JP2001300978A - 樹脂タブレット送り装置及び樹脂封止装置 - Google Patents
樹脂タブレット送り装置及び樹脂封止装置Info
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Abstract
に製造コストや設置スペースを低減した樹脂タブレット
送り装置を提供する。 【解決手段】 ホッパー34より投入された樹脂タブレ
ットtを収容して投入側より整列して送り出し方向に案
内する第1のタブレット収容器39と、該第1のタブレ
ット収容器39を振動させて樹脂タブレットtを送り出
す第1の振動部40とを備えた樹脂タブレット送出し部
38と、第1のタブレット収容器39より送り出されず
に回収された樹脂タブレットtを収容する第2のタブレ
ット収容器42と、該第2のタブレット収容器42を振
動させて樹脂タブレットtを第1のタブレット収容器3
9の投入側に循環させる第2の振動部43とを備えた樹
脂タブレット循環部41を併設した。
Description
れた樹脂タブレットをタブレット収容器を振動させて投
入側より整列して送り出す樹脂タブレット送り装置及び
該樹脂タブレット送り装置を備えた樹脂封止装置に関す
る。
止装置には、被成形品供給部よりローダーにより被成形
品がプレス部に搬入され、アンローダーにより成形品が
プレス部より取出されて成形品収納部へ収納されるよう
になっている。被成形品供給部は、リードフレーム、樹
脂基板などの基板を収納する供給マガジンよりプッシャ
ーなどにより供給テーブルに送出する基板供給部や、ポ
ットピッチに応じて保持穴が形成されたタブレットホル
ダーに樹脂タブレットを保持して供給テーブル上に供給
する樹脂タブレット供給部とを備えている。基板供給部
及び樹脂タブレット供給部より供給テーブルに供給され
た基板及び樹脂タブレットは、上方に待機しているロー
ダーに受け渡される。ローダーは、基板及び樹脂タブレ
ットを保持して型開きしたいずれかのプレス部に搬入
し、該プレス部はこれらをクランプして樹脂封止が行わ
れる。
タブレットをボウル状の容器に収容して底部を振動させ
ることにより一定の姿勢を保った樹脂タブレットを螺旋
状の通路を移動させる螺旋振動式パーツフィーダーが用
いられている。例えば特開平5−138681号公報等
においては、螺旋振動式パーツフィーダーより樹脂タブ
レットを送り出し、送り出された樹脂タブレットは先頭
側より送りハンドにより保持してモールド金型に装填さ
れる。
開平10−15994号公報等には、螺旋振動式パーツ
フィーダーとリニア振動式パーツフィーダーとを組みあ
わせて樹脂タブレットを送り出す装置も提案されてい
る。
ジの生産調整や多品種少量生産の要請に伴い、プレス部
をモジュール化して増減可能な樹脂封止装置が開発され
実用化されている。このため、半導体パッケージの生産
量を増やす場合には、被成形品供給部からローダーによ
り基板や樹脂タブレットをプレス部へ高速に搬入する搬
入動作が求められている。よって、ローダーに受け渡さ
れる基板や樹脂タブレットの供給動作が迅速に行われる
必要がある。
脂タブレットの送り出しを行う場合は、樹脂タブレット
が螺旋状の通路を移動するため移送距離が長く、樹脂タ
ブレットの送り出し動作を高速化し難い。また、樹脂タ
ブレットを収容する容器はボウル形状をしており、設置
スペースを要する。また、樹脂タブレットは螺旋状通路
を移送中は常に振動しているため、樹脂タブレットどう
しが接触したり、樹脂タブレットが容器にぶつかったり
して砕け歩留まりが低下するうえに、粉塵が周囲に飛散
して環境を汚染し易い。
ア振動式パーツフィーダーを組合わせた場合には、螺旋
振動式とリニア振動式とで振動方向が異なるため、パー
ツフィーダー間のタブレット移送速度を整合させる(マ
ッチングをとる)のが困難であった。即ち、振動方向の
マッチングがとれない場合には、樹脂タブレットが滞留
したり、樹脂タブレットどうしの接触や樹脂タブレット
と容器との接触頻度が高まって砕けたり、粉塵が周囲に
飛散し易い。また、異なる振動方式のパーツフィーダー
を併設しているため、設置面積も要するうえに、製造コ
ストも増加する。
決し、樹脂タブレットの送り出し動作を高速化すると共
に製造コストや設置スペースを低減した樹脂タブレット
送り装置及び該樹脂タブレット送り装置を備えて、プレ
ス部の増設に伴う成形品の増産に対応可能にした樹脂封
止装置を提供することにある。
め、本発明は次の構成を備える。即ち、樹脂タブレット
送り装置においては、ホッパーより投入された樹脂タブ
レットを収容して投入側より整列して送り出し方向に案
内する第1のタブレット収容器と、該第1のタブレット
収容器を振動させて樹脂タブレットを送り出す第1の振
動部とを備えた樹脂タブレット送出し部と、第1のタブ
レット収容器より送り出されずに回収された樹脂タブレ
ットを収容する第2のタブレット収容器と、該第2のタ
ブレット収容器を振動させて樹脂タブレットを第1のタ
ブレット収容器の投入側に循環させる第2の振動部とを
備えた樹脂タブレット循環部を併設したことを特徴とす
る。また、第1のタブレット収容器と第2のタブレット
収容器とは、樹脂タブレットを送り出す第1の搬送面と
樹脂タブレットを循環させる第2の搬送面とが交差する
ように併設されていることを特徴とする。また、第1の
振動部と第2の振動部とは振動方向が互いに逆向きとな
るリニアフィーダーが用いられていることを特徴とす
る。また、第1のタブレット収容器と第2のタブレット
収容器とは隙間部を介して併設されており、隙間部の下
方には粉塵回収部が設けられていることを特徴とする。
樹脂タブレット送り装置を有する被成形品供給部より被
成形品及び樹脂タブレットがローダーに保持されてプレ
ス部へ搬入され、該プレス部より成形品がアンローダー
に保持されて成形品収納部へ搬出されて樹脂封止が行わ
れることを特徴とする。また、被成形品供給部と成形品
収納部との間に、ローダー及びアンローダーが共用して
移動可能な移動レール部と該移動レール部を支持する台
座部とを備えた増設レールユニットが、移動レール部ど
うしが連続するように挿脱可能に設けられていることを
特徴とする。
について添付図面と共に詳述する。樹脂封止装置は、被
成形品をプレス部に搬入するローダーと、プレス部より
成形品を取り出すアンローダーとが移動レール部を共用
して樹脂封止するように構成されている。図1は樹脂タ
ブレット送り装置の上視図、図2は図1の矢印P方向か
ら見た側面図、図3は図1の矢印Q方向から見た側面
図、図4は第1、第2のタブレット収容器の平面説明
図、図5は第1、第2のタブレット収容器のタブレット
搬送動作を示す模式平面図、図6は第1、第2のタブレ
ット収容器の断面説明図、図7は第1、第2のタブレッ
ト収容器の底部の傾斜状態を示す説明図、図8(a)
(b)は樹脂タブレット送出し部と樹脂タブレット循環
部の流れを示す説明図、図9は第1のタブレット収容器
に設けられた整列板の取付位置を示す説明図、図10は
樹脂封止装置のレイアウト構成を示す平面図である。
構成について説明する。樹脂封止装置は被成形品供給部
である被成形品供給ユニットAと成形品収納部である成
形品収納ユニットBとの間に各種機能を備えた増設レー
ルユニットCを挿脱可能に備えている。被成形品供給ユ
ニットA、成形品収納ユニットB及び増設レールユニッ
トCのそれぞれが移動レール部と台座部を有しており、
該台座部には各種機能部を備えることが可能である。各
種機能部として、供給部、整列部、受渡部、取出部、デ
ィゲート部、収納部、プレス部、フィルムユニット等が
適宜設置されている。以下各部の構成について説明す
る。
て、1は基板供給部であり、供給マガジン2に収納した
リードフレーム、樹脂基板などの基板を整列部であるタ
ーンテーブル3へ向きを揃えて供給し、該ターンテーブ
ル3から受渡部である供給位置4まで図示しない送り出
し機構により送り出される。供給位置4には、基板の加
熱手段を設けても良い。5は樹脂タブレット供給部であ
り、後述する樹脂タブレットを多数収容した樹脂タブレ
ット送り装置から樹脂タブレットを整列送りしてタブレ
ットホルダー6へ装填し、該タブレットホルダー6を受
渡し位置まで移動させて供給する。
該モールド金型8を型締め型開きする公知の型開閉機構
及びモールド金型8のキャビティに樹脂圧を印加しなが
ら封止樹脂を送り出す公知のトランスファ機構などが装
備されている。プレス部7は、供給側台座部9に設けら
れている。
置4で基板を受け取って保持し、タブレットホルダー6
より樹脂タブレットを受け取って保持するローダー14
やプレス部7などから成形品を取出すアンローダー15
が共用して移動可能になっている。ローダー14及びア
ンローダー15は、供給側移動レール部13を含む移動
レール部を所要位置へ移動してプレス部7含む所要のプ
レス部に一方向から進退移動するようになっている。
続可能な供給側吸引ダクトであり、供給側移動レール部
13に併設されている。供給側吸引ダクト16の一端は
集塵機17に連結しており、他端にはダクト連結部16
aが設けられている。ダクト連結部16aには増設レー
ルユニットCの吸引ダクト30が連結可能になってい
る。アンローダー15は、プレス部7より成形品を取り
出す際に、アンローダー側吸引ダクトが供給側吸引ダク
ト16のダクト連結部16aに形成された連結孔(図示
せず)に連結して、型開きしたモールド金型8に進退移
動する際に上下金型面をクリーニングしながら吸引動作
を行い、樹脂かすなどの塵を集塵機17へ集塵するよう
になっている。
18は成形品取出部であり、いずれかのプレス部よりア
ンローダー15により取出された成形品を下方に待機し
ている移動テーブル19へ受け渡される。アンローダー
15は、チャック機構やクリーニング機構及び吸引機構
などが設けられている。アンローダー15は成形品を移
送手段として設けた移動テーブル19へ受け渡すと次の
成形品の取出し動作に移行する。
り成形品が受け渡される成形品取出部18から、成形品
のゲートブレイクが行われるディゲート部20を経て、
成形品が収納される成形品収納部21までの間を往復移
動する。ディゲート部20において、移動テーブル19
のゲートブレイクトレイ32へ載置されて移送された成
形品は、成形品クランプ機構によりクランプされて冷却
されると共に、ゲートブレイクトレイ32と共に基板両
側を回動させることによりゲートブレイクが行われ不要
樹脂が分離される。分離された不要樹脂は図示しないス
クラップボックスへ回収される。次いで、移動テーブル
19は成形品のみを載置して成形品収納部21へ移送す
る。成形品収納部21において、移動テーブル19によ
り移送された成形品は、成形品ピックアップ22により
一旦保持される。そして、移動テーブル19が成形品取
出部18へ向かって移動すると、成形品ピックアップ2
2は必要に応じて旋回して、下方に設けられた収納マガ
ジン23へ下動して向きを揃えて成形品を収納する。
び該モールド金型8を型締め型開きする公知の型開閉機
構及びモールド金型8のキャビティに樹脂圧を印加しな
がら封止樹脂を送り出す公知のトランスファ機構などが
装備されている。
部24へ被成形品及び樹脂タブレットを搬入するローダ
ー14やプレス部24などから成形品を取出すアンロー
ダー15が共用して移動可能になっている。
動レール部26に併設されている。収納側吸引ダクト2
7の一端は、後述する増設レールユニットCの吸引ダク
ト30に設けられたダクト連結部30aに連結してお
り、他端にはダクト連結部27aが設けられている。ア
ンローダー15は、プレス部24より成形品を取り出す
際に、アンローダー側吸引ダクトが収納側吸引ダクト2
7のダクト連結部27aに形成された連結孔(図示せ
ず)に連結して、型開きしたモールド金型8に進退移動
する際に金型面をクリーニングしながら吸引動作を行
い、樹脂かすなどの塵を被成形品供給ユニットAに設け
られた集塵機17へ集塵するようになっている。
トCは、被成形品供給ユニットAと成形品収納ユニット
Bとの間に挿脱可能に設けられている。28は増設側移
動レール部であり、被成形品供給ユニットAと成形品収
納ユニットBとの間に増設レールユニットCを増設した
際にローダー14及びアンローダー15が共用して移動
可能になっている。この増設側移動レール部28は、供
給側移動レール部13と収納側移動レール部26との間
を連結してローダー14及びアンローダー15が移動可
能になっている(図10参照)。29は増設側台座部で
あり、増設側移動レール部28を支持すると共にプレス
部31やフィルムユニットなどの様々な機能を有する機
能部を搭載可能になっている。増設レールユニットC
は、被成形品供給ユニットAと成形品収納ユニットBと
の間に移動レール部どうしが連続するように挿入された
後、増設側台座部29と供給側台座部9との間、増設側
台座部29と収納側台座部25との間、増設側台座部2
9どうしの間を各々ボルト締めして連結されている。
吸引ダクト30が併設されており、一端側にはアンロー
ダー15のローダー側吸引ダクトに接続可能なダクト連
結部30aが設けられている。増設側吸引ダクト30
は、被成形品供給ユニットAと成形品収納ユニットBと
の間に増設レールユニットCを増設した際に、供給側移
動レール部13及び収納側移動レール部26に各々設け
られた供給側吸引ダクト16及び収納側吸引ダクト27
間にダクト連結部16a及びダクト連結部30aを介し
て各々連結して集塵機17へ連通するようになっている
(図10参照)。
こで、樹脂タブレット送り装置の構成について図1〜図
9を参照して説明する。 先ず、樹脂タブレット供給部
5の概略構成について説明する。樹脂タブレット送り装
置33は、樹脂タブレットtをタブレット収容器より整
列して送り出す。送り出された先頭側の樹脂タブレット
tは図示しないタブレット装填部によりブレットホルダ
ー6の保持穴に順次装填される。樹脂タブレットtが装
填されたタブレットホルダー6は図示しないタブレット
受渡し機構により装填位置からローダー14と対峙した
受渡し位置へ移動させて保持穴に保持した樹脂タブレッ
トtを受渡すようになっている。
の構成について説明する。34はホッパーであり、樹脂
タブレットtを保管するタブレット保管容器35より多
数の樹脂タブレットtが投入される。ホッパー34はベ
ース36に立設された支持ロッド37の上端側に支持さ
れている。ホッパー34に投入された樹脂タブレットt
は、ホッパー34を一定時間振動させて定量ずつタブレ
ット収容器へ投入するようになっている。38は樹脂タ
ブレット送出し部であり、第1のタブレット収容器39
及び第1の振動部40を具備している。41は樹脂タブ
レット循環部であり、第2のタブレット収容器42及び
第2の振動部43を具備している。樹脂タブレット送出
し部38と樹脂タブレット循環部41とは、近接して併
設されている。
面半円状の第1のガイド部(下ガイド)44が形成され
ている。また、第1のガイド部44に対向した位置には
上ガイド49が設けられている。この上ガイド49に
は、図4及び図9に示すように、第1の整流板50及び
第2の整流板51が設けられており、これらは、第1の
ガイド部44に倣わずに起立したり横向きになって搬送
された樹脂タブレットtを第2のタブレット収容器42
に向かって落下させる。ホッパー34より投入された樹
脂タブレットtのうち、第1のガイド部(第1の搬送
面)44に倣うもののみを矢印X方向に整列して案内す
る。第1の振動部40は、第1のタブレット収容器39
を振動させて樹脂タブレットtを第1のガイド部44に
沿って図2の矢印X方向に送り出す。
ブレット収容器39より送り出されずに回収された樹脂
タブレットtを含む多数の樹脂タブレットtを収容し、
底部に送り方向(図2の矢印X方向)と逆方向(矢印Y
方向)へ案内する第2のガイド部(凹溝)45が形成さ
れている。第2の振動部43は、第2のタブレット収容
器42を振動させて樹脂タブレットtを第2のガイド部
(第2の搬送面)45に沿って矢印Y方向へ案内して第
1のタブレット収容器39の樹脂タブレットtの投入側
に循環させる。
振動方向が互いに逆向きとなるリニアフィーダーが用い
られている。リニアフィーダーは公知の圧電素子と板ば
ねを組合わせて第1、第2のタブレット収容器39、4
2を振動させる。このように、振動方向が互いに逆向き
となるリニアフィーダーを組合わせることで、第1のタ
ブレット収容器39と第2のタブレット収容器42とを
容易に同期取りを行って振動させることができ、樹脂タ
ブレットtを迅速かつスムーズに送りながら容器内を循
環させることができる。
のタブレット収容器42とは、樹脂タブレットtを送り
出す第1のガイド部(第1の搬送面)44を水平面に平
行に配置して、樹脂タブレットtを循環させる第2のガ
イド部(第2の搬送面)45は第1のガイド部44と交
差するように併設されている(図6参照)。これによ
り、ホッパー34より投入された樹脂タブレットtを送
り出し可能なものと循環させる必要があるものとで仕分
けが整然と行える。
のタブレット収容器42とは隙間部46を介して併設さ
れており(図4参照)、隙間部46の下方には粉塵回収
部47が設けられている(図7参照)。樹脂タブレット
tが第1のタブレット収容器39や第2のタブレット収
容器42に収容されて振動させることにより、タブレッ
トどうしの接触やタブレットと容器との接触により生じ
た樹脂粉を、隙間部46より粉塵回収部47に落下させ
る。そして、粉塵回収部47に落下した樹脂粉は集塵箱
48へ回収されるようになっている(図1参照)。ま
た、集塵箱48を設ける代わりに、図10に示すよう
に、樹脂タブレット送り装置33と集塵機17とを集塵
ダクト52により連結して、粉塵回収部47に落下した
樹脂粉を集塵機17へ集塵するようにしても良い。上記
隙間46の近傍に集塵ダクト52を設けることにより、
樹脂タブレットtの循環搬送時に振動により発生した樹
脂粉を効率良く吸引できる。
2のタブレット収容器42の構成について、図4〜図6
を参照して具体的に説明する。尚、説明をし易くするた
め、図4において、第1のタブレット収容器39及び第
2のタブレット収容器42の底部のうち高さが異なるエ
リアにa〜hの符号を付して説明する。図4において、
第1のタブレット収容器39における各エリアの高さ関
係について説明する。樹脂タブレットtが投入されるエ
リアa〜エリアcにおいて、エリアaに第1のガイド部
44が形成されており、該エリアaに向かってエリアb
及びエリアcが傾斜して設けられている(a<b、a<
c)。また、第1の整流板50近傍のエリアdはエリア
aより下方に傾斜しており(d<a)、さらに第2の整
流板51の近傍のエリアeはエリアdより更に低くなる
ように傾斜している(e<d)。
2は、第1のタブレット収容器39に対して、隙間部4
6を形成して併設されている。第2のタブレット収容器
42における各エリアの高さ関係について説明する。タ
ブレット回収側に相当するエリアeに隣接するエリアf
が最も低く、タブレット投入側に相当する段差g及びこ
れに連なるエリアhが最も高くなるように傾斜している
(f<g)。また、第2のガイド部45は、エリアfか
らエリアhにわたって形成されており、樹脂タブレット
tを回収側から矢印Y方向に投入側へ案内し、エリアh
よりエリアcを経て(h≧c)、エリアaに落下して再
度循環するようになっている。
と、図5において、ホッパー34より第1のタブレット
収容器39のエリアc付近に供給された樹脂タブレット
tは、エリアaに落ち込んで第1の振動部40の振動に
よって、第1のガイド部44に沿って矢印X方向に送り
出される。また、第1のガイド部44に倣わずに送り出
された樹脂タブレットtは第1の整流板50及び第2の
整流板51によりエリアeを介して第2のタブレット収
容器42のエリアfに収容される(図8(b)参照)。
そして、図6に示すように、第2の振動部43の振動に
よって第2のガイド部45に案内されて矢印Y方向にエ
リアhへ戻され、樹脂タブレットtは図5に示すように
エリアcを経てエリアaへ落ち込んで再度第1のガイド
部44に沿って送り出される(図8(a)参照)。尚、
第1のタブレット収容器39と第2のタブレット収容器
42に生じた樹脂粉は、各容器の振動によって図7に示
すエリアe及びエリアhの傾斜(水平方向に対する傾斜
角θ)に沿って隙間部46に導かれて粉塵回収部47に
落下して集塵箱48に回収されるので、容器内で樹脂粉
が飛散することはない。
脂タブレットtが第1のタブレット収容器39内を投入
側より直線的に送り出され、送り出されずに回収された
樹脂タブレットtを第2のタブレット収容器42内を第
1のタブレット収容器39の投入側へ直線的に戻されて
循環するため、タブレットの供給から整列までの距離を
短くすることができ、樹脂タブレットtの送り速度を速
めることができ、しかも粉塵の発生を可能な限り抑える
ことができる。第1のタブレット収容器39と第2のタ
ブレット収容器42とは、樹脂タブレットtを送り出す
第1の搬送面44と樹脂タブレットtを循環させる第2
の搬送面45とが交差するように併設されている場合に
は、ホッパー34より投入された樹脂タブレットtを送
り出し可能なものと循環させる必要があるものとで仕分
けが整然と行える。また、第1の振動部40と第2の振
動部43とは振動方向が互いに逆向きとなるリニアフィ
ーダーを組合わせることで、第1のタブレット収容器3
9と第2のタブレット収容器42とを容易に同期取りを
行って振動させることができ、樹脂タブレットtを迅速
かつスムーズに送りながら容器内を循環させることがで
き、しかも設置面積や製造コストを削減することも可能
である。また、第1のタブレット収容器39と第2のタ
ブレット収容器42とは隙間部46を介して併設されて
おり、隙間部46の下方には粉塵回収部47が設けられ
ているので、樹脂タブレットtの循環搬送時に振動によ
り発生した樹脂粉を効率良く回収できる。また、増設レ
ールユニットCを増設してプレス部の数を増やしても、
樹脂タブレット送り動作が高速であるため、半導体パッ
ケージの増産にも対応可能となる。また、増設レールユ
ニットCにはプレス部に限らず他の機能部を搭載できる
ので、装置の拡張性(多機能化)や汎用性を高めること
もできる。
39の第1の搬送面(第1のガイド部)44を水平基準
として第2のタブレット収容器42の第2の搬送面(第
2のガイド部)45を交差して併設されていた。即ち、
図11に示すように、第1の搬送面(送り出し側)44
が水平面とほぼ平行に設けられ、第2の搬送面(循環
側)45が右斜め上方に傾斜して設けられていたが、必
ずしもこの態様に限定されるものではない。例えば、図
12、図13に示すように、第1のタブレット収容器3
9の第1の搬送面44と第2のタブレット収容器42の
第2の搬送面45を水平面に対して傾斜するように交差
して併設しても良い。即ち、図12において、第1の搬
送面(送り出し側)44が水平面に対して左斜め上方に
傾斜して設けられ、第2の搬送面(循環側)45が右斜
め上方に傾斜して設けられていても良い。この場合に
は、ホッパー34より投入された樹脂タブレットtをよ
り多く投入側に収容して送り出すことができる。また、
図13において、第1の搬送面(送り出し側)44及び
第2の搬送面(循環側)45が右斜め上方に傾斜して設
けられていても良い。この場合には、樹脂タブレットt
を第1の搬送面44に沿って第1の振動部40の振動及
び自重によりスムーズに送り出すことができる。
のタブレット収容器42との間に形成される隙間46
は、単に収容器どうしを並べて形成される空隙に限ら
ず、収容器どうしを部分的にオーバーラップさせて形成
される隙間であっても良い。具体的には、図14〜図1
6において、例えば、第2のタブレット収容器42の一
部にスリット53を形成して、第1のタブレット収容器
39の重畳部54と第2のタブレット収容器42の重畳
部55を互いにオーバーラップ(重ね合わせて)させて
を併設しても良い。この場合には、スリット53及び重
畳部54と重畳部55との隙間46より樹脂粉が下方に
設けられた粉塵回収部47に落下して回収される。
収容器39と第2のタブレット収容器42とを間隙を形
成して併設すると共に、これらの間隙に網材或いは孔開
き材等の隙間材56を設けて隙間を形成しても良い。こ
の場合には、隙間材56の孔より樹脂粉が下方に設けら
れた粉塵回収部47に落下して回収される。
述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、樹脂封止装置は、被成形品供給ユニットAと成
形品供給ユニットBとが分離するように構成されている
が、これらを一体に備えた樹脂封止装置であっても良い
等、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得
るのはもちろんである。
用いると、ホッパーより投入された樹脂タブレットが第
1のタブレット収容器内を投入側よりガイド部に案内さ
れて直線的に送り出され、送り出されずに回収された樹
脂タブレットを第2のタブレット収容器内を第1のタブ
レット収容器の投入側へ直線的に戻されて循環するた
め、タブレットの供給から整列までの距離を短くするこ
とができ、樹脂タブレットの送り速度を速めることがで
き、しかも粉塵の発生を可能な限り抑えることができ
る。第1のタブレット収容器と第2のタブレット収容器
とは、樹脂タブレットを送り出す第1の搬送面と樹脂タ
ブレットを循環させる第2の搬送面とが交差するように
併設されている場合には、ホッパーより投入された樹脂
タブレットを送り出し可能なものと循環させる必要があ
るものとで仕分けが整然と行える。第1の振動部と第2
の振動部とは振動方向が互いに逆向きとなるリニアフィ
ーダーを組合わせることで、第1のタブレット収容器と
第2のタブレット収容器とを容易に同期取りを行って振
動させることができ、樹脂タブレットを迅速かつスムー
ズに送りながら容器内を循環させることができ、しかも
設置面積や製造コストを削減することも可能である。ま
た、第1のタブレット収容器と第2のタブレット収容器
とは隙間部を介して併設されており、隙間部の下方には
粉塵回収部が設けられているので、樹脂タブレットの循
環搬送時に振動により発生した樹脂粉を効率良く回収で
きる。また、樹脂封止装置においては、プレス部の数を
増やしても、樹脂タブレット送り動作が高速であるた
め、半導体パッケージの増産にも対応可能となる。
ある。
送動作を示す模式平面図である。
ある。
態を示す説明図である。
部の流れを示す説明図である。
取付位置を示す説明図である。
である。
示す模式説明図である。
配置形態を示す模式説明図である。
配置形態を示す模式説明図である。
模式平面図である。
断面説明図である。
底部を示す模式説明図である。
模式平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ホッパーより投入された樹脂タブレット
を収容して投入側より整列して送り出し方向に案内する
第1のタブレット収容器と、該第1のタブレット収容器
を振動させて前記樹脂タブレットを送り出す第1の振動
部とを備えた樹脂タブレット送出し部と、 前記第1のタブレット収容器より送り出されずに回収さ
れた樹脂タブレットを収容する第2のタブレット収容器
と、該第2のタブレット収容器を振動させて前記樹脂タ
ブレットを前記第1のタブレット収容器の投入側に循環
させる第2の振動部とを備えた樹脂タブレット循環部を
併設したことを特徴とする樹脂タブレット送り装置。 - 【請求項2】 前記第1のタブレット収容器と第2のタ
ブレット収容器とは、前記樹脂タブレットを送り出す第
1の搬送面と前記樹脂タブレットを循環させる第2の搬
送面とが交差するように併設されていることを特徴とす
る請求項1記載の樹脂タブレット送り装置。 - 【請求項3】 前記第1の振動部と第2の振動部とは、
振動方向が互いに逆向きとなるリニアフィーダーが用い
られていることを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂
タブレット送り装置。 - 【請求項4】 前記第1のタブレット収容器と第2のタ
ブレット収容器とは隙間部を介して併設されており、前
記隙間部の下方には粉塵回収部が設けられていることを
特徴とする請求項1、2又は3記載の樹脂タブレット送
り装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれか1項記載の
樹脂タブレット送り装置を有する被成形品供給部より被
成形品及び樹脂タブレットがローダーに保持されてプレ
ス部へ搬入され、該プレス部より成形品がアンローダー
に保持されて成形品収納部へ搬出されて樹脂封止が行わ
れることを特徴とする樹脂封止装置。 - 【請求項6】 前記被成形品供給部と前記成形品収納部
との間に、前記ローダー及びアンローダーが共用して移
動可能な移動レール部と該移動レール部を支持する台座
部とを備えた増設レールユニットが、移動レール部どう
しが連続するように挿脱可能に設けられていることを特
徴とする請求項5記載の樹脂封止装置。
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-
2000
- 2000-04-24 JP JP2000122911A patent/JP4327988B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
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