JP2001289154A - 増圧ポンプ - Google Patents

増圧ポンプ

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JP2001289154A JP2000108837A JP2000108837A JP2001289154A JP 2001289154 A JP2001289154 A JP 2001289154A JP 2000108837 A JP2000108837 A JP 2000108837A JP 2000108837 A JP2000108837 A JP 2000108837A JP 2001289154 A JP2001289154 A JP 2001289154A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増圧ポンプ用の切換弁を排出位置から供給位
置へ速やかに切換えると共に、その切換弁をコンパクト
に造る。 【解決手段】 増圧ポンプ2の入力室9をスプール式の
切換弁20によって圧力ポートPとリターンポートRと
に交互に接続する。上記の切換弁20を、大径の第1ピ
ストン31および小径の第2ピストン32を備えたスプ
ール25と、上記の第1ピストン31の一端に対面され
て上記スプール25を他端方向へ押圧する第1作動室4
1と、上記の第1ピストン31と上記の第2ピストン3
2との間に形成されて上記スプール25を一端方向へ押
圧する第2作動室42とによって構成する。上記の第2
作動室42を前記の圧力ポートPに接続し、上記の第2
ピストン32の他端を前記リターンポートRに連通し、
上記の第1作動室41をパイロット手段60によって上
記の圧力ポートPとリターンポートRとに交互に接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、増圧ポンプに関
し、より詳しくいえば、入力ピストンと出力ピストンと
の断面積比に応じて増圧させた圧力流体を吐出するポン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の増圧ポンプは、入力ピストンに
対面する入力室に切換弁によって圧油を給排して、その
入力ピストンに連結した出力ピストンを往復駆動するよ
うになっている。上記の切換弁には、従来では、特開平
10−78002号公報に示すように、次のように構成
されたものがある。即ち、流路切換用のスプールの一端
に大径ピストンを設けると共に他端に小径ピストンを設
けて、その小径ピストンの他端面に常に油圧力を作用さ
せている。そして、上記スプールを供給位置から排出位
置へ切換えるときには、上記の小径ピストンの他端面に
のみ油圧力を作用させる。これに対して、上記スプール
を排出位置から供給位置へ切換えるときには、上記の大
径ピストンの一端面にも上記の油圧力を作用させて、そ
の大径ピストンの一端面に作用する油圧力と前記の小径
ピストンの他端面に作用する油圧力との差力によって上
記スプールを移動させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記スプー
ル式の切換弁では、上記スプールを供給位置から排出位
置へ切換えるときには、上記の大径ピストンの一端面か
ら圧油を抜き取るので、そのスプールは小径ピストンの
他端面に作用する油圧力によって円滑に切換えられる。
これに対して、同上スプールを排出位置から供給位置へ
切り換えるときには、上記の大径ピストンの一端面に圧
油を供給しても、上記の小径ピストンの他端面に常時作
用している油圧力が大きな抵抗となって、その切換速度
が遅いという問題があった。
【0004】その問題の原因は次のように理解される。
即ち、上記の小径ピストンの断面積を小さくしていく
と、それにつれて、上記スプールのスライド移動時の摩
擦抵抗による悪影響が大きくなる。このため、その小径
ピストンの断面積は所定値よりも大きい値にならざるを
得ない。その結果、上記の従来技術では、上記の大径ピ
ストンに作用する油圧力と小径ピストンに作用する油圧
力との差力が小さくなって、上記スプールを排出位置か
ら供給位置へ切換えるときの速度が遅くなる。この問題
を解消するには、上記の大径ピストンの断面積を大きく
すればよいが、この場合には、上記スプールが大径にな
って切換弁が大形になるという問題が新たに発生する。
本発明の目的は、増圧ポンプ用切換弁のスプールを排出
位置から供給位置へ速やかに切換えると共に、その切換
弁をコンパクトに造ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、例えば、図1と図2(a)から図
2(d)、又は、図3と図4(a)から図4(d)に示すよう
に、増圧ポンプを次のように構成した。増圧ピストン2
の大径受圧面4aに入力室9を対面させると共に小径受
圧面6aに出力室10を対面させ、その出力室10を入
口路13を介して圧力ポートPに接続すると共に同上の
出力室10に出口路15を接続し、上記の入力室9をス
プール式の切換弁20によって上記の圧力ポートPとリ
ターンポートRとに交互に接続し、上記の切換弁20
を、第1ピストン31とその第1ピストン31よりも小
径の第2ピストン32を備えたスプール25と、上記の
第1ピストン31の一端に対面されて上記スプール25
を他端方向へ押圧する第1作動室41と、上記の第1ピ
ストン31と上記の第2ピストン32との間に形成され
て上記スプール25を一端方向へ押圧する第2作動室4
2とによって構成し、上記の第2作動室42を前記の圧
力ポートPに接続し、上記の第2ピストン32の他端を
前記リターンポートR又は大気側に連通し、前記の増圧
ピストン2の後退移動の終期にはパイロット手段60に
よって上記の第1作動室41を上記の圧力ポートPへ接
続し、同上の増圧ピストン2の進出移動の終期には上記
パイロット手段60によって同上の第1作動室41を上
記リターンポートRに接続したものである。
【0006】上記の請求項1の発明は、例えば、上記の
図1と図2(a)から図2(d)に示すように、次のように
作用する。図1では、増圧ピストン2は実線図の後退位
置Bに切換えられ、切換弁20のスプール25が排出位
置Yに切換えられている。その状態で、前記の圧力ポー
トPに圧力流体を供給すると、その圧力流体は、第2作
動室42に供給されると共にパイロット手段60を介し
て前記の第1作動室41に供給される。すると、図2
(a)に示すように、上記の第1作動室41に供給された
圧力流体が、前記の第1ピストン31の断面積S1に下
向きに作用して、その圧力によって上記の第1ピストン
31を下方へ押圧する。また、前記の第2作動室42に
供給されている圧力流体が、上記の第1ピストン31の
断面積S1から前記の第2ピストン32の断面積S2を
差し引いた環状断面積S3に上向きに作用して、その圧
力によって上記の第1ピストン31を上方へ押圧してい
る。このため、前記スプール25は、上記の第2ピスト
ン32の断面積S2に対応する流体圧力によって下降し
ていく。
【0007】図2(b)に示すように、上記スプール25
が供給位置X(又はその近傍)に下降すると、前記の圧力
ポートPの圧力流体が供給流路(ここでは、供給用の第
5ポート55と環状の第4室44と給排用の第4ポート
54)を通って前記の入力室9に供給される。これによ
り、前記の後退位置Bの増圧ピストン2が上昇し始め
る。その増圧ピストン2が図1中の一点鎖線図の進出位
置A(又はその近傍)に上昇したときに、前記パイロット
手段60によって第1作動室41の圧力流体が上記リタ
ーンポートRへ排出されていく。すると、図2(c)に示
すように、前記スプール25は、第2作動室42から前
記の環状断面積S3に作用する流体圧力によって上向き
に上昇していく。
【0008】図2(d)に示すように、上記スプール25
が上死点の排出位置Y(又はその近傍)に上昇すると、前
記の入力室9の圧力流体が排出流路(ここでは、給排用
の第4ポート54と環状の第4室44と排出用の第6ポ
ート56)を通って前記リターンポートRへ排出され
る。すると、前記の進出位置Aの増圧ピストン2は、前
記の圧力ポートPから前記の出力室10に流入する圧力
流体によって下降していく。そして、増圧ピストン2が
実線図の後退位置B(又はその近傍)に下降したときに前
記パイロット手段60によって圧力ポートPの圧力流体
が前記の第1作動室41に供給される。これにより、上
記の図2(d)の排出位置Yのスプール25は、前述の図
2(a)に示すように、前記の第2ピストン32の断面積
S2に対応する流体圧力によって下降され、図2(b)の
供給位置Xへ切換わるのである。
【0009】従って、上記の請求項1の発明は次の効果
を奏する。上記スプールを排出位置から供給位置へ切換
えるときには、前述の従来技術とは異なり、第2ピスト
ンの断面積に対応する流体圧力によって上記スプールを
押圧できので、その第2ピストンの断面積が大きいほど
上記スプールを強力に押圧できることになる。このた
め、上記スプールを排出位置から供給位置へ速やかに切
換えできる。その結果、前記の増圧ピストンを後退位置
から進出位置へ急速に駆動できる。しかも、上記の効果
を達成するにあたり、前述の従来技術とは異なり、前記
の第1ピストンの断面積を大きくする必要がないので、
スプールの外径が小さくてすみ、切換弁をコンパクトに
造れる。
【0010】請求項2の発明は、上記の請求項1の構成
に次の構成を加えたものである。例えば、同上の図1と
図2(a)から図2(d)に示すように、前記の第2ピスト
ン32の長手方向の途中部に環状室44を形成して、前
記の入力室9を上記の環状室44を介して前記の圧力ポ
ートPと前記リターンポートRとに交互に接続したもの
である。その請求項2の発明は、上記スプールに連動す
る環状室によって流路の切換えを行えるので、圧力流体
の供給用ポートに対する第2ピストンのオーバーラップ
長さを大きくすることが可能となり、その圧力流体が上
記の第2ピストンの他端へ漏れ出るのを防止できる。ま
た、上記の環状室の長手方向の寸法を変更することによ
り、上記の流路の切換えタイミングを微調節できるの
で、増圧ポンプの運転能力を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1と図2(a)から図2(d)は、
本発明の第1実施形態を示している。図1は増圧ポンプ
の系統図である。図2(a)から図2(d)は、その増圧ポ
ンプに設けた切換弁の作動説明図である。この実施形態
では、作動流体として圧油を用いた増圧ポンプを例示し
てある。まず、図1よって、その増圧ポンプの全体構成
を説明する。
【0012】上記の増圧ポンプのハウジング1内に増圧
ピストン2が設けられる。その増圧ピストン2は、大径
シリンダ孔3に挿入した入力ピストン4と、小径シリン
ダ孔5に挿入した出力ピストン6と、その出力ピストン
6から上記の入力ピストン4へ向けて突出した連結ロッ
ド7によって構成される。なお、上記の入力ピストン4
と出力ピストン6と連結ロッド7とは一体に形成しても
よい。上記の大径シリンダ孔3の下端壁と上記の入力ピ
ストン4との間に、その入力ピストン4の大径受圧面4
aに対面する入力室9が形成される。また、上記の小径
シリンダ孔5の上端壁と上記の出力ピストン6との間
に、その出力ピストン6の小径受圧面6aに対面する出
力室10が形成される。さらに、上記の両ピストン4・
6の間に排出室11が形成されている。
【0013】上記の出力室10が入口路13を介して圧
力ポートPに接続され、その入口路13に入口逆止弁1
4が配置される。また、上記の出力室10に出口路15
が接続され、その出口路15に出口逆止弁16が配置さ
れている。さらに、上記の排出室11が排出路18を介
してリターンポートRに接続される。上記の圧力ポート
Pには油圧ポンプ(図示せず)によって圧油が供給可能に
なっており、上記リターンポートRには油タンク(図示
せず)が連通されている。
【0014】上記の入力室9がスプール式の切換弁20
によって上記の圧力ポートPと上記リターンポートRと
に交互に接続されて、前記の増圧ピストン2が実線図の
後退位置Bと一点鎖線図の進出位置Aとに往復移動す
る。これにより、前記の入口逆止弁14から前記の出力
室10へ供給された圧油が、前記の入力ピストン4と前
記の出力ピストン6との断面積比に応じた圧力に増圧さ
れ、その増圧された高圧油が前記の出口逆止弁16と前
記の出口路15とを通って油圧アクチュエータ(図示せ
ず)へ供給される。
【0015】上記の切換弁20は次のように構成されて
いる。前記ハウジング1内には、直列に連通させた大径
の第1シリンダ孔21および小径の第2シリンダ孔22
が形成される。流路を切換えるスプール25は、上記の
第1シリンダ孔21に挿入した第1ピストン31と、上
記の第2シリンダ孔22に挿入した第2ピストン32
と、上記の両ピストン31・32を連結するロッド33
とによって一体に構成される。そのロッド33の直径は
上記の第2ピストン32の直径と同じに形成されてい
る。なお、上記スプール25は、一体に構成することに
代えて、複数の分割体によって構成してもよい。
【0016】上記の第1シリンダ孔21の上端壁と上記
の第1ピストン31との間に第1作動室41が形成さ
れ、その第1ピストン31と上記の第2ピストン32と
の間に第2作動室42が形成され、その第2ピストン3
2と前記の第2シリンダ孔22の下端壁との間に第3室
43が形成される。さらに、上記の第2ピストン32の
長手方向の途中部に環状の第4室(環状室)44が形成さ
れる。
【0017】上記の第1作動室41が、パイロット用の
第1ポート51と後述のパイロット路61とを経て、前
記の出力室10と前記の排出室11とに交互に連通可能
になっている。上記の第2作動室42が、加圧用の第2
ポート52と前記の入口路13とを経て前記の圧力ポー
トPに連通される。上記の第3室43が、圧力開放用の
第3ポート53と前記の排出路18とを経て前記リター
ンポートRに連通される。なお、これに代えて、上記の
第3室43は、上記の第3ポート53を介して大気側に
連通させてもよく、又は、直接に大気側に開放させても
よい。上記の第4室44が、給排用の第4ポート54と
給排路47とを経て前記の入力室9に連通される。さら
に、その第4室44は、供給用の第5ポート55と前記
の入口路13とを経て上記の圧力ポートPに連通可能に
されると共に、排出用の第6ポート56と前記の排出路
18とを経て上記リターンポートRに連通可能になって
いる。
【0018】上記の切換弁20を切換えるパイロット手
段60は次のように構成される。前記パイロット路61
の先端が前記の出力室10の下寄り部に開口され、その
開口部分によって切換ポート62が構成される。そし
て、図1中の実線図に示すように、前記の増圧ピストン
2が後退位置Bに下降した状態では、圧力ポートPが前
記の入口逆止弁14と上記の出力室10と上記の切換ポ
ート62と上記パイロット路61とを経て前記の第1作
動室41に連通される。これに対して、同上の図1中の
一点鎖線図に示すように、上記の増圧ピストン2が進出
位置Aに上昇した状態では、上記の第1作動室41が上
記パイロット路61と切換ポート62と前記の排出室1
1の端壁に形成した溝11aと前記の排出路18とを経
て前記リターンポートRに連通される。
【0019】また、上記の増圧ポンプに圧抜き手段70
が設けられる。即ち、前記の出口逆止弁16の下流側で
前記の出口路15から圧抜き路71が分岐され、その圧
抜き路71が連通路72を経て前記の圧力ポートPに連
通される。上記の圧抜き路71に圧抜き用逆止弁73の
逆止弁座74が形成され、その逆止弁座74に逆止部材
75が接当される。その逆止部材75に強制開弁用ピス
トン76が対面され、そのピストン76の作動室77が
前記の排出路18を経て前記リターンポートRに連通さ
れる。
【0020】上記構成の増圧ポンプの作動を、上記の図
1を参照しながら図2(a)から図2(d)によって説明す
る。その図1では、増圧ピストン2は下死点の後退位置
Bに切換えられて前記の切換ポート62が開いており、
また、前記の切換弁20のスプール25が上死点の排出
位置Yに切換えられている。増圧ポンプの運転を開始す
るときには、前記圧力ポートPに圧油を供給する。する
と、その圧油は、前記の入口路13と第2ポート52と
を経て第2作動室42に供給される。これと同時に、上
記の圧力ポートPの圧油は、前記の入口逆止弁14を経
て前記の出力室10に供給され、その出力室10の圧油
が上記の切換ポート62とパイロット路61とを経て前
記の第1作動室41に供給される。
【0021】すると、図2(a)に示すように、上記の第
1作動室41に供給された圧油が、前記の第1ピストン
31の断面積S1に下向きに作用して、その油圧力によ
って上記の第1ピストン31を下方へ押圧する。また、
前記の第2ポート52から前記の第2作動室42に供給
されている圧油が、上記の第1ピストン31の断面積S
1から前記の第2ピストン32の断面積S2を差し引い
た環状断面積S3に上向きに作用して、その油圧力によ
って上記の第1ピストン31を上方へ押圧している。こ
のため、前記スプール25は、上記の断面積S1から上
記の環状の断面積S3を差し引いた断面積である第2ピ
ストン32の断面積S2に対応する油圧力によって下降
していく。ちなみに、この第1実施形態では、上記の断
面積S1・S2・S3の比率を、ほぼ、26:16:1
0の比率に設定してある。
【0022】図2(b)に示すように、上記スプール25
が供給位置X(又はその近傍)に下降すると、前記の供給
用の第5ポート55が開かれて、前記の圧力ポートPの
圧油が上記の第5ポート55と前記の第4室44と第4
ポート54と給排路47とを経て、前記の入力室9に供
給される。これにより、前記の後退位置Bの増圧ピスト
ン2が上昇し始める。すると、まず、前記の切換ポート
62が前記の出力ピストン6によって閉じられ、増圧ピ
ストン2が一点鎖線図の進出位置A(又はその近傍)に上
昇したときに上記の切換ポート62が開かれる。
【0023】これにより、前記の第1作動室41の圧油
が第1ポート51とパイロット路61と上記の切換ポー
ト62と排出室11の溝11aと排出路18とを経て、
前記リターンポートRへ排出されていく。このため、上
記スプール25は、小さな力で上昇可能となり、図2
(c)に示すように、第2作動室42から前記の環状断面
積S3に上向きに作用する油圧力によって円滑に上昇し
ていき、前記の供給用の第5ポート55が閉じられる。
【0024】図2(d)に示すように、上記スプール25
が上死点の排出位置Y(又はその近傍)に上昇すると、前
記の排出用の第6ポート56が開かれる。これにより、
前記の入力室9の圧油が、前記の給排路47と第4ポー
ト54と第4室44と上記の第6ポート56と前記の排
出路18とを経て、前記リターンポートRへ排出され
る。すると、前記の進出位置Aの増圧ピストン2は、前
記の出力室10から出力ピストン6に作用する残圧によ
って下降し始め、引き続いて、前記の入口逆止弁14か
ら上記の出力室10に流入する圧油によって下降してい
く。
【0025】その下降により、まず、前記の切換ポート
62が上記の出力ピストン6によって閉じられ、増圧ピ
ストン2が実線図の後退位置B(又はその近傍)に下降し
たときに上記の切換ポート62が開かれる。すると、前
述したように、圧力ポートPの圧油が出力室10と上記
の切換ポート62と前記パイロット路61とを経て、前
記の第1作動室41に供給される。これにより、上記の
図2(d)の排出位置Yのスプール25は、まず、前記の
図2(a)に示すように下降して、図2(b)の供給位置X
へ切換わるのである。そして、上記の工程を繰り返すこ
とにより、前記の出力室10から前記の出口路15を経
て油圧アクチュエータ(図示せず)へ増圧された高圧油が
吐出されるのである。
【0026】上記の高圧油の吐出を停止するときには、
前記の圧力ポートPへの圧油の供給を停止すればよい。
この場合、前記の出口路15の高圧油は、前記の出口逆
止弁16と前記の圧抜き用逆止弁73との各逆止作用に
よって、上記の圧力ポートPへ漏出することが阻止され
る。なお、上記の油圧アクチュエータ(図示せず)内の高
圧油を抜き取るときには、上記の圧力ポートPを前記の
油タンク(図示せず)に連通させると共に、前記リターン
ポートRへ圧油を供給すればよい。これにより、そのリ
ターンポートRの圧油が前記の排出路18を経て前記の
圧抜き手段70の前記の作動室77へ供給され、前記の
強制開弁用ピストン76が前記の逆止部材75を逆止弁
座74から離間させる。すると、上記の油圧アクチュエ
ータ内の高圧油が、前記の出口路15と圧抜き路71と
上記の圧抜き用逆止弁73の離間隙間と前記の連通路7
2と上記の圧力ポートPとを経て、上記の油タンク(図
示せず)へ排出される。
【0027】上記の第1実施形態は次の長所を奏する。
前記の第2ピストン32の長手方向の途中部に環状室4
4を形成して、前記の入力室9を上記の環状室44を介
して前記の圧力ポートPと前記リターンポートRとに交
互に接続したので、前記の圧油が供給される供給用ポー
ト55に対する第2ピストン32のオーバーラップ長さ
を大きくすることが可能となる。より詳しくいえば、上
記ポート55の下端と前記の第3室43との間を上記の
第2ピストン32によって上下方向に長く封止できる。
このため、上記ポート55に供給された圧油が上記の第
3室43へ漏れ出すのを防止できる。また、上記の環状
室44の長手方向の寸法を変更することにより、流路の
切換えタイミングを微調節できるので、増圧ポンプの運
転能力を向上できる。なお、上記の第2ピストン32の
下寄り部にパッキンを装着した場合には、上記の圧油の
漏れを確実に防止できる。
【0028】図3と図4(a)から図4(d)は、本発明の
第2実施形態を示している。この第2実施形態において
は、上記の第1実施形態と同じ構成の部材には原則とし
て同一の符号を付けてある。この第2実施形態の増圧ポ
ンプが前記の第1実施形態と異なる点は、前記の切換弁
20を6ポート形から4ポート形へ変更したことにあ
る。
【0029】より詳しくいえば、前記のスプール25
は、大径の第1ピストン31と、小径の第2ピストン3
2と、その第2ピストン32よりも小径のロッド80と
によって構成される。上記の第1ピストン31の上側に
第1作動室41が形成され、その第1ピストン31と上
記の第2ピストン32との間に第2作動室42が形成さ
れ、その第2ピストン32の下側に第3室43が形成さ
れる。
【0030】上記の第1作動室41が、前記の第1実施
形態と同様に、パイロット用の第1ポート51とパイロ
ット路61とを経て、前記の出力室10と前記の排出室
11とに交互に連通可能になっている。上記の第2作動
室42が、加圧用の第2ポート52と前記の入口路13
とを経て前記の圧力ポートPに連通される。上記の第3
室43が、圧力開放用の第3ポート53と前記の排出路
18とを経て前記リターンポートRに連通される。さら
に、前記の入力室9に連通される給排用の第4ポート5
4は、上記スプール25の昇降に応じて、上記の第2作
動室42と上記の第3室43とに交互に連通可能になっ
ている。
【0031】増圧ポンプの作動を、上記の図3を参照し
ながら図4(a)から図4(d)によって説明する。その図
3では、増圧ピストン2は下死点の後退位置Bに切換え
られて前記の切換ポート62が開いており、また、切換
弁20のスプール25が上死点の排出位置Yに切換えら
れている。増圧ポンプの運転を開始するときには、前記
の圧力ポートPに供給された圧油は、第2ポート52を
経て第2作動室42に供給され、これと同時に、前記の
入口逆止弁14と出力室10と切換ポート62とパイロ
ット路61とを経て前記の第1作動室41に供給され
る。
【0032】すると、図4(a)に示すように、上記の第
1作動室41に供給された圧油が、前記の第1ピストン
31の断面積S1に下向きに作用して、その油圧力によ
って前記スプール25を下方へ押圧する。また、前記の
第2ポート52から前記の第2作動室42に供給されて
いる圧油が、上記の第1ピストン31の断面積S1から
前記ロッド80の断面積を差し引いた環状断面積に上向
きに作用して、その油圧力によって上記の第1ピストン
31を上方へ押圧する。これと同時に、上記の第2作動
室42の圧油が前記の第2ピストン32の断面積S2か
ら前記ロッド80の断面積を差し引いた環状断面積に下
向きに作用して、その油圧力によって上記の第2ピスト
ン32を下方へ押圧する。このため、上記の第2作動室
42の圧油は、前記の第1実施形態と同様に、上記の第
1ピストン31の断面積S1から上記の第2ピストン3
2の断面積S2を差し引いた環状断面積S3に相当する
油圧力によって上記スプール25を上方へ押圧してい
る。
【0033】従って、上記スプール25は、前記の第1
実施形態と同様に、上記の第2ピストン32の断面積S
2に対応する油圧力によって下降していく。ちなみに、
この第2実施形態でも、上記の第1実施形態と同様に、
上記の断面積S1・S2・S3の比率を、ほぼ、26:
16:10の比率に設定してある。
【0034】図4(b)に示すように、上記スプール25
が供給位置X(又はその近傍)に下降すると、前記の給排
用の第4ポート54が前記の第2作動室42に連通され
て、前記の圧力ポートPの圧油が前記の第2ポート52
と上記の第2作動室42と上記の第4ポート54と給排
路47とを経て、前記の入力室9に供給される。これに
より、前記の後退位置Bの増圧ピストン2が上昇し始め
る。すると、まず、前記の切換ポート62が前記の出力
ピストン6によって閉じられ、前記の増圧ピストン2が
一点鎖線図の進出位置A(又はその近傍)に上昇したとき
に上記の切換ポート62が開かれる。
【0035】これにより、前記の第1作動室41の圧油
が第1ポート51とパイロット路61と上記の切換ポー
ト62と排出室11の溝11aと排出路18とを経て、
前記リターンポートRへ排出されていく。すると、図4
(c)に示すように、前記スプール25は、第2作動室4
2から前記の環状断面積S3に上向きに作用する油圧力
によって上昇していき、前記の給排用の第4ポート54
が閉じられる。
【0036】図4(d)に示すように、上記スプール25
が上死点の排出位置Y(又はその近傍)に上昇すると、上
記の第4ポート54が第3室43に連通される。これに
より、前記の入力室9の圧油が、前記の給排路47と第
4ポート54と第3室43と前記の第3ポート53と前
記の排出路18とを経て、前記リターンポートRへ排出
される。すると、前記の進出位置Aの増圧ピストン2
は、前記の出力室10から出力ピストン6に作用する残
圧によって下降し始め、引き続いて、前記の入口逆止弁
14から上記の出力室10に流入する圧油によって下降
していく。
【0037】その下降により、まず、前記の切換ポート
62が上記の出力ピストン6によって閉じられ、増圧ピ
ストン2が実線図の後退位置B(又はその近傍)に下降し
たときに上記の切換ポート62が開かれる。すると、前
述したように、圧力ポートPの圧油が出力室10と上記
の切換ポート62と前記パイロット路61とを経て、前
記の第1作動室41に供給される。これにより、上記の
図4(d)の排出位置Yのスプール25は、前記の図4
(a)に示すように下降して、図4(b)の供給位置Xに切
換わるのである。
【0038】上記の各実施形態は次のように変更可能で
ある。前記スプール25の各封止部分の周面にはパッキ
ンを装着してもよい。前記の増圧ポンプは、例示した姿
勢とは上下逆の姿勢に配置してもよく、さらには、横向
き姿勢または斜向きの姿勢に配置してもよい。上記の増
圧ポンプの作動流体は、例示した圧油に代えて、他の種
類の液体や空気等の気体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の増圧ポンプの系統図で
ある。
【図2】図2(a)から図2(d)は、上記の増圧ポンプに
設けた切換弁の作動説明図である。
【図3】本発明の第2実施形態の増圧ポンプの系統図で
ある。
【図4】図4(a)から図4(d)は、その第2実施形態の
切換弁の作動説明図である。
【符号の説明】
2…増圧ピストン、4a…大径受圧面、6a…小径受圧
面、9…入力室、10…出力室、13…入口路、15…
出口路、20…切換弁、25…スプール、31…第1ピ
ストン、32…第2ピストン、41…第1作動室、42
…第2作動室、44…環状室(第4室)、60…パイロッ
ト手段、P…圧力ポート、R…リターンポート、X…ス
プール25の供給位置、Y…スプール25の排出位置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増圧ピストン(2)の大径受圧面(4a)に
    入力室(9)を対面させると共に小径受圧面(6a)に出力
    室(10)を対面させ、その出力室(10)を入口路(13)
    を介して圧力ポート(P)に接続すると共に同上の出力室
    (10)に出口路(15)を接続し、上記の入力室(9)をス
    プール式の切換弁(20)によって上記の圧力ポート(P)
    とリターンポート(R)とに交互に接続し、 上記の切換弁(20)を、第1ピストン(31)とその第1
    ピストン(31)よりも小径の第2ピストン(32)を備え
    たスプール(25)と、上記の第1ピストン(31)の一端
    に対面されて上記スプール(25)を他端方向へ押圧する
    第1作動室(41)と、上記の第1ピストン(31)と上記
    の第2ピストン(32)との間に形成されて上記スプール
    (25)を一端方向へ押圧する第2作動室(42)とによっ
    て構成し、 上記の第2作動室(42)を前記の圧力ポート(P)に接続
    し、上記の第2ピストン(32)の他端を前記リターンポ
    ート(R)又は大気側に連通し、 前記の増圧ピストン(2)の後退移動の終期にはパイロッ
    ト手段(60)によって上記の第1作動室(41)を上記の
    圧力ポート(P)へ接続し、同上の増圧ピストン(2)の進
    出移動の終期には上記パイロット手段(60)によって同
    上の第1作動室(41)を上記リターンポート(R)に接続
    した、ことを特徴とする増圧ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した増圧ポンプにおい
    て、 前記の第2ピストン(32)の長手方向の途中部に環状室
    (44)を形成して、前記の入力室(9)を上記の環状室
    (44)を介して前記の圧力ポート(P)と前記リターンポ
    ート(R)とに交互に接続した、ことを特徴とする増圧ポ
    ンプ。
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