JP2001293525A - 液圧バルジ加工方法および金型 - Google Patents

液圧バルジ加工方法および金型

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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量なコネクティングロッドを効率よく製造す
る方法、金型およびコネクティングロッドの提供。 【解決手段】金型内に収納した金属素管を、その内部に
導入した液体による内圧により膨出部を成形し、その膨
出部にバーリング加工部を成形する液圧バルジ加工方法
で、金属管の任意の位置に膨出部を成形し、次いで膨出
部をピアシング加工した後、ピアシング加工部にバーリ
ング加工を施す方法、それに使用する金型およびコネク
ティングロッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管状のロッドと軸
受部とからなるコネクティングロッドを得るための金属
管の液圧バルジ加工方法、それに用いる金型およびコネ
クティングロッドに関し、この部品は自動車や産業用機
械に用いられている連結ピンを支点として自由な回転運
動をさせるリンク構造体に好適である。
【0002】
【従来の技術】自動車や産業用機械には、コネクティン
グロッドと連結ピンとを組み合わせて連結ピンを軸にロ
ッド部が回転自在になるようにして力を伝達する機構が
多用されている。
【0003】図1は、コネクティグロッドの使用例を示
す図である。図1(a)は、固定ロッド1と回転ロッド
2とを組み合わせた例を示す。図1(b)は、2つの回
転ロッド2、3を組み合わせた例を示す。
【0004】図1(a)のコネクティングロッドは、固
定ロッド1は、ロッド1aの片側に軸受け部1bを備
え、回転ロッド2はロッド2aの両端に軸受け部2bお
よび2cを備えており、軸受け部1b、2bに連結ピン
4が嵌入されており、連結ピン4を支点にしてリンク部
品2が回転自在になっている。
【0005】また、図1(b)に示すコネクティングロ
ッドは、回転ロッド3は、3つの軸受け部3c、3d、
3eを備え、軸受け部3dに連結ピン5が、軸受け部3
e、2bに連結ピン6が嵌入されており、連結ピン5、
6を支点にして回転ロッド2、3が回転自在になってい
る。
【0006】連結ピンを支点として自由な回転運動をさ
せるコネクティングロッドは、従来以下の方法により製
造されていた。
【0007】第1の方法は、コネクティングロッドの形
状をした鋳型に溶鋼を鋳込む鋳造方法である。
【0008】第2の方法は、ロッドと軸受け部とを溶接
により接合する方法である。
【0009】図2は、溶接により製作されたコネクティ
ングロッド2を示す斜視図である。同図に示すように、
この部品は、ロッド2aの両端に軸受けとなる金属管2
b、2cが溶接部7にて接合されている。これを製作す
るには、先ず軸受け部2b、2cに必要とされる長さに
金属管を切断し、金属管のロッド2aの端面形状を軸受
け2cの溶接位置の形状に沿うように加工をおこなう。
次に、ロッド2aと軸受け部2b、2cとを冶具等を用
いて位置決め固定し、溶接により接合をする。
【0010】しかしながら、第1の方法ではロッドが中
実となるため製品重量が大きくなる欠点の他、鋳造作業
の能率が低いばかりでなく、鋳造後のバリ除去等の作業
が必要となる等の欠点がある。また、鋳造品は衝撃など
に対する強度の信頼性が乏しいなどの問題点もある。
【0011】第2の方法では、溶接作業能率の悪さや、
溶接状況のバラツキなどによる強度の信頼性の低下がま
ぬがれない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、強度
に信頼性があり軽量なコネクティングロッドを効率よく
製造する方法、その方法に使用する金型およびその方法
で製造したコネクティングロッドを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記従来の
鋳造方法や、溶接による接合方法以外のコネクティング
ロッドの製造方法について検討を重ね実験をおこなった
結果、液圧バルジ加工により金属管に膨出部を成形し、
その膨出部をピアシング加工により開孔部を設け、その
開孔部をバーリング加する工程を一金型内でおこなう方
法がよいとの知見を得た。本発明はこのような知見に基
づいてなされたもので、その要旨は以下の通りである。
【0014】(1)金属素管をコネクティングロッドに
加工する方法であって、上下一対の金型のダイス溝内に
収納した金属素管の内部に液体を導入し、液体に圧力を
負荷して金属素管に部分的に膨出部を成形し、その膨出
部にピアシング加工を施して開口部を設け、この開口部
を拡げながら内側に折り曲げるバーリング加工をおこな
うコネクティングロッドの液圧バルジ加工方法。
【0015】(2)金属素管をコネクティングロッドに
加工するための上下一対の金型であって、金属素管に部
分的な膨出部を成形するためのダイス溝と、そのダイス
溝内に収納した金属素管に向かって進退可能に設けられ
た膨出部の一部に開口部を設けるためのピアシングポン
チと、開口部を拡げながら内側に折り曲げるバーリング
加工を施すためのバーリングポンチとを備え、バーリン
グポンチはピアシングポンチ外周面に嵌合されており、
ピアシング加工後にバーリングポンチが前進してバーリ
ング加工する機構を備えている金属管の液圧バルジ加工
用金型。
【0016】(3)管状のロッドと軸受部が、一体の金
属管から液圧バルジ加工により成形されたコネクティン
グロッドであって、軸受部の端部の1方または双方を内
側に折り曲げるバーリング加工がなされているコネクテ
ィングロッド。
【0017】
【発明の実施の形態】金属管の液圧バルジ加工は、素材
となる金属管(以下、素管という)内に加工液を導入
し、その加工液に負荷した圧力(以下、内圧という)
と、必要に応じて管端からの軸押し力とを組み合わせる
ことによって素管を膨出加工し、種々の断面形状の異形
管製品を得る加工方法であり、汎用されている。本発明
の加工方法は、この液圧バルジ加工方法により異形管製
品、具体的にはコネクティングロッドを加工する方法で
ある。従来の液圧バルジ加工は、素管を部分的に膨出さ
せる加工であるが、本発明の加工方法はこの膨出加工に
加え、同じ金型内で素管の内圧を利用して、膨出部の1
カ所または2カ所にピアシング加工を施し膨出部に開口
部を成形し、さらにその開口部を内側に折り曲げるバー
リング加工することを大きな特徴としている。
【0018】図3は、本発明のコネクティングロッドの
形状例を示す斜視図で、図3(a)はアームが軸受け部
を1個備えている場合、3図(b)はアームが軸受け部
を2個備えている場合を示す。
【0019】図3に示したコネクティングロッドは、ア
ーム部21と軸受け部20からなっており、軸受け部は
膨出加工後にピアシング加工により開口部を設けて、そ
の開口部を拡げながら内側に折り曲げるバーリング加工
が施されている。
【0020】アーム部21の外径d0、肉厚t、長さ、
軸受け部20の形状および個数は、本発明の加工方法に
おいては任意に設定できる。
【0021】図4は、軸受け部の形状例を示す図3
(b)に示すA−A断面図で、図4(a)は膨出部の対
向する2カ所にピアシング加工により開口部を設け、そ
の開口部を内側に折り曲げるバーリング加工が施されて
いる軸受け部の場合、図4(b)は膨出部の1カ所に開
口部を設けバーリング加工が施されている軸受け部の場
合、図4(c)は膨出部に対向する2カ所にピアシング
加工により開口部を設け、その一方の開口部にバーリン
グ加工が施されている軸受け部の場合を示す図である。
【0022】軸受け部の形状は、円筒形状のみに限定さ
れるものでなく角型等の形状でもよい。軸受け部の形状
は目的に応じて任意に定めればよい。
【0023】図5は、軸受け部の高さの異なる形状例を
示す斜視図で、図5(a)は軸受部が円筒形状をしてお
り高さhが素管外径d0よりも高い場合、図5(b)は
高さhが素管外径d0と同じ場合、図5(c)は高さh
が素管外径d0よりも低い場合を示す図である。
【0024】次に、本発明の加工方法に用いる金型およ
び加工方法について説明する。
【0025】図6は、素管を収納した金型の縦断面図
で、図6(a)は液圧バルジ加工直前の状態を、図6
(b)は膨出加工後にピアシング加工により開口部を設
けた状態を、図6(c)はバーリング加工状態を示す図
である。
【0026】本発明の加工方法に用いる金型例を図6
(a)により説明する。図6(a)に示すように、金型
は1対の金型すなわち上金型30aと下金型30bで構
成されている。
【0027】次に、金型の構造を説明する。金型には軸
受け部を成形するための空間32が設けられていて、そ
の内部形状は軸受け部の外郭形状と同一である。
【0028】金型には、金属素管31に向かって進退可
能に設けられたピアシングポンチ34と、ピアシングポ
ンチの外周面に嵌合されたバーリングポンチ35を内蔵
されている。この例では、上下の金型内にピアシングポ
ンチ34とバーリングポンチ35が設けられており、図
4(a)に示す形状の軸受け部を成形するのに用いる。
図4(b)に示した軸受け部の成形には、上下どちらか
の金型にピアシングポンチとバーリングポンチを設けれ
ばよい。また、図4(c)に示した軸受け部を成形する
場合は、一方の金型にピアシングポンチとバーリングポ
ンチを、もう一方金型にはピアシングポンチのみを設け
ればよい。
【0029】バーリングポンチ35は、ピアシングポン
チ34の外周面に嵌合されている。このバーリングポン
チ35はバネなどの弾性体36aにより支持されてお
り、バーリング加工のためにバーリングポンチ35を金
属素管31方向に前進させた後で弾性体36aの復元力
で後退させる。また、バーリングポンチ35の上面に接
しているリング状カバー37にて、バーリングポンチ3
5の後退限が決定される。リング状カバー37は、金型
にネジ等の係合手段にて固定されている。また、ピアシ
ングポンチ34はその上部でパッド38にネジ等の係合
手段にて固定されている。パッド38は、バネなどの弾
性体36bにて支持されており、パッド38の周縁部が
金型取付板39に当接されていてピアシングポンチ34
の後退限が規制される。ピアシングポンチ34は、図示
していない油圧シリンダ装置を用いてパッド38を介し
て前進させることができる。ピアシングポンチ34の前
進可能な距離は、バーリングポンチ35の前進可能な距
離h3 とバーリングポンチとピアシングポンチ間の距離
h2の和となる。
【0030】バーリングポンチ35は、ピアシングポン
チ34の前進によってバーリングポンチ35と金型30
aとの間に設定された距離h3だけ前進可能である。
【0031】ピアシングポンチ34の後退は、弾性体3
6bの復元力でおこなわれる構造となっている。ピアシ
ングポンチ34は、バーリングポンチ35との間に設定
された距離h2(ピアシングストローク)だけ、バーリ
ングポンチ35より先行して前進させられる構造となっ
ている。バーリングポンチ35の先端エッジ部の面取り
は、バーリング加工時に製品の表面に疵を発生させず、
膨出加工時に面取り部と金型との間に出来る隙間に材料
が膨出しない程度の適切な値を選択すればよい。
【0032】ピアシングポンチとバーリングポンチを一
体構造とすることも考えられるが、そのような構造にす
ると下記のような問題が生じる。
【0033】図7は、ピアシングポンチとバーリングポ
ンチを一体構造とした場合の金型を示す縦断面図であ
る。図7に示すように、両ポンチを一体にしたポンチ5
0の先端は、凸状になる。ポンチ50の先端の凸部51
がピアシングポンチで凹部52がバーリングルポンチと
なる。このようなポンチを用いて膨出加工をおこなった
場合には、ポンチ50先端のピアシング領域51とバー
リング領域52の段差部に生じる隙間53に素材が膨出
し、この隙間53に膨出した素材を潰しながらピアシン
グおよびバーリング加工をおこなうので製品形状に不具
合が生じる。また、膨出加工時にポンチ51の鋭いエッ
ジ部にて破断を生じ易くなるという問題が生じる。本発
明では、上記の問題を解消するためにピアシングポンチ
とバーリングポンチを分割構造とした。
【0034】次に、液圧バルジ加工方法について説明す
る。図6(a)は、成形開始前の状態を示し、金型内に
素管31をセットし、所定の力にて上金型30aを下金
型30bに押しつける。次いで、図示してない油圧シリ
ンダ装置に取り付けられた軸押し工具40a、40bを
前進せしめ、素管33の両管端に軸押し工具端面を当接
してシールする。シール方法は、同図に示す軸押し工具
と素管の端面同士を当接する端面シール方法に限定され
るものではなく、素管の肉厚を軸押し工具によって肉厚
方向に圧下する圧入シール、素管内面にOリングを挿入
してシールする内面シール等、内圧の漏れを防ぎ軸押し
力が伝達できる方法であればよい。
【0035】次に、一方の軸押し工具、例えば軸押し工
具40aを貫通せしめた流路41aから加工液を導入し
ながら、もう一方の軸押し工具40bに設けられた流路
41bから素管31内の空気を押し出し、流路41bの
延長上を図示していないバルブで閉鎖して、素管33の
内部を加工液で充満させる。加工液としては、防錆のた
めに数%の油脂分を水に分散させたエマルジョン油が一
般に用いられている。
【0036】次いで、左右方向から軸押し工具41a、
41bを前進せしめるとともに、図示していないポンプ
によって内圧を徐々に増加し、膨出部を形成させる。こ
のとき、軸押し工具は必ずしも左右両方向から前進させ
る必要はなく、どちらか一方の軸押し工具の前進だけで
もよい。軸押しをおこなうのは膨出部に材料を供給して
膨出による減肉や破断を抑制するのが目的であるが、膨
出部の周長増加率が小さい場合には、軸押しを省略する
こともできる。
【0037】図6(b)は、膨出加工終了後に、図示し
ない加圧装置により内圧を保ったままパッド38をスト
ロークh2{図6(a)}だけ前進させ、ピアシングポ
ンチ34によって、膨出部の上下面に外径d2の孔が打
ち抜かれた状態を示す。ピアシングポンチ34の前進ス
トロークh2は、打ち抜きに必要な値であればよく、実
験結果から素管の肉厚の1〜2倍であればよい。
【0038】図6(c)は、パッド38をさらにストロ
ークh3{図6(a)}だけ前進させることにより、ピ
アシングポンチ34に当接した状態のバーリングポンチ
35がストロークh3だけ前進し、前進するバーリング
ポンチ35により、ピアシング加工によって打ち抜かれ
た孔をバーリングポンチ35の外径d3まで拡径しつつ
素管内部に折り曲げるバーリング加工がおこなわれた状
態を示す。バーリングポンチ35の前進ストロークh3
は、(d3−d2)/2以上あればよい。
【0039】以上のように、金属素管を膨出加工、ピア
シング加工およびバーリング加工を同一金型内にておこ
なうことによりコネクティングロッドを高能率で加工す
ることができる。
【0040】
【実施例】外径34mm、肉厚2.6mm、長さ100
0mmの機械構造用鋼管STKM11A(JISG34
45)を素管として用い、図6に示した金型を使用して
液圧バルジ加工し2個の軸受けを備えたコネクティング
ロッドを製造した。
【0041】図8は、製造したコネクティングロッドを
示す図で、図8(a)は平面図、図8(b)は図8
(a)のA−A断面図、図8(c)は図8(a)のB−
B断面図である。
【0042】使用した金型および製品の寸法は以下の通
りであった。
【0043】[金型の寸法] ピアシングポンチ外径(d2):44mm ピアシングポンチストローク(h2):6mm バーリングポンチ外径(d3):55mm バーリングポンチストローク(h3):9mm [製造した製品寸法] 膨出部外径(d1):68mm 膨出部高さ(h):34mm バーリング径(d3):55mm 製品全長(L):920mm 上記の素管と金型を用い、金型のダイス溝に素管をセッ
トし、軸押し工具を素管管端に当接してシールし、上下
金型を8000kNの力で型締めして、素管内にエマル
ジョン加工液を注入して、その圧力を40MPaから1
80MPaへと徐々に増圧せしめつつ各軸押し工具を4
0mm前進させて膨出部加工をおこない、引き続きピア
シングおよびバーリング加工をおこなうことにより前記
寸法を有する製品を得た。
【0044】なお、従来の鋳造法により上記製品と同じ
寸法のコネクティングロッドを製造し、製品重量を本発
明の方法により製造したものと比較したが、本発明の方
法で製造した製品の重量は鋳造品の約1/2以下であっ
た。鋳造品の場合製品の重量が大となったのはアーム部
を中空にすることができなかったためである。溶接法に
よっても同一寸法の製品を製造したが、製品重量はほぼ
同一であったけれども製造時間は本発明の方法に要した
時間の約10倍の時間を要した。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、同一金型内で膨出加
工、ピアシング加工およびバーリング加工が実施でき製
造効率のよい製造方法により、軽量で強度が安定したコ
ネクティングロッドが安価に得られ、産業の発展に寄与
するところ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクティングロッドの使用例を示す模式図で
ある。
【図2】従来の製造方法により製造されたコネクティン
グロッドを示す図である。
【図3】本発明の方法で製造したコネクティングロッド
を示す図である。
【図4】軸受け部の断面図である。
【図5】コネクティングロッドの形状例を示す図であ
る。
【図6】本発明の金型および加工方法を説明するための
図である。
【図7】金型部の断面図である。
【図8】実施例のコネクティングロッドを示す図であ
る。
【符号の簡単な説明】
1a、1b、2a、2b ロッド 2 軸受け 3 連結ピン 30a 上金型 30b 下金型 34 ピアシングポンチ 35 バーリングポンチ 36a、36b 弾性体 38 パッド 39 金型取付け板 40a、40b 軸押し工具 41a、41b 加工液流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21D 53/84 B21D 53/84 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属素管をコネクティングロッドに加工す
    る方法であって、上下一対の金型のダイス溝内に収納し
    た金属素管の内部に液体を導入し、液体に圧力を負荷し
    て金属素管に部分的に膨出部を成形し、その膨出部にピ
    アシング加工を施して開口部を設け、この開口部を拡げ
    ながら内側に折り曲げるバーリング加工をおこなうこと
    を特徴とするコネクティングロッドの液圧バルジ加工方
    法。
  2. 【請求項2】金属素管をコネクティングロッドに加工す
    るための上下一対の金型であって、金属素管に部分的な
    膨出部を成形するためのダイス溝と、そのダイス溝内に
    収納した金属素管に向かって進退可能に設けられた膨出
    部の一部に開口部を設けるためのピアシングポンチと、
    開口部を拡げながら内側に折り曲げるバーリング加工を
    施すためのバーリングポンチとを備え、バーリングポン
    チはピアシングポンチ外周面に嵌合されており、ピアシ
    ング加工後にバーリングポンチが前進してバーリング加
    工する機構を備えていることを特徴とする金属管の液圧
    バルジ加工用金型。
  3. 【請求項3】管状のロッドと軸受部が、一体の金属管か
    ら液圧バルジ加工により成形されたコネクティングロッ
    ドであって、軸受部の端部の1方または双方を内側に折
    り曲げるバーリング加工がなされていることを特徴とす
    るコネクティングロッド。
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