から上方に離脱する
ように上昇し、ドラム缶15は、台車27により次の所
定位置まで搬送される。
【0025】而して台車27上のドラム缶15内から
は、図9で示すように、湿気硬化型シール剤16がわず
かに残った袋状部材17と、ばね22で袋状部材17に
押し付けられた内蓋19とが、廃棄物として取り出され
る。
【0026】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、湿気硬化型シール剤16をドラム缶15内に気密
に充填包装するにあたっては、ドラム缶15の上端開口
縁と、該ドラム缶15の上端開口部を開閉可能に閉じる
蓋部材23との間に、袋状部材17の開口部全周に連な
ってドラム缶15の開口縁全周に接触するリップ部18
と、該リップ部18にリング状に塗布される湿気硬化型
シール剤16′と、切り開くことを可能として袋状部材
17の開口部を覆う合成樹脂製のシート24の外周部と
が挟持される。
【0027】したがって蓋部材23でドラム缶15の上
端開口部を閉じたときには、袋状部材17に連なるリッ
プ部18と、袋状部材17の開口部を覆うシート24と
の間に、湿気に接触して硬化するシール剤16′が接着
剤として介在することにより袋状部材17内が気密に保
持され、袋状部材17で直接に覆われる前記シール剤1
6に湿気が作用することが確実に防止される。
【0028】またシート24は切り開き可能であり、蓋
部材23を開放した状態でシート24を切り開くことに
よる押圧部材31を袋状部材17内に挿入して前記シー
ル剤16を押し出すことができる。この際、押圧部材3
1が袋状部材17の内周面に内蓋19の円筒部19bを
介して間接に摺接することによって、袋状部材17には
ドラム缶15内に引き込まれる方向の摩擦力が作用す
る。しかるに蓋部材23を閉じたときにシート24およ
びリップ部18間に介在したシール剤16′が硬化する
ことにより、該シール剤16′の近傍でリップ部18が
ドラム缶15の上端開口縁に引っ掛かるように硬化し
て、袋状部材17がドラム缶15内に引き込まれること
が防止される。
【0029】しかも湿気硬化型シール剤16を押し出し
た後で袋状部材17をドラム缶15から離脱せしめる
と、ドラム缶15の内周面および底面には前記シール剤
16が付着しておらず、さらにドラム缶15の上端開口
縁および蓋部材23の内面にも前記シール剤16が付着
していないので、前記シール剤16を除去するための面
倒な作業を不要として、ドラム缶15および蓋部材23
を再利用することができる。
【0030】さらに袋状部材17内に湿気硬化型シール
剤16が直接充填され、押圧部材31の外周および袋状
部材17の内周間に介在し得る円筒部19bを一体に有
する合成樹脂製の内蓋19と、円筒部19bを袋状部材
17の内周に圧接させるばね力を発揮して内蓋19に着
脱可能に装着されるばね22とが、ドラム缶15内に挿
入されており、ドラム缶15の再利用にあたって廃棄処
分しなければならない部品重量を低減することができ
る。すなわち袋状部材17内に収納される内袋にシール
剤16を充填するようにしたもの(後述の第2実施例参
照)では袋状部材17および内袋を廃棄しなければなら
ないが、シール剤16を袋状部材17内に直接充填する
ので、袋状部材17および内蓋19を廃棄すればよく、
廃棄処分重量を低減することができる。
【0031】図10〜図12は本発明の第2実施例を示
すものであり、図10はシール剤を充填して閉じた状態
でのドラム缶の縦断面図、図11は押圧部材によるシー
ル剤の押出しを開始した状態を示す縦断面図、図12は
ドラム缶から袋状部材を離脱せしめた状態でのドラム缶
の縦断面図である。
【0032】ドラム缶15内には、該ドラム缶15の内
周面および底面に接触する合成樹脂製の袋状部材17′
が挿脱可能に装着されるものであり、該袋状部材17′
の開口部全周には、ドラム缶15の上端開口縁全周に接
触して該ドラム缶15から外方にはみ出すリップ部1
8′が一体に形成される。
【0033】湿気硬化型シール剤16は、袋状部材1
7′内に収容される内袋34に気密に収容されており、
内袋34を介して袋状部材17′で間接的に覆われる。
【0034】ドラム缶15の上端開口部を気密に閉じる
にあたっては、上述の第1実施例と同様に、ドラム缶1
5の開口縁および蓋部材23間に、袋状部材17′の開
口部全周に連なってドラム缶15の開口縁全周に接触す
る前記リップ部18′と、該リップ部18′の上面にリ
ング状に塗布される湿気硬化型シール剤16′と、袋状
部材17′の開口部を覆うシート24の外周部とが挟持
される。
【0035】ドラム缶15内の湿気硬化型シール剤16
を押圧部材31で押し出す際には、図11で示すよう
に、蓋部材23を開放するとともに、湿気硬化型シール
剤16′に対応する部分をリング状に残してシート24
の中央部を鎖線で示す無端状のラインLに沿ってカッタ
等で切り開き、内袋34の上部中央部を開口部34aと
して切欠いた状態で、押圧部材31を袋状部材17′内
に挿入するが、押圧部材31の外周にはOリング35,
35が装着されている。
【0036】而して押圧部材31は、Oリング35,3
5を介して袋状部材17′の内周に摺接するようにして
湿気硬化型シール剤16に圧力を加えるように降下し、
この押圧部材31の降下に応じて湿気硬化型シール剤1
6は、内袋34の開口部34a、押圧部材31の連通孔
32、排出管30および導管33を介して押し出され
る。
【0037】ドラム缶15内の湿気硬化型シール剤16
が所定量押し出された押出完了後には、図12で示すよ
うに、湿気硬化型シール剤16がわずかに残った袋状部
材17′と、該袋状部材17′内に収容された内袋34
とが、廃棄物として取り出される。
【0038】この第2実施例によれば、廃棄処分量が上
記第1実施例に比べて多くなるが、袋状部材17′にリ
ップ部18′が一体に形成されているので、袋状部材1
7′およびリップ部18′を低コストで形成することが
できる。
【0039】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、湿気硬化型シール剤に湿気が作用することを確実に
防止して袋状部材および湿気硬化型シール剤をドラム缶
内に気密に収容することを可能としつつ、押圧部材を袋
状部材内に挿入して湿気硬化型シール剤を押し出す際に
袋状部材がドラム缶内に引き込まれることを防止するこ
とができ、しかも湿気硬化型シール剤を除去するための
面倒な作業を不要として、ドラム缶および蓋部材を再利
用することができる。
【0041】また請求項2記載の発明によれば、袋状部
材およびリップ部を低コストで形成することができる。
【0042】さらに請求項3記載の発明によれば、ドラ
ム缶の再利用にあたって廃棄処分しなければならない部
品重量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すものであってシール剤を充填
して閉じた状態でのドラム缶の縦断面図である。
【図2】袋状部材の斜視図である。
【図3】内蓋の斜視図である。
【図4】図1の4矢示部拡大図である。
【図5】押圧部材によるシール剤の押出しを開始した状
態を示す縦断面図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】押圧部材によるシール剤の押出し完了状態での
図5に対応した縦断面図である。
【図8】押圧部材を抜き出した状態での図5に対応した
縦断面図である。
【図9】ドラム缶から袋状部材を離脱せしめた状態での
ドラム缶の縦断面図である。
【図10】第2実施例を示すものであってシール剤を充
填して閉じた状態でのドラム缶の縦断面図である。
【図11】押圧部材によるシール剤の押出しを開始した
状態を示す縦断面図である。
【図12】ドラム缶から袋状部材を離脱せしめた状態で
のドラム缶の縦断面図である。
【符号の説明】
15・・・ドラム缶 16,16′・・・湿気硬化型シール剤 17,17′・・・袋状部材 18,18′・・・リップ部 19・・・内蓋 19b・・・円筒部 22・・・ばね 23・・・蓋部材 24・・・シート 31・・・押圧部材
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Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒状であるドラム缶(15)の内
    周面および底面に接触する合成樹脂製の袋状部材(1
    7,17′)が前記ドラム缶(15)内に挿脱可能に装
    着され、前記袋状部材(17,17′)の内周面に直接
    もしくは間接に摺接する押圧部材(31)を前記袋状部
    材(17,17′)内に挿入することによって押し出さ
    れる湿気硬化型シール剤(16)が、前記袋状部材(1
    7,17′)で直接もしくは間接に覆われるようにして
    ドラム缶(15)内に収容される湿気硬化型シール剤の
    充填包装構造であって、ドラム缶(15)の開口縁と、
    該ドラム缶(15)の上端開口部を開閉可能に閉じる蓋
    部材(23)との間に、前記袋状部材(17,17′)
    の開口部全周に連なってドラム缶(15)の上端開口縁
    全周に接触するリップ部(18,18′)と、該リップ
    部(18,18′)にリング状に塗布される湿気硬化型
    シール剤(16′)と、切り開くことを可能として前記
    袋状部材(17,17′)の開口部を覆う合成樹脂製の
    シート(24)の外周部とが挟持されることを特徴とす
    る湿気硬化型シール剤の充填包装構造。
  2. 【請求項2】 前記袋状部材(17′)に前記リップ部
    (18′)が一体に形成されることを特徴とする請求項
    1記載の湿気硬化型シール剤の充填包装構造。
  3. 【請求項3】 前記袋状部材(17)内に湿気硬化型シ
    ール剤(16)が直接充填され、前記押圧部材(31)
    の外周および前記袋状部材(17)の内周間に介在し得
    る円筒部(19b)を一体に有して合成樹脂により形成
    される内蓋(19)と、前記円筒部(19b)を袋状部
    材(17)の内周に圧接させるばね力を発揮することを
    可能として内蓋(19)に着脱可能に装着されるばね
    (22)とが、前記ドラム缶(15)内に挿入されるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の湿気硬化型シー
    ル剤の充填包装構造。
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