JP2001294562A - 改良された色質を有するアルカノールアミンの製法 - Google Patents

改良された色質を有するアルカノールアミンの製法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 例えばAPHA色数により測定される変色を
低減させ、かつ長期間の貯蔵期間における色安定性を改
善した、アルカノールアミンの製造方法を提供する。 【解決手段】 アルカノールアミンを有効量の亜リン酸
又は次亜リン酸又はそれらの化合物で、初めに高めた温
度で最低5分間に亙り処理し(工程a)、かつ次いで、
これを有効量のこれらのリン化合物1種の存在下に蒸留
する(工程b)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は改良された色質を有
するアルカノールアミンの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカノールアミン、例えばトリエタノ
ールアミン(TEA)又はその二次生成物の使用の重要
な分野は例えば、化粧品工業では石鹸、クレンジング剤
及びシャンプー並びに分散剤及び乳化剤である。
【0003】使用のこれらの、かつ他の分野では、例え
ばAPHA又はガードナー色数で測定して可能な限り低
い着色を有し、これらの特性を比較的長い貯蔵期間(例
えば、6ヶ月、12ヶ月又はそれ以上)に亙って維持す
る透明無色のアルカノールアミンが望ましい。
【0004】公知の問題は、例えばアンモニアと酸化エ
チレン又は酸化プロピレンとを反応させることにより得
られたアルカノールアミン粗製生成物を次いで分留する
ことにより得られた精製アルカノールアミンは黄色から
茶色の変色を伴うことである(色数、例えばDIN I
SO6271(=ハーゼン(Hazen))でのAPHA約
10〜500)。この変色は特に、高温を伴うプロセス
で生ずる。
【0005】密閉パック中での、又は遮光を伴うアルカ
ノールアミンの貯蔵の間にも、この変色は更に強められ
る(例えば、T.I.MacMillan, Ethylen Oxide Derivativ
es,Report No.193, chapter 6, 6−5ページ及び6−
9〜6−13ページ、1991,SRI International, Menlo
Park, California 94025; G.G.Smirnova et al., J.of
Applied Chemistry of the USSR 61, pp.1508-9(198
8)、及びChemical & Engineering News 1996, Sept. 1
6, 42ページ中欄、参照)。
【0006】改良された色質を有するアルカノールアミ
ンの製法が数多く、文献中に記載されている。
【0007】EP−A36152及びEP−A4015
はプロセス生成物の色質に対する、アルカノールアミン
の製法で使用される材料の効果を記載しており、かつニ
ッケル不含の、又は低ニッケルスチールを推奨してい
る。
【0008】US−A3207790は、アルカリ金属
のホウ水素化物をアルカノールアミンに添加することに
より、アルカノールアミンの色質を改良するための方法
を記載している。
【0009】しかしながら、アルカノールアミンの色質
を改良するための助剤(安定剤)の存在は、重要な適用
分野の多くで望ましくない。
【0010】99年9月4日出願の先行ドイツ特許出願
19942300.8は、高めた温度で水素化触媒の存
在下に水素でアルカノールアミンを処理することによ
る、改良された色質を有するアルカノールアミンの製法
に関している。
【0011】JP−A04290850(Derwent Abst
ract No.92-393250/48; Chem. Abstr. 118:101513e)
は、亜リン酸及び水の存在下に加熱することによるトリ
エチレンテトラミンの脱色を記載している。
【0012】JP−A49076804(Derwent Abst
ract No. 76608V 44; Chem. Abstr.82:3766h)は亜リン
酸のエステルの存在下に蒸留することによる、エチレン
アミン、例えばトリエチレンテトラミン又はペンタエチ
レンヘキサミンの精製に関している。
【0013】EP−A4015は、酸化エチレンとアン
モニアとの段階反応の前、その間、又はその直後に亜リ
ン酸又は次亜リン酸又はこれらの誘導体を添加し、かつ
次いで蒸留により単離することにより、低減した変色を
伴うモノ−、ジ−及びトリエタノールアミンを得る方法
を記載している。第2頁、14〜18行には、多かれ少
なかれ着色を既に伴うエタノールアミンを、亜リン酸の
存在下に実施される蒸留により十分な程度まで脱色する
ことは不可能であることが教示されている。EP−A4
015は代わりに、亜リン酸又は次亜リン酸がエタノー
ルアミンの製造の間に存在するか、又はそれらを少なく
とも、エタノールアミン、水及びアンモニアからなる粗
製反応混合物に反応の直後に添加することが必要である
ことを教示している(例及び請求の範囲参照)。
【0014】1998年12月1日出願の先行ドイツ特
許出願19855383.8は、高めた温度、圧力下、
および液相中でアンモニア水溶液と酸化エチレンとを反
応させることにより製造されたTEAを、反応生成物か
ら過剰のアンモニア、水及びモノエタノールアミンを分
離し、生じた粗製生成物と酸化エチレンとを温度110
〜180℃で反応させ、次いで、亜リン酸又は次亜リン
酸又はそれらの化合物の存在下に混合物を精留すること
により精製するための方法に関している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、改良
された色質を有するアルカノールアミンを製造するため
の、経済的、選択的、効果的、かつ技術的に複雑でない
方法を発見することである。この方法は、従来技術の欠
点を克服することにより、例えばAPHA色数により測
定されるアルカノールアミン(例えばトリエタノールア
ミン又はアミノエチルエタノールアミン)の変色を低減
させ、かつ色安定性を(貯蔵期間にわたる色数の不所望
な増加を)改良するものでなければならない。
【0016】
【課題を解決するための手段】アルカノールアミンを有
効量の亜リン酸又は次亜リン酸又はそれらの化合物で、
初めに高めた温度で最低5分間に亙り処理し(工程
a)、かつ次いで、これを有効量のこれらのリン化合物
の1種の存在下に蒸留する(工程b)ことによる、改良
された色質を有するアルカノールの製法により、この課
題が達成されることを我々は発見した。
【0017】本発明の方法で使用されるアルカノールア
ミン、有利にはエタノールアミン又はプロパノールアミ
ンは公知の方法により、例えばアンモニア又は1級又は
2級アミンと酸化エチレン又は酸化プロピレンとを反応
させることにより(例えば、EP−A673920に記
載)、アンモニア又は1級又は2級アミンをα,β−不
飽和アルデヒド(例えばアクロレイン)に1,4−付加
させ、かつ次いで還元(例えば水素化)させることによ
り、アンモニア又は1級又は2級アミンをα,β−不飽
和酸(例えばアクリル酸)又はα,β−不飽和エステル
(例えばアクリル酸エステル)に1,4−付加させ、か
つ次いで還元(例えば水素化)させることにより、水を
α,β−不飽和ニトリル(例えばアクリロニトリル)に
1,4−付加させ、かつ次いで還元(例えば水素化)す
ることにより、相応する1級又は2級アルコールのアミ
ン化、又は相応するヒドロキシアルデヒド又はヒドロキ
シケトンのアミン化水素化(aminating hydrogenation)
により得ることができる。
【0018】N−(2−アミノエチル)エタノールアミ
ン(AEEA)は、水素並びに水素化、脱水素化又はア
ミノ化触媒の存在下にモノエタノールアミン又はアンモ
ニアと酸化エチレンとを反応させることにより得ること
ができる。
【0019】本発明の方法で使用されるアルカノールア
ミン、有利にはエタノールアミン又はプロパノールアミ
ンの純度は通常、70質量%を、特には80質量%を上
回る。アルカノールアミンの製造のためのプラントから
の相応する前駆体からの粗製の形で直接的に除去するこ
ともできる蒸留された、又は未蒸留の粗製アルカノール
アミンと同様に、90質量%を上回る、特には≧97質
量%、更に特には≧98質量%、殊には≧99質量%の
純度を有する蒸留されたアルカノールアミンを使用する
こともできる。
【0020】アルカノールアミンの混合物(その際、前
記の純度はこの混合物のそれぞれのアルカノールアミン
に基づく)又は不活性溶剤、例えばアルコール(メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノー
ル、n−ブタノール、2−エチルヘキサノール)、エー
テル(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン)、炭
化水素(ベンゼン、ペンタン、石油エーテル、トルエ
ン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、ミハゴール(Miha
gol))及び水中のアルカノールアミンの溶液も使用す
ることができる。
【0021】使用されるアルカノールアミンのAPHA
色数(非酸処理アルカノールアミンに基づく)は通常、
≦100、特に≦50、例えば≦20である。
【0022】本発明の方法で有利に使用されるアルカノ
ールアミンはエタノールアミン及びプロパノールアミ
ン、例えばモノエタノールアミン(MEA)、ジエタノ
ールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TE
A)、O,N,N−トリス(2−ヒドロキシエチル)エ
タノールアミン、N−(2−アミノエチル)エタノール
アミン(AEEA)、N−(2−ヒドロキシエチル)ピ
ペラジン、N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン、
N,N´−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、
モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミ
ン、トリイソプロパノールアミン及び1,3−プロパノ
ールアミン、特に有利にはエタノールアミンMEA、D
EA、TEA及びAEEAである。
【0023】本発明による方法は次のように実施するこ
とができる。
【0024】第1のプロセス工程(工程a)で、その色
質を改善すべきアルカノールアミン又は液相中のアルカ
ノールアミンの混合物を場合により不活性溶剤の存在下
に、還流凝縮器を備えていてよい好適な(攪拌)コンテ
ナ中で、有効量の亜リン酸(HPO)、次亜リン酸
(HPO)又はこれらの酸の化合物で、有利には攪
拌又は再循環させながら処理し、かつこの混合物を通
常、少なくとも1分、特には少なくとも5分、更に特に
は少なくとも10分(例えば、10分〜50時間、特に
10分〜24時間)、殊には少なくとも15分(例え
ば、15分〜2時間)、特に有利には少なくとも30分
(例えば30分〜2時間)に亙り、40〜250℃、特
に100〜250℃、更に特には120〜220℃、特
に有利には150〜220℃に加熱する。
【0025】より良好な取り扱い適性のために、好適な
不活性希釈剤又は溶剤、例えば水、アルコール(メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノー
ル)、エーテル(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキ
サン)又はアルカノールアミン(例えばエタノールアミ
ン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、N−(2−アミノエチル)
エタノールアミン)中の亜リン酸、次亜リン酸又はこれ
らの酸の化合物の有効量で計測するのが有利であるが、
その際、アルカノールアミンを、アルカノールアミンプ
ロセス生成物のままで、溶液又は懸濁液の形で使用する
こともできる。
【0026】リン化合物でのアルカノールアミン(又は
アルカノールアミンの混合物)の必要な処理時間は特
に、使用されるアルカノールアミンの変色の程度及びア
ルカノールアミンの所望の脱色及び/又は色安定性の程
度から決定する。通常、所定の温度では、本発明による
方法で使用されるアルカノールアミンの脱色程度が高い
ほど、かつプロセス生成物の色質に対する要求が高いほ
ど、処理時間は長くなる。
【0027】しかしながら、温度は高すぎであるように
選択すべきではない。即ち通常、250℃を上回るべき
ではない。それというのも、さもないと酸に惹起され
る、アルカノールアミンの分解が生じ、これは最終的に
得られるアルカノールアミンの色質に対してマイナスの
影響を及ぼすためである。
【0028】該当するアルカノールアミンに関する最も
好ましい温度及び処理時間は、単純な予備実験で容易に
決定することができる。
【0029】リン化合物でのアルカノールアミンのこの
処理の間、全処理時間に亙り、又は時折、混合物を更に
攪拌すると有利である(例えば、攪拌又は再循環)。
【0030】保護ガス雰囲気(例えばN又はAr)下
にアルカノールアミンの処理を実施するのも、有利であ
る。
【0031】リン化合物でのアルカノールアミンの処理
は、好適なコンテナ中、例えば管形反応器中、又は攪拌
コンテナのカスケード中で連続的に実施することもでき
る。
【0032】アルカノールアミンの処理は有利には、蒸
留塔の蒸留コンテナ又は蒸留受器中で実施することがで
きる。
【0033】この第1のプロセス工程の特定の実施態様
の1つでは、アルカノールアミンの処理の間に、不活性
ガス(例えばN又はAr)をストリッピング流として
アルカノールアミンに導通させて、混合物から、色質に
マイナスの効果を及ぼしうる生じた低沸点成分、例えば
アセトアルデヒド又はその二次生成物を除去する。
【0034】この第1のプロセス工程の別の特定の実施
態様の1つでは、処理すべきアルカノールアミンを液体
の形で熱交換器に循環させ、かつ色質にマイナスの効果
を及ぼしうる生じた低沸点成分、例えばアセトアルデヒ
ドをプロセスから排出する。
【0035】熱交換器はこの場合、開放型熱交換器、例
えば、流下薄膜型蒸発器又はワイパブレード蒸発器、あ
るいは閉鎖型熱交換器、例えば板形熱交換器又は円筒多
管式熱交換器であってよい。
【0036】選択した反応条件に応じて、混合物から1
種又は数種の成分が不所望に逃出することを回避するた
めに、超大気圧(例えば0.1〜50バール)でアルカ
ノールアミンの処理を実施することが必要であることも
ある。
【0037】亜リン酸又は次亜リン酸を本発明による方
法では、モノマーの、又はその他、ポリマーの形で、含
水の形(水和物)で、又は付加化合物の形で(例えば、
無機又は有機支持体、例えばSiO、Al、T
iO、ZrOの上で)使用することができる。
【0038】本発明による方法には、亜リン酸又は次亜
リン酸の化合物、例えば塩(例えば亜リン酸水素二ナト
リウム(NaHPO)、次亜リン酸水素二ナトリウ
ム(NaHPO))、亜リン酸水素二カリウム(K
HPO)、亜リン酸水素二アンモニウム((N
HPO))、アミド、エステル(例えば亜リ
ン酸トリエチル又は亜リン酸トリフェニル)又はその無
水物(例えばP)又は前記のリン化合物の混合物
が好適である。
【0039】この場合塩は、そのまま直接使用すること
も、又はその場で、又は処理で使用する前に、塩基性の
有機又は無機塩、例えばNaOH、KOH、Ca(O
H)、NHOH、NaCO、KCO、Na
OME又はNaOEtを付加的に好適な溶剤中で、亜リ
ン酸又は次亜リン酸と混合することにより入手すること
もできる。
【0040】亜リン酸(HPO)、次亜リン酸(H
PO)、亜リン酸水素二ナトリウム(NaHPO
)、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリフェニル及び
次亜リン酸水素二ナトリウム(NaHPO)が有利
である。
【0041】添加されるリン化合物の量は通常、使用さ
れるアルカノールアミンの量に対して、少なくとも0.
01質量%、有利には0.01〜2質量%、特に有利に
は0.02〜1.0質量%、非常に有利には0.02〜
0.5質量%であるが、量が更に多くても、効果は生じ
る。
【0042】添加されるリン化合物が酸性である、即ち
4未満のpKa値を有する場合、酸に触媒されるアルカ
ノールアミンの分解反応の誘発を十分に回避するため
に、この量は通常、0.01〜0.5質量%(使用され
るアルカノールアミンの量に対して)である。
【0043】アルカノールアミン(又はアルカノールア
ミンの混合物)の前記の処理に続いて、アルカノールア
ミン(又はアルカノールアミンの混合物)を第2のプロ
セス工程(工程b)で、有効量の1種以上の前記のリン
化合物の存在下に減圧で、蒸留又は精留する。
【0044】この第2のプロセス工程でのリン化合物の
量は第1のプロセス工程の場合と同じ範囲である。
【0045】特定の実施態様プロセスの1つでは、アル
カノールアミンの蒸留又は精留を、第1プロセス工程で
既に添加されたリン化合物1種以上の存在下に行う。
【0046】アルカノールアミンの蒸留又は精留を断続
的に、又は連続的に、通常100ミリバール未満(10
0hPa)の圧力で、例えば約10〜50ミリバール
で、かつ通常100〜250℃の蒸留温度で実施する
が、その際、連続方法の場合、特定の実施態様の1つで
は、存在しうる低沸点フラクションを頂部から排出さ
せ、かつアルカノールアミンを側流から取り出す。
【0047】添加されたリン化合物又はその反応生成物
からなる、蒸留又は精留からの残留物の一部又は全て
を、特定の実施態様ではプロセスに戻すことができる。
【0048】本発明によるプロセスは、得られた直後に
APHA色数0〜30、有利に0〜20、特に有利に0
〜10を有し、かつ得られた後に0.5〜3時間、下記
の2a)に記載したように実施される酸処理の後に、A
PHA色数0〜100、有利に0〜60、特に有利に0
〜40及びCIE Labシステムによる数値測度a*
の絶対値0〜4、有利には0〜3、特に有利には0〜
2.5及びCIE Labシステムによる数値測度b*
の絶対値0〜8、有利に0〜5、特に有利に0〜4を有
するか、又は得られた後に0.5〜3時間、下記2b)
に記載したように実施される酸処理の後に、ガードナー
色数0〜3、有利に0〜2.5、特に有利に0〜2を有
する改良された色質を有するアルカノールアミンをもた
らす
【0049】
【実施例】予備注意 1a)熱処理及び蒸留(例1〜11) 例1〜11で使用した粗製トリエタノールアミン(TE
A)は、トリエタノールアミン71質量%、ジエタノー
ルアミン27質量%及び他の物質(主に、O,N,N−
トリス(2−ヒドロキシエチル)エタノールアミン、
O,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)エタノールアミ
ン及びビスヒドロキシエチルピペラジン)2質量%から
なる、エタノールアミン製造からの工業用グレードの流
からなった。
【0050】例1〜11で使用した前記の粗製TEAの
試料は工業的蒸留の後に、純度>99質量%を有し、か
つ2a)のような酸処理及びLICO200装置中での
2c)のような後続測定の後に、a*及びb*の両方に
関して4〜5の値を有した。
【0051】大気圧で、第1表に挙げたリン化合物の存
在下に蒸留受器中で粗製エタノールアミン混合物を加熱
することにより、熱処理(=プロセス工程a)を実施し
た(温度及び時間は第1表参照)。
【0052】リン化合物の存在下での粗製トリエタノー
ルアミンの後続蒸留(=プロセス工程b)を1l規模で
断続的に0.4〜1.0ミリバールで、一段実験室用ブ
リッジを用いて実施したが、その際、蒸留温度を終始、
160〜190℃に、かつ頂部温度を140〜170℃
に保持した。
【0053】蒸留の間、留出物を4つの均等なフラクシ
ョンで集めるが、その内の第1は典型的にはほぼDEA
66質量%及びTEA33質量%からなり、その内の第
2はDEA38質量%及びTEA61質量%からなり、
かつその内の第3及び第4はそれぞれTEA>97質量
%からなった。最初の2つのフラクションは主にTEA
からなっていなかったので、これらは除去し、かつ色数
測定のために考慮しなかった。
【0054】1b) 熱処理及び蒸留(例12〜23) 第2表に記載のリン化合物を攪拌しながら、約12時
間、必要な弱冠の加温(最大40〜60℃)下に、純粋
なAEEA(AEEAの質量に対して純度>99%;不
純物:ジエチレントリアミン(DETA)及びヒドロキ
シエチルピペラジン(HEP);色質:2b)に記載の
酸処理の後のガードナー色数:6.0、2d)に記載の
熱処理及び2b)に記載の後続の酸処理の後のガードナ
ー色数:6.0)中に溶かした。
【0055】こうして製造され、かつ窒素のブランケッ
ト下に保持された供給材料を油浴中で温度調節されたコ
イル管(容量:50ml)にポンプ導通させたが、その
際、滞留時間、添加物の量及び温度は第2表に記載のよ
うに変動させた(=プロセス工程a)。
【0056】コイル管からの排出物を50ミリバールの
圧力及び油温度150〜170℃で運転されるワイパフ
ィルム蒸発器に供給したが、その際、十分に多い蒸留排
出物(流の約10〜20容量%)を滞留させて、加熱表
面への堆積を回避させた。ワイパフィルム蒸留器の頂部
で、蒸気状のAEEAをストリッピングし、かつ凝縮器
中で留出物として得た(プロセス工程b)。分離を改良
するために、N1l/hの窒素ストリッピング流を下
から上に、ワイパフィルム蒸発器に導通させた。
【0057】1c) 熱処理及び蒸留(例24〜32) 第3表に記載のリン化合物(HPO又はH
)を約12時間攪拌して、精製AEEA(AEEA
の質量に対して純度>99%;不純物:ジエチレントリ
アミン(DETA)及びヒドロキシエチルピペラジン
(HEP);色質:2b)に記載の酸処理の後のガード
ナー色数:4.6)中に溶かした。
【0058】他のプロセス工程は1b)に記載のように
実施した。
【0059】2. アルカノールアミンの色質の測定 2a) アルカノールアミンの酸処理(例1〜11) 生じる色効果を増幅するために、調べるべきアルカノー
ル試料20mlを氷酢酸1000ppmで処理し、かつ
慎重に混合した。混合物を十分に攪拌し、かつ試験管に
移し、これを100℃に熱調節された油浴中に3時間、
放置した。この際、容器を栓で密封し、かつ窒素下に保
持した。圧力調整を保証するために、カニューレで栓に
穴をあけた。3時間後、容器を氷浴中で冷却して、その
直後に色数を測定した(2c参照)。
【0060】2b)アルカノールアミンの酸処理(例1
2〜23及び例24〜32) アルカノールアミン(例えばアミノエチルエタノールア
ミン(AEEA))10gを攪拌(電磁攪拌機)及び冷
却(氷浴)下に、100mlエルレンマイヤーフラスコ
中に秤量導入し、32%濃度の塩酸水溶液12.5g
を、初めは滴加で、次いでより早く、1分間に亙って3
回に分けて導入し、溶液を加熱した(最高約30℃)。
2分間の後冷却時間の後に、溶液の試料を試験管に移
し、かつカニューレで穴をあけられたゴム栓で密封し
た。試験管を加熱浴中で70℃に1時間、加熱した。次
いで試験管を氷浴中で冷却し、内容物を直ちにキュベッ
トに移し、かつ色数を測定した(2c参照)。
【0061】[色効果を増大させるためのアルカノール
アミンの酸処理は通常、JP−A62019558(De
rwent Abstract No.87-067647/10)及びJP−A620
05939(Derwent Abstract No.87-047397/07)に記載
されており、これらにより、TEAを酢酸、クエン酸、
硫酸、塩酸又はリン酸で処理(中和)した。] 2c)色数測定(例1〜32) 通常、予め酸処理された試料の色数を、冷却後、最大3
時間で測定して、可能な限り酸処理後の(エージングの
結果としての)後着色を維持した。
【0062】スペクトル色測定で、CIE Labシス
テムによる数値測度a*及びb*の値(Judd及びHunter
による(CIE=Comission International d'Eclairag
e, Paris);(DIN6174参照))、APHA値(D
IN−ISO6271に相応)及びガードナー色数(D
IN ISO4630)を測定した。
【0063】例1〜11でのa*、b*及びAPHA値
(APHA色数=ハーゼン色数=Pt/Co色数)は通
常の方法で、Dr. LangeによるLICO 200装置
中、5cm(経路長さ)キューレット(容量=約10m
l)中で測定した。
【0064】例12〜32でのガードナー及びAPHA
値は通常の方法で、Dr. LangeによるLTM1 液体試
験器中、11mm(内径)丸型キューレット中で測定し
た。
【0065】a*は試料の赤/緑変色を示し(正のa*
値は赤色含有を示し、かつ負のa*値は緑色含有を示
す)、かつb*値は黄/青含有を示す(正のb*値は黄
色含有を示し、負のb*値は青色含有を示す)。特に望
ましい結果は、本発明によるプロセスを実施する前の出
発材料の場合に比べて低いa*絶対値である。
【0066】第1、2及び3表に記載のa*、b*、ガ
ードナー及びAPHA値はいずれも、適当な方法で実施
された酸処理後の試料に関している。
【0067】2d) 貯蔵実験(例12〜23) AEEAの色安定性を調査するために、蒸留で得られた
AEEA50gを、水凝縮器を備えた3つ口フラスコ
中、窒素下に内部温度90℃で3時間、加熱した。室温
に冷却した後に、混合物を2b)に前記したように酸処
理し、かつ色数を2c)に前記したように測定した。9
0℃で3時間のAEEAのこの熱処理は、20℃で約4
0日に亙る貯蔵をシミュレーションするものであった。
【0068】結果 例番号1〜11、12〜23及び24〜32の結果を第
1、2及び3表に示した。
【0069】例1〜4、12、24〜27及び30は比
較例である。
【0070】例1は比較値としての、予備的な熱処理を
伴わないTEA粗製混合物の蒸留を表しており、これに
対して、例2は熱処理を伴うが(60分、180℃)、
いずれのケースでも、リン化合物の本発明による添加は
ない。
【0071】いずれのケースでも、生成物のa*及びb
*絶対値は容認できないほど高い。
【0072】蒸留の間にHPO又はNaHPO
を添加するが、予備的な熱処理を伴わないことにより、
色質は十分には改良されなかった(例3及び4):a*
及び/又はb*絶対値は容認できないほど高いままであ
った。
【0073】例5〜11:前記のリン化合物の存在下で
のアルカノールアミンの予備的熱処理の結果として、色
質に関して所望の色数及びa*及びb*値までの改良を
達成することが可能である。これに関連して、HPO
はNaHPOよりも効果的であり、その際、a*
及びb*絶対値の両方を低下させる。NaHPO
a*絶対値の低下に関してのみより効果的であり、b*
値に関してはより低い影響しか有しない。
【0074】例13〜23:HPOでのAEEAの
本発明による処理はいずれのケースでも著しく、色質を
改善した(例12と比較)。
【0075】HPOの存在下にAEEAを予備処理
する時間が長いほど、プロセス生成物の色数は望ましく
なる(例14対13、17対16対15及び20対19
対18)。
【0076】更に、第1のプロセス工程での温度を上げ
ると、プラスの効果が生じる(例18対13及び19対
14)。
【0077】更に、添加されたHPOの量は色質に
対するプラスの効果を有する(例21対18対15及び
22対19対16)。
【0078】AEEAを長すぎる時間、多すぎる量のH
POの存在下に高すぎる温度で熱処理すると(=プ
ロセス工程a;例23対22)、色数に関して損害が観
察される(酸に惹起される分解)。
【0079】例24〜32:比較として例24は、Samb
ay蒸発器を介するAEEAの簡単な蒸留の色数に関する
結果を示している。
【0080】例24、27及び30によると、本発明に
よる予備熱処理(工程a)を伴わない、リン化合物の存
在下でのAEEAの蒸留はアルカノールアミンの色数に
関する改良をもたらさない。
【0081】例28、29、31及び32は本発明によ
るものであり、かつ色質に関する改良を示している。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール−ハインツ ロス ドイツ連邦共和国 グリューンシュタット アム ビルトシュトック 2 (72)発明者 ヨハン−ペーター メルダー ドイツ連邦共和国 ベール−イッゲルハイ ム フィヒテンシュトラーセ 2 (72)発明者 ゲルハルト シュルツ ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン ウーラントシュトラーセ 55 (72)発明者 フランク ギュットスホーフェン ベルギー国 アントウェルペン マリア− テレジアレイ 19 ベー8 (72)発明者 フィリップ ブスケンス ベルギー国 ホークストラーテン レーン ホウトセウェヒ 69

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改良された色質を有するアルカノールア
    ミンの製法において、アルカノールアミンを有効量の亜
    リン酸又は次亜リン酸又はそれらの化合物で、初めに高
    めた温度で最低5分間に亙り処理し(工程a)、かつ次
    いで、これを有効量のこれらのリン化合物1種の存在下
    に蒸留する(工程b)ことを特徴とする、改良された色
    質を有するアルカノールアミンの製法。
  2. 【請求項2】 リン化合物が亜リン酸水素二ナトリウム
    (NaHPO)、亜リン酸トリエチル、亜リン酸ト
    リフェニル又は次亜リン酸水素二ナトリウム(Na
    PO)である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 アルカノールアミンがエタノールアミン
    又はプロパノールアミンである、請求項1又は2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 アルカノールアミンがモノエタノールア
    ミン、ジエタノールアミン又はトリエタノールアミンで
    ある、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 アルカノールアミンがN−(2−アミノ
    エチル)エタノールアミンであり、かつリン化合物が亜
    リン酸又は次亜リン酸である、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 工程aでのアルカノールアミンの処理を
    10分〜50時間に亙り実施する、請求項1から5まで
    のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程aでのアルカノールアミンの処理を
    40〜250℃の温度で実施する、請求項1から6まで
    のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 工程aでのアルカノールアミンの処理及
    びアルカノールアミンの蒸留(工程b)をそれぞれ、リ
    ン化合物0.01〜2質量%の存在下に実施する、請求
    項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 製造されたアルカノールアミンが、3時
    間、100℃で氷酢酸1000ppmで処理された後に
    APHA色数(DIN ISO6271)0〜100、
    CIE Labシステムによる数値測度a*の絶対値0
    〜4及びCIE Labシステムによる数値測度b*の
    絶対値0〜8を、又は1時間、70℃で32%濃度塩酸
    水溶液1.25倍質量で処理した後に、ガードナー色数
    (DIN ISO4630)0〜3を有する、請求項1
    から8までのいずれか1項に記載の方法。
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