JP2001294061A - 搬送設備 - Google Patents

搬送設備

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JP2001294061A
JP2001294061A JP2000112145A JP2000112145A JP2001294061A JP 2001294061 A JP2001294061 A JP 2001294061A JP 2000112145 A JP2000112145 A JP 2000112145A JP 2000112145 A JP2000112145 A JP 2000112145A JP 2001294061 A JP2001294061 A JP 2001294061A
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detector
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Taro Shibata
太郎 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給電用架線の総設置距離を縮小可能な搬送設
備を提供する。 【解決手段】 それぞれ個別架線8a,8bを有する複
数の個別移動区間A,Bと、個別移動区間A,Bごとに
配置され且つ自走用モータ3a,3bを装備した台車4
a,4bと、共用架線8cを有し且つ個別移動区間A,
Bから台車4a,4bが乗り入れ得る共用移動区間C
と、架線8a,8b,8cに接し得るように台車4a,
4bに取り付けた集電装置9a,9bと、個別架線8
a,8bごとに設けた電圧制御盤6a,6bと、当該電
圧制御盤6a,6bから出力される電力を共用架線8c
に択一的に供給し得る給電切替器10とを備え、給電用
架線8a,8b,8cの総設置距離が、個別移動区間
A,B及び共用移動区間Cの総距離と略同程度になるよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬送設備に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の搬送設備の一例であり、こ
の搬送設備は、建屋の床部に敷設したレール1と、レー
ル1の側方に位置するように当該レール1の一端寄り部
分及び中間部分に沿って平行に設置した個別架線2a
と、レール1の側方に位置するように当該レール1の他
端寄り部分及び中間部分に沿って平行に設置した他の個
別架線2bと、自走用のモータ3a,3bを装備した台
車4a,4bと、個別架線2aを摺動し得るように台車
4aに取り付けた集電装置5aと、個別架線2bを摺動
し得るように台車4bに取り付けた集電装置5bと、個
別架線2a,2bのそれぞれに対して設けた位置固定の
電圧制御盤6a,6bとを備えている。
【0003】個別架線2aは、他の個別架線2bよりも
上方に位置しており、前記のレール1の全長のうち、個
別架線2aだけが設置されている区間を個別移動区間A
とし、個別架線2bだけが設置されている区間を個別移
動区間Bとし、個別架線2a,2bが重複して設置され
ている区間を共用移動区間Cとしている。
【0004】更に、個別架線2a,2bには、電圧制御
盤6a,6bの出力端子がそれぞれ給電ケーブル7a,
7bを介して接続されており、電圧制御盤6aから個別
架線2aへ電力を供給すると、台車4aが個別移動区間
A及び共用移動区間Cを走行し、電圧制御盤6bから個
別架線2bへ電力を供給すると、台車4bが個別移動区
間B及び共用移動区間Cを走行する。
【0005】従って、個別移動区間Aのレール1一端付
近に台車4aの留め置き兼貨物受け取り位置を定め、個
別移動区間Bのレール1他端付近に別の台車4bの留め
置き兼貨物受け取り位置を定め、共用移動区間Cのレー
ル1中央付近に両台車4a,4bの貨物払い出し位置を
定めたとすると、台車4aが個別移動区間Aから共用移
動区間Cへの物品の搬送を担当し、また、台車4bが個
別移動区間Bから共用移動区間Cへの物品の搬送を担当
することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3に示す
搬送設備では、共用移動区間Cで台車4a用の個別架線
2a及び台車4b用の個別架線2bが重複しているた
め、個別架線2a,2bの総設置距離がレール1の敷設
距離に比べて長く、また、共用移動区間Cのレール1の
中間部分の側方に、複数の個別架線2a,2bを設置す
るための空間を確保する必要がある。
【0007】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、給電用架線の総設置距離を縮小可能な搬送設備を提
供することを目的にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の搬送設備では、それぞれ
個別架線を有する複数の個別移動区間と、個別移動区間
ごとに配置され且つ自走用モータを装備した台車と、共
用架線を有し且つ個別移動区間から台車が乗り入れ得る
共用移動区間と、個別架線または共用架線に接し得るよ
うに各台車に取り付けた自走用モータの集電装置と、個
別架線ごとに設けられ且つ当該個別架線へ電力を供給す
る電圧制御盤と、当該電圧制御盤のうちの一基から出力
される電力を共用架線に択一的に供給し得る給電切替器
とを備えている。
【0009】本発明の請求項2に記載の搬送設備では、
本発明の請求項1に記載の搬送設備の構成に加えて、そ
れぞれの個別移動区間に定めた留め置き位置に台車が停
止しているか否かを検出する留め置き検出器と、共用架
線に電力が供給されているか否を検出する給電検出器
と、各台車ごとに設けた表示灯と、留め置き検出器及び
給電検出器からの信号に基づき台車の移動の有無を判定
して表示灯を点灯させる判定器とを備えている。
【0010】本発明の請求項1あるいは請求項2に記載
の搬送設備のいずれにおいても、各台車に付帯の集電装
置が接し得る共用架線を、当該各台車が乗り入れる共用
移動区間に設置して、給電用架線の総設置距離を、個別
移動区間及び共用移動区間の総距離と略同程度にする。
【0011】本発明の請求項2に記載の搬送設備におい
ては、留め置き検出器と給電検出器の信号に基づき、判
定器が表示灯を点灯させ、台車の移動の有無を表示す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
【0013】図1は本発明の搬送設備の実施の形態の第
1の例であり、図中、図3と同一の符号を付した部分は
同一物を表わしている。
【0014】この搬送設備は、レール1と、レール1の
側方に位置するように当該レール1の一端寄り部分に沿
って平行に設置した個別架線8aと、レール1の側方に
位置するように当該レール1の他端寄り部分に沿って平
行に設置した個別架線8bと、レール1の側方に位置す
るように当該レール1の中間部分に沿って平行に配置し
た共用架線8cと、台車4a,4bと、個別架線8a及
び共用架線8cを摺動し得るように台車4aに取り付け
た集電装置9aと、個別架線8b及び共用架線8cを摺
動し得るように台車4bに取り付けた集電装置9bと、
個別架線8a,8bのそれぞれに対して設けた電圧制御
盤6a,6bと、2つの1次側端子及び1つの2次側端
子を有する手動切替方式の給電切替器10と、運転表示
装置11とを備えている。
【0015】個別架線8a,8bと共用架線8cのレー
ル1に対する高さ位置は、略等しく設定されており、前
記のレール1の全長のうち、個別架線8aが設置されて
いる区間を個別移動区間Aとし、個別架線8bが設置さ
れている区間を個別移動区間Bとし、共用架線8cが設
置されている区間を共用移動区間Cとしている。
【0016】更に、個別架線8a,8bには、電圧制御
盤6a,6bの出力端子がそれぞれ給電ケーブル7a,
7bを介して接続されている。
【0017】給電切替器10の1次側端子には、上記の
給電ケーブル7a,7bに連なった給電ケーブル12
a,12bが接続され、給電切替器10の2次側端子
は、給電ケーブル12cを介して共用架線8cに接続さ
れており、前記の電圧制御盤6a,6bのうちの一方が
出力する電力が、共用架線8cに択一的に供給されるよ
うになっている。
【0018】運転表示装置11は、台車4a,4bが留
め置き位置で停止している際に信号を出力する留め置き
検出器13a,13bと、共用架線8cに対して電力が
給電されている際に信号を出力する給電検出器14と、
台車4a用の表示灯15a,16aと、台車4b用の表
示灯15b,16bと、判定器17とを有している。
【0019】一方の留め置き検出器13aは、個別移動
区間Aのレール1一端付近に定めた台車4aの留め置き
兼貨物受け取り位置に設けられ、また、他方の留め置き
検出器13bは、個別移動区間Bのレール1他端付近に
定めた台車4bの留め置き兼貨物受け取り位置に設けら
れている。
【0020】表示灯15a,16aの点灯部には、台車
4a待機、台車4a移動中の文字が標記され、また、表
示灯15b,16bの点灯部には、台車4b待機、台車
4b移動中の文字が標記されている。
【0021】判定器17は、前記の留め置き検出器13
b,13aからの信号に応じて表示灯15a,15bを
点灯させ得るNOT回路Xa,Xbと、給電検出器14
及びNOT回路Xb,Xaからの信号に応じて表示灯1
6a,16bを点灯させ得るAND回路Ya,Ybとで
構成されている。
【0022】なお、両台車4a,4bからの貨物払い出
し位置は、共用移動区間Cのレール1中央付近に定めて
いる。
【0023】個別移動区間Aの留め置き兼貨物受け取り
位置から共用移動区間Cの貨物払い出し位置へ物品を搬
送するときには、電圧制御盤6aから架線8a,8cへ
電力が供給されるように給電切替器10を設定した後、
電圧制御盤6aを操作すると、台車4aが個別移動区間
A及び共用移動区間Cを走行する。
【0024】電圧制御盤6aから架線8a,8cへ電力
が供給されると、給電検出器14が信号を出力し、留め
置き兼貨物受け取り位置から台車4aが離れると、留め
置き検出器13aから信号が出力されなくなり、留め置
き検出器13bからは信号が出力され続けるため、判定
器17によって、表示灯15b,16aが点灯し且つ表
示灯15a,16bが消灯する。
【0025】これにより、台車4bを待機させること、
並びに台車4aが移動中であることが、運転管理者に認
識され得る状態になる。
【0026】また、誤って、電圧制御盤6bが操作され
たとしても、該電圧制御盤6bからの電力が共用架線8
cへ供給されないので、共用移動区間Cにおける台車4
a,4bの干渉は回避される。
【0027】台車4aが共用移動区間Cの貨物払い出し
位置に到着し、電圧制御盤6aから架線8a,8cへの
電力の供給を中断すると、給電検出器14から信号が出
力されなくなるため、表示灯16aが消灯する。
【0028】よって、台車4aが留め置き兼貨物受け取
り位置以外の場所で停止したことが、運転管理者に認識
され得る状態になる。
【0029】更に、台車4aが留め置き兼貨物受け渡し
位置へ戻って、電圧制御盤6aから架線8a,8cへの
電力の供給を中断すると、給電検出器14から信号が出
力されなくなり、留め置き検出器13a,13bが信号
を出力するため、判定器17によって、表示灯15a,
15b,16a,16bが消灯する。
【0030】個別移動区間Bの留め置き兼貨物受け取り
位置から共用移動区間Cの貨物払い出し位置へ物品を搬
送するときには、電圧制御盤6bから架線8b,8cへ
電力が供給されるように給電切替器10を設定した後、
電圧制御盤6bを操作すると、台車4bが個別移動区間
B及び共用移動区間Cを走行する。
【0031】電圧制御盤6bから架線8b,8cへ電力
が供給されると、給電検出器14が信号を出力し、留め
置き兼貨物受け取り位置から台車4bが離れると、留め
置き検出器13bから信号が出力されなくなり、留め置
き検出器13aからは信号が出力され続けるため、判定
器17によって、表示灯15a,16bが点灯し且つ表
示灯15b,16aが消灯する。
【0032】これにより、台車4aを待機させること、
並びに台車4bが移動中であることが、運転管理者に認
識され得る状態になる。
【0033】また、誤って、電圧制御盤6aが操作され
たとしても、該電圧制御盤6aからの電力が共用架線8
cへ供給されないので、共用移動区間Cにおける台車4
a,4bの干渉は回避される。
【0034】台車4bが共用移動区間Cの貨物払い出し
位置に到着し、電圧制御盤6bから架線8b,8cへの
電力の供給を中断すると、給電検出器14から信号が出
力されなくなるため、表示灯16bが消灯する。
【0035】よって、台車4bが留め置き兼貨物受け取
り位置以外の場所で停止したことが、運転管理者に認識
され得る状態になる。
【0036】更に、台車4bが留め置き兼貨物受け渡し
位置へ戻って、電圧制御盤6bから架線8b,8cへの
電力の供給を中断すると、給電検出器14から信号が出
力されなくなり、留め置き検出器13a,13bが信号
を出力するため、判定器17によって、表示灯15a,
15b,16a,16bが消灯する。
【0037】このように、図1に示す搬送設備において
は、共用移動区間Cに、台車4a,4bに付帯の集電装
置9a,9bが接し得る共用架線8cだけを設置し、各
電圧制御盤6a,6bから出力される電力を給電切替器
10を介して共用架線8cに択一的に供給するので、架
線8a,8b,8cの総設置距離がレール1の総敷設距
離と同程度になる。
【0038】従って、架線8a,8b,8cの設置や保
守点検に要する労力の軽減が図られ、共用移動区間Cの
側方の確保すべき共用架線8cの設置用空間を縮小する
ことができる。
【0039】図2は本発明の搬送設備の実施の形態の第
2の例であり、図中、図1及び図3と同一の符号を付し
た部分は同一物を表わしている。
【0040】この搬送設備は、建屋の上層床部、中層床
部、及び下層床部に敷設したレール1a,1b,1c
と、レール1a,1bの側方に位置するように当該レー
ル1a,1bに沿って平行に設置した個別架線18a,
18bと、レール1cの側方に位置するように当該レー
ル1cに沿って平行に設置した共用架線18cと、上層
床部、中層床部、及び下層床部の間を昇降する搬器20
と、該搬器20内に敷設され且つその昇降によりレール
1a,1b,1cの先端に連なり得るレール1dと、レ
ール1dの側方に位置するように当該レール1dに沿っ
て平行に設置した共用架線18dと、台車4a,4b
と、架線18a,18c,18dを摺動し得るように台
車4aに取り付けた集電装置19aと、架線18b,1
8c,18dを摺動し得るように台車4bに取り付けた
集電装置19bと、電圧制御盤6a,6bと、給電切替
器10と、運転表示装置11とを備えている。
【0041】個別架線18a,18b並びに共用架線1
8c,18dのレール1a,1b,1c,1dに対する
高さ位置は、略等しく設定されており、これらレール1
a,1b,1c,1dのうち、個別架線18aが設置さ
れている区間を個別移動区間Aとし、個別架線18bが
設置されている区間を個別移動区間Bとし、共用架線1
8c,18dが設置されている区間を共用移動区間Cと
している。
【0042】上記の個別架線18a,18bには、電圧
制御盤6a,6bの出力端子が給電ケーブル7a,7b
を介して接続されている。
【0043】共用架線18cには、給電切替器10の2
次側端子が給電ケーブル12cを介して接続され、共用
架線18dには、給電ケーブル12cに連なり且つ搬器
20の昇降行程に応じた長さを有する給電ケーブル12
dが接続されており、前記の電圧制御盤6a,6bのう
ちの一方が出力する電力が、共用架線18c,18dに
択一的に供給されるようになっている。
【0044】更に、運転表示装置11の一方の留め置き
検出器13aは、個別移動区間Aのレール1a基端付近
に定めた台車4aの留め置き兼貨物受け取り位置に設け
られ、他方の留め置き検出器13bは、個別移動区間B
のレール1bの基端付近に定めた台車4bの留め置き兼
貨物受け取り位置に設けられている。
【0045】また、給電検出器14は、共用架線18
c,18dに対して電力が供給されている際に信号を出
力するようになっている。
【0046】なお、両台車4a,4bからの貨物払い出
し位置は、共用移動区間Cのレール1c基端付近に定め
ている。
【0047】個別移動区間Aの留め置き兼貨物受け取り
位置から共用移動区間Cの貨物払い出し位置へ物品を搬
送するときには、電圧制御盤6aから架線18a,18
c,18dへ電力が供給されるように給電切替器10を
設定した後、電圧制御盤6aを操作し且つ搬器20を適
宜昇降させると、台車4aが個別移動区間A及び共用移
動区間Cを走行する。
【0048】電圧制御盤6aから架線18a,18c,
18dへ電力が供給されると、給電検出器14が信号を
出力し、留め置き兼貨物受け取り位置から台車4aが離
れると、留め置き検出器13aから信号が出力されなく
なり、留め置き検出器13bからは信号が出力され続け
るため、判定器17によって、表示灯15b,16aが
点灯し且つ表示灯15a,16bが消灯する。
【0049】これにより、台車4bを待機させること、
並びに台車4aが移動中であることが、運転管理者に認
識され得る状態になる。
【0050】また、誤って、電圧制御盤6bが操作され
たとしても、該電圧制御盤6bからの電力が共用架線1
8c,18dへ供給されないので、共用移動区間Cにお
ける台車4a,4bの干渉は回避される。
【0051】台車4aが共用移動区間Cの貨物払い出し
位置に到着し、電圧制御盤6aから架線18a,18
c,18dへの電力の供給を中断すると、給電検出器1
4から信号が出力されなくなるため、表示灯16aが消
灯する。
【0052】よって、台車4aが留め置き兼貨物受け取
り位置以外の場所で停止したことが、運転管理者に認識
され得る状態になる。
【0053】更に、台車4aが留め置き兼貨物受け渡し
位置へ戻って、電圧制御盤6aから架線18a,18
c,18dへの電力の供給を中断すると、給電検出器1
4から信号が出力されなくなり、留め置き検出器13
a,13bが信号を出力するため、判定器17によっ
て、表示灯15a,15b,16a,16bが消灯す
る。
【0054】個別移動区間Bの留め置き兼貨物受け取り
位置から共用移動区間Cの貨物払い出し位置へ物品を搬
送するときには、電圧制御盤6bから架線18b,18
c,18dへ電力が供給されるように給電切替器10を
設定した後、電圧制御盤6bを操作すると、台車4bが
個別移動区間B及び共用移動区間Cを走行する。
【0055】電圧制御盤6bから架線18b,18c,
18dへ電力が供給されると、給電検出器14が信号を
出力し、留め置き兼貨物受け取り位置から台車4bが離
れると、留め置き検出器13bから信号が出力されなく
なり、留め置き検出器13aからは信号が出力され続け
るため、判定器17によって、表示灯15a,16bが
点灯し且つ表示灯15b,16aが消灯する。
【0056】これにより、台車4aを待機させること、
並びに台車4bが移動中であることが、運転管理者に認
識され得る状態になる。
【0057】また、誤って、電圧制御盤6aが操作され
たとしても、該電圧制御盤6aからの電力が共用架線1
8c,18dへ供給されないので、共用移動区間Cにお
ける台車4a,4bの干渉は回避される。
【0058】台車4bが共用移動区間Cの貨物払い出し
位置に到着し、電圧制御盤6bから架線18b,18
c,18dへの電力の供給を中断すると、給電検出器1
4から信号が出力されなくなるため、表示灯16bが消
灯する。
【0059】よって、台車4bが留め置き兼貨物受け取
り位置以外の場所で停止したことが、運転管理者に認識
され得る状態になる。
【0060】更に、台車4bが留め置き兼貨物受け渡し
位置へ戻って、電圧制御盤6bから架線18b,18
c,18dへの電力の供給を中断すると、給電検出器1
4から信号が出力されなくなり、留め置き検出器13
a,13bが信号を出力するため、判定器17によっ
て、表示灯15a,15b,16a,16bが消灯す
る。
【0061】このように、図2に示す搬送設備において
は、共用移動区間Cに、台車4a,4bに付帯の集電装
置19a,19bが接し得る共用架線18c,18dだ
けを設置し、各電圧制御盤6a,6bから出力される電
力を給電切替器10を介して共用架線18c,18dに
択一的に供給するので、架線18a,18b,18c,
18dの総設置距離がレール1a,1b,1c,1dの
総敷設距離と略同程度になる。
【0062】従って、架線18a,18b,18c,1
8dの設置や保守点検に要する労力の軽減が図られ、共
用移動区間Cの側方の確保すべき共用架線18c,18
dの設置用空間を縮小することができる。
【0063】なお、本発明の搬送設備は上述した実施の
形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の搬送設備に
よれば下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0065】(1)本発明の請求項1あるいは請求項2
に記載の搬送設備のいずれにおいても、各台車に付帯す
る集電装置が接し得る共用架線を共用移動区間に設置
し、各電圧制御盤から出力される電力を給電切替器を介
して共用架線に択一的に供給するので、給電用架線の総
設置距離が、個別移動区間及び共用移動区間の総距離と
略同程度になり、給電用架線の設置や保守点検に要する
労力の軽減が図られ、共用移動区間の側方の確保すべき
架線設置用の空間を縮小することができる。
【0066】(2)本発明の請求項2に記載の搬送設備
においては、判定器が、留め置き検出器と給電検出器の
信号に基づき表示灯を点灯させるので、運転管理者が台
車の移動の有無を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送設備の実施の形態の第1の例を示
す概念図である。
【図2】本発明の搬送設備の実施の形態の第2の例を示
す概念図である。
【図3】従来の搬送設備の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
3a,3b モータ 4a.4b 台車 6a,6b 電圧制御盤 8a,8b 個別架線 8c 共用架線 9a,9b 集電装置 10 給電切替器 13a,13b 留め置き検出器 14 給電検出器 17 判定器 18a,18b 個別架線 18c,18d 共用架線 19a,19b 集電装置 A,B 個別移動区間 C 共用移動区間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ個別架線を有する複数の個別移
    動区間と、個別移動区間ごとに配置され且つ自走用モー
    タを装備した台車と、共用架線を有し且つ個別移動区間
    から台車が乗り入れ得る共用移動区間と、個別架線また
    は共用架線に接し得るように各台車に取り付けた自走用
    モータの集電装置と、個別架線ごとに設けられ且つ当該
    個別架線へ電力を供給する電圧制御盤と、各電圧制御盤
    のうちの一基から出力される電力を共用架線に択一的に
    供給し得る給電切替器とを備えてなることを特徴とする
    搬送設備。
  2. 【請求項2】 それぞれの個別移動区間に定めた留め置
    き位置に台車が停止しているか否かを検出する留め置き
    検出器と、共用架線に電力が供給されているか否を検出
    する給電検出器と、各台車ごとに設けた表示灯と、留め
    置き検出器及び給電検出器からの信号に基づき台車の移
    動の有無を判定して表示灯を点灯させる判定器とを備え
    た請求項1に記載の搬送設備。
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