JP2001290002A - 表示装置用反射防止フィルター - Google Patents

表示装置用反射防止フィルター

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JP2001290002A
JP2001290002A JP2000102413A JP2000102413A JP2001290002A JP 2001290002 A JP2001290002 A JP 2001290002A JP 2000102413 A JP2000102413 A JP 2000102413A JP 2000102413 A JP2000102413 A JP 2000102413A JP 2001290002 A JP2001290002 A JP 2001290002A
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Hideaki Hanaoka
英章 花岡
Hirofumi Kondo
洋文 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の表示部の耐磨耗性の向上を図る。 【解決手段】 ガラス基材上に形成する表示装置用反射
防止フィルター100において、SiO2 を含む少なく
とも一層の反射防止層102と、末端にアルコキシシラ
ン基を有しかつパーフルオロポリエーテル基を有する化
合物に、SiO2と相互作用が小である化合物を添加し
て生成される組成物による材料層103が形成されてな
る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置用反射防
止フィルターに係わる。
【0002】
【従来の技術】透明材料、例えばガラスを通して物を見
る場合に、ガラス面での反射光が強いために反射像が明
瞭であると、見る者に対して煩わしさを与える場合が多
い。例えば、眼鏡用レンズにおいては、いわゆるゴース
ト、フレア等と呼ばれる反射像を生じて、見る者に不快
感を与えたりする。また、ルッキングガラスなどにおい
ては、ガラス面上の反射した光のために、内容物が視覚
的に判然しない場合がある等の問題ある。
【0003】このような反射による視覚を妨げる等の問
題を解決するべく、反射を防止するために、基材上に基
材と屈折率の異なる材料を、真空蒸着法等によって被覆
して反射防止層を形成させる方法が、従来から提案され
てきた。この方法においては、基材上に形成する反射防
止層の厚さを最適な値に設定することが、反射防止効果
を高めるために必要であることが知られている。
【0004】例えば、この反射防止層を単層構造とする
場合には、下層の基材より、低屈折率の材料用いて、か
つ光学的膜厚を対象とする光波長の1/4ないしはその
奇数倍に選択することが、反射率を極小とし、すなわち
透過率を極大とするために有効であることが知られてい
る。ここで、光学的膜厚とは、被膜形成材料の屈折率と
該被膜の膜厚の積で与えられるものである。
【0005】また、反射防止層を多層構造とすることも
提案されており、この場合には、反射防止層の膜厚の選
択に関しても、種々の提案がなされている(光学技術コ
ンタクト Vol.9 No.8, p17(1971) )。
【0006】一方、特開昭58−46301号公報、お
よび特開昭59−49501号公報には、上記光学的膜
厚の条件を満足させる多層構造の反射防止層、液状組成
物を用いて形成させる方法についての提案がなされてい
る。また、近年においては、軽量で安全かつ取扱いに便
利な長所を活かして、プラスチックを基材に用いた反射
防止性を有する光学物品が提案されており、実用化され
ている。そして、その多くにおいては、表面に、二酸化
珪素を有する材料による反射防止層が形成されているも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような基材上に真空蒸着法によって反射防止層を形成
する場合、この反射防止層の材料としては、主に、無機
酸化物、あるいは無機ハロゲン化物が用いられている。
基材としてガラスを用いた場合には、その上層の反射防
止層は高い表面硬度をもつが、一方のおいては使用者に
よる手垢や指紋、汗、ヘアーリキッド、ヘアースプレー
等により汚れが付着した場合に汚れが目立ちやすく、さ
らにはこの汚れを除去しにくいという問題を有してい
る。
【0008】また、このような反射防止層は、表面の滑
りが悪いため、目立つ傷がつきやすく、また、水に対す
る濡れ性が大きいため、雨滴やその他の水分の飛沫が付
着した場合に、大きな跡が尽きやすく、特に、眼鏡レン
ズを通して見た場合には、大面積にわたって物体が歪ん
で見える等の問題があった。
【0009】上記特開昭58−46301号公報、およ
び上記特開昭59−49501号公報、また特開昭59
−50401号公報において記載されている反射防止層
においても、高い表面硬度を付与するために、最表層中
にシリカ微粒子などに代表される無機物を30〔重量
部〕以上含有させる技術が記載されているが、このよう
な組成から得られる反射防止層は、表面の滑りが悪くな
ってしまい、布等による摩擦によって、傷が付きやす
く、また傷も目立つものになるという問題点を有してい
る。
【0010】上述したような問題点を改良するために、
各種の表面処理剤が提案されており、市販されている。
しかしこれらはいずれも水や各種の溶剤によって溶解し
てしまうので、表面処理を施しても永続性がなく、耐久
性に乏しいものであった。
【0011】また、特開平3−266801号公報に
は、撥水性を付与するために、フッ素系樹脂層を形成す
る技術の提案がなされている。しかしながら、フッ素系
樹脂を用いることによって撥水性を付与することはでき
るが、表面の摩擦あるいは磨耗に対しての耐久性に関し
ては、いまだに満足な結果が得られていない。
【0012】表面の摩擦あるいは磨耗に対しての耐久性
と、耐汚染性に関しての解決を図るために、パーフルオ
ロポリエーテル化合物によって表面処理を施すことが提
案されている(特願平7−224063号)。しかしこ
の特願平7−224063号に提案された技術において
は、表面処理剤の化学的な安定性が不充分であり、例え
ば溶剤による処理等によって、その表面の反射防止効果
が著しく低下するという問題を有している。
【0013】また、特開平9−61605号公報には、
パーフルオロポリエーテル基を有するアルコキシシラン
化合物で被覆することによって反射防止性を有する表示
装置用フィルターの耐磨耗性、あるいは耐汚染性の問題
を解決する技術が提案されている。この特開平9−61
605号公報に提案されている技術においては、反射防
止層の下層のガラス中のSiO2 成分と、反射防止層を
形成するための材料とで相互作用を持たせるために、ア
ルコキシシラン基を分子構造中に含ませて、SiO 2
分と強固な結合を形成させたものである。
【0014】しかしながら、この特開平9−61605
号公報において提案されている反射防止層においても、
耐磨耗性の観点から考察すれば、いまだその特性におい
て改善の余地がある。すなわち、特開平9−61605
号公報において提案されている反射防止層においては、
アルコキシシラン化合物が、SiO2 成分と化学的な反
応を起こすために、この材料の表面による移動性がない
ため、実際に摩擦接触が起こったときに、その部分にお
いてこの材料が取り除かれてしまった場合にその周辺か
ら材料移動による修復がなされないためであると考えら
れる。
【0015】そこで、本発明者は、鋭意研究を重ね、上
述した問題の解決を図る表示装置用反射防止フィルター
を提案するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置用反射
防止フィルターは、ガラス基材上に形成する表示装置用
反射防止フィルターであり、その構造は、SiO2 を含
む少なくとも一層の反射防止層を有し、この反射防止層
上に、末端にアルコキシシラン基を有し、かつパーフル
オロポリエーテル基を有する下記〔化2〕に示す化合物
に、SiO2 と相互作用が小である化合物を添加して生
成される組成物による材料層が形成されてなるものとす
る。
【化2】Rf COR1 −R2 −Si(OR3 3 (Rf は、パーフルオロポリエーテル基を示す。R
1 は、O,NH,Sのいずれかを示す。R2 は、アルキ
レン鎖を示す。R3 はアルキル基を示す。)
【0017】本発明の表示装置用反射防止フィルターに
よれば、SiO2 を含む少なくとも一層の反射防止層上
に、末端にアルコキシシラン基を有し、かつパーフルオ
ロポリエーテル基を有する上記〔化2〕に示す化合物
に、SiO2 と相互作用が小である化合物を添加して生
成される組成物による材料層の形成を行ったので、材料
層の、反射防止層上でのミクロ的な流動がなされ、材料
層表面で摩擦接触が起こったときに、その部分において
この材料が取り除かれてしまった場合においても、その
周辺から材料移動による修復がなされ、表示装置表面の
耐磨耗性の向上を図られる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の表示装置用反射防止フィ
ルターは、ガラス基材上に形成する表示装置用反射防止
フィルターであり、その構造は、SiO2 を含む少なく
とも一層の反射防止層を有し、この反射防止層上に、末
端にアルコキシシラン基を有しかつパーフルオロポリエ
ーテル基を有する下記〔化3〕に示す化合物に、SiO
2 と相互作用が小である化合物を添加して生成される組
成物による材料層が形成されてなるものとする。
【化3】Rf COR1 −R2 −Si(OR3 3 (Rf は、パーフルオロポリエーテル基を示す。R
1 は、O,NH,Sのいずれかを示す。R2 は、アルキ
レン鎖を示す。R3 はアルキル基を示す。)
【0019】以下に本発明の表示装置用反射防止フィル
ターについての実施の形態を一例を挙げて説明するが、
本発明の表示装置用反射防止フィルターは、以下に説明
するものに限定されるものではない。
【0020】先ず、本発明の表示装置用反射防止フィル
ター100を適用する対象の例として、図1に、陰極線
管(以下CRTと呼ぶ)例えばモノクロームCRTを用
いた表示装置1の要部の基本的構成を示す。この図1に
おいて、CRT1aは、内部が真空に保たれ、内面に蛍
光体が塗布されたパネル部2と、内面に設けられた導電
膜により電子ビーム走行空間を等電位に保つと共に、外
面の導電膜との間で高耐電圧の平滑コンデンサを形成す
るファンネル部3と、電子銃6が内部に設けられたネッ
ク部5とを有してなる。
【0021】端子12を介して供給されたビデオ信号V
Dは、ビデオ増幅器10にて増幅され、電子銃6に送ら
れる。この電子銃6からはビデオ信号VDに応じた電子
ビームebが発射される。また、偏向回路11は、ビデ
オ増幅器10においてビデオ信号VDから取り出された
水平、垂直同期信号に応じて偏向ヨーク4を駆動する。
上記電子銃6から発射された電子ビームebは、上記偏
向回路11により駆動される偏向ヨーク4から発生する
磁界によって軌道を曲げられ、上記パネル部2内面の蛍
光面を走査しながら、この蛍光面の蛍光体を発光させ
る。なお、この図1の場合の電子ビームebの走査方向
は、紙面に対し垂直方向となる。
【0022】本発明の表示装置用反射防止フィルター1
00は、図1中に示すように、表示装置1を構成するパ
ネル部2面上に形成されるが、パネル部2面上に直接、
材料を塗布して成膜形成することもでき、あるいは、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム等の所定の透明基材
上に材料を塗布して、フィルム状としたものを、パネル
部2の面上に貼りつけて形成することもできる。
【0023】次に、本発明の表示装置用反射防止フィル
ター100について、一例の概略断面図を示して説明す
る。図2に示す表示装置用反射防止フィルター100
は、透明基材101上に、少なくとも一層の反射防止層
102を有し、この反射防止層102上に、上記〔化学
式1〕に示す化合物に、所定のSiO2 と相互作用が小
である化合物を添加して生成される組成物による材料層
103が形成された構成を有する。
【0024】図2に示す透明基材101は、例えば、1
00〔μm〕のポリエチレンテレフタレート(PET)
フィルムを適用することができる。
【0025】上記透明基材101上の反射防止層102
は、少なくとも一層のSiO2 からなる膜を有するもの
とする。なお、この反射防止層102が多層構造である
場合には、最表層に、SiO2膜を有するものとする。
このとき、最表層のSiO2 膜は、この光学的膜厚n
を、対象とする光の波長λとしたとき、n=(1/4)
λ、あるいはその奇数倍に選定することが、極小の反射
率すなわち極大の透過率を実現することができるので、
反射防止効果を最大限に発揮することができる。
【0026】また、反射防止層102を構成する最表層
のSiO2 膜の下層に形成する膜については、SiO2
の他、各種無機物の材料を適用することができる。すな
わち、Al2 3 、ZrO2 、TiO2 、Ta2 5
SiO、HfO2、ZnO、In2 3 /SnO2 、T
iO、Ti2 3 、Y2 3 、Sb2 3、MgO、C
eO2 等を適宜使用することができる。
【0027】このように、反射防止層102を構成する
最表層の下層に各種無機物の層を形成することにより、
耐熱性、反射防止性、反射光色、耐久性、表面硬度等の
向上を図ることができる。このような多層構造の反射防
止層の膜厚および屈折率の選択に関しては、各種提案が
なされている(光学技術コンタクトVo.9,No.
9,pp17,〔1971〕)。また、反射防止層10
2を構成するSiO2 を含めた各種無機物の被膜化方法
としては、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパ
ッタリング法等の従来公知のPVD法(Physical Vapor
Deposition 法 )を、いずれも適用することができる。
【0028】次に、反射防止層102上に形成する材料
層103について、説明する。この材料層103は、末
端にアルコキシシラン基を有しかつパーフルオロポリエ
ーテル基を有する下記〔化4〕に示す化合物に、SiO
2 と相互作用が小である化合物を添加して生成される組
成物により、形成されるものとする。
【0029】
【化4】Rf COR1 −R2 −Si(OR3 3 (Rf は、パーフルオロポリエーテル基を示す。R
1 は、O,NH,Sのいずれかを示す。R2 は、アルキ
レン鎖を示す。R3 はアルキル基を示す。)
【0030】上記パーフルオロポリエーテル基(Rf
の具体的な例としては、下記〔化5〕〜〔化7〕に示す
構造のものが挙げられるが、以下に示すものに限定する
ものではない。
【0031】
【化5】
【0032】
【化6】
【0033】
【化7】F(OCFCF2 k
【0034】ここで、上記パーフルオロポリエーテル基
(Rf )の化学構造中、l,m,n,kは、それぞれ1
以上の整数であるものとする。また、多官能パーフルオ
ロポリエーテルとしては、下記〔化8〕に示すものを例
として挙げられる。
【0035】
【化8】−(OCF2 p (CF2 CF2 O)q
【0036】ここで、上記多官能パーフルオロポリエー
テル基の化学構造中、p,qは1以上の整数であると
し、p/qは0.5〜2であることが望ましい。
【0037】なお、材料層103を構成する組成物を作
製するために用いる「SiO2 と相互作用が小である化
合物」とは、最終的に材料層103形成後、これを、エ
タノールを含んだ脱脂綿を1〔kg/cm2 〕の圧力
で、20往復程度払拭したのち、材料残存率を測定した
場合に、これが50〔%〕未満である効果を得られる化
合物であると定義する。
【0038】このSiO2 と相互作用が小である化合物
の具体例としては、下記〔化9〕〜〔化13〕に示すも
のを挙げることができる。
【0039】
【化9】
【0040】
【化10】CF3 O(CF2 O)n (CF2 CF2 O)
m CF2 OCF3
【0041】
【化11】
【0042】
【化12】C1735COOCH3
【0043】
【化13】C1837NH2
【0044】また、本発明の表示装置用反射防止フィル
ター100を構成する材料層103形成に用いる、末端
にアルコキシシラン基を有しかつパーフルオロポリエー
テル基を有する化合物の数平均分子量は、化学的安定性
や取扱い易さを考慮して、500〜10000程度であ
るものが好ましく、さらに望ましくは、700〜500
0程度のものが良い。
【0045】また、SiO2 と相互作用が小である化合
物の数平均分子量は、これが、パーフルオロポリエーテ
ル化合物であるときには、500〜10000であるこ
とが必要であり、さらに望ましくは、500〜5000
であることが必要である。これは、パーフルオロポリエ
ーテル化合物の数平均分子量が500未満であると、最
終的に材料層103を形成したとき、耐磨耗性の効果が
充分得られなくなるという問題があり、一方、数平均分
子量が10000を越えるものは、市販品として入手困
難であり、また、5000を越えるものについては、工
業的に合成することはコスト高を招来するという問題が
あるからである。なお、工業的には、入手しやすい20
00〜3000程度の分子量のものが使用される。
【0046】なお、本発明の表示装置用反射防止フィル
ター100は、透明基材101を有さない構造としても
よく、図1に示す陰極線管1aの表示画面に、直接反射
防止層102および材料層103を被着させて形成した
構造とすることもできる。
【0047】また、材料層103は、厚さ数〔nm〕程
度に形成すること必要であり、このため材料層103を
形成するために塗布する材料の濃度は、0.1〜5〔w
t%〕程度であることが必要である。なお、材料層10
3を形成する組成物は、通常揮発性溶媒によって希釈し
て用いる。この場合、組成物の希釈に用いる溶媒として
は、従来適用されているものを使用することができる
が、組成物の安定性、材料層103の下層の二酸化珪素
膜に対する濡れ性、揮発性等を考慮して、表面エネルギ
ーの低いフッ素系溶剤が好ましい。
【0048】材料層103の膜厚は、100〔nm〕未
満に形成することが必要であるが、反射防止性を担保
し、かつ水に対する静止接触角とのバランスおよび表面
硬度との関係から、0.5〜10〔nm〕程度が望まし
い。
【0049】また、材料層103は、従来公知のコーテ
ィングによって形成することができる。特に反射防止効
果の均一性を確保したり、反射干渉色のコントロールを
容易にしたりするためには、スピンコート、浸漬塗布、
カーテンフロー塗布等が適用される。また、紙や布等
に、材料層103を形成するための塗布液を含浸させて
塗布流延させる方法も適用できる。
【0050】なお、本発明の表示装置用反射防止フィル
ター100を形成するための、ガラス基材としては、ソ
ーダガラス、鉛ガラス、硬質ガラス、石英ガラス、液晶
化ガラスのいずれも用いることができる(例えば、化学
便覧基礎編、P.I−537、日本化学会編)。また、
CRTにおいては、ストロンチウムやバリウムを含む珪
酸ガラスが用いられ、液晶表示素子装置においては、無
アルカリガラスが用いられており、本発明の表示装置用
反射防止フィルターは、これらのガラスのいずれにも適
用することができ、その他、従来公知の材料からなるガ
ラスについて、いずれも適用することができる。
【0051】また、本発明の表示装置用反射防止フィル
ター100を構成する材料層103を形成するための反
射防止層102の表面は予め清浄化しておく必要があ
る。反射防止層102の表面を清浄化するには、界面活
性剤で汚れを除去したり、有機溶剤により脱脂したり、
フレオンによる蒸気清浄を行ったりする方法が挙げられ
る。また、反射防止層102と材料層103の密着性を
向上させ、かつ材料層103の耐久性を向上させるため
に、塗布工程の前処理として、反射防止層102に活性
化ガス処理、酸、アルカリによる薬品処理等を行うこと
もできる。
【0052】次に、本発明の表示装置用反射防止フィル
ターについて、具体的な実施例を挙げて説明するが、本
発明の表示装置用反射防止フィルターは、以下に示す各
実施例に限定されるものではない。
【0053】先ず、図1に示した陰極線管(CRT)の
パネル部である表示画面2に、スパッタリングによっ
て、厚さが例えば130〔nm〕程度のITO(酸化錫
ドープ酸化インジウム、Indium Tim Oxide) 膜を形成
し、その上に、反射防止層102として、SiO2 を例
えば80〔nm〕程度に蒸着して形成した。
【0054】次に、末端にアルコキシシラン基を有しか
つパーフルオロポリエーテル基を有する化合物を用意す
る。本実施例において用いる末端にアルコキシシラン基
を有しかつパーフルオロポリエーテル基を有する〔化合
物1〕〜〔化合物3〕の構造を〔表1〕に示す。
【0055】
【表1】
【0056】次に、上記〔表1〕に示す〔化合物1〕〜
〔化合物3〕に添加する化合物として、下層のSiO2
層と相互作用が小である化合物を用意する。本実施例に
おいて用いるSiO2 層と相互作用が小である〔化合物
4〕〜〔化合物8〕の構造を〔表2〕に示す。
【0057】
【表2】
【0058】上記〔表1〕に示す〔化合物1〕〜〔化合
物3〕に、上記〔表2〕に示す〔化合物4〕〜〔化合物
8〕を適宜組み合わせて添加し、下記〔表3〕に示す
〔組成物1〕〜〔組成物14〕を作製する。なお、これ
ら〔組成物1〕〜〔組成物14〕を構成する各化合物に
ついての使用割合、すなわち、(〔表1〕中の化合物/
〔表2〕中の化合物)の割合を、〔表3〕中に示した。
〔表3〕に示すように、〔組成物1〕〜〔組成物13〕
については、この割合を、100/60〜100/3の
範囲とし、〔組成物14〕については、この範囲外とす
ることとした。
【0059】
【表3】
【0060】次に、〔組成物1〕〜〔組成物14〕を、
例えば4〔重量部〕に対してアルコールを200〔重量
部〕混合し、0.1〜5〔重量%〕の均一な溶液とした
後、例えばメンブランフィルターによって濾過を行い、
コーティング用の材料を作製する。
【0061】次に、反射防止層102上に、上述のよう
にして作製した材料を、例えば5〔cm/min〕の引
き上げ速度でディップコーティングし、材料層103を
形成した。
【0062】次に、上述のようにして作製した表示装置
用反射防止フィルターの性能を評価する。なお、上述の
ようにして作製した〔組成物1〕〜〔組成物13〕のそ
れぞれを用いて作製したサンプルを〔実施例1〕〜〔実
施例13〕とする。また、比較対象するものとして、材
料層103の形成を行わなかったものを〔比較例1〕と
する。また、上記〔化合物1〕のみを用いて材料層10
3の形成を行ったものを〔比較例2〕とし、上記〔化合
物6〕のみを用いて材料層103を形成したものを〔比
較例3〕とし、上記〔化合物5〕のみを用いて材料層1
03を形成したものを〔比較例4〕とし、〔表3〕中の
〔組成物14〕を用いて作製したものを〔比較例5〕と
する。
【0063】次に、上記サンプルの特性の評価を行う評
価方法を以下の(1)〜(5)に示す。 (1)耐汚染性試験 水道水5〔ml〕を、上述のようにして作製した各サン
プルの面上に滴下し、常温雰囲気下で、48〔時間〕放
置後、布で払拭した後の表面の水垢の残存状態を観察し
た。水垢を充分に除去できた場合を「良好」とし、充分
に除去できなかった場合を「不良」と評価した。なお、
この耐汚染性試験は、各サンプルの表面をエチルアルコ
ール洗浄を行う前後のそれぞれにおいて評価した。
【0064】(2)表面すべり性 各サンプルの表面を市販のシャープペンシルの先に30
0〔g〕の荷重をかけて、引っ掻いた。評価基準は、以
下の通りである。 まったく引っかからない:○ さらに荷重を加えると引っ掛かる:△ 荷重を減らしても引っ掛かる:× なお、この表面すべり性の評価も、各サンプルの表面を
エチルアルコール洗浄を行う前後のそれぞれにおいて評
価した。
【0065】(3)耐磨耗性試験 各サンプルの表面を、所定のスチ−ルウール(#000
0)で、300〔g〕の荷重をかけて、30〔回〕擦っ
た後、傷が発生したかを評価した。評価基準は、以下の
通りである。 傷が全くつかない:○ 細かい傷がついた:△ 傷が著しい :× なお、この耐磨耗性試験も、各サンプルの表面をエチル
アルコール洗浄を行う前後のそれぞれにおいて評価し
た。
【0066】(4)手垢の付き難さの評価 手垢の付き難さについて、目視で評価した。評価基準
は、以下の通りである。 手垢がついても目立たない:○ 手垢が付くが、簡単に除去できる:△ 手垢が付いたあとが目立つ: × なお、この手垢の付き難さの評価も、各サンプルの表面
をエチルアルコール洗浄を行う前後のそれぞれにおいて
評価した。
【0067】(5)接触角試験 水(H2 O)およびヨウ化メチレン(CH2 2 )の接
触角を測定することによって、潤滑膜の残存率および
水、油に対する汚染性のめやすとすることができる。す
なわち、接触角が小さいものについては、濡れ性が良い
ために汚染されやすく、接触角が大きいものについて
は、撥水性、撥油性に優れ、汚染されにくいものと評価
できる。なお、この接触角試験についての評価も、各サ
ンプルの表面をエチルアルコール洗浄を行う前後のそれ
ぞれにおいて評価した。
【0068】上述した(1)〜(5)の評価の結果を下
記〔表4〕に示す。
【0069】
【表4】
【0070】〔表4〕に示すように、ガラス基材上にS
iO2 の反射防止層と、末端にアルコキシシラン基を有
し、かつパーフルオロポリエーテル基を有する〔表1〕
中の化合物に、SiO2 と相互作用が小である〔表2〕
中の化合物を添加して生成される〔表3〕中の〔組成物
1〕〜〔組成物13〕による材料層を有する表示装置用
反射防止フィルターについては、上記(1)〜(5)の
評価について、いずれも優れた評価結果が得られた。特
に、耐磨耗性の評価については、〔比較例1〕〜〔比較
例5〕がいずれも、エチルアルコール洗浄後において評
価に劣化が見られるのに対し、〔実施例1〕〜〔実施例
13〕のサンプルは、いずれも耐磨耗性の劣化が見られ
ないことが分かった。
【0071】反射防止層102上に、材料層103を有
さない構成の〔比較例1〕のサンプルにおいては、耐汚
染性、表面すべり性、耐磨耗性試験、手垢の付き難さの
いずれの評価についても、好ましい結果が得られず、ま
た、水(H2 O)およびヨウ化メチレン(CH2 2
の接触角については、他のサンプルより極めて小さく、
水、油に汚染されやすいことがわかった。
【0072】〔表1〕中の〔化合物1〕のみを用いて
〔表2〕中の化合物を添加しなかった場合の〔比較例
2〕においては、耐磨耗性試験の評価が好ましい結果が
得られなかった。
【0073】〔表2〕中の〔化合物6〕のみを用いて、
〔表1〕中の化合物を用いなかった場合の〔比較例3〕
においては、エタノール洗浄後の耐汚染性、表面すべり
性、耐磨耗性、手垢の付き難さ、および接触角のいずれ
の評価についても好ましい結果が得られなかった。
【0074】〔表2〕中の〔化合物5〕のみを用いて、
〔表1〕中の化合物を用いなかった場合の〔比較例4〕
においては、耐汚染性、エタノール洗浄後の表面すべり
性、耐磨耗性、手垢の付き難さ、および接触角の各評価
について、好ましい結果が得られなかった。
【0075】〔表3〕に示すように、〔化合物1〕と
〔化合物4〕の双方を用いて材料層103の形成を行っ
た〔実施例9〕〜〔実施例13〕と、〔比較例5〕とを
比較すると、(化合物1/化合物4)の割合が、(10
0/60)〜(100/3)である〔実施例9〕〜〔実
施例13〕については、耐汚染性、表面すべり性、耐磨
耗性試験、手垢のつき難さ、および接触角試験にいずれ
の結果についても実用上望ましい結果が得られたが、
(化合物1/化合物4)の割合が、上記範囲外である
〔組成物14〕を用いた〔比較例5〕においては、エタ
ノール洗浄後の耐汚染性、表面すべり性、耐磨耗性、手
垢の付き難さのいずれについても、好ましい結果が得ら
れなかった。このことから、末端にアルコキシシラン基
を有しかつパーフルオロポリエーテル基を有する化合物
100〔重量部〕に対して、上記SiO 2 と相互作用が
小である化合物を、3〜60〔重量部〕添加されてなる
組成物を用いることが必要である。
【0076】上述したように、本発明の表示装置用反射
防止フィルターによれば、SiO2を含む少なくとも一
層の反射防止層上に、末端にアルコキシシラン基を有
し、かつパーフルオロポリエーテル基を有する上記〔化
1〕に示す化合物に、SiO2と相互作用が小である化
合物を添加して生成される組成物による材料層の形成を
行ったので、材料層の、反射防止層上でのミクロ的な流
動が可能になり、実際に材料層表面で摩擦接触が起こっ
たときに、その部分においてこの材料が取り除かれてし
まったときに、その周辺から材料移動による修復がなさ
れ、表示装置表面の耐磨耗性の向上を図ることができ
た。
【0077】汚れの付着を効果的に回避することがで
き、また、汚れが付着しても目立たず、また、汚れを除
去しやすくすることができた。また、表面の滑りが良好
であるため、表面に傷が付きにくく、かつ、耐磨耗性に
関しての耐久性が優れているものとすることができた。
【0078】
【発明の効果】本発明の表示装置用反射防止フィルター
によれば、SiO2 を含む少なくとも一層の反射防止層
上に、末端にアルコキシシラン基を有し、かつパーフル
オロポリエーテル基を有する上記〔化1〕に示す化合物
に、SiO2 と相互作用が小である化合物を添加して生
成される組成物による材料層の形成を行ったので、材料
層の、反射防止層上でのミクロ的な流動が可能になり、
実際に材料層表面で摩擦接触が起こったときに、その部
分においてこの材料が取り除かれてしまったときに、そ
の周辺から材料移動による修復がなされ、表示装置表面
の耐磨耗性の向上を図ることができた。
【0079】本発明の表示装置用反射防止フィルターに
よれば、汚れの付着を効果的に回避することができ、ま
た、汚れが付着しても目立たず、また、汚れを除去しや
すくすることができた。また、表面の滑りが良好である
ため、表面に傷が付きにくく、かつ、耐磨耗性に関して
の耐久性が優れているものとすることができた。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置用反射防止フィルターに適用
する表示装置の一例の概略構成図を示す。
【図2】本発明の表示装置用反射防止フィルターの一例
の概略構成図を示す。
【符号の説明】
1 表示装置、3 ファンネル部、4 偏向ヨーク、5
ネック部、6 電子銃、10 ビデオ信号増幅器、1
1 偏向回路、12 端子、100 表示装置用反射防
止フィルター、101 透明基材、102 反射防止
層、103 材料層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2K009 AA00 AA02 BB02 BB24 CC03 CC42 DD02 DD03 EE05 4F100 AA20B AG00C AH02A AH05A AH06A AK17A AK54A AL05A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B BA10C CC00A GB41 GB90 JA07A JK09 JN01C JN06B YY00A 5C032 AA02 DD02 DE03 DF03 DF04 DG01 5G435 AA09 BB02 GG11 HH02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基材上に形成する表示装置用反射
    防止フィルターであって、 SiO2 を含む少なくとも一層の反射防止層を有し、 上記反射防止層上に、末端にアルコキシシラン基を有し
    かつパーフルオロポリエーテル基を有する下記〔化1〕
    に示す化合物に、上記SiO2 と相互作用が小である化
    合物を添加して生成される組成物による材料層を、有す
    ることを特徴とする表示装置用反射防止フィルター。 【化1】Rf COR1 −R2 −Si(OR3 3 (Rf は、パーフルオロポリエーテル基を示す。R
    1 は、O,NH,Sのいずれかを示す。R2 は、アルキ
    レン鎖を示す。R3 はアルキル基を示す。)
  2. 【請求項2】 上記SiO2 と相互作用が小である化合
    物は、パーフルオロポリエーテルであることを特徴とす
    る請求項1に記載の表示装置用反射防止フィルター。
  3. 【請求項3】 上記反射防止層が、透明基材上に形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置用
    反射防止フィルター。
  4. 【請求項4】 上記〔化1〕の化合物を重量比で100
    〔重量部〕に対して、上記SiO2 と相互作用が小であ
    る化合物を、3〜60〔重量部〕添加されてなることを
    特徴とする請求項1に記載の表示装置用反射防止フィル
    ター。
  5. 【請求項5】 上記SiO2 と相互作用が小である化合
    物の数平均分子量が、500〜5000であることを特
    徴とする請求項1に記載の表示装置用反射防止フィルタ
    ー。
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