JP2001289071A - 排気管バルブ装置 - Google Patents

排気管バルブ装置

Info

Publication number
JP2001289071A
JP2001289071A JP2000102911A JP2000102911A JP2001289071A JP 2001289071 A JP2001289071 A JP 2001289071A JP 2000102911 A JP2000102911 A JP 2000102911A JP 2000102911 A JP2000102911 A JP 2000102911A JP 2001289071 A JP2001289071 A JP 2001289071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
exhaust pipe
electric motor
sensor
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000102911A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Machida
政貴 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Bosch Braking Systems Corp
Original Assignee
Bosch Braking Systems Co Ltd
Bosch Braking Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bosch Braking Systems Co Ltd, Bosch Braking Systems Corp filed Critical Bosch Braking Systems Co Ltd
Priority to JP2000102911A priority Critical patent/JP2001289071A/ja
Publication of JP2001289071A publication Critical patent/JP2001289071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気管バルブ装置の作動時、その弁体位置を
無段階に制御が行えるようにする。 【解決手段】 エンジンの排気管中に設けられ、その排
気通路2の一部を形成するバルブハウジング4と、該バ
ルブハウジング4内に回動自在に支持される回転軸6に
固定される弁体5と、回転軸6を回動させるアクチュエ
ータ21とを有し、アクチュエータ21の作動により前
記弁体5を回動させて、前記排気通路2を開閉する排気
管バルブ装置11であって、前記アクチュエータ21
は、前記回転軸6を回動させる減速機付電動モータ22
と、前記回転軸6の回動位置を検出する位置センサ23
と、前記回転軸6の回動目標位置を設定するとともに、
前記位置センサ23からの位置信号と、回動目標位置の
目標位置信号との差により、前記電動モータ22bを駆
動、制御するコントローラ24とを備える装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車を含む車両
などのエンジンの排気管中に設けられ、該排気管の開閉
を制御して暖気を行う暖気システムのバタフライ形排気
管バルブ装置に関する。ここで、前記暖気システムと
は、前記排気管バルブ装置により前記排気管を閉塞させ
て、排気ガス圧を上げ、それによりエンジン負荷を増大
させ、これにより多くの熱エネルギを冷却水に吸収し、
冷却水温度を上昇させて、前記車両の暖機性、暖房性を
向上させる装置である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の排気管バルブ装置1とし
ては、例えば、図13の該装置の一部を破断した正面図
および図14の該装置の一部を破断した側面図に示すも
のがある。図13および図14において、該排気管バル
ブ装置1は、エンジンの排気管中に設けられ、その排気
通路2の一部を形成するバルブ3のバルブハウジング4
と、該バルブハウジング4の内部に配設され、前記排気
通路2を開閉する円板状の弁体5と、該弁体5が固定さ
れるとともに、前記バルブハウジング4に回動自在に支
持される回転軸6とからなる前記バルブ3と、前記回転
軸6を回動させる負圧作動形アクチュエータ7とから構
成されている。
【0003】そして、前記アクチュエータ7の負圧室7
aに給排管7bを介して、図示しない負圧源から供給さ
れる負圧により、該アクチュエータ7を作動させ、この
作動により、前記回転軸6を回動させて、前記弁体5に
より、前記排気通路2を開閉する。すなわち、前記アク
チュエータ7の駆動軸7cの軸心位置に対応して、前記
回転軸6の一方の軸端部6aに固定されたレバー8に、
前記アクチュエータ7から前記駆動軸7cを介して回転
駆動力が伝達されて、前記回転軸6を回動し、前記排気
通路2を前記弁体5により開閉するとともに、前記アク
チュエータ7を2段階(半閉と全閉)に制御して暖気を
行っている。なお、図13は開弁状態を示す。そして、
前記弁体5の開弁時および閉弁時の前記レバー8の動き
は、図14に示すブラケット7iに設けられた2個のス
トッパボルト9,10の頭部に、係合面8a,8bをそ
れぞれ当接させて規制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記アクチ
ュエータ7のパワーピストン7dのリターンスプリング
として、該パワーピストン7dとシェル(アクチュエー
タのハウジング)7eとの間に第1のリターンスプリン
グ7fが配設され、該パワーピストン7dとパワーピス
トン7dに移動可能に取付けられたリテーナ7hとの間
に第2のリターンスプリング7gが配設されている。
【0005】そこで、前記アクチュエータ7の負圧室7
aに低圧の負圧を供給すると、パワーピストン7dは、
第1のリターンスプリング7fのみをたわめ、リテーナ
7hがシェル7eに当接するまでストロークして、前記
弁体5を第1段階の半閉状態にする。次いで、該アクチ
ュエータ7の負圧室7aに高い負圧(前記低圧より、真
空に近い負圧)を供給すると、パワーピストン7dは、
第1および第2のリターンスプリング7f、7gをとも
にたわめて、前記回転軸6のレバー8の係合面8bがス
トッハボルト10に当接するまでストロークして、前記
弁体5を第2段階の全閉状態にする。
【0006】このように、前記アクチュエータ7に供給
する負圧を変えて、前記弁体5の開度を制御している。
暖気には、アイドル時暖気と走行時暖気とがあり、アイ
ドル時暖気では、ハルブ全閉制御を行い、走行時暖気で
は、バルブ半閉制御を行っている。前記走行時暖気にお
いては、アクセル開度が小さい低速走行時に暖気作動を
行い、アクセル開度が大きい高速走行時は暖気作動は行
わない。
【0007】しかしながら、前記従来の排気管バルブ装
置1においては、下記のような問題点があった。すなわ
ち、 1)前記ハルブ3の開閉角度を前記2段階制御しかでき
ず、きめの細かい暖房制御ができていない。 2)エンジン排気ガス圧の変動や、バタフライ式バルブ
3の前記回転軸6の摩擦抵抗の変動等により、該バルブ
3の開閉角度にバラツキが生じ、正確な暖房制御ができ
ない。 3)前記2段階制御の切換時、排気ガス圧変動によるエ
ンジントルク変動が生じ易く、運転性が悪化するおそれ
がある。
【0008】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、作動時、前記弁体位置
を無段階に制御が行える排気管バルブ装置を提供するこ
とにある。
【0009】本発明の他の目的は、作動時、アクセル開
度のほか、エンジン冷却水温度、排気ガス圧力、エンジ
ン回転数等を基により、前記弁体位置を精密に制御が行
える排気管バルブ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、エンジンの排気管中に設けられ、そ
の排気通路の一部を形成するバルブハウジングと、該バ
ルブハウジング内に回動自在に支持される回転軸に固定
される弁体と、前記回転軸を回動させるアクチュエータ
とを有し、該アクチュエータの作動により前記弁体を回
動させて、前記排気通路を開閉する排気管バルブ装置に
おいて、次の通りである。
【0011】前記アクチュエータは、前記回転軸を回動
させる減速機付電動モータと、前記回転軸の回動位置を
検出する位置センサとを備える装置である。
【0012】前記減速機付電動モータと前記回転軸と
は、連結機構部の歯車機構またはカップリング機構を介
して連結される装置である。
【0013】前記減速機は、ウォームギヤまたはハイポ
イドギヤで構成されている装置である。
【0014】前記回転軸に固定されるレバーと、前記連
結機構部のハウジングに前記レバーが当接するストッパ
部とを設けるとともに、前記レバーが前記ストッパ部に
当接する方向に付勢する弾性手段を設ける装置である。
【0015】前記アクチュエータは、前記回転軸を回動
させる減速機付電動モータと、前記回転軸の回動位置を
検出する位置センサと、前記回転軸の回動目標位置を設
定するとともに、前記位置センサからの位置信号と、前
記回動目標位置の目標位置信号との差により、前記回転
軸の前記回動位置が前記回動目標位置になるように、前
記電動モータを駆動、制御するコントローラとを備える
装置である。
【0016】前記コントローラは、アクセル開度センサ
からの開度信号により車両走行状態を検出する車両走行
状態検出回路と、該車両走行状態検出回路からの出力信
号に基づいて排気管バルブ目標位置を設定するバルブ位
置目標値設定回路と、前記アクセル開度センサからの開
度信号と前記車両走行状態検出回路からの出力信号とに
より車両走行状態の変化を検出する車両走行状態変化検
出回路と、該車両走行状態変化検出回路からの出力信号
と前記バルブ位置目標値設定回路からの出力信号とによ
り前記電動モータを駆動、制御するモータ駆動制御回路
とからなる装置である。
【0017】前記コントローラは、冷却水温度センサ、
排気ガス圧力センサ、エンジン回転数検出センサおよび
アクセル開度センサからのそれぞれの信号に基づいて排
気管バルブ目標位置を設定するバルブ位置目標値設定回
路と、該バルブ位置目標値設定回路からの出力信号によ
り前記電動モータを駆動、制御するモータ駆動制御回路
とからなる装置である。
【0018】本発明は以上のように構成されているの
で、バルブの弁体位置を無段階に制御が行える。このた
め、車両の走行状態やエンジン状態等に応じて、適切な
暖機、暖房制御が可能になる。また、特に、アクセル開
度のほか、エンジン冷却水温度、排気ガス圧、エンジン
回転数等を基により正確で、精密な制御が可能になる。
さらに、例えば、従来と同じく、前記アクチュエータを
2段階に制御しても、前記バルブの弁体位置の変更がよ
り滑らかに行え、その時のエンジントルクの急変を防止
することができるとともに、運転性の悪化を防止するこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を詳しく説明する。 (第1実施例) 図1ないし図6は、本発明の排気管バ
ルブ装置の第1実施例を示すもので、図1は、該排気管
バルブ装置の一部を破断した縦断面図、図2は、図1の
右側面図、図3は、図1の要部の拡大断面図、図4は、
図2の要部の拡大断面図、図5は、図3のV−V線による
バルブ作動時の断面図、図6は、図3のVI−VI線による
断面図を示し、図13と同一部材には、同一符号を付し
て、その説明を省略する。
【0020】図1ないし図6において、排気管バルブ装
置11は、主として、前記バタフライ式ハルブ3とアク
チュエータ21と連結機構部31とから構成される。前
記バルブ3は、車両のエンジンの排気ガス通路2の一部
を形成するバルブハウジング4と、該バルブハウジング
4のほぼ円形状の内部通路4aを開閉する円板状の弁体
5と、該弁体5が固定されるとともに、シール部材(例
えば、ラビリンスシール)4bを介して、前記バルブハ
ウジング4に回動自在に支持する回転軸6とからなる。
【0021】前記アクチュエータ21は、前記回転軸6
を回動させるための減速機付電動モータ22と、前記回
転軸6の回動位置を検出する位置センサ23と、前記減
速機付電動モータ22を駆動、制御する電子回路を備え
る、内部(図9にも示す)に配設されるコントローラ2
4とからなり、前記連結機構部31は、前記ハルブ3の
前記回転軸6と、前記アクチュエータ21の前記減速機
付電動モータ22の減速出力軸22aとの間を、直接、
連結するフィン付きカップリング32と、そのハウジン
グ33とならなる。
【0022】前記アクチュエータ21の前記コントロー
ラ24は、前記位置センサ23からの、前記減速出力軸
22aを介して、前記前記弁体5による前記バルブ3の
閉度を示す位置信号と、内部に設定される目標値位置信
号との差により、前記減速機付電動モータ22を駆動し
て、前記バルブ3の閉度が前記目標値設定位置になるよ
うに制御する。
【0023】前記減速機付電動モータ22の電動モータ
22bは直流モータであり、その減速機22cは、その
機構が、ウォームギヤ22d、またはハイポイドギヤで
ある。前記減速機22cの機構がハイポイドギヤの場合
は、特にその非可逆性から、排気ガス圧の変動等による
前記弁体5によるバルブ3側からの回転力による回動を
防止できるという利点がある。
【0024】前記バルブ3のバルブハウジング4には、
複数個のボルト12を介して、前記連結機構部31が取
り付けられ、該連結機構部31の前記ハウジング33に
は、複数個のボルト34を介して、ブラケット25に装
着された前記アクチュエータ21が取り付けられてい
る。ここで、前記連結機構部31のハウジング33は、
前記バルブ3からの熱を放散させるため、アルミニウム
系材が使用されている。
【0025】前記アクチュエータ21の減速機22cの
減速出力軸22aの一方の端部は、前記バルブ3の回転
軸6と、放熱性が良いアルミニウム系材からなるフィン
付カップリング32により連結されるとともに、該減速
出力軸22aの他方の端部には、前記バルブ3の回転軸
6の回動位置を検出する前記位置センサ23が配設され
ている。なお、前記フィン付カップリング32に代え
て、ギヤ連結でもよい。
【0026】また、前記バルブ3の前記回転軸6の、前
記フィン付カップリング23側の軸部分6bには、該軸
部分6bに固定されたレバー18と前記連結機構部31
のハウジング33との間に、トーションスプリング35
が配設されており、該回転軸6を、常時、非作動位置方
向に付勢するようにし、前記バルブ3の非作動時、開弁
するようにしている。
【0027】さらに、前記ハウジング33側に折り曲げ
部33aを形成して、前記バルブ3が、非作動(全開)位
置で、前記回転軸6に固定された前記レバー18が、前
記トーションスプリング35の付勢力により、前記折り
曲げ部33aに当接するようにしている。同時に、前記
バルブ3の作動(全閉)位置で、前記レバー18が、前記
ハウジング33の設けられたストッパーボルト36の頭
部36aに当接するようになっている。
【0028】ここで、前記アクチュエータ21の電動モ
ータ22bは、高温に弱いので、できるだけ前記排気通
路2から遠くに離間するとともに、前記排気通路2から
の高熱を防止する必要がある。このため、前記フィン付
カップリング32を放熱性の良いアルミニウム系材に
し、また、該カップリング32や連結ギヤを収容する前
記ハウジング33により、前記電動モータ22bを前記
排気通路2から、できるだけ遠ざけるようにする。さら
に、前記バルブハウジング4と前記電動モータ22bと
の間に、遮熱板(インシュレータ)25aを備えた前記
ブラケット25を配設して、前記排気通路2からの高熱
を遮断している。
【0029】(第2実施例) 図7ないし図10は、本
発明の排気管バルブ装置の第2実施例を示すもので、図
7は、その斜視図、図8は、図7の正面図、図9は、減
速機付電動モータの一部を破断した縦断面図、図10
は、図9の一部を破断した底面断面図を示し、第1実施
例に示す、図1ないし図6と同一部材には、同一符号を
付して、その説明を省略する。
【0030】該排気管バルブ装置11Bにおいて、前記
減速機付電動モータ22の電動モータ22bは直流モー
タであり、その減速機22cは、その機構がウォームギ
ヤ22dである。前記減速機22cの機構がハイポイド
ギヤでもよいことは勿論である。
【0031】前記バルブ3のバルブハウジング4には、
複数個のボルト12と取付部材13を介して、連結機構
部31が取り付けられ、該連結機構部31のハウジング
33には、複数個のボルト34を介して、アクチュエー
タ21として、一体的に組み立てられた減速機付電動モ
ータ22が、取り付けられているとともに、前記連結機
構部31のハウジング33と該減速機付電動モータ22
との間に、遮熱板(インシュレータ)37が配設されて
いる。
【0032】前記減速機22cの減速出力軸22aの一
方の端部は、前記バルブ3の回転軸6と、前記連結機構
部31のギヤ機構38を介して連結されるとともに、前
記減速機22cの減速出力軸22aの他方の端部には、
前記バルブ3の回転軸6の回動位置を検出する前記位置
センサ23が配設されている。
【0033】また、前記バルブ3の前記回転軸6の、前
記ギヤ機構38側の軸部分6bには、該軸部分6bと前
記連結機構部31のハウジング33との間に、トーショ
ンスプリング35が配設されており、該回転軸6を、常
時、非作動位置方向に付勢するようにし、前記バルブ3
の非作動時、開弁するようにしている。
【0034】さらに、前記回転軸6の、前記ギヤ機構3
8側の軸部分6bに、レバー18を固定するとともに、
前記ハウジング33側に図示しない当接部を形成して、
前記バルブ3が、非作動(全開)位置で、前記回転軸6に
固定された前記レバー18が、前記ハウジング33の当
接部に当接するようにしている。同時に、前記バルブ3
の作動(全閉)位置で、前記レバー18が、前記ハウジン
グ33に設けられたストッパーボルト36の頭部36a
に当接するようになっている。
【0035】ここで、前記第1実施例と同様に、前記電
動モータ22bは、高温に弱いので、できるだけ前記排
気通路2から遠くに離間するとともに、前記排気通路2
からの高熱を防止する必要がある。このため、前記連結
機構部31のハウジング33により、前記電動モータ2
2bを前記排気通路2よりできるだけ遠ざけるようにす
るとともに、前記連結機構部31のハウジング33と前
記アクチュエータ21の電動モータ22bとの間に前記
遮熱板(インシュレータ)37を配設している。
【0036】(第3実施例) 図11は、本発明の排気
管バルブ装置の第3実施例を示すもので、前記第1,第
2実施例に示す前記排気管バルブ装置11,11Bにお
いて、前記アクチュエータ21の前記減速機付電動モー
タ22を駆動、制御する前記コントローラ24の制御系
統を示す制御ブロック図である。
【0037】図11において、前記コントローラ24
は、アクセルスイッチ41のON−OFF信号とアクセ
ル開度センサ42からの開度信号とにより車両走行状態
を検出する車両走行状態検出回路51と、該車両走行状
態検出回路51からの出力信号に基づいて排気管バルブ
3の目標位置を設定するバルブ位置目標値設定回路52
と、前記アクセル開度センサ42からの開度信号と前記
車両走行状態検出回路51からの出力信号とにより車両
走行状態の変化を検出する車両走行状態変化検出回路5
3と、該車両走行状態変化検出回路53からの出力信号
と前記バルブ位置目標値設定回路52からの出力信号と
のほか、暖気スイッチ43、排気ブレーキスイッチ4
4、クラッチスイッチ45のそれぞれの信号と角度セン
サ(位置センサ)23からの出力信号とにより、前記電
動モータ22bを駆動、制御するモータ駆動制御回路5
4とから構成されている。
【0038】次いで、図11に基づいて、前記排気管バ
ルブ装置11または11Bを2段階で、前記電動モータ
22bを駆動、制御する、前記コントローラ24の動作
を説明する。 1)車両走行状態検出回路51で、アクセルスイッチ4
1のON−OFF信号と、アクセル開度センサ42から
の出力信号とを基に、車両の停車状態、低速走行状態、
高速走行状態を検出し、それに応じた信号を出力する。
例えば、アクセルペダルが踏み込まれておらず、アクセ
ルスイッチ41がOFFで、アクセル開度センサ42の
出力信号がない場合、停車状態と判断し、アクセルペダ
ルが踏み込まれており、アクセルスイッチ41がON
で、アクセル開度センサ42の出力信号が所定値以下の
場合、低速走行状態と判断し、アクセルスイッチ41が
ONで、アクセル開度センサ42の出力信号が所定値以
上の場合、高速走行状態と判断し、それに応じた信号を
出力する。 2)バルブ位置目標値設定回路52で、前記出力信号に
応じて、バルブ3の回転軸6の回動位置(バルブ閉度位
置)の目標値を設定する。すなわち、停車状態での目標
位置は、全閉位置、低速走行状態での目標位置は、半閉
位置、高速走行状態での目標位置は、全開位置である。
【0039】3)モータ駆動制御回路54で、暖気スイ
ッチ43:ON、排気ブレーキスイッチ44:OFF
(排気ブレーキ非作動)、クラッチスイッチ45:ON
(クラッチ:接)のときに、前記目標位置になるように
角度センサ(位置センサ)23からの位置信号に応じ
て、前記電動モータ22bを駆動させる。 4)車両走行状態変化検出回路53で、走行状態が変化
し、目標位置が変化したことを検出したときは、アクセ
ル開度センサ42からの信号に応じて、変更された目標
値になる変更速度を設定し、前記モータ駆動制御回路5
4で、それに応じて前記電動モータ22bを制御する。
アクセル開度センサ42の出力変化が、大のときは、変
更速度を大にする。また、アクセル開度センサ42の出
力変化が、小のときは、変更速度を小にする。(この場
合、できるだけバルブ位置変更を滑らかに行って、エン
ジントルクの急変を防止して運転性を確保するととも
に、運転者の加速要望等に応じた制御ができるようにし
ている。)
【0040】(第4実施例) 図12は、本発明の排気
管バルブ装置の第4実施例を示すもので、前記第1,第
2実施例に示す前記排気管バルブ装置11,11Bにお
いて、前記アクチュエータ21の前記減速機付電動モー
タ22を駆動、制御する前記コントローラ24の制御系
統を示す制御ブロック図である。
【0041】図12において、前記コントローラ24
は、冷却水温度センサ46、排気ガス圧力センサ47、
エンジン回転数検出センサ48およびアクセル開度セン
サ42からのそれぞれの出力信号に基づいて排気管バル
ブ3の位置目標値を設定するバルブ位置目標値設定回路
61と、該バルブ位置目標値設定回路61からの出力信
号のほか、暖気スイッチ43、排気ブレーキスイッチ4
4、クラッチスイッチ45のそれぞれの信号と角度セン
サ(位置センサ)23からの出力信号とにより、前記電
動モータ22bを駆動、制御するモータ駆動制御回路6
2とから構成されている。
【0042】次いで、図12に基づいて、前記排気バル
ブ装置11または11Bを無段階で、前記電動モータ2
2bを駆動、制御する、前記コントローラ24の動作を
説明する。 1)バルブ位置目標値設定回路61で、冷却水温度セン
サ46、排気ガス圧力センサ47、エンジン回転数検出
センサ48およびアクセル開度センサ42からの出力信
号に基づきバルブ3の回転軸6の目標回動位置(バルブ
閉度位置)を設定する。冷却水温度が、低いときは、閉
度を大にし、高いときは、閉度を小にする。排気ガス圧
力が、高いときは、閉度を小にする(所定圧以上で全開
して、エンジンストップを防止する)。エンジン回転数
が、大のとき、閉度を小にする。アクセル開度が、大の
とき、閉度を小にする(所定値以上で全開して、運転者
加速要望に対応する)
【0043】2)モータ駆動制御回路62で、暖気スイ
ッチ43:ON、排気ブレーキスイッチ44:OFF
(排気ブレーキ非作動)、クラッチスイッチ45:ON
(クラッチ:接)のときに、前記目標位置になるよう
に、前記角度センサ(位置センサ)23からの位置信号
に応じて、電動モータ22bを駆動させる。
【0044】なお、本発明の技術は前記実施の形態にお
ける技術に限定されるものではなく、同様な機能を果た
す他の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は
前記構成の範囲内において種々の変更、付加が可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
排気管バルブ装置によれば、エンジンの排気管の排気通
路の一部を形成するバルブハウジングと、該バルブハウ
ジング内に回動自在に支持される回転軸に固定される弁
体と、前記回転軸を回動させるアクチュエータとを有
し、前記弁体を回動させて、前記排気通路を開閉する排
気管バルブ装置において、前記アクチュエータは、前記
回転軸を回動させる減速機付電動モータと、前記回転軸
の回動位置を検出する位置センサとを備えるようにした
ので、排気管バルブ装置の弁体の回動位置を自由に設定
できるようになり、より精密な制御を行うことができる
ようになるという優れた効果を奏する。さらに、前記回
転軸の回動目標位置を設定するとともに、前記位置セン
サからの位置信号と、前記回動目標位置の目標位置信号
との差により、前記回転軸の前記回動位置を前記目標位
置になるように、前記電動モータを駆動、制御するコン
トローラを備えることにより、さらに走行状態やエンジ
ン状態等に応じて、より適切な制御が行えるようにな
る。
【0046】また、本発明の排気管バルブ装置の作動
時、アクセル開度のほか、エンジン冷却水温度、排気ガ
ス圧力、エンジン回転数等を基に制御することにより、
さらに、より正確で、精密な制御が行えるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気管バルブ装置の第1実施例を示
す、一部を破断した縦断面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の要部の拡大断面図である。
【図4】図2の要部の拡大断面図である。
【図5】図3のV−V線によるバルブ作動時の断面図であ
る。
【図6】図3のVI−VI線による断面図である。
【図7】本発明の排気管バルブ装置の第2実施例を示
す、斜視図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】減速機付電動モータの一部を破断した縦断面図
である。
【図10】図9の一部を破断した底面断面図である。
【図11】本発明の排気管バルブ装置の第3実施例を示
す、前記アクチュエータの前記減速機付電動モータを駆
動、制御するコントローラの制御系統を示す制御ブロッ
ク図である。
【図12】本発明の排気管バルブ装置の第4実施例を示
す、前記アクチュエータの前記減速機付電動モータを駆
動、制御するコントローラの制御系統を示す制御ブロッ
ク図である。
【図13】従来の排気管バルブ装置の一部を破断した正
面図である。
【図14】図13の一部を破断した側面図である。
【符号の説明】
1,11,11B 排気管バルブ装置 2 排気通路 3 バルブ 4,33 ハウジング 4a 内部通路 5 弁体 6 回転軸 6a 軸端部 6b 軸部分 7,21 アクチュエータ 18 レバー 22 減速機付電動モータ 22a 減速出力軸 22b 電動モータ 22c 減速機 22d ウォームギヤ 23 位置センサ 24 コントローラ 25 ブラケット 31 連結機構部 32 フィン付きカップリング 33a 折り曲げ部 35 トーションスプリング 36 ストッパーボルト 37 遮熱板 38 ギヤ機構 41 アクセルスイッチ 42 アクセル開度センサ 43 暖気スイッチ 44 排気ブレーキスイッチ 45 クラッチスイッチ 46 冷却水温度センサ 47 排気ガス圧力センサ 48 エンジン回転数検出センサ 51 車両走行状態検出回路 52 バルブ位置目標値設定回路 53 車両走行状態変化検出回路 54,62 モータ駆動制御回路 61 バルブ位置目標値設定回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気管中に設けられ、その排
    気通路の一部を形成するバルブハウジングと、該バルブ
    ハウジング内に回動自在に支持される回転軸に固定され
    る弁体と、前記回転軸を回動させるアクチュエータとを
    有し、該アクチュエータの作動により前記弁体を回動さ
    せて、前記排気通路を開閉する排気管バルブ装置におい
    て、 前記アクチュエータは、前記回転軸を回動させる減速機
    付電動モータと、前記回転軸の回動位置を検出する位置
    センサとを備えることを特徴とする排気管バルブ装置。
  2. 【請求項2】 前記減速機付電動モータと前記回転軸と
    は、連結機構部の歯車機構またはカップリング機構を介
    して連結されることを特徴とする請求項1に記載の排気
    管バルブ装置。
  3. 【請求項3】 前記減速機は、ウォームギヤまたはハイ
    ポイドギヤで構成されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の排気管バルブ装置。
  4. 【請求項4】 前記回転軸に固定されるレバーと、前記
    連結機構部のハウジングに前記レバーが当接するストッ
    パ部とを設けるとともに、前記レバーが前記ストッパ部
    に当接する方向に付勢する弾性手段を設けることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の排気
    バルブ装置。
  5. 【請求項5】 エンジンの排気管中に設けられ、その排
    気通路の一部を形成するバルブハウジングと、該バルブ
    ハウジング内に回動自在に支持される回転軸に固定され
    る弁体と、前記回転軸を回動させるアクチュエータとを
    有し、該アクチュエータの作動により前記弁体を回動さ
    せて、前記排気通路を開閉する排気管バルブ装置におい
    て、 前記アクチュエータは、前記回転軸を回動させる減速機
    付電動モータと、前記回転軸の回動位置を検出する位置
    センサと、前記回転軸の回動目標位置を設定するととも
    に、前記位置センサからの位置信号と、前記回動目標位
    置の目標位置信号との差により、前記回転軸の前記回動
    位置が前記回動目標位置になるように、前記電動モータ
    を駆動、制御するコントローラとを備えることを特徴と
    する排気管バルブ装置。
  6. 【請求項6】 前記コントローラは、アクセル開度セン
    サからの開度信号により車両走行状態を検出する車両走
    行状態検出回路と、該車両走行状態検出回路からの出力
    信号に基づいて排気管バルブ目標位置を設定するバルブ
    位置目標値設定回路と、前記アクセル開度センサからの
    開度信号と前記車両走行状態検出回路からの出力信号と
    により車両走行状態の変化を検出する車両走行状態変化
    検出回路と、該車両走行状態変化検出回路からの出力信
    号と前記バルブ位置目標値設定回路からの出力信号とに
    より前記電動モータを駆動、制御するモータ駆動制御回
    路とからなることを特徴とする請求項5に記載の排気管
    バルブ装置。
  7. 【請求項7】 前記コントローラは、冷却水温度セン
    サ、排気ガス圧力センサ、エンジン回転数検出センサお
    よびアクセル開度センサからのそれぞれの信号に基づい
    て排気管バルブ目標位置を設定するバルブ位置目標値設
    定回路と、該バルブ位置目標値設定回路からの出力信号
    により前記電動モータを駆動、制御するモータ駆動制御
    回路とからなることを特徴とする請求項5に記載の排気
    管バルブ装置。
JP2000102911A 2000-04-05 2000-04-05 排気管バルブ装置 Pending JP2001289071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000102911A JP2001289071A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 排気管バルブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000102911A JP2001289071A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 排気管バルブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001289071A true JP2001289071A (ja) 2001-10-19

Family

ID=18616697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000102911A Pending JP2001289071A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 排気管バルブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001289071A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191707A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Mikuni Corp 排気バルブ装置
DE102016114879A1 (de) 2015-12-22 2017-06-22 Jeco Co., Ltd. Mit einer Welle integriertes Zahnrad und Abgasventilantriebsvorrichtung
EP3431735A1 (de) * 2017-07-20 2019-01-23 Pierburg GmbH Klappenvorrichtung
CN109319156A (zh) * 2018-10-30 2019-02-12 西安爱生技术集团公司 一种无人机发动机通气阀的非接触式控制装置
US11156275B2 (en) 2016-11-29 2021-10-26 Futaba Industrial Co., Ltd. Drive device and exhaust heat recovery device
CN113574260A (zh) * 2019-05-30 2021-10-29 克诺尔商用车系统(日本)有限公司 排气管开闭阀装置
CN109319156B (zh) * 2018-10-30 2024-06-04 西安爱生技术集团公司 一种无人机发动机通气阀的非接触式控制装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191707A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Mikuni Corp 排気バルブ装置
DE102016114879A1 (de) 2015-12-22 2017-06-22 Jeco Co., Ltd. Mit einer Welle integriertes Zahnrad und Abgasventilantriebsvorrichtung
US10859182B2 (en) 2015-12-22 2020-12-08 Jeco Co., Ltd. Shaft-integrated gear and driving device
DE102016114879B4 (de) 2015-12-22 2022-01-20 Jeco Co., Ltd. Mit einer Welle integriertes Zahnrad und Abgasventilantriebsvorrichtung
US11156275B2 (en) 2016-11-29 2021-10-26 Futaba Industrial Co., Ltd. Drive device and exhaust heat recovery device
EP3431735A1 (de) * 2017-07-20 2019-01-23 Pierburg GmbH Klappenvorrichtung
CN109319156A (zh) * 2018-10-30 2019-02-12 西安爱生技术集团公司 一种无人机发动机通气阀的非接触式控制装置
CN109319156B (zh) * 2018-10-30 2024-06-04 西安爱生技术集团公司 一种无人机发动机通气阀的非接触式控制装置
CN113574260A (zh) * 2019-05-30 2021-10-29 克诺尔商用车系统(日本)有限公司 排气管开闭阀装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4892071A (en) Throttle valve controlling apparatus employing electrically controlled actuator
US5524589A (en) Throttle control apparatus
JPH0762450B2 (ja) 内燃機関のスロツトル弁制御装置
KR910009726B1 (ko) 엔진의 드로틀밸브(throttle valve) 제어장치
JPS6385234A (ja) スロツトルバルブ制御装置
JP2001289071A (ja) 排気管バルブ装置
US6488009B2 (en) Throttles
JP2003201866A (ja) 車両用電子スロットルバルブの制御システム
JP2002004894A (ja) 排気管バルブ装置の制御方法
JP2000130165A (ja) ファンカップリング装置
JP2005098178A (ja) スロットル弁制御装置
JPH11257103A (ja) スロットル開度診断装置
JP4145777B2 (ja) スロットル弁制御装置
JP2574932B2 (ja) シュラウド
US6085722A (en) Exhaust restrictor with gear motor actuator and method of controlling same
JP3286231B2 (ja) スロットルバルブ装置
JP2765608B2 (ja) 絞り弁制御装置
JP2675478B2 (ja) スロットル制御装置
JP3752391B2 (ja) 電子制御スロットル装置
JPS63295825A (ja) エンジンの吸入空気量制御装置
JPH11190232A (ja) 電動式スロットル装置
JP3286232B2 (ja) スロットルバルブ装置
JPH02301631A (ja) スロットル制御器
JPS591075Y2 (ja) デイ−ゼルエンジンの吸気絞り装置
JPS6327085Y2 (ja)