JP2001288748A - 段々式層状盛土の形成方法 - Google Patents

段々式層状盛土の形成方法

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JP2001288748A
JP2001288748A JP2000140925A JP2000140925A JP2001288748A JP 2001288748 A JP2001288748 A JP 2001288748A JP 2000140925 A JP2000140925 A JP 2000140925A JP 2000140925 A JP2000140925 A JP 2000140925A JP 2001288748 A JP2001288748 A JP 2001288748A
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embankment
forming
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fitting
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Kiyoshi Yamamoto
山本  清
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OYO KIKAKU KK
Oyo Kikaku KK
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OYO KIKAKU KK
Oyo Kikaku KK
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 曲面のある法面に沿って、簡単に立設できる
剛性のある連結柵と、それを用いた段々式層状盛土の形
成。 【解決手段】剛性基板上に、剛性内嵌突起二本を、狭い
間隔で互いに平行に立設してなる連結基台を、盛土基準
線に沿って所定間隔で並設し、長方形状の剛性表面盤2
を、隣接された二台の上記連結基台間に順次跨設し、上
記剛性表面盤2の側縁に形成された外嵌連結機構それぞ
れ一を、上記連結基台に並立した剛性内嵌突起の一方に
順次外嵌する手段により、上記剛性表面盤2を順次連結
して、盛土基準線上に連結柵を形成し、次いで、上記連
結柵の背後に、上記連結柵と略同じ高さの盛土層を形成
し、次いで、上記盛土層上の、上記連結柵より所定巾後
退した箇所を、次段の盛土基準線として、上記と同様な
操作を順次繰り返し段々式層状盛土を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、段々式層状盛土
の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発明者は、平成5年特許願第18744
2号、発明の名称、「急勾配盛土の表面形成用板体とそ
の施工方法」に於いて、表面板体の前面に植栽可能な段
々状法面の表面枠を提案した。上記発明は、略鉛直方向
の表面板に、略直交する底板を付設して、表面台全体を
略逆T字状に形成し、底板の前面に植生や植栽が可能な
ように、上下方向の貫通空間を設けた底板を、少なくと
も法面表面側に突出するように設けることを主眼とする
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、略逆T
状の段々状法面の表面枠は、前面の段になっている箇所
に植栽が可能で、且つ、安定がよいので好都合である
が、近時、土地の有効利用を計る等の理由で、急勾配の
盛土が多用されるようになり、上記の法面表面枠の場合
には、横断方向に連結枠を設けると表面枠の前面のスペ
ースが狭くなり、実質的に植栽のスペースがなくなって
仕舞という問題が生じている。
【0004】更に、従来の方法では、法面が平面図的に
カーブしている場合には、底板の先端同士、ないし、底
板の後端同士が重なってしまうので、設置が難しい、と
いう問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、出願人
は、平成10年11月26日、特願平10−35216
0号(整理番号NW−095)、発明の名称「曲面にも
対応可能な法面表面枠とその施工方法」に於いて、剛性
表面板の両縁部に、交差角度が調整可能なように、それ
ぞれ回転可能な剛性棒状体からなる接地台を付設した法
面表面枠を提案した。この方法によると、曲面施工には
対応可能であるが、立設した法面表面枠は個々に独立し
ているので、法面表面枠同士を別途連結する必要があ
る、という施工上、並びに、コスト上の欠点が見つかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような欠点を解決す
るために、出願人は、平成11年11月8日出願の特願
平11354911号(整理番号NW−104)、発明
の名称「段々式層状盛土の形成方法」では、接地台と剛
性表面板を別部材で構成し、両部材を施工現場で簡単に
組立て可能なように形成し、曲面施工にも対応でき、生
産・保管・運搬を楽にすると共に、嵌合組立方式とする
などにより、施工能率の向上を計ることを提案した。
【0007】本出願は、上記出願と同様な技術思想を基
に、より合理的な、且つ、経済的な方法を提案するもの
である。そのために本願では、表面板をセメント系材料
の押出成形、鋼板のロールフォーミング成形等、長手方
向に連続するリブ構造が形成し易い加工方法を用いて、
繰り返しのリブ構造を持った盤体や、互いに平行な縁板
を持ち、積み重ね易く、且つ、縁板が断面強度に寄与す
る形状の盤体を活用するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すのは、厚さ3.2ミリ
メートルの平らな、長方形の亜鉛めっき鋼板からなる接
地台1である。接地台1の中央部に、3センチメートル
間隔で、直径2センチメートルの細長い鋼製丸棒からな
る剛性内嵌突起10二本を立設する。立設する場合に
は、接地台に穿孔し、剛性内嵌突起の下端部を差し込ん
だ状態で、溶着などの手段で接合するのが望ましい。
【0009】図2に示すのは、板厚1.6ミリメートル
の亜鉛めっき鋼板からなる、断面形状がコの字の半筒状
体21である。長さは1メートル弱、互いに平行な上下
の帯状縁板22の巾は5センチメートルである。表面板
23の巾は10センチメートルである。表面板23に
は、多数の通水孔24が設けてある。
【0010】図3に示すのは、連結縁付きの円筒状の外
嵌連結具3の一例である。厚さ2.3ミリメートルの帯
状の亜鉛めっき鋼板を用い、一方の縁辺を略円筒状にカ
ールさせて挿入筒部31を形成し、もう一方の縁辺は平
板のまま連結縁部32とし、所定の間隔で連結孔33を
付設する。
【0011】図4に示すように、半筒状体21を表面板
23を谷側に向けて帯状縁板22を横長に4本積み重ね
る。積み重ねた半筒状体の両側端に沿って、上記外嵌連
結具3をボルトナットなどを用いて添設し、剛性表面盤
2を形成する。5本の半筒状体21同士は外嵌連結具を
介して間接的に連結され、一体化される。
【0012】このような剛性表面盤2の施工方法を説明
すると、図5に示すように、盛土計画線40上に、接地
台1を剛性表面盤の巾と略等間隔で並列する。この場
合、接地台上の剛性内嵌突起10二本がそれぞれ盛土計
画線上に位置するように設置する。
【0013】隣設された二台の接地台を跨ぐように、剛
性表面盤2を立設する。その際、剛性表面盤2の両縁端
の外嵌連結具3を、隣設する接地台1の近い側に立設さ
れている剛性内嵌突起10に被せ入れる。次いで、接地
台1の二本の剛性内嵌突起10の内の、残る一本の剛性
内嵌突起10と、隣設する接地台の一本の剛性内嵌突起
10との間に、次の剛性表面盤2を跨設する。このよう
な操作を繰り返して、剛性表面盤2を直列状に連結して
連結柵Aを形成する。
【0014】図6に示すように、形成された連結柵Aの
背後に、連結柵Aと略同じ高さの盛土4を形成する。次
いで、上記盛土4の先端から所定の距離をおいた箇所
を、次段の盛土計画線40として、上記と同様な方法で
二段目の連結柵Aを形成し、その背後に二段目の盛土4
を形成する。このような方法を繰り返して所望の高さの
段々式層状盛土Bを形成する。
【0015】連結柵Aを形成して、その背後に盛土を施
工する場合に、引張強度の大きなジオグリッド材Cを基
盤の全面に、ないし、間隔をおいて敷設することが一般
的であり、且つ、盛土補強の観点から効果的である。ジ
オグリッド材は、線状のもの帯状のもの面状のものなど
種類は多いが、盛土の重量を分散して平均化し、盛土基
盤の局部的な陥没を防ぐ一方、表面の連結柵の下端部と
連結して、連結柵が前方に押し出されるのを阻止する、
等の効果が実証されている。
【0016】
【実施例1】発明の実施の形態の項で用いたのと同じ部
材を用いて、曲線状の連結柵Aを形成する状況を示す。
図7に示すように、接地台1を、剛性表面盤2と略同じ
巾の間隔で、且つ、それぞれの剛性内嵌突起10が、曲
線状の盛土計画線40上に位置されるように並置する。
隣設された接地台に立設されている2本の剛性内嵌突起
10の内の、互いに近いもの同士の間に、剛性表面板2
を順次跨設する。
【0017】剛性表面2は直線的に連結することもでき
るが、剛性表面盤の外嵌連結具3は、剛性内嵌突起10
の周囲で回転可能であるから、剛性表面盤2を連結箇所
で少しづつ屈折した状態で連結することもできる。従っ
て、盛土計画線が曲線であっても、これに沿って折線で
対応することにより、近似的に曲面に対応可能となる。
【0018】
【実施例2】接地台1 図8に示すのは接地台1の他の例である。板厚2.3ミ
リメートルの帯状の亜鉛めっき鋼板の両縁を、下方に屈
折して補強にしたものである。長さは50センチメート
ルで、断面形状は下方に開口したコの字状である。断面
の大きさは接地板11の巾が15センチメートル、側板
12の高さが2センチメートルである。
【0019】接地板11の先端から10センチメートル
離れた箇所に、上下方向に貫通する直径2センチメート
ルの円形の差込孔二個を並設する。差込孔はそれぞれ、
直径2センチメートルである。この差込孔に長さ約40
センチメートルの鋼製丸棒からなる剛性内嵌突起10の
下端を差込んで、下方に突出させ、熔接などの方法で接
地板に対して垂直となるように固定する。中間部を折り
返して略U字状に形成した鋼製丸棒を、下方から差し込
んで、剛性内嵌突起を形成してもよい。接地板11の末
端部には、筋交板を係止するフック13を付設してお
く。
【0020】鋼製丸棒の上方への突出長は約30センチ
メートルであるが、二本の突出長を変え、一方は30セ
ンチメートル、もう一方を33センチメートルとする。
これは、剛性表面盤2を二台の接地台間に跨設する場合
に、両側の鋼製丸棒の長さが同じであると、剛性表面盤
の両縁の外嵌連結具を、同時に剛性内嵌突起10に被せ
入れなければならず、剛性表面盤が重い場合には操作が
難しい。丸棒の長さを少し違えておくと、外嵌連結具を
先ず長い方に被せ入れ、安定した段階でもう一方を被せ
入れることができるので、操作が容易となる。
【0021】剛性表面盤2 図9に示すのは、厚さ1.6ミリメートルの亜鉛めっき
鋼板を用い、プレノッチ・ロールフォーミング成形で形
成した、側面形状が略Z字状の半筒状体21である。断
面の大きさは、巾5センチメートル、高さ12.5セン
チメートルで、上下の帯状縁板22に連続して直角に屈
折された補強縁25を形成する。補強縁の両端部には、
連結孔33を付設しておく。上下の補強縁25の間は対
角斜面26で連結して略Z字に形成する。対角斜面26
には長手方向に所定の間隔で、植生用の大きな略円形の
通水孔24を形成しておく。
【0022】図10に示すように、このようなZ字状
で、長さ1メートル弱の半筒状体21を4枚積層して、
高さを50センチメートルの積層体27を形成する。積
層体の背面には、目の細かいシート状物28を添設し
て、背後に盛土をした場合、通水孔などからの土の流亡
を予防する。
【0023】図11に示すのは、厚さ2.3ミリメート
ル、長さ50センチメートルの帯状の亜鉛めっき鋼板
を、馬蹄形に屈曲形成した外嵌連結具3で、断面形状が
半円形状の挿入管部31を形成し、その両縁端を、平行
に延長して連結縁部32を形成する。連結縁部には所定
間隔で連結孔33を付設する。長さは上記積層体27の
高さと同じ50センチメートルに形成される。
【0024】図12に示すように、このような外嵌連結
具3を、前出の積層体27の両側縁部に外嵌し、積層体
を構成するそれぞれの半筒状体21の、補強縁の両端部
に設けた連結孔33にボルトナットを用いて連結し、剛
性表面盤2を形成する。両側縁には、外嵌連結具3と積
層体27の側端部で囲まれた、馬蹄形の挿入管部31が
形成される。
【0025】馬蹄形の外嵌連結具3は、上下に剛性内嵌
突起を挿通するのが主目的であるが、複数の半筒状体2
1同士を一体化して積層体27を形成すると共に、剛性
表面盤2の上下方向の補強にも寄与するものである。
【0026】積層体は断面形状がZ字状のものを用いた
例を挙げたが、このような積層体の断面形状は長方形の
中空管、コの字状、などであってよい。積層し易く、且
つ、背後の土圧に耐える強度を持つことが肝心なので、
積層体27としては、上下の互いに平行な帯状縁板22
には、図13に示すような嵌合凹凸条29を付設してお
くのが望ましい。
【0027】このような剛性表面盤を用いて段々式層状
盛土を形成する方法は、前実施例と略同一であるが、背
後の盛土が、盛土材料の関係などから、剛性表面盤を背
後から押して、剛性表面盤を前方に倒れさせる力が大き
く働く恐れのあるような場合には、剛性表面盤を筋交を
用いて安定させることが有力な対抗手段である。
【0028】図14に示すのは筋交具5の一例である。
厚い亜鉛めっき鋼板の小片を用いて略長方形の被覆板5
0を形成する。下面に下方に突出する短い挿入突起51
二本を付設する。二本の挿入突起51は、並列的に設置
された二台の剛性表面盤2の、それぞれの筒状の外嵌連
結具3に内嵌して連結を補強する。
【0029】二本の挿入突起51の間に付設された筋交
棒52の反対側の先端には、連結環53を付設する。連
結環53は、斜め後方に引っ張られて、前出図8に接地
板11の末端部に付設されたフック13に係合して、剛
性表面盤が後方に形成される盛土に押された時に前方に
倒れるのを防ぐものである。被覆板50は、外嵌連結具
の筒の上端を覆うのにも役立つ。
【0030】筋交具5は、図15に示すように、被覆板
50に二本の挿入突起を付設する代わりに、並列する二
個の係止孔54を設け、表面板の縁の外嵌連結具3から
突出する長い剛性内嵌突起10に外嵌するように設置す
ることも可能である。被覆板には、末端に連結環53を
付設した引張強度の大きな鋼索55を付設しておく。鋼
索は引張強度が大きい上に、屈曲可能なので、取付け操
作がし易いメリットがある。
【0031】
【実施例3】上記実施例では、半筒状体21の同じ長さ
のもの積み重ねて形成し、長手方向の両側端部には、半
筒状体同士を連結しながら、上下に貫通する円筒状の外
嵌連結具3を添設して剛性表面盤2を形成する方法を例
示したが、外嵌連結具3の形成方法としては、図16に
示すように、それぞれの半筒状体21を構成する上下の
帯状縁板22の端部を、側方に突出させて外嵌連結板3
4を付設し、上記外嵌連結板に形成した円形の外嵌連結
孔35に、共通する剛性内嵌突起10を挿通して連結す
ることも可能である。
【0032】
【その他の実施例】上記三つの実施例では、剛性表面盤
を、細巾の帯状体を積み重ねて形成する例を中心に説明
したが、剛性表面盤を単体で形成することも可能であ
る。図17に示すように、巾の広い鋼板を用いて形成し
た、繰り返しの長手方向に連続する凹凸61条からなる
補強機構6を持つ剛性表面盤2、図18に示すような、
裏面に互いに平行な複数の補強リブ62からなる補強機
構6を付設した押出セメント板からなる剛性表面盤2、
図19に示すような、長手方向に貫通する複数の空洞6
3を形成した、二重壁の補強機構6を有する押出セメン
ト板からなる剛性表面盤2、などを用い、両側縁に外嵌
連結具を付設したものを用いることも有力な方法であ
る。
【0033】剛性内嵌突起は外嵌連結孔に差し込まれた
状態で、回転が可能なように形成されていればよいの
で、剛性内嵌突起と外嵌連結孔との関係は、図20に示
すように、外嵌連結孔35を円形に形成した場合には、
剛性内嵌突起10の断面形状は円形に限定されず、断面
形状を帯状平板14で形成することも可能である。又、
図21に示すように、帯状平板14を屈折して形成した
アングル状体15や、図22に示すように断面を長方形
の棒状体や管状体16で形成してもよい。逆に剛性内嵌
突起を円形に形成した場合には、外嵌連結孔は正方形な
ど円形に限定する必要はない。
【0034】剛性のある表面を用いた、ふとん籠状の連
結溝を形成する例を示す。図23に示すのは接地台1で
ある。長さ1.5メートルの鉄筋棒を大きなU字状に屈
折して両端に剛性内嵌突起10を形成する。このように
形成したもの二個を10センチメートルの間隔をおいて
平行に対峙させ、交差方向に二本の長い接地棒12を介
して接合して接地台1を形成する。この接地台1には、
四本の剛性内嵌突起10が立設されている。
【0035】連結溝を形成する場合には、図24に示す
ように、表面側は前出図4に示したように、両側端に上
下に並列する複数の外嵌連結孔35を具備した剛性表面
盤2を用い、それぞれ接地台1の表面側の剛性内嵌突起
10に外嵌させる。背面側は、半割網体7二台を連結し
て用いる。半割網体7の一方には左側に外嵌連結孔35
を付設し、もう一方には右側に外嵌連結孔35を付設す
る。外嵌連結孔の付いていない側で、二枚の半割網体を
重ね合わせる。内曲面と外曲面とで長さが変わるので、
長めの半割網体を用意していろいろな曲率半径の曲面に
対応可能にしておくのが便利である。
【0036】
【発明の効果】この出願は、「課題を解決するための手
段」の項で説明したように、出願人自身の出願になる特
願平11354911号、発明の名称「段々式層状盛土
の形成方法」という、曲面に対応し易い工法と同様な技
術思想を基にしながら、より合理的に、且つ、経済的に
使用部材を供給する方法を提供することができる。
【0037】上記出願では、主としてエキスパンドメタ
ル等の網状体を用いて剛性表面盤例を形成する事例を説
明したが、本願は、セメント系材料の押出成形、鋼板の
ロールフォーミング成形、等同一断面形状を成形し易
く、且つ、補強に効果のある縁板を成形し易い方法を用
いて、剛性表面盤を形成することを主眼としている。
【0038】本工法に欠かすことのできない、外嵌連結
具を活用して、成形し易く水平方向に剛性の大きな、帯
状の長尺縁板を上下に連結すると同時に、回転可能な条
件を満たすものである。又、剛性表面盤は、両側縁に外
嵌連結縁を付設してあり、且つ、外嵌連結縁には剛性内
嵌突起を内嵌するので、剛性表面盤の上下方向の屈折強
度は大いに補強される。剛性表面板の素材・形状の選択
の範囲が拡がるメリットも大きい。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 接地台一例を示す斜視図である。
【図 2】 半筒状体の一例を示す斜視図である。
【図 3】 外嵌連結具の一例を示す斜視図である。
【図 4】 剛性表面盤の一例を示す斜視図である。
【図 5】 連結柵の形成状況の一例を示す平面図であ
る。
【図 6】 段々式補強盛土の形成状況の一例を示す側
断面図である。
【図 7】 曲面のある盛土の形成状況の一例を示す平
面図である。
【図 8】 接地台の他の一例を示す斜視図である。
【図 9】 半筒状体の一例を示す側断面図である。
【図10】 剛性表面盤の形成状況の一例を示す側断面
図である。
【図11】 外嵌連結具の他の一例を示す平断面図であ
る。
【図12】 剛性表面盤の形成状況の一例を示す平断面
図である。
【図13】 半筒状体の他の一例を示す側断面図であ
る。
【図14】 筋交材の一例を示す斜視図である。
【図15】 筋交材の他の一例を示す斜視図である。
【図16】 剛性表面盤の側端部の一例を示す斜視図で
ある。
【図17】 剛性表面盤の他の一例を示す側面図であ
る。
【図18】 剛性表面板の他の一例を示す側面図であ
る。
【図19】 剛性表面板の他の一例を示す側面図であ
る。
【図20】 剛性内嵌突起と外嵌連結孔の断面形状の関
係の一例を示す平断面図である。
【図21】 剛性内嵌突起と外嵌連結孔の断面形状の関
係の他の一例を示す平断面図である。
【図22】 剛性内嵌突起と外嵌連結孔の断面形状の関
係の他の一例を示す平断面図である。
【図23】 接地台の他の一例を示す斜視図である。
【図24】 ふとん籠状の連結溝の形成状況を示す斜視
図である。
【符号の説明】
A 連結柵 B 段々式層状盛土 C ジオグリッド材 D ふとん籠状の連結溝 1 接地台 10 剛性内嵌突起 11 接地板 2 剛性表面盤 21 半筒状体 22 帯状縁板 23 表面板 3 外嵌連結具 31 挿入管 32 連結縁部 34 外嵌連結板 4 盛土 5 筋交具 6 補強機構 7 半割網体

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性基板上に、剛性内嵌突起二本を、
    狭い間隔で互いに平行に立設してなる連結基台を、盛土
    基準線に沿って所定間隔で並設し、長方形状の剛性表面
    盤を、隣設された二台の上記連結基台間に順次跨設し、
    上記剛性表面盤の側縁に形成された外嵌連結機構それぞ
    れ一を、上記連結基台に並立した剛性内嵌突起の一方に
    順次外嵌する手段により、上記剛性表面盤を順次連結し
    て、盛土基準線上に連結柵を形成し、次いで、上記連結
    柵の背後に、上記連結柵と略同じ高さの盛土層を形成
    し、次いで、上記盛土層上の、上記連結柵より所定巾後
    退した箇所を、次段の盛土基準線として、上記と同様な
    操作を順次繰り返す段々式層状盛土の形成において、上
    記剛性表面盤は、剛性材料からなり、両側縁部間に連続
    する屈折、並びに/ないし、屈曲補強部、複数条で補強
    された、段々式層状盛土の形成方法。
  2. 【請求項2】 連結基台は、盛土基準線と交差方向の
    長尺剛性体である、請求項1に記載された、段々式層状
    盛土の形成方法。
  3. 【請求項3】 剛性内嵌突起は、棒状物、ないし、筒
    状物、ないし、半筒状物である、請求項1〜2のいずれ
    か一項に記載された、段々式層状盛土の形成方法。
  4. 【請求項4】 剛性内嵌突起は、外嵌連結機構に回転
    可能なように内嵌した、請求項1〜請求項3のいずれか
    一項に記載の、段々式層状盛土の形成方法。
  5. 【請求項5】 剛性内嵌突起は、連結基台を貫通し
    て、下方に突出して付設された、請求項1〜4のいずれ
    か一項に記載された、段々式層状盛土の形成方法。
  6. 【請求項6】 並立された二本の剛性内嵌突起の、上
    方への突出長が異なる、請求項1〜請求項5のいずれか
    一項に記載の、段々式層状盛土の形成方法。
  7. 【請求項7】 剛性表面盤の両側縁に付設された外嵌
    連結機構は、少なくとも下方に開口した筒状体、ない
    し、半筒状体、ないし、所定間隔で上下方向に重なる複
    数の環状体である、請求項1〜請求項6のいずれか一項
    に記載の、段々式層状盛土の形成方法。
  8. 【請求項8】 剛性表面盤は、横方向に連続する複数
    の補強機構を有する盤体である、請求項1ないし請求項
    7に記載の、段々式層状盛土の形成方法。
  9. 【請求項9】 剛性表面盤は、上下の少なくとも一方
    に、所定巾の剛性材料からなる縁板を有する帯状体、複
    数本の積層体である、請求項1ないし請求項8に記載
    の、段々式層状盛土の形成方法。
  10. 【請求項10】 剛性表面盤は、上下に互いに平行な、
    所定巾の剛性材料からなる縁板を有する帯状盤体の、積
    層体である、請求項1ないし請求項9に記載の、段々式
    層状盛土の形成方法。
  11. 【請求項11】 積層体を形成する帯状盤体は、上下の
    縁板に、積層した時に互いに嵌合する嵌合機構を付設し
    た、請求項10に記載の、段々式層状盛土の形成方法。
  12. 【請求項12】 剛性表面盤の上端部と連結基台の後
    端部とを、引張強度大な筋交材で連結して、剛性表面盤
    の前方へ倒れを防止した、請求項1〜請求項11のいず
    れか一項に記載の、段々式層状盛土の形成方法。
  13. 【請求項13】 剛性表面盤の表面は、有孔材料で形
    成された、請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載
    の、段々式層状盛土の形成方法。
  14. 【請求項14】 剛性表面盤の背面には、透水シート
    状物、並びに/ないし、植生種子付き透水シート状物を
    添設した、請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載
    の、段々式層状盛土の形成方法。
  15. 【請求項15】 剛性表面盤の下端部には、背後に盛
    土するに先立って、盛土基盤上に敷設された引張強度の
    大きな、線状、帯状、ないし、面状の補強材を取付け
    た、請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載
    の、段々式層状盛土の形成方法。
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