JP2001294324A - 製品集積装置 - Google Patents

製品集積装置

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JP2001294324A
JP2001294324A JP2000111499A JP2000111499A JP2001294324A JP 2001294324 A JP2001294324 A JP 2001294324A JP 2000111499 A JP2000111499 A JP 2000111499A JP 2000111499 A JP2000111499 A JP 2000111499A JP 2001294324 A JP2001294324 A JP 2001294324A
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products
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stop position
vacuum hanger
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JP2000111499A
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Takaharu Inoue
貴治 井上
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品台車上に複数山の製品を積載することに
より、該製品台車の有効利用を図り、集積効率を向上さ
せるようにした製品集積装置を提供する。 【解決手段】 搬出テーブル1の長手方向に順次搬出さ
れる複数の製品について、所定の製品停止位置a、b、
cに停止した複数の各製品に共通の重心停止位置Kを基
準としたローダ22の該ローダ停止位置A、B、Cと、
バキュームハンガ25の旋回角度+5°、0°、−5°
との組み合わせに基づいて上記複数の製品を1つずつ吸
着し、該吸着した複数の製品を製品台車27まで搬送し
て所定の積載位置で解放し、以下同様にして、新たな複
数の製品について吸着と搬送と解放を行って前回の複数
の製品の上に重ねて集積し、製品台車27上に長手方向
に並んだ複数の製品を一山ごとに重心が一致した状態で
所定の角度差をつけて千鳥足状に重ねて集積し複数山1
M、2M・・・nMの製品を積載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製品集積装置、特に
製品台車上に複数山の製品を積載することにより、該製
品台車の有効利用を図り、集積効率を向上させるように
した製品集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の曲げ加工機、例えばパネルベンダ
70(図18(A))の前方には、フロントテーブル7
1が設置され、該フロントテーブル71の近傍には、搬
出テーブル72が設けられている。
【0003】上記搬出テーブル72(図18(A))か
ら製品台車77までは、フロントテーブル71に平行に
ガイドレール73が延びており、該ガイドレール73に
は、ローダ74が自走可能に取り付けられ、該ローダ7
4には、製品Pを吸着するバキュームパッド76がバキ
ュームハンガ75を介して取り付けられている。
【0004】そして、バキュームハンガ75は、上下動
自在かつ旋回自在となっている(図18(B))。
【0005】この構成により、従来は、図19のステッ
プ501において、製品Pを搬出テーブル72上の所定
の位置dに停止させ、ステップ502において、バキュ
ームハンガ75を下降して製品Pを吸着し、ステップ5
03において、バキュームハンガ75を上昇させる。
【0006】このとき、ローダ74は(図18
(A))、1つの製品Pを吸着した状態で搬出テーブル
72の上方に位置している。
【0007】次に、図19のステップ504において、
ローダ74を製品台車77まで移動し、バキュームハン
ガ75を−5°又は+5°旋回し、例えば+5°旋回
し、ステップ505において、バキュームハンガ75を
下降して製品Pを解放すれば、該製品Pは、図20に示
すように、製品台車77の長手方向に対して+5°傾斜
した状態で該製品台車77上に積載される。
【0008】次いで、図19のステップ506におい
て、前記したように製品Pを解放した後の空のバキュー
ムハンガ75を上昇させ、それを0°位置に旋回して元
に戻し、ステップ507において、ローダ74を搬出テ
ーブル72側に戻して、前回と同様に,ステップ501
から503までの動作を行い、ステップ504におい
て、ローダ74を製品台車77まで移動した後、今度は
バキュームハンガ75を−5°旋回する。
【0009】そして、ステップ505において、該バキ
ュームハンガ75を下降して製品Pを解放すれば、該製
品Pは、図20の斜線で示すように、製品台車77の長
手方向に対して−5°傾斜した状態で前回の製品Pの上
に集積される。
【0010】このようにして、従来は、製品台車77上
に(図20)、各製品Pの重心Jが一致した状態で、し
かも各製品Pを±−5°の角度差をつけて千鳥足状に互
い違いに集積することにより、製品Pの荷崩れを防止す
ると共に後工程において各製品Pを取り出しやすくして
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】ところが、従来は、搬出テーブル72上に
おける製品Pの停止位置dが、バキュームハンガ75の
中央部と一致した一箇所だけであり、この位置dに製品
Pの重心Jが停止するように、該製品Pをパイプローラ
78間に配置したセンサ79により停止させている。
【0013】そのため、搬出テーブル72から(図18
(A))から製品台車77まで製品Pを搬送するという
1回の動作ごとに、バキュームハンガ75を介して吸着
できる製品Pの数は、1つだけである。
【0014】従って、このような動作を何回繰り返して
も、図17(B)に示すように、製品台車77上には、
一山1Mの製品しか積載することができない。
【0015】その結果、製品台車77の両側77A、7
7Bは、全くの空領域となってしまい無駄であり、その
分製品台車27の有効利用が妨げられ、ひいては集積効
率の低下を招来している。
【0016】本発明の目的は、製品台車上に複数山の製
品を積載することにより、該製品台車の有効利用を図
り、集積効率を向上させるようにした製品集積装置を提
供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、図1〜図17(A)に示すように、搬出
テーブル1の長手方向に順次搬出される複数の製品につ
いて、所定の製品停止位置a、b、cに停止した複数の
各製品に共通の重心停止位置Kを基準としたローダ22
の該ローダ停止位置A、B、Cと、バキュームハンガ2
5の旋回角度+5°、0°、−5°との組み合わせに基
づいて上記複数の製品を1つずつ吸着し、該吸着した複
数の製品を製品台車27まで搬送して所定の積載位置で
解放し、以下同様にして、新たな複数の製品について吸
着と搬送と解放を行って前回の複数の製品の上に重ねて
集積し、製品台車27上に長手方向に並んだ複数の製品
を一山ごとに重心が一致した状態で所定の角度差をつけ
て千鳥足状に重ねて集積し複数山1M、2M・・・nM
の製品を積載することを特徴とする製品集積装置という
技術的手段を講じている。
【0018】上記本発明の構成によれば、例えば搬出テ
ーブル1の長手方向に順次搬出される製品の数が2つの
場合には(例えば図5〜図8)、第1製品P1について
はそれが所定の製品停止位置aに停止した場合に、重心
停止位置K(図4)から一定の距離(+65.6mm)
だけずれた位置のローダ停止位置Aに(図5(A))ロ
ーダ22を位置決めしてバキュームハンガ25を所定の
角度(−5°)旋回させた状態で該第1製品P1を吸着
し(図5(B))、第2製品P2についてはそれが所定
の製品停止位置bに停止した場合に、ローダ22はその
ままでバキュームハンガ25を反対側に所定の角度(+
5°)旋回させた状態で該第2製品P2を吸着する(図
5(C))。
【0019】これにより、第1製品P1と第2製品P2
は(図5(C)、図6(B))、各重心J1とJ2がバ
キュームハンガ25の旋回半径R上にあって一直線上に
配置され両者P1とP2が所定の角度(±5°)傾斜し
ハ字状に吸着されているので、ローダ22を介して製品
台車27まで搬送してバキュームハンガ25を0°位置
に旋回して元に戻し(図5(D))該第1製品P1と第
2製品P2を所定の積載位置に解放し、以下同様にし
て、新たな2つの製品について上記の吸着と搬送と解放
を行って前回の2つの製品の上に重ねて集積すれば、製
品台車27上に長手方向に並んだ2つの製品を一山ごと
に重心が一致した状態で所定の角度差(±5°)をつけ
て千鳥足状に重ねて集積し二山の製品を積載できる(例
えば図7(D)、図8(C))。
【0020】このようにして、製品台車27上に複数山
1M、2M・・・nMの製品を積載することができるの
で(図17(A))、該製品台車27上には無駄な空領
域が無くなってその有効利用が図られ、集積効率を向上
させることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
【0022】以下、本発明を、実施の形態により添付図
面を参照して、説明する。図1は本発明の実施の形態を
示す全体図である。
【0023】図1において、曲げ加工機30は、例えば
パネルベンダである。
【0024】このパネルベンダ30は、上下動可能なト
ップダイ31を有し、ボトムダイ32との協働によりワ
ークWを挟み、正曲げ金型33Aと逆曲げ金型33Bを
備えたベンドビーム33を上下に旋回移動することによ
り、製品Pを加工する。
【0025】上記パネルベンダ30の前方には(図
2)、フロントテーブル41が設置され、該フロントテ
ーブル41の側方には、搬出テーブル1が設けられてい
る。
【0026】この搬出テーブル1は、支持フレーム3を
有し、該支持フレーム3には、複数本のパイプローラ2
が回転自在に支承され、隣接するパイプローラ2間には
(図2)製品停止用の停止センサ8A、8B、8Cが床
上のブラケット9を介して配置されている。
【0027】上記パイプローラ2の下方には(図3)、
パイプローラ駆動用モータM1が設けられ、該パイプロ
ーラ駆動用モータM1には、駆動プーリ6が結合され、
該駆動プーリ6には、従動プーリ4とアイドローラ5を
介して摩擦ベルト7(又はチェーン)が巻回され、該摩
擦ベルト7は、パイプローラ2の下面に接触している。
【0028】また、従動プーリ4どうしは、連結軸15
により結合されている。
【0029】この構成により、パイプローラ駆動用モー
タM1を回転させると、摩擦ベルト7が循環し、それに
より各パイプローラ2が回転することにより、前記フロ
ントテーブル41の(図2)搬送ベルト42を介して順
次搬送された製品Pが、回転するパイプローラ2により
前進し移動する。
【0030】そして、前記停止センサ8A、8B、8C
を介して製品Pの移動が検知されると、該製品Pが所定
の位置で停止するようになっている。
【0031】例えば、図4に示すように、搬出テーブル
1の長手方向に順次3つの製品が搬出される場合に、両
側の第1製品P1と第2製品P2及び真ん中の第3製品
P3について、搬出テーブル1上の長手方向(X軸方
向)に製品停止位置a、b、cを設定し、この製品停止
位置a、b、cに対応して前記停止センサ8A、8B、
8Cをそれぞれ配置する。
【0032】この構成により、パネルベンダ30側から
移動して来た第1製品P1と第2製品P2と第3製品P
3の先端が、停止センサ8A、8B、8Cを介して検知
されると、各製品が停止するようになっている。
【0033】このとき、各製品の重心J1、J2、J3
は、長手方向(X軸方向)には、それぞれの位置、
、に、長手方向と直交する方向(Y軸方向)には、
各製品に共通の位置Kに停止する。
【0034】そして、上記各製品に共通の重心停止位置
Kを基準としたローダ停止位置A、B、Cをそれぞれ設
定する。
【0035】この場合、バキュームハンガ25の旋回角
度をθ、該バキュームハンガ25の旋回中心Qと両側の
第1製品P1と第2製品P2の重心J1、J2間の距離
をxとすれば、上記重心停止位置Kを基準としたローダ
停止位置A、B、Cのうちのローダ停止位置A、Bは、
該重心停止位置Kから距離y=x・tanθだけずれて
いる。
【0036】例えば、x=750mm、θ=5°とすれ
ば、y=65.6mmとなり、重心停止位置Kに対して
ローダ停止位置Aは、+65.6mmだけ、ローダ停止
位置Bは、−65.6mmだけそれぞれずれており、ロ
ーダ停止位置Cは該重心停止位置Kと一致している。
【0037】この重心停止位置Kから±65.6mmだ
けずれたローダ停止位置AとBは(図4)、後述するよ
うに、バキュームハンガ25を介して両側の製品P1と
P2を所定の角度傾斜した状態で吸着する場合に(例え
ば図5〜図8)、ローダ22が重心停止位置Kの直上方
に位置したまま該バキュームハンガ25を旋回したので
は、両製品P1とP2の重心J1とJ2の位置がズレる
ので、このズレを無くすために設定する。
【0038】即ち、バキュームハンガ25を介して製品
P1、P2を所定の角度傾斜した状態で吸着する場合に
は、予めローダ22を、1回目は上記ローダ停止位置A
に(図5のステップ102、図5(A)、図6
(A))、2回目は上記ローダ停止位置Bに(図7のス
テップ113、図7(A)、図8(A)))それぞれ位
置決めしておく。
【0039】そして、この状態でバキュームハンガ25
を±5°旋回させた状態で製品P1、P2を吸着し、吸
着後の各製品P1、P2の重心J1、J2がバキューム
ハンガ25の旋回半径R上に並ぶようにすることにより
(図6(B)、図8(B))、一直線上に配置されるよ
うにした。
【0040】上記製品停止位置a、b、cと、ローダ停
止位置A、B、Cは、本実施形態においては、上記搬出
テーブル1の長手方向に順次搬出される製品の数によ
り、次のようにして選択して使用する。
【0041】即ち、上記搬出テーブル1の長手方向に順
次搬出される製品の数が2つの場合には(例えば図5〜
図8)、製品停止位置としてはaとbのみを、ローダ停
止位置としてはAとBのみをそれぞれ使用し、バキュー
ムハンガ25の両側を介して第1製品P1と第2製品P
2を吸着する。
【0042】また、上記搬出テーブル1の長手方向に順
次搬出される製品の数が3つの場合には(例えば図1
3、図14)、製品停止位置としてはaとbの他に真ん
中のcを、ローダ停止位置としてはAとBの他に基準と
なる重心停止位置Kに一致するCをそれぞれ使用し、バ
キュームハンガ25の両側を介して第1製品P1と第2
製品P2を、真ん中を介して第3製品P3を吸着する。
この場合、種々の製品の長さに対応すべく、停止センサ
8A、8B、8Cを(図4)搬出テーブル1の長手方向
に極力多く設けることが好ましい。
【0043】前記搬出テーブル1から製品台車27に向
かって、図1、図2に示すように、梁柱フレーム21に
取り付けられたガイドレール20が延伸し、該ガイドレ
ール20には、自走式のローダ22が走行可能に取り付
けられている。
【0044】ローダ22には(図1)、上下シリンダ2
3を介して、バキュームハンガ25が取り付けられ、該
バキュームハンガ25は、上下動かつ旋回自在であっ
て、製品吸着手段であるバキュームパッド26が設けら
れている。
【0045】この構成により、例えば前記停止センサ8
Aを介して、搬出テーブル1上の製品停止位置aに第1
製品P1が停止した場合に(図5のステップ101)、
ローダ22のその停止位置Aへの位置決め動作(図5の
ステップ102)、バキュームハンガ25の−5°旋回
動作(図5のステップ103)、それの下降後の第1製
品P1の吸着動作(図5のステップ104)などが行わ
れる。
【0046】一方、パネルベンダ30の(図3)前方に
は、フロントテーブル41を介してマニピュレータ34
が設置されている。
【0047】上記マニピュレータ34は、上部タレット
43と下部タレット44によりワークWをクランプし、
モータMを作動させC軸35を介してワークWを回転す
ることにより、曲げ加工される辺を選択する。
【0048】マニピュレータ34は、ガイドレール45
に滑り結合していると共に、ボールねじ37に螺合し、
該ボールねじ37はY軸モータMyに結合し、Y軸モー
タMyを駆動してボールねじ37を回転させることにに
より、前記曲げ加工辺が選択されたワークWを曲げ位置
まで搬送する。
【0049】上記図1に示す各装置の動作は、NC16
により制御され、該NC16は、CPU16Aと集積制
御手段16Bにより構成され、本発明による動作は(図
5〜図21)、該集積制御手段16Bにより制御され
る。
【0050】以下、上記構成を有する本発明の動作を、
図5〜図16に基づいて説明する。
【0051】(1)搬出テーブル1の長手方向に順次搬
出される製品の数が2つであって、バキュームハンガ2
5を介して両者が片仮名のハの字を構成するようにハ字
状に吸着され、製品台車27まで搬送・解放される場合
の動作。
【0052】(1)−A 1回目の動作。
【0053】 第1製品P1の吸着。
【0054】この場合、図5のステップ101におい
て、第1製品P1を位置aに停止させ、ステップ102
において、ローダ22を位置Aに停止させ、ステップ1
03において、バキュームハンガ25を−5°旋回さ
せ、ステップ104において、バキュームハンガ25を
下降し、第1製品P1を吸着し、ステップ105におい
て、バキュームハンガ25を上昇させ、ステップ106
において、バキュームハンガ25を+5°旋回させる。
【0055】即ち、第1製品P1が搬出テーブル1上の
製品停止位置aで停止すると(図5(A))、ローダ2
2を該搬出テーブル1の上方においてそのローダ停止位
置A(図4に示す重心停止位置Kから+65.6mmだ
けずれた位置)に位置決めした後、バキュームハンガ2
5を−5°旋回させる。
【0056】このときの状態を上から見た様子が図6
(A)に示され、バキュームハンガ25の旋回中心Q
は、ローダ停止位置Aにあり、この旋回中心Qに関して
バキュームハンガ25が時計方向に5°(−5°)旋回
している。
【0057】従って、前記第1製品P1の重心J1は、
バキュームハンガ25の旋回半径R上に位置する。
【0058】そして、この状態からバキュームハンガ2
5を下降し、第1製品P1を吸着した後上昇させ(図5
(B))、今度はバキュームハンガ25を反時計方向に
5°(+5°)旋回させる。
【0059】即ち、第1製品P1を吸着する場合には、
第1製品P1がその製品停止位置aに停止した場合に、
ローダ22をローダ停止位置Aに位置決めした後バキュ
ームハンガ25を−5°旋回させた状態で下降して該第
1製品P1を吸着する。
【0060】その後、第1製品P1を吸着したままバキ
ュームハンガ25を上昇させた後+5°旋回させ、次の
第2製品P2を吸着するために搬出テーブル1の上方で
待機させる。
【0061】 第2製品P2の吸着。
【0062】この場合は、図5のステップ107におい
て、第2製品P2を位置bに停止させ、ステップ108
において、バキュームハンガ25を下降して第2製品P
2を吸着し、ステップ109において、バキュームハン
ガ25を上昇させる。
【0063】即ち、第2製品P2を吸着する場合には、
第2製品P2がその製品停止位置bに停止した場合に、
ローダ22を前回の(図5のステップ102)ローダ停
止位置Aに停止させたままでバキュームハンガ25を+
5°位置に旋回させた状態で下降して該第2製品P2を
吸着する。
【0064】その後、第2製品P2を吸着したままバキ
ュームハンガ25を上昇させ(図5(C))、吸着した
第1製品P1と第2製品P2の搬送のために搬出テーブ
ル1の上方で待機させる。
【0065】このときの状態を上から見た様子が図6
(B)に示され、バキュームハンガ25の旋回中心Q
は、ローダ停止位置A上のままであり、この旋回中心Q
に関してバキュームハンガ25が反時計方向に5°(+
5°)旋回している。
【0066】この場合、第1製品P1と第2製品P2の
関係は、図示するように、各重心J1とJ2がバキュー
ムハンガ25の旋回半径R上にあって一直線上に配置さ
れ、両者P1とP2は、互いに±5°傾斜し丁度片仮名
のハの字を構成するようにハ字状に吸着されている。
【0067】 第1製品P1と第2製品P2の搬送・
解放。
【0068】この場合は、図5のステップ110におい
て、ローダ22を製品台車27まで移動し、バキューム
ハンガ25を0°位置に旋回し、ステップ111におい
て、バキュームハンガ25を下降し、第1製品P1と第
2製品P2を解放し、ステップ112において、バキュ
ームハンガ25を上昇させる。
【0069】即ち、ローダ22を製品台車27まで移動
してバキュームハンガ25を0°位置に旋回して元の位
置に戻せば(図5(D))、バキュームハンガ25は製
品台車27に平行となる。
【0070】このときの状態を上から見た様子が図6
(C)に示され、バキュームハンガ25の旋回半径Rは
製品台車27の長手方向を向いており、図6(B)と同
様に、第1製品P1と第2製品P2の重心J1とJ2が
バキュームハンガ25の旋回半径R上にあって一直線上
に配置され、両者P1とP2は、ハ字状に吸着されてい
る。
【0071】従って、この状態でバキュームハンガ25
を下降し、第1製品P1と第2製品P2を所定の積載位
置で解放すれば、該第1製品P1と第2製品P2は製品
台車27上に積載され、その後は、ローダ22を搬出テ
ーブル1側に戻すためにバキュームハンガ25を上昇さ
せる。
【0072】(1)−B 2回目の動作。
【0073】 第1製品P1の吸着。
【0074】この場合、図7のステップ113におい
て、ローダ22を搬出テーブル1側に戻し、位置Bに停
止させ、ステップ114において、第1製品P1を位置
aに停止させ、ステップ115において、バキュームハ
ンガ25を+5°旋回させ、ステップ116において、
バキュームハンガ25を下降して第1製品P1を吸着
し、ステップ117において、バキュームハンガ25を
上昇させ、ステップ118において、バキュームハンガ
25を−5°旋回させる。
【0075】即ち、ローダ22を搬出テーブル1側に戻
し、該搬出テーブル1の上方においてそのローダ停止位
置B(図4に示す重心停止位置Kから−65.6mmだ
けずれた位置)に位置決めした後、第1製品P1が搬出
テーブル1上の製品停止位置aで停止した場合に(図7
(A))、バキュームハンガ25を+5°旋回させる。
【0076】このときの状態を上から見た様子が図8
(A)に示され、バキュームハンガ25の旋回中心Q
は、ローダ停止位置B上にあり、この旋回中心Qに関し
てバキュームハンガ25が反時計方向に5°(+5°)
旋回している。
【0077】従って、前記第1製品P1の重心J1は、
バキュームハンガ25の旋回半径R上に位置する。
【0078】そして、この状態からバキュームハンガ2
5を下降し、第1製品P1を吸着した後上昇させ(図7
(B))、今度はバキュームハンガ25を時計方向に5
°(−5°)旋回させる。
【0079】即ち、第1製品P1を吸着する場合には、
第1製品P1がその製品停止位置aに停止した場合に、
ローダ停止位置Bに位置決めしたローダ22のバキュー
ムハンガ25を+5°旋回させた状態で下降して該第1
製品P1を吸着する。
【0080】その後、第1製品P1を吸着したままバキ
ュームハンガ25を上昇させた後−5°旋回させ、次の
第2製品P2を吸着するために搬出テーブル1の上方で
待機させる。
【0081】 第2製品P2の吸着。
【0082】この場合は、図7のステップ119におい
て、第2製品P2を位置bに停止させ、ステップ120
において、バキュームハンガ25を下降して第2製品P
2を吸着し、ステップ121において、バキュームハン
ガ25を上昇させる。
【0083】即ち、第2製品P2を吸着する場合には、
第2製品P2がその製品停止位置bに停止した場合に、
ローダ22をローダ停止位置Bに停止させたままでバキ
ュームハンガ25を−5°位置に旋回させた状態で下降
して該第2製品P2を吸着する。
【0084】その後、第2製品P2を吸着したままバキ
ュームハンガ25を上昇させ(図7(C))、吸着した
第1製品P1と第2製品P2の搬送のために搬出テーブ
ル1の上方で待機させる。
【0085】このときの状態を上から見た様子が図8
(B)に示され、バキュームハンガ25の旋回中心Q
は、ローダ停止位置B上のままであり、この旋回中心Q
に関してバキュームハンガ25が時計方向に5°(−5
°)旋回している。
【0086】この場合、第1製品P1と第2製品P2の
関係は、図示するように、各重心J1とJ2がバキュー
ムハンガ25の旋回半径R上にあって一直線上に配置さ
れ、両者P1とP2は、互いに±5°傾斜し、前回(図
6(B))とは逆向きのハ字状に吸着されている。
【0087】 第1製品P1と第2製品P2の搬送・
解放。
【0088】この場合は、図7のステップ122におい
て、ローダ22を製品台車27まで移動し、バキューム
ハンガ25を0°位置に旋回し、ステップ123におい
て、バキュームハンガ25を下降し、第1製品P1と第
2製品P2を解放し、ステップ124において、バキュ
ームハンガ25を上昇させる。
【0089】即ち、ローダ22を製品台車27まで移動
してバキュームハンガ25を0°位置に旋回して元の位
置に戻せば(図7(D))、バキュームハンガ25は製
品台車27に平行となる。
【0090】このときの状態を上から見た様子が図8
(C)に示され、バキュームハンガ25の旋回半径Rは
製品台車27の長手方向を向いており、図8(B)と同
様に、第1製品P1と第2製品P2の重心J1とJ2が
バキュームハンガ25の旋回半径R上にあって一直線上
に配置され、両者P1とP2は、逆向きのハ字状に吸着
されている。
【0091】従って、この状態でバキュームハンガ25
を下降し、第1製品P1と第2製品P2を所定の積載位
置で解放すれば、該逆向きハ字状の第1製品P1と第2
製品P2は(斜線部分)、既に製品台車27上に積載さ
れている前回の正向きハ字状の第1製品P1と第2製品
P2の上に重ねて集積される。
【0092】この結果、図8(C)に示すように、製品
台車27上には、長手方向に並んだ2つの第1製品P1
と第2製品P2が、一山ごとに、それぞれの重心J1と
J2を一致させた状態で所定の角度差±5°をつけて千
鳥足状に重ねて集積されている。
【0093】従って、製品台車27上には、二山の製品
を積載することができ、それにより、該製品台車27の
有効利用を図り、集積効率を向上させることが可能とな
る。
【0094】(2)搬出テーブル1の長手方向に順次搬
出される製品の数が2つであって、バキュームハンガ2
5を介して両者が平行状に吸着され、製品台車27まで
搬送・解放される場合の動作。
【0095】(2)−A 1回目の動作。
【0096】 第1製品P1の吸着。
【0097】この場合の動作は、図9のステップ201
から206までに示され、第1製品P1と第2製品P2
をハ字状に吸着する場合と比べて(図5のステップ10
1から106まで)、ステップ206において、ローダ
22をそのローダ停止位置A(図5のステップ202)
から反対側の停止位置B(図4に示す重心停止位置Kか
ら−65.6mmだけずれた位置)まで前進させる点が
異なる(図5のステップ106では、バキュームハンガ
25を+5°旋回させている)。
【0098】即ち、第1製品P1を吸着したままバキュ
ームハンガ25を上昇させた後、ローダ22をその停止
位置AからBまで前進させ、次の第2製品P2を吸着す
るために搬出テーブル1の上方で待機させる。
【0099】 第2製品P2の吸着。
【0100】この場合の動作は、図9のステップ207
から209までに示され、第1製品P1と第2製品P2
をハ字状に吸着する場合と全く同じである(図5のステ
ップ107から109まで)。
【0101】しかし、バキュームハンガ25を−5°旋
回させたままでローダ22を位置Bまで前進させてから
下降して第2製品P2を吸着するので、第1製品P1と
第2製品P2の関係が、ハ字状ではなく平行状となって
いる(図7(C))。
【0102】即ち、図10(B)に示すように、バキュ
ームハンガ25の旋回中心Qは、ローダ22の停止位置
Aから反対側の停止位置Bに移り、この旋回中心Qに関
してバキュームハンガ25が反時計方向に5°(+5
°)旋回している。
【0103】そして、第1製品P1と第2製品P2の関
係は、図示するように、各重心J1とJ2がバキューム
ハンガ25の旋回半径R上にあって一直線上に配置さ
れ、両者は、互いに平行になっている。
【0104】 第1製品P1と第2製品P2の搬送・
解放。
【0105】この場合の動作は、図9のステップ210
から212までに示され、ハ字状に吸着する場合と全く
同じである(図5のステップ110から112まで)。
【0106】しかし、前記したように、第1製品P1と
第2製品P2の関係がハ字状ではなく、平行状である
(図10(C))。
【0107】その他の点では、ハ字状の場合と(図6
(C))同様であり、第1製品P1と第2製品P2の重
心J1、J2がバキュームハンガ25の旋回半径R上に
あって一直線上に配置されている。
【0108】(2)−B 2回目の動作。
【0109】 第1製品P1の吸着。
【0110】この場合の動作は、図11のステップ21
3から218までに示され、第1製品P1と第2製品P
2を逆向きハ字状に吸着する場合と比べて(図7のステ
ップ113から118まで)、ステップ218におい
て、ローダ22をそのローダ停止位置B(図11のステ
ップ213)から反対側の停止位置A(図4に示す重心
停止位置Kから+65.6mmだけずれた位置)まで後
退させる点が異なる(図7のステップ118では、バキ
ュームハンガ25を−5°旋回させている)。
【0111】即ち、第1製品P1を吸着したままバキュ
ームハンガ25を上昇させた後、ローダ22をその停止
位置BからAまで後退させ、次の第2製品P2を吸着す
るために搬出テーブル1の上方で待機させる。
【0112】 第2製品P2の吸着。
【0113】この場合の動作は、図11のステップ21
9から221までに示され、第1製品P1と第2製品P
2を逆向きハ字状に吸着する場合と全く同じである(図
7のステップ119から121まで)。
【0114】しかし、バキュームハンガ25を(図11
(B))+5°旋回させたままでローダ22を位置Aま
で後退させてから下降して第2製品P2を吸着するの
で、第1製品P1と第2製品P2の関係が、ハ字状では
なく平行状となっている(図11(C))。
【0115】即ち、図12(B)に示すように、バキュ
ームハンガ25の旋回中心Qは、ローダ22の停止位置
Bから反対側の停止位置Aに移り、この旋回中心Qに関
してバキュームハンガ25が反時計方向に5°(+5
°)旋回している。
【0116】そして、第1製品P1と第2製品P2の関
係は、図示するように、各重心J1とJ2がバキューム
ハンガ25の旋回半径R上にあって一直線上に配置さ
れ、両者は、互いに前回とは(図10(B))逆向きの
平行状となっている。
【0117】 第1製品P1と第2製品P2の搬送・
解放。
【0118】この場合の動作は、図11のステップ22
2から224までに示され、逆向きハ字状に吸着する場
合と全く同じである(図7のステップ122から124
まで)。
【0119】しかし、前記したように、第1製品P1と
第2製品P2の関係が逆向きハ字状ではなく、逆向き平
行状である(図12(C))。
【0120】その他の点では、逆向きハ字状の場合と
(図8(C))同様であり、第1製品P1と第2製品P
2の重心J1とJ2がバキュームハンガ25の旋回半径
R上にあって一直線上に配置されている。
【0121】従って、この状態でバキュームハンガ25
を下降し、第1製品P1と第2製品P2を所定の積載位
置で解放すれば、該逆向き平行状の第1製品P1と第2
製品P2は(斜線部分)、既に製品台車27上に積載さ
れている前回の平行状の第1製品P1と第2製品P2の
上に重ねて集積される。
【0122】この結果、図12(C)に示すように、製
品台車27上には、長手方向に並んだ2つの第1製品P
1と第2製品P2が、一山ごとに、それぞれの重心J1
とJ2を一致させた状態で所定の角度差±5°をつけて
千鳥足状に重ねて集積されている。
【0123】従って、製品台車27上には、二山の製品
を積載することができ、それにより、該製品台車27の
有効利用を図り、集積効率を向上させることが可能とな
る。
【0124】(3)搬出テーブル1の長手方向に順次搬
出される製品の数が3つであって、バキュームハンガ2
5を介して3者のうちの特定の2者が片仮名のハの字を
構成するようにハ字状に吸着され、製品台車27まで搬
送・解放される場合の動作。
【0125】この場合、図13と図14に示すように、
搬出テーブル1の長手方向に順次搬出される製品は、第
1製品P1と第2製品P2と第3製品P3であり、第1
製品P1は右側に、第2製品P2は左側に、第3製品P
3は真ん中にそれぞれ停止する(図4の停止センサ8
A、8B、8Cに対応する位置)。
【0126】(3)−A 一回目の動作。
【0127】第1製品P1と第2製品P2の吸着。
【0128】第1製品P1と第2製品P2については、
図5のステップ101から109までと同様の動作によ
り、バキュームハンガ25の両側を介して吸着し、両者
の関係は正向きハ字状である(図13の上図)。
【0129】第3製品P3の吸着。
【0130】そして、第2製品P2を吸着したときの旋
回角度+5°のままで(図13の上図)、ローダ22を
重心停止位置Kと一致しているローダ停止位置Cに位置
決めした後バキュームハンガ25を下降して第3製品P
3を吸着する。
【0131】このとき、図示するように、第1製品P1
に対して第2製品P2と第3製品P3がそれぞれ正向き
ハ字状の関係にあり、3者の重心J1、J2、J3は、
バキュームハンガ25の旋回半径R上にあり一直線上に
配置されている。
【0132】第1製品P1と第2製品P2と第3製品
P3の搬送・解放。
【0133】従って、この状態で図5のステップ110
から112までと同様の動作により、ローダ22を製品
台車27まで移動してバキュームハンガ25を0°位置
に旋回して元の位置に戻し(図13の下図)、バキュー
ムハンガ25を下降し(図5(D)に相当)、第1製品
P1と第2製品P2と第3製品P3を所定の積載位置で
解放すれば、該第1製品P1と第2製品P2と第3製品
P3は製品台車27上に積載され、その後は、ローダ2
2を搬出テーブル1側に戻すためにバキュームハンガ2
5を上昇させる。
【0134】(3)−B 二回目の動作。
【0135】第1製品P1と第2製品P2の吸着。
【0136】第1製品P1と第2製品P2については、
図7のステップ113から121までと同様の動作によ
り、バキュームハンガ25の両側を介して吸着し、両者
の関係は逆向きのハ字状である(図14の上図)。
【0137】第3製品P3の吸着。
【0138】そして、第2製品P2を吸着したときの旋
回角度−5°のままで(図14の上図)、ローダ22を
重心停止位置Kと一致しているローダ停止位置Cに位置
決めした後バキュームハンガ25を下降して第3製品P
3を吸着する。
【0139】このとき、図示するように、第1製品P1
に対して第2製品P2と第3製品P3がそれぞれ逆向き
ハ字状の関係にあり、3者の重心J1、J2、J3は、
バキュームハンガ25の旋回半径R上にあり一直線上に
配置されている。
【0140】第1製品P1と第2製品P2と第3製品
P3の搬送・解放。
【0141】従って、この状態で図7のステップ122
から124までと同様の動作により、ローダ22を製品
台車27まで移動してバキュームハンガ25を0°位置
に旋回して元の位置に戻し(図14の下図)、バキュー
ムハンガ25を下降し(図7(D)に相当)、第1製品
P1と第2製品P2と第3製品P3を所定の積載位置で
解放すれば、前記したように特定の2者が逆向きハ字状
の関係にある該第1製品P1と第2製品P2と第3製品
P3は(図14の下図の斜線部分)、既に製品台車27
上に積載されている同様に特定の2者が正向きハ字状の
関係にある前回の製品の上に重ねて集積され、その後
は、ローダ22を搬出テーブル1側に戻すためにバキュ
ームハンガ25を上昇させる。
【0142】この結果、図14の下図に示すように、製
品台車27上には、長手方向に並んだ3つの第1製品P
1と第2製品P2と第3製品P3が、一山ごとに、それ
ぞれの重心J1とJ2とJ3を一致させた状態で所定の
角度差±5°をつけて千鳥足状に重ねて集積されてい
る。
【0143】従って、製品台車27上には、三山の製品
を積載することができ、それにより、該製品台車27の
有効利用を図り、集積効率を向上させることが可能とな
る。
【0144】(4)搬出テーブル1の長手方向に順次搬
出される製品の数が3つであって、バキュームハンガ2
5を介して3者が平行状に吸着され、製品台車27まで
搬送・解放される場合の動作。
【0145】この場合も、図15と図16に示すよう
に、第1製品P1と第2製品P2と第3製品P3であ
り、第1製品P1は右側に、第2製品P2は左側に、第
3製品P3は真ん中にそれぞれ停止する(図4の停止セ
ンサ8A、8B、8Cに対応する位置)。
【0146】(4)−A 一回目の動作。
【0147】第1製品P1と第2製品P2の吸着。
【0148】第1製品P1と第2製品P2については、
図9のステップ201から209までと同様の動作によ
り、バキュームハンガ25の両側を介して吸着し、両者
の関係は正向きの(図10(B)に示す向きの平行関
係)平行状である(図15の上図)。
【0149】第3製品P3の吸着。
【0150】そして、第2製品P2を吸着したときの旋
回角度−5°のままで(図15の上図)、ローダ22を
重心停止位置Kと一致しているローダ停止位置Cに位置
決めした後バキュームハンガ25を下降して第3製品P
3を吸着する。
【0151】このとき、図示するように、第1製品P1
と第2製品P2と第3製品P3は正向きの(図10
(B)に示す向きの平行関係)平行状の関係にあり、3
者の重心J1、J2、J3は、バキュームハンガ25の
旋回半径R上にあり一直線上に配置されている。
【0152】第1製品P1と第2製品P2と第3製品
P3の搬送・解放。
【0153】従って、この状態で図9のステップ210
から212までと同様の動作により、ローダ22を製品
台車27まで移動してバキュームハンガ25を0°位置
に旋回して元の位置に戻し(図15の下図)、バキュー
ムハンガ25を下降し(図9(D)に相当)、第1製品
P1と第2製品P2と第3製品P3を所定の積載位置で
解放すれば、該第1製品P1と第2製品P2と第3製品
P3は製品台車27上に積載され、その後は、ローダ2
2を搬出テーブル1側に戻すためにバキュームハンガ2
5を上昇させる。
【0154】(4)−B 二回目の動作。
【0155】第1製品P1と第2製品P2の吸着。
【0156】第1製品P1と第2製品P2については、
図11のステップ213から221までと同様の動作に
より、バキュームハンガ25の両側を介して吸着し、両
者の関係は逆向きの(図12(B)に示す向きの平行関
係)平行状である(図16の上図)。
【0157】第3製品P3の吸着。
【0158】そして、第2製品P2を吸着したときの旋
回角度+5°のままで(図16の上図)、ローダ22を
重心停止位置Kと一致しているローダ停止位置Cに位置
決めした後バキュームハンガ25を下降して第3製品P
3を吸着する。
【0159】このとき、図示するように、第1製品P1
と第2製品P2と第3製品P3は逆向きの(図12
(B)に示す向きの平行関係)平行状の関係にあり、3
者の重心J1、J2、J3は、バキュームハンガ25の
旋回半径R上にあり一直線上に配置されている。
【0160】第1製品P1と第2製品P2と第3製品
P3の搬送・解放。
【0161】従って、この状態で図11のステップ22
2から224までと同様の動作により、ローダ22を製
品台車27まで移動してバキュームハンガ25を0°位
置に旋回して元の位置に戻し(図16の下図)、バキュ
ームハンガ25を下降し(図11(D)に相当)、第1
製品P1と第2製品P2と第3製品P3を所定の積載位
置で解放すれば、前記したように逆向き平行状の関係に
ある該第1製品P1と第2製品P2と第3製品P3は
(図16の下図の斜線部分)、既に製品台車27上に積
載されている正向き平行状の関係にある前回の製品の上
に重ねて集積され、その後は、ローダ22を搬出テーブ
ル1側に戻すためにバキュームハンガ25を上昇させ
る。
【0162】この結果、図16の下図に示すように、製
品台車27上には、長手方向に並んだ3つの第1製品P
1と第2製品P2と第3製品P3が、一山ごとに、それ
ぞれの重心J1とJ2とJ3を一致させた状態で所定の
角度差±5°をつけて千鳥足状に重ねて集積されてい
る。
【0163】従って、製品台車27上には、三山の製品
を積載することができ、それにより、該製品台車27の
有効利用を図り、集積効率を向上させることが可能とな
る。
【0164】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、製品台
車上に複数山の製品を積載することができるので、該製
品台車上には無駄な空領域が無くなってその有効利用が
図られ、集積効率を向上させるという効果を奏すること
となった。
【0165】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】本発明による製品停止位置a、b、cとローダ
停止位置A、B、Cを示す図である。
【図5】本発明による第1実施形態の1回目動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】図5における第1製品P1と第2製品P2の吸
着から解放までの説明図である。
【図7】本発明による第1実施形態の2回目動作を説明
するためのフローチャートである。
【図8】図7における第1製品P1と第2製品P2の吸
着から解放までの説明図である。
【図9】本発明による第2実施形態の1回目動作を説明
するためのフローチャートである。
【図10】図9における第1製品P1と第2製品P2の
吸着から解放までの説明図である。
【図11】本発明による第2実施形態の2回目動作を説
明するためのフローチャートである。
【図12】図11における第1製品P1と第2製品P2
の吸着から解放までの説明図である
【図13】本発明による第3実施形態の1回目動作の説
明図である。
【図14】本発明による第3実施形態の2回目動作の説
明図である。
【図15】本発明による第4実施形態の1回目動作の説
明図である。
【図16】本発明による第4実施形態の2回目動作の説
明図である。
【図17】本発明と従来技術の効果比較図である。
【図18】従来技術の構成を示す図である。
【図19】従来技術のフローチャートを示す図である。
【図20】従来技術の課題を説明する図である。
【符号の説明】
1 搬出テーブル 2 パイプローラ 3 支持フレーム 4 摩擦ベルト7の従動プーリ 5 摩擦ベルト7のアイドローラ 6 摩擦ベルト7の駆動プーリ 7 摩擦ベルト 8A、8B、8C 停止センサ 9 ブラケット 15 連結軸 20 ガイドレール 21 梁柱フレーム 22 ローダ 23 上下シリンダ 25 バキュームハンガ 26 バキュームパッド 27 製品台車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬出テーブルの長手方向に順次搬出され
    る複数の製品について、所定の製品停止位置に停止した
    複数の各製品に共通の重心停止位置を基準としたローダ
    の該ローダ停止位置と、バキュームハンガの旋回角度と
    の組み合わせに基づいて上記複数の製品を1つずつ吸着
    し、該吸着した複数の製品を製品台車まで搬送して所定
    の積載位置で解放し、以下同様にして、新たな複数の製
    品について吸着と搬送と解放を行って前回の複数の製品
    の上に重ねて集積し、製品台車上に長手方向に並んだ複
    数の製品を一山ごとに重心が一致した状態で所定の角度
    差をつけて千鳥足状に重ねて集積し複数山の製品を積載
    することを特徴とする製品集積装置。
  2. 【請求項2】 上記搬出テーブルの長手方向に順次搬出
    される製品の数が2つの場合に、第1製品についてはそ
    れが所定の製品停止位置に停止した場合に、共通の重心
    停止位置から一定の距離だけずれたローダ停止位置にロ
    ーダを位置決めしてバキュームハンガを所定の角度旋回
    させた状態で該第1製品を吸着し、第2製品については
    それが所定の製品停止位置に停止した場合に、ローダは
    そのままでバキュームハンガを反対側に所定の角度旋回
    させた状態で該第2製品を吸着する請求項1記載の製品
    集積装置。
  3. 【請求項3】 上記搬出テーブルの長手方向に順次搬出
    される製品の数が2つの場合に、第1製品についてはそ
    れが所定の製品停止位置に停止した場合に、共通の重心
    停止位置から一定の距離だけずれたローダ停止位置にロ
    ーダを位置決めしてバキュームハンガを所定の角度旋回
    させた状態で該第1製品を吸着し、第2製品については
    それが所定の製品停止位置に停止した場合に、共通の重
    心停止位置から反対側に一定の距離だけずれたローダ停
    止位置にローダを位置決めしてバキュームハンガはその
    ままで該第2製品を吸着する請求項1記載の製品集積装
    置。
  4. 【請求項4】 上記搬出テーブル1の長手方向に順次搬
    出される製品の数が3つであって上記第1製品と第2製
    品の吸着後第3製品が搬出される場合に、該第3製品に
    ついてはそれが所定の製品停止位置に停止した場合に、
    共通の重心停止位置と一致したローダ停止位置にローダ
    を位置決めしてバキュームハンガは第2製品の吸着時に
    おける旋回角度のままで該第3製品を吸着する請求項2
    又は3記載の製品集積装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104588524A (zh) * 2015-01-20 2015-05-06 东南(福建)汽车工业有限公司 一种冲压线外逆流废料收集装置
CN108405745A (zh) * 2018-01-30 2018-08-17 合肥冠鸿光电科技有限公司 一种连续型自动冲压装置
CN108772502A (zh) * 2018-07-06 2018-11-09 辽宁光阳换热设备制造有限公司 换热器板片成形的送料装置及送料方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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