JP2001292463A - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

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JP2001292463A
JP2001292463A JP2000106580A JP2000106580A JP2001292463A JP 2001292463 A JP2001292463 A JP 2001292463A JP 2000106580 A JP2000106580 A JP 2000106580A JP 2000106580 A JP2000106580 A JP 2000106580A JP 2001292463 A JP2001292463 A JP 2001292463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が運用の負担をあまり感じることなく
通話中割り込み着信サービスをスムーズに利用できるよ
うにする。 【解決手段】 子機A(2A)が保留した電話回線11
Aへの通話中割り込み着信が情報受信部17で検出され
た場合、主制御部15では、子機Aおよび子機B(2
B)へ呼び出しを行う。この呼び出しへ子機Bが応答し
た場合は、割り込み着信側の相手先と子機Bとの外線通
話(割り込み通話)を形成する。この外線通話が終話さ
れた場合は、電話回線11Aへフッキング信号を送出す
るとともに、電話回線11Aを主装置1で保留し、子機
Aへ保留警報を出力して割り込み通話の終話を通知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン電話装置に
関し、特に網から提供される通話中割り込み着信サービ
スを利用するボタン電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な電話網では、通話中の電話回線
へ他の相手先から着信があった場合、所定の通知信号を
その電話回線へ送出して、その利用者へ通話中割り込み
着信を通知する通話中割り込み着信サービス(いわゆる
キャッチホンサービス)が提供されている。このサービ
スをボタン電話装置で利用する場合、例えば、通話中割
り込み着信に応じてフッキング操作を行うことにより、
網側で元の通話の相手先を保留して割り込み相手先が切
替接続され、割り込み相手先との通話を開始できる。そ
して、その後のフッキング操作に応じて、割り込み相手
先と元の相手先のいずれかを交互に切替選択できる。ま
た、外線転送機能を利用して、元の通話の子機以外の子
機と割り込み相手先とで割り込み通話を形成できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のボタン電話装置では、その利用者によるフッ
キング操作により相手先の切替選択や外線転送機能を用
いて通話の切り替えができるものの、ボタン電話装置自
体でこれを管理していないため利用者自身が記憶してお
く必要があり、通話中割り込み着信サービスを負担なく
スムーズに利用できないという問題点があった。例え
ば、主装置で保留している電話回線への通話中割り込み
着信に対して他の子機が応答して割り込み通話を開始し
た場合、その割り込み通話が終話されても、その終話が
元の通話の子機へ知らされなかった。本発明はこのよう
な課題を解決するためのものであり、利用者が運用の負
担をあまり感じることなく通話中割り込み着信サービス
をスムーズに利用できる電話装置を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるボタン電話装置は、少なくとも
第1および第2の子機を含む複数の子機と、電話回線に
接続され各子機を制御する主装置とを有し、通話中の電
話回線に対して網側から通話中割り込み着信があった場
合、その電話回線を用いて割り込み通話を形成するボタ
ン電話装置であって、通話中割り込み着信を検出する検
出手段と、第1の子機の保留操作に応じて主装置で保留
された電話回線に対する通話中割り込み着信が検出手段
により検出された場合は、第1の子機以外の子機へ呼び
出しを行い、第2の子機による呼び出しへの応答操作に
応じて、通話中割り込み着信側の相手先と第2の子機と
の外線通話を形成する通話形成手段と、警報手段によ
り、外線通話の終話に応じて、第1の子機へ保留警報を
出力するようにしたものである。
【0005】外線通話の終話時に、電話回線へ所定の切
替信号を送出するとともに、電話回線を主装置で保留す
るようにしてもよい。また、警報手段で、外線通話中に
第1の子機による電話回線への捕捉操作が行われていた
か否かに基づき、保留警報の出力要否を判断するように
してもよく、第1の子機により保留された電話回線の保
留期間に基づき保留警報の出力要否を判断するようにし
てもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態であるボタ
ン電話装置のブロック図である。同図において、1は1
つ以上の電話回線11A〜11M(M≧1)に接続され
た主装置、2A〜2Nは内線伝送路3を介して主装置1
に接続されたN個(N≧2)の子機(ボタン電話機)で
ある。
【0007】主装置1において、12は電話回線11A
〜11Mを終端制御する外線I/F部、13は内線伝送
路3を介して子機2(2A〜2N)を収容する内線I/
F部、14は外線I/F部12と内線I/F部13とを
交換接続する交換処理部、15は装置全体を制御する主
制御部、16は主制御部15での制御に必要な各種制御
情報を記憶する主記憶部、17は電話回線11A〜11
Mを介して網側から送信されている各種情報を受信する
情報受信部(検出手段)である。主制御部15には、通
話相手先ごとに保留状態の期間を監視する保留タイマ1
8が設けられている。
【0008】子機2(2A〜2N)は、ほぼ同様の構成
をなしており、21は内線伝送路3を介して主装置1と
データ伝送を行う伝送I/F部、22は伝送I/F部2
1で受信された音声データを音声信号に復号化してハン
ドセットまたはスピーカ(図示せず)から出力し、ハン
ドセットから入力された音声を音声データに符号化して
伝送I/F部21へ出力する通話回路、23は子機2の
各部を制御する子機制御部である。通話回路22には、
着信時に表示される着信音や保留警報音などの音源が設
けられており、主装置1とのデータ伝送に基づき子機制
御部23により制御される。
【0009】24はフラッシュキー、フックスイッチや
ダイヤルキーなどの各種キーの操作を検出する操作入力
部、25は各種情報を文字・図柄で表示する表示部、2
6は子機制御部23の処理に用いる制御情報を記憶する
メモリである。表示部24では、主装置1とのデータ伝
送に基づき子機制御部23により、例えば外線着信や保
留警報などが文字・図柄で表示される。
【0010】次に、図2〜4を参照して、本発明の第1
の実施の形態による処理動作について説明する。図2は
主制御部での通話割り込み終話処理を示すフローチャー
ト、図4は図2の通話割り込み終話処理例を示すタイミ
ングチャートである。図3は図2の通話割り込み処理で
用いるボタン電話装置と網側との接続状態を示す説明図
であり、以下では、網4に相手先X(4X)と相手先Y
(4Y)が接続され、電話回線11Aを介して網4と主
装置1とが接続されており、主装置1には子機A(2
A)と子機B(2B)とが接続されているものとする。
【0011】まず、図4に示すように、時刻T1以前で
は、網4、電話回線11Aおよび主装置1を介して、子
機Aと相手先Xとで外線通話41が行われている。時刻
1において、子機Aで外線保留操作が行われた場合、
主制御部15では、交換処理部14を制御して電話回線
11Aを保留する。これにより、相手先Xが主装置1で
保留状態となり、子機Aではオンフック操作に応じてア
イドル状態(未使用状態)へ移行する。この状態で、時
刻T2に相手先Yから電話回線11Aに対して外線発呼
42が行われた場合、網4は電話回線11Aが通話中で
あることから、所定の信号を電話回線11Aへ送出し、
通話中割り込み着信を通知する。
【0012】主装置1の主制御部15では、情報受信部
17(検出手段)で受信検出された網4からの通話中割
り込み着信に応じて、その電話回線11Aが主装置1で
保留状態にあることから、子機2A〜2Mのうち電話回
線11Aへの着信に応答可能な子機に対して呼び出し4
3を行う。この呼び出し43では、通話中割り込み着信
であることが一般的な着信と識別して表示される。さら
に、通話中割り込み着信が発生した電話回線(電話回線
11A)を示す情報や、その電話回線を保留した子機
(子機A)を示す情報を表示してもよい。
【0013】時刻T2からの呼び出し43に対し、子機
A以外の子機例えば子機Bが応答した場合(時刻
3)、主制御部15では、交換処理部14を制御して
電話回線11Aの保留を解除するとともに、電話回線1
1Aへフッキング信号(切替信号)を送出し、電話回線
11Aと子機Bとを接続する(通話形成手段)。網4で
は、電話回線11Aからのフッキング信号に応じて、相
手先Xを網4で保留状態とするとともに、相手先Yを電
話回線11Aに交換接続する。これにより、相手先Yと
子機Bとの外線通話(割り込み通話)44が形成され
る。
【0014】その後の時刻4において、子機Bで終話操
作が行われ、外線通話44が終話された場合、主制御部
15は図2の通話割り込み終話処理を開始する。まず、
電話回線11Aへフッキング信号を送出し(ステップ1
00)、交換処理部14を制御して電話回線11Aを保
留する(ステップ101)。これにより、網4で保留状
態にあった相手先Xが主装置1で保留状態となる。そし
て、子機Aへ保留警報45を出力し(ステップ102:
警報手段)、一連の割り込み通話終話処理を終了する。
この保留警報45に対して子機Aで応答操作が行われた
場合は(時刻T5)、相手先Xの保留状態が解除され、
子機Aと相手先Xとの外線通話46が形成される。
【0015】このように、保留中の電話回線11Aの通
話中割り込み着信に対して、電話回線を保留した子機A
以外の子機Bが応答して割り込み通話を形成し、その終
話に応じて、子機Aへ保留警報を出力するようにしたの
で、割り込み通話が終話されたことが元の通話の子機へ
自動的に知らされ、利用者が運用の負担をあまり感じる
ことなく通話中割り込み着信サービスをスムーズに利用
できる。また、外線通話44の終話に応じて、相手先X
を主装置1で保留するようにしたので、相手先Xを網4
側で保留し続ける場合と比較して網4側の処理負担を軽
減できるとともに、相手先Xに対して再応答が近いこと
を暗に知らせることができる。
【0016】次に、図5,6を参照して、本発明の第2
の実施の形態による処理動作について説明する。図5は
主制御部での通話割り込み終話処理を示すフローチャー
ト、図6は図5の通話割り込み終話処理例を示すタイミ
ングチャートである。なお、通話割り込み処理で用いる
ボタン電話装置と網側とは、前述の図3と同様の接続状
態にあるものとする。前述の第1の実施の形態では、割
り込み通話の終話に応じて直ちに保留警報を送出する場
合について説明したが、本実施の形態では保留警報の出
力要否を判断している。なお、図5において、前述の図
2と同じまたは同様部分には同一符号を付してある。
【0017】割り込み通話が終話された時刻T7におい
て、ステップ101で電話回線11Aを保留し、網4で
保留状態にあった相手先Xを主装置1で保留状態とした
後、主制御部15では、外線通話44が行われている期
間に、子機Aで保留した電話回線11Aへの応答操作が
行われていたかどうか判断する(ステップ110)。こ
こで、外線通話44が行われるていた時刻T6に子機A
の応答操作51があった場合は(ステップ110:YE
S)、ステップ102へ移行して直ちに保留警報52を
出力する。このように、割り込み通話中における子機A
の応答操作の有無に基づき、保留警報の出力要否を判断
するようにしたので、子機Aの利用者が相手先Xとの通
話の早期再開を期待している場合には、直ちに割り込み
通話の終話を通知できる。
【0018】一方、割り込み通話中に子機Aの応答操作
がなかった場合は(ステップ110:NO)、図7に示
すように、相手先Xが保留された時刻T1に起動された
保留タイマ18がすでにタイムアップしているか否か判
断する(ステップ111)。ここで、保留タイマ18が
時刻T9での終話以前(時刻T8)にタイムアップしてお
り、相手先Xの保留期間tが所定の判定期間tHに達し
ている(t≧tH)場合には(ステップ111:YE
S)、ステップ102へ移行して直ちに保留警報53を
出力する。
【0019】このように、元の通話の相手先の保留期間
に基づき、保留警報の出力要否を判断するようにしたの
で、保留状態にある相手先の保留期間が長期間にわたる
場合には、直ちに割り込み通話の終話を通知でき、相手
先Xへの不快感を低減できる。ステップ111におい
て、保留タイマ18がタイムアップしていない(t<t
H)場合は(ステップ111:NO)、保留警報53を
出力せず一連の割り込み通話終話処理を終了する。この
後の保留タイマ18がタイムアップした時点で、通常の
保留警報処理により子機Aに対して保留警報を出力する
ようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、保留中
の電話回線での通話中割り込み着信の検出に応じて所定
の子機へ呼び出しを行い、電話回線を保留した第1の子
機以外の第2の子機による呼び出しへの応答操作に応じ
て、通話中割り込み着信側の相手先と第2の子機との外
線通話を形成する通話形成手段を設け、その外線通話の
終話に応じて、第1の子機へ保留警報を出力するように
したので、割り込み通話が終話されたことが元の通話の
子機へ自動的に知らされ、利用者が運用の負担をあまり
感じることなく通話中割り込み着信サービスをスムーズ
に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるボタン電話装置
のブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態による通話割り込み終話処
理を示すフローチャートである。
【図3】 ボタン電話装置と網側との接続状態を示す説
明図である。
【図4】 図2の通話割り込み終話処理例を示すタイミ
ングチャートである。
【図5】 第2の実施の形態による通話割り込み終話処
理を示すフローチャートである。
【図6】 図5の通話割り込み終話処理例を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】 図5の通話割り込み終話処理の他例を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1…主装置、2,2A〜2N…子機、11A〜11M…
電話回線、12…外線I/F部、13…内線I/F部、
14…交換処理部、15…主制御部、16…主記憶部、
17…情報受信部、18…保留タイマ、21…伝送I/
F部、22…通話回路、23…子機制御部、24…操作
入力部、25…表示部、26…メモリ,3…内線伝送
路、4…網、4X…相手先X、4Y…相手先Y。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/428 H04M 3/428 Fターム(参考) 5K024 AA22 AA33 BB04 CC04 CC14 DD01 DD04 FF01 FF05 GG03 GG11 5K027 AA03 BB02 EE02 EE15 FF03 FF06 FF22 FF25 GG08 HH05 HH18 JJ01 KK03 5K049 AA07 AA16 BB05 BB17 CC04 CC11 EE02 EE14 FF01 FF13 FF17 FF43 GG05 KK02 KK11 KK13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1および第2の子機を含む
    複数の子機と、電話回線に接続され前記各子機を制御す
    る主装置とを有し、通話中の電話回線に対して網側から
    通話中割り込み着信があった場合、その電話回線を用い
    て割り込み通話を形成するボタン電話装置であって、 通話中割り込み着信を検出する検出手段と、 前記第1の子機の保留操作に応じて前記主装置で保留さ
    れた電話回線に対する通話中割り込み着信が前記検出手
    段により検出された場合は、前記第1の子機以外の子機
    へ呼び出しを行い、前記第2の子機による前記呼び出し
    への応答操作に応じて、前記通話中割り込み着信側の相
    手先と前記第2の子機との外線通話を形成する通話形成
    手段と、 前記外線通話の終話に応じて、前記第1の子機へ保留警
    報を出力する警報手段とを備えることを特徴とするボタ
    ン電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話装置において、 前記外線通話の終話に応じて、前記電話回線へ所定の切
    替信号を送出するとともに、前記電話回線を主装置で保
    留する制御手段をさらに備えることを特徴とするボタン
    電話装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のボタン電話装置におい
    て、 前記警報手段は、前記外線通話中に前記第1の子機によ
    る前記電話回線への捕捉操作が行われていたか否かに基
    づき、前記保留警報の出力要否を判断することを特徴と
    するボタン電話装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のボタン電話装置におい
    て、 前記警報手段は、前記第1の子機により保留された前記
    電話回線の保留期間に基づき前記保留警報の出力要否を
    判断することを特徴とするボタン電話装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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