JP2554256B2 - 重荷重用空気入りラジアルタイヤのパタ−ン - Google Patents

重荷重用空気入りラジアルタイヤのパタ−ン

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JP2554256B2 JP62095465A JP9546587A JP2554256B2 JP 2554256 B2 JP2554256 B2 JP 2554256B2 JP 62095465 A JP62095465 A JP 62095465A JP 9546587 A JP9546587 A JP 9546587A JP 2554256 B2 JP2554256 B2 JP 2554256B2
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tire
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隆 久木元
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Bridgestone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は重荷重用空気入りラジアルタイヤのトレッド
パターンに関する。最近問題になっている偏摩耗に対し
有効なトレッドパターンを提供するものである。
(従来の技術) 従来、重荷重用空気入りラジアルタイヤのトレッドパ
ターンとしては特開昭59−202911、特開昭60−165231が
ある。
これらはトレッド踏面部のトレッド中心部、及びショ
ルダー部、又はトレッド踏面部の全面部に周方向に対
し、ある角度の傾斜方向細溝を有していた。
(発明が解決しようとする問題点) これらの従来のトレッドパターンのタイヤは走行後、
夫々ショルダー部に偏摩耗が生じ易い。
これは、従来のトレッド踏面部の中心部及びショルダ
ー部に細溝を配置したタイヤは、トレッド中心部、及び
ショルダー部に細溝の場合は、トレッド踏面が接地した
場合、その細溝が閉じる。
この為、細溝のないトレッド部の接地転動に供する周
長とショルダー部の接地転動に供する周長はショルダー
部の方が小さくなり、トレッド半径が小さい場合のよう
な接地面内の挙動となり、又、ブロックになるため、ヒ
ール/トウ摩耗をおこし、この為、ショルダー部に細溝
を有する場合はショルダー部に偏摩耗が生じるのであ
る。
全面に細溝を有する場合は入力負担は、ショルアダー
部が大きく走行とともに、センター部の摩耗よりショル
ダー部の摩耗が早く、接地圧低下とともに、転がり半径
差が大きくなり、ショルダー部はヒール/トウが発生し
易くなり、その後波状摩耗、肩落ち摩耗と進行してい
く。
(問題点を解決する為の手段) 本発明者はこれらの問題点を解決するため種々検討し
た結果、下記により解決した。
トレッド踏面部にトレッド周方向に実質上等間隔に配
置した3本の主溝よりなり、その主溝間に径方向に対
し、傾斜している切込み、細溝を有する重荷重用空気入
りラジアルタイヤにおいて 1.そのトレッド中心域、即ち周方向中心より、遠く離隔
している主溝間の幅はトレッド幅の30%以上65%以下に
あり、 2.その主溝間にはタイヤ径方向に対し、10゜〜60゜の角
度を持った切込み、細溝をタイヤ中心に対し、相反する
角度で全周に等間隔に配置し、その切込み、細溝とも周
方向に対し、相反するトレッド端へ向って延びる二辺か
ら構成される収束区域を有し、 3.切込み、細溝とも、負荷転動時にタイヤ中心の収束区
域に位置する切込み、細溝から各トレッド端へ向って順
次踏面と接触してなることを特徴とするか、これらのタ
イヤにおいてセンター部がショルダー部の曲率半径の円
弧の線よりも出張っていることを特徴とする空気入りラ
ジアルタイヤのパターンにすることにより解決した。
(作用) 本発明のトレッド中心部、そのトレッド中心域、即ち
周方向中心より、遠く離隔している主溝間の幅はトレッ
ド幅の30%以上65%以下に限定する理由は第一図に示
す。
これはトレッドの踏面部とトレッド中心部の比とショ
ルダー部周方向の動き量を表示した図であるが、30〜65
%の範囲が動き量が比較的少なくほぼ一定である。動き
量が少ないことは歪が少なく、偏摩耗が生じないことを
示すのである。
次に切込み及び細溝の径方向角度が10〜60゜である理
由は第2図に示す。
上記と同じく切込み及び細溝の角度とショルダー部の
動き量を表示した図であるが、10〜60゜の範囲が動き量
が比較的少なくほぼ一定である。
動き量が少ないことは同じく歪が少なく歪が少ないこ
とは、偏摩耗が生じないことを示すのである。
サイプ方向の限定理由について考えてみると次のよう
に考えられる。
ゴムブロックに荷重が加わると、つぶれて、第3図に
示すように接地面内に剪断力の分布が発生する。このブ
ロックが転動すると、周方向の両エッヂ部で発生する剪
断力は、駆動・制動と相反する向きに働くことになる。
その両エッヂの接地圧が、転動により踏込から蹴出ま
でどのようになるかを示したものが、第4図である。こ
の図でわかるように、踏込エッヂ部は、踏込んだ時接地
圧が高くなり、蹴出にいくに従い低下する。逆に蹴出エ
ッジ部は、踏込んだ時には踏込エッヂ部の接地圧より低
く、蹴出にいくにしたがい、高くなる。
タイヤの摩耗は、蹴出に近づいていくにつれて発生す
る。
ヒール/トウ摩耗はサイドフォース、ブレーキングで
発生する。即ちコーナリング時にサイドフオースが係り
(蹴出で蹴出エッヂ部の方が接地圧が高くなり、)接地
圧大の所へ幅方向剪断力が増大し、蹴出エッヂ部の方が
より多く摩耗が起こり、ヒール/トウ摩耗が発生する。
また、ブレーキング時では、先に述べたようにゴムブロ
ックの潰れで周方向剪断力が駆動側(踏込エッヂ部)、
制動側(蹴出エッヂ部)となるのに加えてブレーキング
力が加わる為、制動側になっていた蹴出エッヂ部の周方
向剪断力がさらに制動側に大きくなり、より蹴出エッヂ
部が摩耗し、ヒール/トウ摩耗が発生する。
この際、サイブが径方向基準に角度があると、第5図
に示すように、ゴムブロックの潰れによる剪断力の向き
が、周方向に対して角度を持つ。このことでヒール/ト
ウ摩耗の一要因である周方向剪断力の成分を低減するこ
とができる。また径方向にも剪断力の成分が発生する
が、この向きをサイドフオースの力の向きと逆になるよ
うにすれば、摩耗しにくくなる。このことを利用して蹴
出エッヂ部が摩耗しにくくなる方向にすれば良いが、サ
イドフォースは一方向だけではなく、両側から入る為、
サイプの方向を一方向に限定できない。そこで、サイド
フォース入力時、サイドフォースの入側の負担が大であ
るので、トレッドの入側半分を有利な方向にする方が良
い。これらのことより、サイプをタイヤ中心に対し、相
反する角度で配置し、そのサイプはセンターからトレッ
ド端の方へ接地していくように回転させることになる。
このサイプの角度は検討により、径方向基準で±30゜〜
±60゜良好で±45゜が最も良好である。
センター部をショルダー部の曲率半径の円弧の線より
も出っ張らしめるのは、次の理由による。
センター部にサイプを多用すると、接地転動に供する
周長が、逆にショルダー部より短くなり、センター部に
偏摩耗が発生し易くなる。それを防ぐ為にセンター部
(サイプを設ける領域)をショルダーの曲率半径より出
っ張らせることで接地転動に供する周長が短くなり過ぎ
ることを解決するものである。
(実施例) 実施例に基いて詳細に説明する。
次の条件により下記に示す各種のタイヤを作成し、下
記の試験条件で摩耗の状況を試験した。
タイヤサイズ:11R22.5 荷重 :100% リム :7.50〜22.5 内圧 :8kg/cm2 路線 :高速道主体 舗装路100% 試験方法 :タイヤ装着位置固定、車両間ローテーシ
ョン 走行キロ :7万5千km 第6図、第7図、第8図は従来のタイヤ、第9図、第
10図は本発明のタイヤである。
第11図、第12図、第13図は従来のタイヤ、第14図、第
15図は本発明のタイヤの7万5千km走行後の偏摩耗の状
況を示した図である。
(効果) 本発明のタイヤの偏摩耗に対する効果は、従来タイヤ
対比実施例に示した如く偏摩耗を生じなく、比較的良好
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトレッド中心部、即ちトレッド中心域
のトレッド幅の30〜65%に限定した理由を示す図であ
る。 第2図は本発明の切込及び細溝の周方向角度が10〜60゜
に限定した理由を示した図である。 第3図はサイプの配置された面の摩耗の状況を示した図
である。 第4図はタイヤのサイプが回転して接地面での挙動を示
す図である。 第5図は周方向に角度があるときの切込、細溝にサイド
フォースが加わる時の力を示した図である。 第6図、第7図、第8図は従来タイヤのパターンを示し
た図である。 第9図、第10図は本発明タイヤのパターンを示した図で
ある。 第11図、第12図、第13図は従来タイヤの試験走行後の摩
耗状況を示した図である。 第14図、第15図は本発明タイヤの試験走行後の摩耗状況
を示した図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド踏面部にトレッド周方向に実質上
    等間隔に配置した3本の主溝よりなり、その主溝間に周
    方向に対し、傾斜している切込み、細溝を有する重荷重
    用空気入りラジアルタイヤにおいて 1)そのトレッド中心域、即ち周方向中心より、遠く離
    隔している主溝間の幅はトレッド幅の30%以上65%以下
    にあり、 2)その主溝間にはタイヤ径方向に対し、10゜〜60゜の
    角度を持った切込み、細溝をタイヤ中心に対し、相反す
    る角度で全周に等間隔に配置し、その切込み、細溝とも
    周方向に対し、相反するトレッド端へ向って延びる二辺
    から構成される収束区域を有し、 3)切込み、細溝とも、負荷転動時にタイヤ中心の収束
    区域に位置する切込み、細溝から各トレッド端へ向かっ
    て順次踏面と接触してなることを特徴とする空気入りラ
    ジアルタイヤのパターン。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲1.の重荷重用空気入りラジ
    アルタイヤにおいて センター部がショルダー部の局率半径の円弧の線よりも
    出張っていることを特徴とする重荷重用空気入りラジア
    ルタイヤのパターン。
JP62095465A 1987-04-20 1987-04-20 重荷重用空気入りラジアルタイヤのパタ−ン Expired - Lifetime JP2554256B2 (ja)

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