JP2001293059A

JP2001293059A - つぼ刺激具およびつぼ刺激具を装備した座具

Info

Publication number: JP2001293059A
Application number: JP2000114518A
Authority: JP
Inventors: Tomoji Kobayashi; 知司小林
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-04-17
Filing date: 2000-04-17
Publication date: 2001-10-23

Abstract

(57)【要約】【課題】突起部の移動をワンタッチで行うことが
できるつぼ刺激具と、該つぼ刺激具を装着した座具に関
する。【解決手段】長孔を設けたケース体１０と、該長孔１
１内に摺動自在に設置された突起部２０とを備えるつぼ
刺激具１において、前記長孔１１の両脇面に山型の凹凸
部１２が形成され、前記突起部２０に、該凹凸部１２に
係合する係合機構３０を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、突起部を容易に摺
動させることができるつぼ刺激具、およびそのつぼ刺激
具を装備した座具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、突起部により人体に点在する
つぼを圧迫して刺激し、筋肉のこりをほぐし血行を促進
するつぼ刺激具が開発されている。一般的なつぼ刺激具
は、矩形状のケース体の上面に、複数の半球状の突起部
が突設されており、体圧を利用して突起部により腰や背
中、また肩や首周辺に点在するつぼを圧迫し刺激してい
た。

【０００３】また、つぼ刺激具を使用する場合、本体を
床面などの平らな場所に載置し、任意の箇所に横臥し
て、体圧を調節させながら指圧するような状態でつぼを
圧迫していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の突起部
を有するケース体上に横臥すると、刺激される位置が常
に一定になってしまう。そのため、刺激する位置を変え
る場合、自ら身体を移動させる必要があった。

【０００５】また、ケース体に長孔を設け、ネジを調節
することで突起部を摺動させるつぼ刺激具においては、
突起部の位置を移動させる場合、固定しているネジをい
ったん緩め、任意の箇所に移動させた後、再度ネジを締
めて固定する必要があり、煩わしい手間を必要とした。

【０００６】さらに、従来のつぼ刺激具においては、本
体を床面などの平らな場所に載置し、横臥して使用する
ため、座椅子やソファー等の座具に着座した状態での使
用には不向きであった。

【０００７】そこで、本発明の目的は上記問題点を解消
して、突起部の移動をワンタッチで行うことができると
共に、座椅子やソファーに着座した状態での使用を可能
としたつぼ刺激具およびつぼ刺激具を装備した座具に関
する。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のつぼ刺激具は、長孔を設けたケース体と、
該長孔内に摺動自在に設置された突起部とを備えるつぼ
刺激具において、前記長孔の両脇面に山型の凹凸部が形
成され、前記突起部に、該凹凸部に係合する係合機構を
設けたことを特徴とするものである。

【０００９】本発明のつぼ刺激具は、前記ケース体に、
振動装置が収容されていることが好ましい。

【００１０】また、本発明のつぼ刺激具は、前記突起部
内に磁石が収容されていることが好ましい。

【００１１】本発明のつぼ刺激具を装備した座具は、上
記本発明のつぼ刺激具を装備した座具であって、該座具
の背凭れに、前記つぼ刺激具を上下動可能に設置したこ
とを特徴とするものである。

【００１２】本発明のつぼ刺激具は、通常の状態では、
突起部の係合機構と長孔の凹凸部とは互いに係合されて
おり、体圧を加えることにより、突起部にてつぼを刺激
することができる。また、突起部を保持し長孔の長手方
向に力を加えると、突起部の係合機構が長孔の両脇面の
凹凸部上を摺動し、容易に任意の位置まで移動させるこ
とができる。

【００１３】また、前記ケース体に振動装置を収容させ
ることにより、つぼ刺激と共に、振動によるマッサージ
効果が得られる。

【００１４】さらに、突起部内に磁石を収容させること
により、磁気により血行の促進を良好にすることができ
る。

【００１５】さらにまた、座具の背凭れに、前記つぼ刺
激具を上下動自在に装備することにより、座椅子やソフ
ァー等の座具に着座した状態での使用が可能になる。

【００１６】

【発明の実施の形態】本発明のつぼ刺激具の一実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお、図１は本発明のつ
ぼ刺激具の好適例の全体斜視図、図２は突起部周辺の分
解斜視図、図３は突起部の一側面の断面図、図４は突起
部の他側面の断面図、図５はつぼ刺激具を装備した座
具、図６は座具内部のつぼ刺激具の装着状態、図７はつ
ぼ刺激具の動作を示す側面図をそれぞれ表す。

【００１７】本発明の好適例のつぼ刺激具１は、長孔１
１を設けたケース体１０と、該長孔１１内に摺動自在に
設置された突起部２０とで構成されている。

【００１８】ケース体１０は蓋形状を呈しており、上面
には突起部２０を摺動させる長孔１１が複数穿設されて
いる。前記長孔１１の両脇面には山型の凹凸部１２が形
成されている。また、ケース体１０の両側面には、適宜
長さのワイヤー２が連結されている。さらに、前記ワイ
ヤー２の少なくとも一基端には、緩衝用のスプリング３
が設置されている。

【００１９】突起部２０の上部は、人体のつぼを効率よ
く、しかも快適に圧迫し刺激できるように半球状に形成
されている。また前記突起部２０には、凹凸部１２に係
合され、突起部２０を長孔１１の長手方向に摺動させる
係合機構３０が設けられている。

【００２０】前記係合機構３０は、前記突起部２０の内
部に固定される内筒体４０と、該内筒体４０を保持する
と共に、ケース体１０を把持する保持体５０とで形成さ
れている。また、前記内筒体４０と保持体５０とは、ネ
ジ３１により固定されている。

【００２１】前記内筒体４０は、突起部２０の内側に圧
設される外筒４１と、突起部２０の上部に固定される内
筒４２とで形成されている。また、内筒４２の底面４３
下部には、凸部４４が設けられており、該凸部４４の両
側面には凹凸部１２に係合される翼体４５が設置されて
いる。さらに、内筒４２の底面４３中央部分には、ネジ
孔４６が穿孔されている。

【００２２】保持体５０は薄板状の矩形体を呈してお
り、ケース体１０の長孔１１周辺の下部に配置されてい
る。また、前記保持体５０の両側上面には凸片５１が、
中央部分には、内筒体４０の凸部４４を保持する枠体５
２が形成されている。さらに、枠体５２の中央にはネジ
孔５３が穿孔されている。

【００２３】また、他の好適例として、前記ケース体１
０の内部には、振動装置４を収容させることが好まし
い。前記振動装置４は、スイッチ８を始動させることに
より稼働するモータ５と、該モータ５の回転軸６の先端
に偏心状態に固着されたウエイト７とで構成されてお
り、モータ５を始動させることにより、ケース体１０と
突起部２０とを快適に振動させることができる。

【００２４】さらに、他の好適例として、前記突起部２
０内に磁石２１を収容させることが好ましい。磁石２１
は内筒体５０の上部に、保持枠２２を介在させ固定され
ている。前記磁石２１を収容させることにより、突起部
２０にてつぼを刺激すると共に、磁石２１の磁気により
血行の促進を良好にすることができる。なお、前記磁石
２１の磁力の強度や形状は特に限定されるものではな
い。

【００２５】次に、本発明のつぼ刺激具を装備した座具
を図５乃至図７に基づいて説明する。座具６０は、背凭
れ６１と座部６２とで形成されており、前記背凭れ６１
の内部には、つぼ刺激具１が上下動可能に装着されてい
る。

【００２６】また、前記座具６０の背凭れ６１のフレー
ム６３には滑車６４が、また、座部６２のフレーム６５
には滑車６６が設置されており、夫々の滑車にはつぼ刺
激具１のワイヤー２が巻着されている。

【００２７】さらに、背凭れ６１のフレーム６３には、
アーム６７が回転自在に設置されており、該アーム６７
には、つぼ刺激具１のワイヤー２が複数巻回されてい
る。そのため、アーム６７の把手６８を回転させること
により、ワイヤー２が上下方向に移行され、つぼ刺激具
１を任意の位置に上下動させることができる。

【００２８】さらにまた、前記ワイヤー２間には、補強
用の板材６９が挿入されており、該板材６９の表面であ
って、つぼ刺激具１が上下動する箇所には、つぼ刺激具
１をスムーズに上下動させるための滑材７０が設置され
ている。

【００２９】次に、本発明のつぼ刺激具およびつぼ刺激
具を装備した座具の使用方法を説明する。

【００３０】つぼ刺激具１の突起部２０を長孔１１の任
意の位置に移動させる場合、突起部２０を保持し、長孔
１１の長手方向に力を加える。すると、保持体５０が上
方に湾曲されると共に、内筒体４０の翼体４５が長孔１
１の凹凸部１２上を摺動する。

【００３１】また、突起部２０を離すと、保持体５０が
平面状に戻り、凹凸部１２と翼体４５とが係合され、突
起部２０を保持した状態になる。

【００３２】突起部２０を移動させた後、座具６０に着
座し、体圧を利用して突起部２０にて背中や腰、また首
周辺のつぼを刺激する。また、スイッチ８を始動させる
ことにより突起部２０が振動し、つぼを押圧して刺激す
ると共に、振動によるマッサージ効果を得ることができ
る。

【００３３】また、アーム６７の把手６８を回転させ、
つぼ刺激具１を任意の位置に上下動させることにより、
着座した状態で背中や腰、また首周辺のつぼを押圧した
り、マッサージすることができる。

【００３４】

【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のつぼ
刺激具は、上記の構成とすることで以下に示す効果を奏
するものである。

【００３５】通常、突起部の係合機構と長孔の凹凸部と
は互いに係合されており、体圧を加えることにより、突
起部にてつぼを刺激することができる。また、突起部を
摺動させる場合、突起部を保持し長手方向に力を加える
と、突起部の係合機構が長孔の凹凸部上を摺動し、容易
に任意の位置に移動させることができる。

【００３６】また、つぼ刺激具体の内部に、振動装置を
収容させることにより、つぼを押圧にて刺激すると共
に、マッサージ効果を得ることができる。

【００３７】さらに、突起部内に磁石を収容させること
により、つぼを刺激しながら磁気により血行の促進を良
好にすることができる。

【００３８】さらにまた、座具の背凭れに、つぼ刺激具
を上下移動可能に装備することにより、座椅子やソファ
ー等の座具に着座した状態で腰、背中及び首周辺のつぼ
刺激やマッサージが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のつぼ刺激具を示す全体斜視図である。

【図２】突起部周辺の分解斜視図である。

【図３】突起部の一側面の断面図である。

【図４】突起部の他側面の断面図である。

【図５】座具につぼ刺激具を装備した状態を示す全体斜
視図である。

【図６】座具内部のつぼ刺激具の装着状態を示す斜視図
である。

【図７】つぼ刺激具の動作を示す側面図である。

【符号の説明】

１つぼ刺激具２ワイヤー３スプリング４振動装置５モータ６回転軸７ウエイト８スイッチ１０ケース体１１長孔１２凹凸部２０突起部２１磁石２２保持枠３０係合機構３１ネジ４０内筒体４１外筒４２内筒４３底面４４凸部４５翼体４６，５３ネジ孔５０保持体５１凸片５２枠体６０座具６１背凭れ６２座部６３，６５フレーム６４，６６滑車６７アーム６８把手６９板材７０滑材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】長孔を設けたケース体と、該長孔内に摺
動自在に設置された突起部とを備えるつぼ刺激具におい
て、前記長孔の両脇面に山型の凹凸部が形成され、前記
突起部に、該凹凸部に係合する係合機構を設けたことを
特徴とするつぼ刺激具。
【請求項２】前記ケース体に、振動装置が収容されて
いる請求項１記載のつぼ刺激具。
【請求項３】前記突起部内に磁石が収容されている請
求項１または２記載のつぼ刺激具。
【請求項４】請求項１〜３のうちいずれか一項記載の
つぼ刺激具を装備した座具であって、該座具の背凭れ
に、前記つぼ刺激具を上下動可能に設置したことを特徴
とする座具。