JP2001299058A - コンバインのフィ−ドチエンオ−プン装置 - Google Patents

コンバインのフィ−ドチエンオ−プン装置

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JP2001299058A
JP2001299058A JP2000126407A JP2000126407A JP2001299058A JP 2001299058 A JP2001299058 A JP 2001299058A JP 2000126407 A JP2000126407 A JP 2000126407A JP 2000126407 A JP2000126407 A JP 2000126407A JP 2001299058 A JP2001299058 A JP 2001299058A
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feed chain
feed
cutting
threshing device
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JP2000126407A
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Hisayuki Satoji
久幸 里路
Koji Okumoto
康治 奥本
Yasushi Ihara
靖 井原
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のフィ−ドチエンオ−プン装置は、オ−
プンの範囲が狭いために受網の着脱にあたり、フィ−ド
チエンが障害となる課題があった。また、脱穀装置は、
揺動する揺動選別棚のために、位置に狂いが生じ易く、
フィ−ドチエンオ−プン時に、伝動部の係合離脱が円滑
性を欠ぐ課題もあった。 【解決手段】 本発明は、脱穀装置2のフィ−ドチエン
1を、前側に受継チエン5を支持した回動フレ−ム3
に、フィ−ドチエンオ−プン回動可能に支持して設け
た。該回動フレ−ム3は、フィ−ドチエン1の終端部分
が、平面視において、脱穀装置2の前縁部2aから側方
に延長した仮想延長線(b−b)の近傍乃至前方位置ま
でオ−プン回動可能に構成した。脱穀装置2は、刈取懸
架台8とを連結部材9で連結して構成したコンバインの
フィ−ドチエンオ−プン装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインのフィ
−ドチエンオ−プン装置に関し、農業機械の技術分野に
属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインは、脱穀装置の扱室
や選別装置の清掃やメンテナンスの容易化を図るため
に、フィ−ドチエンオ−プン装置を設けて内部を開放す
る技術が知られている。従来のフィ−ドチエンオ−プン
装置は、扱室の扱口に沿わせて設けたフィ−ドチエン
を、前部又は後部を回動支点にして外側に回動して脱穀
装置の内部を開放する構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の脱穀装置におけるフィ−ドチエンオ−プン装置
は、フィ−ドチエンを最高の位置まで外側にオ−プン回
動しても、その終端部分が、平面視において、脱穀装置
の前縁部から側方に延長した仮想延長線まで達すること
ができず、オ−プンの範囲が狭い構成であった。したが
って、この種の従来の脱穀装置は、フィ−ドチエンをオ
−プンして清掃或いは交換のために、扱室と選別室との
間に設けている受網の着脱を行なうとき、オ−プン位置
にあるフィ−ドチエンが障害となって外側に引き出すこ
とが困難な課題があった。
【0004】また、脱穀装置は、フィ−ドチエンオ−プ
ンを繰り返すたびに、後部の伝動部とフィ−ドチエン後
部との間で伝動装置の係合離脱が行われるが、脱穀装置
の位置に狂いが生じると、伝動装置の円滑な係合離脱が
できなくなりフィ−ドチエンオ−プンを繰り返すことが
できない課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、請求項1の発明は、フィ−ドチエン1
は、脱穀装置2より前方位置に回動支点aを有する回動
フレ−ム3に、フィ−ドチエンオ−プン回動可能に支持
して設け、該回動フレ−ム3には、前記フィ−ドチエン
1の前側に、前方の刈取前処理装置4から回転動力が伝
動される受継チエン5を支持して設け、前記回動フレ−
ム3は、前記フィ−ドチエン1の終端部分が、平面視に
おいて、脱穀装置2の前縁部2aから側方に延長した仮
想延長線(b−b)の近傍乃至前方位置までオ−プン回
動可能に構成したコンバインのフィ−ドチエンオ−プン
装置としている。
【0006】つぎに、請求項2の発明は、刈取前処理装
置4側に基部を取付けた穀稈ガイド6は、受継チエン5
の上方を経てフィ−ドチエン1の始端部上方まで延長し
て設け、該穀稈ガイド6は、前記受継チエン5とフィ−
ドチエン1との間において、外側に屈折して前記フィ−
ドチエン1の上側に位置する挟持杆7の側方に沿う位置
まで延長して構成した請求項1記載のコンバインのフィ
−ドチエンオ−プン装置としている。
【0007】つぎに、請求項3の発明は、刈取懸架台8
に支持した刈取前処理装置4の後方に脱穀装置2を配置
したコンバインであって、前記脱穀装置2は、前部を前
記刈取懸架台8に連結した連結部材9の後部を固着して
一体に連結して構成した請求項1又は請求項2記載のコ
ンバインのフィ−ドチエンオ−プン装置としている。
【0008】つぎに、請求項4の発明は、連結部材9
は、前部を前記刈取懸架台8に連結し、後部を、内装し
ている揺動選別棚10の前方位置にある脱穀装置2の前
部機枠11に固着して連結した請求項3記載のコンバイ
ンのフィ−ドチエンオ−プン装置としている。
【0009】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したから、
フィ−ドチエンは、一体として前側にある受継チエンを
オ−プン回動して、脱穀装置の前側の清掃等のメンテナ
ンスも同時に行なうことができるものでありながら、チ
エン終端部分が脱穀装置の前縁部から側方に延長した仮
想延長線(b−b)より前方側まで広く回動できるか
ら、扱室の受網を着脱する作業もオ−プン位置にあるフ
ィ−ドチエンが障害となることはなく、きわめて容易に
行なうことができる特徴がある。
【0010】更に、脱穀装置は、連結部材によって前側
の刈取懸架台と連結して強固に構成することによって、
脱穀作業中に内部の揺動選別棚が前後揺動作用を繰り返
しても狂いが生じることがなく、安定した位置を確保で
きる。したがって、フィ−ドチエンは、脱穀装置の後部
にある伝動部との関係位置に狂いが起きないから、オ−
プン回動毎に伝動装置が円滑に係合離脱を繰り返すこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施例を具体的に説明する。コンバインは、図10およ
び図11に示すように、走行車体11上に、扱室12の
穀稈供給部13(入口漏斗側)を前側にして脱穀装置2
を搭載し、更に、その前側に刈取前処理装置4を連結し
て一連の刈取脱穀作業ができる構成としている。
【0012】そして、刈取前処理装置4は、図10およ
び図11に示すように、前端下部に分草杆14を設け、
その背後には傾斜状にした穀稈引起し装置15を設け、
その後方低部には刈取装置16を設け、更に、刈取穀稈
を脱穀装置2へ搬送する穀稈搬送装置17を設けて構成
している。そして、穀稈供給装置18は、上記穀稈搬送
装置17の一部を構成しており搬送終端部にあって、搬
送穀稈を後述する受継チエン5に受け継がせる構成とし
ている。
【0013】つぎに、脱穀装置2は、図1乃至図3に示
すように、前述の扱室12には扱胴19を内装軸架し、
扱ぎ口に沿わせてフィ−ドチエン1を設け、扱室12と
下側の選別室20との間には受網21を設けて構成して
いる。そして、受網21は、従来から知られているよう
に、前側(フィ−ドチエン1側)から引出し、挿入がで
きる着脱可能な構成とし、メンテナンスができるものと
している。
【0014】そして、選別室20は、図3に示すよう
に、上記受網21の下側に揺動選別棚10を前後方向に
揺動可能に支架し、その下側に選別方向の上手側から圧
風唐箕22、一番移送螺旋23、二番移送螺旋24の順
に軸架して構成している。そして、フィ−ドチエン1
は、上側に沿わせて挟持杆7が設けられ、穂先部を上記
扱室12に挿入した穀稈の株元を挟持して搬送する構成
としている。更に、フィ−ドチエン1は、受継チエン5
と共にフィ−ドチエンオ−プン機構25によって支持さ
れ、回動支点軸26を回動支点にして回動する回動フレ
−ム3によって脱穀装置2の機体から外側にオ−プン回
動して、脱穀装置2の側方位置、扱室12、選別室20
の側部を開放できる構成としている。この構成によっ
て、脱穀装置2は、前方位置、扱室12、選別室20の
清掃やメンテナンスが容易にできるものとなった。
【0015】なお、フィ−ドチエンオ−プン機構25
は、詳細に後述する。つぎに、受継チエン5は、図5お
よび図7に示すように、前部受継チエン5aと補助受継
チエン5bとから構成し、前部受継チエン5aは、前記
フィ−ドチエン1の搬送始端部のすぐ前側に、フィ−ド
チエン1の始端部を分割したように設け、刈取前処理装
置4側の前述した穀稈供給装置18から受け継いだ穀稈
を後続するフィ−ドチエン1に受け継がせる構成とし、
補助受継チエン5bは、図5に示すように、前部受継チ
エン5aとフィ−ドチエン1との内側に配置して設け、
前記前部受継チエン5aの受継作用時に、穀稈の穂先側
を支持できる構成としている。そして、補助受継チエン
5bは、図5で解るように実施例の場合、前部受継チエ
ン5aの搬送始端部より後方に搬送始端部を位置し、終
端部分を上記前部受継チエン5aの終端部分より後側に
位置させて構成している。
【0016】この場合、補助受継チエン5bは、前部受
継チエン5aの終端部とフィ−ドチエン1の搬送始端部
との間の穀稈受け継ぎ作用を補助すると共に、超短稈
(前部受継チエン5aまで株元が届かない程度の短い穀
稈)を受け継ぐことができる構成としている。更に、補
助受継チエン5bは、図5に示すように、搬送終端部を
フィ−ドチエン1の搬送始端部より後方まで延長して、
扱室12の穀稈供給部13に接近させて構成している。
【0017】そして、穀稈ガイド6は、図5に示すよう
に、基部を前側の刈取前処理装置4の機枠に固着し、先
端側を前部受継チエン5aの上方に沿わせて後方に伸ば
し、フィ−ドチエン1の始端部まで延長して構成してい
る。そして、穀稈ガイド6は、前部受継チエン5aの終
端部とフィ−ドチエン1の始端部との間で外側に屈折し
て前記フィ−ドチエン1の上側に位置する挟持杆7の側
方に沿う位置まで延長して構成している。
【0018】つぎに、前部受継チエン5aと補助受継チ
エン5bとの伝動構成は、図2に示すように、刈取前処
理装置4後部の伝動プ−リ27からベルトと伝動プ−リ
28を介して伝動ケ−ス29に入力し、補助受継チエン
軸30によって補助受継チエン5bを伝動し、更に、後
続の前部受継チエン5aへと回転動力を伝動する構成と
している。
【0019】このように、刈取前処理装置4から伝動さ
れる受継チエン5は、図示しない油圧無段変速装置から
走行ミッション装置31内を経由した走行回転動力で伝
動されるから、車速に同調して変速された回転動力によ
って駆動される構成となっている。
【0020】そして、フィ−ドチエン1は、図2に示す
ように、脱穀装置2の後部に設けている排塵ファン(横
断流ファン)の排塵ギヤボックス32から伝動される構
成としている。つぎに、前述したフィ−ドチエンオ−プ
ン機構25の詳細な構成を述べる。
【0021】まず、回動フレ−ム3は、図3および図4
に示すように、回転支点軸26に支持して外側(脱穀装
置2から離れる側)に回動可能に構成し、後方側に延長
してフィ−ドチエン1の支持装置33に連結している。
そして、上記回転支点軸26は、図3及び図4に示す実
施例の場合、走行車体11上に設けた軸受支持装置34
に、脱穀装置2の正面視(図4参照)において、内側に
傾斜させ、脱穀装置2の側面視(図3参照)において、
前側に傾斜させて軸架し、前記回動フレ−ム3を連結し
て回動支点aとなる構成としている。
【0022】そして、フィ−ドチエン1は、図1および
図2に示すように、後部に伝動軸35(入力軸)を設
け、脱穀装置1の後部の前述の排塵ギヤボックス32の
伝動部36に挿脱自由に連結して伝動可能に構成してい
る。そして、受継チエン5は、図2に示すように、フィ
−ドチエン1の始端部より前方位置において、上記回動
フレ−ム3に取り付け、フィ−ドチエンオ−プン機構2
5に支持してフィ−ドチエン1と一体にオ−プン回動が
できる構成としている。なお、この場合、前部受継チエ
ン5aと補助受継チエン5bとの伝動構成は、図2に示
すように、補助受継チエン軸30の端部にある伝動部
に、補助受継チエン5b側のスプロケット側部にカップ
リングを設けて係脱自由に係合して伝動する構成として
いる。
【0023】そして、前記回動フレ−ム3は、実施例の
場合、図1に仮想線で作用位置を示すように、前記フィ
−ドチエン1の終端部分が、平面視において、脱穀装置
2の前縁部2aから側方(フィ−ドチエンオ−プン側)
に延長した仮想延長線(b−b)より前方位置までオ−
プン回動ができる構成としている。しかし、本案のフィ
−ドチエンオ−プン機構25は、扱室12の受網21を
着脱するとき障害とならないことが目的であるから、チ
エン終端部分が上記した仮想延長線(b−b)上の近傍
まで回動する構成でも受網21の着脱に支障がなければ
充分である。
【0024】以上の構成によって、フィ−ドチエン1と
前部受継チエン5a及び補助受継チエン5bとは、一体
的にフィ−ドチエンオ−プンが可能となって、受継チエ
ン5の伝動部(脱穀装置2の前側部分)、扱室12、選
別室20を開放できるから、清掃やメンテナンスを容易
に行なうことができる。
【0025】そして、上記の構成は、回動フレ−ム3を
前後と左右とに傾斜させた回動支点軸26を回動支点a
にしてオ−プン回動をするから、フィ−ドチエン1は、
回動軌跡の始端側(脱穀装置2に装着した搬送作業位
置)と、終端側(最高に開いた位置)で低位置にあり、
中間の回動途中では両端部より高い位置を経由して山状
に回動することができる。したがって、フィ−ドチエン
1は、回動軌跡の始端部分と終端部分とにおいて、それ
ぞれ下がった低い位置で停止することによって、フィ−
ドチエン1の自重が働き停止状態を安定よく保持できる
利点があるとともに、回動初期に機体カバ−等の障害物
を避けながら回動できる特徴もある。
【0026】そして、脱穀装置2は、図2および図3に
示すように、前端部を刈取懸架台8に固定した連結部材
9の後端部を固着して走行車体11に強固に連結して装
置した構成としている。そして、実施例の場合、連結部
材9は、脱穀装置2を構成している前部機枠2bの幅方
向の中央位置に固着しており、この固着部分が、機体に
内装している揺動選別棚10の前方位置に相当する構成
としている。
【0027】このように、脱穀装置2は、連結部材9に
よって刈取懸架台8を介して走行車体11に連結固着
し、作業に伴って揺動選別棚10が前後に揺動を繰り返
してもそのために位置の狂いが生じることはほとんどな
い構成としている。そして、刈取フレ−ム37は、図8
および図9に示すように、刈取前処理装置4を支持して
回転各部を伝動する基本の機枠であるが、実施例の場
合、上側の大径に形成した横向きの入力ケ−ス38とこ
れに連続する伝動ケ−ス39とを一体的に接合してT型
フレ−ムを構成している。そして、上記入力ケ−ス38
と伝動ケ−ス39とは、それぞれテ−パ−部38a、3
9aを介して横向き伝動支持筒40と縦向き伝動支持筒
41に連結して刈取フレ−ム37を構成している。そし
て、刈取フレ−ム37は、前述の走行ミッション装置3
1内を経由して車速に同調して変速された回転動力が入
力され、構横向き伝動支持筒40側から受継チエン5他
を伝動し、縦向き伝動支持筒41側から刈取装置8、穀
稈搬送装置17他を伝動する構成としている。
【0028】以上のように構成された刈取フレ−ム37
は、昇降シリンダ42によって上下昇降自由に支架した
構成としている。以上のように構成したコンバインは、
エンジンを始動して、刈取クラッチや脱穀クラッチを入
り操作して機体の回転各部を伝動しながら、走行車体1
1を前進走行して刈取脱穀作業を開始する。すると、圃
場の穀稈は、図10に示すように、前端下部にある分草
杆14によって分草作用を受け、ついで穀稈引起し装置
15の引起し作用によって倒伏状態から直立状態に引き
起こされ、株元が刈取装置16に達して刈り取られ、穀
稈搬送装置17に受け継がれて順次連続状態で後部上方
に搬送される。
【0029】このようにして、穀稈は、穀稈搬送装置1
7から穀稈供給装置18に順次連続状態で受け継がれ、
前部受継チエン5aの始端部に達し、補助受継チエン5
bの作用も受けてフィ−ドチエン1の始端部に達し脱穀
装置2に供給される。そして、穀稈は、株元がフィ−ド
チエン1と挟持杆7に挾持された状態で搬送されなが
ら、穂先部分が扱室12内に挿入されて通過する過程
で、回転している扱胴19によって脱穀される。そし
て、脱穀処理物は、下方の選別室20に達して揺動選別
棚10の揺動選別作用と、圧風唐箕22から吹き出る選
別風とによる選別作用とを受けて処理されるものであ
る。
【0030】以上のように、コンバインは、連続的に刈
取脱穀作業を行い、脱穀選別した穀粒を収穫してグレン
タンクに収集貯留する。さて、上述の作用中において、
刈取前処理装置4の穀稈供給装置18の終端部から前部
受継チエン5aに受け継がれた穀稈は、穀稈ガイド6に
よって保持され、補助受継チエン5bの作用を受けなが
ら確実にフィ−ドチエン1の始端部に受け継がれる。こ
の場合、フィ−ドチエン1は、チエン幅の狭い前部受継
チエン5aがフィ−ドチエン1のチエン幅内で前側に位
置するから受継チエン5aからの受け継ぎが確実にでき
る。しかも、フィ−ドチエン1は、チエンの中央に挟持
杆7が位置し、しかも、前部受継チエン5a側から連続
した穀稈ガイド6が延長して受け継ぎ穀稈を案内してい
るから、確実に受け継ぎ挟持して搬送することができ
る。
【0031】そして、刈取前処理装置4は、図8および
図9で説明したように、入力ケ−ス38を大径に形成し
てテ−パ−部38a、39aを介して横向き伝動支持筒
40と縦向き伝動支持筒41に連結した刈取フレ−ム3
7を構成したから、剛性が一段と増し、特に、横方向の
揺れに対しても強くなって集中応力に耐えることができ
変形、破損を未然に防止できるものとなった。
【0032】更に、本発明は、受継チエン5(前部受継
チエン5aと補助受継チエン5b)とフィ−ドチエン1
とを一体にオ−プンして扱室12と選別室20は勿論、
脱穀装置2の前側にもメンテナンス空間を作ることがで
きるから、清掃やメンテナンスを容易に行なうことが可
能である。特に、回動フレ−ム3は、図1に示す作用図
で解るように、フィ−ドチエン1の終端部分が、平面視
において、脱穀装置2の前縁部2aから側方に延長した
仮想延長線(b−b)の前方位置まで達するようにオ−
プン回動するから、受網21の着脱にチエン1が障害に
ならず比較的楽に清掃、部品交換等のメンテナンスがで
きる特徴がある。
【0033】そして、脱穀装置2は、連結部材9によっ
て前側の刈取懸架台8と連結して走行車体11に固定し
た構成をとったから、位置の狂いが起きず、特に、揺動
選別棚10の前側に位置する前部機枠2bに連結するこ
とにより、揺動作用によって狂うことがない。したがっ
て、脱穀装置2は、上述のようにフィ−ドチエンオ−プ
ンを繰り返しても、伝動部分の係合離脱にほとんど支障
が発生しない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、要部の作用を示す平
面図である。
【図2】本発明の実施例であって、要部を示す平面図で
ある。
【図3】本発明の実施例であって、内部の側面図であ
る。
【図4】本発明の実施例であって、一部の正面図であ
る。
【図5】本発明の実施例であって、平面図である。
【図6】本発明の実施例であって、一部の横断面図であ
る。
【図7】本発明の実施例であって、側面図である。
【図8】本発明の実施例であって、側面図である。
【図9】本発明の実施例であって、一部を破断して示す
正面図である。
【図10】本発明の実施例であって、コンバインの平面
図である。
【図11】本発明の実施例であって、コンバインの側面
図である。
【符号の説明】
1 フィ−ドチエン 2 脱穀装置 2a
前縁部(脱穀装置) 3 回動フレ−ム 4 刈取前処理装置 5
受継チエン 5a 前部受継チエン 5b 補助受継チエン 6
穀稈ガイド 7 挟持杆 8 刈取懸架台 9
連結部材 10 揺動選別棚 b−b 仮想延長線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィ−ドチエン1は、脱穀装置2より前
    方位置に回動支点aを有する回動フレ−ム3に、フィ−
    ドチエンオ−プン回動可能に支持して設け、該回動フレ
    −ム3には、前記フィ−ドチエン1の前側に、前方の刈
    取前処理装置4から回転動力が伝動される受継チエン5
    を支持して設け、前記回動フレ−ム3は、前記フィ−ド
    チエン1の終端部分が、平面視において、脱穀装置2の
    前縁部2aから側方に延長した仮想延長線(b−b)の
    近傍乃至前方位置までオ−プン回動可能に構成したコン
    バインのフィ−ドチエンオ−プン装置。
  2. 【請求項2】刈取前処理装置4側に基部を取付けた穀稈
    ガイド6は、受継チエン5の上方を経てフィ−ドチエン
    1の始端部上方まで延長して設け、該穀稈ガイド6は、
    前記受継チエン5とフィ−ドチエン1との間において、
    外側に屈折して前記フィ−ドチエン1の上側に位置する
    挟持杆7の側方に沿う位置まで延長して構成した請求項
    1記載のコンバインのフィ−ドチエンオ−プン装置。
  3. 【請求項3】刈取懸架台8に支持した刈取前処理装置4
    の後方に脱穀装置2を配置したコンバインであって、前
    記脱穀装置2は、前部を前記刈取懸架台8に連結した連
    結部材9の後部を固着して一体に連結して構成した請求
    項1又は請求項2記載のコンバインのフィ−ドチエンオ
    −プン装置。
  4. 【請求項4】連結部材9は、前部を前記刈取懸架台8に
    連結し、後部を、内装している揺動選別棚10の前方位
    置にある脱穀装置2の前部機枠2bに固着して連結した
    請求項3記載のコンバインのフィ−ドチエンオ−プン装
    置。
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