JP2001290748A - 半導体集積回路及び光ディスクドライブ装置 - Google Patents

半導体集積回路及び光ディスクドライブ装置

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JP2001290748A
JP2001290748A JP2000106703A JP2000106703A JP2001290748A JP 2001290748 A JP2001290748 A JP 2001290748A JP 2000106703 A JP2000106703 A JP 2000106703A JP 2000106703 A JP2000106703 A JP 2000106703A JP 2001290748 A JP2001290748 A JP 2001290748A
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circuit
counter
timer
microcomputer
signal
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JP2000106703A
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Naomiki Mitsuishi
直幹 三ッ石
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアによる処理を軽減することによ
りシステム開発効率の向上を図る。 【解決手段】 信号処理用の半導体集積回路において、
信号処理回路における所望状態を特定するための情報を
設定可能なレジスタ(24)と、上記信号処理回路にお
ける動作に応じてクロック信号をカウントするカウンタ
(26)と、上記レジスタの出力値と上記カウンタの出
力値とを比較するための比較器(25)と、この比較器
の比較結果に基づいて割り込み要求を発生させる割り込
み要求発生手段(27,28)とを含んでタイマを構成
することで、インタバルタイマに基づくソフトウェア処
理を軽減し、システム開発効率の向上を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理用の半導
体集積回路に関し、例えば光ディスクドライブ装置に適
用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータシステムなどに
搭載される記憶装置として、CD−ROM(コンパクト
ディスク・リードオンリメモリ)ドライブ、あるいは、
DVD−ROM(ディジタルバーサタイルディスク・リ
ードオンリメモリ)ドライブが用いられる。
【0003】かかるドライブにおいて、CD−ROMや
DVD−ROMから読み出された信号の処理は、半導体
集積回路によって行われ、例えば、リードチャネル、サ
ーボ、CDオーディオ復号化、CD−ROM復号化、D
VD復号化、ホストインタフェース、バッファメモリ及
びマイクロコンピュータなどの機能ブロックが、複数の
半導体集積回路として構成されている。これらは、例え
ば、平成9年4月(株)日経BP社発行の「日経エレク
トロニクス」no.686、PP19〜2O「2倍速の
DVD−ROM装置、日立がまっ先にサンプル出荷」に
記載されている。この例では、アナログ信号処理、サー
ボ制御処理、DVD信号処理、CD信号処理、認証処
理、2個のメモリ、及びマイクロコンピュータによって
システムが構成されている。
【0004】CD−ROM乃至DVD−ROMドライブ
のホストインタフェースとして、例えば、トリケップス
発行の「ATA/ATAPIインタフェース技術」に記
載のATAPIインタフェースが知られている。このイ
ンタフェースには、タスクファイルレジスタなどの、ホ
スト及びマイクロコンピュータの双方からリード又はラ
イト可能なレジスタが含まれている。
【0005】上記CD−ROMドライブの読み出し速度
が標準速から2倍速、4倍速、さらには32倍速以上に
まで向上されており、DVD−ROMドライブについて
も、読み出し速度の向上が望まれている。この読み出し
速度の高速化には、上記信号処理の高速化に加えて、全
体の制御を司るマイクロコンピュータの高速化を実現し
たり、負荷を軽減したりする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】マイクロコンピュータ
の処理として、上記インタフェースを介して入力される
コマンドを解析して、そのコマンドによって指定された
処理(例えば、データ出力など)を行うといった、通常
動作の制御の他、非定常的な動作の検出などもある。例
えば、データ出力中に、不可知の要因によって、データ
転送が完了しないままになってしまった場合には、マイ
クロコンピュータはこれを検出して、所要の回復処理な
どを行うことがある。また、ドライブの低消費電力状態
の制御なども、マイクロコンピュータの制御によって行
われる。
【0007】上記非定常的な状態の検出には、マイクロ
コンピュータに内蔵されるインターバルタイマによって
一定時間毎に割り込みを発生させ、その割り込み処理ル
ーチンの中で、ドライブシステムの監視を行うことで、
上記データ転送が完了しないことなどを検出している。
【0008】しかしながら、上記インターバルタイマの
処理の中で、監視すべき要素が多いと、ソフトウェアの
処理が増加してしまう。その要素毎によって、時間的な
要素の検出方法や、異常判断の基準、さらには所要の回
復処理などを実行すべき条件は異なる。これらは、プロ
グラム容量の増加や、プログラム開発効率の悪化の要因
になることが考えられる。
【0009】本発明の目的は、ソフトウェアによる処理
を軽減することによりシステム開発効率の向上を図るこ
とにある。
【0010】本発明の上記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0012】すなわち、信号処理回路及びホストインタ
フェースは、それぞれ、予め定められた状態を検知して
マイクロコンピュータに対する割り込みを発生させるた
めのタイマを有し、このタイマは、所望状態を特定する
ための情報を設定可能なレジスタと、回路動作に応じて
クロック信号をカウントするカウンタと、上記レジスタ
の出力値と上記カウンタの出力値とを比較するための比
較器と、この比較器の比較結果に基づいて割り込み要求
を発生させる割り込み要求発生手段とを含んで成る。
【0013】上記の手段によれば、所望状態を特定する
ための情報を設定可能なレジスタと、回路動作に応じて
クロック信号をカウントするカウンタと、上記レジスタ
の出力値と上記カウンタの出力値とを比較するための比
較器と、この比較器の比較結果に基づいて割り込み要求
を発生させる割り込み要求発生手段とを含んでタイマを
構成し、このタイマの出力信号をマイクロコンピュータ
に対する割り込み信号とすることで、上記マイクロコン
ピュータにおいては、上記タイマで計測が行われる処理
に関して、インターバルタイマに基づくソフトウェア処
理が不要になる。このことが、ソフトウェアによる処理
を軽減することによりシステム開発効率の向上を達成す
る。
【0014】このとき、上記ホストインタフェースに含
まれるタイマは、データ転送中を示す第1ステータス信
号とコマンド受け付け可能状態を示す第2ステータス信
号とに応じてモード制御を行うためのモード制御回路
と、上記第1ステータス信号に応じて上記カウンタのカ
ウントアップが行われるとき、データ転送が行われる毎
に上記カウンタをクリアすることにより、データ転送が
行われない状態での時間経過の計測を可能にし、上記第
2ステータス信号に応じて上記カウンタのカウントアッ
プが行われるとき、コマンド入力によって上記カウンタ
をクリアすることにより、コマンドが入力されない状態
での時間経過の計測を可能にするためのカウンタクリア
回路とを含んで構成することができる。それによれば、
上記第1ステータス信号に応じて上記カウンタのカウン
トアップが行われる場合には、データ転送が中断してし
まったことを割り込みとして認識できるので、この割り
込み処理で、所要の回復処理などを制御すればよいか
ら、データ転送についてのソフトウェアによる検出や判
定処理を不要にすることができる。また、上記上記第2
ステータス信号に応じて上記カウンタのカウントアップ
が行われる場合には、所定時間にコマンドが入力されな
いことを割り込みとして認識でき、この割り込み処理
で、低消費電力状態への遷移などを制御すればよいか
ら、コマンド入力についてのソフトウェアによる検出や
判定処理を不要にすることができる。
【0015】また、上記信号処理回路に含まれるタイマ
は、バッファメモリへのデータ書き込みを開始するオー
トバッファリングモードを示す信号に応じて上記カウン
タのカウントアップを制御するためのカウント制御手段
と、上記オートバッファリングモードにおけるターゲッ
トアドレスと、実際の読み出しアドレスとが一致した場
合に上記カウンタをクリアすることにより、上記アドレ
スの不一致状態での時間経過の計測を可能にするカウン
タクリア回路とを含んで構成することができる。それに
よれば、アドレス一致が検出できなかったことを割り込
みとして認識できるので、この割り込み処理で、所要の
リトライ処理などを制御すればよいから、ソフトウェア
によるアドレス一致検出や判定処理を不要にすることが
できる。
【0016】そして、予め定められたプログラムに従っ
て回路動作を制御可能なプロセッサと、上記タイマから
発生された割り込み要求を、上記プロセッサと上記マイ
クロコンピュータとに振り分けるための選択回路とを設
けることができる。それによれば、上記タイマあるいは
その他の割り込み要因を、上記プロセッサに要求する
か、上記マイクロコンピュータに要求するかを選択可能
になる。例えば上記プロセッサに割り込み要求すること
で、マイクロコンピュータでのソフトウェアによる負荷
を軽減することができ、また、マイクロコンピュータに
要求することで、プロセッサによる固定的な処理のみで
はなく、マイクロコンピュータの制御によって、システ
ムや使用者の個別仕様などに対応可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】図8には、本発明にかかる光ディ
スクドライブ装置600が示される。
【0018】601はCD又はDVDなどの光ディスク
であり、この光ディスク601はスピンドルモータ60
2の回転駆動によって所定の速度で回転される。603
はドライバであり、このドライバ603は、上記スピン
ドルモータを駆動する。604はピックアップであり、
このピックアップ604は、回転する上記光ディスク6
01から記憶情報を読み取る。607は、リードチャネ
ルであり、このリードチャネル607は、上記ピックア
ップ601の読み取り情報を増幅するアンプを含む。6
05はアクチュエータモータであり、このアクチュエー
タモータ605は、上記ピックアップ604の位置を移
動させる。608はドライバであり、このドライバ60
8は、上記アクチュエータモータ605のを駆動する。
606はスレッドモータであり、このスレッドモータ6
06は、上記ピックアップ604とアクチュエータモー
タ605とをスライドさせる。609はドライバであ
り、このドライバ609は、上記スレッドモータ606
を駆動する。610は信号処理用半導体集積回路であ
り、この信号処理用半導体集積回路610は、上記光デ
ィスク601から読み出された信号を処理したり、上記
ドライバ603,608,609を制御する機能を有す
る。611はバッファメモリであり、このバッファメモ
リ61は、リードチャネル607を介して取り込まれた
データを格納することによって、データのバッファリン
グを行う。613はマイクロコンピュータであり、この
マイクロコンピュータ613は、本光ディスクドライブ
装置600の全体的な動作制御を司る。
【0019】信号処理用半導体集積回路610は、光デ
ィスク601のサーボ制御に用いられ、トラッキングエ
ラーや、フォーカスエラーなどをサーボ用A/D変換器
で検出して、サーボ用D/A変換器でアクチュエータモ
ータ(2軸)、スレッドモータなどのモータ制御を行う
とともに、読み出したデータを復調及び復号化し、ホス
トインタフェースを介して、パーソナルコンピュータな
どのホストシステムへ、復調及び復号化したデータを出
力する。
【0020】光ディスク601の記憶情報は、ピックア
ップによって読み取られる。ピックアップ604は、発
光素子(レーザダイオード)によってレーザ出力を行
い、光ディスク604からの反射光を受光素子(フォト
ダイオード)で検出する。ピックアップ604の位置
は、アクチュエータモータ605と、スレッドモータ6
06によって制御される。ピックアップ604から出力
された信号は、リードチャネル607で増幅された後に
ディジタル信号に変換される。マイクロコンピュータ6
13は、リードチャネル607に対して、シリアルコミ
ュニケーションインタフェースSCI及び入出力ポート
IOPを介して制御を行う。
【0021】信号処理用半導体集積回路610は、リー
ドチャネルの出力するフォーカスエラー信号(FE)、
トラッキングエラー信号(TE)をサーボ用A/D変換
器で入力、トラックカウント信号(TCNT)を外部イ
ベント入力に入力する。
【0022】アクチュエータモータ605に対しては、
サーボ用D/A変換器の出力(SVDA)で、ドライバ
608を介して制御する。アクチュエータモータ605
は2軸で、ディスクに垂直方向のフォーカス制御と、半
径方向のトラッキング制御を行うため、サーボ用D/A
出力を2本用いる。検出信号と基準信号との誤差が検出
され、それに基づいて、スピンドルモータ602の制御
が行われる。
【0023】信号処理用半導体集積回路610に内蔵さ
れるホストインタフェースは、特に制限されないが、上
記ATAPIインタフェースが採用される場合には、エ
ンハンスドIDEバスなどのバスを介して、パーソナル
コンピュータなどのホストシステムと接続され、コマン
ド及びパケットコマンドなどの取り込みが可能とされ
る。マイクロコンピュータ613は、上記コマンド及び
パケットコマンドを読み出して解析し、それに基づく所
定の動作制御、例えばステータスなどの表示と、データ
の入出力などを行う。また、信号処理用半導体集積回路
610に内蔵されるタスクファイルレジスタのリード又
はライトを検出して、低消費電力状態を解除したりす
る。
【0024】光ディスク601がCDの場合、ピックア
ップ604で読み出された信号は、リードチャネルのプ
リアンプで増幅された後、波形整形回路でディジタル波
形に整形される。この出力(DIN)は、本信号処理用
半導体集積回路610の復調回路で、ディジタル復調さ
れてからデインタリーブされることで、その配列が元に
戻され、エラー訂正や補間が実施される。読み出された
信号がデータの場合には、さらにデスクランブルされて
誤り訂正などが行われ、バッファメモリ611に蓄えら
れた後、本信号処理用半導体集積回路610内のホスト
インタフェースから出力される。読み出された信号がオ
ーディオデータの場合は、バッファメモリに蓄えた後、
本信号処理用半導体集積回路610内のオーディオ用D
/A変換器でアナログ信号に変換された後に出力され、
後段のアンプ612で増幅された後にヘッドフォン駆動
用のオーディオ信号として出力される。また、ディジタ
ルオーディオデータの出力も可能にされる。
【0025】光ディスク601がDVDの場合にも、上
記CDの場合と同様に、復調回路及び復号回路で処理が
施された後、ホストインタフェースを介して出力され
る。
【0026】マイクロコンピュータ613は、システム
コントロール用であり、所定のレジスタのリード又はラ
イトや、シリアルコミュニケーションインタフェースS
CIによるコマンド出力、入出力ポートIOP出力など
によって、そのほかの各部の制御を行う。
【0027】また、光ディスクを載置するためのトレイ
(図示せず)に対しては、オープンスイッチ信号、クロ
ーズスイッチ信号などが入出力ポートIOPを介して伝
達される。イジェクトスイッチの操作情報が割り込み要
求信号としてマイクロコンピュータ613に入力され
る。上記トレイを動かすためのローディングモータは、
マイクロコンピュータ613に内蔵されているパルス幅
変調タイマの出力信号PWMによって駆動される。
【0028】その他、LED(発光ダイオード)616
が入出力ポートIOPの出力信号で駆動される。また、
ドライブが組み込まれるパーソナルコンピュータなどの
システムに適合するように、入出力ポートIOPやアナ
ログ入力によって、オプション選択用の各種設定(OP
T)情報615がマイクロコンピュータ613に取り込
まれる。シリアルコミュニケーションインタフェースS
CIによって、評価用のシステム(EQP)614など
とのインタフェースがとられる。
【0029】マイクロコンピュータ613は、上記制御
に当たって、上記信号処理用半導体集積回路からの割り
込み要求信号を入力し、割り込みが要求(INT)され
ていると、所定のタイミングで、実行中の処理を中断し
て、所定の割り込み処理ルーチンに分岐する。いずれの
割り込み要因が発生しているかは、ベクタで示された
り、割り込み要因フラグをリードして判定され、その上
で例えばコマンド入力完了やタイマのコンペアマッチな
ど、それぞれの割り込み要因に応じた処理が行われる。
このように割り込み要因フラグを個別に持つことによっ
て、割り込み要因の判定が容易になる。
【0030】光ディスク601の読み出し速度の高速化
に伴って、角速度一定(CAV)で光ディスクを再生し
つつ、標準速でオーディオ再生を行うことが、特開平6
−275O19号公報などに記載されている。この場合
は、光ディスク601の再生が高速、且つ、間欠的に行
われ、読み出しデータがバッファメモリ611に蓄積さ
れ、それが標準速で順次アナログオーディオ信号とし
て、あるいはディジタルオーディオデータとして出力さ
れるようにする。バッファメモリ611におけるデータ
がオーバフロー、あるいはアンダーフローしないよう
に、バッファメモリ611の管理を行う必要がある。
【0031】このとき、アナログオーディオ信号やディ
ジタルオーディオデータの出力量は信号処理用半導体集
積回路610内のタイマによって知ることができる。1
セクタは1/75秒に相当する。バッファメモリ上での
5セクタ分の空き領域ができることを待つためには、タ
イマで、1/15秒を待てばよい。そのような制御は、
内蔵されるタイマを使用して行われ、例えば5セクタの
空きができたら、5セクタ分の光ディスクの再生が行わ
れる。
【0032】図1には、上記信号処理用半導体集積回路
610の構成例が示される。
【0033】信号処理用半導体集積回路610は、特に
制限されないが、リードチャネル607から取り込まれ
る信号の処理、及び各種モータを駆動するためのドライ
バに供給すべき信号を生成するための信号処理回路1
0、バッファメモリ611の動作を制御するためのメモ
リコントローラ20、パーソナルコンピュータなどのホ
ストシステムとのインタフェースを可能とするホストイ
ンタフェース30、消費電力の低減を図るための低消費
電力制御回路40、マイクロコンピュータ613とのイ
ンタフェースを可能とするためのマイクロコンピュータ
インタフェース50、及び図示されないDVD認証回路
などを含んで、公知の半導体集積回路製造技術により、
単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板に形成され
る。
【0034】上記信号処理回路10は、特に制限されな
いが、オーディオ出力回路101、データストローブ回
路102、復調回路103、誤り訂正回路105、及び
サーボ制御回路106を含んで成る。
【0035】オーディオ出力回路101は、光ディスク
601からのオーディオ再生においてアナログオーディ
オ信号及びディジタルオーディオ信号を出力する。
【0036】サーボ制御回路106は、図示されないサ
ーボ用A/D(アナログ/ディジタル)変換器、サーボ
用D/A(ディジタル/アナログ)変換器、及びパルス
検出回路を有し、リードチャネル607や、ドライバ6
03,608,609を介して、光ディスク601やピ
ックアップ604の動作制御を行う。上記リードチャネ
ル607から制御に必要な情報、例えばフォーカスエラ
ー、トラッキングエラーなどの情報がサーボ用A/D変
換器によって取り込まれる。これらの情報からサーボ処
理が行われる。すなわち、サーボ用D/A変換器の出力
信号に基づいて上記アクチュエータモータ605の回転
が制御されることによってピックアップ604のフォー
カスとトラッキングが調整される。また、トラッキング
調整の低周波成分が抽出され、それのサーボ用D/A変
換器出力によってスレッドモータ606の制御が行われ
る。そして、サーボ制御回路106においては、回転速
度が検出され、それのサーボ処理結果についてのサーボ
用D/A変換出力によってスピンドルモータ602の制
御が行われる。尚、スピンドルモータ602の制御に
は、D/A変換出力に代えてPWM(パルス幅変調)出
力を用いることができる。
【0037】データストローブ回路102は、入力され
た信号の2値化処理、クロック抽出処理などを行う。
【0038】復調回路103は、DVD再生時には、8
−16方式の復調を行う。8−16方式の復調は、16
ビットの入力を所定の8ビットに変換するものであり、
テーブル変換によって実現される。必要に応じて、さら
に、デインタリーブ、シンク検出などが行われ、復調さ
れたデータは、メモリコントローラ20を介してバッフ
ァメモリ611へブロック単位乃至セクタ単位で書き込
まれる。このときブロック単位乃至セクタ単位にアドレ
ス情報が付加される。CD再生時には、図示はされない
CDオーディオ復調回路や、CD−ROMのシンク検出
回路、デスクランブル及びヘッダの検出回路などが使用
される。
【0039】誤り訂正回路105は、バッファメモリ6
11の記憶データに対して、CD−ROM又はDVDの
シンドロームの計算を行い、もしも、誤りがある場合に
は、その誤り訂正を行った後に、CRC(巡回符号)チ
ェックを行ってデータを得る。誤り訂正の概略処理とし
ては、シンドローム計算、誤りの有無判定、ユークリッ
ド互除法、チェンサーチ、誤り数値計算、及び訂正を挙
げることができる。シンドローム計算は、一連の入力符
号をバッファメモリからリードし、シンドローム多項式
の係数を算出する。シンドローム多項式の係数が、すべ
てゼロである場合は入力符号に誤りがないことになる。
誤りがあった場合には、最初に、ユークリッド互除法に
より、シンドローム多項式から誤り位置多項式と誤り数
値多項式が求められ、続いて、誤り位置多項式の根が求
められることによって、誤りの位置が求められる。これ
らを基に、誤りの数値が計算され、その訂正が行われ
る。
【0040】メモリコントローラ20は、バッファメモ
リ611に対する入出力の要求の調停を行うとともにバ
ス制御を行う。また、CPU以外の各入出力要求毎に、
バッファメモリ611に対するアドレスポインタを持っ
ている。
【0041】ホストインタフェース30は、タスクファ
イルレジスタ301、ホストインタフェース制御回路3
02、FIFO(先入れ先出し)バッファ304、及び
パケットコマンドレジスタ305を含み、パーソナルコ
ンピュータなどのホストシステムとインタフェース可能
であり、特に制限されないが、ATAPI(ATアタッ
チメントパケットインタフェース)とされる。ATAP
Iについては、平成8年3月(株)トリケップス社発行
の「ATA/ATAPIインタフェース技術」などに記
載されている。ホストインタフェースを介して、コマン
ドの入力、ステータスの出力とデータの入出力を行う。
【0042】タスクファイルレジスタ301には、BS
Yビット、DRQビットを持つステータスレジスタが含
まれる。
【0043】ATAPIについては、コマンドはタスク
ファイルレジスタのコマンドレジスタにライトされる。
さらに、このコマンドが「AO」のとき、12バイトの
パケットコマンドが続くので、これはデータとして入力
され、これを所定のパケットコマンドレジスタに格納す
る。コマンドに従って、ホストインタフェース30は、
バッファメモリ611と、図示されないホストシステム
との間のデータ転送を行う。この場合、FIFOバッフ
ァ304を介して、データの入出力を行う。
【0044】コマンドが入力されると、BSY=1、D
RQ=Oとなる。データ転送の準備が完了すると、BS
Y=O、DRQ=1となる。データ転送が終了すると、
BSY=1、DRQ=Oとなった後、タスクファイルに
コマンドの実行結果の設定が行われ、BSY=DRQ=
Oとなる。これは次のコマンドを受け付け可能な状態で
ある。
【0045】また、上記オーディオ出力回路101、復
調回路103、ホストインタフェース制御回路302に
は、それぞれタイマ機能が設けられる。このタイマ機能
は、マイクロコンピュータインタフェース50を介して
マイクロコンピュータ613に対して割り込み要求可能
とされる。
【0046】かかる信号処理用半導体集積回路610に
リセット信号が与えられると、当該半導体集積回路61
0はリセット状態になる。このリセットが解除される
と、マイクロコンピュータ613からのリード又はライ
トが可能な状態になる。この後、マイクロコンピュータ
613は初期化を行う。この初期化が終了すると、コマ
ンド入力のための待機状態になる。
【0047】マイクロコンピュータ613は、ホストイ
ンタフェース30からのコマンド入力を、割り込みなど
を使用して検出する。入力されたコマンドの内容を解読
し、それに従って、動作を開始する。再生時には、以下
のように動作する。
【0048】マイクロコンピュータ613は、リードチ
ャネル607などに動作を指示するとともに、所定のサ
ーボ制御回路106の内部I/Oレジスタなどを設定す
ることによって、フォーカス及びトラッキングサーボ制
御を起動する。フォーカスがロックされると、スピンド
ルモータ制御を起動し、光ディスク601を回転させ、
さらに、ピックアップ604を所望の位置に移動させ
る。
【0049】再生時には、ピックアップ604から出力
されたデータが、リードチャネル607でディジタル変
換され、それがこの信号処理用半導体集積回路610に
入力される。かかるデータは、先ず、復調回路103に
入力され、例えばDVDの場合、8−16方式の復調、
デインタリーブ、シンクの検出などが順次行われる。所
定量のデータが復調されると、メモリコントローラ20
に対して入力を要求する。このため、復調回路103
は、図示されないが、所定量のバッファ乃至FIFOを
内蔵する。
【0050】メモリコントローラ20は、所定のタイミ
ングで、入力要求を受け付けて、復調されたデータを、
復調回路103から、バッファメモリ611へ転送す
る。このためのバッファメモリ611のアドレスを示す
ポインタを持つ。これは、マイクロコンピュータ613
のアドレス空間上に配置される内部I/Oレジスタとさ
れ、マイクロコンピュータ613によって初期設定さ
れ、その後はリングバッファ動作を行う。
【0051】バッファメモリ611に所定量のデータ
(例えばDVDの場合、1ブロック:182×2O8バ
イト)が蓄積されると、メモリコントローラ20から、
誤り訂正回路105に動作開始が指示され、読み出しデ
ータについての誤り訂正処理(復号化)が行われる。D
VDの場合、リードソロモン積符号の訂正が行われる。
【0052】所定のデータのエラー訂正処理が行われる
と、デコード完了割り込みが発生されて、それがマイク
ロコンピュータ613に通知される。マイクロコンピュ
ータ613は、所定量のデータの復号化が完了すると、
ホストインタフェース30の所定の内部I/Oレジスタ
などを設定して、データ出力を指示する。これに従って
ホストインタフェース30は、メモリコントローラ20
に、出力要求信号を送出する。メモリコントローラ20
は、所定のタイミングで出力要求を受け付け、バッファ
メモリ611からFIFOバッファ304を介して、ホ
ストバスへのデータ送出を行う。ホストインタフェース
30上のデータのスループットが適性になるように、F
IFOバッファ304の容量が決定される。
【0053】コマンドの指示が完了するか、次のコマン
ドが入力されるまで、上記動作が継続される。
【0054】低消費電力回路40は、マイクロコンピュ
ータ613による、内部I/Oレジスタの設定などに応
じてクロック信号の発生を制御することにより、信号処
理用半導体集積回路610を低消費電力状態に遷移させ
る。この状態は、マイクロコンピュータ613によって
内部I/Oレジスタの設定が変更された場合、又はホス
トインタフェース30へのコマンド入力が検出された場
合に解除される。例えば、スタンバイ状態において、ホ
ストインタフェース30への任意のコマンドが入力され
た場合や、スリープ状態において、ホストインタフェー
ス30へのリセットコマンドなどの特殊コマンドのみが
検出された場合にスタンバイ状態が解除される。
【0055】図7には、上記光ディスクドライブ装置6
00において、ATAPIインタフェースによるデータ
転送コマンド入力された場合の動作の流れが示される。
【0056】先ず、ホストシステムは、タスクファイル
レジスタに所定のパラメータを設定し(SO)、AOコ
マンドをコマンドレジスタにライトし(S1)、信号処
理用半導体集積回路がDRQビットを1にセットする
と、パケットコマンドをライトする(S2)。かかるD
RQビットのセット後、所望の時間内にパケットコマン
ドが入力されないと、上記タイマのコンペアマッチ割り
込みが発生する。パケットコマンドは、所定のパケット
コマンドレジスタに格納される。マイクロコンピュータ
613は、かかるコマンドをリードして、その内容を解
析する(S3)。このコマンドがデータ転送コマンドの
場合は以下のようになる。
【0057】要求されたデータが、バッファメモリ61
1に存在するか否かの判定が行われる(S4)。この判
定において、要求されたデータがバッファメモリ611
に存在しない(ミスヒット)と判断された場合には、デ
ータ読み込みのため、光ディスク601の再生が行われ
る(S5)。このとき、シーク動作が必要となり、オー
トバッファリングが行われる。所定の時間内に、所望の
ヘッダ(アドレス情報)が検出されないと、上記タイマ
のコンペアマッチ割り込みが発生する。必要に応じて、
リトライなどの処理が行われる。
【0058】バッファメモリ611にデータが準備でき
ると、ホストデータ転送の設定(S6)が行われた後、
DRQビットを1にセットし、データ転送を起動する
(S7)。バッファメモリからデータをリードし、それ
を一時的にFIFOバッファに蓄えてから、ホストイン
タフェースに出力する。かかるDRQビットがセットさ
れた状態で、ホストインタフェースのデータ転送が行わ
れないと、上記タイマのコンペアマッチ割り込みが発生
する。
【0059】尚、上記ステップS4の判定において、要
求されたデータがバッファメモリ611に存在する(ヒ
ット)と判断された場合には、上記ステップS5の光デ
ィスクの再生を行うことなしに、上記ステップS6のデ
ータ転送の設定が行われる。
【0060】次に、データ転送が終了したか否かの判定
が行われる(S8)。この判定は、データ転送が終了し
たと判断されるまで繰り返される。このステップS8の
判別において、データ転送が終了したと判断された場合
には、タスクファイルレジスタにステータスの表示が行
われる(S9)。ホストシステムは、ステータスの確認
を行い(S1O)、必要に応じて、次のコマンドを発行
する。
【0061】上記ステップS9でのステータスの表示完
了後のコマンド発行待ちの状態で、所望の時間内に次の
コマンドが入力されないと、上記タイマのコンペアマッ
チ割り込みが発生する。この割り込み処理において、必
要に応じて低消費電力状態に遷移させることができる。
【0062】図2には、オーディオ出力回路101に含
まれるタイマTM1の構成例が示される。
【0063】図2に示されるように、このタイマTM1
は、タイマカウンタ26、コンペアレジスタ24、比較
器25、カウント制御回路22、カウンタクリア回路3
3、コンペアマッチフラグ回路27、割り込みマスク回
路28から構成される。
【0064】バッファメモリ611におけるデータがオ
ーバフロー、あるいはアンダーフローしないように、バ
ッファメモリ611の管理を行うため、バッファメモリ
611上での5セクタ分の空き領域ができるのを待つに
は、タイマTM1で1/15秒を計測してから、光ディ
スク601からのデータ読み込み処理についての割り込
み要求をすればよい。例えば光ディスク601での1セ
クタが1/75秒に相当するとき、バッファメモリ61
1上での5セクタ分の空き領域ができることを待つため
には、タイマで、1/15秒を待てばよい。この1/1
5秒をタイマTM1で計測可能とするためには、タイマ
カウンタ26に入力されるクロック信号の周波数との関
係でコンペアレジスタ24の設定値を決定する。
【0065】タイマカウンタ36の出力値とコンペアレ
ジスタ24の出力値とが比較器25で比較される。この
比較において、図3に示されるように、タイマカウンタ
26の出力値とコンペアレジスタ24の出力値とが一致
すると、コンペアマッチフラグ回路27へのフラグセッ
ト信号がアサートされる。これに応じて、コンペアマッ
チフラグ回路27においては、コンペアマッチフラグが
論理値‘1’にセットされる。このとき、割り込みマス
ク回路28において、割り込みマスクビットが論理値
‘0’にクリアされていると、それは割り込みを許可す
ることを意味するから、割り込みマスク回路28によっ
て割り込み要求信号int_tmr1がアサートされ、
マイクロコンピュータインタフェース50を介して、マ
イクロコンピュータ613へ割り込みが要求される。マ
イクロコンピュータ613は、この割り込み処理ルーチ
ンで割り込み要因フラグ(int_tmr1)を論理値
“0”にクリアする。上記コンペアマッチフラグが論理
値“1”になることでタイマカウンタ26がクリアされ
る。尚、マスクビットが論理値“0”の場合には、割り
込み要求は許可されない。ここで、本発明における割り
込み要求発生手段は、コンペアマッチフラグ回路27及
び割り込みマスク回路28を含んで成る。
【0066】図4には、復調回路103に含まれるタイ
マTM2の構成例が示される。
【0067】このタイマTM2は、特に制限されない
が、タイマカウンタ46、コンペアレジスタ44、比較
器45、カウント制御回路41、カウンタクリア回路4
2、コンペアマッチフラグ回路47、割り込みマスク回
路48を含んで成る。
【0068】カウント制御回路41は、オートバッファ
リングモードのとき、タイマカウンタ46にカウントア
ップを指示する。カウンタクリア回路42は、ターゲッ
トアドレスと読み出されたアドレスとの一致検出機能を
有する。ターゲットアドレスと読み出されたアドレスと
の一致が検出されると、カウンタクリア回路42は、カ
ウント制御回路41によってカウントアップが指示され
ているか否かにかかかわらず、タイマカウンタ46にカ
ウント状態のクリアを指示する。
【0069】コンペアレジスタ44には、マイクロコン
ピュータインタフェース50を介して、マイクロコンピ
ュータ613から所定の値が設定可能にされる。タイマ
カウンタ46は、カウント制御回路41から伝達される
カウントクロック信号をカウントする。タイマカウンタ
36のカウント値と、コンペアレジスタ34の設定値と
が比較器35で比較される。この比較において、タイマ
カウンタ36のカウント値と、コンペアレジスタ34の
設定値とが一致すると、比較器35によってセット信号
がアサートされ、それによって、コンペアマッチフラグ
回路47におけるコンペアマッチフラグが論理値“1”
にセットされる。
【0070】コンペアマッチフラグが論理値“1”にセ
ットされ、割り込みマスクビットがクリアされている
と、割り込み要求信号int_tmr2がアサートさ
れ、マイクロコンピュータインタフェース50を介して
マイクロコンピュータ613へ割り込みが要求される。
尚、マイクロコンピュータ613によって、コンペアマ
ッチフラグのクリア、及び割り込みマスクビットの設定
が行われる。
【0071】図5には、上記タイマTM2の動作タイミ
ングが示される。
【0072】ホストインタフェース30からのコマンド
に基づいて、シーク(頭だし)が必要になると、マイク
ロコンピュータ613は、ターゲットとなるアドレスよ
り、少し前のアドレスにトラックジャンプを行うように
制御する。この制御は、サーボ制御回路106を用いて
もよいし、マイクロコンピュータ613に含まれるD/
A変換器などを用いて行うこともできる。
【0073】トラックジャンプ後のデータが入力される
ようになると、ヘッダなどのアドレス情報が判定され
る。このとき、所定のターゲットアドレスレジスタに所
望のアドレス(ターゲットアドレス)を設定しておく
と、復調回路103において、入力されたアドレス情報
(読み出しアドレス)と比較されて、一致したフレーム
から順にバッファメモリに書き込まれる。これを「オー
トバッファリング」と呼ぶ。オートバッファリングのと
き、カウント制御回路41からのカウントクロック信号
に基づいて、タイマカウンタ46のカウントアップが開
始される。また、カウンタクリア回路42において、ア
ドレス情報の一致が検出されると、タイマカウンタ46
のカウント状態がクリアされる。
【0074】トラックジャンプの失敗や、アドレス情報
の読み出しエラーなどによって、アドレス情報の一致が
検出されないままの状態で、タイマカウンタ46のカウ
ント値が、コンペアレジスタ44への設定値に達する
と、コンペアマッチフラグ回路47コンペアマッチフラ
グがセットされ、割り込みマスク回路48から割り込み
要求がなされる。
【0075】マイクロコンピュータ613は、上記割り
込みによって、オートバッファリングを失敗したことを
知ることができる。マイクロコンピュータ613では、
上記割り込みについての処理として、例えば、リトライ
の処理を行ったり、あるいはアドレス情報の判定を行っ
てバッファリングの再開を指示するようにすればよい。
【0076】図6には、ホストインタフェース制御回路
302に含まれるタイマTM3の構成例が示される。
【0077】図6に示されるように、このタイマTM3
は、モード制御回路31、タイマカウンタ36、コンペ
アレジスタ34、比較器35、カウント制御回路32、
カウンタクリア回路33、コンペアマッチフラグ回路3
7、割り込みマスク回路38から構成される。
【0078】モード制御回路31は、タスクファイルレ
ジスタ301におけるステータスレジスタのBSY、D
RQビットによってモード設定が行われる。DRQ=1
のとき、モード1を指示し、BSY=DRQ=Oのと
き、モード2を指示する。
【0079】カウント制御回路32は、モード1又はモ
ード2のとき、タイマカウンタ36にカウントアップを
指示する。
【0080】カウンタクリア回路33は、モード1のと
き、データレジスタ(アドレス=O)のリード又はライ
トを検出する。モード2のとき、コマンドレジスタ(ア
ドレス=7)のライトを検出する。これらが検出される
と、カウンタクリア回路33は、タイマカウンタ36を
クリアする。
【0081】コンペアレジスタ34は、マイクロコンピ
ュータインタフェース50及びバスを介して、マイクロ
コンピュータ613から所定の値が設定可能とされる。
【0082】タイマカウンタ36の出力値とコンペアレ
ジスタ34の出力値とが比較器35で比較される。この
比較において、タイマカウンタ36の出力値とコンペア
レジスタ34の出力値とが一致すると、コンペアマッチ
フラグ回路37へのフラグセット信号がアサートされ
る。これに応じて、コンペアマッチフラグ回路37にお
いては、コンペアマッチフラグが論理値‘1’にセット
される。このとき、割り込みマスク回路38における割
り込みマスクビットが論理値‘0’にクリアされている
と、割り込みマスク回路38によって割り込み要求信号
int_tmr3がアサートされ、マイクロコンピュー
タインタフェース50を介して、マイクロコンピュータ
613へ割り込みが要求される。マイクロコンピュータ
613によって、コンペアマッチフラグ回路37のクリ
ア、及び割り込みマスク回路38におけるマスクビット
の設定が行われる。
【0083】図7には、上記タイマTM3の動作タイミ
ング図が示される。
【0084】ホストインタフェース30を介してコマン
ドが入力されると、BSY=1、DRQ=Oとされ、マ
イクロコンピュータ613の制御に基づいて、データ転
送の準備などが行われる。このデータ転送の準備が完了
すると、マイクロコンピュータ613は、コンペアレジ
スタ34に所望の値(データ転送中断の検出時間)を設
定し、BSY=O、DRQ=1として、ホストにデータ
転送を要求する。
【0085】このとき、タイマTM3はモード1となっ
て、タイマカウントアップを開始する。データのリード
が行われると、タイマカウンタ36はクリアされる。デ
ータ転送の中断が、コンペアレジスタ34に設定した時
間に達することなく、データ転送が終了すると、BSY
=1、DRQ=Oとなり、タイマカウンタ36は、論理
値“0”に固定される。この場合、コンペアマッチフラ
グ回路37においてコンペアマッチフラグはセットされ
ないため、割り込みは要求されない。
【0086】その後、所要のタスクファイルレジスタ3
01への設定が完了すると、マイクロコンピュータ61
3は、コンペアレジスタに所望の値(コマンド未入力の
検出時間)を設定し、BSY=O、DRQ=Oとして、
ホストシステムにステータスのリードを要求する。これ
は、次のコマンドが入力可能であることを示す。
【0087】この状態でコマンドが入力されない場合、
タイマカウンタ36はクリアされない。そして、タイマ
カウンタ36がコンペアレジスタ34に設定した時間に
達すると、コンペアマッチフラグ回路37において、コ
ンペアマッチフラグが論理値“1”セットされ、マイク
ロコンピュータ613に対して割り込み(int_tm
r3)が要求される。
【0088】マイクロコンピュータ613は、上記割り
込み(int_tmr3)を検出し、その処理におい
て、ステータスレジスタの内容を確認することにより、
コマンド未入力の割り込みであることを判断することが
できる。例えば、この後、所定の低消費電力制御ビット
を設定して、クロック信号を32分周するなどの低消費
電力状態に遷移するとよい。かかる低消費電力状態は、
コマンドレジスタへの書き込みが検出された際に解除さ
れるようにするとよい。
【0089】尚、コンピュータシステムにおける光ディ
スクドライブ装置としては、マスタとスレーブの2つが
装着されることがある。マスタ側ドライブ装置のマイク
ロコンピュータ613は、リセット後や診断コマンド入
力時に、スレーブの存在を確認する必要がある。一方、
スレーブ側ドライブ装置は、所定の時間内に、所定の信
号によって、その存在をマスタ側ドライブに通知する。
この場合、上記タイマTM3の別の使用方法として、ス
レーブ側ドライブ装置からの上記通知が所定時間内にあ
ったか否かの判別に利用することができる。すなわち、
上記リセット後や診断コマンド入力時にモード3を設定
してカウントアップを開始し、その後マイクロコンピュ
ータ613によって、上記スレーブ側ドライブ装置が通
知する所定時間に対応する値をコンペアレジスタ34に
設定すれば、その時間経過を割り込みによって知ること
ができ、そのことをホストシステムへ通知することがで
きる。
【0090】上記の例によれば、以下の作用効果を得る
ことができる。
【0091】(1)信号処理用半導体集積回路610に
おいて、タイマTM1,TM2,TM3を設け、それに
よって回路動作状態の検出を行うことにより、そのよう
な処理を、インターバルタイマに基づくソフトウェア処
理で実現する必要がないため、マイクロコンピュータ6
13で実行されるソフトウェアによる処理を軽減するこ
とによりシステム開発効率の向上を図ることができる。
【0092】(2)特に、上記ホストインタフェース3
0に含まれるタイマTM3は、データ転送中を示すステ
ータス信号とコマンド受け付け可能状態を示すステータ
ス信号とに応じてモード制御を行うためのモード制御回
路31と、タイマカウンタ36のカウントアップが行わ
れるとき、データ転送が行われる毎に上記タイマカウン
タ36をクリアすることにより、データ転送が行われな
い状態での時間経過の計測を可能にし、上記タイマカウ
ンタ36のカウントアップが行われるとき、コマンド入
力によって上記カウンタをクリアすることにより、コマ
ンドが入力されない状態での時間経過の計測を可能にす
るためのカウンタクリア回路33とを含んで構成するこ
とができ、それによって、データ転送が中断してしまっ
たことを割り込みとして認識でき、また、所定時間にコ
マンドが入力されないことを割り込みとして認識できる
ようになる。このようにデータ転送の中断や、コマンド
が入力されないことを認識できるため、それについての
ソフトウェアでの処理を不要にすることができる。
【0093】(3)また、上記信号処理回路10におけ
る復調回路103に含まれるタイマTM2は、バッファ
メモリ611へのデータ書き込みを開始するオートバッ
ファリングモードを示す信号に応じて上記カウンタのカ
ウントアップを制御するためのカウント制御回路41
と、上記オートバッファリングモードにおけるターゲッ
トアドレスと、実際の読み出しアドレスとが一致した場
合に上記カウンタをクリアすることにより、上記アドレ
スの不一致状態での時間経過の計測を可能にするカウン
タクリア回路42とを含んで構成することができ、それ
によれば、アドレス一致が検出できなかったことを割り
込みとして認識できるので、この割り込み処理で、所要
のリトライ処理などを制御すればよいから、ソフトウェ
アによるアドレス一致検出や判定処理を不要にすること
ができる。
【0094】図10には、信号処理用半導体集積回路6
10の別の構成例が示される。
【0095】図10に示される信号処理用半導体集積回
路610が図1に示されるのと大きく相違するのは、割
り込み選択回路81、サブプロセッサ82、ROM8
3、タイマTM4、及び判定回路85を設けた点であ
る。
【0096】サブプロセッサ82は、内部バスによっ
て、信号処理用半導体集積回路610の内部レジスタの
リード又はライトが可能とされる。この内部バスは、マ
イクロコンピュータ613のバスから独立したのもであ
ってもよいし、マイクロコンピュータ613のバスと共
通のものであってもよい。共通のバスを使用する場合、
マイクロコンピュータインタフェース50にリード又は
ライトの調停機能を持たせる。
【0097】特に、ホストシステムから入力されるコマ
ンドの一部を上記サブプロセッサ82で自動的に実行す
るためには、タスクファイルレジスタ301のコマンド
レジスタや、パケットコマンドレジスタをリードできる
ようにする。パケットコマンドレジスタの第Oバイトで
あるオペレーションコードは、パケットコマンドレジス
タ305の近傍に配置された判定回路85で判別され、
それに基づいて割り込みが発生されるようにする。先頭
アドレスや転送長はサブプロセッサ82がリードしてそ
れを利用可能にする。図9に示される一連の動作は、サ
ブプロセッサ82によって実行することができる。例え
ば、ATAPIのリード(1O)コマンドのオペレーショ
ンコード28を判定回路85で検出して、サブプロセッ
サ82に割り込みを要求し、第2〜5バイトから先頭ア
ドレスをリードし、第7〜第8バイトから転送長をリー
ドすることによって、図9に示される動作を行うように
する。
【0098】図10において91で示されるのは、判定
回路85の論理記述の一部とされる。それによれば、パ
ケットコマンドの第Oバイトが「28」のとき、割り込
み要因フラグint_read1Oが論理値“1”にセ
ットされる。尚、図示されないが、マイクロコンピュー
タ613やサブプロセッサ82によって論理値“0”に
クリアされる。
【0099】判定回路85の判定結果を割り込み要因フ
ラグとしてリード可能にすれば、マイクロコンピュータ
613がこれをリードすることによって、コマンドの判
定を容易にすることができる。
【0100】サブプロセッサ82には、そこで実行され
るプログラムを格納するROM83と、タイマTM4と
が結合される。タイマTM4は、図示されないが、上記
タイマTM1〜TM3などと同様に、コンペアレジス
タ、比較器、タイマカウンタ、コンペアマッチフラグ回
路、割り込みマスク回路等を含んで構成される。サブプ
ロセッサ82は、マイクロコンピュータ613のソフト
ウェアの負荷を軽減するように、個別機能の制御を行
う。例えば、上記オーディオ再生時の、オーディオデー
タ出力と空き領域の把握、次の光ディスクの再生といっ
た処理を行うようにする。この場合、マイクロコンピュ
ータ613は、オーディオ再生の開始と停止を指示すれ
ばよい。あるいは、コマンドで入力された論理ブロック
アドレスを,分秒フレームといったMSFアドレスへ変
換を行ってもよい。さらに、コマンドで指定されたデー
タがバッファメモリ上に存在するか否かを判定して、も
しそれが存在する場合はホストデータ出力を行い、存在
しない場合には光ディスク601の再生を行うようにし
てもよい。いずれにせよ、汎用的なプロセッサ形式を採
る場合には、複数の処理(タスク)を行うようにする方
が効率的である。かかる処理の切り替えに、タイマTM
4によるインターバルタイマ割り込みを利用すればよ
い。かかる割り込みでタスクの要求を判定して、必要に
応じてタスクを切り替えるようにしてもよい。また、こ
のタイマTM4は、上記ホストインタフェースやオート
バッファリングの異常検出に共通に利用してもよい。
【0101】発生された割り込みを、サブプロセッサ8
2に要求するか、あるいはマイクロコンピュータインタ
フェース30を介してマイクロコンピュータ613に要
求するかは、割り込み選択回路81の内部レジスタの設
定によって決定される。つまり、割り込み要因毎に選択
可能にされる。図10において92で示されるのは、割
り込み選択回路81の論理記述の概略である。内部レジ
スタの設定contsysが論理値“0”にクリアされ
ている場合に、割り込み要因int_tmrが発生され
ると、割り込み信号intsub_tmrが選択され、
サブプロセッサ82に割り込みを要求する。内部レジス
タの設定contsysが論理値“1”にセットされて
いるとき、割り込み要因int_tmrが発生される
と、割り込み信号intsys_tmrが選択され、マ
イクロコンピュータインタフェース50を介して、マイ
クロコンピュータ613に割り込みを要求する。
【0102】割り込み選択回路81における内部レジス
タは、割り込み要求先を排他的に選択するほか、それぞ
れ個別に許可ビット乃至マスクビットを持ってもよい。
システムの個別の仕様などに対応するため、サブプロセ
ッサ82による固定的な処理のみではなく、マイクロコ
ンピュータの制御によって、固有の処理を実現する必要
がある場合に、かかる割り込み要求を、サブプロセッサ
82ではなく、マイクロコンピュータ613に与えれば
よい。
【0103】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸しない範囲において種々変更可能であ
ることはいうまでもない。
【0104】タイマの本数や、詳細な機能については任
意に設定できる。モード毎に別の割り込み要因フラグを
持ってもよい。モードなどで動作を切り替えず、モード
毎に個別のタイマを持ってもよい。割り込み要因フラグ
や、タイマの本数が多いほど使い勝手がよいことはいう
までもない。
【0105】また、タイマカウンタのビット数や、入力
クロックなどについては、想定する動作周波数、計時範
囲及び分解能に応じて、適当な値を用いればよい。タイ
マを複数持つ場合、入力クロックを生成するプリスケー
ラなどを共通に持ってもよい。
【0106】リードチャネル607は、信号処理用半導
体集積回路610とは別個の半導体集積回路としている
が、それらを単一の半導体集積回路に集積することも可
能である。
【0107】ROM83に代えて、サブプロセッサ82
の処理プログラムを格納したRAMやレジスタ、あるい
はプログラムが展開された論理回路でも良い。
【0108】メモリやバス、あるいは内蔵周辺機能の構
成などマイクロコンピュータの種類についても種々変更
が可能である。
【0109】半導体集積回路の集積度の向上によって、
マイクロコンピュータと単一の半導体集積回路として構
成してもよい。この場合、タイマを、マイクロコンピュ
ータの論理的なブロックの内部に構成してもよい。ホス
トインタフェースなどの信号処理用の論理的なブロック
内部の状態を計時可能であればよい。
【0110】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である再生用
の光ディスクドライブ装置に適用した場合について説明
したが、それに限定されるものではなく、その他のディ
ジタル処理システムにも適用可能である。
【0111】本発明は、少なくとも信号処理回路やホス
トインタフェースを含むことを条件に適用することがで
きる。
【0112】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0113】すなわち、所望状態を特定するための情報
を設定可能なレジスタと、回路動作に応じてクロック信
号をカウントするカウンタと、上記レジスタの出力値と
上記カウンタの出力値とを比較するための比較器と、こ
の比較器の比較結果に基づいて割り込み要求を発生させ
る割り込み要求発生手段とを含んでタイマを構成し、こ
のタイマの出力信号をマイクロコンピュータに対する割
り込み信号とすることで、上記マイクロコンピュータに
おいては、上記タイマで計測が行われる処理に関して、
インターバルタイマに基づくソフトウェア処理が不要に
なるため、その分、マイクロコンピュータにおけるソフ
トウェアによる処理を軽減することができ、それによっ
てシステム開発効率の向上を図ることができる。
【0114】上記ホストインタフェースに含まれるタイ
マは、データ転送中を示す第1ステータス信号とコマン
ド受け付け可能状態を示す第2ステータス信号とに応じ
てモード制御を行うためのモード制御回路と、上記第1
ステータス信号に応じて上記カウンタのカウントアップ
が行われるとき、データ転送が行われる毎に上記カウン
タをクリアすることにより、データ転送が行われない状
態での時間経過の計測を可能にし、上記第2ステータス
信号に応じて上記カウンタのカウントアップが行われる
とき、コマンド入力によって上記カウンタをクリアする
ことにより、コマンドが入力されない状態での時間経過
の計測を可能にするためのカウンタクリア回路とを含ん
で構成することができ、それによって、上記第1ステー
タス信号に応じて上記カウンタのカウントアップが行わ
れる場合には、データ転送が中断してしまったことを割
り込みとして認識でき、また、上記上記第2ステータス
信号に応じて上記カウンタのカウントアップが行われる
場合には、所定時間にコマンドが入力されないことを割
り込みとして認識できる。このようにデータ転送の中断
や、コマンドが入力されないことを認識できるため、そ
れについてのソフトウェアでの処理を不要にすることが
できる。
【0115】上記信号処理回路に含まれるタイマは、バ
ッファメモリへのデータ書き込みを開始するオートバッ
ファリングモードを示す信号に応じて上記カウンタのカ
ウントアップを制御するためのカウント制御手段と、上
記オートバッファリングモードにおけるターゲットアド
レスと、実際の読み出しアドレスとが一致した場合に上
記カウンタをクリアすることにより、上記アドレスの不
一致状態での時間経過の計測を可能にするカウンタクリ
ア回路とを含んで構成することができ、それによれば、
アドレス一致が検出できなかったことを割り込みとして
認識できるので、この割り込み処理で、所要のリトライ
処理などを制御すればよいから、ソフトウェアによるア
ドレス一致検出や判定処理を不要にすることができる。
【0116】そして、予め定められたプログラムに従っ
て回路動作を制御可能なプロセッサと、上記タイマから
発生された割り込み要求を、上記プロセッサと上記マイ
クロコンピュータとに振り分けるための選択回路とを設
けることにより、上記タイマあるいはその他の割り込み
要因を、上記プロセッサに要求するか、上記マイクロコ
ンピュータに要求するかを選択することができる。上記
プロセッサに割り込み要求することで、マイクロコンピ
ュータでのソフトウェアによる負荷を軽減することがで
き、また、マイクロコンピュータに要求することで、プ
ロセッサによる固定的な処理のみではなく、マイクロコ
ンピュータの制御によって、システムや使用者の個別仕
様などに対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体集積回路の一例である信
号処理用半導体集積回路の構成例ブロック図である。
【図2】上記信号処理用半導体集積回路におけるオーデ
ィオ出力回路に含まれるタイマの構成例ブロック図であ
る。
【図3】図2に示されるタイマにおける主要部の動作タ
イミング図である。
【図4】上記信号処理用半導体集積回路における復調回
路に含まれるタイマの構成例ブロック図である。
【図5】図4に示されるタイマにおける主要部の動作タ
イミング図である。
【図6】上記信号処理用半導体集積回路におけるホスト
インタフェース制御回路に含まれるタイマの構成例ブロ
ック図である。
【図7】図6に示されるタイマにおける主要部の動作タ
イミング図である。
【図8】上記信号処理用半導体集積回路を含んで成る光
ディスクドライブ装置の全体的な構成例ブロック図であ
る。
【図9】図8に示される光ディスクドライブ装置の基本
的な動作を示すフローチャートである。
【図10】上記信号処理用半導体集積回路の別の構成例
ブロック図である。
【符号の説明】
10 信号処理回路 20 メモリコントローラ 30 ホストインタフェース 40 低消費電力制御回路 50 マイクロコンピュータインタフェース 101 オーディオ出力回路 102 データストローブ回路 103 復調回路 105 誤り訂正回路 106 サーボ制御回路 301 タスクファイルレジスタ 302 ホストインタフェース制御回路 304 FIFOバッファ 305 パケットコマンドレジスタ TM1,TM2,TM3,TM4 タイマ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を処理するための信号処理回路と、
    ホストシステムとの間で信号のやり取りを可能にするホ
    ストインタフェースと、上記信号処理回路及び上記ホス
    トインタフェースの動作制御を司るマイクロコンピュー
    タとの間で信号のやり取りを可能にするマイクロコンピ
    ュータインタフェースと、を含む半導体集積回路であっ
    て、 上記信号処理回路及び上記ホストインタフェースは、そ
    れぞれ、予め定められた状態を検知して上記マイクロコ
    ンピュータに対する割り込みを発生させるためのタイマ
    を有し、上記タイマは、 所望状態を特定するための情報を設定可能なレジスタ
    と、 回路動作に応じてクロック信号をカウントするカウンタ
    と、 上記レジスタの出力値と上記カウンタの出力値とを比較
    するための比較器と、 上記比較結果の比較結果に基づいて割り込み要求を発生
    させる割り込み要求発生手段と、を含んで成ることを特
    徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 上記ホストインタフェースに含まれるタ
    イマは、 データ転送中を示す第1ステータス信号とコマンド受け
    付け可能状態を示す第2ステータス信号とに応じてモー
    ド制御を行うためのモード制御回路と、 上記第1ステータス信号に応じて上記カウンタのカウン
    トアップが行われるとき、データ転送が行われる毎に上
    記カウンタをクリアすることにより、データ転送が行わ
    れない状態での時間経過の計測を可能にし、上記第2ス
    テータス信号に応じて上記カウンタのカウントアップが
    行われるとき、コマンド入力によって上記カウンタをク
    リアすることにより、コマンドが入力されない状態での
    時間経過の計測を可能にするためのカウンタクリア回路
    と、を含んで成る請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 上記信号処理回路に含まれるタイマは、 バッファメモリへのデータ書き込みを開始するオートバ
    ッファリングモードを示す信号に応じて上記カウンタの
    カウントアップを制御するためのカウント制御手段と、 上記オートバッファリングモードにおけるターゲットア
    ドレスと、実際の読み出しアドレスとが一致した場合に
    上記カウンタをクリアすることにより、上記アドレスの
    不一致状態での時間経過の計測を可能にするカウンタク
    リア回路と、を含んで成る請求項1記載の半導体集積回
    路。
  4. 【請求項4】 予め定められたプログラムに従って回路
    動作を制御可能なプロセッサと、上記タイマから発生さ
    れた割り込み要求を、上記プロセッサと上記マイクロコ
    ンピュータとに振り分けるための選択回路と、を含む請
    求項1乃至3の何れか1項記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 光ディスクの記憶情報を検出するための
    ピックアップと、 上記ピックアップを介して上記光ディスクの記憶情報を
    読み出すためのリードチャネルと、上記光ディスクから
    の情報読み出しに必要な駆動信号を生成するとともに、
    上記リードチャネルの出力信号を処理するための信号処
    理手段と、を含む光ディスクドライブ装置であって、 上記信号処理手段は、請求項1乃至4の何れか1項記載
    の半導体集積回路とされて成ることを特徴とする光ディ
    スクドライブ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7949891B2 (en) * 2005-03-31 2011-05-24 Nec Corporation Timer circuit storing a plurality of time measurements with different sets of measurement time that can be realized by starting the time measurements asynchronously

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7949891B2 (en) * 2005-03-31 2011-05-24 Nec Corporation Timer circuit storing a plurality of time measurements with different sets of measurement time that can be realized by starting the time measurements asynchronously

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