JP3070388U - 車両速度計測装置探知システム - Google Patents

車両速度計測装置探知システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両速度を外部から計測する車両速度計測装
置を探知するシステムにおいて、固定設置の装置であれ
ばスピードレーダのみならず全ての装置を探知でき、ス
ピードレーダであれば移動式のものでも探知できる充分
なシステムを提供する。 【解決手段】 固定設置の全車両速度計測装置位置を記
憶装置に記憶させておき、車両現在位置はGPS利用の
GPSレシーバ部で得ることとする。そして、GPSレ
シーバ部からの車両の現在位置データと、記憶装置内の
車両速度計測装置の設置位置データ群中の各位置データ
とを比較し、設定距離範囲内で一致したときに、その旨
を外部に報知する。また、記憶させておいた車両速度計
測装置の設置位置データ群中にない位置にスピードレー
ダが設置されている場合は、レーダレシーバ部が従来の
スピードレーダ探知器と同様にスピードレーダを探知す

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車両に搭載され、車両の速度を外部から計測するスピードレーダ等 の車両速度計測装置を探知する車両速度計測装置探知システムに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
スピードレーダ探知器は、車両の速度を計測するためにスピードレーダから発 射されたマイクロ波を受信した時に警報を発し、運転者に事前に注意を促す車両 速度計測装置探知システムで、従来から広く用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし車両速度計測装置は、上記スピードレーダのような電波を用いたものだ けではない。 例えば、走行車線に沿って一定間隔を置いた2箇所の道路面下に各々埋設され たループコイルとそこを通過する車両との間の電磁気的な作用を用いたものがあ る。また、走行車線に沿って一定間隔を置いた2箇所に各々走行車線を挟んで受 光素子及び発光素子を対向配置しておき、それら受発光素子相互間を通過する車 両による各発光素子からの光の遮断を各受光素子で検出するというものもある。
【0004】 したがって、上記のようなスピードレーダ探知器だけでは全ての車両速度計測 装置を探知することができず、車両速度計測装置探知システムとして充分なもの ではなく、従来、この点についての改善が要望されていた。 なお、過去に通過した取締り箇所を再度通過する場合に、運転者にそれを通知 するという装置があり(特開平9−27096号)、ここでも、車両速度計測装 置を探知する技術が用いられている。しかし、この装置においても探知の対象は スピードレーダであり、全ての車両速度計測装置を探知できるものではない。
【0005】 本考案は、上記のような要望に鑑みなされたもので、如何なる車両速度計測装 置であっても(車両速度計測装置の動作原理の別に拘わらず)、それを探知する ことができる車両速度計測装置探知システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、車両に搭載され、車両 の速度を外部から計測するスピードレーダを含む車両速度計測装置を探知する車 両速度計測装置探知システムにおいて、前記スピードレーダからの特定周波数の マイクロ波を受信した時にマイクロ波受信検知信号を出力するレーダレシーバ部 と、特定周波数のGPS電波を受信して車両の現在位置データを得るGPSレシ ーバ部と、内蔵する記憶装置に予め記憶された前記車両速度計測装置の設置位置 データ群中の各設置位置データと前記現在位置データとを比較して、現在位置が 何れかの車両速度計測装置の設置位置から予め設定してある距離以内に接近した 時に車両速度計測装置検知信号を出力する演算制御部と、前記レーダレシーバ部 からのマイクロ波受信検知信号の有無に拘わらず前記演算制御部から車両速度計 測装置検知信号を受けた時又は前記レーダレシーバ部のみから検知信号を受けた 時に報知部駆動用信号を出力する信号出力部と、この信号出力部からの報知部駆 動用信号を受けて車両速度計測装置を探知した旨を外部に報知する報知部とを具 備することを特徴とする。
【0007】 請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、演算制御部は、G PSレシーバ部からの現在位置データの変化に基づき車両の走行方向データを得 、車両がその走行方向にて何れかの車両速度計測装置の設置位置に予め設定して ある距離以内に接近した時にのみ車両速度計測装置検知信号を出力させることを 特徴とする。
【0008】 請求項3に記載の考案は、請求項1又は2のいずれかに記載の考案において、 演算制御部は、GPSレシーバ部からの現在位置データの変化に基づき車両の走 行速度を得、所定の速度以下では車両速度計測装置検知信号を出力させないか、 報知が簡易化される内容の車両速度計測装置検知信号を出力させることを特徴と する。
【0009】 請求項4に記載の考案は、請求項1、2又は3に記載の考案において、演算制 御部は、誤報知位置記憶用スイッチ操作時にGPSレシーバ部で得られている現 在位置データを記憶装置に記憶しておき、その後に、車両がその記憶位置から予 め設定してある距離以内に接近してレーダレシーバ部からのマイクロ波受信検知 信号が出力されても報知部の報知動作を禁止させることを特徴とする。
【0010】 請求項5に記載の考案は、請求項1〜4のいずれかに記載の考案において、演 算制御部の記憶装置に記憶された車両速度計測装置の設置位置データ群は、所望 時、外部から供給される記憶媒体に格納された車両速度計測装置の設置位置デー タ群に更新できることを特徴とする。
【0011】 車両速度計測装置はスピードレーダのような電波を用いたものだけではなく、 スピードレーダ探知器だけでは全ての車両速度計測装置を探知することができな い。しかし、固定設置されている全ての車両速度計測装置の位置(緯度及び経度 )は固定しているので、これに基づく探知ならば車両速度計測装置の動作原理の 別に拘わらず、固定設置されている全ての車両速度計測装置を探知できることに なる。
【0012】 請求項1に記載の考案では、固定設置されている全ての車両速度計測装置の位 置を記憶装置に予め記憶させておく。また、車両の現在位置はGPS(Global Positioning System)を利用したGPSレシーバ部で得ることとしている。 そして、GPSレシーバ部からの車両の現在位置データと、記憶装置内の上記 車両速度計測装置の設置位置データ群中の各設置位置データとを比較し、設定距 離範囲内で一致したときに、その旨を外部に報知するようにしてあり、マイクロ 波受信等の動作原理に依存することなく固定設置の全車両速度計測装置を探知し 得る。 記憶させておいた車両速度計測装置の設置位置データ群中に存在しない位置に スピードレーダが固定設置あるいは仮設置されている場合は、レーダレシーバ部 が従来のスピードレーダ探知器と同様にスピードレーダを探知する。
【0013】 請求項2に記載の考案は、現在位置が単に何れかの車両速度計測装置設定位置 に接近した時に報知動作するのではなく、車両の走行方向にて何れかの車両速度 計測装置の設置位置に接近した時にのみ報知動作(車両速度計測装置検知信号を 出力)するようにして、車両速度計測装置の設置位置方向へ向かわない走行での 報知動作を省略させた。
【0014】 請求項3に記載の考案は、画一的な内容の報知ではなく、車両の走行速度に応 じて報知内容を変化するようにした。この際、車両の走行速度はGPSレシーバ 部からの現在位置データの変化に基づいて得るので、車速パルスを取り込むため の配線や車種毎に異なる構成を採る必要はない。
【0015】 請求項4に記載の考案は、スイッチ操作時に得られている現在位置データを記 憶しておき、その後に、車両がその記憶位置に接近した場合には報知動作を禁止 することとし、スピードレーダから発射されたマイクロ波以外の電波での報知動 作(誤報知)をなくした。
【0016】 請求項5に記載の考案は、記憶装置に記憶された車両速度計測装置の設置位置 データ群を任意に最新のデータに更新できることとした。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。 図1は本考案による車両速度計測装置探知システムの一実施形態を示すブロッ ク図である。 この図に示すように本考案システムは、レーダレシーバ部11、GPS(Glob al Positioning System)レシーバ部12、演算制御部13、信号出力部14 及び報知部15を備えて構成されている。
【0018】 この場合、レーダレシーバ部11は、スピードレーダ(図示せず)からの特定周 波数のマイクロ波を受信した時にマイクロ波受信検知信号を出力するもので、ホ ーンアンテナ11a及びマイクロ波受信機11bからなる。マイクロ波受信の感 度は予め設定され、あるいは適宜調整可能になされている。
【0019】 GPSレシーバ部12は、衛星からの特定周波数のGPS電波を受信して本考 案システム搭載車両の現在位置データを緯度、経度で得るもので、平面アンテナ 12a及びGPS受信機12bからなる。
【0020】 演算制御部13は、内蔵する記憶装置13aに予め記憶された前記スピードレ ーダ等の車両速度計測装置(図示せず)の設置位置データ群中の各設置位置データ と前記現在位置データとを比較して、現在位置が何れかの車両速度計測装置の設 置位置から予め設定してある距離、例えば1km〜500m以内に接近した時に 車両速度計測装置検知信号を出力するものである。
【0021】 この演算制御部13は、前記記憶装置13a及びMPU13bを備えてなる。 記憶装置13aは、ここではROM13a1及びRAM13a2からなり、前記 車両速度計測装置の設置位置データ群はROM13a1に記憶されている。
【0022】 このROM13a1は、ここではEEPROMで構成されており、記憶内容を 書き替えることで最新の車両速度計測装置の設置位置データ群に更新可能である 。この更新を行うためのROM(EEPROM)13a1へのデータの書込みは 外部データ入力端子13cからなされる。ROM13a1には実行プログラムも 格納できる。
【0023】 RAM13a2には、任意のデータ、プログラムが書込み可能である。この書 込みも外部データ入力端子13cから行うことができる。RAM13a2はプロ グラム実行時の作業領域としても用いられる。
【0024】 演算制御部13には誤報知位置記憶用押釦スイッチ16が接続されている。こ の誤報知位置記憶用押釦スイッチ16は、押圧することでその時GPSレシーバ 部12で得られている位置(現在位置)を演算制御部13に記憶させるものであ る。演算制御部13は、以後、これにより記憶された位置に予め設定した距離以 内に接近してレーダレシーバ部11からマイクロ波受信検知信号が出力されても それを無効として後述報知動作を禁止する。
【0025】 信号出力部14は、レーダレシーバ部11からのマイクロ波受信検知信号の有 無に拘わらず演算制御部13から車両速度計測装置検知信号を受けた時又はレー ダレシーバ部11のみから検知信号を受けた時に報知部駆動用信号を出力するも のである。
【0026】 報知部15は、信号出力部14からの報知部駆動用信号を受けて車両速度計測 装置を探知した旨を外部に報知するもので、例えば報知を聴覚的に行うためのア ンプ15a及びブザーやスピーカ等の電気信号/音変換器15bと、報知を視覚 的に行うLEDランプ15cとからなる。
【0027】 報知は、電気信号/音変換器15bからはそれがブザーやスピーカであれば連 続音、断続音あるいはメロディ音による警報で、スピーカであれば適宜の警告メ ッセージ音声で、LEDランプ15cからは光の点消灯や点滅でなされる。音声 で報知を行う場合には、演算制御部13等に音声データ及び音声合成器が付加さ れる。
【0028】 次に上述本考案システムの動作について説明する。 いま、本考案システムを搭載した車両が道路を走行しているものとする。 この際、GPSレシーバ部12からは車両の現在位置データ(緯度、経度)が 常時出力されており、演算制御部13は、その現在位置データとROM13aから の車両速度計測装置の設置位置データ群中の各設置位置データとを比較している 。 そして、現在位置が何れかの車両速度計測装置の設置位置から1km〜500 m以内に接近した時、演算制御部19は車両速度計測装置検知信号を出力する。
【0029】 信号出力部14は、演算制御部19から車両速度計測装置検知信号を受けると 報知部15に報知部駆動用信号を出力し、電気信号/音変換器15bから警報音 を発生させると共にLEDランプ15cを点灯させ、車両速度計測装置を探知し た旨を聴覚的及び視覚的に外部に報知する。 これにより運転者は車両速度計測装置の設置位置に自車両が接近していること を知り、事前に注意喚起される。
【0030】 このとき、探知された車両速度計測装置がスピードレーダ(図示せず)であれば 、レーダレシーバ部11からも検知信号(マイクロ波受信検知信号)が出力され るが、演算制御部19からの検知信号(車両速度計測装置検知信号)が優先され 、上述したように報知動作する。
【0031】 演算制御部19からの検知信号が優先されるのは次の理由からである。 車両速度計測装置の動作原理の別に拘わらず、固定設置されている全ての車両 速度計測装置の位置、すなわち緯度及び経度は固定している。したがって、車両 がその位置に接近した時にその旨を報知するようにすれば、車両速度計測装置が スピードレーダであるか否かに拘わらず、固定設置されている全ての車両速度計 測装置の探知が可能であり、車両速度計測装置探知システムとして充分なものと なる。
【0032】 一方、車両の現在位置(緯度、経度)は、近年、カーナビゲーションシステム として広く利用されている衛星を利用したGPS(Global Positioning Syste m)を用いれば容易かつ正確に判明する。
【0033】 そこで、GPSレシーバ部12からの車両の現在位置データと、記憶装置13 aに予め記憶させておいた車両速度計測装置の設置位置データ群中の各設置位置 データとを比較し、予め設定された範囲内で一致したときに、その旨を外部に報 知するようにすれば、レーダレシーバ部11からのマイクロ波受信検知信号の有 無に拘わらず車両速度計測装置探知システムとして充分に機能させ得る。
【0034】 次に、マイクロ波受信検知信号による報知動作について述べる。 通常、スピードレーダの設置位置は記憶装置13aに記憶された車両速度計測 装置の設置位置データ群中に存在するが、同上データ群中に存在しない位置にス ピードレーダが固定設置あるいは仮設置されている場合がある。例えば、上記デ ータ群が最新のものでなかったり、移動式のスピードレーダが設置された場合等 である。
【0035】 このような場合、演算制御部19からの車両速度計測装置検知信号の出力は全 くあり得ず、これによる報知動作もあり得ないが、レーダレシーバ部11からの マイクロ波受信検知信号の出力はレーダレシーバ部11の通常の動作に従ってあ り得、スピードレーダを探知した場合に、その旨の報知動作は正常に行われる。 すなわち、車両走行中にレーダレシーバ部11がスピードレーダからのマイク ロ波を受信すると、同レーダレシーバ部11からはマイクロ波受信検知信号を出 力する。
【0036】 信号出力部14は、レーダレシーバ部11からマイクロ波受信検知信号を受け ると報知部15に報知部駆動用信号を出力し、電気信号/音変換器15bから警 報音を発生させると共にLEDランプ15cを点灯させ、スピードレーダを探知 した旨を外部に報知する。このとき、演算制御部19からの車両速度計測装置検 知信号による報知内容と相違させれば、レーダレシーバ部11によるスピードレ ーダ探知であることが明確に報知される。
【0037】 いずれにしても、運転者はスピードレーダ設置位置に自車両が接近しているこ とを知り、事前に注意喚起されるもので、従来のスピードレーダ探知器と同様に 機能する。
【0038】 ここで、スピードレーダから発射されたマイクロ波以外の電波でレーダレシー バ部11が動作してマイクロ波受信検知信号を出力し、報知動作(誤報知)して いると考えられる場合がある。例えば、自動ドア開閉器等のセンサ部に、スピー ドレーダから発射されるマイクロ波と同様の電波を利用したものがあり、この電 波をレーダレシーバ部11で受信した場合が挙げられる。
【0039】 このような場合、レーダレシーバ部11の受信感度を下げたり、車両が一定速 度以下で走行しているときには報知動作をさせず、あるいはさせても耳障りとな らない簡易化された報知内容とする(ロースピードキャンセル機能)等で対処し てもよいが、本考案システムでは、誤報知した時に誤報知位置記憶用押釦スイッ チ16を押圧することで対処できる。
【0040】 すなわち、誤報知位置記憶用押釦スイッチ16を押圧すると、演算制御部13 はその時GPSレシーバ部12で得られている位置(現在位置)を記憶装置13 aに記憶し、以後、その記憶位置に予め設定した距離以内に接近してレーダレシ ーバ部11からマイクロ波受信検知信号が出力されても報知部15の報知動作を 禁止する。 したがって、運転者はスピードレーダの存在でのみ報知を受けることになり、 無用な電波による報知動作(誤報知)に惑わされない。
【0041】 なお上述実施形態では、車両の走行方向に拘わらず、現在位置が何れかの車両 速度計測装置設定位置に接近した時に報知動作するように構成したが、車両がそ の走行方向にて何れかの車両速度計測装置の設置位置に接近した時にのみ報知動 作するように構成してもよい。車両の走行方向は、GPSレシーバ部12からの 現在位置データの変化に基づいて、例えば2つ以上の現在位置を地図上へプロッ トし、相互間を結ぶことによって得られる。
【0042】 これによれば、車両速度計測装置の設置位置方向へ向かわない走行、例えば上 り車線の走行車両に対してのみマイクロ波を発射している場合の下り車線の走行 での報知動作が省略され、必要最小限での報知が行われる。
【0043】 また上述実施形態では、車両の走行速度に拘わらず、同じ内容の報知を行うよ うに構成したが、車両の走行速度に応じて報知内容を変化させるように構成して もよい。例えば、所定の速度以下では報知を行わないか、報知音量を小さくする 等、報知内容を簡易化(ロースピードキャンセル)する。また、速度が上昇する につれて断続音や光の点滅の周期を速めたり、音量を大きくするようにしてもよ い。車両の走行速度は、GPSレシーバ部12からの現在位置データの変化に基 づいて、例えば2つの異なる時点で得られた2つの現在位置データから距離及び その2点間に要した時間を求め演算することによって得られる。
【0044】 これによれば、運転者への注意喚起が車両の走行速度に応じて異なった内容で なされ、低速走行時であっても高速走行時と同内容の報知である場合に比べて、 運転者は緊張緩和される。しかも本考案システムによれば、車両の走行速度はG PSレシーバ部12からの現在位置データの変化に基づいて得られるので、車速 パルスを取り込むための配線や車種毎に異なる構成を採ることの煩雑さから開放 される。特に、如何なる車種でも何ら配線することなくロースピードキャンセル 機能が得られることの利点は大きい。
【0045】 更に、車両の現在位置が車両速度計測装置の設置位置に接近するにつれて報知 内容を変化、例えば断続音や光の点滅の周期を速めたり、音量を大きくするよう にしてもよく、これによっても運転者の緊張緩和に役立つ。
【0046】 これら他の実施形態は、例えば演算制御部13のハードウエア構成や実行プロ グラムの変更等で実現できる。
【0047】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、固定設置されている全ての車両速度計測装 置の位置を記憶装置に予め記憶させておき、車両の現在位置はGPSを利用した GPSレシーバ部で得ることとした。そして、GPSレシーバ部からの車両の現 在位置データと、記憶装置内の上記車両速度計測装置の設置位置データ群中の各 設置位置データとを比較し、設定距離範囲内で一致したときに、その旨を外部に 報知するようにしてあるので、マイクロ波受信等の動作原理に依存することなく 固定設置の全車両速度計測装置を探知し得る。また、記憶させておいた車両速度 計測装置の設置位置データ群中に存在しない位置にスピードレーダが固定設置あ るいは仮設置されている場合は、レーダレシーバ部が従来のスピードレーダ探知 器と同様にスピードレーダを探知するもので、車両速度計測装置探知システムと して充分なものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両速度計測装置探知システムの
一実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 レーダレシーバ部 11a ホーンアンテナ 11b マイクロ波受信機 12 GPSレシーバ部 12a 平面アンテナ 12b GPS受信機 13 演算制御部 13a 記憶装置 13a1 ROM 13a2 RAM 13b MPU 13c 外部データ入力端子 14 信号出力部 15 報知部 15a アンプ 15b 電気信号/音変換器 15c LEDランプ 16 誤報知位置記憶用押釦スイッチ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、車両の速度を外部から
    計測するスピードレーダを含む車両速度計測装置を探知
    する車両速度計測装置探知システムにおいて、 前記スピードレーダからの特定周波数のマイクロ波を受
    信した時にマイクロ波受信検知信号を出力するレーダレ
    シーバ部と、 特定周波数のGPS電波を受信して車両の現在位置デー
    タを得るGPSレシーバ部と、 内蔵する記憶装置に予め記憶された前記車両速度計測装
    置の設置位置データ群中の各設置位置データと前記現在
    位置データとを比較して、現在位置が何れかの車両速度
    計測装置の設置位置から予め設定してある距離以内に接
    近した時に車両速度計測装置検知信号を出力する演算制
    御部と、 前記レーダレシーバ部からのマイクロ波受信検知信号の
    有無に拘わらず前記演算制御部から車両速度計測装置検
    知信号を受けた時又は前記レーダレシーバ部のみから検
    知信号を受けた時に報知部駆動用信号を出力する信号出
    力部と、 この信号出力部からの報知部駆動用信号を受けて車両速
    度計測装置を探知した旨を外部に報知する報知部とを、
    具備することを特徴とする車両速度計測装置探知システ
    ム。
  2. 【請求項2】 演算制御部は、GPSレシーバ部からの
    現在位置データの変化に基づき車両の走行方向データを
    得、車両がその走行方向にて何れかの車両速度計測装置
    の設置位置に予め設定してある距離以内に接近した時に
    のみ車両速度計測装置検知信号を出力させることを特徴
    とする請求項1に記載の車両速度計測装置探知システ
    ム。
  3. 【請求項3】 演算制御部は、GPSレシーバ部からの
    現在位置データの変化に基づき車両の走行速度を得、所
    定の速度以下では車両速度計測装置検知信号を出力させ
    ないか、報知が簡易化される内容の車両速度計測装置検
    知信号を出力させることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の車両速度計測装置探知システム。
  4. 【請求項4】 演算制御部は、誤報知位置記憶用スイッ
    チ操作時にGPSレシーバ部で得られている現在位置デ
    ータを記憶装置に記憶しておき、その後に、車両がその
    記憶位置から予め設定してある距離以内に接近してレー
    ダレシーバ部からのマイクロ波受信検知信号が出力され
    ても報知部の報知動作を禁止させることを特徴とする請
    求項1、2又は3に記載の車両速度計測装置探知システ
    ム。
  5. 【請求項5】 演算制御部の記憶装置に記憶された車両
    速度計測装置の設置位置データ群は、所望時、外部から
    供給される記憶媒体に格納された車両速度計測装置の設
    置位置データ群に更新できることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の車両速度計測装置探知システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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