JP2001293747A - 異材成形のための成形装置 - Google Patents

異材成形のための成形装置

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JP2001293747A JP2000113082A JP2000113082A JP2001293747A JP 2001293747 A JP2001293747 A JP 2001293747A JP 2000113082 A JP2000113082 A JP 2000113082A JP 2000113082 A JP2000113082 A JP 2000113082A JP 2001293747 A JP2001293747 A JP 2001293747A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異材成形品を効率よく製造できるようにす
る。 【解決手段】 本体部1を成形するための第1成形ステ
ージと、本体部1のアンダーカット部に装着されるゴム
キャップ3を成形するための第2成形ステージを設け
る。両ステージは回転プラテン7の反転動作によって切
り替え可能としてある。可動型側にはアンダーカット部
を成形するためのスライドコアピン15が上下動可能に
組み込まれている。第1成形ステージではスライドコア
ピン15は上昇位置に保持されるが、第2成形ステージ
ではカム板によって従動スライダ18が側方へスライド
すると、カムピン17のカム溝19の案内動作によって
スライドコアピン15を有するコアバックプレート14
が下降するため、スライドコアピン15はアンダーカッ
ト部内を下降するため、ゴムキャップ3の成形空間が形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異材成形のため
の成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のドアミラー内に組み込
まれるモータアッセンブリのケーシングの一部には図1
0及び図11に示すような構造部分がある。これら図に
示されるように、合成樹脂材にて成形された本体部の一
部にシール用のゴムキャップを装着した構造となってい
る。従来のものでは、本体部とゴムキャップとは別体に
形成されており、それぞれ別個に成形された後、ゴムキ
ャップの取付けが行われ、これによって本体部の貫通孔
部分をゴムキャップで覆うようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本体部
に対するゴムキャップの取付け作業は手作業であるた
め、作業効率がきわめて低い。特に、ゴムキャップの抜
け止めのために、本体部の取付け凹部にはアンダーカッ
ト部が形成され、ゴムキャップはこのアンダーカット部
に引掛けて抜け止めがなされるようにしてあるため、取
付け作業はより困難なものとなってしまっていた。さら
に、装着作業を考慮すると、ゴムキャップとアンダーカ
ット部との間に一定のクリアランスを保有させねばなら
ず、そのため、これらの間のシール性の低下は避けられ
ない、という問題点もあった。本発明はこうした事情に
鑑みて開発工夫されたものであり、その目的は製造効率
に優れる異材成形のための成形装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、一部にアンダーカット部を有す
る第1成形体と、この第1成形体とは異なる材料にて成
形されかつ前記第1成形体に対し前記アンダーカット部
の裏側に係止した状態で一体化される第2成形体とから
なる樹脂製成形品を成形するための成形装置であって、
前記第1成形体を成形するための一次成形ステージと、
前記第2次成形体を成形するための二次成形ステージと
からなり、前記一次成形ステージでは開閉可能に対向す
る成形型のうちの一方を可動型とし、かつこの可動型に
は前記成形型の開閉方向に沿ってスライド可能に配され
前記アンダーカット部の裏側から突入してこのアンダー
カット部を成形するスライドコア部と、この可動型を前
記一次成形ステージと前記二次成形ステージとの間を移
動可能とするステージ切り換え手段と、前記二次成形ス
テージにおいて前記スライドコア部を前記アンダーカッ
ト部の裏面から退避させることで相手型との間に前記第
2成形体を成形するためのキャビティが保有されるよう
にした移動手段とが組み込まれていることを特徴とする
ものである。また請求項2の発明では、請求項1記載の
ものにおいて、前記移動手段は、前記スライドコア部に
おいて側方へ突設されたカムピンと、このスライドコア
部の側方に配され前記カムピンを受入れるカム溝を有し
かつ前記スライドコア部とは直交する方向へ移動可能な
従動スライダと、前記相手型側に設けられ、型閉じに伴
って前記カムピンを介してスライドコア部が前記退避動
作をなす方向へ前記従動スライダをスライドさせるカム
板とを備えてなることを特徴とするものである。さらに
請求項3の発明は、請求項2記載のものにおいて、前記
可動型は、前記一次・二次の両成形ステージにおいて同
一構成のものが配されるとともに、これらはプラテン上
に配されてその回転によって前記両ステージの切り換え
が可能になっており、かつ前記一次成形ステージにおけ
る相手型側には前記二次成形ステージにおいて移動した
従動スライダを戻し方向に移動させるカム板が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、一
次成形ステージでは一部にアンダーカット部を有する第
1成形体が成形される。このときにはスライドコア部が
アンダーカット部の裏面に密着した状態で成形され、成
形後には、ステージ切り換え手段によって可動型が第1
成形体を付着させたまま二次成形ステージに移動する。
二次成形ステージでは、型閉じがなされた状態ではスラ
イドコア部がアンダーカット部から退避する。これによ
って、型閉じによって保有されるキャビティはアンダー
カット部の裏側にまで成形肉を回り込ませることができ
るため、第2成形体の成形後に型開きをすれば、第1・
第2の両成形体がアンダーカット部によって抜け止めが
なされて一体化された成形品が得られる。かくして、請
求項1の発明によれば、アンダーカット部を有する二色
成形品を簡単かつ円滑に成形することができる。請求項
2の発明によれば、二次成形ステージにおいて型閉じが
なされると、カム板が従動スライダをスライドさせる。
すると、カムピンを介してスライドコア部が移動し、ア
ンダーカット部から離間し、これによって第2成形体を
成形するための空間(キャビティ)が形作られる。かく
して、アンダーカット部の裏側にまで成形肉を回り込ま
せることができるため、型開きの後には両成形体がアン
ダーカット部によって抜け止め状態で一体化された成形
品を得ることができる。請求項3の発明によれば、両成
形ステージに同一構造の可動型が設けられており、これ
らをプラテン上に設けて回転させてステージの切り換え
を行うようにしているため、第1・第2の成形体を両ス
テージにおいて同時に成形することができる。したがっ
て、成形効率を高めることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。但し、本実施形態における成形対
象も、既に述べた図10及び図11に示すモータアッセ
ンブリのケーシングとする。改めて簡単にその構造を説
明すると、ケーシングの本体部1(第1成形体)は合成
樹脂材にて形成されており、片側半分は平面ほぼ方形状
に形成され、残り半分側は上方へやや盛り上がった平面
ほぼ円形状に形成されている。この円形状に形成された
部分の上面の中心部は同心で取付け凹部2が形成される
とともに、その中心にはゴムキャップ3(第2成形体)
を取り付けるための円筒状のボス部4が垂下形成されて
いる。また、ボス部4の内周面のほぼ中央部には全周に
わたってアンダーカット部が形成されている。このアン
ダーカット部はボス部4の内壁面に鍔状の突片5を水平
に張り出させることによって形成されている。
【0007】ゴムキャップ3は良好な弾性を有する熱可
塑性エラストマーにより成形され、ボス部4の上面開口
を閉止可能に形成され、かつボス部4の内周面に沿って
密着可能で下方へ開口する円筒状に形成されている。ま
た、ゴムキャップ3の上面及び下端縁の各全周縁には上
記アンダーカット部の突片5を上下から挟み込む上下の
鍔縁6a,6bが張り出しており、これによってゴムキ
ャップ3と本体部1が抜け止めされかつシールされた状
態で一体化される。
【0008】次に、成形装置について説明する。成形装
置は本体部1を成形するための一次成形ステージS1
と、前記ゴムキャップ3を成形するための二次成形ステ
ージS2とからなり、一次成形ステージS1で成形され
た本体部1は可動側金型22が一次成形ステージS1か
ら二次成形ステージS2へと回転プラテン7の回転によ
って移送され、ここで本体部1中にゴムキャップ3が成
形される。
【0009】回転プラテン7はその中心に配された回転
軸7a周りに180度回転及び復帰が可能となっている
とともに、図示しないシリンダに接続されて回転軸7a
の軸方向に沿って往復動ができるようになっている。ま
た、回転プラテン7上には両成形ステージS1,S2毎
に可動側取付板8が取り付けられている。そして、その
四隅には円筒状に形成された受けポスト9が立設されて
おり、スペーサブロック10、可動側受け板11、可動
側型板12が順にこれら受けポスト9に挿通されて積み
重ねられている。
【0010】可動側受け板11の上面中央部には凹部1
3が凹み形成され、その内部にはコアバックプレート1
4が収容されている。コアバックプレート14の上面に
は2本のスライドコアピン15(スライドコア部)が立
設されており、両成形ステージS1,S2において点対
称の位置に配されている。両スライドコアピン15はア
ンダーカット部(突片5)の成形およびゴムキャップ3
部の鍔縁6a,6b部分を成形するためのものであっ
て、両成形ステージS1,S2共に同一の構成のものと
なっている。また、コアバックプレート14は可動側受
け板11の底面部に取り付けられた四本のガイドピン1
6によって上下方向の移動が案内されるようになってい
るとともに、その対応する二つの側面にはそれぞれ二本
ずつカムピン17が突出した状態で取り付けられてる。
両カムピン17は左右に高さを異にして配されており、
共に従動スライダ18のカム溝19内に差し込まれてい
る。
【0011】従動スライダ18は凹部13内において、
コアバックプレート14の側方に配されており、コアバ
ックプレート14の側面に沿って往復変位可能となって
いる。また、従動スライダ18の側面にはカムピン17
が摺動可能に挿通されるカム溝19が斜めに貫通して形
成されている。さらに、従動スライダ18の両側端面は
共に傾斜面となったカム受け面18aが形成され、固定
型側のカム板20,21と摺接可能となっている。
【0012】可動側受け板11の上面には可動側型板1
2が積み重ねられており、その上面の可動側金型22が
設けられ、ここには二つの成形部22aが点対称状に配
されている。また、可動側型板12には前記したスライ
ドコアピン15がスライド可能に貫通しており、このス
ライドコアピン15の先端は可動側金型22におけるア
ンダーカット部(突片5)の対応位置に臨むようにして
ある。
【0013】次に、固定側について説明すると、固定側
も第1・第2両成形ステージ毎に両可動側に対応して設
けられている。成形機本体23には固定側取付板24が
固定され、さらにこの固定側取付板24にはランナスト
リッパプレート25及び固定側型板26が積層状に配さ
れている。固定側取付板24からは、ランナストリッパ
プレート25及び固定側型板26に対して抜け止めピン
27が貫挿しているとともに、この抜け止めピン27は
固定側取付板24、ランナストリッパプレート25及び
固定側取付板24が型閉じ時には相互に密着し、型開き
時には相互に離間した状態となるようにしてある。抜け
止めピン27は、固定側取付板24の対角線位置の二箇
所に配されており(図では片側のみが示されるに過ぎな
い)、他の対角線位置には成形機本体23からランナス
トリッパプレート25及び固定側型板26を貫通して固
定側型板26より突出する位置決めポスト28が立設さ
れている。位置決めポスト28は型閉じ時に可動側の受
けポスト9内に突入されることによって、型閉じ動作が
案内されるようになっている。
【0014】また、固定側型板26には固定側金型29
a,29bが取り付けられ、型閉じ時には可動側金型2
2との間にキャビティが保有されるようになっている。
但し、前述したように、可動側金型22およびスライド
コアピン15は両成形ステージS1,S2共に同一構成
のものであるが、固定側金型29a,29bは本体部1
とゴムキャップ3のそれぞれの形状に対応して異なった
形状に形成されている。したがって、成形機本体23に
おける両成形ステージS1,S2には本体部成形用ノズ
ル31aとゴムキャップ成形用ノズル31bとがそれぞ
れ組み込まれ、各キャビティ内へ成形肉を供給できるよ
うに、固定側取付板24、ランナストリッパプレート2
5、固定側型板26を貫く供給路32a,32bが形成
されている。
【0015】さらに、固定側型板26には各従動スライ
ダ18に対応して一組ずつのカム板(第1カム板、第2
のカム板)が取り付けられている。そのうちの一方(第
1カム板20)には、従動スライダ18の一方のカム受
け面18aと摺接して従動スライダ18を側方へ変位さ
せることができるカム面20aが形成され、他方(第2
カム板21)には型閉じ時に従動スライダ18の他方の
カム受け面18aおよびこれに連続する上面部と適合し
て従動スライダ18の動作を規制する規制面21aとな
っている。従動スライダ18の変位に伴ってカムピン1
7がカム溝19内を変位することに伴い、コアバックプ
レート14が上下動するが、この上下ストロークは、ゴ
ムキャップ3の鍔縁6a,6bの厚みに相当した寸法に
設定されている。また、第1,第2のカム板20,21
の配置は、第1、第2の成形ステージS1,S2では共
に同一の配置となっているが、回転プラテン7の反転に
伴って反転した従動スライダ18を往復動させることが
でき、したがってスライドコアピン15の往復動が可能
になる。
【0016】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果を具体的に説明する。前述したように、第1
の成形ステージでは本体部1が成形され、これと同時に
第2の成形ステージではゴムキャップ3の成形がなされ
る。まず、第1成形ステージ側の成形動作について説明
する。すなわち、可動側が図示しないシリンダの駆動に
よって固定側に接近すると、まず位置決めポスト28が
受けポスト9に進入することによって、固定側型板26
と可動側型板12との位置決めがなされる。そして、可
動側型板12が固定側型板26に接近するに伴って、第
1カム板20のカム面が従動スライダ18のカム受け面
18aに摺接する。すると、これに伴って従動スライダ
18は図1における右方へ移動するため、カムピン17
はカム溝19内を斜め上方へ変位する。したがって、コ
アバックプレート14が各ガイドピン16に案内されな
がら上方へ移動するため、スライドコアピン15も同様
に上方へ移動する。なお、第1カム板20によって従動
スライダ18が変位するとき、第2カム板21の規制面
21aが従動スライダ18の側面及び上面に係止してそ
の動作を規制するため、コアバックプレート14の動
作、つまりはスライドコアピン15の上昇位置を定位置
に規制することができる。
【0017】さらに型閉じ動作が進行して固定側型板2
6が可動側型板12に当接して両金型間にキャビティが
形成される。その後は、順にランナストリッパプレート
25が固定側型板26に密着し、さらにランナストリッ
パプレート25が固定側取付板24に密着すると、本体
部成形用ノズル31aからの供給路32a,32bがキ
ャビティへと通じるようになる。この状態で、本体部成
形用ノズル31a、供給路32a,32bを経て溶融樹
脂をキャビティへと射出してやれば、本体部1の成形が
なされる。
【0018】そして、所定の冷却時間を経過した後、上
記と逆順にて型開き動作がなされると、可動側金型22
上面に本体部1が取り残された状態で型が開放される。
その後、回転軸7a周りに回転プラテン7を180度回
転させて可動型の切り替えを行う。これにより、第1成
形ステージで成形された本体部1が第2成形ステージへ
移送される。
【0019】そして、前述と同様の手順で型閉じ動作が
進行すると、第1カム板20のカム面20bが従動スラ
イダ18のカム受け面18aと摺接する結果、従動スラ
イダ18を第1成形ステージとは逆方向へ移動させる。
これに伴って、カムピン17はカム溝19内の傾斜に沿
って下降するため、コアバックプレート14が下降し、
スライドコアピン15が僅かに下降する。したがって、
スライドコアピン15の先端は本体部1の突片5より所
定寸法だけ(鍔縁6bに相当する厚み分:図9において
Wで示す寸法)図示下方へ離間した位置に保持される。
【0020】かくして、ゴムキャップ成形用ノズルより
供給路32a,32bを経て成形肉を供給してやれば、
本体部1の突片5の下側空間にも成形肉が回り込むた
め、型開き後には突片5に鍔縁6a,6bに係止した状
態で、ゴムキャップ3が本体部1に一体化した成形品が
取り出される。
【0021】一方、二次成形ステージでゴムキャップ3
の成形がなされている間、一次成形ステージS1では本
体部1の成形が同時になされているため、効率よく成形
を行うことができる。二次成形ステージS2で成形品の
取り出しがなされ後は、再び回転プラテン7が回転し、
可動側は一次成形ステージS1への切り換えがなされ
る。そして、ここにおいて再度の型閉じが繰り返されれ
ば、従動スライダ18は第1カム板20によって原状態
に戻され、スライドコアピン15も再度上昇位置に復帰
する。
【0022】以上のように、本実施形態によれば、一次
成形ステージS1において本体部1を成形した後、二次
成形ステージS2へと移送し、ここでスライドコアピン
15を下降させるようにしている。これによって、アン
ダーカット部を含む本体部1に対し、インサートによっ
てゴムキャップ3を成形することが可能となった。この
ため、従来に比較して製造効率が高まり、かつゴムキャ
ップ3が本体部1のアンダーカット部の形状によく密着
した状態で装着がなされるため、シール性が要求される
ような箇所ではきわめて有効なものと言える。なお、本
発明は種々の変更が可能であり、次のような変形例も本
発明の技術的範囲に含まれる。 本実施形態に比較して製造効率は低下するが、可動側
の金型は、一つだけ設けて両成形ステージS1,S2で
兼用するようにしてもよい。 カムピン17はスライドコアピン15に直接設けても
良い。 本実施形態では、型の開閉動作を利用してスライドコ
アピン15の動作を行わせるようにしたが、専用の駆動
手段によってこの動作を行わせるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形装置の型開き状態を示す断面図
【図2】同じく型閉じ状態を示す断面図
【図3】可動型側を示す平面図
【図4】スライドコア部の動作開始前の状態を示す断面
【図5】スライドコア部の動作途上の状態を示す断面図
【図6】スライドコア部の動作完了の状態を示す断面図
【図7】アンダーカット部の成形状況を拡大して示す断
面図
【図8】ゴムキャップを成形する際の型開き状態を拡大
して示す断面図
【図9】同じく型閉じ状態を拡大して示す断面図
【図10】成型品を示す平面図
【図11】同じく断面図
【符号の説明】
1…本体部 3…ゴムキャップ 7…回転プラテン 14…コアバックプレート 15…スライドコアピン 18…従動スライダ 20…第1カム板 20a…カム面 21…第2カム板 22…可動側金型 29a,b…固定側金型 S1…一次成形ステージ S2…二次成形ステージ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部にアンダーカット部を有する第1成
    形体と、この第1成形体とは異なる材料にて成形されか
    つ前記第1成形体に対し前記アンダーカット部の裏側に
    係止した状態で一体化される第2成形体とからなる樹脂
    製成形品を成形するための成形装置であって、 前記第1成形体を成形するための一次成形ステージと、
    前記第2次成形体を成形するための二次成形ステージと
    からなり、 前記一次成形ステージでは開閉可能に対向する成形型の
    うちの一方を可動型とし、かつこの可動型には前記成形
    型の開閉方向に沿ってスライド可能に配され前記アンダ
    ーカット部の裏側から突入してこのアンダーカット部を
    成形するスライドコア部と、この可動型を前記一次成形
    ステージと前記二次成形ステージとの間を移動可能とす
    るステージ切り換え手段と、前記二次成形ステージにお
    いて前記スライドコア部を前記アンダーカット部の裏面
    から退避させることで相手型との間に前記第2成形体を
    成形するためのキャビティが保有されるようにした移動
    手段とが組み込まれていることを特徴とする異材成形の
    ための成形装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、前記スライドコア部に
    おいて側方へ突設されたカムピンと、このスライドコア
    部の側方に配され前記カムピンを受入れるカム溝を有し
    かつ前記スライドコア部とは直交する方向へ移動可能な
    従動スライダと、前記相手型側に設けられ、型閉じに伴
    って前記カムピンを介してスライドコア部が前記退避動
    作をなす方向へ前記従動スライダをスライドさせるカム
    板とを備えてなることを特徴とする請求項1記載の異材
    成形のための成形装置。
  3. 【請求項3】 前記可動型は、前記一次・二次の両成形
    ステージにおいて同一構成のものが配されるとともに、
    これらはプラテン上に配されてその回転によって前記両
    ステージの切り換えが可能になっており、かつ前記一次
    成形ステージにおける相手型側には前記二次成形ステー
    ジにおいて移動した従動スライダを戻し方向に移動させ
    るカム板が設けられていることを特徴とする請求項2記
    載の異材成形のための成形装置。
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