JP4145777B2 - スロットル弁制御装置 - Google Patents
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Description
[エンジンの運転停止状態]
エンジンの運転停止状態では,アクセルドラム19は,閉じばね29の付勢力によりストッパアーム30を全閉操作ストッパボルト31に当接させて,全閉操作位置Aに保持される。一方,スロットル弁3は,電動モータ36が作動を停止していることから,第1及び第2開きばね12,13により第1及び第2スロットルレバー10,11を介して開き方向に付勢されるが,前述のように,両開きばね12,13のセット荷重の和よりも閉じばね29のセット荷重の方が大きく設定されているため,スロットル弁3は,第1スロットルレバー10のストッパ爪27がアクセルドラム19のストッパ受け面26に当接したところで停止する。このときのスロットル弁3の開度が,ファーストアイドル開度よりも大きい所定のリンプ開度θとなるように,アクセルドラム19の全閉操作位置Aは,全閉操作ストッパボルト31のストッパアーム30に対する進退により調整される。
[スロットル弁3の駆動系失陥時]
エンジンの運転中に,電動モータ36及びアクセル操作系が失陥した場合には,上記エンジン停止状態と同様の作用により,スロットル弁3は上記リンプ開度θに保持されることになるから,車両のリンプ走行(車両の整備工場等への到達を可能にする徐行運転)を可能にする,エンジンの吸気量を確保することができる。
[エンジンのアイドリング時]
エンジンが始動され,電子制御ユニット53がアクセルセンサ33の出力信号からアクセルドラム19の全閉位置を判別したときは,電子制御ユニット53は,電動モータ36を作動して,開弁規制部材35の規制ピン35aを介して第2スロットルレバー11を閉弁方向に回動し,スロットル弁3を前記リンプ開度θから所望のアイドル開度に向かって閉じ,所望のアイドル開度をスロットルセンサ52の出力信号により確認したとき電動モータ36の作動を停止する。こうして,スロットル弁3は所望のアイドル開度に保持される。
[エンジンの通常の出力運転時]
エンジンの運転を加速すべく,アクセルグリップ20により開弁用ワイヤ21を牽引してアクセルドラム19を所望の開度まで回転すれば,その回転角度を検出するアクセルセンサ33の出力信号に基づいて電子制御ユニット53が電動モータ36を作動して,開弁規制部材35の規制ピン35aをスロットル弁3の開き方向に回転する。すると,第2スロットルレバー11は,第1及び第2開きばね12,13の付勢力で規制ピン35aとの当接位置を保つようにして規制ピン35aに追従するため,第2スロットルレバー11と一体関係にあるスロットル弁3は開かれていく。そして,電子制御ユニット53は,このスロットル弁3の開度を検知するスロットルセンサ52の出力信号が,アクセルドラム19の開度を検知するアクセルセンサ33の出力信号と整合したことを確認したとき,電動モータ36の作動を停止する。こうして,スロットル弁3は,アクセルドラム19の開度に対応した,操縦者の要求する開度に保持される。
[電動モータ36の通電不能時]
電動モータ36が,回路の断線等により通電不能となった場合には,第1及び第2開きばね12,13がそれらの付勢力により,無負荷状態の電動モータ36を空回しさせながらスロットル弁3を開き方向に回転し,第1スロットルレバー10のストッパ爪27をアクセルドラム19のストッパ受け面26に当接させる。第1及び第2開きばね12,13の総合セット荷重は,閉じばね29のセット荷重より小さいから,スロットル弁3の開き方向の回転は,ストッパ爪27がストッパ受け面26に当接したところで停止する。したがって,開弁用ワイヤ21及び閉弁用ワイヤ22を交互に牽引すれば,スロットル弁3をアクセルドラム19と共に,リンプ開度θから全開までの範囲で開閉することができる。
[電動モータ36等の固着故障時]
スロットル弁3がリンプ開度θを超えた開度位置にあるとき,電動モータ36や減速装置40がゴミの咬み込み等により固着した場合でも,アクセルグリップ20を閉弁方向に回転すれば,閉弁用ワイヤ22を介してアクセルドラム19を閉弁方向に強制回転することになるから,アクセルグリップ20に対する閉弁操作力により,アクセルドラム19及び第1スロットルレバー10を介してスロットル弁3をリンプ開度θまで確実に閉じることができ,アクセルドラム19を閉弁方向に付勢する閉じばね29の付勢力に依存せずに済む。
B・・・・全開操作位置
1・・・・スロットルボディ
2・・・・吸気道
3・・・・スロットル弁
14A・・第1制御室
14B・・第2制御室
16・・・第1カバー
17・・・ドラム軸
19・・・アクセルドラム
20・・・アクセル操作部材(アクセルグリップ)
21・・・操作ワイヤ(開弁用ワイヤ)
22・・・操作ワイヤ(閉弁用ワイヤ)
21a・・ガイドチューブ
22a・・ガイドチューブ
29・・・閉じばね
31・・・全閉操作ストッパボルト
33・・・アクセルセンサ
33a・・ケーシング
36・・・電動モータ
40・・・減速装置
48・・・排水孔
51・・・第2カバー
52・・・スロットルセンサ
53・・・電子制御ユニット
Claims (6)
- スロットルボディ(1)の吸気道(2)を開閉するスロットル弁(3)と,このスロットル弁(3)から独立して,所定の全閉操作位置(A)と全開操作位置(B)との間を往復回転可能に設けられるアクセルドラム(19)と,このアクセルドラム(19)を前記全閉操作位置(A)に向かって付勢する閉じばね(29)と,前記アクセルドラム(19)に操作ワイヤ(21,22)を介して接続されるアクセル操作部材(20)と,前記アクセルドラム(19)の開度を検知するアクセルセンサ(33)と,スロットル弁(3)の開度を検知するスロットルセンサ(52)と,スロットル弁(3)を開閉駆動し得る電動モータ(36)と,前記アクセルセンサ(33)及びスロットルセンサ(52)の検知信号に基づいて前記電動モータ(36)を,前記アクセルドラム(19)の開度位置に対応した開度位置に駆動する電子制御ユニット(53)とからなる,スロットル弁制御装置において,
スロットルボディ(1)の一側に,それとの間に第1制御室(14A)を画成する第1カバー(16)を着脱可能に固着し,前記第1制御室(14A)には,スロットル弁(3)の一端部を臨ませると共に前記アクセルドラム(19)を収容し,前記第1カバー(16)には,前記アクセルドラム(19)を支持するドラム軸(17)を回転自在に支承すると共に前記アクセルセンサ(33)を設け,この第1カバー(16)及びアクセルドラム(19)間に前記閉じばね(29)を取り付けたことを特徴とする,スロットル弁制御装置。 - 請求項1記載のスロットル弁制御装置において,
前記アクセルドラム(19)の全閉操作位置(A)を規制する全閉操作ストッパボルト(31)を前記第1カバー(16)に調節可能に螺着したことを特徴とする,スロットル弁制御装置。 - 請求項1又は2記載のスロットル弁制御装置において,
前記操作ワイヤ(21,22)の作動を案内するガイドチューブ(21a,22a)の端部を前記第1カバー(16)に支持したことを特徴とする,スロットル弁制御装置。 - 請求項1〜3の何れかに記載のスロットル弁制御装置において,
前記第1制御室(14A)の底壁に,その内外を連通する排水孔(48)を設けたことを特徴とする,スロットル弁制御装置。 - 請求項1〜4の何れかに記載のスロットル弁制御装置において,
スロットルボディ(1)の他側に,それとの間に前記電動モータ(36)及び,この電動モータ(36)の出力をスロットル弁(3)に伝達する減速装置(40)とを収容する第2制御室(14B)を画成する第2カバー(51)を固着したことを特徴とする,スロットル弁制御装置。 - 請求項1〜5の何れかに記載のスロットル弁制御装置において,
前記アクセルセンサ(33)のケーシング(33a)を前記第1カバー(16)に一体に形成したことを特徴とする,スロットル弁制御装置。
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- 2003-12-08 JP JP2003409434A patent/JP4145777B2/ja not_active Expired - Fee Related
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