JP2001291921A - 超狭帯域化レーザ装置 - Google Patents

超狭帯域化レーザ装置

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JP2001291921A
JP2001291921A JP2000106565A JP2000106565A JP2001291921A JP 2001291921 A JP2001291921 A JP 2001291921A JP 2000106565 A JP2000106565 A JP 2000106565A JP 2000106565 A JP2000106565 A JP 2000106565A JP 2001291921 A JP2001291921 A JP 2001291921A
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Kiwamu Takehisa
究 武久
Osamu Wakabayashi
理 若林
Koji Shio
耕司 塩
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長幅が約0.2〜0.3pmに超狭帯域化
され、しかも波長安定性の高い超狭帯域化レーザ装置を
提供すること。 【解決手段】 レンズ14aとレンズ14bとによって
光共振器間のレーザ光L13が集光される。その焦点近
傍にピンホール板17を配置している。レンズ14a、
14bとピンホール板17によってビーム拡がり角が小
さくなった光が形成される。つまりピンホール板17の
穴を通過できる小さなビーム拡がり角を有する光(波長
157.6299nmのレーザ光)のみが増幅されてレ
ーザ発振する。従ってエタロン15を通過する際のレー
ザ光は、そのビーム拡がり角は小さく、十分に超狭帯域
化される。レンズ14a、14bとピンホール板17に
よって、本来2本の発振ラインを有するフッ素レーザの
シングルライン化も行っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザチャンバか
らレーザ発振されたレーザ光を光共振器間で共振させて
狭帯域化する超狭帯域化レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リソグラフィ用の露光機に要求される性
能としては、解像度、アライメント精度、処理能力、装
置信頼性など種々のものが存在する。その中でも、パタ
ーンの微細化に直接つながる解像度Rは、R=k・λ/
NA(k:定数、λ:露光波長、NA:投影レンズの開
口数)によって表される。従って良好な解像度を得るた
めには、露光波長λが短い程有利になる。
【0003】そこで、従来の露光機においては、水銀ラ
ンプのi線(波長:365nm)や、波長が248nm
のクリプトンフッ素(KrF)エキシマレーザが露光機
光源として利用されている。これらはそれぞれi線露光
機及びKrF露光機と呼ばれている。
【0004】このi線露光機では水銀ランプをそのまま
発光させているが、KrF露光機の光源として用いられ
ているエキシマレーザでは、発振するレーザ光の波長幅
が約0.6pmまで狭帯域化する装置が用いられてい
る。その理由としては、波長幅が広いと、露光機の投影
光学系として用いられる石英レンズにおいて色収差が生
じ、その色収差は波長が短いほど大きくなるからであ
る。
【0005】なお、一般にレーザ装置から波長幅の狭い
レーザ光を発振させることを狭帯域化と呼んでいる。エ
キシマレーザなどのレーザを狭帯域化させる手法として
は、プリズムを用いた方式、回折格子を用いた方式、あ
るいはエタロンと呼ばれる光学素子を用いた方式、及び
これらを組み合わせた方式が広く利用されている。
【0006】なお、狭帯域化に関しては、例えば、「C
AN.J.PHYS.VOL.63,1985,pp.
214−219」に記載されている。
【0007】また微細な加工を行うための次世代露光機
として、波長が193nmのアルゴンフッ素(ArF)
エキシマレーザを露光光源に用いた露光機が用いられ始
めており、これはArF露光機と呼ばれる。
【0008】ArF露光機では、縮小投影光学系には、
通常、石英と蛍石の二種の材質から成る色消しレンズが
用いられる。
【0009】更に上述したArF露光機の次世代のリソ
グラフィ用露光機としては、より微細な加工を行うため
に、光源に波長が約157nmのフッ素レーザを用いた
フッ素露光機が検討されている。
【0010】このフッ素レーザでは、波長と光強度が異
なる2本の発振線(発振ラインとも呼ばれる)があり、
波長はそれぞれλ1=157.6299nmとλ2=1
57.5233nmとであり、それぞれの発振線の波長
幅(半値幅)は約1pmであると言われている。
【0011】そのフッ素レーザを露光に利用するには、
一般に強度の大きい波長(λ1=157.6299n
m)の発振線のみ1本を選択して用いる(以下、シング
ルライン化という)のが有利とされている。従来におい
ては、そのシングルライン化には、プリズムが2、3個
用いられている。
【0012】一方、このようなフッ素レーザを露光光源
として用いるフッ素露光機では、それまで(すなわちA
rF露光機まで)の露光機で一般に用いられてきたレン
ズのみによる屈折型の縮小投影光学系が適用困難にな
る。
【0013】その理由としては、波長157nmでは、
一般に紫外域での透過率が高いとされている合成石英に
おいても、透過率が1cm当たり約10%以下と非常に
低くなるため、合成石英も利用できなくなる。従って、
従来においては、フッ素レーザ用の光学部材としては、
フッ化カルシウムのみが利用されていた。
【0014】ところが、フッ化カルシウムのみによる単
色レンズを用いて縮小投影レンズを構成した場合、フッ
素レーザをシングルライン化しても狭帯域化は不充分で
あり、その1ラインに対して、さらにその1/3〜1/
4の波長幅0.2〜0.3pm以下まで狭帯域化する必
要があると言われている。なお、この場合の狭帯域化を
以下、超狭帯域化と称することとする。
【0015】この要望に対処すべく従来の手法として
は、フッ素レーザの1ラインに対する超狭帯域化が困難
であったことから、縮小投影光学系として、レンズのみ
による全屈折型光学系よりも10倍広い波長幅で利用で
きるとされている反射屈折型縮小投影光学系(これはカ
タディオプトリク型とも呼ばれる)を適用する必要があ
ると考えられていた。
【0016】また、従来のレーザ装置においては、レー
ザを超狭帯域化させる種々の手法の中で、2枚の反射鏡
を向かい合わせた構造であるエタロンと呼ばれる光学素
子を用いる手法が広く利用されている。ここで、エタロ
ンを用いる手法に関しては、エタロンをレーザ共振器間
に配置する手法(このエタロンはイントラキャビティエ
タロンと呼ばれる)と、レーザ共振器を構成する出力鏡
の代わりにエタロンを用いる方式(このエタロンはエタ
ロン出力鏡と呼ばれる。)とがある。
【0017】イントラキャビティエタロンでは、2枚の
基板の内面間で共振する波長のレーザ光が当該エタロン
に対して高い透過率を有するためレーザ発振しやすく、
このため共振波長からずれると、当該エタロンにおける
透過率が下がるため、損失となってレーザ発振が抑制さ
れる。
【0018】なお、一般に、イントラキャビティエタロ
ンを用いる場合、光軸に対して僅かに傾けて用いてい
る。その理由としては、レーザの光軸と、エタロンの反
射面の法線とを平行に配置すると、エタロンを透過させ
ない波長(すなわち、不所望の波長)のレーザ光が正反
対に戻されるため、単なる全反射鏡のような働きをする
からである。そこで、僅かに傾けることで、エタロンの
反射膜で反射して戻されるレーザ光を光軸から外して、
共振器間を往復できないようにしている。
【0019】一方、エタロン出力鏡(レーザ共振器を構
成する出力鏡の代わりにエタロンを用いる方式)では、
イントラキャビティエタロンの場合とは、選択波長がエ
タロンの特性の反対になる。すなわち、共振器間にエタ
ロンを配置する場合(イントラキャビティエタロン)
は、当該エタロンにおける最大透過波長が選択波長(す
なわち、レーザ発振させる波長)になるのに対して、エ
タロン出力鏡では、当該エタロンにおける最大反射波長
において共振するため、その波長でレーザ発振しやすい
(すなわち選択波長となる)ことが知られている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た露光用光源としての従来のレーザ装置(フッ素レーザ
装置)においては、狭帯域化によってシングルライン化
されたレーザ光を、例えば、エタロンを用いて、さらに
超狭帯域化することは、下記の理由から困難であった。
【0021】一般にフッ素レーザは、エキシマレーザ等
の他の紫外域のガスレーザに比べて、パルス時間が短
く、5〜10nsという短い半値幅になっている。レー
ザの共振器長が実際に1〜1.5mであることを考慮す
ると、フッ素レーザのレーザ光はレーザ共振器間を2、
3回しか往復しないことになる。
【0022】すなわち、フッ素レーザにおいては、エキ
シマレーザ等に比べて、共振器間の往復回数が極端に少
なくなる。その結果、平面の出力鏡と全反射鏡とで構成
されたレーザ共振器を用いる場合には、ビーム拡がり角
が10〜20mradにもなる場合がある。
【0023】その理由としては、フッ素レーザのビーム
拡がり角Δθは、ビーム幅をd、共振器長をLとする
と、Δθ≒d/Lで表される。ビーム拡がり角Δθがそ
のような式で表される理由としては、フッ素レーザで
は、エキシマレーザ等に比べてゲインが大きく、またパ
ルス幅が短いことから、共振器間を1、2往復する程度
でレーザ光が取り出される。その結果、取り出されるレ
ーザ光は、そのレーザ光のビーム幅と共振器長とから定
まる幾何学的な角度以内の光線の集まりになる。なお、
ビーム断面形状が長方形の場合は、縦方向と横方向とで
ビーム拡がり角Δθが異なることになるが、一般にビー
ム幅の大きい方は、主放電電極方向であり、電極のギャ
ップ間隔にほぼ等しい。ここで、レーザ光は、互いに対
向して配置される1対の主放電電極間を進行する。ま
た、通常、フッ素レーザでは、主放電電極間隔が10〜
20mmであり、共振器長は1m程度であるため、ビー
ム拡がり角は10〜20mradにもなっている。
【0024】以上のように、フッ素レーザではビーム拡
がり角が大きいため、エタロンのような波長選択素子を
用いても、図9に示すように、大きなビーム拡がり角を
有するレーザ光L91を形成するそれぞれの光線(例え
ば、L92a、L92b、L92c)に関しては、エタ
ロン900を構成する2つの基板91a、91bそれぞ
れに施された反射膜93aと反射膜93bとの間で共振
する波長の光(概念的には、図9中に示される3本の
波)が僅かにずれていく。
【0025】すなわち、図9において、光線L92aに
沿って共振する波長のレーザ光は、光線L92bにおい
ては共振波長より短くなる。つまり光線L92bにおい
て共振するレーザ光の波長は、光線L92aにおいて共
振する波長よりも長くなる。
【0026】一方、光線L92aに沿って共振する波長
のレーザ光は、光線L92cにおいては共振波長より長
くなる。すなわち、光線L92cにおいて共振するレー
ザ光の波長は、光線L92aにおいて共振する波長より
も短くなる。
【0027】したがってレーザ光L91を形成する光線
の全体としては、共振波長に波長幅を有する光(つまり
スペクトル幅の広い光)になることから、十分に狭帯域
化されないことがあった。
【0028】また、特に波長選択素子としてエタロンを
用いる場合は、図10に示すように、エタロンの反射膜
の法線とレーザの光軸とのなす角θが0に近い程、エタ
ロンの設定角の変化による中心波長(共振波長)の変化
が小さくなる。
【0029】なお図10において、△λは中心波長(共
振波長)の変化量を示し、Δθはエタロンの反射膜の法
線とレーザの光軸とのなす角θの角度変化量を示してい
る。また、その角θはエタロンの設定角度であり、かつ
入射光の入射角度に対応している。
【0030】ところで、上記中心波長(共振波長)の変
化量△λを小さくするために、エタロンの設定角度θを
0に近づけると、エタロンの反射膜で反射する不所望の
レーザ光(すなわち共振させないレーザ光)が光軸に沿
って正反対に進むので、この不所望のレーザ光がレーザ
チャンバ内に進んで共振器間で共振することにより増幅
してしまう。
【0031】特にフッ素レーザの場合、波長幅約0.2
〜0.3pmまで超狭帯域化させるためには、波長安定
性としては中心波長(共振波長)の変化量△λは少なく
とも0.1pm以下が必要である。しかし、図10に示
したように、エタロンの設定角度θが1mradの場合
でも、角度変化量Δθを約0.3pm以下と小さくしな
ければならず、しかも、この角度変化量Δθとすること
は困難であった。
【0032】そこで、本発明は、波長幅が約0.2〜
0.3pmに超狭帯域化され、しかも波長安定性の高い
超狭帯域化レーザ装置を提供することを解決課題とす
る。
【0033】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記第
1の解決課題を達成するため、第1の発明では、光共振
器と、該光共振器間に配置されたレーザチャンバとを有
し、該レーザチャンバからレーザ発振されたフッ素レー
ザのレーザ光を前記光共振器間で共振させて狭帯域化す
る超狭帯域化レーザ装置において、前記レーザ光のビー
ム拡がり角を低減する低減手段と、入射光の入射角度に
応じて共振波長が変化する波長選択素子とを具備し、前
記低減手段によってビーム拡がり角が低減された前記レ
ーザ光を、前記波長選択素子によって狭帯域化するよう
にしたことを特徴とする。
【0034】また、第2の発明では、第1の発明におい
て、前記低減手段は、前記光共振器間に焦点を形成する
光学素子と、該光学素子により形成される焦点距離近傍
に配置されるピンホール板とを具備し、前記光学素子に
よって前記焦点距離で集光される前記フッ素レーザにお
ける光強度の異なる2つの発振線のうち所望の発振線の
レーザ光のみを前記ピンホール板の穴に通過させるよう
にしたことを特徴とする。
【0035】次に、第1及び第2発明を図1を参照して
説明する。
【0036】光共振器間におけるレーザチャンバ11と
全反射鏡13との間には、2つのレンズ14a、14b
(光学素子)が配置されており、レンズ14aとレンズ
14bとによって光共振器間で共振するレーザ光L13
が集光される。その焦点近傍にピンホール板17を配置
している。ここでは、レンズ14aおよびレンズ14b
とピンホール板17とで低減手段が構成されている。
【0037】レンズ14aと全反射鏡13との間に波長
選択素子であるエタロン15(波長選択手段)を配置し
ている。
【0038】レンズ14a、14bとピンホール板17
によってビーム拡がり角が小さくなった光が形成される
ようになっている。このため、ピンホール板17の穴を
通過できる小さなビーム拡がり角を有する光のみが増幅
されてレーザ発振する。したがってエタロン15を通過
する際のレーザ光は、そのビーム拡がり角は小さく、十
分に超狭帯域化される。
【0039】また、2つのレンズ14a、14bとピン
ホール板17によって、本来2本の発振線を有するフッ
素レーザのシングルライン化も行っている。
【0040】すなわち、2本の発振線のそれぞれは波長
が約0.1nm異なっているので、レンズ14a、14
bにおける焦点距離が僅かに異なる。本実施形態では、
レンズ14a、14b間の間隔は、波長157.629
9nmの光(レーザ光)のみが通過するように合わせら
れている。つまり、レーザチャンバ11から発生した平
行ビームである波長157.6299nmのレーザ光
は、レンズ14bを通過し、集光する位置に配置されて
いるピンホール板17の穴を通過し、さらにレンズ14
aを通過することにより、再び平行ビームに戻される。
【0041】これに対して、レーザチャンバ11の中で
発生した波長157.5233nmの不所望のレーザ光
は、レンズ14bを通過した後に集光されるものの、こ
の集光位置(焦点)は、ピンホール板17の穴位置よ
り、僅かに手前(レンズ14bよりの位置)になってい
るので、ピンホール板17の穴を通過できるレーザ光は
少なくなり、ほとんどがカットされる。このため、波長
157.5233nmのレーザ光は発振しないようにな
る。
【0042】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、低減手段によってビーム拡がり角が低減されたレー
ザ光(ビーム拡がり角の小さなレーザ光)を波長選択素
子に通過させることができるため、フッ素レーザのレー
ザ光を十分に超狭帯域化することができ、しかもシング
ルライン化も同時に行うことができる。
【0043】また、第2の発明によれば、所望の波長1
57.6299nmの光(レーザ光)のみがピンホール
板の穴を通過して波長選択素子に入射されるので、ビー
ム拡がり角が低減されたレーザ光(ビーム拡がり角の小
さなレーザ光)を波長選択素子によって十分に超狭帯域
化することができ、しかもシングルライン化も同時に行
うことができる。
【0044】次に、上記第1の解決課題を達成するた
め、第3の発明では、第1の発明において、前記低減手
段は、前記レーザチャンバと前記波長選択素子との間に
配置され、前記レーザ光のビーム幅を拡大する光学素子
を具備し、該光学素子によってビーム幅が拡大されたレ
ーザ光を前記波長選択素子に入射させるようにしたこと
を特徴とする。
【0045】第3の発明を図3を参照して説明する。
【0046】超狭帯域化フッ素レーザ装置300では、
レーザチャンバ31の長手方向の両側に配置された出力
鏡32と全反射鏡33とで光共振器が構成されている。
【0047】レーザチャンバ31と全反射鏡33との間
に配置された2つのプリズム34a、34bによって、
レーザ光L31のビーム幅dを広げると共にプリズム3
aと全反射鏡33との間に配置されたエタロン35に入
射させるレーザ光についてのシングルライン化も行って
いる。
【0048】ここで、レーザ光L31の場合をd1・Δ
θ1とし、レーザ光L31のビーム幅が拡げられたレー
ザ光の場合をd2・Δθ2としたときには、d・Δθ
(ここで、ビーム幅d、ビーム拡がり角Δθ)はほぼ一
定に保たれるので、d1・Δθ1≒d2・Δθ2の関係
の式が成立する。
【0049】この式から、Δθ2=(d1・Δθ1)/
d2が導かれるので、2つのプリズム34a、34bに
よってレーザ光L31のビーム幅が拡げられたレーザ光
では、ビーム幅dが大きくなるようにビーム幅が変換さ
れているので、局所的にビーム拡がり角Δθが小さくな
る。
【0050】このようにビーム幅dが広げられ、かつビ
ーム拡がり角Δθが小さくなったレーザ光を、波長選択
素子であるエタロン35によって超狭帯域化する。
【0051】なお、上記ビーム拡がり角Δθは、図10
に示したグラフ特性における角度変化量Δθに対応して
いる。
【0052】以上説明したように、第3の発明では、波
長選択素子に入射させるレーザ光のビーム幅を広げるた
めに用いられる光学素子(例えばプリズム)によって、
シングルライン化を行うことができると共に、光学素子
によってビーム拡がり角が低減されたレーザ光を波長選
択素子によって超狭帯域化することができる。
【0053】次に、上記第1の解決課題を達成するた
め、第4の発明では、第1の発明において、前記低減手
段は、前記光共振器としての不安定型光共振器を具備
し、該不安定型光共振器によってレーザ発振されたビー
ム拡がり角が低減されたレーザ光を前記波長選択素子に
入射させるようにしたことを特徴とする。
【0054】第4の発明を図4を参照して説明する。
【0055】超狭帯域化フッ素レーザ装置400では、
レーザチャンバ41の長手方向の両側に配置された凸面
鏡42と全反射鏡43とで不安定型光共振器が構成され
ている。
【0056】凸面鏡42の周囲から取り出される低ビー
ム拡がり角のレーザ光(ビーム拡がり角Δθが小さいレ
ーザ光)がエタロン45(波長選択手段)を通過するた
め、エタロン45において十分な超狭帯域化が行われ
る。
【0057】エタロン45の2つの基板の対向する面
(内面)には、反射膜46a、46bが施されている。
また、エタロン45を、不安定型光共振器の外部に配置
すると共にエタロン45の反射膜46a、46bの法線
と光軸とが平行(つまり反射膜と光軸とが垂直)になる
ように配置している。
【0058】したがって、エタロン45の設定角度θの
角度変化量△θに対する中心波長の変化量△λは0.1
pm以下になっている。
【0059】以上説明したように、第4の発明によれ
ば、低減手段によって低減されたビーム拡がり角のレー
ザ光を波長選択素子によって超狭帯域化することができ
る。
【0060】次に、上記第1の解決課題を達成するた
め、第5の発明では、第1又は第4の発明において、前
記波長選択素子は、エタロン出力鏡であることを特徴と
する。
【0061】第5の発明を図2を参照して説明する。
【0062】レーザチャンバ21と全反射鏡24との間
に配置された2つのプリズム27a、27bによってシ
ングルライン化が行われている。また、レーザチャンバ
21とエタロン出力鏡23との間に配置された2つのプ
リズム26a、26bによって、レーザチャンバ21側
から進行してくるレーザ光L21のビーム幅dが広げら
れている。
【0063】ここで、ビーム幅をdとし、ビーム拡がり
角をΔθとし、さらにレーザ光L21の場合をd1・Δ
θ1とし、レーザ光L21のビーム幅が拡げられたレー
ザ光L22の場合をd2・Δθ2としたときには、d・
Δθはほぼ一定に保たれるので、d1・Δθ1≒d2・
Δθ2の関係の式が成立する。
【0064】この式から、Δθ2=(d1・Δθ1)/
d2が導かれるので、プリズム26a、26bによって
レーザ光L21のビーム幅が拡げられたレーザ光L22
では、ビーム幅dが大きくなるようにビーム幅が変換さ
れているので、局所的にビーム拡がり角Δθが小さくな
る。
【0065】そして、2つのプリズム26a、26bに
よってレーザ光L21のビーム幅が拡大されたレーザ光
L22を、エタロン出力鏡23によって超狭帯域化す
る。
【0066】以上説明したように、第5の発明によれ
ば、ビーム幅が拡大されたレーザ光の光強度は多少低下
するので、この光強度が低下したレーザ光がエタロン出
力鏡に入射されることとなり、エタロン出力鏡において
ダメージが生じ難くなる。
【0067】特に、エタロン出力鏡の基板に反射膜や反
射防止膜が施されていても、これらの膜は、ダメージが
生じ難くなる。このことは、本発明に係るレーザ装置
は、パルス幅が短いくピークパワーの大きなフッ素レー
ザをレーザ発振するレーザ装置に適用することができる
ことを意味している。
【0068】次に、上記第1の解決課題を達成するた
め、第6の発明では、第1または第4の発明において、
前記波長選択素子は、前記光共振器の外部に配置されて
いることを特徴とする。
【0069】第6の発明を図4を参照して説明する。
【0070】エタロン45(波長選択素子)の2つの基
板の対向する面(内面)には、反射膜46a、46bが
施されている。また、エタロン45を、不安定型光共振
器の外部に配置すると共にエタロン45の反射膜46
a、46bの法線と光軸とが平行(つまり反射膜と光軸
とが垂直)になるように配置している。
【0071】したがって、エタロン45の設定角度θの
角度変化量△θに対する中心波長の変化量△λは0.1
pm以下になっている。
【0072】以上説明したように、第6の発明によれ
ば、低減手段(不安定型光共振器)によって低減された
ビーム拡がり角のレーザ光を波長選択素子によって超狭
帯域化することができる。
【0073】次に、上記第1の解決課題を達成するた
め、第7の発明では、第1の発明において、前記波長選
択素子は、波長依存性を有する全反射鏡であり、該全反
射鏡の法線と入射光の光軸とが平行になるように当該全
反射鏡を配置したことを特徴とする。
【0074】第7の発明を図6を参照して説明する。
【0075】超狭帯域化フッ素レーザ装置600では、
レーザチャンバ61の長手方向の両側に配置された波長
依存性ミラー62と全反射鏡63とで不安定型光共振器
が構成されている。
【0076】波長依存性ミラー62は、凸面鏡に反射率
が波長依存性を有する膜がコーティングされたものにな
っている。これにより本実施形態ではシングルライン化
が行われている。但し、波長依存性ミラー62によって
超狭帯域化を行っても良い。波長依存性ミラー62はレ
ーザ光が垂直に入出射するように配置されている。
【0077】以上説明したように、第7の発明によれ
ば、不安定型光共振器が用いられているため、発振する
レーザ光のビーム拡がり角は小さくなることとなり、よ
って光共振器間で共振するレーザ光をエタロンなどの波
長選択素子によって十分に超狭帯域化することができ
る。
【0078】次に、上記第1の解決課題を達成するた
め、第8の発明では、光共振器と、該光共振器間に配置
されたレーザチャンバとを有し、該レーザチャンバから
レーザ発振されたレーザ光を前記光共振器間で共振させ
て狭帯域化する超狭帯域化レーザ装置において、前記光
共振器間に配置され、前記レーザ光のレーザビームを分
割するとともに当該レーザ光のビーム拡がり角を低減す
るビーム分割手段と、入射光の入射角度に応じて共振波
長が変化する波長選択素子とを具備し、前記ビーム分割
手段によってビーム拡がり角が低減された前記レーザ光
を、前記波長選択素子によって狭帯域化するようにした
ことを特徴とする。
【0079】第8の発明を図7および図8を参照して説
明する。
【0080】超狭帯域化フッ素レーザ装置700では、
レーザチャンバ71の長手方向の両側に配置された出力
鏡72と全反射鏡73とで光共振器が構成されている。
また、超狭帯域化するためエタロン74(波長選択素
子)が光共振器間に挿入されている。
【0081】レーザチャンバ71の長手方向の両側にハ
ニカム状パイプ75a、75bが配置され、これらハニ
カム状パイプ75a、75b(ビーム分割手段)を挟む
ように出力鏡72と全反射鏡73とが配置されている。
【0082】ハニカム状パイプ75a、75bは、図8
に示すようにビームを光軸に沿って細いビームの束に分
割するような構造になっている。このため、それぞれの
細いビームに関しては、そのビーム幅が小さくなる分だ
けビーム拡がり角が小さくなる。何故ならば、ビーム拡
がり角Δθ≒ビーム幅d/光共振器超Lで表されるた
め、ビーム幅dが小さくなれば、ビーム拡がり角Δθも
小さくなる。
【0083】光共振器間におけるレーザチャンバ71の
両側に配置されたハニカム状パイプ75a、75bによ
って、小さなビーム拡がり角を有するレーザ光のみが発
振する。
【0084】以上説明したように、第8の発明よれば、
ビーム分割手段によって光共振器間で共振するレーザ光
を細長いビームの束に分割して、発生しうる光線の拡が
り角を強制的に抑制するようにしているので、それらの
光線の集まりであるレーザ光のビーム拡がり角を小さく
することができ、当該レーザ光を波長選択素子よって十
分に超狭帯域化することができる。
【0085】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。
【0086】本発明では、ビーム拡がり角を低減する低
減手段によってビーム拡がり角が低減されたレーザ光
を、入射光の入射角度に応じて共振波長が変化する波長
選択素子に入射させるようにしたものである。このた
め、有限のビーム拡がり角を有するレーザ光を形成する
各光線(例えば、図10に示した各光線L92a、L9
2b、L93c)が波長選択素子の中で共振する際の各
波長の波長幅が小さくなるため、共振器間の往復回数が
少なくても、十分に狭帯域化される。
【0087】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
形態に係る超狭帯域化フッ素レーザ装置100の構成を
示す構成図である。
【0088】超狭帯域化フッ素レーザ装置100では、
レーザチャンバ11の長手方向の両側を挟むように、出
力鏡12と全反射鏡13とで光共振器が構成されてい
る。
【0089】この光共振器間におけるレーザチャンバ1
1と全反射鏡13との間には、2つのレンズ14a、1
4bが配置されており、レンズ14aとレンズ14bと
によって光共振器間で共振するレーザ光L13が集光さ
れる。その焦点近傍にピンホール板17を配置してい
る。
【0090】レンズ14aと全反射鏡13との間に波長
選択素子であるエタロン15を配置している。エタロン
15は入射光の光軸に対し多少傾斜して配置されてい
る。
【0091】本実施形態では、2つのレンズ14a、1
4bとピンホール板17とによってビーム拡がり角が小
さくなった光が形成されるようになっている。このた
め、ピンホール板17の穴を通過できる小さなビーム拡
がり角を有する光のみが増幅されてレーザ発振する。し
たがってエタロン15を通過する際のレーザ光は、ビー
ム拡がり角は小さく、十分に超狭帯域化される。
【0092】また、本実施形態の特徴としては、2つの
レンズ14a、14bとピンホール板17とによって、
本来2本の発振線を有するフッ素レーザのシングルライ
ン化も行っていることである。
【0093】すなわち、2本の発振線のそれぞれは波長
が約0.1nm異なっているので、2つのレンズ14
a、14bにおける焦点距離が僅かに異なる。本実施形
態では、レンズ14a、14b間の間隔は、波長15
7.6299nmの光(レーザ光)が通過するように合
わせられている。つまり、レーザチャンバ11から発生
した平行ビームである波長157.6299nmのレー
ザ光は、レンズ14bを通過し、集光する位置に配置さ
れているピンホール板17の穴を通過し、さらにレンズ
14aを通過することにより、再び平行ビームに戻され
る。
【0094】これに対して、レーザチャンバ11の中で
発生した波長157.5233nmの不所望のレーザ光
は、レンズ14bを通過した後に集光されるものの、こ
の集光位置(焦点)は、ピンホール板17の穴位置よ
り、僅かに手前(レンズ14bよりの位置)になってい
るので、ピンホール板17の穴を通過できるレーザ光は
少なくなり、ほとんどがカットされる。このため、波長
157.5233nmのレーザ光は発振しないようにな
る。
【0095】また、レンズ14aの焦点距離をレンズ1
4bの焦点距離よりも長くすることで、レンズ14aと
全反射鏡13との間のレーザ光(これをレーザ光LAと
する)のビーム幅d1を、レーザチャンバ11中のレー
ザ光(これをレーザ光LBとする)のビーム幅d2より
も太くすることができる。
【0096】ここで、ビーム拡がり角をΔθとし、また
レーザ光LAの場合をd1・Δθ1とし、レーザ光LA
のビーム幅が拡げられたレーザ光LBの場合をd2・Δ
θ2としたときは、d・Δθはほぼ一定に保たれるの
で、d1・Δθ1≒d2・Δθ2の関係の式が成立す
る。
【0097】この式から、Δθ2=(d1・Δθ1)/
d2が導かれるので、レーザ光LA1のビーム幅が拡げ
られたレーザ光LBは、ビーム幅dが大きくなるように
ビーム幅が変換されているので、局所的にビーム拡がり
角Δθが小さくなる。
【0098】なお、上記ビーム拡がり角Δθは、図10
に示したグラフ特性における角度変化量Δθに対応して
いる。
【0099】上述したようにエタロン15を通過するレ
ーザ光は、ビーム拡がり角がさらに小さくなるので、エ
タロン15による狭帯域化の効果が高まる。さらに、エ
タロン15を通過するレーザ光のビーム強度が低くなる
ことから、エタロン15における反射膜にダメージが生
じ難くなっている。
【0100】上述したように本実施形態の特徴は、エタ
ロン15の反射面で戻される不所望のレーザ光を、光共
振器間を往復する所望のレーザ光と分離する際に、レン
ズ14bで集光させた焦点付近に配置したピンホール板
17を利用している。このため、所望のレーザ光のみが
ピンホール板17の穴を通過すれば良いため、不所望の
レーザ光の光軸と所望のレーザ光の光軸とのなす角度が
小さくても、これら各レーザ光を分離し易くなってい
る。
【0101】そのため、エタロン15を設置する際に、
その反射面の法線と光軸とのなす角度を小さくできるの
で、上記図10を参照して説明したように、エタロンの
設定角度の変化(変化量)による中心波長の変化(変化
量)を小さくすることができる。
【0102】なお、上記実施形態では、波長選択素子と
してエタロン15を用いているが、これに限定されるこ
となく、エタロン15を除去し、また全反射鏡13に代
替して波長選択素子としての波長依存性を有するミラー
を用いてもよい。
【0103】この場合には、波長依存性を有するミラー
では、その反射面の法線が光軸と平行であるため、上記
図10を参照して説明したように、波長依存性を有する
ミラーの設定角度の変化に伴う中心波長の変化が小さく
なり、波長安定性がより向上する。
【0104】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、光共振器間に焦点を形成し、かつ該焦点近傍にピン
ホール板を配置した低減手段によってビーム拡がり角が
低減されたレーザ光を生成し、このビーム拡がり角の小
さなレーザ光を波長選択素子に通過させることができる
ため、フッ素レーザのレーザ光を十分に超狭帯域化する
ことができ、しかもシングルライン化も同時に行うこと
ができる。
【0105】[第2の実施の形態]この第2の実施形態
では、レーザビームの拡がり角を低減する低減手段によ
って、光共振器間で共振するレーザ光のビーム幅を広げ
るようにしている。
【0106】この場合、レーザ光のビーム拡がり角をΔ
θとし、ビーム幅をdとすると、一度発生したレーザ光
では、d・Δθがほぼ一定に保たれる。したがって、ビ
ーム幅dが大きくなるように、ビーム幅を変換すると、
局所的にビーム拡がり角Δθが小さくなる。
【0107】このため、ビーム拡がり角の小さなレーザ
光を、波長選択素子に通過させることができるため、十
分に狭帯域化することができる。これに加えて、特に波
長選択素子としてのエタロンあるいは波長依存性を有す
る反射鏡を用いる場合には、これらの波長選択素子に必
要な反射膜においてダメージが生じ難くなる。
【0108】したがって、第2の実施形態では、パルス
幅が短いくピークパワーの大きなフッ素レーザをレーザ
発振するレーザ装置を想定している。
【0109】図2は、第2の実施形態に係る超狭帯域化
フッ素レーザ装置200の構成を示す構成図である。
【0110】超狭帯域化フッ素レーザ装置200では、
レーザチャンバ21の長手方向の両側に配置された波長
選択素子であるエタロン出力鏡23と全反射鏡24とで
光共振器が構成されている。エタロン出力鏡23の基板
には反射膜や反射防止膜は施されていない。
【0111】レーザチャンバ21と全反射鏡24との間
に配置された2つのプリズム27a、27bによってシ
ングルライン化が行われている。また、レーザチャンバ
21とエタロン出力鏡23との間に配置された2つのプ
リズム26a、26bによって、レーザチャンバ21側
から進行してくるレーザ光L21のビーム幅dが広げら
れている。
【0112】ここで、上記第1の実施形態と同様に、レ
ーザ光L21の場合をd1・Δθ1とし、レーザ光L2
1のビーム幅が拡げられたレーザ光L22の場合をd2
・Δθ2としたときは、d・Δθはほぼ一定に保たれる
ので、d1・Δθ1≒d2・Δθ2の関係の式が成立す
る。
【0113】この式から、Δθ2=(d1・Δθ1)/
d2が導かれるので、2つのプリズム26a、26bに
よってレーザ光L21のビーム幅が拡げられたレーザ光
L22では、ビーム幅dが大きくなるようにビーム幅が
変換されているので、局所的にビーム拡がり角Δθが小
さくなる。
【0114】そして、上述したように2つのプリズム2
6a、26bによってレーザ光L21のビーム幅が拡大
されたレーザ光L22をエタロン出力鏡23によって超
狭帯域化する。このエタロン出力鏡23からは、レーザ
光L22のビーム拡がり角が小さく、しかも十分に超狭
帯域化されたレーザ光L23が出射される。なお、この
場合、エタロン出力鏡23におけるレーザ光強度は多少
低下している。
【0115】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、次のような利点がある。
【0116】(1)2つのプリズム26a、26bによ
ってビーム幅が拡大されたレーザ光L22をエタロン出
力鏡23によって超狭帯域化するようにしているので、
エタロン出力鏡23からは、レーザ光L22のビーム拡
がり角が小さく、しかも十分に超狭帯域化されたレーザ
光L23を発振させることができる。
【0117】(2)また、エタロン出力鏡23において
はレーザ光強度が低くなっているので、エタロン出力鏡
23においてダメージが生じ難くなっており、特に、エ
タロン出力鏡23の基板に反射膜や反射防止膜が施され
ていても、これらの膜は、ダメージが生じ難くなってい
る。このことは、第2の実施形態に係るレーザ装置は、
パルス幅が短いくピークパワーの大きなフッ素レーザを
レーザ発振するレーザ装置として最適であることを意味
する。
【0118】[第3の実施の形態]図3は、第3の実施
形態に係る超狭帯域化フッ素レーザ装置300の構成を
示す構成図である。
【0119】超狭帯域化フッ素レーザ装置300では、
レーザチャンバ31の長手方向の両側に配置された出力
鏡32と全反射鏡33とで光共振器が構成されている。
【0120】この第3の実施形態では、レーザチャンバ
31と全反射鏡33との間に配置された2つのプリズム
34a、34bによって、レーザ光L31のビーム幅d
を広げると共にプリズム3aと全反射鏡33との間に配
置されたエタロン35に入射させるレーザ光についての
シングルライン化も行っている。
【0121】ここで、上記第1の実施形態と同様に、レ
ーザ光L31の場合をd1・Δθ1とし、レーザ光L3
1のビーム幅が拡げられたレーザ光の場合をd2・Δθ
2としたときには、d・Δθ(ここで、ビーム幅d、ビ
ーム拡がり角Δθ)はほぼ一定に保たれるので、d1・
Δθ1≒d2・Δθ2の関係の式が成立する。
【0122】そして、この式から、Δθ2=(d1・Δ
θ1)/d2が導かれるので、2つのプリズム34a、
34bによってレーザ光L31のビーム幅が拡げられた
レーザ光では、ビーム幅dが大きくなるようにビーム幅
が変換されているので、局所的にビーム拡がり角Δθが
小さくなる。
【0123】このようにビーム幅dが広げられ、かつビ
ーム拡がり角Δθが小さくなったレーザ光を、波長選択
素子であるエタロン35によって超狭帯域化する。な
お、この場合、エタロン35においてはレーザ光強度は
多少低下している。
【0124】このようにエタロン35におけるレーザ光
強度が下げられているので、エタロン35における反射
膜等にダメージが生じ難くなっている。
【0125】以上説明したように、第3の実施形態によ
れば、上記第2の実施形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0126】また、第3の実施形態では、エタロン35
に入射させるレーザ光のビーム幅を広げるために用いら
れる2つのプリズム34a、34bによって、シングル
ライン化も行うようにしているので、シングルライン化
を行うために、新たなプリズムは不要となる。例えば、
第2の実施形態では、シングルライン化用の2つのプリ
ズム17a、27bと、ビーム幅を拡げるための2つの
プリズム26a、27bが必要であった。
【0127】[第4の実施の形態]この第4の実施形態
では、エタロンを光共振器の外部に配置するようにして
いる。この場合、光軸に対してエタロンの設定角度が0
度に近くなり、しかも、エタロンの反射膜で反射して戻
されるレーザ光が光共振器内に戻って超狭帯域化されな
いレーザ光が増幅したとしても、最終的に露光に利用す
るレーザ光は、エタロンを高く透過できるレーザ光が利
用される。このレーザ光は超狭帯域化されているので、
露光光源としては何ら問題はない。
【0128】図4は、第4の実施形態に係る超狭帯域化
フッ素レーザ装置400の構成を示す構成図である。
【0129】超狭帯域化フッ素レーザ装置400では、
レーザチャンバ41の長手方向の両側に配置された凸面
鏡42と全反射鏡43とで不安定型光共振器が構成され
ている。
【0130】凸面鏡42の周囲から取り出される低ビー
ム拡がり角のレーザ光(ビーム拡がり角Δθが小さいレ
ーザ光)がエタロン45を通過するため、上述したよう
にエタロン45において十分な超狭帯域化が行われる。
【0131】エタロン45の2つの基板の対向する面
(内面)には、反射膜46a、46bが施されている。
また、エタロン45を、不安定型光共振器の外部に配置
すると共にエタロン45の反射膜46a、46bの法線
と光軸とが平行(つまり反射膜と光軸とが垂直)になる
ように配置している。
【0132】したがって、上述した図10におけるエタ
ロン45の設定角度θ=0mradで示される特性にお
いて、エタロン45の設定角度が約1mrad(横軸の
△θ=1mrad参照)ずれても、超狭帯域化されてい
るレーザ光L41の中心波長の変化量は0.1pm以下
(縦軸の△λの目盛り参照)になる。つまり、当該特性
の曲線と角度変化量△θ=1mradとの交点に対応す
る中心波長の変化量△λは0.1pm以下になってい
る。
【0133】このことは、凸面鏡42と全反射鏡43と
で構成される不安定型光共振器の外部にエタロン45を
配置した場合であっても、エタロン45によってフッ素
レーザのレーザ光が十分超狭帯域化されることを意味し
ている。
【0134】また、ビーム拡がり角が低減されることに
よりレーザ光強度が低下するので、ピークパワーが下が
ることになる。
【0135】以上説明したように、第4の実施形態によ
れば、凸面鏡42と全反射鏡43とで構成された不安定
型光共振器における凸面鏡42の周囲から取り出される
レーザ光は低ビーム拡がり角のレーザ光であるので、こ
の低ビーム拡がり角のレーザ光を、不安定型光共振器の
外部に配置されたエタロン45によって超狭帯域化する
ことができる。
【0136】また、ビーム拡がり角の低減に伴ってレー
ザ光強度も低下するので、エタロン45の反射膜46
a、46bはダメージが生じ難いものとなる。
【0137】[第5の実施の形態]図5は、第5の実施
形態に係る超狭帯域化フッ素レーザ装置500の構成を
示す構成図である。
【0138】超狭帯域化フッ素レーザ装置500では、
レーザチャンバ51の長手方向の両側に配置された全反
射鏡52と全反射鏡53とで不安定型光共振器が構成さ
れている。
【0139】全反射鏡52から取り出される低ビーム拡
がり角のレーザ光L51は、2つのプリズム54a、5
4bを通過することにより、ビーム幅が拡大される。こ
れにより、さらにビーム拡がり角が低減されたレーザ光
L52となる。このレーザ光L52はエタロン55に入
射する。
【0140】エタロン55の2つの基板の対向する面
(内面)には、反射膜56a、56bが施されている。
また、エタロン55は、上記第4の実施形態と同様に不
安定型光共振器の外部に配置されている。さらに、エタ
ロン55の反射膜56a、56bの法線とレーザ光L5
2の光軸とが平行になるようにエタロン55を配置して
いる。
【0141】このため、第4の実施形態と同様に上述し
た図10におけるエタロン55の設定角度θ=0mra
dで示される特性が適用されることになり、他の特性
(例えば、設定角度θ=1mradのときの特性)と比
較して、エタロン55の設定角度の変化(角度変化量△
θ)に対して、エタロン55を通過する超狭帯域化され
たレーザ光L53の中心波長の変化(中心波長の変化量
△λ)が小さい。たとえば、上記特性の曲線と角度変化
量△θ=1mradとの交点に対応する中心波長の変化
量△λは0.1pm以下になっている。
【0142】このことは、上述したように全反射鏡52
と全反射鏡53とで構成される不安定型光共振器の外部
にエタロン55を配置した場合であっても、エタロン5
5によってフッ素レーザのレーザ光が十分に超狭帯域化
されることを意味する。なお、この場合、エタロン出力
鏡23におけるレーザ光強度は多少低下している。
【0143】これに対し、例えば設定角度θ=1mra
dのときの特性の場合では、中心波長の変化量△λは約
0.3pm程度になっている。これでは、約0.2〜
0.3pmの波長幅に超狭帯域化することは不可能であ
る。
【0144】以上説明したように、第5の実施形態によ
れば、上記第4の実施形態と同様に、エタロン55を通
過するレーザ光L52のビーム拡がり角が非常に小さく
なっているため、レーザ光L52をエタロン55によっ
て十分に超狭帯域化することができる。
【0145】また、エタロン55の反射膜56a、56
bにおけるレーザ光の強度が低くなっているので、反射
膜56a、56bにダメージが生じ難くなっている。
【0146】[第6の実施の形態]この第6の実施形態
では、エタロン等の波長選択素子の設定角度の変化に対
する中心波長の変化を小さくするために、波長選択素子
として、エタロン出力鏡か、あるいは波長依存性を有す
る全反射を用いると共に、当該各波長選択素子を光軸に
対して垂直に配置して用いる。このため、波長選択素子
の設定角度の変化に伴う中心波長の変化が最も小さくな
るため、波長安定性が高くなる。
【0147】図6は、第6の実施形態に係る超狭帯域化
フッ素レーザ装置600の構成を示す構成図である。
【0148】超狭帯域化フッ素レーザ装置600では、
レーザチャンバ61の長手方向の両側に配置された波長
依存性ミラー62と全反射鏡63とで不安定型光共振器
が構成されている。
【0149】波長依存性ミラー62は、凸面鏡に反射率
が波長依存性を有する膜がコーティングされたものとな
っている。これにより本実施形態ではシングルライン化
が行われている。但し、波長依存性ミラー62によって
超狭帯域化を行っても良い。波長依存性ミラー62はレ
ーザ光が垂直に入出射するように配置されている。
【0150】以上説明したように、第6の実施形態によ
れば、不安定型光共振器が用いられているので、発振す
るレーザ光L61のビーム拡がり角は小さくなる。
【0151】したがって、光共振器間で共振するレーザ
光をエタロン65などの波長選択素子によって十分に超
狭帯域化することができる。
【0152】[第7の実施の形態]この第7の実施形態
では、レーザビームの拡がり角を低減する低減手段とし
て、光共振器内にハニカム状部材を配置するようにした
ものである。この場合、ハニカム状のそれぞれの細長い
空洞を通過できる細いビームに関しては、ビーム幅が小
さいため、ビーム拡がり角が小さくなる。したがって光
共振器から取り出されるレーザ光は、これらの細いビー
ムの集合になり、しかも小さなビーム拡がり角を有する
ものとなり、波長選択素子によって十分な狭帯域化が行
われる。
【0153】図7は、第7の実施形態に係る超狭帯域化
フッ素レーザ装置700の構成を示す構成図である。
【0154】超狭帯域化フッ素レーザ装置700では、
レーザチャンバ71の長手方向の両側に配置された出力
鏡72と全反射鏡73とで光共振器が構成されている。
また、超狭帯域化するためエタロン74が光共振器間に
挿入されている。
【0155】レーザチャンバ71の長手方向の両側にハ
ニカム状パイプ75a、75bが配置され、これらハニ
カム状パイプ75a、75bを挟むように出力鏡72と
全反射鏡73とが配置されている。
【0156】ハニカム状パイプ75a、75bは、図8
に示すようにビームを光軸に沿って細いビームの束に分
割するような構造になっている。このため、それぞれの
細いビームに関しては、そのビーム幅が小さくなる分だ
けビーム拡がり角が小さくなる。何故ならば、ビーム拡
がり角Δθ≒ビーム幅d/光共振器超Lで表されるた
め、ビーム幅dが小さくなれば、ビーム拡がり角Δθも
小さくなる。
【0157】この第7の実施形態では、光共振器間にお
けるレーザチャンバ71の両側に配置されたハニカム状
パイプ75a、75bによって、小さなビーム拡がり角
を有するレーザ光のみが発振する。すなわち、ハニカム
状パイプ75a、75bによって細長いビームの束に分
割されたレーザ光が光共振器間で共振することにより、
出力鏡72からは、それぞれの細いビームが有するビー
ム拡がり角と同等のビーム拡がり角のレーザ光L71が
光共振器外に取り出される。
【0158】なお、上記レーザ光L71は、細長い多数
のレーザ光の集合になるため、1本のレーザビームと性
質が異なる場合がある。しかし、レーザ光L71は露光
に利用されるものであるので、多数のレーザ光の集合で
あっても、それぞれの中心波長が同一であればよい。し
たがって第7の実施形態のように、光共振器内にレーザ
ビームを分割するようなハニカム構造体やメッシュを配
置して、多数のビームを発生させても、露光光源として
はかまわない。
【0159】上述した第7の実施形態では、フッ素レー
ザのレーザ光を超狭帯域化するフッ素レーザ装置につい
て説明したが、本発明は、これに限定されることなく、
アルゴンフッ素(ArF)エキシマレーザなどのエキシ
マレーザを含むガスレーザ装置に適用することができ
る。
【0160】この場合、上述したように超狭帯域化され
たレーザ光は、細長い多数のレーザ光の集合になるた
め、1本のレーザビームと性質が異なる場合があるの
で、露光光源用のレーザ装置として適用するのが好まし
い。
【0161】以上説明したように、第7の実施形態によ
れば、ハニカム状パイプ75a、75bによって光共振
器間で共振するレーザ光を細長いビームの束に分割し
て、発生しうる光線の拡がり角を強制的に抑制するよう
にしているので、それらの光線の集まりであるレーザ光
のビーム拡がり角を小さくすることができ、よって当該
レーザ光をエタロン74によって十分に超狭帯域化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施形態に係る超狭帯域化フッ素
レーザ装置100の構成を示す構成図である。
【図2】図2は第2の実施形態に係る超狭帯域化フッ素
レーザ装置200の構成を示す構成図である。
【図3】図3は第3の実施形態に係る超狭帯域化フッ素
レーザ装置300の構成を示す構成図である。
【図4】図4は第4の実施形態に係る超狭帯域化フッ素
レーザ装置400の構成を示す構成図である。
【図5】図5は第5の実施形態に係る超狭帯域化フッ素
レーザ装置500の構成を示す構成図である。
【図6】図6は第6の実施形態に係る超狭帯域化フッ素
レーザ装置600の構成を示す構成図である。
【図7】図7は第7の実施形態に係る超狭帯域化フッ素
レーザ装置700の構成を示す構成図である。
【図8】図8は第7の実施形態におけるハニカム状パイ
プの構造を示す斜視図である。
【図9】図9はエタロンを用いた場合のフッ素レーザの
ビーム拡がり角を説明するための図である。
【図10】図10は入射角度による波長変化を説明する
ための図である。
【符号の説明】
11、21、31、41、51、61、71 レーザチ
ャンバ 12、32、72 出力鏡 13、24、33、52、53、63、73 全反射鏡 14a、14b レンズ 15、35、45、55、74 エタロン 17 ピンホール板 23 エタロン出力鏡 26a、26b、27a、27b、34a、34b、5
4a、54b プリズム 42 凸面鏡 62 波長依存性ミラー 75a、75b ハニカム状パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩 耕司 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 Fターム(参考) 5F071 AA04 DD04 DD05 JJ10 5F072 AA04 JJ20 KK01 KK05 KK08 KK30 RR05 SS06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光共振器と、該光共振器間に配置されたレ
    ーザチャンバとを有し、該レーザチャンバからレーザ発
    振されたフッ素レーザのレーザ光を前記光共振器間で共
    振させて狭帯域化する超狭帯域化レーザ装置において、 前記レーザ光のビーム拡がり角を低減する低減手段と、 入射光の入射角度に応じて共振波長が変化する波長選択
    素子とを具備し、 前記低減手段によってビーム拡がり角が低減された前記
    レーザ光を、前記波長選択素子によって狭帯域化するよ
    うにしたことを特徴とする超狭帯域化レーザ装置。
  2. 【請求項2】前記低減手段は、 前記光共振器間に焦点を形成する光学素子と、 前記光学素子により形成される焦点距離近傍に配置され
    るピンホール板とを具備し、 前記光学素子によって前記焦点距離で集光される前記フ
    ッ素レーザにおける光強度の異なる2つの発振線のうち
    所望の発振線のレーザ光のみを前記ピンホール板の穴に
    通過させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    超狭帯域化レーザ装置。
  3. 【請求項3】前記低減手段は、 前記レーザチャンバと前記波長選択素子との間に配置さ
    れ、前記レーザ光のビーム幅を拡大する光学素子を具備
    し、 前記光学素子によってビーム幅が拡大されたレーザ光を
    前記波長選択素子に入射させるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の超狭帯域化レーザ装置。
  4. 【請求項4】前記低減手段は、 前記光共振器としての不安定型光共振器を具備し、 前記不安定型光共振器によってレーザ発振されたビーム
    拡がり角が低減されたレーザ光を前記波長選択素子に入
    射させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の超
    狭帯域化レーザ装置。
  5. 【請求項5】前記波長選択素子は、 エタロン出力鏡であることを特徴とする請求項1記載の
    超狭帯域化レーザ装置。
  6. 【請求項6】前記波長選択素子は、 前記光共振器の外部に配置されていることを特徴とする
    請求項1または4記載の超狭帯域化レーザ装置。
  7. 【請求項7】前記波長選択素子は、 波長依存性を有する全反射鏡であり、該全反射鏡の法線
    と入射光の光軸とが平行になるように当該全反射鏡を配
    置したことを特徴とする請求項1記載の超狭帯域化レー
    ザ装置。
  8. 【請求項8】光共振器と、該光共振器間に配置されたレ
    ーザチャンバとを有し、該レーザチャンバからレーザ発
    振されたレーザ光を前記光共振器間で共振させて狭帯域
    化する超狭帯域化レーザ装置において、 前記光共振器間に配置され、前記レーザ光のレーザビー
    ムを分割するとともに当該レーザ光のビーム拡がり角を
    低減するビーム分割手段と、 入射光の入射角度に応じて共振波長が変化する波長選択
    素子とを具備し、 前記ビーム分割手段によってビーム拡がり角が低減され
    た前記レーザ光を、前記波長選択素子によって狭帯域化
    するようにしたことを特徴とする超狭帯域化レーザ装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006049839A (ja) * 2004-07-06 2006-02-16 Komatsu Ltd 高出力ガスレーザ装置
JP2011233918A (ja) * 2004-07-06 2011-11-17 Komatsu Ltd 高出力ガスレーザ装置
CN103001109A (zh) * 2012-12-03 2013-03-27 华中科技大学 一种准分子激光器环形腔调节装置和方法

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