JP2001296490A - 光走査装置及びこの光走査装置に用いられる光源装置 - Google Patents

光走査装置及びこの光走査装置に用いられる光源装置

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JP2001296490A
JP2001296490A JP2000114211A JP2000114211A JP2001296490A JP 2001296490 A JP2001296490 A JP 2001296490A JP 2000114211 A JP2000114211 A JP 2000114211A JP 2000114211 A JP2000114211 A JP 2000114211A JP 2001296490 A JP2001296490 A JP 2001296490A
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collimator lens
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mounting
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JP2000114211A
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English (en)
Inventor
Susumu Fujimagari
将 藤曲
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光ビームの間隔調整を容易にでき、ま
た、その間隔を維持できる安価な光走査装置及びこの光
走査装置に用いられる光源装置を得る。 【解決手段】 板状部材60にはレーザ保持部材46の
上端面46Cと対向する位置に挿通孔60Aが形成され
ており、ネジ64が挿通可能となっている。また、板状
部材60の自由端側には、ネジ66がねじ込み可能とな
っており、ネジ66の先端部を弾性片68に当接させて
いる。板状部材60と、上端面46Cとの間には、板状
部材60及び上端面46Cと略平行に弾性片68が配置
されている。この弾性片68にはネジ64がねじ込み可
能となっている。ここで、弾性片68が撓むと共に湾曲
片54が下方へ撓み、ネジ64が当接している上端面4
6Cが弾性片68の撓み方向へ若干移動する。このよう
に、片持の弾性片68を利用することで微調整が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機や
レーザプリンタ等に使用されるレーザを複数用いて、複
数の光ビームを同時に走査する光走査装置及びこの光走
査装置に用いられる光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ、デジタル複写機等の画
像形成装置において高画質(高解像度対応)、高速化に
対応するために、レーザダイオード制御ASICの高速
化、光走査装置の偏向器モータの高速回転化等が行われ
てきたが、それぞれ限界域近くまで達しており、上記の
要求に応える為には、複数ラインを同時書き込みができ
るマルチビームタイプが挙げられる。
【0003】このマルチビームタイプの光走査装置に
は、大きく分けて複数のレーザそのものが1チップで製
造されたマルチスポットレーザダイオードを用いた方法
と、レーザを複数使用する方法とがある。
【0004】レーザを複数使用する方法では、一対のレ
ーザとコリメータレンズで形成された一対の光ビームの
フォーカスとアライメントを感光体上で最良の状態に合
わせ込むため、一方のレーザ及びコリメータレンズで形
成される光ビームのフォーカス及びアライメントを基準
として他方の光ビームを調整する方法が知られている。
【0005】このような光ビームの調整方法として、特
開平9−43523号公報には、レーザが取付けられた
光源装置を光軸周りに回転調整して副走査方向の光ビー
ムの間隔を合わせ込む方法が開示されている。
【0006】この方法では、レーザの取付け時は勿論、
光走査装置の使用環境温度の変化によるレーザの位置ズ
レを検出し、制御部によって光源装置を回転調整するよ
うにしているが、回転調整を行うと、副走査方向だけで
なく主走査方向の書き出し位置もずれるため、これを補
正するための補正手段を別途加えることが必須となり、
装置の複雑化、大型化、コストアップを招いてしまう。
【0007】一方、特開平10−278341号公報に
は、コリメータレンズの位置調整を行って副走査方向の
光ビームの間隔を合わせ込む方法が開示されている。こ
の方法では、コリメータレンズの3次元方向の位置をチ
ャックによって調整し、位置決めした後、接着剤によっ
てコリメータレンズをコリメータレンズ取付け部に固定
する。
【0008】この方法では、コリメータレンズを3次元
的に正確に動かす為の装置が必要である。また、光走査
装置の使用環境温度の変化により接着剤が熱収縮又は熱
膨張することで、接着されたコリメータレンズの位置が
ズレる可能性があり、その結果、調整された主走査方向
及び副走査方向の光ビームの間隔が狂い画質劣化を招い
てしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、複数の光ビームの間隔調整を複雑な調整機構又は
調整装置を用いることなく容易に安価で達成でき、ま
た、使用環境温度の変化に対して光ビームの間隔を維持
できる光走査装置及びこの光走査装置に用いられる光源
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、レーザが複数個配置されており、これらのレーザか
ら発射された光ビームは、コリメータレンズによって各
々平行光束される。この光ビームはビーム合成手段によ
って重ね合わせて出射される。
【0011】一方、取付け部材には、レーザが取付けら
れる第1の取付け部及びコリメータレンズが取付けられ
る第2の取付け部が設けられており、第1の取付け部に
は、コリメータレンズの光軸と直交する平面の2軸方向
にレーザの位置調整が可能なレーザ位置調整手段が設け
られている。
【0012】このように、平面の2軸方向のレーザの位
置調整を可能としたため、副走査方向及び主走査方向の
書き出し位置の調整を別々に行うことができる。
【0013】また、第2の取付け部には、光ビームの光
軸方向へコリメータレンズの位置調整が可能なコリメー
タレンズ位置調整手段が設けられている。このコリメー
タレンズ位置調整手段によって、光ビームのフォーカス
が調整できる。
【0014】また、取付け部材にレーザ及びコリメータ
レンズを一緒に取付けることで、光走査装置の使用環境
温度の変化によって取付け部材が伸縮してもレーザとコ
リメータレンズの2軸の相対位置がズレることはないた
め、光ビームの間隔が狂うことはなく、画質劣化が生じ
ない。
【0015】請求項2に記載の発明では、取付け部材
が、第1の取付け部が設けられたレーザ取付け部材と、
第2の取付け部が設けられたコリメータレンズ取付け部
材と、レーザ取付け部材とコリメータレンズ取付け部材
との間に隙間を設けて締結する締結部材と、で構成され
ており、レーザ取付け部材とコリメータレンズ取付け部
材とが同一の線膨張係数である。
【0016】このため、レーザ取付け部材とコリメータ
レンズ取付け部材とが別々に配置された部材であったと
しても、レーザ取付け部材及びコリメータレンズ取付け
部材が同一の線膨張係数であるため、光走査装置の使用
環境温度の変化によってレーザ取付け部材及びコリメー
タレンズ取付け部材が伸縮しても、レーザ取付け部材と
コリメータレンズ取付け部材とは、伸縮による変形量は
同一であり、レーザとコリメータレンズの2軸方向の相
対位置がズレることはない。従って、光ビームの間隔が
狂うことはなく、画質劣化が生じない。
【0017】また、隙間を設けることによって、該隙間
にコリメータレンズ位置調整手段を設けることができ、
コリメータレンズの位置調整が容易にできるような構成
とすることができ、また、レーザ取付け部材とコリメー
タレンズ取付け部材との間に生じる熱を逃がすことがで
きる。
【0018】請求項3に記載の発明では、コリメータレ
ンズ位置調整手段が、レーザ取付け部材にはネジ孔部が
形成されている。一方、コリメータレンズは円筒状のコ
リメータレンズ保持部材によって保持されており、この
コリメータレンズ保持部材の周面には、ネジ孔部にねじ
込み可能なネジ部が形成されている。
【0019】このため、コリメータレンズ保持部材をネ
ジ孔部にねじ込むだけで、コリメータレンズが光ビーム
の光軸に沿って移動可能となるため、複雑な装置を用い
る必要がなく、簡単に調整できる。
【0020】請求項4に記載の発明では、締結部材が、
レーザ取付け部材及びコリメータレンズ取付け部材と一
体成形されており、レーザ取付け部材とコリメータレン
ズ取付け部材とでボックス構造を構成する締結壁であ
る。
【0021】このように、締結部材をレーザ取付け部材
とコリメータレンズ取付け部材とでボックス構造を構成
する締結壁とすることによって、光源装置の剛性を高め
ることができる。また、光走査装置の動作中の振動・衝
撃によって、光源装置が振動してしまう等の現象を低減
することができ、画質劣化を抑えることができる。
【0022】請求項5に記載の発明では、ビーム合成手
段が取付けられたビーム合成手段取付け部材は、コリメ
ータレンズ取付け部材と同一の線膨張係数を持ってお
り、コリメータレンズ取付け部材と一体とされている。
【0023】ここで、例えば、ビーム合成手段取付け部
材の線膨張係数とコリメータレンズ取付け部材の線膨張
係数とが異なっている場合、光走査装置の使用環境温度
の変化によって、ビーム合成手段とコリメータレンズと
の間で調整された位置関係が狂い、感光体上で調整され
た主走査方向及び副走査方向の光ビームの間隔が変わ
り、画質劣化を起こしてしまう。
【0024】このため、ビーム合成手段取付け部材をコ
リメータレンズ取付け部材と同一の線膨張係数の部材と
することで、光走査装置の使用環境温度の変化によって
ビーム合成手段取付け部材及びコリメータレンズ取付け
部材が伸縮しても、ビーム合成手段取付け部材とコリメ
ータレンズ取付け部材とは、伸縮による変形量は同一で
あり、コリメータレンズを通過して偏向プリズムに入射
されるX、Y方向の相対位置がズレることはない。従っ
て、光ビームの間隔が狂うことはなく、画質劣化が生じ
ない。
【0025】また、一般的には、ビーム合成手段は直
接、光走査装置を構成する光学箱の底面に取付けられて
おり、光走査装置の使用環境温度の変化時に発生する光
学箱の変形により、光学箱の側壁に取付けられた光源装
置と光学箱の底面に取付けられたビーム合成手段との間
で相対角度が変わる恐れがある。
【0026】しかし、ビーム合成手段をビーム合成手段
取付け部材に取付け、ビーム合成手段取付け部材とコリ
メータレンズ取付け部材と一体とすることによって、光
走査装置の使用環境温度の変化時に発生するコリメータ
レンズとビーム合成手段との相対角度は変わらない。
【0027】請求項6に記載の発明では、コリメータレ
ンズ取付け部材とビーム合成手段取付け部材との間にコ
リメータレンズ取付け部材及びビーム合成手段取付け部
材を補強する立壁が設けられている。
【0028】このため、光走査装置の使用環境温度の変
化時にコリメータレンズ取付け部材及びビーム合成手段
取付け部材を変形し難くし、また、このような構成によ
る光源装置を光走査装置を構成する光学箱に取付けたと
きに、光学箱自体を変形し難くする。
【0029】請求項7に記載の発明では、レーザ取付け
部材にはレーザが取付けられたレーザ保持部材が、レー
ザ取付け部材に対して平面方向に移動可能に保持されて
いる。このレーザ保持部材は、弾性部材によって支持さ
れており、また、押圧部材によってレーザ取付け部材へ
押圧されている。
【0030】一方、板状部材がレーザ取付け部材に対し
て略水平に張出している。この板状部材にはレーザ保持
部材の端面と対向してネジ孔部が形成されており、ネジ
を螺合するとレーザ保持部材の端面が押圧される。
【0031】レーザ保持部材は弾性部材で支持している
だけなので、ネジをねじ込むだけでネジの進行方向へ移
動可能となる。このため、レーザ保持部材に対して水平
方向及び垂直方向に弾性部材及び板状部材をそれぞれ配
置することで、コリメータレンズの光軸と直交する平面
の2軸方向にレーザ保持部材が移動可能となると共にレ
ーザの位置調整ができる。
【0032】従って、従来の回転調整のように、例え
ば、副走査方向の光ビームの間隔を調整すると、必然的
に主走査方向でズレが生じるということはないので、レ
ーザの位置調整が簡単である。
【0033】請求項8に記載の発明では、レーザが取付
けられたレーザ保持部材が、レーザ取付け部材に対して
平面方向に移動可能に保持されている。このレーザ保持
部材は、弾性部材によって支持されており、また、押圧
部材によってレーザ取付け部材へ押圧されている。
【0034】一方、片持の弾性片がレーザ取付け部材か
ら略水平に張出しており、弾性変形可能となっている。
この弾性片にはレーザ保持部材の端面と対向して第1の
ネジ孔部が形成されており、この第1のネジ孔部へ第1
のネジを螺合させると、レーザ保持部材の端面が押圧さ
れる。
【0035】また、レーザ取付け部材からは、レーザ保
持部材の端面との間に弾性片を間に置いて、板状部材が
略水平に張出している。この板状部材には第1のネジが
挿通可能な挿通孔が形成されている。
【0036】また、板状部材には弾性片の自由端部と対
向して第2のネジ孔部が形成されており、この第2のネ
ジ孔部へ第2のネジを螺合させると、弾性片の自由端部
が押圧される。
【0037】ここで、第2のネジのピッチが0.5mm
の場合、第2のネジの先端部が弾性片に当接している状
態で第2のネジを1回転ねじ込んだとき、弾性片は第2
のネジに押圧されて自由端側は0.5mm撓むこととな
るが、この影響を受けて弾性片の基部側にも若干の撓み
が生じる。
【0038】一方、レーザ保持部材は、弾性部材によっ
て支持され、押圧部材によってレーザ取付け部材側へ押
圧されているだけなので、弾性片が撓むことによって、
第1のネジから押圧されてレーザ保持部材が弾性片の撓
み方向へ若干移動する。
【0039】このため、第1のネジのねじ込み量によっ
て、直接レーザ保持部材の位置を調整する場合と比較し
て、片持の弾性片を利用することで微調整が可能とな
る。また、このような構成によって、感光体上の主走査
方向及び副走査方向の光ビームの間隔の調整及び維持
が、複雑な調整機構又は調整装置なくして、容易に安価
で達成できる。
【0040】請求項9に記載の発明では、レーザが複数
個配置されており、これらのレーザから発射された光ビ
ームは、コリメータレンズによって各々平行光束され
る。この光ビームはビーム合成手段によって重ね合わせ
て出射される。このビーム合成手段は重ね合わされた光
ビームを走査する光学部品が配置された光学箱に収納さ
れている。
【0041】レーザが取付けられたレーザ取付け壁とコ
リメータレンズが取付けられたコリメータレンズ取付け
壁と連結壁とは光学箱と一体成形されている。レーザ取
付け壁とコリメータレンズ取付け壁とは互いに対向して
配置されており、連結壁によってボックス構造を構成し
ている。
【0042】このように、光源装置を構成するレーザ取
付け壁とコリメータレンズ取付け壁と連結壁とが、光学
箱と一体成形されているため、請求項1の効果に加え
て、光走査装置の使用環境温度の変化時に、光学箱と光
源装置との間で歪みが生じるということはない。
【0043】また、レーザ取付け壁とコリメータレンズ
取付け壁と連結壁とでボックス構造を構成することによ
って、光走査装置の剛性をさらに高めることができる。
【0044】一方、レーザ取付け壁にはレーザ位置調整
手段が設けられており、コリメータレンズの光軸と直交
する平面の2軸方向にレーザの位置調整が可能となって
いる。また、コリメータレンズ取付け壁には、コリメー
タレンズ位置調整手段が設けられており、光ビームの光
軸方向へコリメータレンズの位置調整が可能となってい
る。
【0045】請求項10に記載の発明では、ビーム合成
手段がコリメータレンズ取付け壁と同一の線膨張係数を
持つビーム合成手段取付け部材に取付けられている。
【0046】このため、光走査装置の使用環境温度の変
化時にビーム合成手段取付け部材とレーザ取付け壁及び
コリメータレンズ取付け壁との伸縮に対する変形量は同
一であり、ビーム合成手段取付け部材とレーザ取付け壁
とコリメータレンズ取付け壁との間で歪みは生じない。
【0047】また、光走査装置の使用環境温度の変化時
に発生するレーザ取付け壁及びコリメータレンズ取付け
壁に対するビーム合成手段の相対角度は変わらない。
【0048】請求項11に記載の発明では、コリメータ
レンズ取付け壁とビーム合成手段取付け部材との間にコ
リメータレンズ取付け壁及びビーム合成手段取付け部材
を補強する立壁が設けられている。
【0049】このため、光走査装置の使用環境温度の変
化時にコリメータレンズ取付け壁及びビーム合成手段取
付け部材を変形し難くし、また、光学箱自体の変形も防
止する。
【0050】請求項12に記載の発明では、レーザ取付
け壁にはレーザが取付けられたレーザ保持部材が、レー
ザ取付け壁に対して平面方向に移動可能に保持されてい
る。このレーザ保持部材は、弾性部材によって支持され
ており、また、押圧部材によってレーザ取付け壁へ押圧
されている。
【0051】一方、板状部材がレーザ取付け壁に対して
略水平に張出している。この板状部材にはレーザ保持部
材の端面と対向してネジ孔部が形成されており、ネジを
螺合させるとレーザ保持部材の端面が押圧される。
【0052】請求項13に記載の発明では、レーザが取
付けられたレーザ保持部材が、レーザ取付け壁に対して
平面方向に移動可能に保持されている。このレーザ保持
部材は、弾性部材によって支持されており、また、押圧
部材によってレーザ取付け壁へ押圧されている。
【0053】一方、片持の弾性片がレーザ取付け部材か
ら略水平に張出しており、弾性変形可能となっている。
この弾性片にはレーザ保持部材の端面と対向して第1の
ネジ孔部が形成されており、この第1のネジ孔部へ第1
のネジを螺合させると、レーザ保持部材の端面が押圧さ
れる。
【0054】また、レーザ取付け壁からは、レーザ保持
部材の端面との間に弾性片を間に置いて、板状部材が略
水平に張出している。この板状部材には第1のネジが挿
通可能な挿通孔が形成されている。また、板状部材には
弾性片の自由端部と対向して第2のネジ孔部が形成され
ており、この第2にネジ孔部へ第2のネジを螺合させる
と、弾性片の自由端部が押圧される。
【0055】請求項14に記載の発明では、板状部材が
光学箱を閉塞するカバーである。これによって、光学箱
の外側から感光体上の主走査方向及び副走査方向の光ビ
ーム間隔を調整することができる。これにより、光走査
装置を本体フレームに組み込んだ状態で、画質の状態を
見ながら光ビームの間隔を調整できる。
【0056】請求項15に記載の発明では、レーザ保持
部材がレーザの駆動回路基板である。レーザ保持部材と
レーザの駆動回路基板とを共有することによって、部品
点数が減り、コストダウンできる。
【0057】
【発明の実施の形態】図1には光走査装置10による複
数の光ビーム12、14の合成の概念図が示されてい
る。光走査装置10は光源装置16(図2参照)と光学
箱18(図2参照)とで構成されており、光源装置16
には後述するレーザ20、22とコリメータレンズ2
4、26とビーム合成手段としての偏向プリズム28と
が備えられている。
【0058】ここで、光源装置16には、一例として、
レーザ20、22及びコリメータレンズ24、26がそ
れぞれ2個配置されている。このレーザ20、22から
発射された光ビーム12、14はコリメータレンズ2
4、26へ入射され、平行光束される。
【0059】平行光束された光ビーム12、14は、偏
向プリズム28へ入射される。この偏向プリズム28は
光源装置16を構成する部品の一つであるが、光学箱
(図示省略)内に配置されており、光学箱の側壁に図示
しないアパーチャーを設け、光ビーム12、14を通過
させ、偏向プリズム28へ入射させている。
【0060】この偏向プリズム28によって光ビーム1
2、14は偏向され、互いの光路が隣接するように合成
される。このようにして合成された光ビーム12、14
が、回転多面鏡30、結像光学系32、折り返しミラー
34等を経て感光体36上に結像される。
【0061】次に、第1形態に係る光走査装置について
説明する。
【0062】図2に示すように、光学箱18の側壁18
Aから張出した載置台38には、長板状のレーザ取付け
部材40及びコリメータレンズ取付け部材42が載置面
38Aに対して垂直に立設している。
【0063】レーザ取付け部材40にはレーザ20、2
2が取付けられており、コリメータレンズ取付け部材4
2にはコリメータレンズ24、26が取付けられ、レー
ザ取付け部材40とコリメータレンズ取付け部材42と
は、同じ材料で形成されている。
【0064】また、レーザ取付け部材40とコリメータ
レンズ取付け部材42とは、隙間を設けて平行に配置さ
れており、レーザ取付け部材40及びコリメータレンズ
取付け部材42は、円柱状の締結部材44によってレー
ザ取付け部材40及びコリメータレンズ取付け部材42
の中央部がそれぞれ締結されている。
【0065】このように、レーザ取付け部材40とコリ
メータレンズ取付け部材42とを平行に配置することに
よって、光走査装置10の使用環境温度の変化によるレ
ーザ取付け部材40及びコリメータレンズ取付け部材4
2の伸縮方向は同一となる。
【0066】また、レーザ取付け部材40とコリメータ
レンズ取付け部材42とは、同じ材料で形成されている
ため、線膨張係数が同じである。
【0067】ここで、例えば、レーザ取付け部材40を
樹脂、コリメータレンズ取付け部材42をアルミで形成
した場合、樹脂の線膨張係数は3.5×10-5mm/m
m/℃であり、アルミの線膨張係数は2.1×10-5
m/mm/℃である。
【0068】また、レーザ取付け部材40及びコリメー
タレンズ取付け部材42の長さを40mmとし、温度変
化量を+30℃とした場合、レーザ取付け部材40の伸
び量は0.042mmであり、コリメータレンズ取付け
部材42の伸び量は0.025mmとなり、伸び量に差
(0.017mm)が生じてしまう。
【0069】この伸び量の差によって、レーザ20、2
2及びコリメータレンズ24、26の位置関係が狂い、
感光体36(図1参照)上で調整された主走査方向(X
方向)及び副走査方向(Y方向)の光ビーム12、14
の間隔が変わり、画質劣化を起こしてしまう。
【0070】このため、レーザ取付け部材40とコリメ
ータレンズ取付け部材42とが別々に配置された部材で
あっても、レーザ取付け部材40とコリメータレンズ取
付け部材42とを同じ材料で形成することで、光走査装
置10の使用環境温度の変化によってレーザ取付け部材
40及びコリメータレンズ取付け部材42が伸縮して
も、レーザ取付け部材40とコリメータレンズ取付け部
材42とは、伸縮による変形量は同一となり、レーザ2
0、22とコリメータレンズ24、26との2軸方向で
あるXY方向の相対位置がズレることはない。従って、
光ビーム12、14の間隔が狂うことはなく、画質劣化
が生じない。
【0071】また、レーザ取付け部材40とコリメータ
レンズ取付け部材42との間に隙間を設けることによっ
て、この隙間を利用して後述するコリメータレンズ位置
調整手段を設けることができ、コリメータレンズ24、
26の位置調整が容易にできるような構成とすることが
でき、また、レーザ取付け部材40とコリメータレンズ
取付け部材42との間に生じる熱を逃がすことができ
る。
【0072】一方、締結部材44はレーザ取付け部材4
0及びコリメータレンズ取付け部材42と比較して線膨
張係数ができるだけ小さい部材とすることによって、伸
縮し難くし、光走査装置10の使用環境温度の変化に対
して、レーザ20、22とコリメータレンズ24、26
の相対的な位置関係を常に一定とすることができる。
【0073】なお、ここでは、レーザ取付け部材40と
コリメータレンズ取付け部材42とは同じ材料で形成し
たが、線膨張係数が同じであれば良いため、異種材料を
用いても良い。
【0074】また、締結部材44を円柱状として、レー
ザ取付け部材40及びコリメータレンズ取付け部材42
の中央部に配置したが、締結部材の形状や配置について
はこれに限定する必要はなく、締結部材を複数配置して
も良い。
【0075】さらに、レーザ取付け部材40とコリメー
タレンズ取付け部材42とを別々の部材としたが、レー
ザ取付け部材40とコリメータレンズ取付け部材42と
締結部材44とを一体成形しても良く、また、一つの取
付け部材に、レーザが取付けられるレーザ取付け部及び
コリメータレンズが取付けられるコリメータレンズ取付
け部を一緒に設けても良い。
【0076】次に、レーザ取付け部材40について説明
する。
【0077】レーザ取付け部材40の左右には、図示し
ない貫通孔が形成されており、この貫通孔を塞ぐように
レーザ取付け部材40の表面には、略正方形状のレーザ
保持部材46、48がお互いに間隔を設けて配置されて
いる。
【0078】このレーザ保持部材46、48の中心部に
は、レーザ20、22がそれぞれ取付けられており、レ
ーザ20、22から発射された光ビーム12、14が貫
通孔を通過する。
【0079】一方、光学箱18から張出した載置台38
には、レーザ保持部材46、48の前方に板バネ状の押
圧部材50の固定部50Aが固定ネジ52で固定されて
いる。
【0080】この固定部50Aの端面から二股状となっ
た脚部50Bが、レーザ保持部材46、48に向かって
斜め上方へ延出し、レーザ20、22の両側を押してい
る。
【0081】また、脚部50Bの先端部は、レーザ取付
け部材40の表面に対して略平行となるように屈曲して
おり、レーザ取付け部材40と面で当接している。この
ため、押圧部材50によって、レーザ保持部材46、4
8はレーザ取付け部材40側へ押し付けられる。
【0082】一方、図2及び図3(A)、(B)に示す
ように、脚部50B間には固定部50Aの端面から弾性
部材としての湾曲片54が延出している。この湾曲片5
4の自由端側は、レーザ保持部材46、48の下端面4
6A、48Aへ向かって上方へ折り曲げられており、先
端部には下方へ向かって弧を描くように湾曲部54Aが
形成されている。
【0083】この湾曲部54Aがレーザ保持部材46、
48の下端面46A、48Aに当接してレーザ保持部材
46、48を上方へ付勢している。この湾曲片54によ
って、レーザ保持部材46、48は支持される。
【0084】また、レーザ保持部材46、48間には、
板バネ状の弾性部材としての折曲げ片56が配置されて
おり、中央部が固定ネジ57によってレーザ取付け部材
40に固定されている。
【0085】この折曲げ片56の両端は、それぞれ前方
へ向けて折曲げられており、レーザ保持部材46、48
の側端面46B、48Bに当接している。この折曲げ片
56によってレーザ保持部材46、48がお互いに離間
する方向へ付勢され、レーザ保持部材46、48は左右
方向に暫定的に支持される。
【0086】以上のような構成により、レーザ保持部材
46、48は湾曲片54及び折曲げ片56によって支持
され、押圧部材50によってレーザ取付け部材40側へ
押し付けられているだけなので、レーザ保持部材46、
48はレーザ取付け部材40に対して平面方向に移動可
能となっている。
【0087】また、レーザ保持部材46、48の裏面に
は、突起部58が突出しており、レーザ取付け部材40
の表面に接触する。このため、レーザ保持部材46、4
8の裏面全面がレーザ取付け部材40の表面に接触して
いる場合と比較すると、レーザ保持部材46、48は、
ガタを生じることなくスムーズに移動する。
【0088】また、レーザ取付け部材40の表面から
は、レーザ取付け部材40の上端面40A及び側端面4
0Bと面一となるように、板状部材60、62がレーザ
保持部材46、48側へ略水平に張出している。なお、
板状部材62については板状部材60と略同一の内容で
あり、レーザ保持部材46についてはレーザ保持部材4
8と略同一の内容であるため、説明を割愛する。
【0089】板状部材60にはレーザ保持部材46の上
端面46Cと対向する位置に挿通孔60Aが形成されて
おり、ネジ64(第1のネジ)が挿通可能となってい
る。また、板状部材60の自由端側には、ネジ66(第
2のネジ)がねじ込み可能なネジ孔部60Bが形成され
ており、ネジ66の先端部を後述する弾性片68に当接
させている。ここで、ネジ64、66の先端部はフラッ
ト面になっており、面接触可能となっている。
【0090】一方、板状部材60と、レーザ保持部材4
6の上端面46Cとの間には、板状部材60及び上端面
46Cと略平行に弾性片68が配置されている。この弾
性片68には挿通孔60Aに対向してネジ孔部68Aが
形成されており、ネジ64がねじ込み可能となってい
る。このネジ64の先端部をレーザ保持部材46の上端
面46Cに当接させ、湾曲片54によって支持されるレ
ーザ保持部材46を位置決めする。
【0091】以上のような構成により、ネジ66をねじ
込むと、ネジ66の先端部によって弾性片68が押圧さ
れ、自由端側が撓み、弾性片68が弾性変形する。
【0092】ここで、具体的に説明すると、ネジ66の
ピッチが0.5mmの場合、ネジ66の先端部が弾性片
68に当接している状態でネジ66を1回転ねじ込んだ
とき、弾性片68はネジ66に押圧されて自由端側は
0.5mm撓むこととなる。
【0093】このとき、ネジ66の先端部を弾性片68
の基部から10mm(l1)とし、ネジ孔部68Aの軸
芯部を基部から3mm(l2)とすると、ネジ孔部68
Aの位置では0.15mmの撓みが生じる。
【0094】このため、ネジ64のねじ込み量によっ
て、直接レーザ保持部材46の位置を調整する場合と比
較して、片持の弾性片68を利用することで微調整
(0.5/0.15倍の精度)が可能となる。
【0095】一方、レーザ20、22の600dpiの
印字密度で感光体36(図1参照)上に画像形成する場
合、副走査方向(Y方向)の光ビーム12、14の間隔
は42.3μm±5μmである。
【0096】まず、一方のレーザ22が装着されたレー
ザ保持部材48をレーザ取り付け部材40に取付ける。
このとき、光学箱18内に配置された図示しないセンサ
ーでレーザ22のXY方向の調整を行なう。
【0097】レーザ22の調整では、コリメータレンズ
26の光軸からXY方向共に±0.2mmの誤差が許容
された状態で、レーザ取付け部材に取付けられる。次
に、レーザ22と対となるコリメータレンズ26のフォ
ーカスを調整し、基準の光ビーム12の調整が終了す
る。
【0098】次に、光ビーム12に対して、他方のレー
ザ20のXY方向の調整を行なう。このとき、感光体3
6上で光ビーム12、14の間隔は主走査方向(X方
向)では0±14μm、副走査方向(Y方向)では4
2.3±5μm程度にする必要がある。
【0099】このため、レーザ20の調整では、レーザ
22よりも高い精度が要求され、特に、感光体36上で
の光ビーム12、14の副走査方向の間隔を所望のスペ
ックに合わせ込むことは、レーザ20、22から感光体
36間の光学倍率が数倍あるので、本形態のように、調
整時のレーザ20の移動ピッチを少なくすることが重要
となり、また、レーザ20が調整後の状態を維持するこ
とも必要である。このようにして、レーザ20が調整さ
れると、レーザ20と対になるコリメータレンズ24の
フォーカスを調整する。
【0100】ここで、従来の技術では、図4(A)に示
すように、回転調整によって光ビーム12、14の間隔
を調整しているため、調整後の副走査方向(Y方向)の
間隔が、仮にL1=50μmの場合、この間隔をL2=4
2.3μmにするためには主走査方向(X方向)で4
2.3×tan(cos-142.3/50)=26.6
μmのズレが生じてしまう。
【0101】このため、主走査方向の光ビーム12、1
4の主走査方向のズレを補正する必要が生じ、このズレ
を補正しない状態では、図4(B)に示すように、光ビ
ーム12と光ビーム14とでは、書き出しタイミングが
ズレてしまう。
【0102】しかし、本形態では感光体36上の副走査
方向(Y方向)及び主走査方向(X方向)の書き出し位
置の調整を別々に行うことができるため、複雑な調整機
構又は調整装置なくして、容易に安価で達成できる。
【0103】なお、ここでは、レーザ保持部材46、4
8の位置を微調整する方法について説明したが、少なく
ともレーザ保持部材46、48の位置がXY方向のそれ
ぞれで調整可能であれば良いため、必ずしも弾性片68
が必要なわけではない。
【0104】例えば、板状部材にレーザ保持部材の端面
を押圧するネジが螺合可能なネジ孔部を形成し、ネジを
ねじ込むことによって、直接レーザ保持部材の位置を調
整するようにしても良いのは勿論のことである。
【0105】また、ここでは、弾性片68を弾性変形さ
せるために、ネジ64を例にあげたが、ネジ64の代わ
りにカムや楔状の部材を利用して弾性片68を弾性変形
させても良い。
【0106】さらに、本形態では、レーザ取付け部材4
0の表面から、板状部材60をレーザ保持部材46、4
8側へ略水平に張出させたが、図5に示すように、光学
箱18のカバー70を利用しても良い。
【0107】このように、カバー70を利用すること
で、カバー70の外側から感光体上の主走査方向及び副
走査方向の光ビーム間隔を調整することができる。これ
により、光走査装置を本体フレームに組み込んだ状態
で、画質の状態を見ながら光ビームの間隔が調整でき
る。
【0108】次に、コリメータレンズ位置調整手段につ
いて説明する。
【0109】図2に示すように、コリメータレンズ取付
け部材42の左右には、レーザ取付け部材40に形成さ
れた図示しない貫通孔に対面して孔部42Aが設けられ
ており、この孔部42Aからはボス(図示省略)がレー
ザ取付け部材40側へ向かって突設している。このボス
の外周面には雄ネジ(図示省略)が切られている。
【0110】一方、コリメータレンズ保持部材43は円
筒体となっており、一端側にはコリメータレンズ24
(コリメータレンズ26)が嵌め込まれている。コリメ
ータレンズ保持部材43の他端側の内周面には、雄ネジ
に螺合可能な雌ネジ部(図示省略)が形成されている。
【0111】このため、コリメータレンズ取付け部材4
2に突設されたボスにコリメータレンズ保持部材43を
回転させてねじ込むだけで、コリメータレンズ24、2
6が光ビーム12、14の光軸方向(Z方向)に移動可
能となるため、複雑な装置を用いる必要がなく、簡単に
調整できる。
【0112】また、コリメータレンズ保持部材43の外
周面には、コリメータレンズ保持部材43の軸方向に沿
ってローレットが形成されており、コリメータレンズ保
持部材43を回転させ易くしている。さらに、ローレッ
トのピッチによって、回転角度が分かるため、コリメー
タレンズ24、26の光ビーム12、14の光軸方向の
移動量に合わせて調整できる。
【0113】以上のような構成によるコリメータ取付け
部材42及びレーザ取付け部材40を光学箱18の側壁
18Aに取付け、レーザ20、22から出射された光ビ
ーム12、14が、光学箱18の側壁18Aに設けられ
た図示しないアパーチャーを通過して、光学箱18内に
収納された偏向プリズム28に入射される。
【0114】次に、本形態に係る光走査装置に備えられ
る光源装置の変形例について説明する。なお、本形態と
同一の内容についての説明は割愛する。
【0115】図6に示すように、長板状のレーザ取付け
部材80及びコリメータレンズ取付け部材82が対面し
て配置されており、第1形態で用いた締結部材44(図
2参照)の代わりに、レーザ取付け部材80及びコリメ
ータレンズ取付け部材82の両端面を架渡す締結壁84
が用いられる。
【0116】このように、レーザ取付け部材80とコリ
メータレンズ取付け部材82との間を締結壁84で架渡
すことによって、ボックス構造が構成される。これによ
って、レーザ取付け部材80とコリメータレンズ取付け
部材82の剛性を高めることができる。また、光走査装
置の動作中の振動・衝撃によって、レーザ取付け部材8
0とコリメータレンズ取付け部材82が振動してしまう
等の現象を低減することができ、画質劣化を抑えること
ができる。
【0117】次に、本形態に係る光走査装置に備えられ
る光源装置の他の変形例について説明する。なお、本形
態と同一の内容についての説明は割愛する。
【0118】図7に示すように、光学箱96の内壁から
は、一対の壁体92が内壁に対して垂直に立設してい
る。この壁体92は光学箱92の外壁に取付けられたコ
リメータレンズ取付け部材90の両端部に位置してい
る。
【0119】また、壁体92と壁体92の間には、壁体
92を架渡す底部94が設けられており、壁体92と底
部94とで、ビーム合成手段取付け部材としての偏向プ
リズム取付け部材96が構成される。
【0120】この偏向プリズム取付け部材96の底部9
4には、偏向プリズム98が取付けられており、コリメ
ータレンズ24、26によって平行光束された光ビーム
12、14が偏向プリズム98へ入射される。
【0121】一般的に、図8(A)に示される光学箱1
08と本体フレーム110とは、異種材料で形成されて
おり、ネジ112で締結されている。この状態で、光走
査装置112の使用環境温度の変化により光学箱108
と本体フレーム110とでは、線膨張係数差(光学箱1
08>本体フレーム110)によって収縮又は膨張量に
差が生じる(特に、低コストを目的として光学箱108
を樹脂、本体フレーム110を板金で構成した場合には
その差が大きくなる)。
【0122】このため、光走査装置112の停止時に
は、図8(A)に示すように、床部108Aと側壁10
8Bとの角度は90°であるのに対して、温度上昇時に
は、図8(B)に示すように、線膨張係数の大きい光学
箱108が歪んでしまい、床部108Aと側壁108B
との角度は90°より若干大きくなってしまう。
【0123】一方、光源装置を構成する部材の内、レー
ザ取付け部材及びコリメータレンズ取付け部材(図示省
略)は側壁108Bに取付けられ、偏向プリズム(図示
省略)は床部108Aに取付けられると、温度上昇時に
はレーザ取付け部材及びコリメータレンズ取付け部材と
偏向プリズムとの相対角度に変化が生じ、感光体上で調
整された主走査方向及び副走査方向の光ビームの間隔が
狂い画質劣化につながる。
【0124】ここで、図7に示す偏向プリズム取付け部
材96とコリメータレンズ取付け部材90とは、同じ材
料で形成されている。このため、偏向プリズム取付け部
材96とコリメータレンズ取付け部材90とは線膨張係
数が同じであり、光走査装置の使用環境温度の変化時に
コリメータレンズ取付け部材90の伸縮に対する変形量
は同一となり、偏向プリズム取付け部材96とコリメー
タレンズ取付け部材90との間で歪みは生じない。
【0125】また、光走査装置112の使用環境温度の
変化時に発生するコリメータレンズ取付け部材90に対
する偏向プリズム取付け部材96の相対角度は変わらな
い。従って、感光体上で調整された主走査方向及び副走
査方向の光ビームの間隔は狂うことがなく、画質劣化す
ることはない。
【0126】次に、第2形態に係る光走査装置について
説明する。なお、光源装置のレーザ位置調整手段及びコ
リメータレンズ位置調整手段についての説明は、第1形
態と同一の内容であるため、説明を割愛する。
【0127】図9に示すように、本形態では光学箱12
0の側壁をコリメータレンズ取付け壁122とし、コリ
メータレンズ取付け壁122にコリメータレンズ24、
26を取付ける。
【0128】このコリメータレンズ取付け壁122に対
面して、光学箱120の外側には、レーザ取付け壁12
4が平行に配置されており、コリメータレンズ取付け壁
122とレーザ取付け壁124の両端部とは、一対の締
結壁126によって架渡され、一体となっている。
【0129】ここで、レーザ取付け壁124及び締結壁
126を光学箱120(コリメータレンズ取付け壁12
2)と同じ材料を用いて一つの金型で一体成形すること
によって、レーザ取付け壁124とコリメータレンズ取
付け壁122と偏向プリズム125を備えた光源部12
8間で、光走査装置130の使用環境温度の変化時に伸
縮による変形量が異なることはなく、互いに歪みが生じ
ることはない。
【0130】なお、ここでは、光学箱120の側壁をコ
リメータレンズ取付け壁122とし、コリメータレンズ
取付け壁122と平行して光学箱120の外側にレーザ
取付け壁124を配置したが、レーザ取付け壁124と
コリメータレンズ取付け壁122とでボックス構造が構
成されれば良いため、これに限るものではない。
【0131】例えば、図10(A)に示すように、光学
箱132の側壁をレーザ取付け壁133とし、レーザ取
付け壁133と平行して光学箱132の内側にコリメー
タレンズ取付け壁134を形成しても良い。
【0132】また、図10(B)に示すように、光学箱
135の側壁から一対の締結壁137を垂直に立設さ
せ、この締結壁137が側壁の略中心に位置するように
配置し、締結壁137の両端部をレーザ取付け壁139
及びコリメータレンズ取付け壁141で互いに平行とな
るように架渡しても良い。
【0133】次に、本形態に係る光走査装置の変形例に
ついて説明する。なお、本形態と同一の内容についての
説明は割愛する。
【0134】図11に示すように、光学箱136の内壁
からは、光学箱136を補強する一対の立壁138が立
設しており、この立壁138はレーザ取付け壁140と
コリメータレンズ取付け壁142とでボックス構造を構
成する連結壁144と連設している。
【0135】立壁138の角部は切り落とされており、
上端面よりも下端面の方が長くなっている。この立壁1
38を架渡して底板146が設けられており、底板14
6には偏向プリズム148が取付けられ、底板146と
立壁138とで偏向プリズム取付け部材150が構成さ
れる。
【0136】このレーザ取付け壁140とコリメータレ
ンズ取付け壁142と偏向プリズム取付け部材150と
は、光学箱136として一つの金型で一体成形されてお
り、同一の線膨張係数を持つため、光走査装置の使用環
境温度の変化時に偏向プリズム取付け部材150とレー
ザ取付け壁140及びコリメータレンズ取付け壁142
との伸縮に対する変形量は同一であり、偏向プリズム取
付け部材150とレーザ取付け壁140及びコリメータ
レンズ取付け壁142との間で歪みは生じない。
【0137】このため、レーザ取付け壁140に取付け
られたレーザ20、22とコリメータレンズ取付け壁1
42に取付けられたコリメータレンズ24、26と偏向
プリズム取付け部材150に取付けられた偏向プリズム
148との相対位置関係にズレが生じない。
【0138】また、偏向プリズム取付け部材150を光
学箱136と一体成形することで、光走査装置の使用環
境温度の変化時に発生するレーザ取付け壁140及びコ
リメータレンズ取付け壁142に対する偏向プリズム取
付け部材150の相対角度は変わらない。
【0139】従って、感光体36(図1参照)上で調整
された主走査方向(X方向)及び副走査方向(Y方向)
の光ビーム12、14の間隔は狂うことがなく、画質劣
化することはない。また、偏向プリズム取付け部材15
0を変形し難くし、また、光学箱136自体の変形も防
止する。
【0140】なお、ここでは、立壁138の角部を切り
落としているが、図7のように、角部を切り落とさなく
ても良い。
【0141】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、請求項
1に記載の発明では、副走査方向及び主走査方向の書き
出し位置の調整を別々に行うことができる。また、光ビ
ームのフォーカスが調整できる。さらに、光走査装置の
使用環境温度の変化によって取付け部材が伸縮してもレ
ーザとコリメータレンズの2軸の相対位置がズレること
はないため、光ビームの間隔が狂うことはなく、画質劣
化が生じない。
【0142】請求項2に記載の発明では、コリメータレ
ンズの位置調整が容易にできるような構成とすることが
でき、レーザ取付け部材とコリメータレンズ取付け部材
との間に生じる熱を逃がすことができる。
【0143】請求項3に記載の発明では、複雑な装置を
用いる必要がなく、簡単に調整できる。請求項4に記載
の発明では、光源装置の剛性を高めることができる。ま
た、光走査装置の動作中の振動・衝撃によって、光源装
置が振動してしまう等の現象を低減することができ、画
質劣化を抑えることができる。
【0144】請求項5に記載の発明では、コリメータレ
ンズを通過して偏向プリズムに入射されるX、Y方向の
相対位置がズレることはない。従って、光ビームの間隔
が狂うことはなく、画質劣化が生じない。
【0145】請求項6に記載の発明では、光走査装置の
使用環境温度の変化時にコリメータレンズ取付け部材及
びビーム合成手段取付け部材を変形し難くし、また、こ
のような構成による光源装置を光走査装置を構成する光
学箱に取付けたときに、光学箱自体を変形し難くする。
【0146】請求項7に記載の発明では、レーザの位置
調整が簡単である。請求項8に記載の発明では、微調整
が可能となる。また、このような構成によって、感光体
上の主走査方向及び副走査方向の光ビームの間隔の調整
及び維持が、複雑な調整機構又は調整装置なくして、容
易に安価で達成できる。
【0147】請求項9に記載の発明では、請求項1の効
果に加えて、光走査装置の使用環境温度の変化時に、光
学箱と光源装置との間で歪みが生じるということはな
い。また、光走査装置の剛性をさらに高めることができ
る。請求項10に記載の発明では、光走査装置の使用環
境温度の変化時に発生するレーザ取付け壁及びコリメー
タレンズ取付け壁に対するビーム合成手段の相対角度は
変わらない。 請求項11に記載の発明では、光走査装
置の使用環境温度の変化時にコリメータレンズ取付け壁
及びビーム合成手段取付け部材を変形し難くし、また、
光学箱自体の変形も防止する。
【0148】請求項14に記載の発明では、光学箱の外
側から感光体上の主走査方向及び副走査方向の光ビーム
間隔を調整することができ、光走査装置を本体フレーム
に組み込んだ状態で、画質の状態を見ながら光ビームの
間隔を調整できる。請求項15に記載の発明では、レー
ザ保持部材とレーザの駆動回路基板とを共有すること
で、部品点数が減り、コストダウンできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光走査装置による複数の光ビームの合成の概略
概念図を示す図である。
【図2】第1形態に係る光走査装置を示す斜視図であ
る。
【図3】本形態に係るレーザ保持部材の位置調整手段を
示す側面図であり、(A)は、弾性片を弾性変形させる
前の状態を示し、(B)は、弾性片を弾性変形させた状
態を示す図である。光走査装置の光学系の概略斜視図で
ある。
【図4】(A)は、従来の回転調整による調整方法の説
明図であり、(B)は、光ビームの書き出しタイミング
がズレている状態を示す図である。
【図5】本形態に係るレーザ保持部材の位置調整手段の
変形例を示す側面図である。
【図6】第1形態に係る光走査装置に備えられる光源装
置の変形例について示す斜視図である。
【図7】第1形態に係る光走査装置に備えられる光源装
置の他の変形例について示す斜視図である。
【図8】一般的な光走査装置の側面図を示し、(A)は
光走査装置の停止時の状態を示し、(B)は、一般的な
光走査装置の温度上昇時の状態を示している。
【図9】第2形態に係る光走査装置に備えられる光学箱
を示す斜視図である。
【図10】(A)は、第2形態に係る光走査装置に備え
られる光学箱の変形例を示す平断面図であり、(B)は
他の変形例を示す平断面図である。
【図11】第2形態に係る光走査装置の変形例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 光走査装置 16 光源装置 18 光学箱 40 レーザ取付け部材 42 コリメータレンズ取付け部材 43 コリメータレンズ保持部材(コリメータレンズ位
置調整手段) 44 締結部材 46 レーザ保持部材(レーザ位置調整手段) 48 レーザ保持部材(レーザ位置調整手段) 50 押圧部材(レーザ位置調整手段) 54 湾曲片(レーザ位置調整手段) 56 折曲げ片(レーザ位置調整手段) 60 板状部材(レーザ位置調整手段) 62 板状部材(レーザ位置調整手段) 64 ネジ(第1のネジ(レーザ位置調整手段)) 66 ネジ(第2のネジ(レーザ位置調整手段)) 68 弾性片(レーザ位置調整手段) 70 カバー(レーザ位置調整手段) 80 レーザ取付け部材 82 コリメータレンズ取付け部材 84 締結壁 90 コリメータレンズ取付け部材 91 レーザ取付け部材 92 壁体(立壁(ビーム合成手段取付け部材)) 94 底部(ビーム合成手段取付け部材) 96 偏向プリズム取付け部材(ビーム合成手段取付け
部材) 108 光学箱 112 光走査装置 120 光学箱 122 コリメータレンズ取付け壁 124 レーザ取付け壁 126 締結壁 128 光源部(光源装置) 130 光走査装置 132 光学箱 133 レーザ取付け壁 134 コリメータレンズ取付け壁 135 光学箱 136 光学箱 137 締結壁 138 立壁(ビーム合成手段取付け部材) 139 レーザ取付け壁 140 レーザ取付け壁 141 コリメータレンズ取付け壁 142 コリメータレンズ取付け壁 144 連結壁 146 底板(ビーム合成手段取付け部材) 150 偏向プリズム取付け部材(ビーム合成手段
取付け部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01S 5/40 B41J 3/00 D H04N 1/113 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 AA11 AA42 AA43 AA45 AA46 AA48 BA56 BA61 DA12 DA41 2H045 BA02 BA22 BA33 DA02 DA24 5C072 AA03 BA02 DA02 DA23 HA02 HA06 HA08 HA10 HA13 HA20 HB08 XA01 XA05 5F073 AB27 BA07 EA21 FA30

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のレーザと、前記レーザから発射
    された光ビームを平行光束にするコリメータレンズと、
    前記複数の光ビームを重ね合わせて出射するビーム合成
    手段と、を備えた光源装置において、 前記レーザが取付けられる第1の取付け部及び前記コリ
    メータレンズが取付けられる第2の取付け部が設けられ
    た取付け部材と、 前記第1の取付け部に設けられ、前記コリメータレンズ
    の光軸と直交する平面の2軸方向にレーザの位置調整が
    可能なレーザ位置調整手段と、 前記第2の取付け部に設けられ、前記光ビームの光軸方
    向へコリメータレンズの位置調整が可能なコリメータレ
    ンズ位置調整手段と、 を有することを特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 前記取付け部材が、前記第1の取付け部
    が設けられたレーザ取付け部材と、前記第2の取付け部
    が設けられたコリメータレンズ取付け部材と、前記レー
    ザ取付け部材と前記コリメータレンズ取付け部材との間
    に隙間を設けて締結する締結部材と、で構成され、 前記レーザ取付け部材と前記コリメータレンズ取付け部
    材とが同一の線膨張係数であることを特徴とする請求項
    1に記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 前記コリメータレンズ位置調整手段が、
    前記コリメータレンズ取付け部材に形成されたネジ孔部
    と、前記コリメータレンズを保持し周面に前記ネジ孔部
    にねじ込み可能なネジ部が形成された円筒状のコリメー
    タレンズ保持部材と、で構成されたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 【請求項4】 前記締結部材が、前記レーザ取付け部材
    及び前記コリメータレンズ取付け部材と一体成形され、
    レーザ取付け部材とコリメータレンズ取付け部材とでボ
    ックス構造を構成する締結壁であることを特徴とする請
    求項2又は3に記載の光源装置。
  5. 【請求項5】 前記ビーム合成手段が取付けられ前記コ
    リメータレンズ取付け部材と同一の線膨張係数を持つビ
    ーム合成手段取付け部材が、コリメータレンズ取付け部
    材と一体とされたことを特徴とする請求項1〜4の何れ
    かに記載の光源装置。
  6. 【請求項6】 前記コリメータレンズ取付け部材と前記
    ビーム合成手段取付け部材との間にコリメータレンズ取
    付け部材及びビーム合成手段取付け部材を補強する立壁
    が設けられたことを特徴とする請求項5に記載の光源装
    置。
  7. 【請求項7】 前記レーザ位置調整手段が、 前記レーザが取付けられ、前記レーザ取付け部材に対し
    て平面方向に移動可能に保持されたレーザ保持部材と、 前記レーザ取付け部材から略水平に張出した板状部材
    と、 前記レーザ保持部材の端面と対向して前記板状部材に形
    成されたネジ孔部に螺合し、前記レーザ保持部材の端面
    を押圧するネジと、 前記レーザ保持部材を前記レーザ取付け部材へ押圧する
    押圧部材と、 前記レーザ保持部材を支持する弾性部材と、 で構成されたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに
    記載の光源装置。
  8. 【請求項8】 前記レーザ位置調整手段が、 前記レーザが取付けられ、前記レーザ取付け部材に対し
    て平面方向に移動可能に保持されたレーザ保持部材と、 前記レーザ取付け部材から略水平に張出し、弾性変形可
    能な片持の弾性片と、 前記弾性片に形成され、前記レーザ保持部材の端面と対
    向する第1のネジ孔部に螺合し、前記レーザ保持部材の
    端面を押圧する第1のネジと、 前記レーザ保持部材の端面との間に前記弾性片を間に置
    いて前記レーザ取付け部材から略水平に張出し、前記第
    1のネジが挿通可能な挿通孔が形成された板状部材と、 前記弾性片の自由端部と対向して前記板状部材に形成さ
    れた第2のネジ孔部に螺合し、前記自由端部を押圧する
    第2のネジと、 前記レーザ保持部材を前記レーザ取付け部材へ押圧する
    押圧部材と、 前記レーザ保持部材を支持する弾性部材と、 で構成されたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに
    記載の光源装置。
  9. 【請求項9】 複数個のレーザと、前記レーザから発射
    された光ビームを平行光束にするコリメータレンズと、
    前記複数の光ビームを重ね合わせて出射するビーム合成
    手段と、前記ビーム合成手段を収納し重ね合わされた光
    ビームを走査する光学部品が配置された光学箱と、を備
    えた光走査装置において、 前記光学箱と一体成形され、前記レーザが取付けられた
    レーザ取付け壁と、 前記光学箱と一体成形され、前記レーザ取付け壁と対向
    し、前記コリメータレンズが取付けられたコリメータレ
    ンズ取付け壁と、 前記光学箱と一体成形され、前記レーザ取付け壁と前記
    コリメータレンズ取付け壁とでボックス構造を構成する
    連結壁と、 前記レーザ取付け壁に設けられ、前記コリメータレンズ
    の光軸と直交する平面の2軸方向にレーザの位置調整が
    可能なレーザ位置調整手段と、 前記コリメータレンズ取付け壁に設けられ、前記光ビー
    ムの光軸方向へコリメータレンズの位置調整が可能なコ
    リメータレンズ位置調整手段と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  10. 【請求項10】 前記ビーム合成手段が取付けられ前記
    コリメータレンズ取付け壁と同一の線膨張係数を持つビ
    ーム合成手段取付け部材が、コリメータレンズ取付け壁
    と一体とされたことを特徴とする請求項9に記載の光走
    査装置。
  11. 【請求項11】 前記コリメータレンズ取付け壁と前記
    ビーム合成手段取付け部材との間にコリメータレンズ取
    付け壁及びビーム合成手段取付け部材を補強する立壁が
    設けられたことを特徴とする請求項10に記載の光走査
    装置。
  12. 【請求項12】 前記レーザ位置調整手段が、 前記レーザが取付けられ、前記レーザ取付け壁に対して
    平面方向に移動可能に保持されたレーザ保持部材と、 前記レーザ取付け壁から略水平に張出した板状部材と、 前記レーザ保持部材の端面と対向して前記板状部材に形
    成されたネジ孔部に螺合し、前記レーザ保持部材の端面
    を押圧するネジと、 前記レーザ保持部材を前記レーザ取付け壁へ押圧する押
    圧部材と、 前記レーザ保持部材を支持する弾性部材と、 で構成されたことを特徴とする請求項9〜11の何れか
    に記載の光走査装置。
  13. 【請求項13】 前記レーザ位置調整手段が、 前記レーザが取付けられ、前記レーザ取付け壁に対して
    平面方向に移動可能に保持されたレーザ保持部材と、 前記レーザ取付け壁から略水平に張出し、弾性変形可能
    な片持の弾性片と、 前記弾性片に形成され、前記レーザ保持部材の端面と対
    向する第1のネジ孔部に螺合し、前記レーザ保持部材の
    端面を押圧する第1のネジと、 前記レーザ保持部材の端面との間に前記弾性片を間に置
    いて前記レーザ取付け壁から略水平に張出し、前記第1
    のネジが挿通可能な挿通孔が形成された板状部材と、 前記弾性片の自由端部と対向して前記板状部材に形成さ
    れた第2のネジ孔部に螺合し、前記自由端部を押圧する
    第2のネジと、 前記レーザ保持部材を前記レーザ取付け部材へ押圧する
    押圧部材と、 前記レーザ保持部材を支持する弾性部材と、 で構成されたことを特徴とする請求項9〜11の何れか
    に記載の光走査装置。
  14. 【請求項14】 前記板状部材が前記光学箱を閉塞する
    カバーであることを特徴とする請求項12又は13に記
    載の光走査装置。
  15. 【請求項15】 前記レーザ保持部材が前記レーザの駆
    動回路基板であることを特徴とする請求項1〜14の何
    れかに記載の光源装置又は光走査装置。
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