JP2001299447A - 棒状化粧材容器 - Google Patents

棒状化粧材容器

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JP2001299447A JP2000127689A JP2000127689A JP2001299447A JP 2001299447 A JP2001299447 A JP 2001299447A JP 2000127689 A JP2000127689 A JP 2000127689A JP 2000127689 A JP2000127689 A JP 2000127689A JP 2001299447 A JP2001299447 A JP 2001299447A
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップレスタイプの化粧材容器内に着脱可
能なカートリッジであって、カートリッジと容器本体の
回動によってカートリッジ内の棒状化粧材を進退させる
とともに、未使用時にはコンパクトな長さとし、使用時
には適切な全長として使用できる棒状化粧材容器を提供
する。 【構成】 本発明の棒状化粧材容器1は、前端に開閉自
在な蓋体11を備えた筒体10内に中継部材20を内挿
し、前記筒体10には、端部に載置部15,16を設け
たスリット12を形成し、前記中継部材20よりこのス
リット12を介してピン3を立設する事で軸方向の移動
を可能とし、前記中継部材20内に着脱自在にカートリ
ッジ2を係留するとともに、前記中継部材20の移動に
伴い、カートリッジ2を前記筒体10の前端開口孔14
より突出させ、カートリッジ2と前記筒体10の回動を
もって前記カートリッジ2内の棒状化粧材の進退を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は口紅やリップライナー
等、棒状化粧材の種類の中でも特に棒状化粧材保護のた
めのキャップを必要とする棒状化粧材容器であって、特
にはキャップレス容器として使用できるカートリッジタ
イプの棒状化粧材容器に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの公知出願のキャップレスタイ
プのカートリッジ式棒状化粧材容器としては、弊社出願
の特開平2000−41733を公知技術として挙げる
ことが出来る。
【0003】この発明の、カートリッジ式棒状化粧材容
器301では、蓋体304がヒンジ部306で開閉自在
に取り付けられたスライドキャップ302を採用してい
る。上記、スライドキャップ302は容器筒体303外
周に軸方向摺動自在且つ脱落しないように取り付けられ
ているので、容器筒体303とスライドキャップ302
が分離することがなく、キャップの紛失などを防止する
と共に、今までのキャップ装着を必要とするカートリッ
ジ式棒状化粧材容器においてキャップを着脱することな
く、カートリッジのみを着脱式とし、さらに容器本体側
に押棒が存在するタイプにもカートリッジ側のみで化粧
材の繰り出し、引き込み可能なタイプにも使用出来る、
優れた発明である。
【0004】しかしながら、図9に見られる状態におい
て、化粧ポーチやバッグの中で不用意にスライドキャッ
プ302が押されることにより移動して、蓋体304が
開き、中のカートリッジ305内の化粧材への埃の付
着、及び化粧材を破損したりポーチの中を汚したりして
しまう等の可能性があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点に鑑みてなされたもので、棒状化粧材容器はキャ
ップレスでありながら、キャップをした状態においては
コンパクトな外観で携帯性に優れ、使用する際に初めて
その全長が適切な長さとなり、容器本体とカートリッジ
との回動でカートリッジ内の棒状化粧材を進退させる解
決方法を採用している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の発明の棒状化粧材容器においては、
前端に開閉自在な蓋体を備えた筒体と、該筒体内に軸方
向に移動可能に設けられた中継部材と、この中継部材に
着脱可能なカートリッジとからなり、前記中継部材の動
きに応じて前記カートリッジは前記筒体の前端開口孔よ
り突出してカートリッジ露出部を形成し、該カートリッ
ジ露出部と前記筒体との回動によって前記カートリッジ
内の棒状化粧材が進退することを特徴とする棒状化粧材
容器。
【0007】第2の発明では、前記筒体には、端部に載
置部を設けたスリットが設けられ、前記中継部材より突
出したピンが前記スリットを介して設けられている。
【0008】第3の発明では、前記筒体を、前端に開閉
自在な蓋体を備えた前部筒体と、これに回動可能な後部
筒体より構成し、内部に中継部材を内挿し、カートリッ
ジを着脱自在とするとともに、前記前部筒体と後部筒体
の回動をもって中継部材を軸方向に移動する手段を用
い、カートリッジを前記前部筒体の開口孔より突出させ
カートリッジ露出部を形成するものである。
【0009】
【作用及び効果】上記手段を講じるため、本発明の棒状
化粧材容器においては、前端にワンタッチで開閉が自在
な蓋体を備えた筒体内に、軸方向に移動可能に設けられ
た中継部材を備え、カートリッジを着装した中継部材を
軸方向に移動すると、カートリッジは筒体前端開口孔よ
り突出してカートリッジ露出部を形成する。このことに
より棒状化粧材容器の全長を使用しやすい長さに設定す
ることを可能とし、更にこの状態でカートリッジ露出部
と筒体との回動によりカートリッジ内の棒状化粧材を進
退(繰出・繰入)させ、使用可能とするものである。
【0010】また、蓋体を備えた筒体と中継部材とによ
って、化粧材を未使用の時にはカートリッジと棒状化粧
材芯を保護すると共に、化粧材を使用している時には蓋
体の紛失を心配する必要のない、棒状化粧材繰出容器を
簡単な構造で得ることが出来。更に、棒状化粧材芯を使
い切った場合や、多種の棒状化粧材芯を必要とする場合
等では、カートリッジのみを交換すれば良いので、全体
としては値段を安くして消費者に提供することが可能と
なる。
【0011】第2の発明においては、筒体内には中継部
材の移動手段としてスリットが設けられ、このスリット
の両端部には各載置部が設けられている。このスリット
を介して、中継部材より突出したピンが突出することに
より、中継部材が筒体より脱落することが防止すること
が出来る。
【0012】さらに、このピンを指先でスリットに沿っ
て移動させることにより、カートリッジは筒体前端開口
孔より突出し、使用に適切な全長になるものである。
【0013】第3の発明においては、前端に開閉自在な
蓋体が備えた筒体を、前部筒体とこれに回動可能な後部
筒体の2つより構成するものである。
【0014】このように構成した筒体内に中継部材を内
挿し、この中継部材にカートリッジを着脱自在に着装
し、前部筒体と後部筒体との回動により、中継部材を軸
方向に移動させてカートリッジを前部筒体開口孔より突
出させる事が可能で、スリットを必要としないので、埃
などに強く、また繰出容器によく使用される回動動作に
よりカートリッジを進退させるので使用者がとまどうこ
とのない棒状化粧材繰出容器が提供可能である。
【0015】更に、筒体にはスリットがないので、外観
上シンプルで美観に優れた棒状化粧材容器とすることが
出来る。
【0016】
【実施例】本発明を添付図面により、詳細に説明する。
図1はカートリッジを収容した未使用の状態を示し、図
2は実際に化粧材Aを使用するために、カートリッジ2
が軸方向上方へと移動されて筒体10の前端開口孔14
よりカートリッジ2の先端付近が露出してカートリッジ
露出部34を形成し、このカートリッジ露出部34と筒
体10とを回動して、棒状化粧材Aを進出させた状態を
示している。図3は本実施例に使用されるカートリッジ
2の構造を一部断面図で表したものである。
【0017】図1に示す本実施例を説明すると、前端に
開閉自在な蓋体11を備えた筒体10内に、中継部材2
0を軸方向に移動可能且つ脱落不能に収容して蓋付容器
5を構成し、この蓋付容器5内の中継部材20に、図3
に示すカートリッジ2を着脱自在に係留し、中継部材2
0の移動でこれに収容されたカートリッジ2を筒体10
の前端開口孔14より突出してカートリッジ露出部34
を形成し、このカートリッジ露出部34と筒体10との
回動によってカートリッジ2内に収容された棒状化粧材
Aの進退を計るものである。
【0018】さらに詳細に説明すると、筒体10には前
部載置部15、後部載置部16を備えたスリット12が
形成され、収容された中継部材20よりこのスリットを
介してピン3が突出している。このピン3は、筒体10
内に収容された中継部材20の軸方向中央よりやや下側
で突出するようにされているものである。
【0019】中継部材20は内部にカートリッジ2を収
容可能な筒体形状をなし、前部にカートリッジ2を係留
する係留部21と、カートリッジ2の螺合機構の一方の
部材と係合する同期係合部22が底部23より立設して
いる。中継部材20は前述したピン3によって、筒体1
0内よりの脱落を防止するとともに、後部載置部16よ
り前部載置部15までの間を人の力によって移動してカ
ートリッジ2をストロークする。
【0020】本実施例においては、部品点数をなるべく
省略し、製造コストの低減を追求するため、筒体10の
前端開口孔14に閉鎖される蓋体11は、ヒンジ部13
によって一体に形成されている。
【0021】また本実施例では、中継部材20のピン3
も、図4に示す如く、(b)図のようにコの字形に、ス
リット26で切り欠いた状態でピン3を製作したり、
(a)図のように平行するスリット25(軸方向に平行
スリット、または軸方向の90度方向に平行スリット)
によって、中継部材20とピン3を一体に製作している
が、別部材を組み立てて本実施例の中継部材20を得て
も良く、更にピン3に筒体10の表面に突出するように
ボタン状等の別部材を取り付け、使用時に操作しやすく
したり、デザインに変化を付けても良い。
【0022】又、本実施例では、中継部材20の軸方向
ほぼ中央付近にピン3を立設されている。このピン3の
位置は、筒体10の後端載置部にピン3が位置するとき
は中継部材20の底部23が筒体10の後端付近に位置
するようにすることによって、筒体10の下端開口孔1
7を補強することが出来、またラベル等の表示する部分
として利用可能である。
【0023】また、ピン3が筒体10の前部載置部15
にあるときには、中継部材20の上端部分は筒体10の
蓋体11が閉まらない位置まで突出していると、特に蓋
体が常時閉まる方向に付勢されている場合には、カート
リッジ2を中継部材20内に内挿しやすいため、中継部
材20のピン3の位置及び製作方法は本実施例の特徴の
一つとしてあげられる。
【0024】次に本実施例において使用されるカートリ
ッジ2の構造を図3に基づいて説明する。カートリッジ
2は、前端開口孔31を備えた筒状のカートリッジ本体
30と、前部に棒状化粧材Aを保持する化粧材保持部4
1が形成された螺旋筒40と、螺旋筒40内の螺旋溝4
2と螺合係合する突起51を前部に設け、後部には前記
螺旋筒40に内挿されない大径部52が形成された駆動
棒50とから構成され、カートリッジ本体30に回動可
能に嵌合されている。
【0025】このカートリッジ2は、前記駆動棒50下
部に形成された大径部52に設けられたスプライン53
と、図1における筒体10内の中継部材20底部23よ
り立設された同期係合部22が係合し、なおかつ図2の
状態までカートリッジ2を押し上げ、カートリッジ本体
30を露呈させた状態で筒体10とカートリッジ本体3
0を回動させるとカートリッジ内の棒状化粧材Aが進退
可能となるものである。
【0026】図3でこのメカニズムを説明すると、まず
カートリッジ本体30内周の後半部分には係合条部32
が形成され、この係合条部32と軸方向に回転不能且つ
摺動可能に螺旋筒40の後方外周の係合部43が係合し
て回転止機構を構成している。更に、螺旋筒40の内周
面に形成された螺旋溝42に、駆動棒50前部の突起5
1が螺合して螺合機構を構成している。
【0027】上記、螺合機構と回転止機構を有するカー
トリッジ2において、カートリッジ本体30に対して駆
動棒50を相対的に回動させると、カートリッジ本体3
0と螺旋筒40は回転止機構により同期の回転をするの
で、螺旋筒40と駆動棒50とが相対的に回動すること
となる。この時駆動棒50の突起51と螺旋溝42とが
螺合する螺合機構により、螺旋筒40をカートリッジ本
体30内で進退させる繰出機構が働いて、化粧材保持部
41に保持された棒状化粧材Aを繰り出すことが出来る
のである。
【0028】更に回転させると、やがて螺旋筒40後部
の係合部43の上端が、カートリッジ本体30内の段部
33に当接して、繰出上昇限となる。又カートリッジ本
体30と駆動棒50を逆に回動させると、前記メカニズ
ムにより、棒状化粧材Aはカートリッジ2内に後退を始
める。
【0029】カートリッジ2を着脱自在に係留するため
に、中継部材20内には、環状の凹部に形成されたカー
トリッジ係留部21が設けられ、これにカートリッジ本
体外表面に形成した凸部39が嵌着するようにしてあ
る。
【0030】本実施例の特徴は、蓋付容器5の筒体10
前端の開閉自在な蓋体11を開放し、中継部材20を軸
方向に移動させることによってカートリッジ2を筒体1
0の前端開口孔14より突出させ、カートリッジ2の螺
合機構を構成する一方の部材と同期係合する蓋付容器5
と、カートリッジ2の螺合機構を構成する他方の部材と
を相対的に回動させることによって、カートリッジ2内
の棒状化粧材を進退させる事が可能な構造のカートリッ
ジであれば利用可能なので、図3に示されるカートリッ
ジの構造に限られない汎用性の高い蓋付容器5が提供で
きる。
【0031】本実施例の更なる特徴は、筒体10は化粧
材未使用の時にはカートリッジ2及びカートリッジ2内
の化粧材を保護するキャップとなり、使用時には繰出機
構の一端に掛かる容器本体としての2つの役割を担う事
にある。
【0032】同時に棒状化粧材容器1は、未使用時には
携帯性に優れたコンパクトな長さであるとともに、使用
時には操作するに適切な全長になるようにすることも可
能である。
【0033】図5、図6に示されているのは、本発明の
棒状化粧材容器の第2実施例である棒状化粧材容器10
1である。図5(A)はカートリッジ102を示し、及
び(B)は蓋付容器105内の中継部材120を前端ま
で押し上げ、カートリッジ102を挿入する段階を示
し、図6は筒体110内の中継部材120にカートリッ
ジ102を内挿し、蓋体111を閉じた状態を示してい
る。
【0034】本実施例においては、第1実施例の棒状化
粧材容器1とは以下の点で異なる。まず筒体110と蓋
体111は別体に製作され、バネ4によって自動的に閉
状態になるように連結され、使用時に開閉できるように
なっている。また、筒体110は第1実施例の筒体10
と異なり、前部に蓋体111が備えられた前部筒体16
0と、後部筒体170を回動可能に連結し、この2つの
筒体の連結されたものを筒体110として構成し、さら
に筒体110と中継部材120とにより蓋付容器105
が構成されている。
【0035】前部筒体160内には、左方向の左螺旋溝
161が形成され、後部筒体170内には右方向の右螺
旋溝171が形成されている。なおこれら螺旋溝の関係
であるが、一方が軸方向に縦に切られても良いし、螺旋
の方向が同じでも、その容器で必要とされる繰出速度の
進退機構が得られれば良いものである。
【0036】そしてこの2本の筒体で構成された筒体1
10内には、カートリッジ102を着脱自在に係留する
ための、中継部材120が内挿される。中継部材120
は第1実施例と同様、筒体状で、内部にはカートリッジ
102を着脱自在に係留するための係留部121を備え
ており、外面上部及び下部には、係合突起126a、1
26bが配されている。
【0037】この上部係合突起126aは前部筒体16
0の左螺旋溝161に、そして下部係合突起126bは
後部筒体170の右螺旋溝171に螺合係合し、進退機
構を構成するものである。
【0038】本実施例の棒状化粧材容器101を使用す
るには、使用者は前部筒体160と後部筒体170とを
回動させると進退機構の作用により蓋体111を押し開
け、前部筒体前端開口孔162より中継部材120及び
中継部材120に係留されているカートリッジ102を
突出させる。この際に筒体110より露出したカートリ
ッジ102の先端部分が、カートリッジ102のカート
リッジ露出部となる。そして、カートリッジ102と筒
体110とを回動させて棒状化粧材Aを繰り出して使用
すればよい。
【0039】つまり、本実施例においては、中継部材1
20は前部筒体160と後部筒体170とを回動する
と、中継部材120が進退機構の作用により軸方向に移
動するということを特徴としている。
【0040】さらに本実施例においては、前部筒体16
0の左螺旋溝161と後部筒体170の右螺旋溝171
が逆方向になっているため、繰り出し時には中継部材1
20はゆっくりとした、左螺旋溝161、或いは右螺旋
溝171いずれかの単独では得られない第3の繰出速度
で筒体110内を移動することになる。
【0041】また、中継部材120を上昇限まで繰り出
さずとも、前部筒体160の左螺旋溝161のどの位置
で繰り出しを中止してその位置で棒状化粧材Aを繰り出
し、使用をしても中継部材120は使用時の圧力などに
負けて脱落してしまったりせずに、その場でとどまって
使用することが出来る。
【0042】さらに図6に示してあるように、前部筒体
160,及び後部筒体170より構成される筒体110
と中継部材120との間には、他部材は一切干渉しな
い。そのため、第1実施例の棒状化粧材容器1と同様、
本実施例の棒状化粧材容器101も、細径な化粧材容器
として製作可能である。
【0043】なお、本実施例の棒状化粧材容器101
は、第1実施例の棒状化粧材容器1と異なり、前部筒体
160と後部筒体170の回動により棒状化粧材Aの繰
上下を行うため、筒体110外観にはスリットは入らな
い。従ってプリントなど装飾の都合やデザイン性など美
観に優れ、外観も重要な要素である化粧材の容器として
ふさわしいものである。
【0044】以下に本実施例の棒状化粧材容器101の
組み付け方法を述べる。まず中継部材120の下部係合
突起126bを、後部筒体170内の右螺旋溝171に
螺合係合させ組み付ける。
【0045】後部筒体170の前端開口孔より中継部材
120の前半身を露出させた状態で、前部係合突起12
6aを前部筒体160内の左螺旋溝161に螺合係合さ
せ、最終的に後部筒体170の上部に配されている環状
凸部174と、前部筒体160下部内周面に配されてい
る環状凹部164とを凹凸嵌合させて回動可能に嵌着す
ればよい。このようにして組み付けられた筒体110と
中継部材120からなる蓋付容器105の係留部121
にカートリッジを係留すれば使用可能となるものであ
る。
【0046】次に、図5(A)に示されているカートリ
ッジ102の構成を以下に詳細に説明する。
【0047】カートリッジ102は、先端に棒状化粧材
が進退する開口孔181を備えた先筒180と、前部に
螺旋溝141を配した螺旋筒142を備えた筒体140
とが回動可能に連結されている。
【0048】さらにカートリッジ102内部には、先端
に棒状化粧材保持部191を形成した竿体190が、軸
方向移動可能に内挿されている。竿体190表面の軸方
向には整列された複数の突起193(雄ネジ部)が形成
され、前記筒体140の前部の螺旋溝141に螺合係合
して螺合機構を構成している。
【0049】また、先筒180内には、軸方向に複数の
摺動溝182が形成され、前記竿体190の先端の棒状
化粧材保持部191を構成している爪片192がこの摺
動溝に位置するとともに、爪片192基部の係合条部1
95が前記摺動溝182に係合して回転止め機構を構成
している。
【0050】このように構成された先筒180と筒体1
40とを回動すると、竿体190は筒体140側で、前
述した螺合機構と、先筒180側での回転止め機構とに
よる、繰出機構が作動して竿体190は先筒180と同
期の回転をしながら上昇し、竿体190の前端の爪片1
92によって保持された棒状化粧材は、先筒180先端
開口孔181より突出し使用可能となる。
【0051】また、上述とは逆に回動する事によって、
棒状化粧材の引き込みが行われる。本実施例のカートリ
ッジ102の筒体140後部には同期係合部143が設
けられ、カートリッジ102は、図5(B)の筒体11
0内の中継部材120内に内挿されると、カートリッジ
102の先筒180の表面に形成された突起183と係
留部121によって、中継部材120内に係留されると
ともに、前記カートリッジ102後部の同期係合部14
3と中継部材内の同期係合部122が係合する事にな
る。
【0052】この状態でカートリッジ102の筒体11
0から露出するカートリッジ露出部と、筒体110との
回動によって、カートリッジ102内の棒状化粧材の進
退が行われることとなる。
【0053】なお、カートリッジについては第1実施例
と同様、図5に示されている上述の形態のみに限るもの
ではない。
【0054】次に、本発明の第3実施例の棒状化粧材容
器201について説明する。図7は、カートリッジ20
2が中継部材220に挿入され同期係合部253によっ
て同期に結合した状態の本実施例の棒状化粧材容器20
1を示している。そして図8は後部筒体270を示して
いる。
【0055】本実施例の筒体210は、第2実施例の筒
体110と同様、2本の筒体である前部筒体260と後
部筒体270とから構成されているわけであるが、以下
の点で異なるものである。
【0056】まず本実施例の蓋体211が形成された前
部筒体260内には第2実施例の前部筒体160同様螺
旋溝261が形成されているが、後部筒体270内には
第2実施例におけるような螺旋溝は形成されていない。
【0057】図8に明らかなように、後部筒体270は
延設部272と筒部273により構成され、延設部27
2にはスリット275が軸方向に設けられている。
【0058】第1実施例で示されている如く、このスリ
ット275の上端部及び下端部には、それぞれ載置部2
78a、278bが形成され、それぞれ繰出上昇限と繰
出下降限とされている。
【0059】そして、この筒体210に内挿される中継
部材220には突起222が設けられていて、この突起
222はスリット275を貫通した形で前部筒体260
内の螺旋溝261と螺合する事になる。
【0060】そのため、前部筒体260と後部筒体27
0との回動によって、中継部材220は後部筒体270
の延設部272のスリット275に沿って軸方向に移動
する、この際に筒体210からカートリッジ202の先
端部分が露出してカートリッジ露出部を形成する。この
カートリッジ露出部と筒体210とを相対的に回動させ
ると、カートリッジ202内の、棒状化粧材芯が繰り出
されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棒状化粧材容器を示す縦一部断面図で
ある。
【図2】図1に示されている棒状化粧材容器のキャップ
を開け、中の中継部材を押し上げた状態を示す縦一部断
面図である。
【図3】図1の棒状化粧材容器に用いられるカートリッ
ジの縦一部断面図である。
【図4】図1の棒状化粧材容器において用いられる中継
部材の立面図である。(a)図、(b)図ともピンの状
態を示し、(a)図では平行するスリット、(b)図で
はコの字型のスリットを示している。
【図5】本発明の更なる実施例の棒状化粧材容器を示す
一部縦断面図である。(A)はカートリッジを、(B)
は前部筒体、後部筒体、及び中継部材を示している。
【図6】図5に示されている棒状化粧材容器の、蓋体を
閉めた状態を示す縦一部断面図である。
【図7】本発明の更なる実施例の棒状化粧材容器を示す
一部縦断面図である。
【図8】図7において用いられる後部筒体の立面図であ
る。
【図9】従来例を示す一部縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・ 棒状化粧材容器 A・・・ 棒状化粧材 2・・・ カートリッジ 3・・・ ピン 4・・・ バネ 10・・ 筒体 11・・・ 蓋体 12・・・ スリット 13・・・ ヒンジ部 14・・・ 前端開口孔 20・・・ 中継部材 30・・・ カートリッジ本体 40・・・ 螺旋筒 41・・・ 化粧材保持部 42・・・ 螺旋溝 50・・・ 駆動棒 51・・・ 突起 52・・・ 大径部 53・・・ ローレット 101・・ 棒状化粧材容器 102・・ カートリッジ 110・・ 筒体 120・・ 中継部材 140・・ 筒体 160・・ 前部筒体 170・・ 後部筒体 180・・ 先筒 181・・ 開口孔 190・・ 竿体 191・・ 化粧材保持部 201・・ 棒状化粧材容器 210・・ 筒体 220・・ 中継部材 260・・ 前部筒体 270・・ 後部筒体 275・・ スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端に開閉自在な蓋体を備えた筒体
    と、該筒体内に軸方向に移動可能に設けられた中継部材
    と、この中継部材に着脱可能なカートリッジとからな
    り、 前記中継部材の動きに応じて前記カートリッジは前記筒
    体の前端開口孔より突出してカートリッジ露出部を形成
    し、 該カートリッジ露出部と前記筒体との回動によって前記
    カートリッジ内の棒状化粧材が進退することを特徴とす
    る棒状化粧材容器。
  2. 【請求項2】 前記筒体には、端部に載置部を設けた
    スリットが設けられ、前記中継部材より突出したピンが
    前記スリットを介して設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の棒状化粧材容器。
  3. 【請求項3】 前記筒体を、前端に開閉自在な蓋体を
    備えた前部筒体と、これに回動可能な後部筒体より構成
    し、内部に中継部材を内挿し、カートリッジを着脱自在
    とするとともに、前記前部筒体と後部筒体の回動をもっ
    て中継部材を軸方向に移動する手段を用い、カートリッ
    ジを前記前部筒体の開口孔より突出させカートリッジ露
    出部を形成することを特徴とした請求項1に記載の棒状
    化粧材容器。
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JPS6220883U (ja) * 1985-07-20 1987-02-07
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JP2000041733A (ja) * 1998-07-29 2000-02-15 Suzuno Kasei Kk カートリッジ式棒状化粧材繰出容器

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