JP2001294069A - フロアマット - Google Patents

フロアマット

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JP2001294069A
JP2001294069A JP2000115297A JP2000115297A JP2001294069A JP 2001294069 A JP2001294069 A JP 2001294069A JP 2000115297 A JP2000115297 A JP 2000115297A JP 2000115297 A JP2000115297 A JP 2000115297A JP 2001294069 A JP2001294069 A JP 2001294069A
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JP
Japan
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mat
floor
floor mat
divided
mats
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JP2000115297A
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English (en)
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Yoshio Nishisaka
好夫 西坂
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に製造することができるフロアマットを
提供する。 【解決手段】 建設機械の運転室の床面に敷設されるフ
ロアマットF1であって、略中央部に走行レバー及び走
行ペダルを貫通させて露出させる中央取出孔1を有する
と共に、この中央取出孔1の左右両側にフットレストを
貫通させて露出させる左側取出孔2aと右側取出孔3a
とを有し、左側取出孔2aと右側取出孔3aとの間に設
けられた分割ラインL1、L2で左側分割マットLaと
右側分割マットRaに分割すると共に、左側分割マット
Laと右側分割マットRaとを接続可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧ショベルな
どの建設機械のキャブ内の床面に敷設されるフロアマッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械では、複数種類の仕様が予め用
意されており、ユーザが選択した仕様に従って建設機械
が組み立てられる。そして、仕様が異なると、キャブ内
の装備品、具体的には操作レバーや操作ペダルの数や配
置位置が異なるので、各仕様ごとにフロアマットを製造
している。
【0003】図6は、各仕様ごとのフロアマットの形状
を示す斜視図である。フロアマットf1は、標準仕様の
フロアマットである。フロアマットf1は、敷設する床
面の輪郭に対応した外形を有して略板状に形成されてお
り、その略中央部には、走行用レバー及び走行用ペダル
を貫通させて露出させるための中央取出孔31が形成さ
れている。また、中央取出孔31の左右両側には、フッ
トレストを貫通させて露出させるための左側取出孔32
a及び右側取出孔33aが形成されている。さらに、中
央取出孔31の前縁部からフロアマットf1の前端部に
わたってスリット34が形成されている。このスリット
34は、フロアマットf1を床面に敷設する際に、変形
可能として敷設作業を容易にするためのものである。
【0004】次に、フロアマットf2は、1アタッチメ
ント対応仕様のフロアマットである。アタッチメントと
は、バケットに代えて装着する作業具であり、具体的に
はブレーカやクラッシャなどである。このアタッチメン
トを操作するために、床面には走行用レバー及び走行用
ペダルの右側にアタッチメント操作用ペダルが配置され
る。したがって、フロアマットf2は、標準仕様のフロ
アマットf1と比較して、右側取出孔33bがアタッチ
メント操作用ペダルに対応した形状である点が異なる。
【0005】また、フロアマットf3は、2アタッチメ
ント対応仕様のフロアマットである。2つのアタッチメ
ントを操作するために、床面には走行用レバー及び走行
用ペダルの左右両側にアタッチメント操作用ペダルが配
置される。したがって、フロアマットf3は、標準仕様
のフロアマットf1と比較して、左側取出孔32b及び
右側取出孔33bが共にアタッチメント操作用ペダルに
対応した形状である点が異なる。
【0006】さらに、フロアマットf4は、オフセット
対応仕様のフロアマットである。オフセットとは、ブー
ム及びアームに特殊な動きをさせることである。このオ
フセット操作をするために、床面には走行用レバー及び
走行用ペダルの右側にオフセット操作用ペダルが配置さ
れる。したがって、フロアマットf4は、標準仕様のフ
ロアマットf1と比較して、右側取出孔33cがオフセ
ット操作用ペダルに対応した形状である点が異なる。
【0007】また、フロアマットf5は、オフセット・
1アタッチメント対応仕様のフロアマットである。床面
には、走行用レバー及び走行用ペダルの右側にオフセッ
ト操作をするためのオフセット操作用ペダルが配置さ
れ、左側にアタッチメント操作をするためのアタッチメ
ント操作用ペダルが配置される。したがって、フロアマ
ットf5は、標準仕様のフロアマットf1と比較して、
右側取出孔33cがオフセット操作用ペダルに対応した
形状であり、左側取出孔32bがアタッチメント操作用
ペダルに対応した形状である点が異なる。
【0008】さらに、フロアマットf6〜f10は、増
速スイッチ対応仕様のフロアマットである。増速スイッ
チは、建設機械の走行速度を増加させるために操作する
スイッチであり、床面の中央部よりやや左側であって運
転席に近接した位置に配置される。したがって、フロア
マットf6〜f10は、中央取出孔31と左側取出孔3
2a、32bとの間に相当する位置であって後端部近傍
に、増速スイッチを貫通させて露出させるための増速ス
イッチ用取出孔を有している。尚、フロアマットf6〜
f10は、それぞれフロアマットf1〜f5に増速スイ
ッチ用取出孔35を形成したものである。
【0009】このように10種類の仕様が予め用意され
ている場合は、10種類のフロアマットf1〜f10を
製造する必要がある。フロアマットは樹脂材料を成形し
て製造するが、増速スイッチ用取出孔35は単純な形状
(円形)の透孔であるので、フロアマットf1〜f5の
増速スイッチ取出部36を打ち抜くことによってフロア
マットf6〜f10を製造することができる。したがっ
て、実際には5種類のフロアマットf1〜f5を成形し
て製造することになる。最も単純な製造方法は、フロア
マットf1〜f5にそれぞれ対応した5種類の成形型を
使用して製造する方法であるが、型費は成形型の大きさ
に比例して高くなるため、フロアマットf1〜f5に対
応するような比較的大きな成形型を5種類も作製したの
では、型費が非常に高くなり、製造コストが上昇し、製
品価格も上昇してしまう。
【0010】ここで、フロアマットf1〜f5の形状の
相違点に注目すると、左側取出孔32a、32bと右側
取出孔33a、33b、33cとの形状が相違するだけ
である。そこで、図7に示すように、メイン凹型37と
メイン凸型38とから成るメイン凹凸型を1組だけ準備
し、左側取出孔32aと右側取出孔33aに対応する部
分はそれぞれ入子凹凸型39、40を嵌め込んで成形型
を構成している。そして、左側取出孔32a、32bは
フットレスト又はアタッチメント操作用ペダルに対応さ
せて形成する必要があるので、2種類の入子凹凸型39
が必要であり、右側取出孔33a、33b、33cはフ
ットレスト、アタッチメント操作用ペダル又はオフセッ
ト操作用ペダルに対応させて形成する必要があるので、
3種類の入子凹凸型40が必要である。したがって、成
形型は全体として、比較的大型のメイン凹凸型が1組
と、比較的小型の入子凹凸型39、40が5組とで構成
される。このように比較的大型の成形型が1種類だけに
なるので、5種類の場合に比べて型費を削減することが
でき、製造コストが低減し、製品価格も下げることが可
能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように比較的
大型のメイン凹凸型は1組しか使用していないけれど
も、大型の成形型は作製に手間がかかると共に、作製費
用もかかり、型費の大半を占めているのが現状である。
そして、製造コストを低減させて製品価格を下げる上
で、型費の削減は重要な課題となっている。
【0012】本発明は、上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、安価に製造する
ことができるフロアマットを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
のフロアマットは、建設機械の運転室の床面に敷設され
るフロアマットF1であって、略中央部に走行レバー及
び走行ペダルを貫通させて露出させる中央取出孔1を有
すると共に、この中央取出孔1の左右両側にフットレス
ト、アタッチメント操作ペダル又はオフセット操作ペダ
ルを貫通させて露出させる左側取出孔2aと右側取出孔
3aとを有し、左側取出孔2aと右側取出孔3aとの間
に設けられた分割ラインL1、L2で左側分割マットL
aと右側分割マットRaに分割すると共に、左側分割マ
ットLaと右側分割マットRaとを接続可能に構成した
ことを特徴としている。
【0014】上記請求項1のフロアマットでは、左側分
割マットLaと右側分割マットRaとに分割されている
ので、分割マットLa、Raを製造するための成形型5
L、5Rの大きさが小さくなり、型費を削減することが
できる。したがって、フロアマットF1を安価に製造す
ることができる。また、フロアマットF1を2つに分割
したことによって見掛け上は部品点数が2倍になるが、
実際は1種類の分割マットを建設機械の1つの仕様だけ
でなく、他の仕様にも使用することが可能となり、部品
点数、すなわち、必要な成形型の数の増加を抑えて製造
コストの低減を図ることができる。
【0015】また請求項2のフロアマットは、上記分割
ラインL1、L2は、上記中央取出孔1を通る位置に設
けられていることを特徴としている。
【0016】上記請求項2のフロアマットでは、分割ラ
インL1、L2が中央取出孔1よりも前端側と後端側と
に存在するので、一方側のみ接続すれば他方側はスリッ
トとなる。したがって、フロアマットF1を敷設する際
に走行ペダル及び走行レバーを中央取出孔1から貫通さ
せる作業が容易になるので、フロアマットFの敷設作業
が容易になる。
【0017】さらに請求項3のフロアマットは、建設機
械の運転室の床面に敷設されるフロアマットFであっ
て、上記建設機械の仕様に対応した形状の左側取出孔2
a、2bを有する複数種類の左側分割マットLa、Lb
と、上記建設機械の仕様に対応した形状の右側取出孔3
a、3b、3cを有する複数種類の右側分割マットR
a、Rb、Rcとを、仕様に対応させて組み合わせて構
成したことを特徴としている。
【0018】上記請求項3のフロアマットでは、左側分
割マットLa、Lbと右側分割マットRa、Rb、Rc
とに分割されているので、分割マットLa、Lb、R
a、Rb、Rcを製造するための成形型5L、5Rの大
きさが小さくなり、型費を削減することができる。した
がって、フロアマットFを安価に製造することができ
る。また、1種類の分割マットを建設機械の1つの仕様
だけでなく、他の仕様にも使用しているので、部品点
数、すなわち必要な成形型の数の増加を抑えて製造コス
トの低減を図ることができる。
【0019】請求項4のフロアマットは、上記運転室の
形状に合わせて左側分割マットLr、Lsを形成したこ
とを特徴としている。
【0020】上記請求項4のフロアマットでは、運転室
の形状が異なる場合であっても、運転室の形状に合わせ
て左側分割マットLr、Lsのみを変更し、右側分割マ
ットRは共通して使用できる。したがって、部品点数、
すなわち必要な成形型の数の増加を抑えて、製造コスト
の低減を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、この発明のフロアマットの
具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施の形態であるフロア
マットF1の斜視図である。
【0022】フロアマットF1は、建設機械の運転室の
床面に敷設されるものであり、敷設する床面の輪郭に対
応した外形を有して略板状に形成されている。フロアマ
ットF1の略中央部には、走行レバー及び走行ペダルを
貫通させて露出させる中央取出孔1が形成されている。
また、中央取出孔1の左右両側には、フットレスを貫通
させて露出させるための左側取出孔2a及び右側取出孔
3aが形成されている。さらに、中央取出孔1と左側取
出孔2aとの間に相当する位置であって後端部近傍に
は、増速スイッチを貫通させて露出させるための増速ス
イッチ取出部4が設けられている。フロアマットF1
は、標準仕様のフロアマットであるので、増速スイッチ
取出部4は埋められた状態であるが、増速スイッチ取出
部4を打ち抜いて増速スイッチ取出孔を形成すれば、増
速スイッチ対応仕様のフロアマットとなる。
【0023】フロアマットF1は、左側取出孔2aと右
側取出孔3aとの間に設けられた分割ラインL1、L2
で左側分割マットLaと右側分割マットRaとに分割す
ると共に、左側分割マットLaと右側分割マットRaと
を接続可能に構成したことが特徴である。本実施形態で
は、分割ラインL1、L2は中央取出孔1を通る位置に
設けられており、さらに詳しくは中央取出孔1の略中央
を前後方向に横切るような位置に設けられている。すな
わち、分割ラインL1、L2は、中央取出孔1を挟んで
前端側の分割ラインL1と後端側の分割ラインL2とか
ら成る。そして、後端側の分割ラインL2に沿った部分
で左側分割マットLaと右側分割マットRaとが接続さ
れており、前端側の分割ラインL1に沿った部分は接続
せずにスリットとしている。
【0024】ところで、建設機械では複数種類の仕様が
予め用意されており、ユーザが選択した仕様に従って建
設機械が組み立てられる。そして、仕様が異なると、運
転室内の装備品、具体的には操作レバーや操作ペダルの
数や配置位置が異なるので、上述した標準仕様のフロア
マットF1以外に、各仕様ごとにフロアマットを製造し
ている。
【0025】図2は、他の仕様のフロアマットの形状を
示す斜視図である。図2(a)は、1アタッチメント対
応仕様のフロアマットF2を示している。アタッチメン
トとは、ブレーカやクラッシャなどのようにバケットに
代えて装着する作業具である。このアタッチメントを操
作するために、床面には走行レバー及び走行ペダルの右
側にアタッチメント操作ペダルが配置される。したがっ
て、フロアマットF2は、標準仕様のフロアマットF1
と比較して、右側取出孔3bがアタッチメント操作用ペ
ダルに対応した形状である点が異なる。そこで、フット
レスト用の左側取出孔2aを有する左側分割マットLa
と、アタッチメント操作ペダル用の右側取出孔3bを有
する右側分割マットRbとを接続して、フロアマットF
2を構成している。
【0026】図2(b)は、2アタッチメント対応仕様
のフロアマットF3を示している。2つのアタッチメン
トを操作するために、床面には走行レバー及び走行ペダ
ルの左右両側にアタッチメント操作ペダルが配置され
る。したがって、フロアマットF3は、標準仕様のフロ
アマットF1と比較して、左側取出孔2bと右側取出孔
3bとが共にアタッチメント操作ペダルに対応した形状
である点が異なる。そこで、アタッチメント操作ペダル
用の左側取出孔2bを有する左側分割マットLbと、ア
タッチメント操作ペダル用の右側取出孔3bを有する右
側分割マットRbとを接続して、フロアマットF3を構
成している。
【0027】図2(c)は、オフセット対応仕様のフロ
アマットF4を示している。オフセットとは、ブーム及
びアームに特殊な動きをさせることである。このオフセ
ット操作をするために、床面には走行レバー及び走行ペ
ダルの右側にオフセット操作ペダルが配置される。した
がって、フロアマットF4は、標準仕様のフロアマット
F1と比較して、右側取出孔3cがオフセット操作ペダ
ルに対応した形状である点が異なる。そこで、フットレ
スト用の左側取出孔2aを有する左側分割マットLa
と、オフセット操作ペダル用の右側取出孔3cを有する
右側分割マットRcとを接続して、フロアマットF4を
構成している。
【0028】図2(d)は、オフセット・1アタッチメ
ント対応仕様のフロアマットF5を示している。床面に
は、走行レバー及び走行ペダルの右側にオフセット操作
をするためのオフセット操作ペダルが配置され、左側に
はアタッチメントを操作するためのアタッチメント操作
ペダルが配置される。したがって、フロアマットF5
は、標準仕様のフロアマットF1と比較して、左側取出
孔2bがアタッチメント操作ペダルに対応した形状であ
り、右側取出孔3cがオフセット操作ペダルに対応した
形状である点が異なる。そこで、アタッチメント操作ペ
ダル用の左側取出孔2bを有する左側分割マットLb
と、オフセット操作ペダル用の右側取出孔3cを有する
右側分割マットRcとを接続して、フロアマットF5を
構成している。
【0029】また、フロアマットF2〜F5は、増速ス
イッチ取出部4を打ち抜いて増速スイッチ取出孔を形成
すれば、増速スイッチ対応仕様のフロアマットとなる点
は、上述した標準仕様のフロアマットF1と同様であ
る。
【0030】このように本実施の形態では、5種類の仕
様に対応したフロアマットF1〜F5(総称するとき
は、参照符号Fを用いる)が構成されている。そして、
フロアマットFを分割して構成したことによって見掛け
上は10種類の分割マットが必要になる。しかしなが
ら、分割マットにおける相違点は、左側取出孔2a、2
bと右側取出孔3a、3b、3cの形状のみである。そ
のため、異なる仕様のフロアマットにおいて分割マット
を共用することができ、実際は2種類の左側分割マット
La、Lb(総称するときは参照符号Lを用いる)と3
種類の右側分割マットRa、Rb、Rc(総称するとき
は参照符号Rを用いる)の合計5種類の分割マットL
a、Lb、Ra、Rb、Rcだけで、5種類のフロアマ
ットF1〜F5を構成することができる。
【0031】図3は、分割マットL、Rの製造方法を示
す斜視図である。左側分割マットLは成形型5Lを用い
て、また右側分割マットRは成形型5Rを用いて、それ
ぞれ樹脂材料を成形して製造される。ここで、上述した
ように左側分割マットLは2種類であるため、2種類の
成形型5Lが必要であり、また右側分割マットRは3種
類であるため3種類の成形型5Rが必要である。
【0032】図4は、左側分割マットLと右側分割マッ
トRとの接続構造を示す断面図である。尚、分割マット
L、Rの接続は、上述したように中央取出孔1よりも後
端側の分割ラインL2に沿った端部6L、6R間で行わ
れる。第1の接続構造では、図4(a)に示すように、
左側分割マットLの接続部となる端部6Lに凹部7を形
成すると共に、右側分割マットRの接続部となる端部6
Rに突起8を形成し、凹部7と突起8とを嵌合させて接
続している。
【0033】第2の接続構造では、図4(b)に示すよ
うに、接続具9を用いている。具体的には、左側分割マ
ットLの接続部となる端部6Lには突起10Lが形成さ
れると共に、右側分割マットRの接続部となる端部6R
には突起10Rが形成されている。突起10L、10R
は、分割ラインL2方向(紙面垂直方向)に延びて形成
されている。また、接続具9は、突起10L、10Rが
嵌入される溝部9L、9Rを有している。そして、接続
具9を分割ラインL2方向にスライドさせて、突起10
L、10Rを溝部9L、9Rに嵌め込んで、左側分割マ
ットLと右側分割マットRとを接続している。
【0034】図5は、フロアマットの他の実施形態を示
す平面図である。一般に運転室の形状は、機種が異なっ
ても右側は共通であり、ドアが配置される左側の形状の
みが異なる場合が多い。そこで、本実施の形態では、運
転室の形状に合わせて左側分割マットLを形成してい
る。
【0035】図5(a)は、ラウンドギャブに敷設する
フロアマットFrの平面図である。ラウンドギャブと
は、左側部が円弧状に湾曲して形成されたキャブであ
る。したがって、フロアマットFrを構成する左側分割
マットLrの左端部は、円弧状に湾曲している。
【0036】図5(b)は、スクウェアーキャブに敷設
するフロアマットFsの平面図である。スクウェアーキ
ャブとは、左側部が直線状に延びて形成されたキャブで
ある。したがって、フロアマットFsを構成する左側分
割マットLsの左端部は、直線状に延びている。
【0037】尚、ラウンドギャブの右側とスクウェアー
キャブの右側は同一形状であるので、右側分割マットR
はフロアマットFr及びフロアマットFsの両方に共通
して使用できる。
【0038】以上のように本実施の形態によれば、フロ
アマットFを左側分割マットLと右側分割マットRとに
分割して構成しているので、分割マットL、Rを製造す
るための成形型5L、5Rの大きさが小さくなり、型費
を削減することができる。したがって、フロアマットF
を安価に製造することができる。
【0039】また、5種類のフロアマットFを2つの分
割したことによって見掛け上は部品点数が2倍の10個
になるが、1種類の分割マットL、Rを建設機械の1つ
の仕様だけでなく、他の仕様にも使用できるので、部品
点数、すなわち必要な成形型5L、5Rの数は5個とな
り、成形型の数の増加を抑えて製造コストの低減を図る
ことができる。
【0040】さらに、フロアマットFでは中央取出孔1
よりも後端側の分割ラインL2に沿ってのみ接続し、前
端側の分割ラインL1はスリットとしているため、フロ
アマットFを敷設する際に走行ペダル及び走行レバーを
中央取出孔1から貫通させる作業が容易になり、フロア
マットFの敷設作業が容易になる。
【0041】また、運転室の形状が異なる場合であって
も、運転室の形状に合わせて左側分割マットLr又はL
sを使用し、右側分割マットRを共通して使用できるの
で、部品点数、すなわち必要な成形型5Rの数の増加を
抑えて製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるフロアマットの斜
視図である。
【図2】上記フロアマットの他の仕様の形状を示す斜視
図である。
【図3】上記フロアマットを構成する分割マットの製造
方法を示す斜視図である。
【図4】上記分割マットの接続構造を示す断面図であ
る。
【図5】フロアマットの他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図6】従来のフロアマットの形状を示す斜視図であ
る。
【図7】従来のフロアマットの製造方法を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 中央取出孔 2a 左側取出孔 2b 左側取出孔 3a 右側取出孔 3b 右側取出孔 3c 右側取出孔 F フロアマット F1 フロアマット Fr フロアマット Fs フロアマット La 左側分割マット Lb 左側分割マット Lr 左側分割マット Ls 左側分割マット Ra 右側分割マット Rb 右側分割マット Rc 右側分割マット L1 分割ライン(スリット) L2 分割ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の運転室の床面に敷設されるフ
    ロアマット(F1)であって、略中央部に走行レバー及
    び走行ペダルを貫通させて露出させる中央取出孔(1)
    を有すると共に、この中央取出孔(1)の左右両側にフ
    ットレスト、アタッチメント操作ペダル又はオフセット
    操作ペダルを貫通させて露出させる左側取出孔(2a)
    と右側取出孔(3a)とを有し、左側取出孔(2a)と
    右側取出孔(3a)との間に設けられた分割ライン(L
    1)(L2)で左側分割マット(La)と右側分割マッ
    ト(Ra)に分割すると共に、左側分割マット(La)
    と右側分割マット(Ra)とを接続可能に構成したこと
    を特徴とするフロアマット。
  2. 【請求項2】 上記分割ライン(L1)(L2)は、上
    記中央取出孔(1)を通る位置に設けられていることを
    特徴とする請求項1のフロアマット。
  3. 【請求項3】 建設機械の運転室の床面に敷設されるフ
    ロアマット(F)であって、上記建設機械の仕様に対応
    した形状の左側取出孔(2a)(2b)を有する複数種
    類の左側分割マット(La)(Lb)と、上記建設機械
    の仕様に対応した形状の右側取出孔(3a)(3b)
    (3c)を有する複数種類の右側分割マット(Ra)
    (Rb)(Rc)とを、仕様に対応させて組み合わせて
    構成したことを特徴とするフロアマット。
  4. 【請求項4】 上記運転室の形状に合わせて左側分割マ
    ット(Lr)(Ls)を形成したことを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれかのフロアマット。
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