JP2001290453A - メッシュシート並びにメッシュシートの製造方法およびその製造装置 - Google Patents

メッシュシート並びにメッシュシートの製造方法およびその製造装置

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JP2001290453A
JP2001290453A JP2000105116A JP2000105116A JP2001290453A JP 2001290453 A JP2001290453 A JP 2001290453A JP 2000105116 A JP2000105116 A JP 2000105116A JP 2000105116 A JP2000105116 A JP 2000105116A JP 2001290453 A JP2001290453 A JP 2001290453A
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Yoshiki Minowa
嘉樹 美濃羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼着作業が容易であると共に、埃の付着や表
面の損傷を防ぐことができ、且つ破れなどに強いメッシ
ュシート並びにメッシュシートの製造方法およびその製
造装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 室内外を隔てる透明なガラスに貼着さ
れ、全域に多孔状に穿孔されたメッシュ(孔部分N)に
より、室外から印刷された情報画像が視認可能であって
且つ室内から室外側が透視可能なメッシュシートSにお
いて、情報画像を印刷した記録媒体Pの記録面およびそ
の逆側の非記録面のいずれか一方の面に、粘着材層Pb
を介して貼着した剥離紙Paと、メッシュを含め、他方
の面を覆うように設けたラミネート層Lとを備えたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内外を隔てる透
明なガラスに貼着され、室外から印刷された情報画像が
視認可能であって且つ室内から室外側景色が透視可能な
メッシュシート並びにメッシュシートの製造方法および
その製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のメッシュシートとして、
例えば特開平3−177886号公報に記載のものが知
られている。このメッシュシートは、多孔状にメッシュ
が穿孔されたポリマーラミネートフィルムにシルクスク
リーン印刷にて情報画像を印刷し、さらに情報画像が印
刷された記録面側にスプレー接着剤を塗布して、ガラス
表面に貼着可能にしたものである。このメッシュシート
を例えば車両側面の透明なガラスに貼着すると、車外か
らは印刷された情報画像が視認可能であり、且つ車内か
らは車外側景色が透視可能であるため、車窓からの視界
を妨げることなく、効率的な広告効果が得られるといっ
た利点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のメッ
シュシートは、情報画像が印刷された記録面側にスプレ
ー接着剤を直接塗布してガラス表面に貼着しているた
め、貼着作業が煩雑になるといった問題があった。ま
た、メッシュシートの全域に多数の孔が穿孔されている
ため、貼着作業などにおいて破れ易く、且つ貼着後はこ
の孔に埃などが蓄積し、汚れが目立ってしまっていた。
特に屋外で使用される場合は、風雨に晒されて孔に雨水
がたまり、透視性が損なわれるといった問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであり、貼着作業が容易であると共に、埃の
付着や表面の損傷を防ぐことができ、且つ破れなどに強
いメッシュシート並びにメッシュシートの製造方法およ
びその製造装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のメッシ
ュシートは、室内外を隔てる透明なガラスに貼着され、
全域に多孔状に穿孔されたメッシュにより、室外から印
刷された情報画像が視認可能であって且つ室内から室外
側が透視可能なメッシュシートにおいて、情報画像を印
刷した記録媒体の記録面およびその逆側の非記録面のい
ずれか一方の面に、粘着材層を介して貼着した剥離紙
と、メッシュを含め、他方の面を覆うように設けたラミ
ネート層とを備えたことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、情報画像を印刷した記
録媒体の記録面およびその逆側の非記録面のいずれか一
方の面に粘着材層を介して貼着した剥離紙を備えている
ため、室内外を隔てる透明なガラスに貼着する場合、剥
離紙を剥がしてガラスに押し当てるだけで容易に貼着す
ることができる。しかも、室内側および室外側のいずれ
からもメッシュシートを貼着することができる。また、
メッシュを含め、他方の面を覆うように設けたラミネー
ト層を備えたことにより、メッシュを構成する孔が閉塞
されるため、埃の蓄積や表面の損傷を防ぐことができる
と共に破れなどに強いものとすることができる。
【0007】請求項2に記載のメッシュシートの製造方
法は、室内外を隔てる透明なガラスに貼着され、室外か
ら印刷された情報画像が視認可能であって且つ室内から
室外側が透視可能なメッシュシートの製造方法におい
て、全域に多孔状にメッシュが穿孔された剥離紙付きの
記録媒体を用い、記録媒体の記録面に情報画像を印刷す
る印刷工程と、印刷工程の後、記録面にラミネート処理
を施すラミネート工程とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載のメッシュシートの
製造装置は、室内外を隔てる透明なガラスに貼着され、
室外から印刷された情報画像が視認可能であって且つ室
内から室外側が透視可能なメッシュシートの製造装置に
おいて、全域に多孔状にメッシュが穿孔された剥離紙付
きの記録媒体を導入する記録媒体導入手段と、導入した
記録媒体の記録面に情報画像を印刷する印刷手段と、印
刷後の記録面にラミネートフィルムを貼着するラミネー
ト手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】これらの構成によれば、予め全域に多孔状
にメッシュが穿孔された剥離紙付きの記録媒体を導入す
るため、装置構成を簡単にすることができる。また、印
刷後、記録面にラミネートフィルムを貼着するため、メ
ッシュを構成する孔が閉塞され、埃の付着や表面の損傷
を防ぐことができると共に破れなどに強いものとするこ
とができる。
【0010】請求項3に記載のメッシュシートの製造方
法は、室内外を隔てる透明なガラスに貼着され、室外か
ら印刷された情報画像が視認可能であって且つ室内から
室外側が透視可能なメッシュシートの製造方法におい
て、剥離紙付きの記録媒体を用い、記録媒体の記録面に
情報画像を印刷する印刷工程と、印刷工程の後、記録媒
体の全域に多孔状にメッシュを穿孔するメッシュ形成工
程と、メッシュ形成工程の後、記録面にラミネート処理
を施すラミネート工程とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載のメッシュシートの
製造装置は、室内外を隔てる透明なガラスに貼着され、
室外から印刷された情報画像が視認可能であって且つ室
内から室外側が透視可能なメッシュシートの製造装置に
おいて、剥離紙付きの記録媒体を導入する記録媒体導入
手段と、導入した記録媒体の記録面に情報画像を印刷す
る印刷手段と、印刷後の記録媒体の全域に多孔状にメッ
シュを穿孔する穿孔手段と、穿孔後の記録面にラミネー
トフィルムを貼着するラミネート手段とを備えたことを
特徴とする。
【0012】これらの構成によれば、印刷後、記録媒体
の全域に多孔状にメッシュを穿孔するため、予めメッシ
ュが穿孔された記録媒体を用いなくとも、普通紙などを
用いてメッシュシートを製造することができる。このた
め、ユーザが自ら容易にメッシュシートを製造すること
ができる。また、印刷後にメッシュを穿孔するため、印
刷の際、インクの塗布による目詰まりを防ぐことができ
る。また、印刷後、記録面にラミネートフィルムを貼着
するため、埃の付着や表面の損傷を防ぐことができると
共に破れなどに強いものとすることができる。
【0013】請求項4または5に記載のメッシュシート
の製造装置は、印刷手段がインクジェットプリンタであ
ることが好ましい。
【0014】この構成によれば、印刷手段がインクジェ
ットプリンタで構成されるため、情報画像を歪むことな
く正確に印刷することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係るメッシュシート並びにメッシュシ
ートの製造方法およびその製造装置について説明する。
このメッシュシートSは、室内外を隔てる透明なガラス
に貼着されて利用されるものである。例えば、室内外を
隔てる透明なガラスに貼着すると、図1(a)に示すよ
うに、室外からは印刷された情報画像が視認可能であ
り、且つ同図(b)に示すように、室内からは室外側景
色が透視可能であるため、視界を妨げることなく、効率
的な広告効果が得られるといった利点を有する。
【0016】図2(a)に示すように、記録媒体Pは、
剥離紙Paと、剥離紙Paの表側に配設された粘着材層
Pbと、粘着材層Pbの表側に配設された基材Pcと、
基材Pcの表側に配設された受像層Pdとからなり、受
像層Pdが記録媒体Pの記録面を構成している。なお、
粘着材層Pb、基材Pcおよび受像層Pdは、予め多孔
状にメッシュ(孔部分N)が穿孔されている。剥離紙P
aには、ポリエチレンラミネート紙やグラシン紙等にシ
リコーン化合物を塗布したものが用いられ、粘着材層P
bには、エマルジョン型粘着材やホットメルト型粘着材
等が用いられる。貼着する際は、剥離紙Paを剥がして
粘着材層Pbをガラスに押し当てることにより容易に貼
着することができる。また、基材PcはPET(ポリエ
チレンテレフタレート)や紙が用いられ、受像層Pdは
吸収性のよい多孔質顔料や親水性ポリマー等を用いて、
一旦吸収されたインクが逆戻りしない構造となってい
る。
【0017】次に、図3を参照して、本発明の第一実施
形態に係るメッシュシートSの製造装置1について説明
する。メッシュシートSの製造装置1は、箱形の装置ケ
ース2で外殻を形成した装置本体の内部に、記録媒体P
を送り経路5に導入する記録媒体導入部10と、導入さ
れた記録媒体P上に情報画像を印刷する情報画像印刷部
20と、情報画像が印刷された記録媒体Pの記録面にラ
ミネート処理を施すラミネート貼着部30と、製造装置
内の各部を統括制御するPC40とを備えている。ま
た、装置ケース2の記録媒体導入部10側には、記録媒
体Pを導入するための導入口3が形成され、ラミネート
貼着部30のラミネートフィルム供給装置31側にはラ
ミネートフィルムLを供給するための供給口4が形成さ
れている。また、ラミネート貼着部30の送り経路5端
部付近には、記録媒体Pを排出するための排出口6が形
成されている。以下、各構成部について詳述する。
【0018】記録媒体導入部10は、単票紙の状態で積
層された記録媒体Pを、情報画像印刷部20に向けて1
枚ずつ導入する部分であり、駆動源となる導入モータ1
1と、導入モータ11により回転する導入ローラ12
と、記録媒体Pを情報画像印刷部20に導入するための
導入プレート13とを有している。導入プレート13
は、先端部側が前下がりに傾斜し、尾端部側が導入口3
に臨んでいる。導入ローラ12は、ローラ本体12aの
外周面の一部に平坦な押さえ面12bを有する異形ロー
ラであり、導入プレート13上に積層した多数枚の記録
媒体Pを、情報画像印刷部20に向かって1枚ずつ送り
込むようになっている。なお、導入プレート13に代え
て、記録媒体Pを収容する導入カセットを着脱自在に装
着するようにしてもよい。また、単票紙に代えて、長尺
状の記録媒体Pを巻回させてロール紙状にしたものを適
宜カットして導入するようにしてもよい。
【0019】続いて、記録媒体Pに対して情報画像を印
刷する部分である情報画像印刷部20について説明す
る。情報画像印刷部20は、往復動するヘッドユニット
201を備えた印刷装置21と、記録媒体Pを印刷装置
21に臨ませるようにして先方に送る送り装置22と、
これらの装置21,22を制御するコントローラ23と
を有している。記録媒体導入部10から送られてくる記
録媒体Pは、送り装置22に受け渡され、印刷装置21
の下側近傍を通過する際に情報画像が印刷される。
【0020】印刷装置21は、インクジェットで構成さ
れ、ヘッドユニット201と、駆動源となるキャリッジ
モータ202と、キャリッジモータ202の回転を受け
てヘッドユニット201を上下方向に往復動させるユニ
ット移動機構203とからなる。ヘッドユニット201
は、下面にノズルを有するインクジェットヘッド205
と、インクジェットヘッド205にインクを供給するイ
ンクカートリッジ206と、インクジェットヘッド20
5を保持すると共にインクカートリッジ206を着脱自
在に装着したキャリッジ207とを備えている。なお、
インクカートリッジ206には、イエロー、マゼンタ、
シアンおよびブラック(黒色)のインクが充填されてお
り、フルカラー印刷がなされるよう構成されていること
が好ましい。
【0021】ユニット移動機構203は、両端を図示し
ないフレームに指示されたキャリッジガイド軸208
と、キャリッジガイド軸208と平行に延在するタイミ
ングベルト209とを有している。キャリッジ207
は、キャリッジガイド軸208に往復動自在に支持され
ており、またキャリッジ207はタイミングベルト20
9の一部に固定されている。キャリッジモータ202に
より、プーリを介してタイミングベルト209が正逆走
行することで、キャリッジガイド軸208に案内されて
ヘッドユニット201が往復動する。そして、この往復
動の際に、インクジェットヘッド205から適宜インク
が吐出されて、記録媒体Pへの印刷が行われる。なお、
この場合、インクジェットヘッド205のみならず、記
録媒体Pをインクジェットヘッド205に対して相対的
に主走査方向および副走査方向に移動させるようにして
もよい。
【0022】送り装置22は、駆動源となる送りモータ
211と、送りモータ211により回転する送りローラ
212とを有し、送りローラ212は印刷装置21を挟
んで記録媒体Pの送り方向の上流側に配設した送り込み
ローラ213と、下流側に配設した排紙ローラ214と
で構成されている。
【0023】コントローラ23は、いずれも図示しない
が、印刷装置21を制御する制御プログラムや処理プロ
グラムなどを記憶しているROMと、各装置21,22
を相互に関連して動作するように制御するCPUと、入
力装置により入力された情報画像データやCPUの処理
結果を一時的に記憶しているRAMとで構成されてい
る。
【0024】記録媒体導入部10より導入されてきた記
録媒体Pは、コントローラ23により駆動される送り装
置22により、印刷装置21のインクジェットヘッド2
05に臨む位置まで搬送される。搬送された記録媒体P
は、図示しない入力装置により入力された情報画像デー
タにしたがってインクジェットヘッド205が往復動す
ることにより、インクが吐出される。印刷部分Pに吐出
されたインクは受像層Pdに吸収され、孔部分Nに吐出
されたインクは、剥離紙Paに塗着される。孔部分Nに
塗着されたインクは、貼着される際、剥離紙と共に剥離
され、この孔部分NがメッシュシートSの孔となる。印
刷が完了した記録媒体Pは、送り装置22によりラミネ
ート貼着部30へ送られる。
【0025】次に、情報画像を印刷された記録媒体Pに
対して、ラミネート処理を施すラミネート貼着部30に
ついて説明する。ここでは記録媒体Pの記録面に対し
て、図2(b)に示すように、ラミネートフィルム(ラ
ミネート層)Lを貼着する。ラミネートフィルムLは、
ラミネートフィルム基材Lbと、ラミネートフィルム基
材Lbの裏側に配設された粘着材層Laとからなる。ラ
ミネートフィルム基材Lbは16〜38μm厚程度の透
光性のフィルムで構成されている。このラミネートフィ
ルムLを記録媒体Pに貼着することにより、メッシュを
構成する孔部分Nが閉塞されるため、埃の蓄積や表面の
損傷を防ぐことができると共に破れなどに強いものとす
ることができる。なお、ラミネートフィルムLは透明で
あることが好ましい。
【0026】ラミネート貼着部30は、ラミネートフィ
ルム供給装置31と、ラミネート貼着装置32と、これ
らの装置31,32を制御するコントローラ33とを有
している。情報画像印刷部20から送られてくる記録媒
体Pは、送り装置を兼ねたラミネート貼着装置32に受
け渡され、ラミネート貼着装置32を通過する際にラミ
ネートフィルムLが熱圧着により貼着され、ラミネート
フィルムLが貼着された記録媒体Pは、排出口6より排
出される。
【0027】ラミネートフィルム供給装置31は、記録
媒体Pと同サイズの単票紙の状態で積層されたラミネー
トフィルムLを、ラミネート貼着装置32に向けて1枚
ずつ導入する部分であり、駆動源となる導入モータ31
1と、導入モータ311により回転する導入ローラ31
2と、ラミネートフィルムLをラミネート貼着装置32
に導入するための導入プレート313とを有している。
導入プレート313は、先端部側が前下がりに傾斜し、
尾端部側が供給口4に臨んでいる。導入ローラ312
は、ローラ本体312aの外周面の一部に平坦な押さえ
面312bを有する異形ローラであり、導入プレート3
13上に積層した多数枚のラミネートフィルムLを、ラ
ミネート貼着装置32に向かって1枚ずつ送り込むよう
になっている。なお、記録媒体導入部10と同様、導入
プレート313に代えて、ラミネートフィルムLを収容
する導入カセットを着脱自在に装着するようにしてもよ
い。また、単票紙に代えて、長尺状のラミネートフィル
ムを巻回させてロール紙状にしたものを適宜カットして
導入するようにしてもよい。
【0028】ラミネート貼着装置32は、フリーローラ
321aおよび駆動ローラ321bを上下に配設してな
るラミネートローラ321と、駆動ローラ321bを回
転駆動させるラミネートモータ322と、ラミネートロ
ーラ321の近傍に配設した記録媒体ガイド323およ
びラミネートフィルムガイド324とを備えている。フ
リーローラ321aは、図外のばねなどにより駆動ロー
ラ321b側に付勢され、且つ内蔵するヒータ325に
よりラミネートフィルムLを記録媒体Pに熱圧着する。
また、駆動ローラ321bは、周辺にゴムなどの弾性体
を巻回した弾性ローラであり、記録媒体Pとラミネート
フィルムLとを良好に貼着できるようになっている。な
お、ラミネートローラ321は、記録媒体Pおよびラミ
ネートフィルムLを貼着するラミネートフィルム貼着手
段と、記録媒体Pをラミネート貼着装置に臨ませるよう
にして先方に送る送り手段とを兼ねている。
【0029】コントローラ33は、いずれも図示しない
が、ラミネートフィルム供給装置31およびラミネート
貼着装置32を制御する制御プログラムや処理プログラ
ムなどを記憶しているROMと、各装置31,32を相
互に関連して動作するように制御するCPUと、CPU
の処理結果を一時的に記憶しているRAMとで構成され
ている。
【0030】情報画像印刷部20から送られてくる記録
媒体Pは、コントローラ33により駆動されるラミネー
ト貼着装置32に受け渡され、フリーローラ321aが
駆動ローラ321bとの間に記録媒体Pおよびラミネー
トフィルムLを挟み込むようにしてこれらを押圧する。
そして、この状態でラミネートモータ322が回転する
ことにより、フリーローラ321aと駆動ローラ321
bとの間に挟み込まれた記録媒体Pとラミネートフィル
ムLとが熱圧着されながら先方に送られる。また、この
送りの際に、記録媒体Pは送り経路5沿いに記録媒体ガ
イド323に案内され、同様にラミネートフィルムLは
フリーローラ321a付近に配設されたラミネートフィ
ルムガイド324に案内されてラミネートローラ321
に導かれる。
【0031】ラミネートフィルムLが貼着された記録媒
体Pは、さらに先方に送られて、排出口6から排出され
る。排出された記録媒体Pは、剥離紙Paを剥がして、
室内外を隔てる透明なガラスに貼着され、図1(a)に
示すように、室外からは印刷された情報画像が視認可能
であって、且つ同図(b)に示すように室内からは室外
側景色が透視可能なメッシュシートSとして利用され
る。
【0032】以上、説明したとおり、本発明の第一実施
形態によれば、予め全域に多孔状にメッシュが穿孔され
た剥離紙付きの記録媒体Pを導入するため、装置構成を
簡単にすることができる。また、印刷後、記録面にラミ
ネートフィルムLを貼着するため、メッシュを構成する
孔部分Nが閉塞され、埃の付着や表面の損傷を防ぐこと
ができると共に破れなどに強いものとすることができ
る。
【0033】次に、図4および図5を参照して、本発明
の第二実施形態について説明する。本発明の第二実施形
態に係るメッシュシートSの製造装置7は、印刷処理
後、記録媒体Pの全域に多孔状にメッシュ(孔部分N)
を穿孔するメッシュ穿孔部50を設けたものである。し
たがって、予めメッシュが穿孔された記録媒体Pを用い
なくとも、普通紙などを用いてメッシュシートSを製造
することができる。本実施形態において用いられる記録
媒体Pは、図4(a)に示すように、剥離紙Paと、剥
離紙Paの表側に配設された粘着材層Pbと、粘着材層
Pbの表側に配設された基材Pcと、基材Pcの表側に
配設された受像層Pdとからなり、受像層Pdが記録媒
体Pの記録面を構成している。
【0034】ここで、本発明の第二実施形態に係るメッ
シュシートSの製造装置7について説明するが、メッシ
ュ穿孔部50以外の構成部については、第一実施形態と
共通であるため、ここではメッシュ穿孔部50について
のみ説明する。メッシュ穿孔部50は、図5に示すよう
に、穿孔装置51と、情報画像印刷部20から送られた
記録媒体Pを穿孔装置51に臨ませるようにして先方に
送る送り装置52と、これらの装置51,52を制御す
るコントローラ53とを有している。情報画像印刷部2
0から送られてくる記録媒体Pは、送り装置52に受け
渡され、穿孔装置51を通過する際にメッシュが穿孔さ
れ、メッシュが穿孔された記録媒体Pは、続くラミネー
ト貼着部30へ送られる。
【0035】穿孔装置51は可動穿孔刃54aと固定穿
孔刃54bとを有する穿孔機構54と、可動穿孔刃54
aを固定穿孔刃54bに向かって押圧するプレス機構5
5とからなる。固定穿孔刃54bは、可動穿孔刃54a
が貫通する貫通孔56が形成された受け刃で構成され、
可動穿孔刃54aの穿孔位置に対応して配設されてい
る。情報画像印刷部20から送られてきた記録媒体P
は、穿孔機構54を通過する際に一旦停止し、静止状態
でプレス機構55により可動穿孔刃54aが送り経路5
(記録媒体P)を貫通して突出されることにより、全面
にメッシュ(孔部分N)が穿孔される。なお、穿孔機構
54にはその孔の径や配置パターンの異なる複数種のも
のが用意され、適宜変更可能となっている。
【0036】送り装置52は、駆動源となる送りモータ
521と、送りモータ521により回転する送りローラ
522とを有し、送りローラ522は穿孔装置51を挟
んで記録媒体Pの送り方向の上流側に配設した送り込み
ローラ523と、下流側に配設した排紙ローラ524と
で構成されている。
【0037】コントローラ53は、いずれも図示しない
が、穿孔装置51を制御する制御プログラムや処理プロ
グラムなどを記憶しているROMと、各装置51,52
を相互に関連して動作するように制御するCPUと、C
PUの処理結果を一時的に記憶しているRAMとで構成
されている。
【0038】情報画像印刷部20から送られてくる記録
媒体Pは、図示しない検出センサにより記録媒体Pの端
が検出されると、コントローラ53により駆動される送
り装置52により穿孔装置51に受け渡され、穿孔機構
54の間を通過する際に一旦停止される。静止状態とな
った記録媒体Pは、穿孔機構54の複数の可動穿孔刃5
4aが送り経路5(記録媒体P)を貫通して突出し、さ
らに突出した可動穿孔刃54aが固定穿孔刃54bの貫
通孔56を貫通することにより、全面にメッシュ(孔部
分N)が穿孔される。
【0039】メッシュが穿孔された記録媒体Pは、ラミ
ネート装着部30へ送られて、ラミネートフィルムLが
貼着される。ラミネートフィルムLが装着された記録媒
体Pは、図4(b)に示すとおりであり、メッシュを構
成する孔部分Nが、ラミネートフィルム基材Lbと、ラ
ミネートフィルム基材Lbの裏側に配設された粘着材層
LaとからなるラミネートフィルムLにより閉塞された
状態となる。
【0040】以上、説明したとおり、本発明の第二実施
形態によれば、予め全域に多孔状にメッシュが穿孔され
た記録媒体Pを用いなくとも、普通紙などを用いて、ユ
ーザが自ら容易にメッシュシートSを製造することがで
きる。また、印刷後にメッシュを穿孔するため、印刷の
際、インクの塗布による目詰まりを防ぐことができる。
また、印刷後、記録面にラミネートフィルムLを貼着す
るため、埃の付着や表面の損傷を防ぐことができると共
に破れなどに強いものとすることができる。
【0041】なお、ラミネートフィルムLの表面側に接
着剤を塗布して、メッシュシートSを室内側から貼着
し、室外側から視認可能にしてもよい。この構成によれ
ば、メッシュシートSを室内側から貼着することができ
るため、風雨による劣化を防ぐことができる。
【0042】また、印刷手段をインクジェットプリンタ
に限らず、溶融型熱転写プリンタや昇華型熱転写プリン
タで構成するようにしても良い。これによれば、装置構
成を小型化できると共に、記録媒体として塩化ビニール
等を用いた場合の印刷が容易になる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明のメッシュシート
並びにメッシュシートの製造方法およびその製造装置に
よれば、印刷後、記録面にラミネートフィルムを貼着す
るため、メッシュを構成する孔が閉塞され、埃の付着や
表面の損傷を防ぐことができると共に破れなどに強いも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメッシュシートの表裏図およびこれら
の拡大図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るメッシュシートの積
層構造を模式的に示した側面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るメッシュシートの製
造装置を模式的に示した説明図である。
【図4】本発明の第二実施形態に係るメッシュシートの
積層構造を模式的に示した側面図である。
【図5】本発明の第二実施形態に係るメッシュシートの
製造装置を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
1 製造装置 20 情報画像印刷部 30 ラミネート装着部 31 ラミネートフィルム供給装置 32 ラミネート貼着装置 40 PC 50 メッシュ穿孔部 51 穿孔装置 54 穿孔機構 55 プレス機構 L ラミネートフィルム N 孔部分 P 記録媒体 S メッシュシート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内外を隔てる透明なガラスに貼着さ
    れ、全域に多孔状に穿孔されたメッシュにより、室外か
    ら印刷された情報画像が視認可能であって且つ室内から
    室外側が透視可能なメッシュシートにおいて、 前記情報画像を印刷した前記記録媒体の記録面およびそ
    の逆側の非記録面のいずれか一方の面に、粘着材層を介
    して貼着した剥離紙と、 前記メッシュを含め、他方の面を覆うように設けたラミ
    ネート層とを備えたことを特徴とするメッシュシート。
  2. 【請求項2】 室内外を隔てる透明なガラスに貼着さ
    れ、室外から印刷された情報画像が視認可能であって且
    つ室内から室外側が透視可能なメッシュシートの製造方
    法において、 全域に多孔状にメッシュが穿孔された剥離紙付きの記録
    媒体を用い、 前記記録媒体の記録面に情報画像を印刷する印刷工程
    と、 前記印刷工程の後、前記記録面にラミネート処理を施す
    ラミネート工程とを備えたことを特徴とするメッシュシ
    ートの製造方法。
  3. 【請求項3】 室内外を隔てる透明なガラスに貼着さ
    れ、室外から印刷された情報画像が視認可能であって且
    つ室内から室外側が透視可能なメッシュシートの製造方
    法において、 剥離紙付きの記録媒体を用い、 前記記録媒体の記録面に情報画像を印刷する印刷工程
    と、 前記印刷工程の後、前記記録媒体の全域に多孔状にメッ
    シュを穿孔するメッシュ形成工程と、 メッシュ形成工程の後、前記記録面にラミネート処理を
    施すラミネート工程とを備えたことを特徴とするメッシ
    ュシートの製造方法。
  4. 【請求項4】 室内外を隔てる透明なガラスに貼着さ
    れ、室外から印刷された情報画像が視認可能であって且
    つ室内から室外側が透視可能なメッシュシートの製造装
    置において、 全域に多孔状にメッシュが穿孔された剥離紙付きの記録
    媒体を導入する記録媒体導入手段と、 導入した前記記録媒体の記録面に前記情報画像を印刷す
    る印刷手段と、 印刷後の前記記録面にラミネートフィルムを貼着するラ
    ミネート手段とを備えたことを特徴とするメッシュシー
    トの製造装置。
  5. 【請求項5】 室内外を隔てる透明なガラスに貼着さ
    れ、室外から印刷された情報画像が視認可能であって且
    つ室内から室外側が透視可能なメッシュシートの製造装
    置において、 剥離紙付きの記録媒体を導入する記録媒体導入手段と、 導入した前記記録媒体の記録面に前記情報画像を印刷す
    る印刷手段と、 印刷後の前記記録媒体の全域に多孔状にメッシュを穿孔
    する穿孔手段と、 穿孔後の前記記録面にラミネートフィルムを貼着するラ
    ミネート手段とを備えたことを特徴とするメッシュシー
    トの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷手段がインクジェットプリンタ
    であることを特徴とする請求項4または5に記載のメッ
    シュシートの製造装置。
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JP2014529364A (ja) * 2011-07-08 2014-11-06 コントラ ビジョン リミテッド 視覚制御パネルを形成するための開口有孔材料及び画像化の方法

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