JP2001296212A - 車輌用テスターのローラ及びその製造方法 - Google Patents

車輌用テスターのローラ及びその製造方法

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JP2001296212A
JP2001296212A JP2001009984A JP2001009984A JP2001296212A JP 2001296212 A JP2001296212 A JP 2001296212A JP 2001009984 A JP2001009984 A JP 2001009984A JP 2001009984 A JP2001009984 A JP 2001009984A JP 2001296212 A JP2001296212 A JP 2001296212A
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roller
tester
vehicle
braking force
outer peripheral
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JP2001009984A
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Kazuhiko Kato
一彦 加藤
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Banzai Industries Ltd
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Banzai Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真の路面における値に近い制動力を測定でき
る車輌用テスターのローラ及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 ローラ本体1aの外周面に溶射により摩
擦皮膜2を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の制動力や速
度を試験するのに好適なブレーキテスター或いはスピー
ドテスターの単式又はこれらテスターの複合式の車輌用
テスターのローラ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ローラ駆動形ブレーキテスターによって
各タイヤの制動力を測定する場合、自動車の車輪を各2
本のローラ上に乗せ、駆動ローラをモータで一定速度で
回転させて車輪を回転させてから自動車のブレーキをか
け、モータの反力、駆動機構の反力或いはモータとロー
タの間に装着したトルク計により制動力を検出する。
【0003】従来の車輌用テスターでは、金属製の駆動
ローラの外周面上に多条の軸方向の溝加工を施して、タ
イヤとの摩擦係数を高めるように工夫されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車輌用テスター
の駆動ローラの表面には溝加工が施されているため、ブ
レーキをかけてタイヤロックが発生した際に該ローラ溝
のエッジがタイヤを削る力が発生する恐れがあった。
【0005】又、このタイヤを削る力の作用により、こ
の時、計測した制動力は見掛け上の値を検出しており、
真の制動力とは異なってくるという問題点があった。
【0006】本発明はこれらの問題点を解消し、簡便な
方法で真の路面における値に近い制動力を測定できる車
輌用テスターのローラ及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するべく、2本のローラ上に自動車の車輪を乗せ、各
タイヤに発生する制動力等を測定する方式のローラ駆動
形車輌用テスターにおいて、該ローラの外周面に溶射に
よる摩擦皮膜が形成されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
【0009】本発明をブレーキテスターに適用した第1
の実施の形態を図面により説明する。
【0010】ブレーキテスターの各駆動ローラ1は、ロ
ーラ本体1aの外面に溶射により摩擦皮膜2を形成し
た。
【0011】ここで溶射とはプラズマ又は高周波アーク
等の種々の熱源を用いて溶射材料を加熱し、溶融又はそ
れに近い状態にした粒子を圧縮空気その他の作動ガスに
より基材に吹き付けて皮膜を形成する加工方法をいい、
本発明においては溶射材料として金属材料や酸化物、炭
化物、ガラスなどの摩擦皮膜を形成し得るものを使用す
る。
【0012】本発明による駆動ローラ1は、外周上に溝
を有しないため、溝エッジによるタイヤ削り力が発生し
ないと共に耐摩耗性が高く、該ローラと接しているタイ
ヤの接地面積が増え、鋪装路面における真値に近い制動
力を測定することができる。
【0013】又、本発明による駆動ローラ1をスピード
メータのローラに適用した場合には該駆動ローラ1の表
面が鋪装路面と同じ摩擦抵抗にできることから、正確な
スピードを計測することができる。
【0014】更に、本発明の駆動ローラ1をブレーキテ
スターとスピードテスターを兼用する複合テスター又は
ブレーキテスターにシャシーダイナモメータの機能を兼
ね持たせるようにした複合テスター等に適用してもよ
い。
【0015】次に本発明の第2の実施の形態を図2によ
り説明する。
【0016】この第2の実施の形態である駆動ローラ1
1はローラ本体の外周面に予めアスファルト鋪装路の凹
凸に類似の凹凸を設けてから溶射による摩擦皮膜を形成
したことが特徴であり、そのアスファルト鋪装路の表面
は、例えば、1センチ角程度の小石を混入したものや、
ガラス質の小粒を混入したものや、走行方向に多数の溝
を設けたものや、近年注目度の高い透水性と路面温度の
上昇防止作用と低走行音性などを兼備した多孔性のもの
など多種あり、これらの路面の用途に適した凹凸に類似
させてローラ本体の外周面に凹凸を形成する。
【0017】本発明の駆動ローラ11は、ローラ本体1
aの外周面1bにエッチング加工又はレーザ加工により
アスファルト鋪装路の凹凸に類似した多数の凹部1cを
予め設け、その凹凸が設けられた該外周面1bに前記第
1の実施の形態と同様に溶射により摩擦皮膜2を形成す
る。
【0018】このローラ本体1a上に摩擦皮膜2が形成
されると、凹部1c部分にも薄く該摩擦皮膜2が被膜さ
れて各凹部1cに対応してローラ凹部2aも形成され、
アスファルト鋪装路の凹凸に類似のローラ凹部2aとな
り、路面における制動力の真値に近い計測値を得ること
ができる。
【0019】尚、前記エッチング加工やレーザ加工の他
に転造ローラをローラ外周面に圧接して凹凸面を形成し
てもよい。
【0020】
【発明の効果】このように本発明によれば、従来の駆動
ローラにおけるような軸方向の溝加工がないので、該ロ
ーラ溝のエッジがタイヤを削る力の発生する恐れがない
と共に、路面における制動力の真値に近い計測値がえら
れ、又、耐摩耗性が高く、更に製作が容易となる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のローラの断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態のローラの部分断面
図である。
【符号の説明】
1 ローラ 1a ローラ本体 2 摩擦皮膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のローラ上に自動車の車輪を乗せ、
    各タイヤに発生する制動力等を測定する方式のローラ駆
    動形車輌用テスターにおいて、該ローラの外周面に溶射
    による摩擦皮膜が形成されていることを特徴とする車輌
    用テスターのローラ。
  2. 【請求項2】 前記ローラの外周面に予めアスファルト
    鋪装路と類似の凹凸を設け、該凹凸を有する外周面に前
    記摩擦皮膜を形成したことを特徴とする請求項1に記載
    の車輌用テスターのローラ。
  3. 【請求項3】 2本のローラ上に自動車の車輌を乗せ、
    各タイヤに発生する制動力等を測定する方式のローラ駆
    動形車輌用テスターにおいて、該ローラの外周面に摩擦
    皮膜を溶射により形成したことを特徴とする車輌用テス
    ターのローラの製造方法。
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