JP4772976B2 - 改良された色質を有するアルカノールアミンの製法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は改良された色質を有するアルカノールアミンの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルカノールアミン、例えばトリエタノールアミン(TEA)又はその二次生成物の使用の重要な分野は例えば、化粧品工業では石鹸、クレンジング剤及びシャンプー並びに分散剤及び乳化剤である。
【0003】
使用のこれらの、かつ他の分野では、例えばAPHA又はガードナー色数で測定して可能な限り低い着色を有し、これらの特性を比較的長い貯蔵期間(例えば、6ヶ月、12ヶ月又はそれ以上)に亙って維持する透明無色のアルカノールアミンが望ましい。
【0004】
公知の問題は、例えばアンモニアと酸化エチレン又は酸化プロピレンとを反応させることにより得られたアルカノールアミン粗製生成物を次いで分留することにより得られた精製アルカノールアミンは黄色から茶色の変色を伴うことである(色数、例えばDIN ISO6271(=ハーゼン(Hazen))でのAPHA約10〜500)。この変色は特に、高温を伴うプロセスで生ずる。
【0005】
密閉パック中での、又は遮光を伴うアルカノールアミンの貯蔵の間にも、この変色は更に強められる(例えば、T.I.MacMillan, Ethylen Oxide Derivatives, Report No.193, chapter 6, 6−5ページ及び6−9〜6−13ページ、1991, SRI International, Menlo Park, California 94025; G.G.Smirnova et al., J. of Applied Chemistry of the USSR 61, pp.1508-9(1988)、及びChemical & Engineering News 1996, Sept. 16, 42ページ中欄、参照)。
【0006】
改良された色質を有するアルカノールアミンの製法が数多く、文献中に記載されている。
【0007】
EP−A36152及びEP−A4015はプロセス生成物の色質に対する、アルカノールアミンの製法で使用される材料の効果を記載しており、かつニッケル不含の、又は低ニッケルスチールを推奨している。
【0008】
US−A3207790は、アルカリ金属のホウ水素化物をアルカノールアミンに添加することにより、アルカノールアミンの色質を改良するための方法を記載している。
【0009】
しかしながら、アルカノールアミンの色質を改良するための助剤(安定剤)の存在は、重要な適用分野の多くで望ましくない。
【0010】
99年9月4日出願の先行ドイツ特許出願19942300.8は、高めた温度で水素化触媒の存在下に水素でアルカノールアミンを処理することによる、改良された色質を有するアルカノールアミンの製法に関している。
【0011】
JP−A04290850(Derwent Abstract No.92-393250/48; Chem. Abstr. 118:101513e)は、亜リン酸及び水の存在下に加熱することによるトリエチレンテトラミンの脱色を記載している。
【0012】
JP−A49076804(Derwent Abstract No. 76608V 44; Chem. Abstr. 82:3766h)は亜リン酸のエステルの存在下に蒸留することによる、エチレンアミン、例えばトリエチレンテトラミン又はペンタエチレンヘキサミンの精製に関している。
【0013】
EP−A4015は、酸化エチレンとアンモニアとの段階反応の前、その間、又はその直後に亜リン酸又は次亜リン酸又はこれらの誘導体を添加し、かつ次いで蒸留により単離することにより、低減した変色を伴うモノ−、ジ−及びトリエタノールアミンを得る方法を記載している。第2頁、14〜18行には、多かれ少なかれ着色を既に伴うエタノールアミンを、亜リン酸の存在下に実施される蒸留により十分な程度まで脱色することは不可能であることが教示されている。EP−A4015は代わりに、亜リン酸又は次亜リン酸がエタノールアミンの製造の間に存在するか、又はそれらを少なくとも、エタノールアミン、水及びアンモニアからなる粗製反応混合物に反応の直後に添加することが必要であることを教示している(例及び請求の範囲参照)。
【0014】
1998年12月1日出願の先行ドイツ特許出願19855383.8は、高めた温度、圧力下、および液相中でアンモニア水溶液と酸化エチレンとを反応させることにより製造されたTEAを、反応生成物から過剰のアンモニア、水及びモノエタノールアミンを分離し、生じた粗製生成物と酸化エチレンとを温度110〜180℃で反応させ、次いで、亜リン酸又は次亜リン酸又はそれらの化合物の存在下に混合物を精留することにより精製するための方法に関している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、改良された色質を有するアルカノールアミンを製造するための、経済的、選択的、効果的、かつ技術的に複雑でない方法を発見することである。この方法は、従来技術の欠点を克服することにより、例えばAPHA色数により測定されるアルカノールアミン(例えばトリエタノールアミン又はアミノエチルエタノールアミン)の変色を低減させ、かつ色安定性を(貯蔵期間にわたる色数の不所望な増加を)改良するものでなければならない。
【0016】
【課題を解決するための手段】
アルカノールアミンを有効量の亜リン酸又は次亜リン酸又はそれらの化合物で、初めに高めた温度で最低5分間に亙り処理し(工程a)、かつ次いで、これを有効量のこれらのリン化合物の1種の存在下に蒸留する(工程b)ことによる、改良された色質を有するアルカノールの製法により、この課題が達成されることを我々は発見した。
【0017】
本発明の方法で使用されるアルカノールアミン、有利にはエタノールアミン又はプロパノールアミンは公知の方法により、例えばアンモニア又は1級又は2級アミンと酸化エチレン又は酸化プロピレンとを反応させることにより(例えば、EP−A673920に記載)、アンモニア又は1級又は2級アミンをα,β−不飽和アルデヒド(例えばアクロレイン)に1,4−付加させ、かつ次いで還元(例えば水素化)させることにより、アンモニア又は1級又は2級アミンをα,β−不飽和酸(例えばアクリル酸)又はα,β−不飽和エステル(例えばアクリル酸エステル)に1,4−付加させ、かつ次いで還元(例えば水素化)させることにより、水をα,β−不飽和ニトリル(例えばアクリロニトリル)に1,4−付加させ、かつ次いで還元(例えば水素化)することにより、相応する1級又は2級アルコールのアミン化、又は相応するヒドロキシアルデヒド又はヒドロキシケトンのアミン化水素化(aminating hydrogenation)により得ることができる。
【0018】
N−(2−アミノエチル)エタノールアミン(AEEA)は、水素並びに水素化、脱水素化又はアミノ化触媒の存在下にモノエタノールアミン又はアンモニアと酸化エチレンとを反応させることにより得ることができる。
【0019】
本発明の方法で使用されるアルカノールアミン、有利にはエタノールアミン又はプロパノールアミンの純度は通常、70質量%を、特には80質量%を上回る。アルカノールアミンの製造のためのプラントからの相応する前駆体からの粗製の形で直接的に除去することもできる蒸留された、又は未蒸留の粗製アルカノールアミンと同様に、90質量%を上回る、特には≧97質量%、更に特には≧98質量%、殊には≧99質量%の純度を有する蒸留されたアルカノールアミンを使用することもできる。
【0020】
アルカノールアミンの混合物(その際、前記の純度はこの混合物のそれぞれのアルカノールアミンに基づく)又は不活性溶剤、例えばアルコール(メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノール、2−エチルヘキサノール)、エーテル(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン)、炭化水素(ベンゼン、ペンタン、石油エーテル、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、ミハゴール(Mihagol))及び水中のアルカノールアミンの溶液も使用することができる。
【0021】
使用されるアルカノールアミンのAPHA色数(非酸処理アルカノールアミンに基づく)は通常、≦100、特に≦50、例えば≦20である。
【0022】
本発明の方法で有利に使用されるアルカノールアミンはエタノールアミン及びプロパノールアミン、例えばモノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA)、O,N,N−トリス(2−ヒドロキシエチル)エタノールアミン、N−(2−アミノエチル)エタノールアミン(AEEA)、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン、N,N´−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン及び1,3−プロパノールアミン、特に有利にはエタノールアミンMEA、DEA、TEA及びAEEAである。
【0023】
本発明による方法は次のように実施することができる。
【0024】
第1のプロセス工程(工程a)で、その色質を改善すべきアルカノールアミン又は液相中のアルカノールアミンの混合物を場合により不活性溶剤の存在下に、還流凝縮器を備えていてよい好適な(攪拌)コンテナ中で、有効量の亜リン酸(HPO)、次亜リン酸(HPO)又はこれらの酸の化合物で、有利には攪拌又は再循環させながら処理し、かつこの混合物を通常、少なくとも1分、特には少なくとも5分、更に特には少なくとも10分(例えば、10分〜50時間、特に10分〜24時間)、殊には少なくとも15分(例えば、15分〜2時間)、特に有利には少なくとも30分(例えば30分〜2時間)に亙り、40〜250℃、特に100〜250℃、更に特には120〜220℃、特に有利には150〜220℃に加熱する。
【0025】
より良好な取り扱い適性のために、好適な不活性希釈剤又は溶剤、例えば水、アルコール(メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール)、エーテル(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン)又はアルカノールアミン(例えばエタノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−(2−アミノエチル)エタノールアミン)中の亜リン酸、次亜リン酸又はこれらの酸の化合物の有効量で計測するのが有利であるが、その際、アルカノールアミンを、アルカノールアミンプロセス生成物のままで、溶液又は懸濁液の形で使用することもできる。
【0026】
リン化合物でのアルカノールアミン(又はアルカノールアミンの混合物)の必要な処理時間は特に、使用されるアルカノールアミンの変色の程度及びアルカノールアミンの所望の脱色及び/又は色安定性の程度から決定する。通常、所定の温度では、本発明による方法で使用されるアルカノールアミンの脱色程度が高いほど、かつプロセス生成物の色質に対する要求が高いほど、処理時間は長くなる。
【0027】
しかしながら、温度は高すぎであるように選択すべきではない。即ち通常、250℃を上回るべきではない。それというのも、さもないと酸に惹起される、アルカノールアミンの分解が生じ、これは最終的に得られるアルカノールアミンの色質に対してマイナスの影響を及ぼすためである。
【0028】
該当するアルカノールアミンに関する最も好ましい温度及び処理時間は、単純な予備実験で容易に決定することができる。
【0029】
リン化合物でのアルカノールアミンのこの処理の間、全処理時間に亙り、又は時折、混合物を更に攪拌すると有利である(例えば、攪拌又は再循環)。
【0030】
保護ガス雰囲気(例えばN又はAr)下にアルカノールアミンの処理を実施するのも、有利である。
【0031】
リン化合物でのアルカノールアミンの処理は、好適なコンテナ中、例えば管形反応器中、又は攪拌コンテナのカスケード中で連続的に実施することもできる。
【0032】
アルカノールアミンの処理は有利には、蒸留塔の蒸留コンテナ又は蒸留受器中で実施することができる。
【0033】
この第1のプロセス工程の特定の実施態様の1つでは、アルカノールアミンの処理の間に、不活性ガス(例えばN又はAr)をストリッピング流としてアルカノールアミンに導通させて、混合物から、色質にマイナスの効果を及ぼしうる生じた低沸点成分、例えばアセトアルデヒド又はその二次生成物を除去する。
【0034】
この第1のプロセス工程の別の特定の実施態様の1つでは、処理すべきアルカノールアミンを液体の形で熱交換器に循環させ、かつ色質にマイナスの効果を及ぼしうる生じた低沸点成分、例えばアセトアルデヒドをプロセスから排出する。
【0035】
熱交換器はこの場合、開放型熱交換器、例えば、流下薄膜型蒸発器又はワイパブレード蒸発器、あるいは閉鎖型熱交換器、例えば板形熱交換器又は円筒多管式熱交換器であってよい。
【0036】
選択した反応条件に応じて、混合物から1種又は数種の成分が不所望に逃出することを回避するために、超大気圧(例えば0.1〜50バール)でアルカノールアミンの処理を実施することが必要であることもある。
【0037】
亜リン酸又は次亜リン酸を本発明による方法では、モノマーの、又はその他、ポリマーの形で、含水の形(水和物)で、又は付加化合物の形で(例えば、無機又は有機支持体、例えばSiO、Al、TiO、ZrOの上で)使用することができる。
【0038】
本発明による方法には、亜リン酸又は次亜リン酸の化合物、例えば塩(例えば亜リン酸水素二ナトリウム(NaHPO)、次亜リン酸水素二ナトリウム(NaHPO))、亜リン酸水素二カリウム(KHPO)、亜リン酸水素二アンモニウム((NHHPO))、アミド、エステル(例えば亜リン酸トリエチル又は亜リン酸トリフェニル)又はその無水物(例えばP)又は前記のリン化合物の混合物が好適である。
【0039】
この場合塩は、そのまま直接使用することも、又はその場で、又は処理で使用する前に、塩基性の有機又は無機塩、例えばNaOH、KOH、Ca(OH)、NHOH、NaCO、KCO、NaOME又はNaOEtを付加的に好適な溶剤中で、亜リン酸又は次亜リン酸と混合することにより入手することもできる。
【0040】
亜リン酸(HPO)、次亜リン酸(HPO)、亜リン酸水素二ナトリウム(NaHPO)、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリフェニル及び次亜リン酸水素二ナトリウム(NaHPO)が有利である。
【0041】
添加されるリン化合物の量は通常、使用されるアルカノールアミンの量に対して、少なくとも0.01質量%、有利には0.01〜2質量%、特に有利には0.02〜1.0質量%、非常に有利には0.02〜0.5質量%であるが、量が更に多くても、効果は生じる。
【0042】
添加されるリン化合物が酸性である、即ち4未満のpKa値を有する場合、酸に触媒されるアルカノールアミンの分解反応の誘発を十分に回避するために、この量は通常、0.01〜0.5質量%(使用されるアルカノールアミンの量に対して)である。
【0043】
アルカノールアミン(又はアルカノールアミンの混合物)の前記の処理に続いて、アルカノールアミン(又はアルカノールアミンの混合物)を第2のプロセス工程(工程b)で、有効量の1種以上の前記のリン化合物の存在下に減圧で、蒸留又は精留する。
【0044】
この第2のプロセス工程でのリン化合物の量は第1のプロセス工程の場合と同じ範囲である。
【0045】
特定の実施態様プロセスの1つでは、アルカノールアミンの蒸留又は精留を、第1プロセス工程で既に添加されたリン化合物1種以上の存在下に行う。
【0046】
アルカノールアミンの蒸留又は精留を断続的に、又は連続的に、通常100ミリバール未満(100hPa)の圧力で、例えば約10〜50ミリバールで、かつ通常100〜250℃の蒸留温度で実施するが、その際、連続方法の場合、特定の実施態様の1つでは、存在しうる低沸点フラクションを頂部から排出させ、かつアルカノールアミンを側流から取り出す。
【0047】
添加されたリン化合物又はその反応生成物からなる、蒸留又は精留からの残留物の一部又は全てを、特定の実施態様ではプロセスに戻すことができる。
【0048】
本発明によるプロセスは、得られた直後にAPHA色数0〜30、有利に0〜20、特に有利に0〜10を有し、かつ得られた後に0.5〜3時間、下記の2a)に記載したように実施される酸処理の後に、APHA色数0〜100、有利に0〜60、特に有利に0〜40及びCIE Labシステムによる数値測度a*の絶対値0〜4、有利には0〜3、特に有利には0〜2.5及びCIE Labシステムによる数値測度b*の絶対値0〜8、有利に0〜5、特に有利に0〜4を有するか、又は得られた後に0.5〜3時間、下記2b)に記載したように実施される酸処理の後に、ガードナー色数0〜3、有利に0〜2.5、特に有利に0〜2を有する改良された色質を有するアルカノールアミンをもたらす
【0049】
【実施例】
予備注意
1a)熱処理及び蒸留(例1〜11)
例1〜11で使用した粗製トリエタノールアミン(TEA)は、トリエタノールアミン71質量%、ジエタノールアミン27質量%及び他の物質(主に、O,N,N−トリス(2−ヒドロキシエチル)エタノールアミン、O,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)エタノールアミン及びビスヒドロキシエチルピペラジン)2質量%からなる、エタノールアミン製造からの工業用グレードの流からなった。
【0050】
例1〜11で使用した前記の粗製TEAの試料は工業的蒸留の後に、純度>99質量%を有し、かつ2a)のような酸処理及びLICO200装置中での2c)のような後続測定の後に、a*及びb*の両方に関して4〜5の値を有した。
【0051】
大気圧で、第1表に挙げたリン化合物の存在下に蒸留受器中で粗製エタノールアミン混合物を加熱することにより、熱処理(=プロセス工程a)を実施した(温度及び時間は第1表参照)。
【0052】
リン化合物の存在下での粗製トリエタノールアミンの後続蒸留(=プロセス工程b)を1l規模で断続的に0.4〜1.0ミリバールで、一段実験室用ブリッジを用いて実施したが、その際、蒸留温度を終始、160〜190℃に、かつ頂部温度を140〜170℃に保持した。
【0053】
蒸留の間、留出物を4つの均等なフラクションで集めるが、その内の第1は典型的にはほぼDEA66質量%及びTEA33質量%からなり、その内の第2はDEA38質量%及びTEA61質量%からなり、かつその内の第3及び第4はそれぞれTEA>97質量%からなった。最初の2つのフラクションは主にTEAからなっていなかったので、これらは除去し、かつ色数測定のために考慮しなかった。
【0054】
1b) 熱処理及び蒸留(例12〜23)
第2表に記載のリン化合物を攪拌しながら、約12時間、必要な弱冠の加温(最大40〜60℃)下に、純粋なAEEA(AEEAの質量に対して純度>99%;不純物:ジエチレントリアミン(DETA)及びヒドロキシエチルピペラジン(HEP);色質:2b)に記載の酸処理の後のガードナー色数:6.0、2d)に記載の熱処理及び2b)に記載の後続の酸処理の後のガードナー色数:6.0)中に溶かした。
【0055】
こうして製造され、かつ窒素のブランケット下に保持された供給材料を油浴中で温度調節されたコイル管(容量:50ml)にポンプ導通させたが、その際、滞留時間、添加物の量及び温度は第2表に記載のように変動させた(=プロセス工程a)。
【0056】
コイル管からの排出物を50ミリバールの圧力及び油温度150〜170℃で運転されるワイパフィルム蒸発器に供給したが、その際、十分に多い蒸留排出物(流の約10〜20容量%)を滞留させて、加熱表面への堆積を回避させた。ワイパフィルム蒸留器の頂部で、蒸気状のAEEAをストリッピングし、かつ凝縮器中で留出物として得た(プロセス工程b)。分離を改良するために、N1l/hの窒素ストリッピング流を下から上に、ワイパフィルム蒸発器に導通させた。
【0057】
1c) 熱処理及び蒸留(例24〜32)
第3表に記載のリン化合物(HPO又はHPO)を約12時間攪拌して、精製AEEA(AEEAの質量に対して純度>99%;不純物:ジエチレントリアミン(DETA)及びヒドロキシエチルピペラジン(HEP);色質:2b)に記載の酸処理の後のガードナー色数:4.6)中に溶かした。
【0058】
他のプロセス工程は1b)に記載のように実施した。
【0059】
2. アルカノールアミンの色質の測定
2a) アルカノールアミンの酸処理(例1〜11)
生じる色効果を増幅するために、調べるべきアルカノール試料20mlを氷酢酸1000ppmで処理し、かつ慎重に混合した。混合物を十分に攪拌し、かつ試験管に移し、これを100℃に熱調節された油浴中に3時間、放置した。この際、容器を栓で密封し、かつ窒素下に保持した。圧力調整を保証するために、カニューレで栓に穴をあけた。3時間後、容器を氷浴中で冷却して、その直後に色数を測定した(2c参照)。
【0060】
2b)アルカノールアミンの酸処理(例12〜23及び例24〜32)
アルカノールアミン(例えばアミノエチルエタノールアミン(AEEA))10gを攪拌(電磁攪拌機)及び冷却(氷浴)下に、100mlエルレンマイヤーフラスコ中に秤量導入し、32%濃度の塩酸水溶液12.5gを、初めは滴加で、次いでより早く、1分間に亙って3回に分けて導入し、溶液を加熱した(最高約30℃)。2分間の後冷却時間の後に、溶液の試料を試験管に移し、かつカニューレで穴をあけられたゴム栓で密封した。試験管を加熱浴中で70℃に1時間、加熱した。次いで試験管を氷浴中で冷却し、内容物を直ちにキュベットに移し、かつ色数を測定した(2c参照)。
【0061】
[色効果を増大させるためのアルカノールアミンの酸処理は通常、JP−A62019558(Derwent Abstract No.87-067647/10)及びJP−A62005939(Derwent Abstract No.87-047397/07)に記載されており、これらにより、TEAを酢酸、クエン酸、硫酸、塩酸又はリン酸で処理(中和)した。]
2c)色数測定(例1〜32)
通常、予め酸処理された試料の色数を、冷却後、最大3時間で測定して、可能な限り酸処理後の(エージングの結果としての)後着色を維持した。
【0062】
スペクトル色測定で、CIE Labシステムによる数値測度a*及びb*の値(Judd及びHunterによる(CIE=Comission International d'Eclairage, Paris);(DIN6174参照))、APHA値(DIN−ISO6271に相応)及びガードナー色数(DIN ISO4630)を測定した。
【0063】
例1〜11でのa*、b*及びAPHA値(APHA色数=ハーゼン色数=Pt/Co色数)は通常の方法で、Dr. LangeによるLICO 200装置中、5cm(経路長さ)キューレット(容量=約10ml)中で測定した。
【0064】
例12〜32でのガードナー及びAPHA値は通常の方法で、Dr. LangeによるLTM1 液体試験器中、11mm(内径)丸型キューレット中で測定した。
【0065】
a*は試料の赤/緑変色を示し(正のa*値は赤色含有を示し、かつ負のa*値は緑色含有を示す)、かつb*値は黄/青含有を示す(正のb*値は黄色含有を示し、負のb*値は青色含有を示す)。特に望ましい結果は、本発明によるプロセスを実施する前の出発材料の場合に比べて低いa*絶対値である。
【0066】
第1、2及び3表に記載のa*、b*、ガードナー及びAPHA値はいずれも、適当な方法で実施された酸処理後の試料に関している。
【0067】
2d) 貯蔵実験(例12〜23)
AEEAの色安定性を調査するために、蒸留で得られたAEEA50gを、水凝縮器を備えた3つ口フラスコ中、窒素下に内部温度90℃で3時間、加熱した。室温に冷却した後に、混合物を2b)に前記したように酸処理し、かつ色数を2c)に前記したように測定した。90℃で3時間のAEEAのこの熱処理は、20℃で約40日に亙る貯蔵をシミュレーションするものであった。
【0068】
結果
例番号1〜11、12〜23及び24〜32の結果を第1、2及び3表に示した。
【0069】
例1〜4、12、24〜27及び30は比較例である。
【0070】
例1は比較値としての、予備的な熱処理を伴わないTEA粗製混合物の蒸留を表しており、これに対して、例2は熱処理を伴うが(60分、180℃)、いずれのケースでも、リン化合物の本発明による添加はない。
【0071】
いずれのケースでも、生成物のa*及びb*絶対値は容認できないほど高い。
【0072】
蒸留の間にHPO又はNaHPOを添加するが、予備的な熱処理を伴わないことにより、色質は十分には改良されなかった(例3及び4):a*及び/又はb*絶対値は容認できないほど高いままであった。
【0073】
例5〜11:
前記のリン化合物の存在下でのアルカノールアミンの予備的熱処理の結果として、色質に関して所望の色数及びa*及びb*値までの改良を達成することが可能である。これに関連して、HPOはNaHPOよりも効果的であり、その際、a*及びb*絶対値の両方を低下させる。NaHPOはa*絶対値の低下に関してのみより効果的であり、b*値に関してはより低い影響しか有しない。
【0074】
例13〜23:
POでのAEEAの本発明による処理はいずれのケースでも著しく、色質を改善した(例12と比較)。
【0075】
POの存在下にAEEAを予備処理する時間が長いほど、プロセス生成物の色数は望ましくなる(例14対13、17対16対15及び20対19対18)。
【0076】
更に、第1のプロセス工程での温度を上げると、プラスの効果が生じる(例18対13及び19対14)。
【0077】
更に、添加されたHPOの量は色質に対するプラスの効果を有する(例21対18対15及び22対19対16)。
【0078】
AEEAを長すぎる時間、多すぎる量のHPOの存在下に高すぎる温度で熱処理すると(=プロセス工程a;例23対22)、色数に関して損害が観察される(酸に惹起される分解)。
【0079】
例24〜32:
比較として例24は、Sambay蒸発器を介するAEEAの簡単な蒸留の色数に関する結果を示している。
【0080】
例24、27及び30によると、本発明による予備熱処理(工程a)を伴わない、リン化合物の存在下でのAEEAの蒸留はアルカノールアミンの色数に関する改良をもたらさない。
【0081】
例28、29、31及び32は本発明によるものであり、かつ色質に関する改良を示している。
【0082】
【表1】
Figure 0004772976
【0083】
【表2】
Figure 0004772976
【0084】
【表3】
Figure 0004772976

Claims (8)

  1. 改良された色質を有するアルカノールアミンの製法において、アルカノールアミンを有効量の、亜リン酸次亜リン酸およびそれらの化合物から選択されるリン化合物で、初めに150〜220℃の温度で最低5分間に亙り処理し(工程a)、かつ次いで、これを有効量の前記リン化合物の存在下に蒸留する(工程b)ことを特徴とする、改良された色質を有するアルカノールアミンの製法。
  2. リン化合物が亜リン酸水素二ナトリウム(NaHPO)、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリフェニル又は次亜リン酸水素二ナトリウム(NaHPO)である、請求項1に記載の方法。
  3. アルカノールアミンがエタノールアミン又はプロパノールアミンである、請求項1又は2に記載の方法。
  4. アルカノールアミンがモノエタノールアミン、ジエタノールアミン又はトリエタノールアミンである、請求項1又は2に記載の方法。
  5. アルカノールアミンがN−(2−アミノエチル)エタノールアミンであり、かつリン化合物が亜リン酸又は次亜リン酸である、請求項1に記載の方法。
  6. 工程aでのアルカノールアミンの処理を10分〜50時間に亙り実施する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 工程aでのアルカノールアミンの処理及びアルカノールアミンの蒸留(工程b)をそれぞれ、リン化合物0.01〜2質量%の存在下に実施する、請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  8. 製造されたアルカノールアミンが、3時間、100℃で氷酢酸1000ppmで処理された後にAPHA色数(DIN ISO6271)0〜100、CIE Labシステムによる数値測度a*の絶対値0〜4及びCIE Labシステムによる数値測度b*の絶対値0〜8を、又は1時間、70℃で32%濃度塩酸水溶液1.25倍質量で処理した後に、ガードナー色数(DIN ISO4630)0〜3を有する、請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
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