JP2001294036A - 車両用空気清浄器 - Google Patents

車両用空気清浄器

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JP2001294036A
JP2001294036A JP2000115532A JP2000115532A JP2001294036A JP 2001294036 A JP2001294036 A JP 2001294036A JP 2000115532 A JP2000115532 A JP 2000115532A JP 2000115532 A JP2000115532 A JP 2000115532A JP 2001294036 A JP2001294036 A JP 2001294036A
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JP
Japan
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temperature
air
fan
smoking
occupant
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000115532A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ishimaru
雅浩 石丸
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煙草に着火後速やかに空気の浄化を行えるよ
うにする。また、空気の浄化を行う必要のないときには
ファンを停止可能にする。 【解決手段】 温度センサ3にて乗員4の口周辺の温度
を検出し、その検出温度に基づいて喫煙開始か否かを判
定することにより、煙草の着火とほぼ同時に喫煙開始を
検知して、煙草の着火後速やかに空気の浄化を開始する
ことができる。また、乗員4の口周辺の温度に基づいて
喫煙開始か否かを判定しているため、空気の浄化を行う
必要のないときにはファン12を停止させておくことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、喫煙時に自動的に
車室内空気を清浄化する車両用空気清浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空気清浄器は、車室内空気
を吸入して吹き出すファンと、空気を清浄化するフィル
タと、煙草の煙等を検出する煙センサとを、ケース内に
収納している。そして、ケース内の煙センサで煙草の煙
等を検出するために、ファンを常時低速(小風量)で作
動させて、車室内空気を空気清浄器内に導入するように
している。また、煙センサが煙草の煙を検出すると、フ
ァンを高速(大風量)で作動させて空気を清浄化するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、煙草に着火してから煙草の煙が煙センサに
到達するまでに時間がかかり、従って、空気の浄化が遅
れて乗員に不快感を与えてしまうという問題があった。
【0004】また、煙草の煙等を検出するためにファン
を常時低速で作動させておく必要があり、従って、ファ
ン駆動用モータの消費電力が大となり、ファン駆動用モ
ータおよびフィルタの劣化が早まり、さらには、ファン
の作動に伴う騒音が常時発生するという問題があった。
【0005】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
煙草に着火後速やかに空気の浄化を行えるようにするこ
とを目的とする。また、空気の浄化を行う必要のないと
きには、ファンを停止可能にすることを他の目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、車室内空気をケース
(11)内に吸入して車室内に吹き出すファン(12)
と、ケース(11)内に設置されて空気を清浄化するフ
ィルタ(14、15)と、乗員(4)の口周辺の温度を
検出する温度検出手段(3)と、温度検出手段(3)が
検出した温度に基づいて喫煙開始か否かを判定し、喫煙
開始と判定したときにファン(12)を作動させる制御
手段(2)とを備えることを特徴とする。
【0007】これにより、乗員の口周辺の温度に基づい
て喫煙開始か否かを判定しているため、煙草の着火とほ
ぼ同時に喫煙開始を検知することができ、従って煙草の
着火後速やかに空気の浄化を開始することができる。
【0008】また、乗員の口周辺の温度に基づいて喫煙
開始か否かを判定しているため、空気の浄化を行う必要
のないときにはファンを停止させておくことができる。
従って、ファン駆動用モータの消費電力を節減すること
ができ、また、モータおよびフィルタの寿命を延ばすこ
とができ、さらには、ファンの作動に伴って騒音が常時
発生するという問題も回避することができる。
【0009】請求項2に記載の発明のように、温度検出
手段(3)として、入射する赤外線量に応じた電気信号
を出力する赤外線センサを用いることができる。
【0010】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て、図1、図2を用いて説明する。図1において、空気
清浄器は、車室内空気を清浄化して吹き出す本体部1
と、この本体部1の作動を制御する制御装置(制御手
段)2と、乗員4の口周辺の温度を非接触で検出する温
度センサ(温度検出手段)3とを有する。
【0012】本体部1は、内部に空気通路を形成する樹
脂製のケース11を備え、このケース11内には、車室
内空気をケース11内に吸入して車室内に吹き出すファ
ン12が配置されている。このファン12は、回転軸方
向から空気を吸入して径外方に向けて吹き出す遠心式の
ファンで、モータ13によって回転駆動される。ケース
11内の空気通路には、ひだ折りした不織布により空気
中の塵を捕捉(除去)する除塵フィルタ14と、ハニカ
ム担体に添着された活性炭により空気中の臭いを除去す
る脱臭フィルタ15が設置されている。そして、本体部
1は車室内において後席後方に設置される。
【0013】温度センサ3は、具体的には、入射する赤
外線量に応じた電気信号を出力する赤外線センサであ
り、図示しない車両計器盤に設置されている。そして、
乗員4の口周辺の温度を検出するために、温度センサ3
のセンシング角度範囲αは、頭部から胸部を含むように
設定されている。
【0014】温度センサ3の出力信号が入力される制御
装置2は、図示しないCPU、ROM、RAM等からな
る周知のマイクロコンピュータや、モータ13へ印加す
る電圧を制御する駆動回路等を備え、温度センサ3の出
力信号に基づいて喫煙開始か否かを判定し、その判定結
果に応じてモータ13の作動を制御する。
【0015】次に、制御装置2が実行する制御処理につ
いて、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
【0016】まず、喫煙開始時(煙草に着火中)の制御
について説明する。ステップS10にて、温度センサ3
で検出した乗員4の口周辺の温度TIRを読み込む。次
のステップS20では、今回サンプリングした現在温度
TIRnewと、1回前(本例では0.4秒前)にサン
プリングした前回温度TIRold1との差、すなわ
ち、1回目の変化量ΔTIR1(ΔTIR1=TIRn
ew−TIRold1)が、所定値β(例えば50℃)
以上か否かを判定する。そして、煙草に着火中には、乗
員4の口周辺の温度TIRが非喫煙時と比較して所定値
β以上上昇するためステップS20がYESとなる。
【0017】次いで、0.4秒経過後に、再度乗員4の
口周辺の温度TIRを読み込む(ステップS30、ステ
ップS40)。次のステップS50では、今回サンプリ
ングした現在温度TIRnewと、2回前(本例では
0.8秒前)にサンプリングした前々回温度TIRol
d2との差、すなわち、2回目の変化量ΔTIR2(Δ
TIR2=TIRnew−TIRold2)が、所定値
β(例えば50℃)以上か否かを判定する。そして、煙
草に着火中にはステップS50がYESとなる。
【0018】上記のように、ステップS20とステップ
S50で2回続けて急激な温度上昇が確認された場合に
は喫煙開始と判定し、ステップS60にてファン13へ
の通電を開始する。このファン13の作動によりケース
11内に吸入された車室内空気は、除塵フィルタ14と
脱臭フィルタ15により清浄化された後、車室内に吹き
出される。
【0019】次に、喫煙終了時(煙草の火を消したと
き)の制御について説明する。この場合は、煙草の消化
により乗員4の口周辺の温度TIRが喫煙時と比較して
低下するためステップS20がNOとなり、ステップS
70に進む。
【0020】このステップS70では、1回目の変化量
ΔTIR1が所定値−β以上か否かを判定する。そし
て、煙草の消化により、乗員4の口周辺の温度TIRが
喫煙時と比較して所定値−β以上低下するためステップ
S70がYESとなる。
【0021】次いで、0.4秒経過後に、再度乗員4の
口周辺の温度TIRを読み込む(ステップS80、ステ
ップS90)。次のステップS100では、今回サンプ
リングした現在温度TIRnewと、2回前(本例では
0.8秒前)にサンプリングした前々回温度TIRol
d2との差、すなわち、2回目の変化量ΔTIR2(Δ
TIR2=TIRnew−TIRold2)が、所定値
−β以上か否かを判定する。そして、喫煙終了時には、
ステップS100がYESとなる。
【0022】上記のように、ステップS70とステップ
S100で2回続けて急激な温度低下が確認された場合
には喫煙終了と判定し、5分経過後にファン13を停止
する(ステップS110、ステップS120、ステップ
S130)。
【0023】なお、ステップS60でファン13を作動
させた後、喫煙状態が継続している間は、乗員4の口周
辺の温度TIRの変化量は小さいため、ステップS20
およびステップS70がともにNOとなり、ファン13
の作動状態が継続される。一方、ステップS130でフ
ァン13を停止させた後、非喫煙状態が継続している間
は、乗員4の口周辺の温度TIRの変化量は小さいた
め、ステップS20およびステップS70がともにNO
となり、ファン13の停止状態が継続される。
【0024】本実施形態では、乗員4の口周辺の温度T
IRに基づいて喫煙開始か否かを判定しているため、煙
草の着火とほぼ同時に喫煙開始を検知することができ、
従って、煙草の着火後速やかに空気の浄化を開始するこ
とができる。
【0025】また、乗員4の口周辺の温度TIRに基づ
いて喫煙開始か否かを判定しているため、空気の浄化を
行う必要のないときにはファン12を停止させておくこ
とができる。従って、ファン駆動用モータ13の消費電
力を節減することができ、また、モータ13およびフィ
ルタ14、15の寿命を延ばすことができ、さらには、
ファン13の作動に伴って騒音が常時発生するという問
題も回避することができる。
【0026】また、ステップS20とステップS50で
2回続けて急激な温度上昇が確認された場合にのみ喫煙
開始と判定するようにしているため、誤判定を防止する
ことができる。同様に、ステップS70とステップS1
00で2回続けて急激な温度低下が確認された場合にの
み喫煙終了と判定するようにしているため、誤判定を防
止することができる。
【0027】(他の実施形態)上記実施形態において、
喫煙開始と判定した時(ファン12を作動させて空気の
浄化を行っているとき)には、車室内空気の温度を制御
する図示しない空調装置の空気吸い込みモードを外気導
入モードに設定することにより、車室内空気の浄化を効
率よく行うことができる。
【0028】また、上記実施形態の温度センサ3の出力
信号を空調装置に入力し、その信号を利用して車室内空
気の温度制御を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄器の一実施形態を示す概略構
成図である。
【図2】上記実施形態の制御処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
2…制御装置(制御手段)、3…温度センサ(温度検出
手段)、4…乗員、11…ケース、12…ファン、1
4、15…フィルタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内空気をケース(11)内に吸入し
    て前記車室内に吹き出すファン(12)と、 前記ケース(11)内に設置されて空気を清浄化するフ
    ィルタ(14、15)と、 乗員(4)の口周辺の温度を検出する温度検出手段
    (3)と、 前記温度検出手段(3)が検出した温度に基づいて喫煙
    開始か否かを判定し、喫煙開始と判定したときに前記フ
    ァン(12)を作動させる制御手段(2)とを備えるこ
    とを特徴とする車両用空気清浄器。
  2. 【請求項2】 前記温度検出手段(3)は、入射する赤
    外線量に応じた電気信号を出力する赤外線センサである
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空気清浄器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段(2)は、前記温度検出手
    段(3)が検出した温度が所定値以上上昇したときに喫
    煙開始と判定することを特徴とする請求項1または2に
    記載の車両用空気清浄器。
  4. 【請求項4】 前記制御手段(2)は、前記温度検出手
    段(3)が検出した温度が所定値以上低下したときに非
    喫煙状態と判定して、前記ファン(12)を停止させる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記
    載の車両用空気清浄器。
JP2000115532A 2000-04-17 2000-04-17 車両用空気清浄器 Withdrawn JP2001294036A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009134494A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Japan Tobacco Inc データ処理システム、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法

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Effective date: 20070703