JP2001301535A - 車載用電子機器におけるパネル可倒機構 - Google Patents

車載用電子機器におけるパネル可倒機構

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JP2001301535A
JP2001301535A JP2000120392A JP2000120392A JP2001301535A JP 2001301535 A JP2001301535 A JP 2001301535A JP 2000120392 A JP2000120392 A JP 2000120392A JP 2000120392 A JP2000120392 A JP 2000120392A JP 2001301535 A JP2001301535 A JP 2001301535A
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Japan
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panel
slider
housing
lever
shaped portion
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JP2000120392A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Aikawa
悦則 相川
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大きいスペースを必要としない簡単な機構でパ
ネルの角度調整を行うことができる車載用電子機器にお
けるパネル可倒機構を提供する。 【解決手段】筐体1に摺動自在に支持されたスライダ2
をスライダ付勢ばねで筐体1から突出する方向に付勢
し、スライダ2に設けた鋸歯形状部2aにレバー4に設
けた凸部4aをレバー付勢ばね5の弾力で当接させて鋸
歯形状部2aを係止させ、筐体1に設けたつまみ8を押
すことにより前記凸部4aを鋸歯形状部2a係止状態か
ら解除可能とし、スライダ2にパネル6の下部を回動自
在に支持させ、前記パネル6の上部に設けた凸部6aを
筐体1に固定されたガイド溝7と係合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車載用音響機器等
の車載用電子機器に係わり、特に、記録媒体の挿入口を
開き、あるいは、操作性や視認性を向上するためのパネ
ル可倒機構に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用音響機器において、使用者に多く
の情報を見せるためにパネルの表示画面は大きくなる傾
向にある。一方、CD、MD等を車載用音響機器に挿入
するための挿入口が必要であり、これをパネルが配置さ
れた場所と別の位置に設けることがスペース的に困難と
なるので、パネルを可倒することで記録媒体の挿入口を
開くことが従来行われている。
【0003】そのような従来の車載用音響機器のパネル
可倒機構の例を図8および図9により説明する。この例
では、パネル10は筐体1に軸11を介して回動自在に
支持されている。図8は通常の使用状態を示している。
【0004】この状態ではパネル10が立っている。そ
して、パネル10に設けられた表示画面を見ることがで
き、また、操作つまみを操作できる。図8に示す状態か
らパネル10を図9に示すように倒すと、記録媒体の挿
入口が開口し、CD12等を挿入することができる。
【0005】図10〜図12に示す従来の車載用音響機
器のパネル可倒機構ではスライダ14が筐体1に摺動自
在に支持されており、図示していない駆動機構により筐
体1より出入する方向に駆動される。スライダ14はパ
ネル13の下端を軸14aを介して回動自在に支持して
いる。また、パネル13の上端に立設された軸13aは
筐体1に設けられた縦方向のガイド溝15と係合してい
る。
【0006】スライダ14が図11および図12に示す
ように筐体1から突出すると、パネル13は傾き、また
は倒される。スライダ14の図11に示す位置と図12
に示す位置とはスイッチにより検出され、この位置でス
ライダ13の駆動機構のモータを停止することができ
る。すなわち、パネル13は図10、図11および図1
2で示す位置で停止できる。
【0007】車載用音響機器はパネル13を図10また
は図11に示す位置として使用できる。すなわち、パネ
ル13の表示画面を見やすいように、あるいはパネル1
3に設けたつまみを操作しやすいようにパネル13の位
置を好みに応じて選択することが可能である。そして、
CD12等の記録媒体を車載用音響機器に挿入するとき
は、パネル13を図12に示す位置まで倒した状態とす
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した図8および図
9に示した従来の車載用音響機器のパネル可倒機構で
は、パネル10を倒し、または起す動作が完全に手動で
あり、さらに、使用状態でパネル10の角度を調整する
ことができないものであり、製品の付加価値を高めるこ
とができなかった。
【0009】また、図10〜図12に示すものはパネル
13の傾動が自動的に行われ、また、使用状態でパネル
13の角度が調整できるので、製品の付加価値を高める
ことができる。しかしながら、モータ等の駆動源をそな
えた駆動機構が必要となるために製造コストが高くな
り、また、駆動機構を収容する大きいスペースが必要と
なるため、設計の自由度が少なくなる。さらに、装置を
狭いスペースに納めることが困難であった。
【0010】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、大きいスペース
を必要としない簡単な機構でパネルの角度調整を行うこ
とができる車載用電子機器におけるパネル可倒機構を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の車載用電子機
器におけるパネル可倒機構は、筐体に摺動自在に支持さ
れたスライダをスライダ付勢ばねで筐体から突出する方
向に付勢し、前記スライダに設けた鋸歯形状部にレバー
に設けた凸部をレバー付勢ばねの弾力で当接させて前記
鋸歯形状部を係止させ、筐体に設けたつまみを押すこと
により前記凸部を前記鋸歯形状部係止状態から解除可能
とし、前記スライダにパネルの下部を回動自在に支持さ
せ、前記パネルの上部に設けた凸部を筐体に固定された
ガイド溝と係合させたものである。
【0012】また、前記車載用電子機器におけるパネル
可倒機構において、スライダの前端または前記パネルの
下部を筐体内部側に押すことにより前記レバーに設けた
凸部を前記鋸歯形状部で押圧してレバーを回動させて前
記凸部を前記鋸歯形状部係止状態から解除可能としたも
のである。
【0013】さらに、前記各車載用電子機器におけるパ
ネル可倒機構において、前記スライダにダンパを係合さ
せスライダ付勢ばねによるスライダの動きを緩和するよ
うに構成したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施例である車載用音
響機器のパネル可倒機構を図面に基づいて説明する。図
1はこの発明の第1の実施例である車載用音響機器のパ
ネル可倒機構の部分を示す平面図、図2は同パネル可倒
機構を示す分解側面図である。
【0015】図1および図2に示すスライダ2は筐体1
から出入方向に摺動自在に支持されている。スライダ2
はスライダ付勢ばね3および3aで筐体1から突出する
方向に付勢されている。
【0016】2つのスライダ付勢ばね3および3aの配
置を適当に設定することにより、これらがスライダ2に
圧力及ぼす方向を異ならせ、スライダ2に対する全体の
付勢力の変化を小さくしている。また、スライダ2に設
けられたラック2cには筐体1に支持されたギヤダンパ
ー16を噛み合わせ、スライダ2の動きを緩やかにして
いる。
【0017】図2に示すように、スライダ2に設けられ
た鋸歯形状部2aにはレバー4に立設された軸に嵌合し
たローラ4aが圧接する。レバー4は筐体1に回動自在
に支持されており、レバー付勢ばね5により反時計方向
に付勢されている。調整用レバー17は筐体1に回動自
在に支持されその両端が夫々レバー4と筐体1に可動状
態に支持されたつまみ8と当接している。
【0018】パネル6の下端部はスライダー2の先端に
設けられた軸2bに回動自在に支持されており、パネル
6の上端部に設けられた凸部6aは筐体1に設けられた
ガイド溝7と係合している。
【0019】スライダー2が図2に示す位置に押し込ま
れた状態ではパネル6は直立状態となっている。このと
き鋸歯形状部2aの最前の傾斜部がローラ4aを押しレ
バー4はロック状態となり、スライダ2は図2に示す位
置に係止されている。
【0020】この状態でつまみ8を押すと、ローラ4a
と鋸歯形状部2aとの係合が外れて、スライダ2はスラ
イダ付勢ばね3および3aの弾力により筐体1から押し
出される。このときのスライダ2の速度はギヤダンパ1
6により制限されている。そして適宜のタイミングでつ
まみ8を離すと、レバー4はレバー付勢ばね5の弾力に
より反時計方向に回動してローラ4aが鋸歯形状部2a
を係止してスライダ2がその位置に保持され、パネル6
が傾斜した状態に停止する。
【0021】図3はパネル6が傾斜した状態に停止して
いる状態を示す。なお、実施例では鋸歯形状部2aの歯
の数に応じてパネル6を3段階の傾斜角度とすることが
できる。図3に示す状態でパネル6の下方を図示のA方
向に押すと、ローラ4aが鋸歯形状部2aに押され、レ
バー4は矢印B方向に回動されローラ4aと鋸歯形状部
2aとの係合が解除されスライダ2を筐体内部に押し込
むことができる。
【0022】このようにパネル6は図5に示す倒立した
状態、複数段階の傾斜した状態および直立した状態とす
ることができる。なお、傾斜または倒立させる動作はつ
まみ8を押すだけで自動的に行われる。パネル6が倒立
した状態では記録媒体挿入口が開かれ、記録媒体を挿入
することができる。この機構ではモータを駆動源とする
ような駆動機構がないので、機構が簡単であり、多くの
スペースがパネル可倒機構で占められることがない。
【0023】図6および図7はこの発明の第2の実施例
である車載用音響機器のパネル可倒機構を示す。この例
では、第1の実施例で傾倒される表示装置を備えたパネ
ル6の代わりに操作つまみのみを備えた小型のパネル9
が傾倒される。
【0024】パネル9の下端部がスライダ2の軸2bに
回動自在に支持され、パネル9の上部に設けられた軸が
筐体に設けられたガイド溝7と係合しており、スライダ
2が筐体1から出入し、つまみ8によりパネル9の傾斜
角を調整する構成は第1の実施例と同様である。このよ
うに、操作するためのパネル9を操作しやすい角度に設
定するためにこの発明を適用することもできる。
【0025】
【発明の効果】この発明の車載用電子機器におけるパネ
ル可倒機構によれば、電動式の可倒機構に比べて、安い
コストで表示部や操作部の角度調整機能が得られ、低価
格帯の製品の付加価値を高めることができる。
【0026】また、手動式可倒機構ではモータや伝動機
構や制御機構等の大きな部品が必要でなく、スペースに
余裕ができるために製品設計の自由度が大きくなる。こ
のようにパネルの角度調整という付加価値をつけらがら
も製品のさらなるコストダウンや新機能搭載を可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である車載用音響機器
のパネル可倒機構の部分を示す平面図である。
【図2】同パネル可倒機構を示す分解側面図である。
【図3】同パネル可倒機構を一部透視して示す側面図で
ある。
【図4】同パネル可倒機構の他の状態を一部透視して示
す側面図である。
【図5】同パネル可倒機構のさらに他の状態を一部透視
して示す側面図である。
【図6】この発明の第2の実施例である車載用音響機器
のパネル可倒機構の部分を示す斜視図である。
【図7】同パネル可倒機構の他の状態を示す斜視図であ
る。
【図8】従来の車載用音響機器のパネル可倒機構の例を
示す側面図である。
【図9】同パネル可倒機構の他の状態を示す側面図であ
る。
【図10】従来の車載用音響機器のパネル可倒機構の他
の例を示す側面図である。
【図11】同パネル可倒機構の他の状態を示す側面図で
ある。
【図12】同パネル可倒機構のさらに他の状態を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 スライダ、2a 鋸歯形状部、2b 軸、2c ラ
ック 3、3a スライダ付勢ばね 4 レバー、4a ローラ 5 レバー付勢ばね 6 パネル、6a 凸部 7 ガイド溝 8 つまみ 9 パネル 10 パネル 11 軸 12 CD 13 パネル、13a 軸 14 スライダ 15 ガイド溝 16 ギヤダンパー 17 調整用レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に摺動自在に支持されたスライダを
    スライダ付勢ばねで筐体から突出する方向に付勢し、前
    記スライダに設けた鋸歯形状部にレバーに設けた凸部を
    レバー付勢ばねの弾力で当接させて前記鋸歯形状部を係
    止させ、筐体に設けたつまみを押すことにより前記凸部
    を前記鋸歯形状部係止状態から解除可能とし、前記スラ
    イダにパネルの下部を回動自在に支持させ、前記パネル
    の上部に設けた凸部を筐体に固定されたガイド溝と係合
    させた車載用電子機器におけるパネル可倒機構。
  2. 【請求項2】 前記スライダの前端または前記パネルの
    下部を筐体内部側に押すことにより前記レバーに設けた
    凸部を前記鋸歯形状部で押圧してレバーを回動させて前
    記凸部を前記鋸歯形状部係止状態から解除可能とした請
    求項1の車載用電子機器におけるパネル可倒機構。
  3. 【請求項3】 前記スライダにダンパを係合させスライ
    ダ付勢ばねによるスライダの動きを緩和するように構成
    した請求項1または2のパネル可倒機構。
JP2000120392A 2000-04-21 2000-04-21 車載用電子機器におけるパネル可倒機構 Pending JP2001301535A (ja)

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