JP2001291189A - 速度取締位置警告装置 - Google Patents

速度取締位置警告装置

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JP2001291189A JP2000102966A JP2000102966A JP2001291189A JP 2001291189 A JP2001291189 A JP 2001291189A JP 2000102966 A JP2000102966 A JP 2000102966A JP 2000102966 A JP2000102966 A JP 2000102966A JP 2001291189 A JP2001291189 A JP 2001291189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーダ波の発せられないオービスであっても
確実に速度取締位置の警告を発すること等が可能な速度
取締位置警告装置を提供する。 【解決手段】 GPS衛星からの電波を受信して車両の
現在位置を算出するGPS受信部2と、目標位置を記録
した目標位置記録部5と、車両の速度取締用のレーダ波
を受信するレーダ受信部と、警告を発する警告部と、目
標位置記録部5に記録されている目標位置の中でGPS
受信部2で算出された現在位置に最も近い目標位置との
距離が所定距離より小さいとき、またはレーダ受信部4
で取締電波を受信したとき、及びこれらの両方の条件を
満足したときに警告部8より警告を発する制御部10と
を備えた速度取締位置警告装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、速度取締位置警告
装置に関し、特に、車両の速度超過を取り締まるオービ
ス(無人式速度取締装置)の位置に接近した場合等に警
告を発する速度取締位置警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両の速度の取締は、
通常、特定の位置でレーダを用いて車速を計測すること
により行われている。そのため、従来の速度取締位置警
告装置は、車両に前記取締レーダ波を受信するレーダ受
信装置を搭載し、レーダ受信装置で取締レーダの電波を
受信したときに警告を発していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記速度取締
位置警告装置においては、取締を行っているレーダ電波
の指向性が強いため、わずかに離れるとレーダ受信装置
でレーダ電波を受信することができずに警告を発する時
期が遅れる場合があった。
【0004】また、レーダ波の発せられないループコイ
ル式や、H式等レーダ波を受信しにくいオービスの場合
には、レーダ波を受信して 速度取締位置に近づいてい
ることを知らせる警告を発することが不可能、または困
難であった。
【0005】そこで、本発明は上記従来の速度取締位置
警告装置における問題点に鑑みてなされたものであっ
て、レーダ波の発せられないオービス(登録商標)であ
っても確実に速度取締位置の警告を発すること等が可能
な速度取締位置警告装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、速度取締位置警告装置であ
って、GPS衛星からの電波を受信して車両の現在位置
を算出するGPS受信部と、目標位置を記録した目標位
置記録部と、車両の速度取締用のレーダ波を受信するレ
ーダ受信部と、警告を発する警告部と、前記目標位置記
録部に記録されている目標位置の中で前記GPS受信部
で算出された現在位置に最も近い目標位置との距離が所
定距離より小さいとき、または前記レーダ受信部で取締
電波を受信したとき、及びこれらの両方の条件を満足し
たときに前記警告部より警告を発する制御部とを備えた
ことを特徴とする。
【0007】そして、請求項1記載の速度取締位置警告
装置によれば、従来のレーダ受信部で取締電波を受信し
たときに加えて、GPS受信部で算出された現在位置に
最も近い目標位置との距離が所定距離より小さいときに
も警告を発することができるため、目標位置をオービス
位置とした場合に、レーダ波によるものと、GPSによ
るものの両方でオービス位置の存在を確認することがで
き、レーダ波の発せられないオービス等であっても確実
に速度取締位置の警告を発することが可能となる。
【0008】請求項2記載の発明は、前記レーダ受信部
で取締電波が受信されたときに前記警告部から発せられ
る警告を、前記目標位置記録部に記録されている目標位
置の中で前記GPS受信部で算出された現在位置に最も
近い目標位置との距離が所定距離より小さいときに発せ
られる警告とは異なる種類の警告としたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2記載の速度取締位置警告装置によ
れば、オービス位置情報の重要度を表現することがで
き、車両の運転手等にとって情報の重要度を認識しやす
くすることができる。
【0010】請求項3記載の発明は、前記警告部からの
警告の種類を、車両の速度に応じて変化させることを特
徴とする。
【0011】請求項3記載の速度取締位置警告装置によ
れば、車両速度が高いとき程より大きな音で警告するこ
と等により、車両の運転手等によって情報の重要度を認
識しやすくすることができる。
【0012】請求項4記載の発明は、前記目標位置を前
記目標位置記録部に記録する際に、記録された目標位置
と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて
前記警告部から警告を発するか否かを選択可能としたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項4記載の速度取締位置警告装置によ
れば、記録された目標位置と現在位置との距離が所定距
離より小さいときにおいて前記警告部から警告を発する
ことを選択することにより、目標位置をオービス位置と
した場合に、レーダ波によるものと、GPSによるもの
の両方でオービス位置の存在を確認することができるた
め、レーダ波の発せられないオービス等であっても確実
に速度取締位置の警告を発することが可能となる。
【0014】請求項5記載の発明は、前記目標位置を前
記目標位置記録部に記録する際に、記録された目標位置
と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて
前記警告部から警告を発しないように設定した場合に、
さらに、前記レーダ受信部で取締電波を受信したときに
前記警告部から警告をするか否かを選択可能としたこと
を特徴とする。
【0015】請求項5記載の速度取締位置警告装置によ
れば、記録された目標位置と現在位置との距離が所定距
離より小さいときにおいて前記警告部から警告を発しな
いように設定した場合に、さらに、前記レーダ受信部で
取締電波を受信したときに前記警告部から警告を発しな
いように設定することにより、自動ドア等による誤反応
等、速度取締用レーダ波と同じ周波数帯を用いる機器か
らの反応を有効に防止することができる。また、走行頻
度が高い地域の走行では有効な誤反応防止策となる。
【0016】請求項6記載の発明は、前記レーダ受信部
の感度を該車両の速度に応じて変化させることを特徴と
する請求項1乃至5のいずれかに記載の速度取締位置警
告装置。
【0017】請求項6記載の速度取締位置警告装置によ
れば、例えば、高速走行時には高感度、低速走行時では
低感度として、レーダによる速度取締レーダ波を受信す
る必要性に応じた感度とすることができ、停車に近けれ
ば反応を抑えることも可能となる。
【0018】請求項7記載の発明は、前記現在位置と現
在位置に最も近い目標位置との距離が、所定距離より大
きい場合に、前記レーダ受信部で取締電波が受信された
ときに、前記取締電波の最大受信位置を目標位置として
目標位置記録部に記録させることを特徴とする。
【0019】請求項7記載の速度取締位置警告装置によ
れば、新たに記録した目標位置を以後の速度取締位置の
データとして活用することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる速度取締位
置警告装置の実施の形態の具体例を図面を参照しながら
説明する。
【0021】図1は、本発明にかかる速度取締位置警告
装置の一実施例の構成を示し、この速度取締位置警告装
置は、GPS衛星からの電波を受信するGPSアンテナ
1と、GPSアンテナ1で受信された電波を復調して現
在位置データを算出して出力するGPS受信部2と、速
度取締用のレーダ波を受信するレーダアンテナ3と、レ
ーダアンテナ3で受信した電波を増幅し、レーダ波が受
信されていることを検出して出力するレーダ受信部4
と、速度取締位置が予想されている目標位置を記録した
目標位置記録部5と、距離算出部6と、速度算出部7
と、警告部8と、入力部9と、制御部10と、インター
フェース(I/O)11、12と、プロセッサ(CP
U)13等で構成される。
【0022】次に、図1乃至図3を参照しながら、上記
構成を有する速度取締位置警告装置の動作について説明
する。
【0023】ステップS1では、制御部10は、I/O
11を介してGPS受信部2でGPS電波が受信されて
いるか否かを判定し、判定がYESであれば、正常に受
信されているとして、ステップS2に移る。
【0024】ステップS2では、制御部10は、I/O
11を介してGPS受信部2が算出したデータを取り込
み、ステップS3において、制御部10は、目標位置記
録部5に記録されている目標位置の中で、ステップS2
で取り込んだ現在位置に最も近い目標位置のデータを読
み出す。
【0025】ステップS4では、距離算出部6は、レー
ダアンテナ3で読み出した目標位置と、ステップS2で
取り込んだ現在位置との間の距離Rを算出する。
【0026】ステップS5では、制御部10は、ステッ
プS4で算出した距離Rが予め決められた距離Kより小
であるか否かを判定し、判定がYESの場合には、ステ
ップS6に、また判定がNOの場合にはステップS10
に移る。
【0027】ステップS6では、速度算出部7は、前回
の現在位置と、今回の現在位置との差から車両の速度を
算出する。
【0028】ステップS7では、制御部10は、ステッ
プS6で算出された速度に応答する警告Aを警告部8よ
り送出させる。
【0029】ステップS8では、制御部10は、I/O
12を介してレーダ受信部4でレーダ波が受信されてい
るか否かを判定し、判定がYESの場合には、ステップ
S9に移って警告Bを警告8より送出し、ステップS1
に移り、ステップS1〜ステップS9を繰り返す。
【0030】警告部8は、例えば、LED等の視覚情報
による警告としても良く、また、ブザー、音声合成、メ
ロディ等の聴覚情報により警告としても良い。
【0031】また、ステップS5におけるR<Kの場合
のステップS7における警告Aは、例えば、ピンポンな
る音を繰り返して発生させ、その音量がステップS6で
算出した速度が例えば10km以下ならば音を発生させ
ず、速度に応じて音量を段階的に大きくしても良い。
【0032】また、ステップS8で、レーダ波が受信さ
れていると判定された場合には、ステップS9での警告
は、ステップS7とでの警告Aとは異なり、例えば、ブ
ーという連続音とし、その音量を受信電波の強度に比例
するようにしても良い。
【0033】また、ステップS5での判定がR<Kでは
ないと判定された場合には、ステップS10に移り、ス
テップS8と同様にレーダ波が受信されているか否かを
判定し、判定がYESの場合には、ステップS11に移
り、ステップS9と同様に警告Bを送出する。これは、
従来の速度取締位置警告装置と同様の動作である。
【0034】ステップS12では、入力部9からのレー
ダ波受信位置の記録がセットされているか否かを判定
し、判定がNOの場合には、ステップS1に移ってステ
ップS1〜ステップS5及びステップS14〜ステップ
S15が繰り返される。
【0035】また、ステップS12で判定がYESの場
合には、ステップS13に移り、車両の移動とともに、
レーダ受信部4で受信される受信レベルを記録し、記録
した受信レベルの中の最大受信レベルが受信された受信
位置を目標位置記録部5に記録してステップS1に戻
る。
【0036】ステップS12〜ステップS13の処理
は、目標位置記録部5に記録されていない、すなわち最
も近い目標位置と現在位置との距離Rが所定の距離Kよ
り大きいときに、レーダ受信部4で取締電波が検出され
た場合には、警告を送出するとともに、必要に応じて、
その目標位置を目標位置記録部5に記録し、今後の速度
取締位置のデータとして活用するものである。
【0037】また、ステップS1においてGPS受信部
2でGPS電波が正常に受信されていないと判定された
場合には、ステップS14に移り、ステップS8と同様
にレーダ波が受信されているか否かを判定し、判定がY
ESの場合にはステップS15に移り、ステップS9と
同様に警告Bを送出する。
【0038】尚、目標位置記録部5に記録する目標位置
をオービス位置として予め日本国内の数百箇所を記録す
ることもでき、さらに、本速度取締位置警告装置の使用
者によって目標位置の追加を可能とすることもできる。
この際、記録された目標位置と現在位置との距離が所定
距離より小さいときにおいて警告部8から警告を発する
ように設定(告知許可)としたり、記録された目標位置
と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて
警告部8から警告を発しないように設定するとともに、
レーダ受信部4で取締電波を受信したときにも警告部8
から警告を発しないように設定(告知不許可)とするこ
ともできる。
【0039】告知許可に設定した場合には、目標位置を
オービス位置とした場合に、レーダ波によるものと、G
PSによるものの両方でオービス位置の存在を確認する
ことができ、告知不許可とした場合には、自動ドア等に
よる誤反応を防止することができ、走行頻度が高い地域
の走行では有効に誤反応を防止することができる。
【0040】尚、ステップS12での記録に際しては、
記録しようとする位置が目標位置記録部5に記録されて
いる目標位置との距離が所定距離2K以上である場合に
のみ記録が行われる。これは、上述のように、目標位置
を告知許可または告知不許可とすることできるため、告
知許可点と告知不許可点が同一または接近していること
は矛盾となるからである。
【0041】以上説明した実施例においては、警告Bの
内容または種類を速度に応じて変化させていたが、目標
位置と現在位置との間の距離に応じて変化させるように
しても良い。
【0042】また、上記実施例では、警告Bは、速度算
出部7で算出された速度に応じて段階的に変化させるよ
うにしていたが、車両の速度メータより車両速度を得る
ようにしても良い。
【0043】さらに、目標位置記録部5に記録する目標
位置はオービス位置に限定されず、他の自由な目的のた
めに目標位置記録部5を使用することもできる。この
際、上述のようなフローにおける記録ではなく、速度取
締位置警告装置を記録モードとして目標位置を目標位置
記録部5に記録することもできる。
【0044】また、速度算出部7によって算出された車
両速度を利用して、高速走行時にはレーダ受信部4を高
感度とし、低速走行時では低感度として、レーダによる
速度取締レーダ波を受信する必要性に応じた感度とする
こともできる。さらに、GPS電波を受信できない場合
には、従来の振動センサによって車両の走行情報を得
て、レーダ受信部4を補完することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーダ波の発せられないオービスであっても確実に速度
取締位置の警告を発すること等が可能な速度取締位置警
告装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる速度取締位置警告装置の一実施
例を示す構成図である。
【図2】図1の速度取締位置警告装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1の速度取締位置警告装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 GPSアンテナ 2 GPS受信部 3 レーダアンテナ 4 レーダ受信部 5 目標位置記録部 6 距離算出部 7 速度算出部 8 警告部 9 入力部 10 制御部 11 I/O 12 I/O 13 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 CC12 CC14 DD07 FF05 FF13 FF14 FF25 FF27 HH22 5J062 BB01 CC07 5J070 AA02 AC01 AC02 AC06 AE01 AK22 BD10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS衛星からの電波を受信して車両の
    現在位置を算出するGPS受信部と、 目標位置を記録した目標位置記録部と、 車両の速度取締用のレーダ波を受信するレーダ受信部
    と、 警告を発する警告部と、 前記目標位置記録部に記録されている目標位置の中で前
    記GPS受信部で算出された現在位置に最も近い目標位
    置との距離が所定距離より小さいとき、または前記レー
    ダ受信部で取締電波を受信したとき、及びこれらの両方
    の条件を満足したときに前記警告部より警告を発する制
    御部とを備えたことを特徴とする速度取締位置警告装
    置。
  2. 【請求項2】 前記レーダ受信部で取締電波が受信され
    たときに前記警告部から発せられる警告を、前記目標位
    置記録部に記録されている目標位置の中で前記GPS受
    信部で算出された現在位置に最も近い目標位置との距離
    が所定距離より小さいときに発せられる警告とは異なる
    種類の警告としたことを特徴とする請求項1記載の速度
    取締位置警告装置。
  3. 【請求項3】 前記警告部からの警告の種類を、車両の
    速度に応じて変化させることを特徴とする請求項1また
    は2記載の速度取締位置警告装置。
  4. 【請求項4】 前記目標位置を前記目標位置記録部に記
    録する際に、記録された目標位置と現在位置との距離が
    所定距離より小さいときにおいて前記警告部から警告を
    発するか否かを選択可能としたことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の速度取締位置警告装置。
  5. 【請求項5】 前記目標位置を前記目標位置記録部に記
    録する際に、記録された目標位置と現在位置との距離が
    所定距離より小さいときにおいて前記警告部から警告を
    発しないように設定した場合に、さらに、前記レーダ受
    信部で取締電波を受信したときに前記警告部から警告を
    するか否かを選択可能としたことを特徴とする請求項4
    記載の速度取締位置警告装置。
  6. 【請求項6】 前記レーダ受信部の感度を該車両の速度
    に応じて変化させることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の速度取締位置警告装置。
  7. 【請求項7】 前記現在位置と現在位置に最も近い目標
    位置との距離が、所定距離より大きい場合に、前記レー
    ダ受信部で取締電波が受信されたときに、前記取締電波
    の最大受信位置を目標位置として目標位置記録部に記録
    させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の速度取締位置警告装置。
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