JP2001295095A - 電着塗装装置 - Google Patents

電着塗装装置

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JP2001295095A
JP2001295095A JP2000113542A JP2000113542A JP2001295095A JP 2001295095 A JP2001295095 A JP 2001295095A JP 2000113542 A JP2000113542 A JP 2000113542A JP 2000113542 A JP2000113542 A JP 2000113542A JP 2001295095 A JP2001295095 A JP 2001295095A
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Akito Inoue
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PORITEKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被塗物が箱型状で且つ底部領域に袋状の囲まれ
た箇所があっても、貫孔を設けるのみで、内面を有効に
電着塗装し得る電着塗装装置を提供すること。 【解決手段】 電着槽1と、この電着槽1の内側両壁面
に配設された電着塗装用の一方の電極である複数の壁面
側管状電極3とを備え、キャリア4に保持される車体等
の被塗物100を他方の電極とし、これにより、被塗物
100の内外の露出面を電気泳動の手法で電着塗装する
装置であって、電着槽1の内底面側に、前述した壁面側
管状電極3と同等に機能する複数の底面側管状電極13
を敷設する。そして、この底面側管状電極13と被塗物
100との間で生じる塗料流を当該被塗物の下面領域に
向かうように案内するバッファ板31,32を、当該底
面側管状電極13と壁面側管状電極3との間に装備した
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電着塗装装置に係
り、特に、電着槽内の中央部を移動する被塗物に対応し
て電着槽内の両側壁に複数の管状電極を装備してなる電
着塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車体の下塗り工程に採用され
ている電着塗装にあって、塗膜の着きにくい場所とし
て、ルーフ上面,およびロッカーとよばれる車下部の両
側面に位置する断面袋状部分等が挙げられる。一方、昨
今にあっては、車体の衝撃等に対する安全対策の面か
ら、車体の構造が更に複雑化している。このため、車体
の電着塗装にあっては、構造上複雑な箇所で且つ塗膜の
付きにくい部分が急増している。
【0003】図6(A)(B)に乗用車の車体を電着塗
装する場合の一例を示す。この図6(A)(B)におい
て、符号101は電着用の塗料液を収納した電着槽を示
す。この電着槽101は、断面U字状で且つ長方形状に
形成され、車体等の被塗物100を移送する移送用コン
ベア(図示略)の敷設ラインが上部中央を通過するよう
に、当該移送用コンベアに沿って配設されている。この
電着槽101には、電着用の塗料液が通常は150トン
乃至200トン程度満たされている。
【0004】この電着槽101の内側両壁面には、電着
塗装用の一方の電極である複数の壁面側管状電極103
が、所定間隔を隔てて装備されている。車体等の被塗物
100は、前述した一方の電極を成す複数の壁面側管状
電極103に対して他方の電極を構成する。
【0005】この他方の電極を成す車体等の被塗物10
0は、移送用コンベアに係止されて移動するキャリア1
04に保持され、その全体が電着槽101内の塗料液に
埋没した状態で移送されるようになっている。符号10
2は、前述した移送用コンベアの一部を成すコンベアレ
ールを示す。
【0006】キャリア104は、車体等の被塗物100
を保持する導電性部材からなるキャリア本体104A
と、その上端部中央に設けられ且つ導電性部材からなる
支持バー104Bと、この支持バー104B部分を介し
て前述したキャリア本体104Aを垂下保持し且つ移送
する移送機構104Cとを備えている。ここで、符号1
04Dは、支持バー104Bと移送機構104Cとを絶
縁部材を介して連結する連結機構を示す。
【0007】前述したキャリア本体104Aには、その
上端部に集電子106が装備されている。そして、この
集電子106の移動中に当該集電子106に常時当接す
るコレクタバー107がコンベアレール102に沿って
敷設されている。このコレクタバー107には、所定の
直流電源の負極が連結されている。同時に前述した複数
の管状電極103には、前述した所定の直流電源の正極
が連結され、これによって、被塗物100の内外の露出
面を対象として電気泳動の手法をもって電着塗装が実行
されるようになっている。
【0008】図6(B)は、図6(A)の符号B部分の
拡大部分断面図である。この図6(B)に示す部分断面
図は、車体のドアーの下側に位置する部分を示す概略図
であり、通常はロッカー部と呼称される箇所である。こ
のロッカー部Bは、車体強度の関係から断面が袋状に閉
じられており、一方、耐久性の立場からは内部の腐食を
極端に嫌う箇所でもある。
【0009】このため、従来より、電着液の流入流出が
円滑に行われるように、車体強度に支障を来たさない範
囲で、電着液流入流出用の複数の貫孔Hが設けられてい
る。図6(B)において、矢印は電着液の流入流出の例
示である。又、符号100eは車体の床部分を示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、前述した被塗物100のロッカー部B
の内面側は、電着液流入流出用の(同時に電着のための
イオン粒子の流入口でもある)複数の貫孔Hを設けて
も、当該箇所の前述した壁面側管状電極103からの電
位傾度を大きく設定することができない(距離がある)
ことから、ロッカー部Bの内面側は、その外面側に覆わ
れていることもあって、塗膜の膜厚を厚く形成すること
ができないという不都合があった。
【0011】これに対し、従来より図6(A)に示す如
く電着槽内の壁面側管状電極103として長さの長いも
のを装備し、これによってロッカー部Bの領域に回り込
む電着用電流の量(イオン化された粒子の流量)を増加
させるという工夫がなされている。しかしながら、かか
る工夫によっても、被塗物100である車体の側面の塗
膜が厚くなるばかりで、ロッカー部Bの内面の電着塗装
は必ずしも有効にはなされていない。
【0012】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに被塗物が箱型状のもの或いはその底部
領域で袋状に囲まれた箇所であっても、強度に差し支え
ない程度の貫孔を設けるのみで、その内面を有効に電着
塗装し得る電着塗装装置を提供することを、その目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、電着用の塗料液を収納し且つ車体等の
移送用コンベアに沿って装備された電着塗装用の電着槽
と、この電着槽の内側両壁面に移送用コンベアに沿って
配設された電着塗装用の一方の電極である複数の壁面側
管状電極とを備えている。
【0014】更に、前述した移送用コンベアに垂下吊持
されて移動するキャリアに保持される車体等の被塗物を
前述した一方の電極に対応した電着塗装用の他方の電極
とする。又、この他方の電極である被塗物の内面および
外面の露出面を電気泳動の手法をもって電着塗装する電
着塗装装置において、前述した電着槽の内底面側に、前
述した複数の壁面側管状電極と同等に機能する複数の底
面側管状電極を、車体等の被塗物の移送用コンベアに沿
って敷設する。
【0015】そして、この底面側管状電極と前述した車
体等の被塗物との間に生じる電着用電流が前述した車体
等の被塗物の下面領域に向かうように案内するバッファ
板を、当該底面側管状電極と前述した壁面側管状電極と
の間に装備する、という構成を採っている。
【0016】このため、本発明では、被塗物である車体
に向かう電流(イオン流)の移動は、車体の下面側では
底面側管状電極との距離が小さいことから、該底面側管
状電極の影響を強く受け、各壁面側管状電極からの影響
は少ない。一方、各壁面側管状電極は車体の側面に対し
ては距離がほぼ平均化しており、車体側面の外面の全面
にほぼ均一に電流が流れる。即ち、被塗物である車体の
周囲および内面については従来例の場合とほぼ同等の電
着塗装を実行することができるほか、更に車体の下面に
ついては、底面側管状電極とバッファ板との相乗効果に
よって例えば図5(B)に示すように、ロッカー部Bの
内部に対しても比較的大きい電位傾度をもって電流(イ
オン流)を送り込むことができる。
【0017】このように、本発明では、特にバッファ板
の作用によって被塗物である車体の底面側管状電極から
車体の側面に向かう電流の流れが有効に阻止されるの
で、各底面側管状電極からは車体の側面に向かう電流成
分が当該バッファ板がない場合に比較して大幅に抑制さ
れ、同時にその分、車体のロッカー部B側に向かう電流
の流れが集中的に増加する。このため、当該ロッカー部
Bの内部壁面の負極に吸引される塗料成分(正電荷を帯
びている)が当該ロッカー部Bの内部表面に有効に析出
することとなる。
【0018】この結果、ロッカー部Bの内部の壁面に付
着した塗膜の厚さが従来例の場合に比較して確実に厚く
なることを、実験的にも確認することができた。
【0019】このように、本発明では、各底面側管状電
極とバッファ板との相乗的な働きにより、塗膜の付きに
くい車体のロッカー部Bの如き断面袋状の内部に対して
も、比較的有効に電着塗装をすることが可能となった。
【0020】ここで、、前述したバッファ板を、被塗物
通過領域の下方側で前述した被塗物の両側端面に近接し
た位置に配設してもよい。このようにすると、塗膜のつ
きにくい車体のロッカー部Bと各底面側管状電極との間
に電気泳動により生じる電流を、当該ロッカー部Bに集
中して発生させることができる点で都合がよい。
【0021】又、前述した複数の壁面側管状電極の内、
バッファ板の配設箇所に位置する壁面側管状電極の長さ
を、他の箇所の壁面側管状電極の長さよりも短く設定し
てもよい。このようにすると、被塗物である車体の側面
部分を壁面側管状電極で,又ロッカー部Bを含む車体の
下面側を底面側管状電極でそれぞれ効率よく電着塗装を
実行することができ、このため、対向する箇所に合わせ
てそれぞれ分業化された状態で電着塗装が実行されるの
で、作業能率を向上させることができ、消費電力を軽減
することができる。
【0022】更に、前述した一方の電極である複数の壁
面側管状電極を、他方の電極である被塗物の搬入側から
搬出側に向けて少なくとも第1ゾーンと第2ゾーンの二
つのグループに分けると共に、前述したバッファ板を前
述した第2ゾーンの第1ゾーン側に配設してもよい。こ
のようにすると、電着塗装の初期段階で生じる過電流の
発生を有効に回避することができ、このため、形成され
る塗膜面を気泡を排除した高品質に仕上げることができ
るという利点がある。
【0023】又、前述した電着槽の内底部に、バッファ
板を保持すると共に当該バッファ板を前述した底面側管
状電極と壁面側管状電極群との間の所定位置に可変設定
するバッファ板保持機構を装備してもよい。このように
すると、被塗物として丈の異なる種々の車体であって
も、これに有効に対応することができるという汎用性の
高い装置を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
1乃至図5に基づいて説明する。
【0025】図1(A)(B)において、符号1は電着
槽を示す。この電着槽1は、前述した従来例の場合と同
様に、上方が開放された断面U字状で且つ細長い箱型状
に形成され、内部には電着用の塗料液の所定量が収納さ
れている。又、図2において、符号1Sはサブ槽を示
す。このサブ槽1Sは、電着槽1の下流側に装備されて
いる。電着槽1内の塗料液は、このサブ槽1Sを介して
外部に取り出され、ポンプ10Aにより電着槽1に返送
される。この塗料液の循環移動により、電着槽1内の塗
料の攪拌が行われて顔料等の沈殿が防止され、同時に電
着槽1内の液面に前述したサブ槽1Sに向かう流れが生
じると共に、電着により発生した気泡がサブ槽1Sに向
けて送り出されるようになっている。
【0026】この電着槽1は、車体等の被塗物100を
移送する移送用コンベアの真下に、当該移送用コンベア
に沿って配設されている。符号2は移送用コンベアの一
部を成すコンベアレールを示す。この電着層1には塗料
液循環システム10が併設されている(図2参照)。
【0027】この塗料液循環システム10は、図2に示
すように、電着槽1の下流側の上端部からサブ槽1Sに
オーバーフローによって取り出される塗料液から泡を除
去すると共に所定量の塗料液を電着槽1に返送するため
の塗料液循環ポンプ10Aと、この塗料液循環ポンプ1
0Aと前述した電着槽1との間を塗料液が循環するのを
案内する配管部10Bとにより構成されている。
【0028】この塗料液の循環移動によって、電着層1
内の塗料成分が攪拌されることから、当該塗料成分の沈
殿等が有効に防止され、これによって同時に電着層1内
における塗料成分の液中濃度の均一化が図られるように
なっている。
【0029】電着槽1の内側両壁面には、電着塗装用の
一方の電極(本実施形態では正極)である複数の壁面側
管状電極3が、移送用コンベアに沿って所定間隔を隔て
て且つ全体的には上流側と下流側の二つのゾーンに分か
れて配設されている。図3(A)(B)にその一例を示
す。
【0030】この図3(A)(B)では、上流側の第1
ゾーン11の複数の壁面側管状電極3が相互に近接した
状態で装備されており、下流側の第2ゾーン12の複数
の壁面側管状電極3は相互に適度の間隔をもって近づけ
たり離したりして装備されている。尚、この複数の壁面
側管状電極3については、図2では説明の便宜上、各ゾ
ーン11,12毎にまとめて表示してあり、実際には図
3の場合と同じである。
【0031】この複数の壁面側管状電極3は、電着槽1
の左右の各内側両壁面毎にほぼ等しい個数に分かれて配
設されている。又、前述したコンベアレール2に沿った
方向でみると、前述したように、その上流側の第1ゾー
ン11とその下流側に位置する第2ゾーン12とに分か
れて配設されている。
【0032】そして、上流側の第1ゾーン11は、印加
電圧を低圧(例えば50〔V〕)から徐々に高圧(例え
ば300〔V〕)に移行させつつ電着塗装を実行する領
域(ソフトモード領域)を示す。また、第2ゾーン12
は、印加電圧を高圧の安定状態に維持する領域(高圧モ
ード領域)を示す。
【0033】この壁面側管状電極3は、通水性良好で比
較的堅牢な管状部材と、この管状部材の中心部に装備さ
れた導電性部材からなる電極部材と、前述した管状部材
の周囲に付された隔膜とを備えた公知のもの(例えば、
実公昭57−58206号公報参照)が使用されてい
る。ここで、隔膜は、前述した電極部材と協同して機能
し、その作動時には前述した電極部材の負電位によって
吸引され移動してくる塗料液から塗料成分を排除しつつ
中和剤のみを透過抽出する機能を備えている。
【0034】更に、これら複数の各壁面側管状電極3で
抽出された中和剤を各壁面側管状電極3内から外部に搬
出する極液循環システム20(図4参照)が、当該各壁
面側管状電極3に連結されている。
【0035】この極液循環システム20は、図4に示す
ように、極液循環装置21と、この極液循環装置21の
動作を規制する極液循環制御部22と、極液循環装置2
1を前述した各壁面側管状電極3に連結する配管部23
とにより構成されている。
【0036】そして、前述した各壁面側管状電極3と前
述した極液循環装置21とが配管部23を介して並列接
続され、この極液循環装置21の作用によって当該各壁
面側管状電極3の内部の一方から他方へ純水等の中和剤
搬出用の液体(極液)が強制的に流される。
【0037】これにより、電着塗装の進行と共に残存し
増加する電着槽1内の中和剤は、電着槽1内から有効に
抽出され、電着槽1内における電着塗装の最適な環境条
件が維持される。同時に、当該各壁面側管状電極3から
透過抽出された中和剤は純水等の液体(極液)と共に外
部に強制的に搬出されるようになっている。
【0038】更に、前述した移送用コンベアに沿って移
動するキャリア4には、図1に示すように、車体等の被
塗物100が保持されている。そして、この被塗物10
0が、後述するように、一方の電極である各壁面側管状
電極3に対応した電着塗装用の他方の電極となるように
構成されている。
【0039】ここで、前述したキャリア4,他方の電極
としての車体等の被塗物100,および電圧印加機構等
について更に詳述する。
【0040】図1(A)において、車体等の被塗物10
0は、移送用コンベアに係止されて移動するキャリア4
に保持され、その全体が電着槽1内の塗料液に埋没した
状態で移送されるようになっている。図1(B)に、被
塗物100を車両とした場合の図1(A)における符号
B部分(ロッカー部)の拡大部分断面図を示す。
【0041】このロッカー部Bは、前述したように、車
体強度の関係から断面が袋状に閉じられており、一方、
耐久性の立場からは内部の腐食を極端に嫌う箇所でもあ
る。このロッカー部Bには、従来例に開示したように電
着液流入流出用の複数の貫孔Hが設けられている。又、
符号100eは車体の床部分を示す。
【0042】キャリア4は、図1(A)に示すうに、車
体等の被塗物100を保持する導電性部材からなるキャ
リア本体4Aと、その上端部中央に設けられ且つ導電性
部材からなる支持バー4Bと、この支持バー4B部分を
介して前述したキャリア本体4Aを垂下保持し且つ移送
する移送機構4Cとを備えている。ここで、符号4Ca
は移送機構4Cの一部を成す搬送ローラを示す。又、符
号4Dは、支持バー4Bと移送機構4Cとを絶縁部材4
Daを介して連結する連結機構を示す。
【0043】前述したキャリア本体4Aには、その上端
部に集電子6が装備されている。そして、この集電子6
の移動中に当該集電子6に常時当接するコレクタバー7
がコンベアレール2に沿って敷設されている。
【0044】このコレクタバー7は、図2に示すよう
に、前述した第1ゾーン11および第2ゾーン12に対
応して、上流側コレクタバー7Aと下流側コレクタバー
7Bとに二分割され、常開コンタクタKを介して連結さ
れている。この常開コンタクタKは、後述するシステム
駆動制御部50によって所定のタイミングで開閉制御さ
れるようになっている。
【0045】前述した上流側コレクタバー7Aと下流側
コレクタバー7Bには、前述した第1ゾーン11および
第2ゾーン12に対応して設けられた所定の直流電源5
1,52の負極が連結されている。同時に、前述した複
数の各壁面側管状電極3にも、前述した第1ゾーン11
および第2ゾーン12に対応して設けられたスイッチS
1,S2を介して前述した所定の直流電源51,52の
正極が、それぞれ各ゾーン毎に連結されている。
【0046】そして、装置全体の稼働時に、車体等の被
塗物100が電着槽1内に搬入されると、図2および図
4に示すように、第1ゾーン11の複数の壁面側管状電
極3の各々にスイッチS1を介して直流第1電源51が
印加される。続いて、被塗物100が第2ゾーン12側
へ移行すると当該第2ゾーン12側の複数の壁面側管状
電極3の各々にスイッチS2を介して直流第2電源52
が印加される。これにより、車両等の被塗物100が、
その内外の露出面を対象として、電気泳動の手法をもっ
て電着塗装が実行されるようになっている。
【0047】図4において、符号50はシステム駆動制
御部を示す。このシステム駆動制御部50は、前述した
直流第1電源51をソフトモードで駆動するソフトモー
ド駆動制御機能を備え、同時に直流第2電源52を高圧
モードで駆動する高圧モード駆動制御機能をそれぞれ備
えている。これにより、第1ゾーン11ではソフトモー
ドによる電着塗装が実行され、第2ゾーン12では高圧
モードによる電着塗装が実行されるようになっている。
【0048】前述した電着槽1の内底面側には、車体等
の被塗物100の移送用コンベアに沿って前述した複数
の壁面側管状電極3と同等に機能する複数の底面側管状
電極13が敷設されている。この底面側管状電極13
は、本実施形態では各底面側管状電極13とも前述した
壁面側管状電極3の長さの2倍程度の長さのものが四本
装備されている(図3参照)。尚、この底面側管状電極
13については、説明の便宜上、図1(A)および図4
では、二本に省略して図示してある。
【0049】又、この四本の底面側管状電極13は、所
定間隔を隔てて二本一組で二組に分けられ、各組とも、
前述した第2ゾーンの上流側(第1ゾーン側)に配設さ
れている。図1(A)において、符号15,16は各組
の底面側管状電極13を保持し且つその高さを矢印a方
向に調整する電極位置調整機構を示す。
【0050】この二組の底面側管状電極13が装備され
た箇所の前述した壁面側管状電極3の長さは、図3
(B)に示すように、その先端部が前述した車体等の被
塗物100の下端部と同じ高さに位置するか或いは被塗
物100の下端部が下方に位置する程度に、他の箇所
(底面側管状電極13が無い箇所)に装備された壁面側
管状電極3の長さよりも短く設定されている。
【0051】そして、この二組の底面側管状電極13
は、前述した第2ゾーンにおける壁面側管状電極3に電
気的に並列接続され、又、前述した極液循環システム2
0に対しても前述した壁面側管状電極3の場合と全く同
等に連結されている。
【0052】これにより、底面側管状電極13が装備さ
れた箇所では、当該壁面側管状電極3によって車体等の
上面,側面および車体等の内部に集中して電着塗装が実
行され、底面側管状電極13によって車体等の下面およ
びロッカー部Bの外面および内面に集中して電着塗装が
実行されるようになっている。
【0053】前述した底面側管状電極13と前述した壁
面側管状電極3との間に生じる電流が車体等の被塗物1
00の下面領域に集中するように案内する少なくとも二
枚のバッファ板31,32が、底面側管状電極13に沿
って装備されている(図1(A),図3参照)。
【0054】このバッファ板31,32は、本実施形態
では車体等の被塗物100の通過領域の下側で且つ当該
被塗物100の両側端面に近接して立設した状態で配設
されている。これにより、下側から上方側面に回り込む
電流の移動を有効に阻止することができる。このため、
底面側管状電極13と被塗物100との間に生じる電流
が、このバッファ板31,32に案内されて車体等の被
塗物100である車体の下面および左右のロッカー部B
に向けて集中的に流れることとなる。ここで、このバッ
ファ板31,32については、絶縁物で形成しても,或
いは絶縁膜が付された金属板で形成してもよい。又、被
塗物100の搬入側から見てハの字状に装備してもよ
い。
【0055】前述した電着槽1の内底部には、前述した
各バッファ板30,31を保持すると共に当該バッファ
板31,32を前述した底面側管状電極13と各壁面側
管状電極3との間の所定位置に個別に可変設定するバッ
ファ板保持機構33,34が装備されている。矢印bは
設定位置の調整方向を示す。このバッファ板保持機構3
3,34は、設置高さも矢印cに示す方向で調整可能な
機構となっている。このため、被塗物100が車体で且
つその形式に応じて丈が異なっても、これに有効に対応
することができる。
【0056】次に、上記実施形態の全体的な動作を説明
する。
【0057】装置全体を稼働状態に設定すると、移送コ
ンベアが作動し、キャリア4と共に当該キャリア4に保
持された車体等の被塗物100が、コンベアレール2に
沿って電着槽1内に搬入される。
【0058】ここで、車体等の被塗物100が電着槽1
に入ってくる過程では、第1の位置センサ2aがこれを
検知する。システム駆動制御部50では、この第1の位
置センサ2aからの位置情報を入力すると、直ちに第1
スイッチS1をオン(閉)制御し、直流第1電源51の
動作制御に入る。この場合、予め設定されたプログラム
に従って前述した直流第1電源51を制御し、電圧を出
力しない(出力セロ〔V)か或いは50〔V〕程度の低
い電圧を出力するように付勢する。
【0059】次に、車体等の被塗物100が電着槽1内
の塗料液内に侵漬されると、その時点で第2の位置セン
サ2bがこれを検知し、これを入力したシステム駆動制
御部50が作動して第1スイッチS1がオン(閉)制御
し、同時に直流第1電源51の出力制御が開始される。
【0060】即ち、直流第1電源51は、第1ゾーン1
1の各壁面側管状電極3をソフトモードで駆動するた
め、まずゆっくりと電圧を上げていき、これによって塗
膜が無い状態下で生じる過大な通電電流の発生を抑制し
ている。そして、やがて定められた最高電圧(例えば3
00〔V〕)に到達すると、その電圧が維持される。こ
の間、移送コンベアによってキャリア4が移動し、車体
等の被塗物100に電着塗装が継続して実行される。
【0061】ここで、本実施形態では、前述した直流第
1電源51の出力電圧が予め設定した最高電圧に到達す
ると、前述した第2スイッチS2がオン(閉)制御さ
れ、直流第2電源52が作動し、前述した第2ゾーン1
2の各壁面側管状電極3および各底面側管状電極13が
駆動状態に設定される。
【0062】続いて、キャリア4の移動と共に集電子6
が第1ゾーン11の上流側コレクタバー7Aの終端部に
近づくと、第3の位置センサ2cがこれを検知し、これ
を入力したシステム駆動制御部50が作動して直流第1
電源51の出力段の第1スイッチS1をオフ制御し、続
いて、常開コンダクタKをオン(閉)制御する。
【0063】これにより、車体等の被塗物100には、
第1スイッチS1がオフ制御された後に常開コンダクタ
Kがオン制御される迄の間、一時的に通電が停止され電
着塗装が停止状態となる。そして、常開コンダクタKの
オンによって上流側コレクタバー7Aと下流側コレクタ
バー7Bとが導通され、車体等の被塗物100への通電
電源が直流第2電源52に移行する。
【0064】このため、上流側コレクタバー7Aと下流
側コレクタバー7Bとの間に隙間7Sがあっても、当該
各コレクタバー7A,7Bが同電位に設定されることか
ら、集電子6は特に火花を発生することなく上流側コレ
クタバー7Aから下流側コレクタバー7Bへと乗り換え
られる。そして、集電子6が下流側コレクタバー7Bへ
移動した場合には直ちに第4の位置センサ2dがこれを
検知し、システム駆動制御部50が直ちに作動して常開
コンダクタKをオフ(開)制御し、次に搬入される車体
等の被塗物100に対する動作準備体制に入る。
【0065】ここで、前述した各底面側管状電極13お
よびバッファ板31,32の動作を説明する。
【0066】前述した図1(B)におけるキャリア4と
共に車体(被塗物100)が電着槽1内に搬入されその
集電子6が上流側コレクタバー7Aの終端部に近づく
と、まず前述したように常開コンダクタKのオン動作と
共に前述した第2ゾーン12の各壁面側管状電極3が直
流第2電源52によって作動状態に設定される。同時
に、各壁面側管状電極3に並列接続されている各底面側
管状電極13も直流第2電源52によって作動状態に設
定される。
【0067】図5に、前述した各底面側管状電極13お
よび各壁面側管状電極3の動作状態を示す。この図5に
示すように、被塗物100である車体との間に生じる電
流は、車体の下面側では各底面側管状電極13との距離
が小さいことから、当該底面側管状電極13の影響が大
きい。
【0068】一方、各壁面側管状電極3は車体の側面に
対しては距離がほぼ平均化しており、かかる点におい
て、車体側面の全面にほぼ均一に塗料成分の析出が発生
する。この場合、車体の内側に対しても、一般に窓部が
大きく形成されている(図示せず)ことから同様に塗膜
の形成が同時進行にてされる。
【0069】更に、この実施形態では、前述したよう
に、底面側管状電極13が被塗物100である車体のロ
ッカー部Bに近接して配置されているので、ロッカー部
Bの内部にも比較的大きい電位傾度をもって電流を送り
込むことができる。図5(B)は、これによって増加し
た電流の流れの例示である。
【0070】この場合、本実施形態では、特にバッファ
板31,32が被塗物100である車体のロッカー部B
の下に配置され、各底面側管状電極13から車体の側面
に向かう電流の流れを有効に阻止している。このため、
各底面側管状電極13からは車体の側面に向かう電流成
分が当該バッファ板31,32がない場合に比較して大
幅に抑制され、同時にその分、車体のロッカー部B側に
向かう電流の流れが集中的に増加し、これがため、当該
ロッカー部Bの内部壁面の負極に強く電流が流れ当該ロ
ッカー部Bの内側壁面に有効に塗膜形成成分が析出され
ることとなる。
【0071】図5中、矢印eはこの場合の電流の流れる
状況を示す。この状況については、ロッカー部Bの内部
の壁面に付着した塗膜の厚さが従来例の場合に比較して
確実に厚くなっていることを、実験的にも確認すること
ができた。
【0072】このように、本実施形態によると、各底面
側管状電極13とバッファ板31,32の相乗的な働き
により、塗膜のつきにくい車体のロッカー部Bの如き断
面袋状の内部に対しても、比較的有効に電着塗装を成し
得ることが可能となった。
【0073】ここで、上記実施形態では、各底面側管状
電極13の印加電源として壁面側管状電極3の直流第2
電源と同一にものを使用した場合を例示したが、この壁
面側管状電極3とは切り離して、前述した直流第2電源
よりも高い電圧を出力する他の直流電源を使用してもよ
い。
【0074】かかる場合であっても、前述したバッファ
板31,32が有効に機能して、被塗物100である車
体側面部への電流の回り込みを有効に遮蔽することがで
き、前述した車体のロッカー部Bの如き断面袋状の内部
に対して更により一層有効に電着塗装を実行することが
できる。
【0075】更に、この場合、底面側管状電極13と壁
面側管状電極3とに印加される電圧の電位差によって底
面側管状電極13側から各壁面側管状電極3へ回り込む
電流流も一部生じるが、かかる場合であってもその流路
がバッファ板31,32によって物理的に遮蔽され、か
かる点において電位の低い側の壁面側管状電極3に生じ
る塗料の目詰まりを有効に防止し、当該壁面側管状電極
3の耐久性増大を図ることができる。
【0076】また、前述したバッファ板31,32につ
いては、何ら独自に電位を有しないフロート状態のもの
を例示したが、このバッファ板31,32については、
導電性部材で形成すると共に全面を絶縁膜デコーティン
グし、これを前述した底面側管状電極13と同電位に設
定してもよい。このようにすると、バッファ板31,3
2に静電反発力が生じることから、底面側管状電極13
から車体のロッカー部Bを含む下面側に向かう電流の流
れを、更に有効に案内することが可能となる。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、被塗物である
車体に対しては前述した従来例の場合と同様に電着塗装
を円滑に実行することができるほか、更に、底面側管状
電極を被塗物である車体の下側に配設したので、例えば
図5(B)に示すように、ロッカー部Bの部分にも比較
的大きい電位傾度をもって電着用電流を送り込むことが
できる。同時に、バッファ板を底面側管状電極と壁面側
管状電極との間で且つ塗料流が被塗物である車体の下側
に向かう位置に装備したので、各底面側管状電極から車
体の側面に向かう電流の流れを有効に阻止することがで
きる。
【0078】このため、この請求項1記載の発明では、
各底面側管状電極から車体の側面に向かう電流成分を当
該バッファ板がない場合に比較して大幅に抑制すること
ができ、同時に、各底面側管状電極とバッファ板の相乗
的な働きにより、塗膜のつきにくい車体のロッカー部B
の如き断面袋状の内部に対しても、ロッカー部B側に向
かう電流の流れを集中的に増加させるようにしたので、
従来例に比較してより有効に電着塗装を行うことが可能
となった。
【0079】請求項2記載の発明では、前述した請求項
1記載の発明と同等の作用効果を得るほか、更に、前述
したバッファ板を、被塗物通過領域の下方側で且つ被塗
物の両側端面に近接した位置に配設したので、塗膜の付
きにくい車体のロッカー部Bと塗膜の付き易い車体側面
とを分けた状態で電着塗装を行うことができ、かかる点
において、作業能率の向上を図ることが可能となった。
【0080】請求項3記載の発明では、前述した請求項
1又2記載の発明と同等の作用効果を得ることができる
ほか、更に、前述した複数の壁面側管状電極の内、バッ
ファ板の配設箇所に位置する壁面側管状電極の長さを、
他の箇所の壁面側管状電極の長さよりも短く設定したの
で、被塗物である車体の側面部分を壁面側管状電極で,
又ロッカー部Bを含む車体の下面側を底面側管状電極で
それぞれ効率よく電着塗装を実行することができ、この
ため、対向する箇所に合わせてそれぞれ分業化された状
態で電着塗装が実行されるので、消費電力を有効に軽減
することが可能となった。
【0081】請求項4記載の発明では、前述した請求項
1,2又3記載の発明と同等の作用効果を得ることがで
きるほか、更に、前述した一方の電極である複数の壁面
側管状電極を、他方の電極である被塗物の搬入側から搬
出側に向けて少なくとも第1ゾーンと第2ゾーンの二つ
のグループに分けると共に、前述したバッファ板を前述
した第2ゾーンの第1ゾーン側に配設してたので、電着
塗装の初期段階で生じる過電流の発生を有効に回避する
ことができ、このため、形成される塗膜面を気泡を排除
した高品質に仕上げることができるという利点がある。
【0082】請求項5記載の発明では、前述した請求項
1,2,3又4記載の発明と同等の作用効果を得ること
ができるほか、更に、前述した電着槽の内底部に、バッ
ファ板を保持すると共に当該バッファ板を前述した底面
側管状電極と壁面側管状電極群との間の所定位置に可変
設定するバッファ板保持機構を装備したので、被塗物と
して丈の異なる種々の車体であっても、これに有効に対
応することができるという汎用性の高い電着塗装装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図で、図1(A)は
概略断面図、図1(B)は図1(A)内のB部分を示す
部分拡大説明図である。
【図2】図1における装置全体をその電着塗装の流れに
沿ってみた場合の概略構成図である。
【図3】図1内に開示した電着槽と各管状電極の配置例
を示す図で、図3(A)は概略平面図、図3(B)は図
3(A)の概略正面図である。
【図4】図1における各管状電極と電源との関係および
その駆動制御系を示す概略構成図である。
【図5】図1に開示した実施形態の動作を示す図で、図
5(A)は概略断面図、図5(B)は図5(A)内のB
部分の状態を示す部分拡大説明図である。
【図6】従来例を示す図で、図6(A)は概略断面図、
図6(B)は図6(A)内のB部分を示す部分拡大説明
図である。
【符号の説明】
1 電着槽 2 コンベアレール 3 壁面側管状電極 4 キャリア 4A キャリア本体 6 集電子 7 コレクタバー 7A 上流側コレクタバー 7B 下流側コレクタバー 11 第1ゾーン 12 第2ゾーン 13 底面側管状電極 31,32 バッファ板 33,34 バッファ板保持機構 51 直流第1電源 52 直流第2電源 K 常開コンタクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電着用の塗料液を収納し且つ車体等の移
    送用コンベアに沿って装備された電着塗装用の電着槽
    と、この電着槽の内側両壁面に前記移送用コンベアに沿
    って配設された電着塗装用の一方の電極である複数の壁
    面側管状電極とを備え、前記移送用コンベアに垂下吊持
    されて移動するキャリアに保持される車体等の被塗物を
    前記一方の電極に対応した電着塗装用の他方の電極と
    し、これにより、前記被塗物の内側および外側の露出面
    を電気泳動の手法をもって電着塗装する電着塗装装置に
    おいて、 前記電着槽の内底面側に、前記複数の壁面側管状電極と
    同等に機能する複数の底面側管状電極を前記移送用コン
    ベアに沿って敷設し、 この底面側管状電極と前記被塗物との間で生じる電流が
    当該被塗物の下面領域に向かうように案内するバッファ
    板を、当該底面側管状電極と前記壁面側管状電極との間
    に装備したことを特徴とする電着塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファ板を、前記被塗物の通過領
    域の下方側で前記被塗物の両側端面に近接した位置に配
    設したことを特徴とする1記載の電着塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の壁面側管状電極の内、前記バ
    ッファ板の配設箇所に位置する壁面側管状電極の長さ
    を、他の箇所の壁面側管状電極の長さよりも短く設定し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の電着塗装装
    置。
  4. 【請求項4】 前記一方の電極である複数の壁面側管状
    電極を、前記他方の電極である被塗物の搬入側から搬出
    側に向けて少なくとも第1ゾーンと第2ゾーンの二つの
    グループに分けると共に、前記バッファ板を前記第2ゾ
    ーンの第1ゾーン側に配設したことを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の電着塗装装置。
  5. 【請求項5】 前記電着槽の内底部に、前記バッファ板
    を保持すると共に当該バッファ板を前記底面側管状電極
    と前記壁面側管状電極群との間の所定位置に可変設定す
    るバッファ板保持機構を装備したことを特徴とする請求
    項1,2,3又は4記載の電着塗装装置。
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