JP2001289087A - 内燃機関の自動停止・始動装置 - Google Patents

内燃機関の自動停止・始動装置

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JP2001289087A
JP2001289087A JP2000103926A JP2000103926A JP2001289087A JP 2001289087 A JP2001289087 A JP 2001289087A JP 2000103926 A JP2000103926 A JP 2000103926A JP 2000103926 A JP2000103926 A JP 2000103926A JP 2001289087 A JP2001289087 A JP 2001289087A
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internal combustion
combustion engine
vehicle
intersection
stop
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JP2000103926A
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English (en)
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Toshio Shibakawa
壽夫 芝川
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交差点での内燃機関の一時的な停止を木目細
かくおこなうことにより、排気を削減し、かつ燃費を向
上させる。 【解決手段】 車両に動力源として搭載されている内燃
機関を、駆動要求がなくかつ所定の条件が成立すること
により、一時的に停止させ、その後再始動させる内燃機
関の自動停止・始動装置であって、走行予定経路中の交
差点に対する自車両の相対位置を検出する位置検出手段
(ステップS2)と、その位置検出手段(ステップS
2)で検出された前記相対位置ごとに、前記内燃機関を
一時的に停止させる条件と再始動させる条件との少なく
ともいずれかを設定する停止制御条件設定手段(ステッ
プS4,S5,S7)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、車両の走行中に
内燃機関を自動停止し、また自動的に始動する装置に関
し、特に交差点に対する自車両の位置情報や交差点での
交通整理情報などに基づいて内燃機関の停止および再始
動の制御をおこなう装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、ガソリンエンジンなどの内燃
機関を搭載した車両に対して、排気の削減および燃費の
向上の要請がますます高くなってきている。このような
要請に応えるために、車両が停止している際に内燃機関
の運転を止める制御が実用化されている。その一例が特
開平8−61110号公報に記載されている。この公報
に記載された制御装置は、例えば車両が信号待ちなどで
停止し、かつアクセルオフの状態であれば、内燃機関を
一時的に停止し、アクセルペダルが踏み込まれるなどの
発進のための操作がおこなわれることにより、内燃機関
を自動的に再始動するように構成し、さらに坂路センサ
で検出された登坂路の勾配やウィンカセンサで検出され
た右左折の指示、車速センサで検出された車速、ナビゲ
ーションシステムなどで検出された自車両の走行車線の
変更もしくは進路変更などの情報に基づいて、停車後に
直ちに発進することを判断し、その判断が成立した場合
に、内燃機関の一時的な停止をおこなわないように構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置に
よれば、信号のある交差点で信号待ちのために停止し、
その際に上記のいわゆる即時発進条件が成立していなけ
れば、内燃機関が自動的に一時停止され、また反対に即
時発進条件が成立していれば、内燃機関の運転が継続さ
れる。しかしながら、交差点での信号待ちのための停車
であってもその停車の状況は様々であり、たとえ即時発
進条件が成立していないことにより内燃機関を一時停止
させたとしても、内燃機関が一時的に停止されたことが
原因となって車両の発進に遅れが生じる場合がある。こ
のような不都合を回避するために、内燃機関の一時停止
の条件を厳しくしたり、その停止継続時間を短くしたり
すると、アクセルオフで停車し、しかも特に駆動力が必
要ではないにも関わらず内燃機関が運転されてしまい、
その結果、排気の削減効果が損なわれる事態が発生する
可能性がある。
【0004】また一方、交差点の構造や通行量などによ
っては、交差点の中で暫くの間、停車し続けなければな
らない場合があるが、上記従来の装置では、交差点で右
左折する車両や進路変更した車両の内燃機関について
は、即時発進条件が成立していることにより、これを停
止しないこととしている。そのため、従来の装置では、
アクセルオフの状態で停止しているにも関わらず、内燃
機関が継続して運転されてしまい、排気の削減や燃費の
向上を図る上で改善すべき余地があった。
【0005】この発明は上記の技術的課題に着目してな
されたものであって、交差点に対する自車両の位置情報
や交差点での交通整理情報を有効に利用して排気の削減
や燃費の向上を更に図ることのできる装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、この発明は、交差点に対する自車
両の位置情報やその交差点についての交通整理情報に基
づいて、動力源である内燃機関の一時停止やその後の再
始動のタイミングを適正化するように構成したことを特
徴とするものである。より具体的には、請求項1の発明
は、車両に動力源として搭載されている内燃機関を、駆
動要求がなくかつ所定の条件が成立することにより、一
時的に停止させ、その後再始動させる内燃機関の自動停
止・始動装置において、走行予定経路中の交差点に対す
る自車両の相対位置を検出する位置検出手段と、その位
置検出手段で検出された前記相対位置ごとに、前記内燃
機関を一時的に停止させる条件と再始動させる条件との
少なくともいずれかを設定する停止制御条件設定手段と
を備えていることを特徴とする装置である。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
における前記相対位置が、前記交差点の内外の別と、直
進車線および右折車線ならびに左折車線の別と、自車両
が停止している位置から前記交差点での停止線までの距
離との少なくともいずれか一つであることを特徴とする
内燃機関の自動停止・始動装置である。
【0008】さらに、請求項3の発明は、請求項1もし
くは2の発明における前記停止制御条件設定手段で設定
される条件が、駆動要求がなくかつ前記所定の条件が成
立した後、前記内燃機関を停止させるまでの経過時間で
あることを特徴とする内燃機関の自動停止・始動装置で
ある。
【0009】したがって請求項1または2もしくは3に
記載の発明によれば、交差点の内外などの交差点と自車
両との相対位置、特に停車線の手前の自車両の停止位置
までの距離や自車両が乗っている走行車線に基づいて、
停止後の発進の緊急度を判断でき、そのため、内燃機関
を停止させるタイミングを細かく設定することが可能に
なる。その結果、内燃機関を停止させておく時間が可及
的に長くなり、排気を削減し、また燃費を向上させるこ
とができる。
【0010】また、請求項4の発明は、車両に動力源と
して搭載されている内燃機関を、駆動要求がなくかつ所
定の条件が成立することにより、一時的に停止させ、そ
の後再始動させる内燃機関の自動停止・始動装置におい
て、前記車両の前方の交差点での交通整理情報を受信す
る交通整理情報受信手段と、その交通整理情報受信手段
で得られた前記交通整理情報ごとに、前記内燃機関を一
時的に停止させる条件と再始動させる条件との少なくと
もいずれかを設定する停止制御条件設定手段とを備えて
いることを特徴とする装置である。
【0011】そして、請求項5の発明は、請求項4の発
明における前記交通整理情報が、前記交差点に設けられ
ている信号機が切り替わるまでの時間であることを特徴
とする装置である。
【0012】さらにまた、請求項6の発明は、請求項4
もしくは5に記載の発明における前記停止制御条件設定
手段で設定される条件が、前記内燃機関の一時停止を許
可する、前記交差点に設けられている信号機の切り替わ
るまでの残存時間であることを特徴とする装置である。
【0013】したがって請求項4もしくは5あるいは6
の発明では、自車両の発進が可能になるまでの時間を検
出もしくは推定することができるので、可能な範囲で内
燃機関の停止継続時間を長くすることができ、その結
果、排気を削減し、また燃費を向上させることができ
る。
【0014】これに対して、請求項7の発明は、請求項
4もしくは5に記載の発明における前記停止制御条件設
定手段で設定される条件が、前記交差点に設けられてい
る信号機の切り替わる時点からそれ以前に前記内燃機関
を再始動する時点までの時間であることを特徴とする装
置である。
【0015】したがって請求項7の発明では、信号機が
切り替わる前の適当な時点で内燃機関が始動されるの
で、車両が発進可能になると直ちに発進することがで
き、車両のもたつき感や発進の遅れを回避でき、またそ
の発進性能が確保される範囲で可及的に長い時間、内燃
機関が停止されるので、排気を削減し、また燃費を向上
させることができる。
【0016】さらに、請求項8の発明は、車両に動力源
として搭載されている内燃機関を、駆動要求がなくかつ
所定の条件が成立することにより、一時的に停止させ、
その後再始動させる内燃機関の自動停止・始動装置にお
いて、走行予定経路中の交差点に対する自車両の相対位
置を検出する位置検出手段と、その交差点での交通整理
情報を受信する交通整理情報受信手段と、前記位置検出
手段で検出された前記相対位置および前記交通整理情報
受信手段で得られた交通整理情報ごとに、前記内燃機関
を一時的に停止させる条件と再始動させる条件との少な
くともいずれかを設定する停止制御条件設定手段とを備
えていることを特徴とする装置である。
【0017】したがって請求項8の発明では、発進や加
速の緊急度合いが交差点に対する自車両の相対位置およ
びその交差点での信号機の切り替わりまでの時間に基づ
いて判断でき、その判断の結果に応じて内燃機関を一時
停止させておくことが可能になるので、発進や加速の応
答遅れを回避し、また併せて排気を削減し、燃費を向上
させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を具体例に基づい
て説明する。この発明で対象とする車両は、ガソリンエ
ンジンなどの燃料を燃焼させる内燃機関1を動力源とし
て備えており、その内燃機関1を所定の条件の成立に基
づいて自動的かつ一時的に停止させ、また再始動するよ
うに構成されている。図9はその内燃機関1を停止・始
動するための制御系統を模式的に示しており、内燃機関
1に対する燃料の供給およびその停止の制御や点火の実
行および停止の制御などをおこなう電子制御装置(EC
U)2が設けられている。この電子制御装置2は、いわ
ゆるマイクロコンピュータを主体として構成され、入力
されたデータおよび予め記憶しているデータならびに予
め記憶しているプログラムに従って演算をおこない、内
燃機関1の一時的な停止およびその後の始動の制御をお
こなうようになっている。
【0019】この電子制御装置2には、高精度位置検出
装置(例えばデファレンシャル・グローバル・ポジショ
ニング・システム:D−GPS)3、受信装置4、レー
ダー装置5、自律航法システム6、水温センサー7、バ
ッテリ用電子制御装置(バッテリ−ECU)8、車速セ
ンサ9、スロットルセンサ10などが接続され、これら
の装置あるいはセンサから必要なデータが入力されてい
る。
【0020】ここで、高精度位置検出装置3は、複数の
人工衛星を使用した地球規模の位置検出システムとFM
局などの複数の地域放送局からの電波の到達時間差に基
づいて位置を検出するシステムとを組み合わせて、予め
記憶している電子地図データ上での自車両の位置を検出
する装置であり、1m程度の誤差で自車両の位置を特定
することのできる装置である。また、受信装置4は、高
機能交差点システムによって与えられ情報を受信するた
めの装置であり、交差点に設置されている発信装置(図
示せず)から発信される電磁波もしくは赤外線あるいは
超音波を受信し、赤、黄、青、矢印、点滅などの各種の
表示をおこなう信号機の表示順序やその継続時間、現在
の表示状態、その表示開始からの継続時間、次の表示に
切り替わるまでの時間などを、交通整理情報として得る
ように構成されている。さらに、レーダー装置5は、自
車両に搭載されて前方車両を検出するためのものであ
り、レーザーレーダーやミリ波レーダーが使用可能であ
る。また、自律航法システム6は、ジャイロスコープや
走行距離センサなどを利用して自車両の位置を検出する
装置であり、前述した高精度位置検出装置3と併せて動
作して地図データ上での自車両の位置を検出するように
なっている。
【0021】水温センサー7およびバッテリ用電子制御
装置8ならびに車速センサ9、スロットルセンサ10
は、車両の状態を検出するための装置であって、水温セ
ンサー7は内燃機関1の冷却水温度を検出し、そのデー
タに基づいて内燃機関1の暖機の完了・未完が判断され
る。またバッテリ用電子制御装置8は内燃機関1のスタ
ータ(図示せず)に対する電力の供給や充電状態を制御
するための装置であり、バッテリ(図示せず)の充電量
を検出し、その検出結果に基づいてスタータを駆動でき
るか否かが判断される。そして、車速センサ9は自車両
の速度を検出し、特に自車両が停止しているか否かが判
断される。またさらに、スロットルセンサ10は、内燃
機関1におけるスロットルバルブ(図示せず)の開度を
検出し、その検出結果に基づいて内燃機関1が非駆動状
態であることが判断される。
【0022】上記の電子制御装置2は、車両が停止し、
かつ駆動要求がないなどの所定の条件が成立することに
より、内燃機関1を一時的に停止すること判断し、また
内燃機関1が一時的に停止されている状態で駆動要求が
発生するなどの条件が成立することにより、内燃機関1
の始動を判断する。これに加え、自車両の交差点に対す
る相対位置情報や交差点での交通整理情報に基づいて、
内燃機関1の停止・始動の制御をおこなう。その制御例
を図1に示してある。
【0023】図1は、高精度位置情報に基づいて交差点
近傍で内燃機関1の停止制御をおこなう制御例を示して
おり、先ず、車速センサ9によって得られる情報に基づ
いて自車両が停車中か否かが判断される(ステップS
1)。ここに示す制御例は、車両が停止し、かつ駆動要
求がないことを内燃機関1の停止条件とした制御例であ
るから、ステップS1で否定的に判断された場合、すな
わち自車両が走行している場合には、特に制御をおこな
うことなくリターンする。これに対して、自車両が停止
していてステップS1で肯定的に判断された場合には、
前述した高精度位置検出装置3で検出されている自車両
の位置情報を取得する(ステップS2)。前述したよう
にこの高精度位置検出装置3は例えば1m程度の誤差で
自車両の位置を検出でき、またこの装置は予め記憶して
いる地図データ上に自車両の位置を表示し、さらに現在
位置と目的位置との間の推奨走行経路を検索できるいわ
ゆるナビゲーションシステムの一部を構成している。し
たがってこの高精度位置検出装置3から取得した位置情
報によって自車両と走行経路上の交差点との相対位置を
検出することができる。その相対位置は、交差点での停
車線までの距離や走行している車線が右折車線もしくは
直進車線あるいは左折車線のいずれであるかの区別をし
て検出可能である。
【0024】ついで、エコラン許可状態か否かが判断さ
れる(ステップS3)。このエコラン許可状態とは、環
境および燃費を考慮した走行をおこなう状態すなわち停
車時に内燃機関1を停止する制御の許可状態であり、一
般には再始動の可能性を考慮した状態である。具体的に
は、内燃機関1の暖機が終了していること、スタータを
駆動させるためのバッテリの充電容量が充分であること
などであり、これらは水温センサ7やバッテリ用電子制
御装置8から得られるデータに基づいて判断することが
できる。
【0025】このステップS3で否定的に判断された場
合には、内燃機関1の停止制御をおこなえないのでリタ
ーンし、また、反対にステップS3で肯定的に判断され
た場合には、自車両が交差点の外で止まっているか否か
が判断される(ステップS4)。この判断は、上述した
高精度位置検出装置3で得られる位置情報および予め記
憶している地図データに基づいて判断することができ
る。
【0026】自車両が交差点の外に停車していることに
よりステップS4で肯定的に判断された場合には、内燃
機関1を一時的に自動停止する条件を定めたマップAを
選択する(ステップS5)。このマップAは、車両が交
差点の手前で信号待ちなどのために停車してから内燃機
関1を一時的に停止させるまでの経過時間(待機時間)
を定めたものであり、その一例を図2に示してある。こ
の図2に示す例は、車両の進行方向あるいは走行車線と
停車順位もしくは停車線からの距離との二次元マップで
ある。その経過時間(待機時間)の一般的傾向は、直進
あるいは左折することが検出もしくは予測されている場
合には、迅速に発進しあるいは加速する必要性が高いこ
とを考慮して長い時間(無限大を含む)に設定され、ま
た停車線に近いなど停車順位が前側であるほど、迅速に
発進しあるいは加速する必要性が高いことを考慮して長
い時間(無限大を含む)に設定されている。
【0027】具体的には、自車両が交差点の手前で停車
している先頭車両であって、直進もしくは左折すること
が位置情報や方向指示器の動作状態で検出もしくは予測
されている場合には、内燃機関1は継続して運転され、
自動停止されることはない。これに対して先頭車両であ
りかつ右折することが検出もしくは予測されている場合
には、停車後、内燃機関1を自動停止するまでの経過時
間(待機時間)として10秒が設定されている。すなわ
ち、停車してから10秒以上経過すると、内燃機関1が
自動停止される。また、その10秒の間にアクセルペダ
ルが踏み込まれたり、手動変速機を搭載した車両ではク
ラッチペダルが踏み込まれたりした場合には、駆動要求
あるいは発進要求があるものと判断して、経過時間(待
機時間)のカウントがリセットされる。すなわち内燃機
関1の自動停止制御がキャンセルされる。
【0028】また、自車両の停車順位が二番目である場
合あるいは停車線からの距離がそれに相当する距離の場
合、前記経過時間(待機時間)が5秒に設定され、さら
に三番目以降もしくはそれに相当する距離だけ停車線か
ら離れている場合には、前記経過時間(待機時間)が2
秒に設定されている。停車順位が後ろほど、もしくは停
車線からの距離が長いほど、信号が切り替わった後、発
進するまでの余裕時間が長いからである。
【0029】なお、停車順位は、高精度位置検出装置3
で得られた停車線からの距離を平均的な車両の全長で割
り算することに算出してもよい。また右折および左折の
判別は、自車両が位置する車線によらずに、方向指示器
の動作状態に基づいて判断してもよい。
【0030】上述のようにマップAに基づいて停車から
内燃機関1の停止までの時間を設定した後、自車両のイ
グニッションスイッチ(図示せず)がオフか否か(IG
オフか否か)が判断される(ステップS6)。イグニッ
ションスイッチがオフとされていれば、運転者の自発的
な意志によって内燃機関1の停止操作が実行されている
ので、内燃機関1の一時的な自動停止制御を実行する必
要がないので、このルーチンを終了する。これに対して
イグニッションスイッチがオンのままであることにより
ステップS6で否定的に判断された場合にはリターン
し、マップAに基づいた時間が経過することにより、内
燃機関1が自動停止され、あるいは走行方向によっては
内燃機関1の運転が継続される。なお、上記の経過時間
(待機時間)が経過する以前にアクセルペダルが踏み込
まれるなどの駆動要求があった場合には、内燃機関1の
一時停止制御自体がキャンセルされ、あるいは上記のス
テップS3でのエコラン許可状態が成立しなくなるの
で、内燃機関1は自動停止されずに運転され続ける。
【0031】また一方、自車両の停止位置が交差点の中
であることによりステップS4で否定的に判断された場
合には、内燃機関1を一時的に自動停止する条件を定め
たマップBが選択される(ステップS7)。このマップ
Bは、車両が交差点の中で停車してから内燃機関1を一
時的に停止させるまでの経過時間(待機時間)を定めた
ものであり、その一例を図3に示してある。この図3に
示す例は、車両の進行方向あるいは走行車線と停車順位
との二次元マップである。その経過時間(待機時間)の
一般的傾向は、直進あるいは右折することが検出もしく
は予測されている場合には、迅速に発進しあるいは加速
する必要性が高いことを考慮して長い時間(無限大を含
む)に設定され、また停車順位が前側であるほど、迅速
に発進しあるいは加速する必要性が高いことを考慮して
長い時間(無限大を含む)に設定されている。
【0032】具体的には、自車両が交差点内で停車して
いる先頭車両であって、直進もしくは右折することが位
置情報や方向指示器の動作状態で検出もしくは予測され
ている場合には、内燃機関1は継続して運転され、自動
停止されることはない。これに対して先頭車両でありか
つ左折することが検出もしくは予測されている場合に
は、停車後、内燃機関1を自動停止するまでの経過時間
(待機時間)として10秒が設定されている。すなわ
ち、停車してから10秒以上経過すると、内燃機関1が
自動停止される。横断歩道の歩行者が途切れた際に直ち
に発進する必要があるからである。また、その10秒の
間にアクセルペダルが踏み込まれたり、手動変速機を搭
載した車両ではクラッチペダルが踏み込まれたりした場
合には、駆動要求あるいは発進要求があるものと判断し
て、経過時間(待機時間)のカウントがリセットされ
る。すなわち内燃機関1の自動停止制御がキャンセルさ
れる。
【0033】また、自車両の停車順位が二番目である場
合、前記経過時間(待機時間)が5秒に設定され、さら
に三番目以降の場合には、前記経過時間(待機時間)が
2秒に設定されている。停車順位が後ろほど、発進する
までの余裕時間が長いからである。
【0034】上述のようにマップBに基づいて停車から
内燃機関1の停止までの時間を設定した後、ステップS
6に進んで自車両のイグニッションスイッチがオフか否
かが判断されるのは、前述した交差点の外に停車してい
る場合と同様である。
【0035】したがって上記の図1に示す制御を実行す
るこの発明に係る装置によれば、交差点の内外の別、直
進もしくは右左折などの交差点を通過する方向、交差点
での停車順位もしくは先頭位置からの距離など、交差点
に対する自車両の相対位置ごとに、停車から内燃機関1
の自動停止までの時間すなわち自動停止条件が設定され
る。すなわち交差点での停車の状況ごとに木目細かく内
燃機関1の自動停止条件が設定されるので、内燃機関1
を一時的に停止させる時間が可及的に長くなり、排気を
削減し、かつ燃費を更に向上させることができる。
【0036】つぎに走行予定経路中の交差点についての
交通整理情報に基づいて内燃機関1の一時的な自動停止
制御をおこなう例について説明する。高機能交差点制御
システムは、交差点での車両の通行を円滑化するため
に、通過車両に対して交通整理情報を発信するように構
成されており、その交通整理情報としては、信号の赤、
黄、青、矢印、点滅などの各状態の順序や継続時間、現
在の状態、および現在の状態の開始からの経過時間、次
の状態に切り替わるまでの残存時間などが発信可能であ
る。これらの交通整理情報は、図9に示す受信装置4に
よって取得することができ、内燃機関1の自動停止制御
に反映させることができる。
【0037】図4はその制御例を示しており、先ず、車
速センサ9によって得られる情報に基づいて自車両が停
車中か否かが判断される(ステップS11)。ここに示
す制御例は、車両が停止し、かつ駆動要求がないことを
内燃機関1の停止条件とした制御例であるから、ステッ
プS11で否定的に判断された場合、すなわち自車両が
走行している場合には、特に制御をおこなうことなくリ
ターンする。これに対して、自車両が停止していてステ
ップS11で肯定的に判断された場合には、前述した交
差点での交通整理情報を取得し、特にその時間情報を取
得する(ステップS12)。この時間情報としては、信
号機が切り替わるまでの時間が最も一般的である。つい
で、前述した高精度位置検出装置3で検出されている自
車両の位置情報を取得する(ステップS13)。これ
は、前述した図1に示す制御例におけるステップS2と
同様の処理である。
【0038】これらの情報を取得した後、エコラン許可
状態か否かが判断される(ステップS14)。これは、
図1に示す制御例でのステップS3と同様の処理であ
り、したがって否定的に判断された場合には、特に制御
をおこなうことなくリターンし、また肯定的に判断され
た場合には、停車位置が交差点の外か否かが判断される
(ステップS15)。この判断は、上述した高精度位置
検出装置3で得られる位置情報および予め記憶している
地図データに基づいて判断することができる。
【0039】自車両が交差点の外に停車していることに
よりステップS15で肯定的に判断された場合には、内
燃機関1を一時的に自動停止する条件を定めたマップC
が選択される(ステップS16)。このマップCは、車
両が交差点の手前で信号待ちなどのために停車した際に
内燃機関1を一時的に停止させる条件として、信号機が
切り替わるまでの残存時間を設定したものであり、その
一例を図5に示してある。この図5に示す例は、車両の
進行方向あるいは走行車線と停車順位もしくは停車線か
らの距離との二次元マップである。その残存時間の一般
的傾向は、停車線に近いなど停車順位が前側であるほ
ど、迅速に発進しあるいは加速する必要性が高いことを
考慮して長い時間に設定されている。言い換えれば、信
号機が切り替わるまでの残存時間が相対的に短い場合に
は、先頭側に停車している車両の内燃機関1は自動停止
されない。なお、右折あるいは左折が予定されている車
両については、直進車両よりも短い残存時間を設定して
もよい。発進あるいは加速の迅速性が直進車両ほどは要
求されないからである。
【0040】具体的には、交差点の手前で停車している
先頭車両については、その内燃機関1を自動停止する条
件として、信号機が切り替わるまでの時間が15秒以上
に設定される。すなわち先頭車両については、その停車
から信号機が切り替わるまでの残存時間が15秒である
場合に、内燃機関1の自動停止の許可条件が成立したと
される。これに対して停車順位が二番目もしくはこれに
相当する距離だけ停車線から離れている車両について
は、その内燃機関1の自動停止の許可条件として、信号
機が切り替わるまでの時間が10秒以上に設定され、さ
らに三番以降もしくはこれに相当する距離だけ停車線か
ら離れている車両については、その内燃機関1の自動停
止の許可条件として、信号機が切り替わるまでの時間が
7秒以上に設定される。すなわち停車順位が後ろ側ほ
ど、短時間の内に信号機が切り替わるとしても内燃機関
1の自動停止制御が実行される。停車後、直ちに信号機
が切り替わっても、前方車両が発進してから発進すれば
よく、発進までに時間的な余裕があるからである。
【0041】上記のようにして内燃機関1の自動停止の
ための条件を設定した後に、エコラン停止状態か否かが
判断される(ステップS17)。すなわち排気の削減お
よび燃費の向上のために停車中に内燃機関1を一時的に
自動停止する制御が既に実行されているか否かが判断さ
れる。停車しているものの内燃機関1が駆動され続けて
いることによりステップS17で否定的に判断された場
合にはリターンする。これに対して内燃機関1が既に自
動停止されている場合には、マップDが選択されて内燃
機関1の始動のための条件が設定される(ステップS1
8)。このマップDは、信号機が切り替わる時点に先立
って内燃機関1を始動する際の内燃機関1の始動から信
号機が切り替わるまでの時間(いわゆる内燃機関1の始
動の前出し時間)を定めたものであり、その一例を図6
に示してある。この図6に示す例は、車両の進行方向あ
るいは走行車線と停車順位もしくは停車線からの距離と
の二次元マップである。その再始動の前出し時間の一般
的傾向は、直進することが検出もしくは予測されている
場合には、迅速に発進しあるいは加速する必要性が高い
ことを考慮して、早めに始動するべく長い時間に設定さ
れ、また右折することが検出もしくは予測されている場
合には、交差点の中心部近傍で一旦停車することが多い
ことを考慮して発進もしくは加速のある程度の遅れを許
容するべく短い時間に設定され、さらに左折することが
検出もしくは予測されている場合には、横断歩道の歩行
者の通行を優先することを考慮して設定されている。こ
れに対して停車順序の点では、先頭側の車両ほど、早め
に始動するべく長い時間に設定されている。発進の迅速
性が要求されるからである。
【0042】具体的には、直進する先頭車両については
信号機が切り替わる時点から4秒前に内燃機関1を始動
することとされ、また先頭車両であっても右折する車両
については2秒前に内燃機関1を始動することとされ、
さらに先頭車両であっても左折する車両についてはアク
セル操作された後に内燃機関1を始動することとされて
いる。また停車順位が二番目もしくはこれに相当する距
離だけ停車線から離れている車両については、左折車両
を除いて1秒前に内燃機関1を始動することとされ、左
折車両についてはアクセル操作された後に内燃機関1を
始動することとされている。そして停車順位が三番目以
降もしくはこれに相当する距離だけ停車線から離れてい
る車両についてはアクセル操作された後に内燃機関1を
始動することとされている。
【0043】上述のようにマップDに基づいて、信号の
切り替わりに先立つ内燃機関1の始動のタイミングを設
定した後、自車両のイグニッションスイッチ(図示せ
ず)がオフか否か(IGオフか否か)が判断される(ス
テップS19)。イグニッションスイッチがオフとされ
ていれば、運転者の自発的な意志によって内燃機関1の
停止操作が実行されているので、内燃機関1を自動的に
始動する余地がないので、このルーチンを終了する。こ
れに対してイグニッションスイッチがオンのままである
ことによりステップS19で否定的に判断された場合に
はリターンし、マップDに基づいた時間に到ることによ
り、内燃機関1が自動的に始動され、あるいはアクセル
操作に基づいて内燃機関1が始動される。なお、上記の
時間に到る前にアクセルペダルが踏み込まれるなどの駆
動要求もしくはこれに準ずる要求の操作があった場合に
は、直ちに内燃機関1が始動される。
【0044】また一方、自車両の停止位置が交差点の中
であることによりステップS15で否定的に判断された
場合には、内燃機関1を一時的に自動停止する条件を定
めたマップEが選択される(ステップS20)。このマ
ップEは、信号機が右折のための矢印信号に切り替わる
までの時間や直進方向の青信号が点滅信号に切り替わる
までの残存時間を、交差点内で停車した車両の内燃機関
1を自動停止する条件として設定したものであり、した
がって直進する車両については条件が設定されていな
い。その一例を図7に示してある。この図7に示す例
は、車両の進行方向あるいは走行車線と停車順位との二
次元マップである。その残存時間の一般的傾向は、停車
順位が前側であるほど、迅速に発進しあるいは加速する
必要性が高いことを考慮して時間的に余裕がある場合に
内燃機関1を停止するべく長い時間に設定されている。
具体的には、先頭車両については、右折信号に切り替わ
るまでの時間が10秒以上であること停止条件とされ、
また停車順位が二番目の車両については7秒が停止条件
とされ、さらに三番目以降の車両については4秒が停止
条件とされている。停車順位が後ろ側ほど発進の際の時
間的な余裕が大きいからである。なお、左折車両につい
ての時間は、歩行者用の信号が点滅に切り替わる時点も
しくは赤に切り替わる時点から手前の時間として設定す
ることができる。
【0045】上記のようにして内燃機関1の自動停止の
ための条件を設定した後に、エコラン停止状態か否かが
判断される(ステップS21)。これは、前述したステ
ップS17における制御と同様の制御である。このステ
ップS21で否定的に判断された場合にはリターンす
る。これに対して内燃機関1が既に自動停止されていて
ステップS21で肯定的に判断された場合には、マップ
Fが選択されて内燃機関1の始動のための条件が設定さ
れる(ステップS22)。
【0046】このマップFは、交差点の中で停車してい
る場合に、信号機が切り替わる時点に先立って内燃機関
1を始動する際の内燃機関1の始動から信号機が切り替
わるまでの時間(いわゆる内燃機関1の始動の前出し時
間)を定めたものであり、その一例を図8に示してあ
る。この図8に示す例は、車両の進行方向あるいは走行
車線と停車順位もしくは停車線からの距離との二次元マ
ップであるが、直進車両はそのまま進行すればよいの
で、直進車両についての条件は設定されていない。その
再始動の前出し時間の一般的傾向は、右折することがこ
とが検出もしくは予測されている場合には、迅速に発進
しあるいは加速する必要性が高いことを考慮して、早め
に始動するべく長い時間に設定され、また左折すること
が検出もしくは予測されている場合には、歩行者の通行
の状態に応じて発進すればよいので、アクセル操作され
た後に内燃機関1を始動することとされている。なお、
左折車両については、その停車順位に関わらず、同様の
条件が設定されている。また、停車順位に関し、先頭車
両は右折信号に切り替わることにより直ちに発進する必
要があるので、信号が切り替わる5秒前に内燃機関1を
始動するように設定され、また二番目の右折車両につい
てはその前出し時間が2秒とされ、さらに三番目以降の
車両については右折信号に切り替わると同時に内燃機関
1が自動的に始動されるように前出し時間が0秒とされ
ている。前方の車両に追従して発進すればよいために、
発進までの時間的余裕が大きいことによる。
【0047】上述のようにマップFに基づいて、信号の
切り替わりに先立つ内燃機関1の始動のタイミングを設
定した後、交差点の外に停車している場合の制御と同様
に、ステップS19に進んで、自車両のイグニッション
スイッチがオフか否か(IGオフか否か)が判断され
る。その後の制御は前述した場合と同様である。
【0048】したがって上記の図4に示す制御を実行す
るこの発明に係る装置によれば、交差点の内外の別、直
進もしくは右左折などの交差点を通過する方向、交差点
での停車順位もしくは先頭位置からの距離など、交差点
に対する自車両の相対位置に加えて、信号機が切り替わ
るまでの時間ごとに、停車から内燃機関1の自動停止ま
での時間すなわち自動停止条件とその後に内燃機関1を
自動的に始動するまでいわゆる前出し時間が設定され
る。すなわち交差点での停車の状況ごとに木目細かく内
燃機関1の自動停止条件および始動条件が設定されるの
で、内燃機関1を一時的に停止させる時間が可及的に長
くなり、排気を削減し、かつ燃費を更に向上させること
ができる。
【0049】ここで上記の各具体例とこの発明との関係
を簡単に説明すると、請求項1の発明における位置検出
手段には前記高精度位置検出装置3および自律航法シス
テム6や前記ステップS2とステップS13との機能的
手段が相当し、また請求項1ないし3の発明における停
止制御条件設定手段にはステップS4,S5,S7,S
15,S16,S18,S20,S22の機能的手段が
相当する。また、請求項4の発明および請求項5の発明
における交通整理情報受信手段には前記受信装置4およ
びステップS12の機能的手段が相当し、停止制御条件
設定手段にはステップS15,S16,S18,S2
0,S22の機能的手段が相当する。さらに請求項6の
発明における停止制御条件設定手段にはステップS1
6,S20の機能的手段が相当し、請求項7の発明にお
ける停止制御条件設定手段にはステップS18,S22
の機能的手段が相当する。そして、請求項8の発明にお
ける位置検出手段には前記高精度位置検出装置3および
自律航法システム6が相当し、交通整理情報受信手段に
は前記受信装置4およびステップS12の機能的手段が
相当し、停止制御条件設定手段にはステップS15,S
16,S18,S20,S22の機能的手段が相当す
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし3の
発明によれば、交差点の内外などの交差点と自車両との
相対位置、特に停車線の手前の自車両の停止位置までの
距離や自車両が乗っている走行車線に基づいて、停車後
の発進の緊急度を判断でき、そのため、内燃機関を停止
させるタイミングを細かく設定することが可能になり、
その結果、内燃機関を停止させておく時間が可及的に長
くなって排気を削減し、また燃費を向上させることがで
きる。
【0051】また、請求項4ないし6の発明によれば、
自車両の発進が可能になるまでの時間を検出もしくは推
定することができるので、可能な範囲で内燃機関の停止
継続時間を長くすることができ、その結果、排気を削減
し、また燃費を向上させることができる。
【0052】さらに、請求項7の発明によれば、信号機
が切り替わる前の適当な時点で内燃機関が始動されるの
で、車両が発進可能になると直ちに発進することがで
き、車両のもたつき感や発進の遅れを回避でき、またそ
の発進性能が確保される範囲で可及的に長い時間、内燃
機関が停止されるので、排気を削減し、また燃費を向上
させることができる。
【0053】そして、請求項8の発明によれば、発進や
加速の緊急度合いが交差点に対する自車両の相対位置お
よびその交差点での信号機の切り替わりまでの時間に基
づいて判断でき、その判断の結果に応じて内燃機関を一
時停止させておくことが可能になるので、発進や加速の
応答遅れを回避し、また併せて排気を削減し、燃費を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る装置で実行される制御例を示
すフローチャートである。
【図2】 その制御で使用されるマップの一例を示す図
である。
【図3】 図1の制御で使用される他のマップの一例を
示す図である。
【図4】 この発明に係る装置で実行される他の制御例
を示すフローチャートである。
【図5】 その制御で使用されるマップの一例を示す図
である。
【図6】 その制御で使用される他のマップの一例を示
す図である。
【図7】 その制御で使用される更に他のマップの一例
を示す図である。
【図8】 その制御で使用されるまた更に他のマップの
一例を示す図である。
【図9】 この発明で対象とする車両の内燃機関につい
ての制御系統を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1…内燃機関、 2…電子制御装置、 3…高精度位置
検出装置、 4…受信装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 43/00 301 F02D 43/00 301H 45/00 310 45/00 310B 310G 372 372Z F02N 15/00 F02N 15/00 E Fターム(参考) 3G084 BA13 BA16 BA28 CA01 CA07 DA00 DA02 DA10 EA07 EB02 EB24 EC01 FA03 FA04 FA05 FA06 FA10 FA20 FA36 3G092 AC03 BA08 BB01 CA01 CB04 CB05 DG08 EA17 EB08 FA15 FA24 FA30 GA01 GA10 HA06Z HE08Z HF02Z HF08Z HF15Z HF21Z HG00Z HG01Z HG04Z HG06Z 3G093 BA19 BA20 BA22 CA00 CA02 DA05 DA06 DA12 DA13 DB00 DB05 DB10 DB16 DB18 DB19 DB23 EA00 EA05 EA12 FA03 FA10 FB00 3G301 JA00 JA02 JA21 KA04 LA00 MA11 NA08 NC04 NC08 NE23 PA11Z PE08Z PF00Z PF01Z PF03Z PF06Z PF16Z PG01Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に動力源として搭載されている内燃
    機関を、駆動要求がなくかつ所定の条件が成立すること
    により、一時的に停止させ、その後再始動させる内燃機
    関の自動停止・始動装置において、 走行予定経路中の交差点に対する自車両の相対位置を検
    出する位置検出手段と、 その位置検出手段で検出された前記相対位置ごとに、前
    記内燃機関を一時的に停止させる条件と再始動させる条
    件との少なくともいずれかを設定する停止制御条件設定
    手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の自動停
    止・始動装置。
  2. 【請求項2】 前記相対位置が、前記交差点の内外の別
    と、直進車線および右折車線ならびに左折車線の別と、
    自車両が停止している位置から前記交差点での停止線ま
    での距離との少なくともいずれか一つであることを特徴
    とする請求項1に記載の内燃機関の自動停止・始動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記停止制御条件設定手段で設定される
    条件が、駆動要求がなくかつ前記所定の条件が成立した
    後、前記内燃機関を停止させるまでの経過時間であるこ
    とを特徴とする請求項1もしくは2に記載の内燃機関の
    自動停止・始動装置。
  4. 【請求項4】 車両に動力源として搭載されている内燃
    機関を、駆動要求がなくかつ所定の条件が成立すること
    により、一時的に停止させ、その後再始動させる内燃機
    関の自動停止・始動装置において、 前記車両の前方の交差点での交通整理情報を受信する交
    通整理情報受信手段と、 その交通整理情報受信手段で得られた前記交通整理情報
    ごとに、前記内燃機関を一時的に停止させる条件と再始
    動させる条件との少なくともいずれかを設定する停止制
    御条件設定手段とを備えていることを特徴とする内燃機
    関の自動停止・始動装置。
  5. 【請求項5】 前記交通整理情報が、前記交差点に設け
    られている信号機が切り替わるまでの時間であることを
    特徴とする請求項4に記載の内燃機関の自動停止・始動
    装置。
  6. 【請求項6】 前記停止制御条件設定手段で設定される
    条件が、前記内燃機関の一時停止を許可する、前記交差
    点に設けられている信号機の切り替わるまでの残存時間
    であることを特徴とする請求項4もしくは5に記載の内
    燃機関の自動停止・始動装置。
  7. 【請求項7】 前記停止制御条件設定手段で設定される
    条件が、前記交差点に設けられている信号機の切り替わ
    る時点からそれ以前に前記内燃機関を再始動する時点ま
    での時間であることを特徴とする請求項4もしくは5に
    記載の内燃機関の自動停止・始動装置。
  8. 【請求項8】 車両に動力源として搭載されている内燃
    機関を、駆動要求がなくかつ所定の条件が成立すること
    により、一時的に停止させ、その後再始動させる内燃機
    関の自動停止・始動装置において、 走行予定経路中の交差点に対する自車両の相対位置を検
    出する位置検出手段と、 その交差点での交通整理情報を受信する交通整理情報受
    信手段と、 前記位置検出手段で検出された前記相対位置および前記
    交通整理情報受信手段で得られた交通整理情報ごとに、
    前記内燃機関を一時的に停止させる条件と再始動させる
    条件との少なくともいずれかを設定する停止制御条件設
    定手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の自動
    停止・始動装置。
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