JP2001287672A - 貨物自動車のあおり装置 - Google Patents

貨物自動車のあおり装置

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JP2001287672A
JP2001287672A JP2000102654A JP2000102654A JP2001287672A JP 2001287672 A JP2001287672 A JP 2001287672A JP 2000102654 A JP2000102654 A JP 2000102654A JP 2000102654 A JP2000102654 A JP 2000102654A JP 2001287672 A JP2001287672 A JP 2001287672A
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cam
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rotation
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Jiro Okamoto
次郎 岡本
Junichi Fujino
順一 藤野
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MITSUIKE KOGYO KK
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MITSUIKE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あおりを起立状態から垂下位置まで回動させ
る場合でも、ばね力が不必要に増大せず、大きな労力を
要することなく円滑にあおりを開閉でき、荷作業の邪魔
になることもなく、耐久性もあり、小型で、車両の走行
にも問題がなく、コスト的にも有利な「貨物自動車のあ
おり装置」を提供する。 【解決手段】 あおり板4に取付けられた回動部材11
と、荷台5に取付けられた固定部材12とをシャフト13を
介して連結し、当該シャフト13を中心として回動部材11
が荷台5の側部で回動可能とされ、当該回動部材11の回
動をばねBの弾撥力により規制するように構成した貨物
自動車のあおり装置において、あおり板4の倒れ回動に
伴う前記回動部材11の回動が所定角度に至るまでは、前
記シャフト13に沿って同軸的に設けられたばねBを圧縮
し、前記回動部材11の回動が所定角度を越えると、圧縮
状態にある前記ばねBの弾撥力の内の一部のみが前記回
動部材11に伝達されるようにしたばね圧制御機構10を有
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物自動車の荷台
に設けられたあおり装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、貨物自動車の荷台を構成するあ
おり装置は、あおり板の外面に取付けられ外装板を荷台
にヒンジを介して取付けたもので、荷物運搬時には、あ
おり板を荷台に対して垂直状態となるように起立し、こ
れにより荷物運搬の安全性を図り、また、荷物の積み下
ろし時には、あおり板を荷台に対して水平位置あるいは
前記起立状態から180度倒れ回動し、垂下した位置と
し、これにより荷作業の容易化を図るようにしたもので
ある。
【0003】しかし、あおり板自体は、荷物を支えるも
のであるため、これ自体比較的重量がある。このため、
あおり板の倒れ回動あるいは持ち上げ作業の容易化を図
るために、開閉補助装置が設けられている。
【0004】従来の開閉補助装置1としては、例えば、
図7に示すように、スプリング2等とリンク機構3から
構成され、リンク機構3に端部をあおり板4に取付け、
スプリング2等を荷台5の下面に固着したものがある。
【0005】この装置1は、駆動源を動作することによ
り、あおり板4と荷台5の間に設けられたヒンジ部6を
中心として、あおり板4を起立状態から倒れ状態まで回
動させ、あおり回動作業の容易化と円滑化を図っている
(例えば、実開昭57−159878号参照)。
【0006】また、他の例としては、単純に、あおり板
と荷台との間に設けられたヒンジ部に捩りコイルばねを
設け、当該捩りコイルばねの弾撥力のみによりあおり板
の重量を支持するようにしたものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、後者の捩り
コイルばねは、あおり板に対し常時ばね力が作用するの
で、当該あおり板を垂直の起立状態から垂下した状態ま
で0〜180度倒れ回動させると、ばね力が次第に増大
し、垂下位置付近では、ばね力が最大となる。
【0008】このため、あおり板が垂下位置からある角
度戻った傾斜状態で静止することもあり、荷作業の邪魔
になることがある。例えば、フォークリフトのフォーク
に載置した荷物を荷台に載せる場合に、あおり板が完全
な垂下位置になく、多少傾斜した状態であれば、フォー
クの昇降を荷台に対し手前で行わなければならないこと
になり、昇降時に荷物が荷台に当るなど作業の邪魔にな
る虞れがある。
【0009】しかも、捩りコイルばねには、比較的重量
があるあおり板の重量が直接作用するので、破損する頻
度が高く、耐久性も乏しく、ばね自体も大型化する。
【0010】また、前者のように、スプリング2とリン
ク機構3を用いたものは、装置の製造、車載や取付け作
業が面倒となるのみでなく、装置自体の構成も複雑で、
コスト的に不利になるという不具合がある。
【0011】特に、この開閉補助装置1は、リンク機構
3によりあおり板4を外部から支持する構成となるの
で、貨物自動車の外部にまで突出することになり、貨物
自動車の外寸が大きくなり、車両の走行に危険を伴い、
外観的にも好ましくないという不具合もある。逆に、貨
物自動車の外寸を小さくすれば、荷台の有効内幅が狭く
なり、荷物の車載に影響する。例えば、パレット等のよ
うに縦横の幅が所定の規格品を多数車載する場合には、
僅かな有効内幅の減少が車載量に大きく影響する。
【0012】本発明は、上述した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、あおり板を起立状態から垂
下位置まで回動させる場合でも、ばね力が不必要に増大
せず、大きな労力を要することなく、円滑にあおり板を
開閉でき、荷作業の邪魔になることもなく、耐久性もあ
り、小型で、荷台の有効内幅が広くとれ、車両の走行に
も問題がなく、コスト的にも有利な貨物自動車のあおり
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。 (1) あおり板に取付けられた回動部材と、荷台に取
付けられた固定部材とをシャフトを介して連結し、当該
シャフトを中心として前記回動部材が前記荷台の側部で
回動可能とされるとともに当該回動部材の回動をばねの
弾撥力により規制するように構成した貨物自動車のあお
り装置において、前記あおり板の倒れ回動に伴う前記回
動部材の回動が所定角度に至るまでは、前記シャフトに
沿って同軸的に設けられたばねを圧縮し、前記回動部材
の回動が所定角度を越えると、圧縮状態にある前記ばね
の弾撥力の内の一部のみが前記回動部材に伝達されるよ
うにしたばね圧制御機構を有することを特徴とする貨物
自動車のあおり装置。 (2) 前記ばね圧制御機構は、前記回動部材の回動に
伴って回動される環状ホルダー部と、当該環状ホルダー
部の端部に形成されたカム面に当接されるカム面を有す
るカムリングと、位置固定された前記シャフトとカムリ
ングのいずれか一方に形成された溝カムと、いずれか他
方に形成され前記溝カムに凹凸嵌合するピンとを有し、
前記あおり板が立ち位置から前記荷台と略水平となる位
置まで倒れ回動すると、前記ばねの弾撥力の大部分を前
記ピンが溝カムに係合することにより支持するようにし
たことを特徴とする貨物自動車のあおり装置。 (3) 前記ばね圧制御機構は、前記シャフトの軸方向
に伸延された直線部と、前記カムリングの軸方向移動を
規制する傾斜部とを連続的に形成した前記溝カムを有
し、前記ピンが前記直線部から傾斜部に入ることにより
前記ばねの弾撥力の大部分が前記ピンを介して溝カムに
作用するようにしたことを特徴とする貨物自動車のあお
り装置。 (4) 前記ばね圧制御機構は、前記シャフトの軸方向
に離間されて配置された一対のカムリング間に介装され
たコイルばねを有することを特徴とする貨物自動車のあ
おり装置。 (5) 前記ばね圧制御機構は、1つの前記環状ホルダ
ー部の両側面に形成したカム面に、それぞれカム面が当
接するように構成された前記カムリングと、前記固定部
材との間に介装されたコイルばねを有することを特徴と
する貨物自動車のあおり装置。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0015】図1は本発明の実施形態に係る貨物自動車
のあおり装置の平面図、図2は同あおり装置の分解斜視
図、図3はカムリングの断面図、図4は同あおり装置の
作動状態を示す説明図、図5は本実施形態と従来例のば
ね圧の特性を示すグラフであるが、図7に示されている
部材と共通する部材には同一符号を付している。
【0016】本実施形態のあおり装置は、図1,2に示
すように、あおり板4を荷台5の側部において回動させ
るものであるが、あおり板4を起立状態から垂下位置ま
での倒れ回動する作業を容易にかつ円滑にするためのば
ね圧制御機構10を有している。なお、このあおり装置
は、前記荷台5から外方に極力突出しないように設けら
れている。
【0017】あおり装置は、あおり板4に取付けられる
ヒンジプレート11(回動部材)と、このヒンジプレー
ト11の回動に伴って回動される環状ホルダー部14
と、貨物自動車の荷台5に取付けられた左右一対のホル
ダープレート12(固定部材)と、このホルダープレー
ト12に位置固定に取付けられたシャフト13とを有
し、このシャフト13を中心としてあおり板4が回動す
るように構成されている。
【0018】前記ヒンジプレート11は、全体的には略
コ字状をしたものであるが、このヒンジプレート11の
シャフト側端部に、前記環状ホルダー部14が一体に設
けられ、この環状ホルダー部14内に前記シャフト13
が挿通されている。
【0019】前記ばね圧制御機構10は、前記環状ホル
ダー部14と、当該環状ホルダー部14の端部に形成さ
れたカム面14aに当接されるカム面15aを有するカ
ムリング15と、前記シャフト13に形成された溝カム
19と、この溝カム19に凹凸嵌合するピン16とを有
している。
【0020】さらに詳述すれば、環状ホルダー部14
は、軸方向内端面にカム面14aが形成され、外端面
は、前記ホルダープレート12のボス部12aに当接さ
れている。
【0021】前記カムリング15は、各環状ホルダー部
14の軸方向内方にそれぞれ設けられ、前記カム面14
aと当接するカム面15aを有し、前記環状ホルダー部
14と同径同軸であって前記シャフト13に対して回動
自在とされている。
【0022】このカム面14a,15aの当接は、両カ
ムリング15間に介装されかつ前記シャフト13に沿っ
て同軸的に設けられたコイルばねBの弾撥力により両カ
ムリング15を軸方向外方に弾撥することにより行う。
【0023】また、前記各カムリング15は、図3に示
すように、半径方向内方に向かって突出されたピン16
を有し、各ピン16は、シャフト13の外周面に軸方向
に沿って形成された一対の溝カム19に嵌合されてい
る。
【0024】なお、図1において、符号「17」は、抜
け止めピンである。
【0025】次に、前記実施の形態の作用を説明する。
【0026】まず、荷物運搬時は、図4Aに示すよう
に、あおり板4が荷台5に対し起立状態にある(0度位
置)。
【0027】この場合、両カムリング15は、離間され
た位置にあることから、コイルばねBは、最大に伸びた
状態となる。したがって、各カムリング15に取付けら
れたピン16は、シャフト13の溝カム19の直線部1
9a外端に位置する。
【0028】次に、荷物を積み下ろしするために、図4
Bに示すように、あおり板4が荷台5に対し水平状態に
されたとする(90度位置)。
【0029】この場合、環状ホルダー部14は、あおり
板4によりシャフト13を中心に90度回動されるが、
両カムリング15は、ピン16が溝カム19の直線部1
9aに嵌合されており、しかもシャフト13は、ホルダ
ープレート12に固定されているので、環状ホルダー部
14と共に回動せず、環状ホルダー部14のカム面14
aにより両カムリング15のカム面15aが押圧され
る。したがって、各カムリング15は、コイルばねBの
弾撥力に抗してシャフト13の軸方向に沿って相互に近
接するように移動する。
【0030】また、この時点での各カムリング15に取
付けられたピン16の位置は、シャフト13に形成され
た溝カム19の直線部19aと傾斜部19bとの境界に
位置している。したがって、コイルばねBのばね圧は、
図5に示すように、90度位置までは略直線的に増大す
ることになる。
【0031】この結果、あおり板4が重量を有していて
も、この重量をコイルばねBの弾撥力が支持することに
なり、比較的容易に前記水平状態まで回動することがで
き、しかも、あおり板4の回動力は、コイルばねBを圧
縮するように作用するので、あおり板4の重量が増大し
ても、不必要にばねを大型化することなく、これに簡単
に対処でき、ばねの破損頻度も低く、耐久性も向上す
る。
【0032】さらに、前記あおり板4が90度位置を越
えて回動し、図4Cに示す垂下位置(180度位置)に
至る場合には、カムリング15が環状ホルダー部14の
カム面14aにより押圧され、ピン16が溝カム19の
直線部19aから斜めに形成された傾斜部19bに入
る。
【0033】これによりコイルばねBの弾撥力の大部分
は、ピン16が溝カム19の傾斜部19bを加圧する力
となり、環状ホルダー部14(ヒンジプレート11)に
作用する力が大幅に低減することになる(図5の細かい
破線参照)。つまり、圧縮状態にあるコイルばねBの弾
撥力の全部でなく、その一部のみが環状ホルダー部14
である回動部材11に伝達される。
【0034】さらに言えば、カムリング15のシャフト
13に対する軸方向移動も小さくなるので、コイルばね
Bの弾撥力の増大も低減されることになる(図5の実線
参照)。
【0035】この結果、あおり板4は、確実に垂下位置
で静止することが可能となり、荷作業の邪魔になること
はない。
【0036】ただし、溝カム19の傾斜部19bにピン
16が入っても、このコイルばねBの弾撥力がゼロにな
らないようにしているので、ピン16が溝カム19の傾
斜部19bに沿って戻らないという事態が生じる虞れは
ない。
【0037】本発明は、上述した実施の形態のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲内で種々変更使用
することができる。上述した実施形態は、略コ字状をし
たヒンジプレート11の環状ホルダー部14間に、カム
リング15及びコイルばねBを設けたものであるが、本
発明は、このような実施の形態のみでなく、図6に示す
ように構成してもよい。ここに、図6は本発明の他の実
施形態に係るあおり装置の平面図である。
【0038】図6に示す実施形態は、前記環状ホルダー
部14をシャフト13の中央に1つ設け、当該環状ホル
ダー部14とヒンジプレート11とを連結すると共に該
環状ホルダー部14の両側面にそれぞれ形成したカム面
14aに、カムリング15のカム面15aが当接するよ
うにしたものであって、ホルダープレート12とカムリ
ング15との間にコイルばねBを設けたものである。な
お、前記ピン16は、カムリング15に設けられ、シャ
フト13の軸方向に沿って形成された一対の溝カム19
に嵌合されている点は前述の実施形態のものと同様であ
る。このように構成したものも、前記実施形態と同様に
機能することは言うまでもない。
【0039】また、実施形態は、ピン16をカムリング
15に、溝カム19をシャフト13に設けたものである
が、逆にピン16をシャフト13に、溝カム19をカム
リング15に設けたものであってもよいことは言うまで
もない。
【0040】さらに、前記回動部材11、固定部材12
は、プレートを用いているが、これのみでなく種々の部
材が使用でき、ばねBもコイルばねのみでなく他の種類
のものを使用できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明では、ばね圧制御機構
が、あおり板の倒れ回動が所定角度に至るまでは、シャ
フトに同軸的に設けられたばねを圧縮し、所定角度を越
えると、ばねの弾撥力の内の一部のみが回動部材に伝達
されるようにしたので、あおり板を起立状態から倒れ回
動させる場合でも、ばね力が不必要に増大せず、円滑に
あおり板を開閉できる。
【0042】請求項2の発明は、ばね圧制御機構を、環
状ホルダー部、当該環状ホルダー部とカム面を介して当
接するカムリング、位置固定のシャフト、溝カム及びピ
ンにより形成し、あおり板が立ち位置から荷台と略水平
位置まで倒れ回動すると、ばねの弾撥力を低減させるよ
うようにしたので、ばね圧の制御をシャフトの周囲で行
うことができ、当該あおり装置が小型化し、車体の外部
にまで突出することがなく、荷台の有効内幅も広くと
れ、車両の走行上も問題がない。特に、複雑な駆動源を
使用しないので、装置の構成が簡素化し、部品点数も少
なく、コスト的にも有利となる。
【0043】請求項3の発明は、ばね圧制御機構のばね
圧制御を、直線部と傾斜部を連続的に形成した溝カムと
ピンにより行うようにしたので、あおり板が立ち位置と
垂下位置の間を回動しても、何ら問題なくばね圧制御を
することができる。
【0044】請求項4の発明は、一対の環状ホルダー部
間にカムリングを設け、コイルばねによりカム面が当接
するようにしたので、全体が大型化することがない。
【0045】請求項5の発明は、環状ホルダー部の両側
にカムリングを設け、各カムリングをそれぞれコイルば
ねにより弾撥するので、ばね力をより強力にでき、大型
のあおり板に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るあおり装置の平面図
である。
【図2】 同あおり装置の分解斜視図である。
【図3】 カムリングの断面図である。
【図4】 同あおり装置の作動状態を示す説明図であ
る。
【図5】 本実施形態と従来例のばね圧の特性を示すグ
ラフである。
【図6】 本発明の他の実施形態に係るあおり装置の平
面図である。
【図7】 従来のあおり開閉補助装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
4…あおり板、 5…荷台、 10…ばね圧制御機構、 11…回動部材、 12…固定部材、 13…シャフト、 14…環状ホルダー部、 14a…カム面、 15…カムリング、 15a…カム面、 16…ピン、 19…溝カム、 19a…直線部、 19b…傾斜部、 B…ばね。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あおり板(4)に取付けられた回動部材(1
    1)と、荷台(5)に取付けられた固定部材(12)とをシャフ
    ト(13)を介して連結し、当該シャフト(13)を中心として
    前記回動部材(11)が前記荷台(5)の側部で回動可能とさ
    れるとともに当該回動部材(11)の回動をばね(B)の弾撥
    力により規制するように構成した貨物自動車のあおり装
    置において、 前記あおり板(4) の倒れ回動に伴う前記回動部材(11)の
    回動が所定角度に至るまでは、前記シャフト(13)に沿っ
    て同軸的に設けられたばね(B)を圧縮し、前記回動部材
    (11)の回動が所定角度を越えると、圧縮状態にある前記
    ばね(B)の弾撥力の内の一部のみが前記回動部材(11)に
    伝達されるようにしたばね圧制御機構(10)を有すること
    を特徴とする貨物自動車のあおり装置。
  2. 【請求項2】 前記ばね圧制御機構(10)は、前記回動部
    材(11)の回動に伴って回動される環状ホルダー部(14)
    と、当該環状ホルダー部(14)の端部に形成されたカム面
    (14a)に当接されるカム面(15a)を有するカムリング(15)
    と、位置固定された前記シャフト(13)とカムリング(15)
    のいずれか一方に形成された溝カム(19)と、いずれか他
    方に形成され前記溝カム(19)に凹凸嵌合するピン(16)と
    を有し、前記あおり板(4)が立ち位置から前記荷台(5)と
    略水平となる位置まで倒れ回動すると、前記ばね(B)の
    弾撥力の大部分を前記ピン(16)が溝カム(19)に係合する
    ことにより支持するようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の貨物自動車のあおり装置。
  3. 【請求項3】 前記ばね圧制御機構(10)は、前記シャフ
    ト(13)の軸方向に伸延された直線部(19a)と、前記カム
    リング(15)の軸方向移動を規制する傾斜部(19b)とを連
    続的に形成した前記溝カム(19)を有し、前記ピン(16)が
    前記直線部(19a)から傾斜部(19b)に入ることにより前記
    ばね(B) の弾撥力の大部分が前記ピン(16)を介して溝カ
    ム(19)に作用するようにしたことを特徴とする請求項2
    に記載の貨物自動車のあおり装置。
  4. 【請求項4】 前記ばね圧制御機構(10)は、前記シャフ
    ト(13)の軸方向に離間されて配置された一対のカムリン
    グ(15)間に介装されたコイルばね(B)を有することを特
    徴とする請求項2又は3に記載の貨物自動車のあおり装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ばね圧制御機構(10)は、1つの前記
    環状ホルダー部(14)の両側面に形成したカム面(14a)
    に、それぞれカム面(15a)が当接するように構成された
    前記カムリング(15)と、前記固定部材(12)との間に介装
    されたコイルばね(B)を有することを特徴とする請求項
    2又は3に記載の貨物自動車のあおり装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100370834B1 (ko) * 2000-11-24 2003-02-05 현대자동차주식회사 트럭의 사이드 게이트 힌지 보호용 커버

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