JP2001299056A - コンバインのエンジン制御装置 - Google Patents

コンバインのエンジン制御装置

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JP2001299056A
JP2001299056A JP2000122807A JP2000122807A JP2001299056A JP 2001299056 A JP2001299056 A JP 2001299056A JP 2000122807 A JP2000122807 A JP 2000122807A JP 2000122807 A JP2000122807 A JP 2000122807A JP 2001299056 A JP2001299056 A JP 2001299056A
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reaper
lever
accelerator
state
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Application number
JP2000122807A
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English (en)
Inventor
Koji Ito
孝司 伊藤
Atsushi Mizushima
淳 水島
Masaki Korehisa
正喜 是久
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンの回転数を自動アクセル制御で収穫作
業中に、刈取機に不具合が発生したときは、該刈取機部
へ手を挿入して、この不具合を解消することがあり、危
険であったが、安全に不具合の解消が行われるようにし
ようとするものである。 【解決手段】エンジン6の回転数を自動アクセル制御に
切換えるアクセルレバー自動操作手段9がON状態で、
刈取機3と脱穀機4とを始動、及び停止操作する刈脱ク
ラッチレバー22が入状態で、走行装置2が停止状態
で、該刈取機3の回転が停止状態で、該刈取機3で穀稈
を刈取る刈取り高さ位置が所定高さ以上のときには、制
御装置11により、エンジン6の回転数を所定回転低回
転数に制御すると共に、該刈取クラッチレバー22を切
状態に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの回転
数を自動アクセル制御に切換えるアクセルレバー自動操
作手段の操作、刈取機と脱穀機とを始動、及び停止操作
する刈脱クラッチレバーの操作、及び該刈取機で穀稈を
刈取る刈取り高さ位置等により、該エンジンの回転数制
御、及び該刈脱クラッチレバーの入・切制御等を行う技
術であり、コンバインのエンジン制御装置として利用で
きる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈を刈取る収穫作業
は、このコンバイン前部の刈取機で穀稈を刈取り、この
刈取機で上部へ移送して脱穀機へ供給され、この脱穀機
内を移送中に脱穀され、脱穀済みで選別済み穀粒は、こ
のコンバインへ一時貯留する。
【0003】この収穫作業のときに、アクセルレバー自
動操作手段をON側(入状態側)へ操作すると、エンジ
ンの回転制御は自動アクセル制御に切変り、走行装置の
走行速度を主変速レバーの操作で設定すると、この設定
した走行速度に制御すべく、該エンジンの回転数を調節
するアクセルレバーを回動操作するアクセル用モータへ
出力して、該アクセルレバーはこのアクセル用モータに
よって自動調節制御され、設定した走行速度に対応する
回転数に該エンジンの回転数が制御され、設定した走行
速度で該走行装置が走行して収穫作業が行われる。
【0004】この収穫作業中で前記アクセルレバー自動
操作手段がON側(入状態側)への操作で、刈脱クラッ
チレバーが入状態で、走行装置が停止状態で、刈取機の
回転が停止状態で、該刈取機で穀稈を刈取る刈高さ位置
が所定高さ以上(刈取り作業状態時以上)のときは、こ
のような状態は、例えば、作物の条件、又は圃場の条件
等により、株抜け、泥詰り、及び穀稈の詰り等が発生し
て、この刈取機が不具合となって回転していない状態で
あるが、エンジンの回転数は低下することなく、今まで
の作業状態の回転が継続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】エンジンの回転制御を
自動アクセル制御で収穫作業中に、作物の条件、及び圃
場の条件等により、株抜け、泥詰り、及び穀稈の詰り等
が発生すると、刈取機が回転しなくなることがあり、こ
のような時に、エンジンの停止操作、又は刈脱クラッチ
レバーを切状態に操作せずに、この刈取機部へ手を挿入
して、不具合の解消をしようとする場合があって危険で
あり、又、この不具合解消に長時間を要すると、更に危
険が増大することがあったが、この発明により、この問
題点を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、走行装置2の前部に穀稈を刈取る刈取機3と、該刈
取機3から刈取り穀稈の供給を受けて脱穀する脱穀機4
と、該刈取機3と該脱穀機4とを始動及び停止操作する
刈脱クラッチレバー22と、該走行装置2等を回転駆動
するエンジン6と、該エンジン6の回転数を調節するア
クセルレバー7を回動操作するアクセル用モータ8と、
該アクセル用モータ8を出力して該アクセルレバー7を
自動調節制御に切換えて該エンジン6の回転数制御を自
動アクセル制御に切換えするアクセルレバー自動操作手
段9等とを設けたコンバインにおいて、該アクセルレバ
ー自動操作手段9がON状態で、該刈取クラッチレバー
22が入状態で、該走行装置2が停止状態で、該刈取機
3の回転が停止状態で、該刈取機3で穀稈を刈取る刈取
り高さ位置が所定高さ位置以上のときには、該エンジン
6の回転を所定回転低回転に制御する制御装置11を設
け、該アクセルレバー自動操作手段9がON状態で、該
刈脱クラッチレバー22が入状態で、該走行装置2が停
止状態で、該刈取機3の回転が停止状態で、該刈取機3
で穀稈を刈取る刈高さ位置が所定高さ位置以上のときに
は、該エンジン6の回転を所定回転低回転に制御すると
共に、該刈脱クラッチレバー22を切状態に制御する制
御装置11を設け、該アクセルレバー自動操作手段9を
OFF状態に操作、又、再度ON状態操作及び該刈取機
3で穀稈を刈取る刈取り高さ位置が刈取り作業高さ位置
のときには、該刈脱クラッチレバー22を入状態に制御
する制御装置11を設けたことを特徴とするコンバイン
のエンジン制御装置の構成とする。
【0007】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈を刈取る収穫作業
は、このコンバインの刈取機3で穀稈を刈取り、この刈
取機3で移送して脱穀機4へ供給され、この脱穀機4内
を移送中に脱穀され、脱穀済みで選別済み穀粒は、この
コンバインへ一時貯留される。
【0008】この収穫作業のときに、アクセルレバー自
動操作手段9をON側(入状態側)へ操作すると、エン
ジン6の回転制御は自動アクセル制御に切変り、走行装
置2の走行速度を主変速レバーの操作で設定すると、こ
の設定した走行速度に制御すべく、該エンジン6の回転
数を調節するアクセルレバー7を回動操作するアクセル
用モータ8へ出力して、該アクセルレバー7はこのアク
セル用モータ8によって自動調節制御され、設定した走
行速度に対応する回転数に該エンジン6の回転数が制御
され、設定した走行速度で該走行装置2が走行して収穫
作業が行われる。
【0009】この収穫作業中で前記アクセルレバー自動
操作手段9がON側(入状態側)への操作で、刈脱クラ
ッチレバー22が入状態で、走行装置2が停止状態で、
刈取機3の回転が停止状態で、該刈取機3で穀稈を刈取
る刈高さ位置が所定高さ以上(刈取り作業状態時以上)
のときは、このような状態は、例えば、作物の条件、及
び圃場の条件等により、株抜け、泥詰り、及び穀稈の詰
り等が発生して、この刈取機3が不具合となって回転し
ない状態であり、このときには、制御装置11により、
エンジン6の回転は所定回転低回転に制御される。
【0010】又、上記状態のときは、前記制御装置11
により、エンジン6の回転を所定回転低回転に制御する
と共に、刈脱クラッチレバー22は切状態に制御され
る。更に前記アクセルレバー自動操作手段9をOFF側
(切状態側)へ操作し、又、再度ON側(入状態側)へ
操作し、刈取機3で穀稈を刈取る刈取り高さ位置が刈取
作業状態時の高さ位置のときには、刈脱クラッチレバー
22は制御装置11で入状態に制御されて、収穫作業は
再開始される。
【0011】
【発明の効果】特に一人で収穫作業中に刈取機3に不具
合が発生して、この刈取機3が回転しなくなると、作業
者は目の前の該刈取機3の不具合を取り除くことに気が
取られがちで、この刈取機3部へ直接手を入れて、この
不具合を取り除こうとすることがあるが、エンジン6の
回転が低回転になったり、刈脱クラッチレバー22が切
状態になることにより、危険は最小限になる。不具合が
取り除かれたときに、該刈取機3が回転しないことによ
り、更に安全である。又、該エンジン6が低回転によ
り、作業者へ注意を喚起する効果等もある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の走行装置2の前部に
は、立毛穀稈を刈取る刈取機3を設け、この刈取機3で
刈取り穀稈を移送して脱穀機4へ供給して、この脱穀機
4で移送中に脱穀する該脱穀機4は、該走行装置2上側
の走行車台5の上側面に載置した構成であると共に、エ
ンジン6も載置した構成である。該エンジン6の回転数
を調節するアクセルレバー7をこのエンジン6に設ける
と共に、このアクセルレバー7を回動操作するアクセル
用モータ8を設け、このアクセル用モータ8を出力し
て、該アクセルレバー7を自動調節制御に切換えて、該
エンジン6の回転数の制御を自動アクセル制御に切換え
するアクセルレバー自動操作手段9を操作装置10に設
けた構成である。
【0013】前記アクセルレバー自動操作手段9の操作
によって、制御装置11により、エンジン6の回転数制
御方法、及び刈脱クラッチレバー22の切換え制御方法
等について図示して説明する。前記コンバイン1は、図
1で示す如く走行車台5の下側には、土壌面を走行する
左右一対の走行クローラ2aを張設した走行装置2を配
設し、該走行車台5の上側面には、刈取機3の穀稈掻込
移送装置12で上部へ移送された穀稈を、脱穀機4のフ
ィードチエン13aと挟持杆13bとによって引継ぎ挟
持して、移送するこの穀稈を移送中に脱穀し、脱穀済み
穀粒を選別回収して、一時貯留する穀粒貯留タンク4a
を平面視右側に装着した該脱穀機4を載置した構成であ
る。
【0014】前記穀粒貯留タンク4aの後側には、この
穀粒貯留タンク4a内に貯留した穀粒を機外へ排出する
縦移送螺旋14aを内装した排出支持筒14を略垂直姿
勢で回動自在に支承して設けると共に、この排出支持筒
14の上端部には、その全長が該コンバイン1の前後長
に亘る機外へ排出する排出螺旋15aを収縮自在に内装
した排出オーガ15を収縮自在、上下回動自在、及び左
右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【0015】前記刈取機3は前部から順次、刈取る立毛
穀稈を分離するナローガイド16a、及び分草体16b
と、分離した穀稈を引起す引起装置17と、引起された
穀稈を掻込む穀稈掻込移送装置12の掻込装置12a
と、掻込した穀稈を刈取る刈刃装置17aと、刈取られ
た穀稈を移送する該穀稈掻込移送装置12の移送装置1
2b等よりなる構成である。該刈取機3は伸縮シリンダ
18により、土壌面に対して昇降自在な構成である。該
刈刃装置17a部には、穀稈の刈取り高さを検出する刈
高センサ33を設け、又、該伸縮シリンダ18の近傍部
には、該刈取機3に掛る圧力を検出する圧力センサ34
を設けた構成である。
【0016】前記脱穀機4の前側で刈取機3の右側に
は、操作ケース19で操作室19aを形成し、この操作
室19a内には、コンバイン1の各部を操作、調節、始
動、及び停止操作する操作装置10と、操縦者が搭乗し
て操作する操縦席20等を設け、この操縦席20の下側
で走行車台5の上側面には、エンジン6を載置すると共
に、後方には、穀粒貯留タンク4aを配設した構成であ
る。これら刈取機3と、脱穀機4と、エンジン6と、走
行装置2等により、コンバイン1の機体1aを構成して
いる。
【0017】前記操作装置10には、図3で示す如く各
種の操作レバーと、各種の操作ダイヤルと、各種の操作
手段、及び操作スイッチ等を設けた構成であるが、本発
明に関するものと、主要部品とについて表示して説明す
る。走行装置2の前進走行と後進走行に切換、及びこれ
ら前・後進の走行速度を設定する主変速レバー(HST
レバー)21と、刈取機3と脱穀機4とを自動でクラッ
チ用モータ22bにより、始動、及び停止操作する刈脱
クラッチレバー22と、この刈脱クラッチレバー22に
は、該刈取機3のみを停止する刈取スイッチ22aと、
エンジン6の回転数を設定するアクセルレバー7と、該
エンジン6の回転数の自動制御である自動アクセル制御
を設定するときに操作するON−OFFスイッチ方式の
アクセルレバー自動操作手段9と、表示装置23と、方
向制御レバー24と、警報装置38等を設けた構成であ
る。該刈脱クラッチレバー22は手動でも始動、及び停
止操作可能な構成である。
【0018】前記エンジン6には、図2で示す如く略L
字形状のアクセルレバー7を支持軸25へ装着した構成
である。該支持軸25の一方側の端部に設けた減速ギヤ
ー26を介してアクセル用モータ8を設け、該支持軸2
5の他方側の軸端部には、ポテンションメータで構成す
るアクセルポテンションセンサ27を装着した構成であ
る。
【0019】前記エンジン6には、図2で示す如く略T
字形状のスロットルレバー28の基部をスロットル軸2
9へ装着した構成である。このスロットルレバー28一
方側の先端部とアクセルレバー7一方側の先端部との間
には、スロットルワイヤー30を設け、これらスロット
ルレバー28とアクセルレバー7とを接続した構成であ
る。該スロットルレバー28の他方側の先端部には、リ
タンスプリング31を設け、このリタンスプリング31
により、このスロットルレバー28を閉位置に戻す構成
である。
【0020】前記アクセルレバー7は前逑の構成であ
り、スロットルを開くときは、アクセル用モータ8を正
回転駆動し、該アクセルレバー7を前方へ傾動させる。
これにより、スロットルワイヤー30を介してスロット
ルレバー28が開方向へ回動する構成である。又、スロ
ットルを閉じるときは、該アクセル用モータ8が逆回転
駆動し、該アクセルレバー7を後方へ傾動させる。これ
により、該スロットルワイヤー30が緩み、リタンスプ
リング31に付勢されて、該スロットルレバー28が閉
方向へ戻る構成である。
【0021】前記アクセルポジションセンサ27は、ア
クセルレバー7の傾動角度を検出し、この検出により、
アクセル用モータ8の回転を制御して、該アクセルレバ
ー7の開度を調節して、スロットルの開度を調節し、エ
ンジン6の回転数を調節制御する自動アクセル制御にな
る構成である。この自動アクセル制御は、アクセルレバ
ー自動操作手段9をON操作したときのみに行われると
共に、この自動アクセル制御は、例えば、該エンジン6
の回転数が1500r.p.m以上で作動する構成であ
る。
【0022】自動アクセル制御は、前記主変速レバー2
1の操作位置を主変速ポテンションセンサ36で検出
し、この検出値に基づいて、エンジン6の回転数を制御
する構成である。前記走行車台5の前端部に装架された
走行用のミッションケース32内の伝動経路中には、そ
の出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ3
2aを設けた構成である。
【0023】前記操作装置10には、制御装置11を内
装して設け、この制御装置11は、図4で示す如く本発
明に関係するもののみを図示して説明する。前記制御装
置11は、アクセルレバー自動操作手段9、刈脱クラッ
チレバー22、刈取スイッチ22a等の操作と、アクセ
ルポテンションセンサ27、エンジン回転センサ35、
主変速センサ36、車速センサ32a、刈高センサ3
3、圧力センサ34等の検出とが入力回路37aを経て
CPU37bへ入力される構成である。これらの入力に
より、該CPU37bから出力回路37cを経てアクセ
ル用モータ8が始動、停止、及び調節制御され、アクセ
ルレバー7が回動調節され、スロットルの開度が調節制
御されて、エンジン6の回転数を調節制御する構成であ
る。又、伸縮シリンダ18が始動制御され、刈取機3を
昇降制御する構成であると共に、警報装置38より、警
報を発する構成であり、主変速用モータ21a、クラッ
チ用モータ22bを始動、及び停止制御する構成であ
る。
【0024】前記エンジン6の回転数制御の作用、及び
刈脱クラッチレバー22の回動制御の作用について説明
について説明する。前記アクセル自動操作手段9がON
状態に操作されて、この操作が検出され、刈脱クラッチ
レバー22が入状態に操作されて、この操作が検出さ
れ、該走行装置2は停止状態であると検出され、刈取機
3の回転が停止状態であると検出され、又、この刈取機
3で穀稈を刈取る刈取り高さ位置が所定高さ以上(刈取
り作業状態時以上)、例えば、圃場面から400〜50
0mm以上になったと検出され、更にこれらの検出から
所定時間の経過が検出されたときは、エンジン6の回転
数を所定回転低回転数(ローアイドル回転数)にすべく
制御装置11により、アクセルレバー7が自動回動操作
制御されて、該エンジン6は低回転数に制御される。
又、更に該エンジン6の回転数の低回転数への制御と共
に、該刈脱クラッチレバー22を切状態へ該制御装置1
1により、自動切換え制御される。
【0025】上記の状態が発生のときには、前記刈取機
3の穀稈を移送する穀稈掻込移送装置12部には、作物
の条件、及び圃場の条件等により、株抜け、泥詰り、及
び穀稈詰り等が発生して、この刈取機3には、移送不能
の不具合が発生した状態である。この状態のときには、
作業者が該刈取機3部へ手を挿入して、不具合な箇所の
解消をしようとすることがあって危険であったが、この
危険を上記の如く制御が行われることより、最小限度の
危険とした構成である。
【0026】又、前記アクセルレバー自動操作手段9が
OFF状態に操作されて、この操作が検出され、又、再
度このアクセルレバー自動操作手段9がON状態に操作
され、この操作が検出されると共に、刈取機3で穀稈を
刈取る刈取り高さ位置が刈取り作業状態時の高さ位置で
あると検出されたときには、刈脱クラッチレバー22を
入状態へ制御装置11により、自動切換え制御する。
【0027】上記の状態のときは、前記刈取機3の不具
合の箇所が解消されて、刈取り収穫作業を再開始する状
態であり、このときは、操作箇所を減少さる構成であ
り、操作の簡略化を図った構成である。前記脱穀機4
は、図5で示す如く上部には、脱穀室39と、排塵処理
室40と、二番処理室41とを設け、下部には、選別室
42、送風機43、一番選別移送室44、二番移送室4
5等を設けた構成である。
【0028】前記脱穀室39内には、扱胴39aを回転
自在に軸支して設け、排塵処理室40内には、排塵処理
胴40aを回転自在に軸支して設け、二番処理室41内
には、二番処理胴41aを回転自在に軸支して設け、選
別室42内には、揺動選別装置42aを揺動自在に設
け、送風機43には、回転自在に送風羽根43a内装し
て設け、一番選別移送室44内には、一番移送螺旋44
aを回転自在に軸支して設け、二番移送室45内には、
二番移送螺旋45aを回転自在に軸支して設けた構成で
ある。
【0029】前記脱穀機4の右横側には、揚穀移送螺旋
46aを回転自在に内装した二番還元筒46を傾設した
構成であり、揺動選別装置42aの移送終端部の上側に
は、排塵物を機外へ排出する排塵フアン47を設けた構
成である。前記コンバイン1で作業中、又は旋回時に、
図6〜図8で示す如く脱穀機4のフィードチエン13a
を作動、及び停止させるチエン用モータ48を設けると
共に、操作装置10には、調節用レバー49を設けた構
成において、送風機43の送風羽根43aを軸支する送
風軸43bは、左右両側の左・右支持メタル50a,5
0bで軸支した構成である。この左支持メタル50aに
は爪部50c部を設けた構成である。
【0030】前記送風軸43bの一方側には、爪部51
c部を有する回転調節クラッチ51aと、回転調節プー
リ51b,51bと、内アーム52と、外アーム53等
を軸支して設けた構成であり、又、他方側の軸端部に
は、支持板54を固着して設けた構成である。該回転調
節クラッチ51aの爪部51c部と左支持メタル50a
の爪部50c部とは、噛合した構成であり、この回転調
節クラッチ51aの回動により、内側の該回転調節プー
リ51bが内側、又は外側へ移動し、送風羽根43aの
回転数を高回転、又は低回転に変更する構成である。
【0031】前記支持板54には、連結軸54aを挿入
して設け、回転調節クラッチ51aの先端部には、クラ
ッチ連結軸54bを設け、これら連結軸54aとクラッ
チ連結軸54bとは、連結杆54cで接続させた構成で
ある。前記内アーム52には、図6で示す如く支持ボス
52aと、受ピン52bと支持軸52cとを固着して設
けると共に、挿入孔52dを設けた構成である。この支
持ボス52aと送風軸43bとには、キー43cを設け
た構成であり、これら内アーム52は送風軸43bと同
時に回動可能な構成である。
【0032】前記外アーム53には、図6で示す如く支
持ボス53aと、支持軸53bと、ワイヤ受板53cと
を固着して設けると共に、挿入孔53dを設けた構成で
ある。この外アーム53は遊動可能な構成である。この
外アーム53のこの支持軸53bと内アーム52の支持
軸52cとの先端部には、スプリング55を設けた構成
である。
【0033】前記外アーム53の挿入孔53dには、図
6、及び図8で示す如く調節ロッド55aの一端部を挿
入し、他端部は操作装置10に設けた調節レバー49の
下端部に挿入して、接続させた構成である。前記外アー
ム53のワイヤ受板53cでワイヤ56を支持した構成
であり、このワイヤ56の一方側の端部は、内アーム5
2の挿入孔52dへ挿入した構成であり、又、他方側の
端部は、チエン用モータ48を始動、停止させて、脱穀
機4のフィードチエン13aを回転駆動、又は停止させ
る。支持メタル48aへ装着した構成である。
【0034】前記操作装置10に設けた調節用レバー4
9の操作により、チエン用モータ48を介して、脱穀機
4のフィードチエン13aの回転駆動、又は停止の操作
と、送風機43の送風羽根43aの回転数の変更制御と
の両者を行うことができる構成である。
【0035】これにより、コンバイン1を旋回させると
きは、脱穀機4のフィードチエン13aの停止と、送風
機43の送風羽根43aの回転数を低下させて、起風を
減少させることにより、安全な運転と、三番飛散粒の減
少との両者を同時に行うことができる。又、簡単な構成
により、これらを行うことができて、メンテネンスの容
易化、保守、及び点検が容易である。
【0036】前記刈取機3は、図9、及び図10で示す
如く上下方向に傾斜させて設けた支持杆57の下端部に
は、伝動機構58aを内装した左右方向に下支持メタル
58を設けた構成である。この下支持メタル58の一方
側の端部には、上方へ向けて駆動軸58bを設け、この
駆動軸58bの上端部には、クランク59を設け、この
クランク59の一方側の突出部には駆動ロットピン59
aを設けた構成である。
【0037】前記刈刃装置17aの刈刃60は刈刃取付
板60aの下側面へ装着した構成であり、この刈刃取付
板60aの上側面には、刈刃移動メタル60bを装着し
た構成であり、この刈刃移動メタル60bには、支持軸
60cを設けた構成である。この支持軸60cには、L
字形状の移動用メタル61の一方側L字の先端部を挿入
して設けると共に、中央部を支持ピン61aで支持させ
た構成であり、この移動用メタル61の他方側L字の先
端部の挿入孔61bと、クランク59の駆動ロットピン
59aとは、連結メタル62で接続した構成であり、こ
の連結メタル62は一方側の端部には、挿入孔62aを
設け、他方側の端部には、支持ピン62bを設けた構成
である。
【0038】前記移動メタル61の挿入孔61b部を
(a)点とし、クランク59を挿入する駆動軸58b部
を(b)点とし、該移動メタル61の支持ピン61a部
を(c)点とし、クランク59の駆動ロットピン59a
部を(d)点とし、これら各点の関係は、図10で示す
如く刈刃60が受刃63に対して中立に位置したとき
は、(a)点と(b)点との横方向の関係寸法(h)は
(h)>0とした関係に構成とすると共に、(d)点と
(b)点との前後方向の関係寸法(L)は(L)>0と
した関係に構成している。この構成により、図11で示
す如く反力の減少を図った構成である。
【0039】これにより、前記刈取機3の刈刃装置17
aの支持部における荷重移動を低減させることができ
て、この刈取機3の振動を低減させることができて、使
いよいコンバイン1にすることができる。前記刈取機3
の刈刃装置17aを回動駆動する構成は、図12、及び
図13で示す如く、クランク59の下側面に設けた駆動
ロットピン59aと、上アーム63を受ける下アーム6
4に設けた支持ピン64aとは、ロット65で接続させ
た構成である。
【0040】前記下アーム64には、図12で示す如く
上アーム63の後側の支持軸63a部を挿入すると共
に、前側のローラ63b部を刈刃移動メタル60bへ挿
入した構成である。前記下アーム64の支持ピン64a
部を(a)点とし、クランク59を回転駆動させる駆動
軸58b部を(b)点とし、上アーム63の後側の支持
軸63a部を(c)点とし、これら各点の関係は、図1
3で示す如く前後方向の寸法(h)は、(h)>0とし
た構成である。この構成により、図14で示す如く反力
の減少を図った構成である。
【0041】これにより、前記刈取機3の刈刃装置17
aの支持部における荷重移動を低減させることができ
て、この刈取機3の振動を低減させることができて、使
いよいコンバイン1にすることができる。前記刈取機3
を圃場面に対して昇降させる伸縮シリンダ18の基部に
は、この刈取機3の前部に設けた分草体16bが圃場の
土壌面へ突込み状態となり、この状態でコンバイン1を
走行させると、この刈取機3に掛る圧力が増大するが、
この圧力を圧力センサ34で検出させる構成である。
【0042】前記圧力センサ34が検出する圧力に基づ
いて、制御装置11により、警報装置38から警報を発
すると共に、操作装置10の表示部10aへ、図3で示
す如く「ツッコンデイマス」と表示する構成である。これ
により、操縦作業者が早く気づくことにより、前記刈取
機3の破損を防止することができる。
【0043】前記圧力センサ34が増大した圧力の検出
に基づいて、制御装置11により、伸縮シリンダ18を
始動制御し、刈取機3を設定した所定位置へ上昇制御
し、この設定した所定位置を、刈刃装置17aの近傍に
設けた刈高センサ33が検出すると、該伸縮シリンダ1
8を停止する構成である。又、増大した圧力の検出に伴
ない表示部10aへ、図3で示す如く「ツッコンデイマ
ス」と表示させる構成である。
【0044】これにより、操縦作業者に早く気づかせる
と共に、前記刈取機3が自動上昇することにより、この
刈取機3の破損を防止することができる。前記圧力セン
サ34が増大した圧力の検出に基づいて、制御装置11
により、主変速モータ21aを始動制御し、主変速レバ
ー21を中立位置へ移動制御すると共に、表示部10a
へ、図3で示す如く「ツッコンデイマス」と表示させる
構成である。
【0045】これにより、操縦作業者に早く気づかせる
と共に、前記走行装置2が走行を停止することにより、
前記刈取機3の破損を防止することができる。前記圧力
センサ34が増大した圧力の検出に基づいて、制御装置
11により、エンジン6をエンジン停止手段6aによ
り、該エンジン6を停止制御すると共に、表示部10a
へ、図3で示す如く「ツッコンデイマス」と表示させる構
成である。
【0046】これにより、操縦作業者に早く気づかせる
と共に、前記エンジン6が停止して、コンバイン1全体
が停止することにより、前記刈取機3の破損を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの全体側面図
【図2】 エンジン制御部の拡大側面図
【図3】 操作装置部の拡大背面斜視図
【図4】 ブロック図
【図5】 脱穀機の拡大側断面図
【図6】 送風軸部の拡大正面斜視図
【図7】 回転調節プーリ部の拡大正面斜視図
【図8】 内・外アーム部の拡大側面図
【図9】 切刃装置部の拡大正面斜視図
【図10】 切刃装置部の拡大平面図
【図11】 切刃装置部の位相とベース反力との関係図
【図12】 他の実施例を示す図で、切刃装置部の拡大
正面斜視図
【図13】 他の実施例を示す図で、切刃装置部の拡大
平面図
【図14】 他の実施例を示す図で、切刃装置の駆動軸
とベース反力との関係図
【符号の説明】
2 走行装置 3 刈取機 4 脱穀機 6 エンジン 7 アクセルレバー 8 アクセル用モータ 9 アクセルレバー自動操作手段 11 制御装置 22 刈穀クラッチレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B074 AA02 AB01 AC02 AD05 AD07 AF02 BA07 BA13 CA01 CE01 DA01 DA02 DA05 DB04 EA03 EA09 EA13 EB01 EB19 EC01 EE04 EE07 2B076 AA03 BA05 EA03 EB05 EC09 EC19 EC23 ED11 ED18 ED19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置2の前部に穀稈を刈取る刈取機
    3と、該刈取機3から刈取り穀稈の供給を受けて脱穀す
    る脱穀機4と、該刈取機3と該脱穀機4とを始動及び停
    止操作する刈脱クラッチレバー22と、該走行装置2等
    を回転駆動するエンジン6と、該エンジン6の回転数を
    調節するアクセルレバー7を回動操作するアクセル用モ
    ータ8と、該アクセル用モータ8を出力して該アクセル
    レバー7を自動調節制御に切換えて該エンジン6の回転
    数制御を自動アクセル制御に切換えするアクセルレバー
    自動操作手段9等とを設けたコンバインにおいて、該ア
    クセルレバー自動操作手段9がON状態で、該刈取クラ
    ッチレバー22が入状態で、該走行装置2が停止状態
    で、該刈取機3の回転が停止状態で、該刈取機3で穀稈
    を刈取る刈取り高さ位置が所定高さ位置以上のときに
    は、該エンジン6の回転を所定回転低回転に制御する制
    御装置11を設けたことを特徴とするコンバインのエン
    ジン制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1の構成において、該アクセルレバ
    ー自動操作手段9がON状態で、該刈脱クラッチレバー
    22が入状態で、該走行装置2が停止状態で、該刈取機
    3の回転が停止状態で、該刈取機3で穀稈を刈取る刈高
    さ位置が所定高さ位置以上のときには、該エンジン6の
    回転を所定回転低回転に制御すると共に、該刈脱クラッ
    チレバー22を切状態に制御する制御装置11を設けた
    ことを特徴とするコンバインのエンジン制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1の構成において、アクセルレバー
    自動操作手段9をOFF状態に操作、又、再度ON状態
    操作及び該刈取機3で穀稈を刈取る刈取り高さ位置が刈
    取り作業高さ位置のときには、該刈脱クラッチレバー2
    2を入状態に制御する制御装置11を設けたことを特徴
    とするコンバインのエンジン制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101933432B (zh) * 2005-12-01 2014-04-09 株式会社久保田 联合收割机
JP2021101678A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 株式会社クボタ コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101933432B (zh) * 2005-12-01 2014-04-09 株式会社久保田 联合收割机
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