JP2001289911A - 半導体デバイス試験装置 - Google Patents

半導体デバイス試験装置

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JP2001289911A
JP2001289911A JP2000102462A JP2000102462A JP2001289911A JP 2001289911 A JP2001289911 A JP 2001289911A JP 2000102462 A JP2000102462 A JP 2000102462A JP 2000102462 A JP2000102462 A JP 2000102462A JP 2001289911 A JP2001289911 A JP 2001289911A
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semiconductor device
waveform
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signal
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Kazumichi Yoshiba
一道 葭葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験1の後に直ちに試験2を実行する場合
に、試験条件の変更を行なっても、被試験半導体デバイ
スに与えている信号の状態が変化しない半導体デバイス
試験装置を提供する。 【解決手段】 波形整形器と、この波形整形器で生成し
た信号波形を被試験半導体デバイスに印加するドライバ
とによって構成される複数の信号印加回路を具備し、こ
れら複数の信号印加回路を被試験半導体デバイスに印加
するクロック信号の一方は正相クロックの印加回路、他
方は逆相クロックの印加回路として動作させ、被試験半
導体デバイスに設けられた一対のクロック入力ピンに正
相クロックと、逆相クロックとを印加すると共に、連続
発振器から出力される連続クロックを極性反転させて取
り出すゲートを設け、このゲートの出力を選択して連続
発振器が出力するクロックの逆相クロックを得る構成と
した半導体デバイス試験装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば半導体集積
回路素子(以下半導体デバイスと称す)を試験する半導
体デバイス試験装置に関し、特に被試験デバイスにクロ
ックを印加する回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に半導体デバイス試験装置の概略の
構成を示す。図中TESは半導体デバイス試験装置の全
体を示す。半導体デバイス試験装置TESは主制御器1
1と、パターン発生器12、タイミング発生器13、波
形整形器14、論理比較器15、ドライバ16、アナロ
グ比較器17、不良解析メモリ18、論理振幅基準電圧
源21、比較基準電圧源22、デバイス電源23、等に
より構成される。
【0003】主制御器11は一般にコンピュータシステ
ムによって構成され、利用者が作成した試験プログラム
に従って主にパターン発生器12とタイミング発生器1
3を制御し、パターン発生器12から試験パターンデー
タを発生させ、この試験パターンデータを波形整形器1
4で実波形を持つ試験パターン信号に変換し、この試験
パターン信号を論理振幅基準電圧源21で設定した振幅
値を持った波形に電圧増幅するドライバ16を通じて被
試験半導体デバイス19に印加し記憶させる。
【0004】被試験半導体デバイス19から読み出した
応答信号はアナログ比較器17で比較基準電圧源22か
ら与えられる基準電圧と比較し、所定の論理レベル(H
論理の電圧、L論理の電圧)を持っているか否かを判定
し、所定の論理レベルを持っていると判定した信号は論
理比較器15でパターン発生器12から出力される期待
値と比較し、期待値と不一致が発生した場合は、その読
み出したアドレスのメモリセルに不一致があるものと判
定し、不良発生毎に不良解析メモリ18に不良アドレス
を記憶し、試験終了時点で例えば不良セルの救済が可能
か否かを判定する。
【0005】被試験半導体デバイス19にはデータの入
力端子、出力端子の他に被試験デバイスがメモリの場合
は書込・読出制御信号を入力する制御入力端子、或は動
作タイミングを規定するクロックを入力するクロック入
力端子等が存在する。書込・読出制御信号或はクロック
も試験パターン信号と同様に波形整形器14とドライバ
16を通じて被試験半導体デバイス19の各入力ピンに
印加される。図4に被試験半導体デバイス19のクロッ
ク入力ピンP1とP2にクロックを印加する回路の構成
の一例を示す。半導体デバイスには一般に一対のクロッ
ク入力ピンP1とP2とが設けられ、これらのクロック
入力ピンP1とP2に互に逆相関係にあるクロックCLK1
とCLK2を印加し、この互に逆相関係にあるクロックCLK1
とCLK2により被試験半導体デバイス19の動作タイミン
グが規定される。
【0006】波形整形器14Aと14Bの各クロック入
力端子CK1とCK2には図5Aに示すクロックB-CLK
とC-CLK とが入力される。これらのクロックB-CLK とC-
CLKは図に示すように90°の位相差が与えられてい
る。波形整形器14Aは正相パルスを発生させるRZモ
ードに設定され、波形整形器14Bは逆相のパルスを発
生させる/RZモードに設定される。この設定は波形整
形器14Aと14Bの双方に入力するモード切替信号M
O1とMO2によって設定が行われる。このモード切替
信号MO1はRZ波形モードを設定し、MO2は/RZ
波形を設定する。
【0007】波形整形器14AではRZモードに設定し
てからクロック入力端子CK1とCK2に入力したB-CL
K とC-CLK はそのまま出力端子ST(P1)とRT(P
1)に出力する。波形整形器14Bは/RZモードに設
定したからクロック入力端子CK1とCK2に入力して
B-CLK とC-CLK は出力端子RT(P2)にB-CLK を出力し、出
力端子ST(P2)にはC-CLK が入力される。波形整形器14
Aと14Bの波形モード設定に応じてSRFF1-1 側では図
5Dに示す正相クロックCLK1が生成され、またSRFF1-2
側では図5Fに示す逆相クロックCLK2が生成される。こ
れら正相クロックCLK1と逆相クロックCLK2がドライバ1
6を通じて被試験半導体デバイス19の正相クロックピ
ンP1と逆相クロックピンP2に入力され、被試験半導
体デバイス19の動作タイミングを規定する。
【0008】尚、図5Bに示すPAT(P1) とPAT(P2) は試
験期間だけH論理に立ち上げられ、H論理に立上がった
状態で波形整形器14Aと14BはクロックB-CLK とC-
CLKを出力端子ST(P1)、RT(P1)及びST(P2)、RT(P2)に送
り出す動作を実行する。従って一般的には試験期間だけ
クロックCLK1とCLK2が発生し、被試験半導体デバイス1
9にクロックCLK1とCLK2が印加される。ところで図4に
示した波形整形器14A及び14Bに入力したB-CLK と
C-CLKは可変遅延素子の遅延時間を利用してタイミング
(位相)を設定している。可変遅延素子は一般に半導体
回路に形成したゲート回路を遅延素子として利用し、こ
の遅延素子の接続段数を切替えることによって遅延時間
を切替える構成とされている。
【0009】従って波形整形器14A、14B、で生成
されたクロックCLK1とCLK2のデューティ比或は周期は可
変遅延素子の遅延時間で規定されるから、可変遅延素子
の遅延時間にはバラツキが存在し、クロックCLK1とCLK2
のデューティ比或は周期にジッタを含む欠点がある。こ
のジッタを除去して、時間軸上のタイミングを正確に試
験するために図6に示すクロック発生回路が考えられて
いる。図6に示すクロック発生回路は例えばフェイズロ
ックループから成る連続発振器31を設け、時間軸方向
に関して精度を要求する試験を行う場合は、この連続発
振器31から出力される連続クロックを被試験半導体デ
バイス19のクロック入力ピンP1とP2に印加して試
験を行っている。
【0010】通常の動作モードではセレクタSEL1-1とSE
L2-2を入力端子Aに切替えた状態に設定し、図6に示す
経路L1−1とL1−2を通じて図4で説明した動作モ
ードでクロックCLK1とCLK2を被試験半導体デバイス19
のクロック入力ピンP1とP2に印加する。連続発振器
31が出力する連続クロックを用いる場合はセレクタSE
L1-2とSEL2-2を入力端子Bに切替ると共にセレクタSEL1
-1は入力端子Aに切替え、セレクタSEL2-1は入力端子B
に切替ることにより図6に示す経路L2−1と、L2−
2を形成し、これらの経路L2-1とL2-2を通じて被試験半
導体デバイス19のクロック入力ピンP1とP2にクロ
ックCLK1とCLK2を印加する。尚、ここで逆相クロックCL
K2はセレクタSEL2-1において、極性反転機能を持つ入力
端子Bを選択することにより連続発振器31が出力する
連続クロックの位相を反転させ、クロックCLK1とは逆位
相のクロックCLK2を得るようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一般に波形整形器14
A、14Bを用いてクロックCLK1とCLK2を被試験半導体
デバイス19に印加するモードと、連続発振器31を用
いてクロックCLK1とCLK2を被試験半導体デバイス19に
印加するモードは全く別個の試験として実行される。従
って何れのモードで試験を行うにしても、初期設定が完
了した時点から試験が始まるため特別不都合が生じるこ
とはない。また、波形整形器14A、14Bを用いるモ
ードでは連続発振器31は発振を停止しているため、連
続発振器31が出力する連続クロックが次の試験に干渉
することはない。
【0012】しかし、デバイス試験では一般的に、ルー
ズファンクション試験等の低速試験と、実速度で試験す
る高速試験があり、なおかつ最近のデバイスが高速化さ
れるに伴い、ジッタ等のタイミング誤差が容認される低
速試験に対し、高速試験では厳しいタイミング精度が要
求されるに伴なって例えばデジタル回路の試験を終了後
に直ちにアナログ回路を試験するような要求がある。こ
のような場合に、波形整形器14A、14Bを用いてク
ロックCLK1とCLK2を発生させるモードから、連続発振器
31を用いるモードに切替て試験を行なうことになる。
【0013】このような場合、連続発振器31は波形整
形器14A、14Bを用いてクロックCLK1、CLK2を発生
させるモードの状態でも安定した発振出力を得るために
は既に発振状態に維持させておく必要があるため、連続
発振器31が出力する連続クロックが回路に侵入し、動
作状態を乱す不都合が生じる。また、連続発振器31を
用いるモードへの切替時点で被試験半導体デバイス19
のクロック入力ピンP1とP2に不要な信号が与えら
れ、この不要な信号が被試験半導体デバイス19の内部
でクロックとして作用することにより被試験半導体デバ
イス19の内部のシーケンスの状態が、これから行う試
験の初期状態から外れてしまうおそれもある。
【0014】その様子を図7に示す。図7に示す被試験
期間T1は波形整形器14A、14Bを用いて被試験半
導体デバイス19にクロックCLK1とCLK2を与えている状
態を示す。また試験期間T2は連続発振器31から出力
される連続クロックを被試験半導体デバイス19のクロ
ック入力ピンP1とP2に印加するモードを示す。試験
期間T1で連続発振器31が発振しているから、その連
続クロックCP(図7A参照)はアンドゲートAND1-1と
AND2-1の各一方の入力端子に印加される。
【0015】アンドゲートAND1-1とAND2-1の他方の入力
端子にはSRフリップフロップSRFF1-2 とSRFF2-2 から
図7Cに示す信号Y(P1) と図7Gに示すY(P2) が与えら
れる。アンドゲートAND1-1側はSRフリップフロップSR
FF1-2 から与えられる信号Y(P1) と連続発振器31の連
続クロックCPは同相であるため、アンドゲートAND1-1
を通じてセレクタSEL1-1の出力側に出て来る信号Z(P1)
は図7Dに示すように、連続クロックCPと同相のクロ
ックが出力される。
【0016】これに対し、アンドゲートAND2-1側ではS
RフリップフロップSRFF2-2 から出力される信号Y(P2)
と連続発振器31が出力する連続クロックCPの位相が
逆極性になっているからアンドゲートAND2-1の出力波形
は図7Hに示すように、立上りと立下りの両エッジにお
いて細いパルスが発生する。従ってこの状態ではアンド
ゲートAND1-1とAND2-1で取扱う波形が異なるため、そこ
には電力消費量に差が生じ、これによりアンドゲートAN
D1-1とAND2-1の温度に差が発生してアンドゲートAND1-1
とAND2-1における信号の遅延時間に差が生じ、この結果
としてクロックCLK1とCLK2との間に位相差を発生させて
しまう恐れがある。
【0017】また、試験期間T1が終了した後に、試験
期間T2の条件に設定を変更する場合において、クロッ
クCLK2側に不要な信号NZ1をを発生させてしまう欠点
がある。この不要な信号NZ1の発生により被試験半導
体デバイス19の内部の状態が予定している状態から動
いてしまい、所定の試験を行うことができなくなること
になる。図7Iに示した不要な信号NZの立下りは時点
J1で波形整形器14Aと14Bの動作モードを波形整
形器14A側ではRZ波形モードからNRZ 波形モードに
切替えたことにより発生したものであり、不要な信号N
Z1の立上りは時点J2でセレクタSEL2-1を入力端子A
からBに切替えたことによって発生する。従って、この
時点J1とJ2で発生する立下りと立上りのエッジが被
試験半導体デバイス19の内部でクロックとして作用
し、被試験半導体デバイス19の内部の状態が、試験期
間T1を終了した状態から動いてしまうおそれがある。
【0018】図7G、H、Iに示した例では時点J1で
波形モードの設定を変更し、時点J2でセレクタSEL2-1
の切替を行なった場合を示すが、この順序を逆にした場
合を図7J、K、L、Mに示す。図7K、L、Mに示す
場合には時点J1でセレクタSEL2-1を入力端子AからB
に切替え、またセレクタSEL2-2も入力端子AからBに切
替え時点J2で波形整形器14Aの波形モードをRZ波
形モードかNRZ 波形モードに、また波形整形器14Bの
波形モードも/RZ波形モードからNRZ 波形モード(波
形整形器14Bの波形モードも波形整形器14Aと同様
にNRZ 波形モードに設定するため図7Kに示すX(P2) 、
Y(P2) は時点J2で図7Cに示すX(P1)、Y(P1) と同様
にL論理に初期化される)に切替えた状態を示す。
【0019】波形整形器14Bの波形モードを時点J2
で切替た場合にはSRフリップフロップSRFF2-2 が出力
する信号Y(P2) は図7Kに示すように時点J2までH論
理を維持する。この結果、アンドゲートAND2の出力(セ
レクタSEL2-1の出力と同意)Z(P2) には図7Lに示すよ
うにパルスが出力され、この結果クロックCLK2としては
図7Mに示す不要な信号NZ2が出力される。このよう
に、従来は試験期間T1から試験期間T2に移行する場
合に、クロックCLK1とCLK2の発生モードを波形整形器1
4Aと14Bを用いて発生するモードから連続発振器3
1を用いるモードに切替える際に、被試験半導体デバイ
ス19のクロック入力端子P2に不要な信号NZ1又は
NZ2が与えられてしまう欠点があった。
【0020】この発明の目的は連続発振器を用いるモー
ドに切替える際に、被試験半導体デバイス19の特に逆
相クロック入力ピンP2に不要な信号が与えられること
のない半導体デバイス試験装置を提供しようとするもの
である。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1では
波形整形器と、この波形整形器で生成した信号波形を被
試験半導体デバイスの規格に合致した振幅値を持つ信号
に変換するドライバとによって構成される複数の信号印
加回路を具備し、これら複数の信号印加回路の中の一対
の信号印加回路を被試験半導体デバイスに印加するクロ
ック信号の一方は正相クロックの印加回路、他方は逆相
クロックの印加回路として動作させ被試験半導体デバイ
スに設けられた一対のクロック入力ピンに正相クロック
と、逆相クロックとを印加すると共に、連続発振器と、
この連続発振器から出力される連続クロックを波形整形
器から出力されるクロックに代えて正相クロック及び逆
相クロックとして被試験半導体デバイスに印加するセレ
クタとを設けて構成した半導体デバイス試験装置におい
て、連続発振器が出力するクロックを極性反転させて取
り出すゲートを設け、このゲートの出力を選択して連続
発振器が出力するクロックの逆相クロックを得ると共
に、波形整形器に設定する波形モードを初期設定値を変
化させない波形モードに設定する構成とした半導体デバ
イス試験装置を提案する。
【0022】この発明の請求項2では請求項1記載の半
導体デバイス試験装置において、連続発振器が出力する
クロックをアンドゲートによって正相クロックを生成
し、ナンドゲートによって逆相クロックを生成し、これ
らのアンドゲートとナンドゲートで生成した正相クロッ
クと逆相クロックをセレクタによって選択して出力する
構成とした半導体デバイス試験装置を提案する。
【0023】
【作用】この発明の構成によれば試験期間T1から連続
発振器を用いる試験に移行しても、その切替えのタイミ
ングで不要な信号が発生することはない。従って被試験
半導体デバイスの内部の状態を変化させることなく、試
験期間T2の試験を実施することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1にこの発明による半導体デバ
イス試験装置の要部の構成を示す。図4及び図6と対応
する部分には同一符号を付して示す。波形整形器14
A、14Bで生成するクロックを信号経路L1−1とL
1−2で伝送し、被試験半導体デバイス19のクロック
入力端子P1とP2に正相クロックCLK1と逆相クロック
CLK2を印加すると共に図6で説明したように連続発振器
31を設け、この連続発振器31から出力されるクロッ
クCPを経路L2−1とL2−2を通じて被試験半導体
デバイス19に印加する二つのモードで動作する半導体
デバイス試験装置において、特に連続発振器31が出力
するクロックの逆相クロックを取り出す経路L2−2に
極性反転機能を持つゲート回路AND2-2を設け、このゲー
ト回路AND2-2で極性反転した逆相クロックをセレクタSE
L2-1と、SEL2-2によって選択して被試験半導体デバイス
19のクロック入力ピンP2に印加する構成とした点を
特徴とするものである。
【0025】極性反転機能を持つゲート回路AND2-2とし
ては例えばナンドゲートを用いることができる。このナ
ンドゲートによれば入力端子をA、B、出力端子をZと
した場合、入力端子AとB及び出力端子Zの真理値表はA B Z L L H H L H L H L H H H となる。
【0026】この真理値表から明らかなように、入力端
子AにH論理が与えられている状態では出力端子BにH
論理が与えられて、L論理が与えられても出力端子Zは
H論理に維持される。また入力端子AにL論理が与えら
れると、入力端子BにL論理が与えられたときは出力端
子ZにH論理が出力され、入力端子BにH論理が与えら
れると出力端子ZにはL論理が出力される。この結果入
力端子AにL論理が与えられた状態では入力端子Bに与
えられる論理の反転した信号が出力される。この特性に
よりゲート回路AND2-2の入力端子AにL論理が与えられ
ている状態ではこのゲート回路AND2-2は連続発振器31
が出力するクロックCPの波形を極性反転して出力す
る。
【0027】図2に図1に示した回路の各部の波形を示
す。図2Aは連続発振器31が出力するクロックCPの
波形を示す。試験期間T1は波形整形器14Aと14B
から出力するクロックを信号経路L1−1とL1−2を
通じて被試験半導体デバイス19の端子P1とP2に印
加する様子を示す。試験期間T1の開始に先だって時点
J1で波形整形器31の波形モードを設定する。この例
では波形整形器14AにRZモードを、波形整形器14
Bに/RZを設定した場合を示す。従って波形整形器1
4Aの出力X(P1) 及びY(P1) は時点J1ではL論理のま
まに維持される。これに対して波形整形器14Bの出力
X(P2) とY(P2) は波形モードを/RZに設定したことに
よりH論理に立上げられる。これは/RZモードに設定
することにより、出力端子ST(P2)からC-CLK を一個出力
したことによりSRフリップフロップSRFF2-1 とSRFF2-
2 を初期化したことによるためである。
【0028】この初期設定により、試験期間T1では信
号PAT(P1) とPAT(P2) がH論理に立上がった時点から図
に示したB-CLK とC-CLK が波形整形器14Aと14Bの
出力端子ST(P1)、RT(P1)とST(P2)、RT(P2)から出力され
はじめ、SRフリップフロップSRFF1-1 、SRFF1-2 とSR
FF2-1 、SRFF2-2 をセット及びリセットし、SRフリッ
プフロップSRFF1-1 とSRFF1-2 からは図2Cに示す正相
クロックX(P1) 、 Y (P2) が出力される。またSRフリ
ップフロップSRFF2-1 、SRFF2-2 からは図2Gに示す逆
相クロックX(P2) とY(P2) が出力される。
【0029】PAT(P1) とPAT(P2) がL論理に立下がる
と、波形整形器14Aと14Bは初期状態に戻る。この
結果波形整形器14AはX(P1) とY(P1) をL論理の状態
に維持し、また波形整形器14BはX(P2) とY(P2) をH
論理の状態に維持する。ここで次に試験期間T2で連続
発振器31が出力するクロックCPを使って試験を行う
場合を説明する。この場合、時点J1で波形モードの設
定変更を行なう。この場合、波形整形器14AにはNRZ
モードを設定し、波形整形器14Bには/NRZモードを設
定する。/NRZモードに設定したことにより、波形整形器
14Bの出力X(P2) とY(P2) は図2Gに示すようにH論
理を維持し続ける。更に時点J2でセレクタSEL1-1、SE
L1-2、SEL2-1、SEL2-2の切替を行なう。つまり、ピンP
1側信号の経路はL1−1からL2−1にまたピンP2
側の信号経路はL1−2からL2−2の状態に切替えら
れる。
【0030】この切替の時点J2では信号Y(P1) はL論
理であるからアンドゲートAND1-1は閉じられており、ク
ロックCPはアンドゲートAND1-1で阻止される。更に、
信号Y(P2) はH論理を維持しているからゲートAND2-2も
閉じており、クロックCPがセレクタSEL2-1に漏れるこ
とはない。試験期間T2の開始のタイミングにおいてPA
T(P1) とPAT(P2) が共にH論理に立上がると、ゲートAN
D1-1が開き、連続発振器31か発振するクロックCPを
セレクタSEL1-1とSEL1-2を通じてドライバ16に出力す
る。
【0031】ピンP2側では図2Gに示す信号Y(P2) か
L論理(波形整形器14Bが/NRZに設定されたから)に
立下がるため、ゲートAND2-2が開き、ゲートAND2-2はク
ロックCPの位相を反転させてセレクタSEL2-1とSEL2-2
を通じてドライバ16に出力する。この結果被試験半導
体デバイス19の入力ピンP1とP2には互に逆相の関
係にあるクロックCLK1(図2E)CLK2(図2I)が供給
される。
【0032】上述では時点J1とJ2において、先に波
形モードの設定変更を実行し、後の時点J2でセレクタ
SEL1-1〜SEL2-2の切替を実行したものとして説明した
が、この順序を逆にしても何等不都合が生じることはな
い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、セレクタSEL1-1とSEL2-1の前段側にアンドゲートAN
D1-1、AND2-1に加えて極性反転機能を持つゲートAND1-2
とAND2-2を設け、この極性反転機能を持つゲートAND1-2
とAND2-2で極性反転したクロックを逆相クロックCLK2と
して取り出す構成とし、更に、連続発振器31の出力を
用いるモードでは波形整形器14Bに設定する波形モー
ドを/NRZモードに設定したから、試験期間T2に先立っ
て時点J1とJ2で波形モードの設定とセレクタの設定
を変更してもSRFF1-2 とSRFF2-2 の出力Y(P1) とY(P2)
の論理が変動することはない。
【0034】この結果として、試験期間T1から試験期
間T2に移行する状態でクロック入力ピンP1とP2に
不要な信号(不要なクロック)が入力させることはな
く、被試験半導体デバイスの状態を変化させることな
く、試験期間T2の試験を実行することができることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するためのブロック
図。
【図2】この発明の動作を説明するためのタイミングチ
ャート。
【図3】半導体デバイス試験装置の概要を説明するため
のブロック図。
【図4】半導体デバイス試験装置の信号印加回路を使っ
て被試験半導体デバイスにクロックを印加する回路の構
成を説明するためのブロック図。
【図5】図4の動作を説明するためのタイミングチャー
ト。
【図6】図4に示した回路に連続発振器を付加した構成
を説明するためのブロック図。
【図7】図6に示した回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
【符号の説明】
14A、14B 波形整形器 16 ドライバ 19 被試験半導体デバイス P1、P2 クロック入力ピン SEL1-1 〜SEL2-2 セレクタ AND1-1 、AND1-2 アンドゲート AND2-1 、AND2-2 極性反転機能を持つゲー
ト CLK1、CLK2 互に逆相関係にあるクロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形整形器と、この波形整形器で生成し
    た信号波形を被試験半導体デバイスの規格に合致した振
    幅値を持つ信号に変換するドライバとによって構成され
    る複数の信号印加回路を具備し、これら複数の信号印加
    回路の中の一対の信号印加回路を被試験半導体デバイス
    に印加するクロック信号の一方は正相クロックの印加回
    路、他方は逆相クロックの印加回路として動作させ被試
    験半導体デバイスに設けられた一対のクロック入力ピン
    に正相クロックと、逆相クロックとを印加すると共に、
    連続発振器と、この連続発振器から出力される連続クロ
    ックを上記波形整形器から出力されるクロックに代えて
    正相クロック及び逆相クロックとして被試験半導体デバ
    イスに印加するセレクタとを設けて構成した半導体デバ
    イス試験装置において、 上記連続発振器が出力するクロックを極性反転させて取
    り出すゲートを設け、このゲートの出力を選択して上記
    連続発振器が出力するクロックの逆相クロックを得ると
    共に、上記波形整形器に設定する波形モードを初期設定
    値を変化させない波形モードに設定する構成としたこと
    を特徴とする半導体デバイス試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体デバイス試験装置
    において、上記連続発振器が出力するクロックをアンド
    ゲートによって正相クロックを生成し、ナンドゲートに
    よって逆相クロックを生成し、これらのアンドゲートと
    ナンドゲートで生成した正相クロックと逆相クロックを
    セレクタによって選択して出力する構成とした半導体デ
    バイス試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2005012930A1 (ja) * 2003-07-31 2007-09-27 株式会社アドバンテスト 試験装置
JP4558648B2 (ja) * 2003-07-31 2010-10-06 株式会社アドバンテスト 試験装置

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