JP2001295279A - 可変形緑化パネル - Google Patents

可変形緑化パネル

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JP2001295279A
JP2001295279A JP2000152139A JP2000152139A JP2001295279A JP 2001295279 A JP2001295279 A JP 2001295279A JP 2000152139 A JP2000152139 A JP 2000152139A JP 2000152139 A JP2000152139 A JP 2000152139A JP 2001295279 A JP2001295279 A JP 2001295279A
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JP2000152139A
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Michiaki Fujita
藤田  道明
Ritsumasa Yamashita
律正 山下
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DAINICHI KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、パネル形状を決定する形状保持部
材を曲げ性を有する材料を使用し、躯体の形状に沿った
形状作り事ができるあるいは目的の形状に変化できる緑
化パネルを提供することで、法面工事での湾曲下地面と
の一致を目指し、またイベントで使用される意匠性を追
求した曲線を多様した下地に追随性できる緑化パネルを
研究した。 【解決手段】 整形容器型可変形緑化パネルの(1)形
状保持部材の外周を取り巻く板1aの曲げ位置に当たる
部分に(11)曲げ部を設けこの部分を伸縮することに
より、曲げる事が可能になる構造とし、板の変形を容易
とした構造を特徴とする可変形緑化パネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木工事での法
面、湾曲凹凸面もしくは庭・公園または家屋などの屋内
外壁面・鑑賞パネルなどに植物を扶植、緑化させるため
のパネル分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、上面に網部材が重ねられた本体シ
ートの間に、種子を含む植生材料を介在させて、本体シ
ートの上に重ねられた網部材から下層の補強シートまで
係止されて成る法面、壁面の緑化用植生体は特開平11
−61825号公報に開示されており公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】立体的、曲線な躯体へ
の緑化は、緑化の維持管理の困難な場所とされ、専用に
作られた植生モニュメントを見ても容器に栽培した植物
を灌水装置により維持管理をする構造となっており、あ
えて作るとすれば設計段階より形状を決定し、植生容器
を作成し植生する方法で緑化が行われてきた。植生形状
を変化させる方法は、古くは盆栽やイングリッシュガー
デンに代表される剪定方法により、植物の形状変化は切
断による手法で行われていた。土木工事においても躯体
の状況に合わせ、自由に形状を変えて施工できる緑化パ
ネルは存在しなかった。
【0004】また、立体面緑化または曲面緑化、壁面緑
化の施工では専用に設計されたパネルまたはマットや懸
垂形プランターなどを用いていたが、完成された緑化施
工方法は確立していない。土木工事の法面などコンクリ
ート吹き付け現場の湾曲凹凸部に対しては、緑化工事が
難しく従来行われている吹き付け公報では、降雨や天災
時に脱落可能性が多いことから、このような場所では緑
化工事されないのが現状である。あるいは、イベントな
どに使用する緑化マット分野では自在に形状を変化させ
ることができ、極めて意匠性を表現できる物は現状では
存在しない。室内の緑化においても、鉢に入れた土壌栽
培の観葉樹や、日陰に強い植物を選定して設置する方法
が多い。この場合、容器も大きく重い事から容易に移動
することは出来ず、立体的な形状から狭い部屋や高天井
の部屋などには設置できない問題点があった。室内の壁
面緑化は、ドライフラワー、造花が主体で生きた植物に
よる緑化はなかった。また形状を変えることができ、鉢
花と異なり自分で形状を変化させて楽しむ自作の芸術と
しての楽しみ方ができる園芸法も確立されていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明が講じた手段は、パネル形状を決定する形状
保持部材を曲げ性を有する材料を使用し、躯体の形状に
沿った形状を作る事ができるあるいは目的の形状に変化
できる緑化パネルを提供することで、法面工事での湾曲
下地面との一致を目指し、またイベントで使用される意
匠性を追求した曲線を多用した下地に追随性できる緑化
パネルを研究した。
【0006】可変形緑化パネルは植物を植生する植生基
盤の形状とパネルへの固定方法の方式に関係なく、形状
を曲げることにより変形できることを特徴としている。
可変形緑化パネルは(1)形状保持部材の低板、外周を
取り巻く板を一体化、または部分的に接合した箱型構造
であり、当初は外周を取り巻く板により全体の変形が発
生しない定型容器となっている。しかしまげる必要が発
生した場合、パネルの形状を決定している(1)形状保
持部材の外周を取り巻く板の曲げ箇所を切開もしくは、
曲げ箇所で(1)形状保持部材の底板を曲げることによ
り、事前に整形されている蛇腹構造を伸ばす事になり曲
がることが可能とした構造により解決する。
【0007】可変形の基本となる(1)形状保持部材の
底板に起きる可変構造は、(8)空間突起部が有る緑化
パネルの(1)形状保持部材の(8)空間突起部に挟ま
れた凹部底面部で可変する場合と、(8)空間突起部が
無い可変形緑化パネルの、(1)形状保持部材がパネル
曲がり時に変形部となる底面の位置に▲10▼通水孔ま
たは溝を設け曲げやすい構造を配している位置より発生
する場合がある。
【0008】(8)空間突起部が有る可変形緑化パネル
は(1)形状保持部材の直方体もしくは、曲線のある方
形整形体の上面に、同面積の板状に設けられた適数個の
底部が広く、上部が同じ広さもしくは狭い構造の(8)
空間突起部の形状は、円筒、多角形、円形、曲面形ある
いは岩、石、礫、木、などの形状を真似た形状を適数個
配し、その(8)空間突起部で挟まれた凹部に(10)
通水孔が配され、外周を取り巻く板を曲げたときに起き
る応力が(1)形状保持部材の底面に伝わり、変形位置
に該当する(10)通水孔が応力を緩和するために低板
が連動して可変し曲げることが出来る。
【0009】(8)空間突起部が無い可変形緑化パネル
では、断面がコの字型の箱型を形に整形された(1)形
状保持部材の直方体もしくは、曲線のある方形整形体
で、(1)形状保持部材の外周を取り巻く板の曲げ位置
に合致する底面に、(10)通水孔または曲げるための
溝を設け、3方の(1)形状保持部材が連動して曲げや
すい構造をしている。いずれも、取扱い時は外周を取り
巻く板が補強の役目を果たしパネルの変形が少ない特徴
がある。
【0010】外周を取り巻く板曲げ構造は(11)曲げ
部の切開による場合と、全週もしくは一部に蛇腹構造を
付けた場合に分かれる。
【0011】切開による方法の場合、(1)形状保持部
材の外周を取り巻く板1aの曲げ位置を切開する事によ
り外周に働く引張応力を切ることにより変形を可能とす
る。保持部材(1)と外周を取り巻く板(1a)を曲げ
易くするため、切り欠き(s)を設ける。(図7)
【0012】(1)形状保持部材の外周を取り巻く板
(1a)が蛇腹構造の場合は▲11▼曲げ部を曲げるこ
とによりじゃばら構造が伸びて外周を取り巻く板が変形
を始める。応力は(1)形状保持部材の底面に伝わり、
変形位置に該当する(10)通水孔または溝を設けた曲
げ易い構造が応力を緩和するために連動して可変し曲げ
ることができる。(図8)
【0013】
【発明の実施の形態】(1)形状保持部材 曲げることにより形状を変化させることが出来る金属材
料、樹脂材料または、金属と他の材料の複合物で構成さ
れた骨格となる物。もしくは、伸性のある加工を施した
上記材料により構成され、凹凸に沿った形状を作るため
に伸び性を付加した(1)形状保持部材も含む。
【0014】可変形緑化パネルの材質は、銅などの単種
によりなる金属や、ステンレスなどの合金を、メッキ、
被覆などの表面処理をした、厚さ0.2mm〜5mmの
金属板または、厚さ0.5mm〜10mm目開き2mm
以上の金属製網、合成繊維、天然繊維布樹脂などを用い
て整形した物、または、厚さ5mm〜10cmの木材ま
たはその加工品より成り、縦横5cm〜100cmの直
方形もしくは曲線のある方形にし、必要により突起部、
外周を取り巻く板を加え、プレス加工、溶接加工、接着
加工、ネジ止めにより可変形する緑化パネルする。
【0015】樹脂成形する場合は、たとえばアクリル樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ウレタン樹
脂、合成ゴムの原料を用いて、射出成形、熱プレス成
形、接着法、反応固化型樹脂方法により厚さ0.2mm
〜10mmの縦横5cm〜5mの直方形もしくは曲線の
ある方形で、必要により突起部、外周を取り巻く板を一
体化して可変形緑化パネルを成型する。(図9)
【0016】天然繊維(たとえば、ウール、コットン、
ジュート、パルプなど)合成繊維(たとえばアクリル繊
維、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ナイロン繊
維、ポリプロピレン繊維、レーヨン繊維など)生分解型
繊維(たとえばポリ乳酸繊維、分解性熱接着性繊維な
ど)鉱物加工繊維(たとえばロックウール、スピオライ
ト、ガラスウールなど)これらの繊維を原料とした不織
布などの原料を単独もしくは複合して使用し、厚さ0.
2mm〜10mmので、熱プレス成形、樹脂成形、接着
成形、反応固化型樹脂加工、複数の原料による複層成型
により、縦横5cm〜5mの直方形もしくは曲線のある
方形とし、必要により突起部、外周を取り巻く板を一体
化して可変形緑化パネルを成形する。(図9)
【0017】〔0014〕〔0015〕〔0016〕の
加工では、(1)形状保持部材の底板(1b)と必要に
より配した突起部と外周を取り巻く板は別けて作成し、
接着、溶接、はめ合い、引っかけ構造により接続しても
よい。
【0018】(1)形状保持部材に、遮熱性、遮寒性、
遮光性、通水性、通気性、反射防止性、表面保護の適数
個の目的を付与するために、目開き1cmの篩を通過す
る合成繊維(たとえばポリエステル、レーヨン、ポリプ
ロピレン、アクリルなど)、天然繊維(たとえば綿、
麻、ジュート、毛など)、パルプ(たとえば紙原料な
ど)、鉱物加工物(たとえばバーミキュライト、パーラ
イトなど)、土壌(たとえば黒土、ケト土、けい藻土、
とう土、粘土、石膏の単体と焼結などによる整形もしく
は造粒品)として単体、複合体もしくは、加工品として
上記原料により作成された不織布、フェルト、織布、編
み布などの加工品を接着剤(たとえば合成樹脂系接着剤
では合成ゴム系、アクリル系、EVA系などの有機溶剤
もしくは水系タイプがある。天然糊ではでんぷん糊、ふ
のり、にかわなどがある。)により(1)形状保持部材
の外内面もしくは片面に、塗装、静電植毛法、樹脂接着
により表面に上記材料を付けることが出来る。(図1
0)
【0019】〔0018〕の材料を樹脂重量比率で2〜
300%としたポリマーセメントもしくは塗料を、
(1)形状保持部材の外内面もしくは片面に、塗装、接
着、複層により固定する事により簡単に付着させること
ができる。樹脂重量比率が50%以下のポリマーセメン
トもしくは塗料の内部に水分を含むことから根が活着が
可能となる。樹重量比率が50%以上のポリマーセメン
トもしくは塗料の場合、耐候性が向上し劣化は起こり難
くなる。〔0018〕の材料は長期にわたり安定して形
状保持部材に固定され遮熱性、遮寒性、遮光性、通水
性、通気性、反射防止性、表面保護を発揮する。
【0020】遮熱性、遮寒性は金属製の可変形緑化パネ
ルは熱の伝導率が高い問題がある。これを低下させるた
めに表面に〔0018〕で記載の材料を合成樹脂接着剤
で貼り付けるもしくは〔0019〕の状態にした物を塗
布していれば、外気や太陽光の影響を直接受けなくな
り、急激な温度変化や高低温になり難くなる。また、可
変形緑化パネルの表面に保水材の材料が貼り付けられる
ことにより、保水力は派生し、表面に繁茂している植物
から根が発生し定着することが考えられる。これによ
り、降雨や散水時に表面に貼られた材料に保水した物も
利用可能となり少量の水分を有効に使うことができる。
(図10)
【0021】通水性は、降雨や散水時に表面に貼られた
材料がまず水分を吸収する。水分は可変形緑化パネルの
内部の培土部材に移行するが、表面に〔0018〕で記
載の材料が接着もしくは〔0019〕の状態の物を塗布
していれば培土部材も同様の給水性能を有するため連続
的に移行する事が可能となり、表面を流下するのを最小
限とすることができる。水分の蒸発は、逆のルートにな
り、水分の移動が空気の移動と連動し、根部に加湿を行
い乾湿繰り返しを与えることになる。(図10)
【0022】反射防止性については、可変形緑化パネル
の設置は、道路擁壁、中央分離帯、河川護岸など交通や
人家に近い場所に設置することが多い。その為太陽光線
や車のヘッドライトを反射しない工夫が必要となる。表
面に〔0018〕で記載の材料を合成樹脂接着剤で貼り
付ける、もしくは〔0019〕の状態の物を塗布するこ
とにより光の反射は防ぐことができる。(図10)
【0023】表面保護(図10) 可変形緑化パネルは形状保持部材として使用されている
金属、樹脂、繊維の樹脂固形物などは太陽光線、雨水、
土砂が当たることにより劣化や錆、強度低下、変色は発
生する。特に構造強度の低下は問題があり大多数の場合
太陽光線が起因する光劣化と温度変化にある。そこで、
表面に〔0018〕で記載の材料を合成樹脂接着剤で貼
り付ける、もしくは〔0019〕の状態の物を塗布する
ことにより光の影響を防ぐことができる。雨水について
も滞水、強乾燥することなく水分の拡散により防ぐこと
ができる。
【0024】成型形状は、(1)形状保持部材の直方体
もしくは曲面のある整形体の上面に、同面積の板状に設
けられた適数個の底部が広く、上部が同じ広さもしくは
狭い構造の円錐形あるいは、円筒、多角形、円形、曲面
形あるいは岩、石、礫、木、などの形状を真似た形状の
(8)空間突起部を配し内部に(4)培土部材、(8)
空間突起部に植生された植物が生長する開口と、水分、
空気の補給が可能な(9)開口部を設ける。
【0025】パネルの連結方法は、パネル端部の立ち上
がり時に折り返しを縦横の各1面に付け、この部分を折
り返しのない面と差し込み合わせる事によりパネルの連
続取付が可能となる。また、ネジ止め用の固定穴はパネ
ルの一方に上下方向に長い長円穴hを開けておき、対
面に左右に長い長円穴をあけ連続するパネルが対となっ
て重接にするとパネルが上下に曲がっていても固定でき
る。ネジ、割りピン、などで固定する。左右方向に長い
長円穴hを開けた場合も同様である。(図17,図1
8)
【0026】整形型パネルは(8)空間突起部の底面が
上方向け、下方向けに設置しても良い。(図19,図2
0)
【0027】整形パネルの背邸は原則として四方の周
囲であるが、髷の激しい場所では四方以外の場所を固定
しても良い。固定金具は釘、アンカーボルト、フックな
どを用いる、状況により固定具を下地に固定し、これに
固定する。
【0028】整形パネルの壁材の曲げ性は、少なくとも
一方向に20%以上の伸性を有する、金属、樹脂、繊維
よりなる網体、織物、編み物、膜を使用する。
【0029】(4)培土部材 (4)培土部材は可変形緑化パネルで植物の根を繁茂さ
せる土壌の役目を果たす。軽量で保水性通気性がある材
料で、(4)培土部材に使用される材料は有機質材料と
して、腐葉土、パーク、ピートモス、ケト土、水苔、高
分子給水材、軟質スポンジ類、フェノールスポンジ、パ
ルプなどを使用する。無機質材料として、ロックウー
ル、パーライト、クレイボール、バーミキュライト、
炭、鹿沼土などを使用する。(4)培土部材の粒子体
は、20mmの篩を通過する物を用い、一種もしくは複
合して使用する事もある。天然繊維、合成繊維を使用す
る場合は、長さ1mm以上の物を使用する。バーミキュ
ライトは20mmの篩を通過する物を使用する。高分子
給水剤は、多種有るが、給水効果100%以上有れば成
分、材質、規格の指定はない。
【0030】(12)保水部材 (12)保水部材は可変形緑化パネルで植物の根に水分
を供給する保水の役目を果たす。軽量で保水通気性があ
る材料で、有機質材料としてピートモス、ケト土、水
苔、高分子給水材、軟質スポンジ類、フェノールスポン
ジ、パルプなどを使用する。無機質材料として、ロック
ウール、バーミキュライト、炭、鹿沼土などを使用す
る。粒子状の有機質材料は、20mmの篩を通過する物
を用い、一種もしくは複合して使用する事もある。天然
繊維、合成繊維を使用する場合は、長さ1mm以上の物
を使用し、粒子体、整形体として使用する。バーミキュ
ライトは20mmの篩を通過する物を使用する。水苔は
目開き30mmの篩で通過する物を用いる。高分子給水
材は、多種有るが、給水効果100%以上有れば成分、
材質、規格の指定はない。
【0031】可変形緑化パネルの(4)培土部材、(1
2)保水部材として使用するスポンジ類は厚さ2mm〜
30mm 。 1mm’以上の体積の物を使用する。材
質としては、ウレタン、アクリル、セルロース、フェノ
ールなどの原料を発砲させたスポンジと総称される物を
用いる。特殊加工したスポンジとしては、直径1mm〜
50mmの穴が20穴/m以上有る物スポンジに繊維
植生したもので表面は不織布状で内部は軟質スポンジの
構造体がある。この物では、軟質スポンジの厚さは2m
m〜30mm、片面もしくは両面に総量で5デニール〜
20デニールの〔0016〕に記載の繊維(たとえばポ
リエステル繊維、レーヨン繊維、生分解型繊維など)が
20g/m以上植生して表面を覆っている。この形状
は繊維により吸水性を向上している。
【0032】培土部材に使用する布の原料を水溶液に糊
と賞するでんぷん糊・合成樹脂・糊・エマルジョン樹脂
と、液肥・遅効性肥料・生長調整剤(たとえばダミノジ
ッド)・分散剤(たとえば界面活性剤としてカルボン酸
塩類)・pH調整剤・殺菌剤・培土部材(バーミキュラ
イトなど)を必要によりを混合分散し、これを(1)形
状保持部材にかけ乾燥させることにより一体化させる事
もできる。
【0033】植物の播種または、播苗、挿し木を〔00
47〕の校訂中に含める生産することが出来る。播種、
播苗、挿し木を〔0048〕の工程中に含めることによ
り(1)形状保持部材を(2)植生部材として播種、播
苗、挿し木したことになり、(1)形状保持部材を
(2)植生部材を一体化させ他と同じ効果が出ることか
ら、薄層軽量化も同時に行う事ができる手法である事を
特徴とする。
【0034】〔0032〕記載のように軟質スポンジで
称される(ウレタンスポンジ、アクリルスポンジ、セル
ローススポンジなど)、ロックウールを(1)形状保持
部材に単独、または繊維体と複合する事により発根が絡
み易くなる特徴がある。
【0035】整形容器型可変形緑化パネルに使用する
(2)植生部材は〔0029〕〔0030〕の製品の原
料となる2mm以下の物と、〔0031〕スポンジ、ロ
ックウールを単独もしくは複合で(4)培土部材と混ぜ
て使用する。
【0036】(5)壁材 (5)壁材は遮水が必要な場合は、不透水性材料の一例
としてアクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹
脂の膜、または防水加工された布で造る事ができ、また
ゴムを代表とする伸縮性材料を用いる事ができる。通水
が必要な場合は、合成樹脂繊維、天然繊維、金属網、樹
脂笑み、天然繊維網はどの透水性や通水性のある材料を
使用する。これらの材料の中には伸び性のない材料もあ
り、この材料を使用する場合には、前もって折り返しや
皺を作り20%以上の伸び性を考慮して取り付けられ
る。
【0037】または、通水性、透湿性のある繊維体によ
る編み物、織物、不織布を用いる場合、この繊維体とバ
ネ、スプリングもしくは合成ゴムを複合する事により、
伸縮性、伸性がある伸縮性材料を用いる事もできる。
【0038】エキスパンドメタルのように金属板に筋切
りを入れ、引き延ばすことにより金網み状とした物、各
種金網、樹脂網、繊維網などの曲げ性のある材料で、少
なくとも一方向への20%以上の伸び性を有している物
を使用する。
【0039】可変形緑化パネルは、円柱などの局面に施
工可能な緑化パネルでかつ、コンクリート躯体に直接取
り付けることが可能となる、さらに金属面で下地を覆う
ことになり、法面の崩落防止、あるいは橋脚に円周上に
巻き付けることによりの地震による爆裂防止効果があ
る。
【0040】可変形緑化パネルは(1)形状保持部材に
配した(8)空間突起部の形状は、植物が培土部材に根
ざし生活する環境であり円筒、多角形、円形、曲面形あ
るいは岩、石、礫、木、などの形状を真似た形状を意匠
として配することができる。その(8)空間突起部に設
けられた植物の繁茂口である(9)開口部は、可変形緑
化パネルのデザインに重要な要素となり、(8)空間突
起部の形状中に開口部を配し、たとえば木状の空間突起
デザインの場合木部の要所要所から植物が繁茂した形状
となり事前の落木を形取ることができる。あるいは、石
の空間突起デザインの外周部に適数個の開口部を設けた
場合は、自然の年数を経た石垣状の外観となり石の周囲
を植物が繁茂して縁取る外観となる。このように可変形
緑化パネルの空間突起部は円筒、多角形、円形、曲面形
あるいは岩、石、礫、木、などの形状を真似た形状を意
匠として配することを特徴としている。(図11,図1
4)
【0041】(8)空間突起部を密封式にして、(4)
培土部材あるいは背面の(5)壁材を通過したり可変形
緑化パネルに含有する水蒸気が日中と夜間の温度で蒸発
したものが結露し水分を調達する場所とすることが出来
る。この事により散水間隔の長期化に貢献できる。(図
12)
【0042】請求項10の(8)空間突起部内部の空間
に、(12)保水部材を充填し散水や雨水による水分供
給された水を貯水することにより長時間にわたり水分を
供給できる特徴を持っている。(図13)
【0043】可変形緑化パネルは(1)形状保持部材の
(8)空間突起部を種々の意匠により作成すると膨大な
量の金型が必要となる。これを解決するために、可変形
緑化パネルは数種とし後付けで任意の形状の岩、石、
礫、木、などの形状を真似た突起をネジ、クランプなど
の固定具により(8)空間突起部もしくは任意の場所に
デザインして取付けることができる。(図14)
【0044】形状保持部材の空間突起部の開口部より植
物が繁茂する構造の可変形緑化パネルにおいては、植生
体が開口部よりこぼれ落ちないための押さえ構造とし
て、(8)空間突起部を整形するときに(9)開口部
は、全面を開口部としても良いが、打ち抜き方々の形状
をスリット状、ピン状櫛の歯状、放射状に開口部の形状
を残した構造として押さえ構造とした可変形緑化パネ
ル。
【0045】形状保持部材の空間突起部がない構造の可
変形緑化パネルにおいては、周囲を取り巻く板の内面は
培土部材を充填し植物を繁茂させる。可変形緑化パネル
を垂直に設置した場合、乾燥などにより培土部材の体積
が減少し落下しやすくなる。これを防止するために
(1)形状保持部材底面の通水孔などの形状の全面を開
口部としても良いが、打ち抜き金型の形状をスリット
状、ピン状櫛の歯状、放射状に開口部の形状を残した構
造として培土部材が落下しないように押さえる構造とし
た可変形緑化パネル。(図3)
【0046】形状保持部材の空間突起部がない構造の可
変形緑化パネルにおいては、周囲を取り巻く板の内面は
培土部材を充填し植物を繁茂させる。可変形緑化パネル
を垂直に設置した場合、乾燥などにより培土部材の体積
が減少し落下しやすくなる。これを防止するために
(1)形状保持部の外周を取り巻く板に着脱できる構造
の金属、樹脂繊維より成る伸性あるいは伸縮性を有する
網体で被う構造とした可変形緑化パネル。(図4)
【0047】これまでの可変形緑化パネルでは培土部材
は粒子体、繊維体、マット体であり、可変形緑化パネル
に培土部材をセットするのは工数を要した。これを解決
するために液材の培土部材を開発した。培土部材の主原
料は繊維、と水溶液、と必要により糊、粉末樹脂、液
肥、遅効性肥料、生長調整剤、分散剤、pH調整剤、殺
菌剤、(4)培土部材である。これらを混合分散し、
(1)形状保持部材にかける、注ぐなどの方法により組
み合わせ後に乾燥させることにより一体化させる事を特
徴とする可変形緑化パネルの培土充填方法である。主原
料の繊維体は〔0016〕で列記した物。培土部材は
〔0029〕〔0031〕〔0032〕で列記した物を
使用する。
【0048】主要原料としての〔0016〕に記載の繊
維と、培土部材として〔0029〕〔0031〕〔00
32〕で列記した糊、粉末樹脂、液肥、遅効性肥料、生
長調整剤、分散剤、pH調整剤、殺菌剤、(4)培土部
材を混合分散あるいは個別に、(1)形状保持部材にか
ける、そそぎ込むなどの方法で組み合わせを行い、水を
かけるなどの操作により含ませるてことにより上記部材
が団粒もしくは層状となって一体化させる事を特徴とす
る可変形緑化パネルの培土充填方法である。(図16)
【0049】植物の播種、播苗、挿し木、挿し芽を〔0
047〕〔0048〕の工程中に含める事により、
(1)形状保持部材、(4)培土部材の作成と植物の植
付けを同時にすることができる可変形緑化パネルの培土
充填ならびに植付け方法である。(図16)
【0050】植生される植物は培土部材の容積により植
物種が限定されるが植生可能品種相当数該当する。一例
を示せば、屋内用としてはつる植物としてトケイソウな
ど、観賞低木種としてハナキリンなど、観賞草本類とし
てはカランコエ類がある。グランドカバーとして利用で
きる種類としてつる植物としてはヘデラ類、ナツヅタが
ある、草本類・シダ類としてはジャノヒゲ、チャボリュ
ウノヒゲ、セダム類、シバザクラ、マツバギクなどがあ
る。
【0051】植生種として、培土部材が少ない場合、耐
乾燥性が要求される場合はセダム類が適する。この種の
植生を屋外の平面で使用した場合、給水は自然の雨水で
ほぼ自活できることから可変形緑化パネルでの植生には
適している。
【0052】可変形緑化パネルを室内に使用する場合、
培土部材には植物の活性を促す土壌細菌(シュードモナ
スなど)、EM菌などの有用微生物を添加しておくこと
により長期にわたり培土部材を硝酸体窒素、アンモニア
体窒素、有機体成分を安定して分解することができ、空
気中の汚染物質を生分解し再利用することができる。こ
れは空気が分解菌の存在場所である培土部材にいかに効
率よく入るかによる。可変形緑化パネルでは、培土部材
の収容容器である空間突起部に開口部が開けられてお
り、かつ培土部材が小容積で多数分散する形式を取り効
率よく土壌細菌(シュードモナスなど)に供給できる。
【0053】可変形緑化パネルを室内に使用する場合、
室内の汚染物質であるホルムアルデヒド、キシレン、ト
ルエン、アンモシア、など塗料や家具から発生する有機
系物質の除去が上げられる。これら有機系物質は植物の
除去能力により差があるが、可変形緑化パネルは壁面に
取り付けることができることから平面的に場所をとら
ず、壁面を緑化することが可能となる特徴がある。緑化
パネルで室内壁面に設置する植物による化学物質の除去
を特徴的にできる。
【0054】
【実施例】たとえば、0.25mの緑化パネルを松葉
菊で植生する(2)植生部材を造る場合は、(1)形状
保持部材の一辺が50cmの緑化パネル使用し、背面を
給水マットで作られた(5)壁材で覆う。(4)培土部
材はバーミキュライト100部と肥料成分を(8)空間
突起部の開口部より開口部高さまで充填する。松葉菊苗
を開口部より入れ、養生すると根が(4)培土部材に絡
んだ状態で(5)壁材の給水マットに侵入し固定され
る。この状態となると緑化パネルを垂直にしても植生さ
れた松葉菊は落下することなく容器内に収まる。完成し
た緑化パネルを半径1mの円筒に円周方向に端より順次
張り付け、緑化パネルが円周によって曲がらなくなると
可変形緑化パネルの(1)形状保持部材の曲げ位置に当
たる外周を取り巻く板の(11)曲げ部を切開すること
により、順次曲げる事が可能になり全体を曲面に沿って
貼り付けることが出来た。
【0055】
【実施例】高分子給水剤の使用例を示すと、給水量30
倍タイプで5g〜15g/mを推薦する。使用量は高
分子給水剤の給水量を元に層の体積の50%以内が良い
結果を示した。
【0056】
【実施例】図4、図5整形容器型可変形緑化パネル40
×60cmのポリエチレン樹脂で(8)空間突起部底面
が直径6cm高さ5.5cmを1列5個で8列配置し
た。(8)空間突起部に挟まれた凹部には直径1cmの
開口部を設け、(11)板端面部は切開により曲げる事
ができる構造とした。背面は不織布を貼り付けた。突起
空間の内部に培土部材としてバーミキュライト、保水部
材としてフェノールスポンジを設置しこれに直接メキシ
コマンネングサ苗を植えた。6ヶ月後、充分繁茂して垂
直と横半径50cmの曲面壁に取り付け耐乾燥性試験を
行った。従来の定形パネルであると、下地をパネル面毎
に平面に仕上げる下地処理が必要であるが、図4、図5
整形容器型可変形緑化パネルでは下地処理の必要は無
く、曲面への取り付けは周辺の(11)曲げ部を曲面に
合わせ切開し、下地に形状を沿わせて釘止めする事によ
り簡単に取り付け出来た。図4、図5整形容器型可変形
緑化パネルは釘固定されているためパネルの脱落無く生
育した、期間後散水のためホースで散水したが脱落無く
順調に生育した。
【0057】なお、図1〜図20と請求項1〜請求項1
9および段落との関係を理解を容易にするため示す。 図1 (a)請求項6,9 (b)請求項11 (c)請求項10 図1において(a)は開口部(10)は通水孔(f)は
固定孔である。 図2 請求項6 図3 請求項2、7、8 (g)は底板(1b)を曲げるための溝である。〔00
44〕〔0008〕
〔0009〕に説明してある。 図4 請求項1、7、8 〔0047〕に説明してある。(n)は伸縮性のある細
体である。 図5 請求項3 図6 請求項4 図7 請求項1、7、8 〔0047〕に説明してある。
【0058】図8 請求項2、7、8 〔0045〕に説明してある。(1b)は形状保持部材
(1)の底板、(10)は通水孔(11)は曲げ部であ
る。 図9 請求項4 図10 請求項5、6 (c)は接着剤 図11 請求項9 (Sho)は植物である。
【0059】図13 請求項11のパネルを示した断面
図、この場合は(9)開口部を設ける(8)空間突起部
内に充填した(12)保水部材内に貯留し、(9)開口
部のある(8)空間突起部内の(4)培土部材などに水
分を長期間供給する。(5)壁材は図12と同様のもの
を用いる。
【0060】図14 請求項12 図15 請求項13 図16 請求項17、18 パネルに培土を充填する方
法、それに伴う植生法 図17 〔0025〕に説明してある。(p)はパネル
(p)の連結部である。 図18 図17の平面図である。
【0061】図19 パネルをベース(b)に敷設した
ときの側面図。Zは固定用ピンである。 図20 パネル(p)を反転したときの側面図、この場
合は植物(Sho)は図19の場合反対方向に伸びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図1a】本発明に係わる請求項6,9の場合の内部構
成を説明する一部省略図である。
【図1b】本発明に係わる請求項11の場合の内部構成
を説明する一部省略図である。
【図1c】本発明に係わる請求項10の場合の内部構成
を説明する一部省略図である。
【図2】本発明に係わる請求項6の外観を説明する一部
省略図である。
【図3】本発明に係わる請求項2、7、8の外観を説明
する一部省略図である。
【図4】本発明に係わる請求項1、7、8の外観を説明
する一部省略図である。
【図5】本発明に係わる請求項3の外観を説明する一部
省略図である。
【図6】本発明に係わる請求項4の外観を説明する一部
省略図である。
【図7】本発明に係わる〔0011〕で説明した、外周
を取り巻く板を切開することによる形状変化を説明した
一部省略図である。
【図8】本発明に係わる〔0012〕で説明した、外周
を取り巻く板を蛇腹構造の場合の形状変化を説明した一
部省略図である。
【図9】本発明に係わる〔0015〕〔0016〕で説
明した、軟質樹脂、合成ゴムや弾性のある樹脂含浸した
布を使用した場合の形状変化を説明した一部省略図であ
る。
【図10】(a)本発明に係わる請求項5、6を実施す
るために〔0018〕〔0020〕〜〔0023〕で説
明した遮熱、遮寒、反射防止性、表面保護構造の、一部
省略断面図である。(バーミキュライトの場合) (b)合成、天然繊維フェルトの場合
【図11】本発明に係わる請求項9を〔0040〕で説
明した空間突起部が石の構造の場合の一部省略図であ
る。
【図13】請求項11のパネルを示す断面図
【図14】請求項12のパネルを示す断面図
【図15】(a)請求項13のパネルの開口の第1例の
断面図(丸または方形の開口)(b)同じく第2例の断
面図(スリット形の開口) (c)同じく第3例の断面図(ピン形、櫛の歯の開口) (d)同じく第4例の断面図(放射状の開口)
【図16】(a)請求項17、18において植生するた
めの第1工程の断面図 (b)同じく第2工程の断面図 (c)同じく第3工程の断面図
【図17】(a) パネル接続部の側面図 (b) 同じく部分拡大図
【図18】本発明に係わる可変形緑化パネルの接続方法
でネジ、割ピンなどの接する二枚のパネルを接続する場
合の取付穴の形状の一例を説明した一部省略図である。
【図19】本発明に係わる可変形緑化パネルのベース
(b)に敷設した側面図である。
【図20】図19のパネルを反転した場合を示す。この
場合、植物(Sho)は図19のときと反対方向に伸び
る。
【符号の説明】
1:形状保持部材 1a:外周を取り巻く板 4:培土部材 5:壁材 8:空間突起部 9:開口部(図1) 10:通水孔(図1) 11:曲げ部(図3)(図8) 12:保水剤 p:パネル(図17) p:差し込み(図17) Sho:植物(図21) z:固定用ピン(図19)(図20) g:溝(図3)(図4) n:網体(図7)(図4) t:植生体の押さえ具(図3) h、h:長円穴(図18) s:切り欠け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B022 AB02 AB04 BA04 BA13 BA15 BA16 BA22 BB02 2D044 DA16 2D048 BA00

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変形緑化パネルの(1)形状保持部材
    の外周を取り巻く板1aの曲げ位置に当たる部分に(1
    1)曲げ部を設け、この部分を切開することにより、曲
    げる事が可能になる構造とし、板の変形を容易とした構
    造を特徴とする可変形緑化パネル。
  2. 【請求項2】 可変形緑化パネルの(1)形状保持部材
    の外周を取り巻く板1aの曲げ位置に当たる部分に全周
    にわたる蛇腹を設ける。もしくは(11)曲げ部で一往
    復以上の折り返し、もしくは形状保持部材の平面部側を
    基点とする扇状の蛇腹を設け、曲げる事が可能になる構
    造とし、板の変形を容易とした構造を特徴とする可変形
    緑化パネル。
  3. 【請求項3】 (1)形状保持部材に、曲げ性または伸
    性を付与するために、鋼材、樹脂より構成された原料に
    より(1)形状保持部材を平面状、網状加工、コイル加
    工、波状加工により1面が開放された箱状の整形体ある
    いは、(8)突起構造を設けた整形体で曲げ性、伸長性
    を有していることを特徴とする請求項1〜2に該当する
    可変形緑化パネル。
  4. 【請求項4】 (1)形状保持部材に、曲げ性または柔
    軟性を付与するために、合成繊維、天然繊維、鉱物を原
    料とした繊維を原料とした不織布、フェルト、織物、編
    み物に樹脂加工縫製により形状を形成している事を特徴
    とする請求項1〜2に記載の可変形緑化パネル。
  5. 【請求項5】 (1)形状保持部材に、遮熱性、遮寒
    性、遮光性、通水性、通気性、反射防止性、表面の保水
    性の目的を付与するために、合成繊維、天然繊維、パル
    プ、鉱物加工品、土壌、塗料を原料とした単体、複合体
    もしくは、繊維、不織布、フェルト、織物、編み物を
    (1)形状保持部材の外内面もしくは片面に、塗装、接
    着、複層により固定している事を特徴とする請求項1〜
    4記載の可変形緑化パネル。
  6. 【請求項6】 可変形緑化パネルは(1)形状保持部材
    の直方体もしくは、曲線のある方形整形体の上面に、同
    面積の板状に設けられた適数個の底部が広く、上部が同
    じ広さもしくは狭い構造の(8)空間突起部もしくは波
    状部を配し、内部に(4)培土部材を配する。(8)空
    間突起部の形状内に植生口、植物の繁茂口、または空
    気、水分の出入り場所として(9)開口部が設けられ
    (1)形状保持部材との背面に(5)壁材を配している
    請求項1〜5に記載の可変形緑化パネル。
  7. 【請求項7】 可変形緑化パネルの断面が1面がない箱
    型に(1)形状保持部材の直方体もしくは、曲線のある
    方形整形体で整形され、開放方面の反対に位置する底面
    には、通水孔に曲げやすくするための溝を配し、底面と
    外周を取り巻く板で囲まれた内部の空間には、(4)培
    土部材を配し、植物を播種、植え付けする事により生育
    させる事が出来る。請求項1〜6に記載の可変形緑化パ
    ネル。
  8. 【請求項8】 可変形緑化パネルは(1)形状保持部材
    の直方体もしくは、曲線のある方形整形体を可変する場
    合に曲げやすくために、(1)形状保持部材がパネル曲
    がり時に変形部となる底面の位置に(10)通水孔また
    は溝を設け曲げやすい構造を配している請求項1〜7に
    記載の可変形緑化パネル。
  9. 【請求項9】 可変形緑化パネルは(1)形状保持部材
    の直方体もしくは、曲線のある方形整形体の上面に、同
    面積の板状に設けられた(8)空間突起部の形状は、円
    筒、多角形、円形、曲面形あるいは岩、石、礫、木など
    の形状を真似た形状を適数個配し、その(8)空間突起
    部形状内、外周部に適数個の植物の繁茂口である(9)
    開口部が設けられている事を特徴とした請求項1〜8に
    記載の可変形緑化パネル。
  10. 【請求項10】 請求項9の(8)空間突起部の内部に
    空間を設けて(12)保水剤、(4)培土部材あるいは
    背面の(5)壁材を通過もしくは含有する水蒸気が蒸発
    結露させ、水分を調達する場所とすることが出来る。請
    求項1〜9に記載の可変形緑化パネル。
  11. 【請求項11】 請求項10の(8)空間突起部内部の
    空間に、(12)保水材を充填し供給された水を貯水す
    ることにより長時間にわたり水分を供給できる特徴を持
    った請求項1〜10に記載の可変形緑化パネル。
  12. 【請求項12】 可変形緑化パネルは(1)形状保持部
    材の直方体もしくは、曲線のある方形整形体の上面に、
    あるいは形状突起部に岩、石、礫、木などの形状を真似
    た突起をネジ、クランプなどの固定具により取付けデザ
    インを作ることができる請求項1〜11に記載の可変形
    緑化パネル。
  13. 【請求項13】 植生体が開口部によりこぼれ落ちない
    ための押さえ構造として、(8)空間突起部の周囲に適
    数個の(9)開口部は、全面を開口部としても良いが、
    スリット状、ピン状、櫛の歯状、放射状に(1)形状保
    持部材を残した構造の、請求項1〜12に記載の可変形
    緑化パネル。
  14. 【請求項14】 請求項13の構造で(1)形状保持部
    材を1もしくは複数箇所配し、(4)培土部材(5)壁
    材を固定するため仕組み構造とした請求項1〜13に記
    載の可変形緑化パネル。
  15. 【請求項15】 可変形緑化パネルの植生面には(4)
    培土部材、植物の脱落を防止するために金属、樹脂、繊
    維より成る伸性あるいは伸縮性を有する網体で被うこと
    を特徴とした請求項1〜14に記載の可変形緑化パネ
    ル。
  16. 【請求項16】 (2)植生部材として繊維と水溶液に
    必要により糊、粉末樹脂、液肥、遅効性肥料、生長調整
    剤、分散剤、pH調整剤、殺菌剤、(4)培土部材を混
    合分散し、これを(1)形状保持部材と組み合わせた後
    に乾燥させることにより一体化させる事を特徴とする請
    求項1〜15のいずれかに記載の可変形緑化パネル。
  17. 【請求項17】 (2)植生部材として繊維と、必要に
    より糊、粉末樹脂、液肥、遅効性肥料、生長調整剤、分
    散剤、pH調整剤、殺菌剤、(4)培土部材を混合分散
    あるいは個別に、(1)形状保持部材に組み合わせを行
    い、水を含ませることにより上記部材が団粒もしくは層
    状となって一体化させる事を特徴とする請求項1〜15
    のいずれかに記載の可変形緑化パネル。
  18. 【請求項18】 植物の播種、播苗、挿し木、挿し芽を
    請求項14、請求項15の工程中に含める事により、
    (1)形状保持部材と(2)植生部材を一体化して作る
    事を特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の可変
    形緑化パネル。
  19. 【請求項19】 (4)培土部材、(2)植生部材には
    シュードモスなどの土壌細菌を添加し、空気中の壁材や
    家具類から発生する有機系物質(ホルムアルデヒド、キ
    シレン、アセトン)を分解する性能を有する事を特徴と
    する請求項1〜18のいずれかに記載の可変形緑化パネ
    ル。 【0001】
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222075A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Koiwa Kanaami Co Ltd 階段構造物
JP2008220266A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Fukuoka Marumoto Kk 底面潅水用給水パネル及び同パネル用の栽培ポット並びにそれらを用いた栽培システム

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