JP3074890U - 車両速度計測装置探知システム - Google Patents

車両速度計測装置探知システム

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JP3074890U JP2000005027U JP2000005027U JP3074890U JP 3074890 U JP3074890 U JP 3074890U JP 2000005027 U JP2000005027 U JP 2000005027U JP 2000005027 U JP2000005027 U JP 2000005027U JP 3074890 U JP3074890 U JP 3074890U
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保則 浜本
經幸 小林
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株式会社マルハマ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーダ波の発せられない車両速度計測装置で
あっても確実に探知して警告を発すること等が可能な車
両速度計測装置探知システムを提供する。 【解決手段】 GPS衛星からの電波を受信して車両の
現在位置を算出するGPS受信部2と、目標位置を記録
した目標位置記録部5と、車両速度計測装置からのレー
ダ波を受信するレーダ受信部と、警告を発する警告部
と、目標位置記録部5に記録されている目標位置の中で
GPS受信部2で算出された現在位置に最も近い目標位
置との距離が所定距離より小さいとき、またはレーダ受
信部4でレーダ波を受信したとき、及びこれらの両方の
条件を満足したときに警告部8より警告を発する制御部
10とを備えた車両速度計測装置探知システム。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、速度取締位置警告装置に関し、特に、車両の速度超過を取り締まる オービス(無人式速度取締装置)の位置に接近した場合等に警告を発する速度取 締位置警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両の速度の取締は、通常、特定の位置でレーダを用いて車 速を計測することにより行われている。そのため、従来の速度取締位置警告装置 は、車両に前記取締レーダ波を受信するレーダ受信装置を搭載し、レーダ受信装 置で取締レーダの電波を受信したときに警告を発していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記速度取締位置警告装置においては、取締を行っているレーダ電波 の指向性が強いため、わずかに離れるとレーダ受信装置でレーダ電波を受信する ことができずに警告を発する時期が遅れる場合があった。
【0004】 また、レーダ波の発せられないループコイル式や、H式等レーダ波を受信しに くいオービスの場合には、レーダ波を受信して 速度取締位置に近づいているこ とを知らせる警告を発することが不可能、または困難であった。
【0005】 そこで、本考案は上記従来の速度取締位置警告装置における問題点に鑑みてな されたものであって、レーダ波の発せられないオービスであっても確実に速度取 締位置の警告を発すること等が可能な速度取締位置警告装置を提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、速度取締位置警告装置であ って、GPS衛星からの電波を受信して車両の現在位置を算出するGPS受信部 と、目標位置を記録した目標位置記録部と、車両の速度取締用のレーダ波を受信 するレーダ受信部と、警告を発する警告部と、前記目標位置記録部に記録されて いる目標位置の中で前記GPS受信部で算出された現在位置に最も近い目標位置 との距離が所定距離より小さいとき、または前記レーダ受信部で取締電波を受信 したとき、及びこれらの両方の条件を満足したときに前記警告部より警告を発す る制御部とを備えたことを特徴とする。
【0007】 そして、請求項1記載の速度取締位置警告装置によれば、従来のレーダ受信部 で取締電波を受信したときに加えて、GPS受信部で算出された現在位置に最も 近い目標位置との距離が所定距離より小さいときにも警告を発することができる ため、目標位置をオービス位置とした場合に、レーダ波によるものと、GPSに よるものの両方でオービス位置の存在を確認することができ、レーダ波の発せら れないオービス等であっても確実に速度取締位置の警告を発することが可能とな る。
【0008】 請求項2記載の考案は、前記レーダ受信部で取締電波が受信されたときに前記 警告部から発せられる警告を、前記目標位置記録部に記録されている目標位置の 中で前記GPS受信部で算出された現在位置に最も近い目標位置との距離が所定 距離より小さいときに発せられる警告とは異なる種類の警告としたことを特徴と する。
【0009】 請求項2記載の速度取締位置警告装置によれば、オービス位置情報の重要度を 表現することができ、車両の運転手等にとって情報の重要度を認識しやすくする ことができる。
【0010】 請求項3記載の考案は、前記警告部からの警告の種類を、車両の速度に応じて 変化させることを特徴とする。
【0011】 請求項3記載の速度取締位置警告装置によれば、車両速度が高いとき程より大 きな音で警告すること等により、車両の運転手等によって情報の重要度を認識し やすくすることができる。
【0012】 請求項4記載の考案は、前記目標位置を前記目標位置記録部に記録する際に、 記録された目標位置と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて前記 警告部から警告を発するか否かを選択可能としたことを特徴とする。
【0013】 請求項4記載の速度取締位置警告装置によれば、記録された目標位置と現在位 置との距離が所定距離より小さいときにおいて前記警告部から警告を発すること を選択することにより、目標位置をオービス位置とした場合に、レーダ波による ものと、GPSによるものの両方でオービス位置の存在を確認することができる ため、レーダ波の発せられないオービス等であっても確実に速度取締位置の警告 を発することが可能となる。
【0014】 請求項5記載の考案は、前記目標位置を前記目標位置記録部に記録する際に、 記録された目標位置と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて前記 警告部から警告を発しないように設定した場合に、さらに、前記レーダ受信部で 取締電波を受信したときに前記警告部から警告をするか否かを選択可能としたこ とを特徴とする。
【0015】 請求項5記載の速度取締位置警告装置によれば、記録された目標位置と現在位 置との距離が所定距離より小さいときにおいて前記警告部から警告を発しないよ うに設定した場合に、さらに、前記レーダ受信部で取締電波を受信したときに前 記警告部から警告を発しないように設定することにより、自動ドア等による誤反 応等、速度取締用レーダ波と同じ周波数帯を用いる機器からの反応を有効に防止 することができる。また、走行頻度が高い地域の走行では有効な誤反応防止策と なる。
【0016】 請求項6記載の考案は、前記レーダ受信部の感度を該車両の速度に応じて変化 させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の速度取締位置警告装 置。
【0017】 請求項6記載の速度取締位置警告装置によれば、例えば、高速走行時には高感 度、低速走行時では低感度として、レーダによる速度取締レーダ波を受信する必 要性に応じた感度とすることができ、停車に近ければ反応を抑えることも可能と なる。
【0018】 請求項7記載の考案は、前記現在位置と現在位置に最も近い目標位置との距離 が、所定距離より大きい場合に、前記レーダ受信部で取締電波が受信されたとき に、前記取締電波の最大受信位置を目標位置として目標位置記録部に記録させる ことを特徴とする。
【0019】 請求項7記載の速度取締位置警告装置によれば、新たに記録した目標位置を以 後の速度取締位置のデータとして活用することができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
次に、本考案にかかる速度取締位置警告装置の実施の形態の具体例を図面を参 照しながら説明する。
【0021】 図1は、本考案にかかる速度取締位置警告装置の一実施例の構成を示し、この 速度取締位置警告装置は、GPS衛星からの電波を受信するGPSアンテナ1と 、GPSアンテナ1で受信された電波を復調して現在位置データを算出して出力 するGPS受信部2と、速度取締用のレーダ波を受信するレーダアンテナ3と、 レーダアンテナ3で受信した電波を増幅し、レーダ波が受信されていることを検 出して出力するレーダ受信部4と、速度取締位置が予想されている目標位置を記 録した目標位置記録部5と、距離算出部6と、速度算出部7と、警告部8と、入 力部9と、制御部10と、インターフェース(I/O)11、12と、プロセッ サ(CPU)13等で構成される。
【0022】 次に、図1乃至図3を参照しながら、上記構成を有する速度取締位置警告装置 の動作について説明する。
【0023】 ステップS1では、制御部10は、I/O11を介してGPS受信部2でGP S電波が受信されているか否かを判定し、判定がYESであれば、正常に受信さ れているとして、ステップS2に移る。
【0024】 ステップS2では、制御部10は、I/O11を介してGPS受信部2が算出 したデータを取り込み、ステップS3において、制御部10は、目標位置記録部 5に記録されている目標位置の中で、ステップS2で取り込んだ現在位置に最も 近い目標位置のデータを読み出す。
【0025】 ステップS4では、距離算出部6は、レーダアンテナ3で読み出した目標位置 と、ステップS2で取り込んだ現在位置との間の距離Rを算出する。
【0026】 ステップS5では、制御部10は、ステップS4で算出した距離Rが予め決め られた距離Kより小であるか否かを判定し、判定がYESの場合には、ステップ S6に、また判定がNOの場合にはステップS10に移る。
【0027】 ステップS6では、速度算出部7は、前回の現在位置と、今回の現在位置との 差から車両の速度を算出する。
【0028】 ステップS7では、制御部10は、ステップS6で算出された速度に応答する 警告Aを警告部8より送出させる。
【0029】 ステップS8では、制御部10は、I/O12を介してレーダ受信部4でレー ダ波が受信されているか否かを判定し、判定がYESの場合には、ステップS9 に移って警告Bを警告8より送出し、ステップS1に移り、ステップS1〜ステ ップS9を繰り返す。
【0030】 警告部8は、例えば、LED等の視覚情報による警告としても良く、また、ブ ザー、音声合成、メロディ等の聴覚情報により警告としても良い。
【0031】 また、ステップS5におけるR<Kの場合のステップS7における警告Aは、 例えば、ピンポンなる音を繰り返して発生させ、その音量がステップS6で算出 した速度が例えば10km以下ならば音を発生させず、速度に応じて音量を段階 的に大きくしても良い。
【0032】 また、ステップS8で、レーダ波が受信されていると判定された場合には、ス テップS9での警告は、ステップS7とでの警告Aとは異なり、例えば、ブーと いう連続音とし、その音量を受信電波の強度に比例するようにしても良い。
【0033】 また、ステップS5での判定がR<Kではないと判定された場合には、ステッ プS10に移り、ステップS8と同様にレーダ波が受信されているか否かを判定 し、判定がYESの場合には、ステップS11に移り、ステップS9と同様に警 告Bを送出する。これは、従来の速度取締位置警告装置と同様の動作である。
【0034】 ステップS12では、入力部9からのレーダ波受信位置の記録がセットされて いるか否かを判定し、判定がNOの場合には、ステップS1に移ってステップS 1〜ステップS5及びステップS14〜ステップS15が繰り返される。
【0035】 また、ステップS12で判定がYESの場合には、ステップS13に移り、車 両の移動とともに、レーダ受信部4で受信される受信レベルを記録し、記録した 受信レベルの中の最大受信レベルが受信された受信位置を目標位置記録部5に記 録してステップS1に戻る。
【0036】 ステップS12〜ステップS13の処理は、目標位置記録部5に記録されてい ない、すなわち最も近い目標位置と現在位置との距離Rが所定の距離Kより大き いときに、レーダ受信部4で取締電波が検出された場合には、警告を送出すると ともに、必要に応じて、その目標位置を目標位置記録部5に記録し、今後の速度 取締位置のデータとして活用するものである。
【0037】 また、ステップS1においてGPS受信部2でGPS電波が正常に受信されて いないと判定された場合には、ステップS14に移り、ステップS8と同様にレ ーダ波が受信されているか否かを判定し、判定がYESの場合にはステップS1 5に移り、ステップS9と同様に警告Bを送出する。
【0038】 尚、目標位置記録部5に記録する目標位置をオービス位置として予め日本国内 の数百箇所を記録することもでき、さらに、本速度取締位置警告装置の使用者に よって目標位置の追加を可能とすることもできる。この際、記録された目標位置 と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて警告部8から警告を発す るように設定(告知許可)としたり、記録された目標位置と現在位置との距離が 所定距離より小さいときにおいて警告部8から警告を発しないように設定すると ともに、レーダ受信部4で取締電波を受信したときにも警告部8から警告を発し ないように設定(告知不許可)とすることもできる。
【0039】 告知許可に設定した場合には、目標位置をオービス位置とした場合に、レーダ 波によるものと、GPSによるものの両方でオービス位置の存在を確認すること ができ、告知不許可とした場合には、自動ドア等による誤反応を防止することが でき、走行頻度が高い地域の走行では有効に誤反応を防止することができる。
【0040】 尚、ステップS12での記録に際しては、記録しようとする位置が目標位置記 録部5に記録されている目標位置との距離が所定距離2K以上である場合にのみ 記録が行われる。これは、上述のように、目標位置を告知許可または告知不許可 とすることできるため、告知許可点と告知不許可点が同一または接近しているこ とは矛盾となるからである。
【0041】 以上説明した実施例においては、警告Bの内容または種類を速度に応じて変化 させていたが、目標位置と現在位置との間の距離に応じて変化させるようにして も良い。
【0042】 また、上記実施例では、警告Bは、速度算出部7で算出された速度に応じて段 階的に変化させるようにしていたが、車両の速度メータより車両速度を得るよう にしても良い。
【0043】 さらに、目標位置記録部5に記録する目標位置はオービス位置に限定されず、 他の自由な目的のために目標位置記録部5を使用することもできる。この際、上 述のようなフローにおける記録ではなく、速度取締位置警告装置を記録モードと して目標位置を目標位置記録部5に記録することもできる。
【0044】 また、速度算出部7によって算出された車両速度を利用して、高速走行時には レーダ受信部4を高感度とし、低速走行時では低感度として、レーダによる速度 取締レーダ波を受信する必要性に応じた感度とすることもできる。さらに、GP S電波を受信できない場合には、従来の振動センサによって車両の走行情報を得 て、レーダ受信部4を補完することもできる。
【0045】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、レーダ波の発せられないオービスであ っても確実に速度取締位置の警告を発すること等が可能な速度取締位置警告装置 を提供することができる。
【提出日】平成12年8月24日(2000.8.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車両の速度を外部から測定する車両速度計測装置に接近した場合等 に警告を発する車両速度計測装置探知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両の速度を外部から測定するには、通常、特定の位置でレ ーダを用いて車速を計測することにより行われている。そのため、従来の車両速 度計測装置探知システムは、車両に車両速度計測装置からのレーダ波を受信する レーダ受信装置を搭載し、レーダ受信装置で前記レーダ波を受信したときに警告 を発していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記車両速度計測装置探知システムにおいては、車両速度計測装置か らのレーダ波の指向性が強いため、わずかに離れるとレーダ受信装置でレーダ波 を受信することができずに警告を発する時期が遅れる場合があった。
【0004】 また、レーダ波の発せられないループコイル式や、H式等レーダ波を受信しに くい車両速度計測装置の場合には、レーダ波を受信して車両速度計測装置に近づ いていることを知らせる警告を発することが不可能、または困難であった。
【0005】 そこで、本考案は上記従来の車両速度計測装置探知システムにおける問題点に 鑑みてなされたものであって、レーダ波の発せられない車両速度計測装置であっ ても確実に探知して警告を発すること等が可能な車両速度計測装置探知システム を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、車両速度計測装置探知シス テムであって、GPS衛星からの電波を受信して車両の現在位置を算出するGP S受信部と、目標位置を記録した目標位置記録部と、車両の速度を外部から測定 する車両速度計測装置からのレーダ波を受信するレーダ受信部と、警告を発する 警告部と、前記目標位置記録部に記録されている目標位置の中で前記GPS受信 部で算出された現在位置に最も近い目標位置との距離が所定距離より小さいとき 、または前記レーダ受信部で前記レーダ波を受信したとき、及びこれらの両方の 条件を満足したときに前記警告部より警告を発する制御部とを備えたことを特徴 とする。
【0007】 そして、請求項1記載の車両速度計測装置探知システムによれば、従来のレー ダ受信部で前記レーダ波を受信したときに加えて、GPS受信部で算出された現 在位置に最も近い目標位置との距離が所定距離より小さいときにも警告を発する ことができるため、目標位置を車両速度計測装置の位置とした場合に、レーダ波 によるものと、GPSによるものの両方で車両速度計測装置の位置の存在を確認 することができ、レーダ波の発せられない車両速度計測装置であっても確実に探 知して警告を発することが可能となる。
【0008】 請求項2記載の考案は、前記レーダ受信部で前記レーダ波が受信されたときに 前記警告部から発せられる警告を、前記目標位置記録部に記録されている目標位 置の中で前記GPS受信部で算出された現在位置に最も近い目標位置との距離が 所定距離より小さいときに発せられる警告とは異なる種類の警告としたことを特 徴とする。
【0009】 請求項2記載の車両速度計測装置探知システムによれば、車両速度計測装置の 位置情報の重要度を表現することができ、車両の運転手等にとって情報の重要度 を認識しやすくすることができる。
【0010】 請求項3記載の考案は、前記警告部からの警告の種類を、車両の速度に応じて 変化させることを特徴とする。
【0011】 請求項3記載の車両速度計測装置探知システムによれば、車両速度が高いとき 程より大きな音で警告すること等により、車両の運転手等によって情報の重要度 を認識しやすくすることができる。
【0012】 請求項4記載の考案は、前記目標位置を前記目標位置記録部に記録する際に、 記録された目標位置と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて前記 警告部から警告を発するか否かを選択可能としたことを特徴とする。
【0013】 請求項4記載の車両速度計測装置探知システムによれば、記録された目標位置 と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて前記警告部から警告を発 することを選択することにより、目標位置を車両速度計測装置の位置とした場合 に、レーダ波によるものと、GPSによるものの両方で車両速度計測装置の存在 を確認することができるため、レーダ波の発せられない車両速度計測装置であっ ても確実に探知して警告を発することが可能となる。
【0014】 請求項5記載の考案は、前記目標位置を前記目標位置記録部に記録する際に、 記録された目標位置と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて前記 警告部から警告を発しないように設定した場合に、さらに、前記レーダ受信部で 前記レーダ波を受信したときに前記警告部から警告をするか否かを選択可能とし たことを特徴とする。
【0015】 請求項5記載の車両速度計測装置探知システムによれば、記録された目標位置 と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて前記警告部から警告を発 しないように設定した場合に、さらに、前記レーダ受信部で前記レーダ波を受信 したときに前記警告部から警告を発しないように設定することにより、自動ドア 等による誤反応等、車両速度計測装置のレーダ波と同じ周波数帯を用いる機器か らの反応を有効に防止することができる。また、走行頻度が高い地域の走行では 有効な誤反応防止策となる。
【0016】 請求項6記載の考案は、前記レーダ受信部の感度を該車両の速度に応じて変化 させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の車両速度計測装置探 知システム。
【0017】 請求項6記載の車両速度計測装置探知システムによれば、例えば、高速走行時 には高感度、低速走行時では低感度として、車両速度計測装置からのレーダ波を 受信する必要性に応じた感度とすることができ、停車に近ければ反応を抑えるこ とも可能となる。
【0018】 請求項7記載の考案は、前記現在位置と現在位置に最も近い目標位置との距離 が、所定距離より大きい場合に、前記レーダ受信部で前記レーダ波が受信された ときに、前記レーダ波の最大受信位置を目標位置として目標位置記録部に記録さ せることを特徴とする。
【0019】 請求項7記載の車両速度計測装置探知システムによれば、新たに記録した目標 位置を以後の車両速度計測装置の位置のデータとして活用することができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
次に、本考案にかかる車両速度計測装置探知システムの実施の形態の具体例を 図面を参照しながら説明する。
【0021】 図1は、本考案にかかる車両速度計測装置探知システムの一実施例の構成を示 し、この車両速度計測装置探知システムは、GPS衛星からの電波を受信するG PSアンテナ1と、GPSアンテナ1で受信された電波を復調して現在位置デー タを算出して出力するGPS受信部2と、車両速度計測装置からのレーダ波を受 信するレーダアンテナ3と、レーダアンテナ3で受信した電波を増幅し、レーダ 波が受信されていることを検出して出力するレーダ受信部4と、車両速度計測装 置の位置が予想されている目標位置を記録した目標位置記録部5と、距離算出部 6と、速度算出部7と、警告部8と、入力部9と、制御部10と、インターフェ ース(I/O)11、12と、プロセッサ(CPU)13等で構成される。
【0022】 次に、図1乃至図3を参照しながら、上記構成を有する車両速度計測装置探知 システムの動作について説明する。
【0023】 ステップS1では、制御部10は、I/O11を介してGPS受信部2でGP S電波が受信されているか否かを判定し、判定がYESであれば、正常に受信さ れているとして、ステップS2に移る。
【0024】 ステップS2では、制御部10は、I/O11を介してGPS受信部2が算出 したデータを取り込み、ステップS3において、制御部10は、目標位置記録部 5に記録されている目標位置の中で、ステップS2で取り込んだ現在位置に最も 近い目標位置のデータを読み出す。
【0025】 ステップS4では、距離算出部6は、レーダアンテナ3で読み出した目標位置 と、ステップS2で取り込んだ現在位置との間の距離Rを算出する。
【0026】 ステップS5では、制御部10は、ステップS4で算出した距離Rが予め決め られた距離Kより小であるか否かを判定し、判定がYESの場合には、ステップ S6に、また判定がNOの場合にはステップS10に移る。
【0027】 ステップS6では、速度算出部7は、前回の現在位置と、今回の現在位置との 差から車両の速度を算出する。
【0028】 ステップS7では、制御部10は、ステップS6で算出された速度に応答する 警告Aを警告部8より送出させる。
【0029】 ステップS8では、制御部10は、I/O12を介してレーダ受信部4でレー ダ波が受信されているか否かを判定し、判定がYESの場合には、ステップS9 に移って警告Bを警告8より送出し、ステップS1に移り、ステップS1〜ステ ップS9を繰り返す。
【0030】 警告部8は、例えば、LED等の視覚情報による警告としても良く、また、ブ ザー、音声合成、メロディ等の聴覚情報により警告としても良い。
【0031】 また、ステップS5におけるR<Kの場合のステップS7における警告Aは、 例えば、ピンポンなる音を繰り返して発生させ、その音量がステップS6で算出 した速度が例えば10km以下ならば音を発生させず、速度に応じて音量を段階 的に大きくしても良い。
【0032】 また、ステップS8で、レーダ波が受信されていると判定された場合には、ス テップS9での警告は、ステップS7とでの警告Aとは異なり、例えば、ブーと いう連続音とし、その音量を受信電波の強度に比例するようにしても良い。
【0033】 また、ステップS5での判定がR<Kではないと判定された場合には、ステッ プS10に移り、ステップS8と同様にレーダ波が受信されているか否かを判定 し、判定がYESの場合には、ステップS11に移り、ステップS9と同様に警 告Bを送出する。これは、従来の車両速度計測装置探知システムと同様の動作で ある。
【0034】 ステップS12では、入力部9からのレーダ波受信位置の記録がセットされて いるか否かを判定し、判定がNOの場合には、ステップS1に移ってステップS 1〜ステップS5及びステップS14〜ステップS15が繰り返される。
【0035】 また、ステップS12で判定がYESの場合には、ステップS13に移り、車 両の移動とともに、レーダ受信部4で受信される受信レベルを記録し、記録した 受信レベルの中の最大受信レベルが受信された受信位置を目標位置記録部5に記 録してステップS1に戻る。
【0036】 ステップS12〜ステップS13の処理は、目標位置記録部5に記録されてい ない、すなわち最も近い目標位置と現在位置との距離Rが所定の距離Kより大き いときに、レーダ受信部4で車両速度計測装置からのレーダ波が検出された場合 には、警告を送出するとともに、必要に応じて、その目標位置を目標位置記録部 5に記録し、今後の車両速度計測装置の位置のデータとして活用するものである 。
【0037】 また、ステップS1においてGPS受信部2でGPS電波が正常に受信されて いないと判定された場合には、ステップS14に移り、ステップS8と同様にレ ーダ波が受信されているか否かを判定し、判定がYESの場合にはステップS1 5に移り、ステップS9と同様に警告Bを送出する。
【0038】 尚、目標位置記録部5に記録する目標位置を車両速度計測装置の位置として予 め日本国内の数百箇所を記録することもでき、さらに、本車両速度計測装置探知 システムの使用者によって目標位置の追加を可能とすることもできる。この際、 記録された目標位置と現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて警告 部8から警告を発するように設定(告知許可)としたり、記録された目標位置と 現在位置との距離が所定距離より小さいときにおいて警告部8から警告を発しな いように設定するとともに、レーダ受信部4で車両速度計測装置からのレーダ波 を受信したときにも警告部8から警告を発しないように設定(告知不許可)とす ることもできる。
【0039】 告知許可に設定した場合には、目標位置を車両速度計測装置の位置とした場合 に、レーダ波によるものと、GPSによるものの両方で車両速度計測装置の存在 を確認することができ、告知不許可とした場合には、自動ドア等による誤反応を 防止することができ、走行頻度が高い地域の走行では有効に誤反応を防止するこ とができる。
【0040】 尚、ステップS12での記録に際しては、記録しようとする位置が目標位置記 録部5に記録されている目標位置との距離が所定距離2K以上である場合にのみ 記録が行われる。これは、上述のように、目標位置を告知許可または告知不許可 とすることできるため、告知許可点と告知不許可点が同一または接近しているこ とは矛盾となるからである。
【0041】 以上説明した実施例においては、警告Bの内容または種類を速度に応じて変化 させていたが、目標位置と現在位置との間の距離に応じて変化させるようにして も良い。
【0042】 また、上記実施例では、警告Bは、速度算出部7で算出された速度に応じて段 階的に変化させるようにしていたが、車両の速度メータより車両速度を得るよう にしても良い。
【0043】 さらに、目標位置記録部5に記録する目標位置は車両速度計測装置の位置に限 定されず、他の自由な目的のために目標位置記録部5を使用することもできる。 この際、上述のようなフローにおける記録ではなく、車両速度計測装置探知シス テムを記録モードとして目標位置を目標位置記録部5に記録することもできる。
【0044】 また、速度算出部7によって算出された車両速度を利用して、高速走行時には レーダ受信部4を高感度とし、低速走行時では低感度として、車両速度計測装置 からのレーダ波を受信する必要性に応じた感度とすることもできる。さらに、G PS電波を受信できない場合には、従来の振動センサによって車両の走行情報を 得て、レーダ受信部4を補完することもできる。
【0045】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、レーダ波の発せられない車両速度計測 装置であっても確実に探知して警告を発すること等が可能な車両速度計測装置探 知システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる速度取締位置警告装置の一実施
例を示す構成図である。
【図2】図1の速度取締位置警告装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1の速度取締位置警告装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 GPSアンテナ 2 GPS受信部 3 レーダアンテナ 4 レーダ受信部 5 目標位置記録部 6 距離算出部 7 速度算出部 8 警告部 9 入力部 10 制御部 11 I/O 12 I/O 13 CPU
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月24日(2000.8.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 車両速度計測装置探知システム
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる車両速度計測装置探知システム
の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の車両速度計測装置探知システムの動作を
示すフローチャートである。
【図3】図1の車両速度計測装置探知システムの動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 GPSアンテナ 2 GPS受信部 3 レーダアンテナ 4 レーダ受信部 5 目標位置記録部 6 距離算出部 7 速度算出部 8 警告部 9 入力部 10 制御部 11 I/O 12 I/O 13 CPU

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS衛星からの電波を受信して車両の
    現在位置を算出するGPS受信部と、 目標位置を記録した目標位置記録部と、 車両の速度取締用のレーダ波を受信するレーダ受信部
    と、 警告を発する警告部と、 前記目標位置記録部に記録されている目標位置の中で前
    記GPS受信部で算出された現在位置に最も近い目標位
    置との距離が所定距離より小さいとき、または前記レー
    ダ受信部で取締電波を受信したとき、及びこれらの両方
    の条件を満足したときに前記警告部より警告を発する制
    御部とを備えたことを特徴とする速度取締位置警告装
    置。
  2. 【請求項2】 前記レーダ受信部で取締電波が受信され
    たときに前記警告部から発せられる警告を、前記目標位
    置記録部に記録されている目標位置の中で前記GPS受
    信部で算出された現在位置に最も近い目標位置との距離
    が所定距離より小さいときに発せられる警告とは異なる
    種類の警告としたことを特徴とする請求項1記載の速度
    取締位置警告装置。
  3. 【請求項3】 前記警告部からの警告の種類を、車両の
    速度に応じて変化させることを特徴とする請求項1また
    は2記載の速度取締位置警告装置。
  4. 【請求項4】 前記目標位置を前記目標位置記録部に記
    録する際に、記録された目標位置と現在位置との距離が
    所定距離より小さいときにおいて前記警告部から警告を
    発するか否かを選択可能としたことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の速度取締位置警告装置。
  5. 【請求項5】 前記目標位置を前記目標位置記録部に記
    録する際に、記録された目標位置と現在位置との距離が
    所定距離より小さいときにおいて前記警告部から警告を
    発しないように設定した場合に、さらに、前記レーダ受
    信部で取締電波を受信したときに前記警告部から警告を
    するか否かを選択可能としたことを特徴とする請求項4
    記載の速度取締位置警告装置。
  6. 【請求項6】 前記レーダ受信部の感度を該車両の速度
    に応じて変化させることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の速度取締位置警告装置。
  7. 【請求項7】 前記現在位置と現在位置に最も近い目標
    位置との距離が、所定距離より大きい場合に、前記レー
    ダ受信部で取締電波が受信されたときに、前記取締電波
    の最大受信位置を目標位置として目標位置記録部に記録
    させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の速度取締位置警告装置。
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