JP2001293083A - 透析液原液作製装置 - Google Patents
透析液原液作製装置Info
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Abstract
ッパーを必要とせず、かつ原液作製タンクの底部付近に
粉末状の薬剤が溜まって透析液原液の取り出し管の詰ま
るのを防止できるようにした透析液原液作製装置を提供
する。 【解決手段】 原液作製タンク10と、原液作製タンク
10に逆浸透性水02を供給する給水管1と、原液作製
タンク10内で作製された透析液原液03を取り出すべ
く原液作製タンク10の底部に接続された排出管3とを
そなえた透析液原液作製装置において、給水管1を排出
管3に接続し、原液作製タンク10の底部や排出口付近
が透析用薬剤01で詰まっていても、逆浸透性水02を
原液作製タンク10内に噴入させて、予め原液作製タン
ク10の底部付近に置かれている透析用薬剤01と混合
させて、均一な透析液原液の作製を可能にした。
Description
される透析液原液を作製するための装置に関し、特に粉
末状の薬剤と逆浸透性水とを混合して透析液原液を作製
するのに好適な透析液原液作製装置に関する。
原液を作製するための装置では、粉末状の薬剤と逆浸透
性水とを混合するのに溶解槽(以下、「原液作製タン
ク」という)を用いるのが一般的であり、その場合、例
えば特開平10−232号公報に記載されているよう
に、所定量の粉末状の薬剤を投入するための開口面を有
するホッパーを原液作製タンクの上面に設けるととも
に、このホッパーの開口面を下方向に回動させる駆動手
段を駆動して、粉末状の薬剤の原液作製タンクへの投入
を行うようにしている。
ンク10に予め粉末状の透析用薬剤01を原液作製タン
ク10に入れておき、透析液原液作製の際、タンクの上
方から逆浸透性水02を供給して、タンク内で透析用薬
剤02と逆浸透性水01との混合を行うようにしたもの
も提案されている。
上部に開口する逆浸透性水02の給水管を、2は給水管
1に設けられている給水用開閉弁(電磁弁)を示してい
る。また、符号3は原液作製タンク10の底部に接続さ
れた排出管を示しており、この排出管(送液管)3に
は、原液作製タンク10から取り出された混合液(透析
液原液)03をタンク10に循環し、あるいは人工透析
装置20または貯蔵タンク(図示せず)に供給する循環
ポンプ4が設けられている。この循環ポンプ4は原液作
製タンク10の洗浄時、洗浄液の循環用としても機能す
る。また、符号5は排出管3に設けられている主開閉弁
(電磁弁)を示しており、循環ポンプ4の吐出口と主電
磁弁5との接続部から分岐して循環通路6が設けられ、
この循環通路6に電導度センサ7、電磁弁8が設けられ
ている。この電導度センサ7は透析液原液の電導度を計
測するものである。
10−232号公報に記載されているものでは、所定量
の粉末状の薬剤を入れておくためのホッパーを設ける必
要があるほか、原液作製タンクに攪拌装置を設置しなけ
ればならない等、コストアップの原因になり、また機
構、制御が複雑になる不都合がある。
ク10の底部付近に粉末状の薬剤が溜まり易く、均一な
濃度の原液を作製することが困難であり、均一な濃度の
原液を作製するには攪拌装置を付設しなければならない
等の不都合がある。
ようとするもので、所定量の粉末状の薬剤を入れておく
ためのホッパーを必要とせず、かつ原液作製タンク10
の底部付近に粉末状の薬剤が溜まって透析液原液の取り
出し管の詰まるのを防止するとともに、攪拌装置を設け
ることなく、均一な濃度の透析用原液を作製することが
できるようにした透析液原液作製装置を提供しようとす
るものである。
決するための第一の手段として、原液作製タンクと、該
原液作製タンクに逆浸透性水を供給する給水管と、前記
原液作製タンク内で作製された透析液原液を取り出すべ
く前記原液作製タンクの底部に接続された排出管とを備
えた透析液原液作製装置において、前記給水管を前記排
出管に接続するものである。
において、前記排出管に排出用開閉弁を設けて前記原液
作製タンクに接続するとともに、前記給水管を前記排出
用開閉弁の下流側に接続して第二の課題解決の手段とし
ている。
置において、前記原液作製タンクに透析用薬剤を投入し
た後、前記給水管から排出管を経由して前記原液作製タ
ンクに前記逆浸透性水を供給して前記原液作製タンク内
で前記透析液原液を作製するようにして第三の課題解決
の手段としている。
形態について説明する。
液原液作製装置を示しており、図1中図3と同じ部材に
は同一符号を付し、それらについては、詳細な説明を省
略した。
原液作製装置では、原液作製タンク10の底部に排出用
開閉弁(電動弁)11を設けた排出管3が接続されてお
り、原液作製タンク側を上流側とした場合に、排出管3
の排出用開閉弁(電動弁)11の下流側で、かつ循環ポ
ンプ4の上流側に、逆浸透性水02の供給管としての給
水管1が接続されている。符号2は給水管1に設けられ
ている給水用開閉弁(電磁弁)を示している。
接続されて、原液作製タンク10で作製された透析液原
液03が循環ポンプ4により、人工透析装置20に供給
できるようになっている点は、上記の図3のものと同様
である。
から分岐して、循環通路6が設けられており、この循環
通路6に電導度センサ7、電磁弁8が設けられていて、
この電導度センサ7は透析液原液の電導度を計測する点
も図3のものと同様である。
原液作製装置では、予め透析用薬剤01を原液作製タン
ク10内に入れておき、その後で、排出用開閉弁11と
給水用開閉弁2とを開いて、逆浸透性水02を原液作製
タンク10の底部から導入して、原液作製タンク10内
で透析用薬剤01と逆浸透性水02とを混合して、透析
液原液を作製することができる。
10の底部から導入されるため、原液作製タンク10の
底部や排出口付近が透析用薬剤01で詰まっていても、
逆浸透性水02が原液作製タンク10内に噴出して、流
路を確保し、原液作製タンク10内に逆浸透性水02が
供給される。逆浸透性水02を供給しながら、電磁弁8
を開き、循環ポンプ4を運転することにより、図1に示
す矢印の方向にて、原液作製タンク10内の透析用薬剤
01と撹拌、混合させて、均一な透析液原液を作製する
ことが可能となる。
0の底部から導入する構成であるため、原液作製タンク
10の底部付近が詰まることを防止でき、原液作製タン
ク10内で作製された透析液原液の取り出し、あるいは
循環洗浄に支障を来すことも防止することができる。
置などが設けられていないため、原液作製タンク10内
の洗浄効果を高めることができる。このほか、攪拌装置
を設置するためのコストをなくすことにより、透析液原
液作製装置の製作コストや運転コストを低減することが
可能となる。
透析液原液作製装置の使用の一例を示すものである。こ
のフローチャートに示すように、原液作製タンク10の
洗浄、消毒(スッテプA3)の終了後、原液作製タンク
10に翌日分の透析用薬剤01をセットしておき(ステ
ップA4)、前日の自動運転の終了後、当日の朝、自動
運転(ステップA0)により、逆浸透性水02を原液作
製タンク10に供給して透析液原液を作製することが可
能となる。
が空になった時点(逆浸透性水02が入ってない状態)
で透析用薬剤01を投入する(ステップB2)ことも可
能であるため、担当者の時間的拘束を軽減することも可
能となる。
工程で作製された透析液原液の全てを循環ポンプ4を駆
動して、原液貯留タンク30に送液する。これにより、
原液作製タンク10は空になり、透析液原液作製装置は
「原液準備溶解終了」となる(ステップA1)。
が透析液供給装置に送られる(ステップA2)。透析用
薬剤01の追加の必要のない場合、ルートYにより、ス
テップA3にいたる。
トZを取り、ステップB1,ステップB2を経て、追加
の透析用薬剤01の溶解が完了(ステップB3)する
と、原液作製タンク10から透析液原液が原液貯留タン
ク30に送られる(ステップB4)。
知される(ステップB5)てから、更に透析用薬剤01
の追加が必要な場合には、ルートXでステップB1に戻
る。透析用薬剤01の追加の必要が無い場合には、ステ
ップA3に移り、原液作製タンク10の洗浄・殺菌が行
われ、原液作製タンク10の洗浄・殺菌の終了後、翌日
使用する透析液原液を作製するための透析用薬剤01が
原液作製タンク10にセットされ、その事が報知される
(ステップA4)。
透析用薬剤01が原液作製タンク10にセットされたこ
とが確認されると、「投入完了」のスイッチを押す(ス
テップA5)。これにより、透析液原液作製装置は自動
運転状態となる。
02が原液作製タンク10に供給され、透析液原液の作
製が開始する(ステップA0)。
製装置では、逆浸透性水02が原液作製タンク10の底
部から導入される構成となっているため、原液作製タン
ク10の底部や排出口付近が透析用薬剤01で詰まって
いても、逆浸透性水02が原液作製タンク10内に噴出
して、流路を確保し、原液作製タンク10内に逆浸透性
水02が供給される。逆浸透性水02を供給しながら、
電磁弁8を開き、循環ポンプ4を正逆両方向に運転する
ことにより、図1に示す矢印の方向にて、原液作製タン
ク10内の透析用薬剤01と撹拌、混合させて、均一な
透析液原液を作製することが可能となる。
0の底部から導入する構成であるため、原液作製タンク
10の底部付近が詰まることを防止でき、原液作製タン
ク10内で作製された透析液原液の取り出し、あるいは
循環洗浄に支障を来すことも防止できる。
置などが設けられていないため、原液作製タンク10内
の洗浄が容易になるほか、攪拌装置を設置するためのコ
ストをなくすことにより、透析液原液作製装置の製作コ
ストや運転コストを低減することが可能となる。
後、原液作製タンク10に翌日分の透析用薬剤01をセ
ットしておき、当日の朝、自動運転により、逆浸透性水
02を原液作製タンク10に供給して透析液原液を作製
することが可能となる。
が空になった時点(逆浸透性水02が入ってない状態)
で透析用薬剤01を投入することも可能であるため、担
当者の時間的拘束を軽減することも可能となる。
ような効果が得られる。 逆浸透性水が、原液作製タンクの底部から導入される構
成としたことにより、原液作製タンクの底部や排出口付
近が透析用薬剤で詰まっていても、逆浸透性水が原液作
製タンク内に噴出して、流路を確保し、原液作製タンク
内に逆浸透性水が供給される。逆浸透性水を供給しなが
ら、電磁弁を開き、循環ポンプを運転することにより、
図1に示す矢印の方向にて、原液作製タンク内の透析用
薬剤と撹拌、混合させて、均一な透析液原液を作製する
ことが可能となる。 (2)逆浸透性水を原液作製タンクの底部から導入する
構成であるため、原液作製タンクの底部付近が詰まるこ
とを防止でき、原液作製タンク内で作製された透析液原
液の取り出し、あるいは循環洗浄に支障を来すことも防
止できる。 (3)原液作製タンク内に攪拌装置などを設ける必要が
ないため、原液作製タンク内の洗浄効果を高めることが
できる。また、攪拌装置を設置するためのコストをなく
すことにより、透析液原液作製装置の製作コストや運転
コストを低減することが可能となる。 (4)原液作製タンクの洗浄、殺菌の終了後、原液作製
タンクに翌日分の透析用薬剤をセットしておき、当日の
朝、自動運転により、逆浸透性水を原液作製タンクに供
給して透析液原液を作製することが可能となる。また、
日中の業務時にも、原液作製タンクが空になった時点
(逆浸透性水が入ってない状態)で透析用薬剤01を投
入することも可能であるため、担当者の時間的拘束を軽
減することも可能となる。
置の概略図である。
一使用例の動作フローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 原液作製タンクと、該原液作製タンクに
逆浸透性水を供給する給水管と、前記原液作製タンク内
で作製された透析液原液を取り出すべく該原液作製タン
クの底部に接続された排出管とを備え、前記給水管が、
前記排出管に接続されていることを特徴とする透析液原
液作製装置。 - 【請求項2】 前記排出管が排出用開閉弁を介して前記
原液作製タンクに接続されるとともに、前記給水管が前
記排出用開閉弁の下流側に接続されてなる請求項1に記
載の透析液原液作製装置。 - 【請求項3】 前記原液作製タンクに透析用薬剤が投入
された後、前記給水管から前記排出管を介して前記原液
作製タンクに前記逆浸透性水が供給されて前記原液作製
タンク内で前記透析液原液が作製されることからなる請
求項1または請求項2に記載の透析液原液作製装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000114633A JP4366474B2 (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | 透析液原液作製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001293083A true JP2001293083A (ja) | 2001-10-23 |
JP4366474B2 JP4366474B2 (ja) | 2009-11-18 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010518997A (ja) * | 2007-02-26 | 2010-06-03 | フレゼニウス メディカル ケアー ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 透析器を満たすための、及び/又は、空にするための装置及び方法 |
JP2014193376A (ja) * | 2008-07-09 | 2014-10-09 | Baxter Internatl Inc | オンラインのデキストロース混合を含む在庫管理を有する透析システム |
-
2000
- 2000-04-17 JP JP2000114633A patent/JP4366474B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010518997A (ja) * | 2007-02-26 | 2010-06-03 | フレゼニウス メディカル ケアー ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 透析器を満たすための、及び/又は、空にするための装置及び方法 |
US8671996B2 (en) | 2007-02-26 | 2014-03-18 | Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh | Method and device for filling and/or emptying a dialysis machine |
JP2014193376A (ja) * | 2008-07-09 | 2014-10-09 | Baxter Internatl Inc | オンラインのデキストロース混合を含む在庫管理を有する透析システム |
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