JPH0537682U - 上下甲板間の車両用ランプ装置 - Google Patents

上下甲板間の車両用ランプ装置

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JPH0537682U
JPH0537682U JP9624091U JP9624091U JPH0537682U JP H0537682 U JPH0537682 U JP H0537682U JP 9624091 U JP9624091 U JP 9624091U JP 9624091 U JP9624091 U JP 9624091U JP H0537682 U JPH0537682 U JP H0537682U
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JP
Japan
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deck
flap
lamp
ramp
vehicle
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Withdrawn
Application number
JP9624091U
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English (en)
Inventor
隆行 西村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、上下甲板間を連絡する車両用ラン
プ(傾斜路)装置に関し、特に車両の積付け数量の増大
を図るとともに、上下両甲板とランプ端縁との段差を小
さくして、車両の円滑な走行による荷扱い時間の短縮化
を図るものである。 【構成】 基端縁を回動中心として先端縁側が上部甲板
21と下部甲板38との間で移動可能なランプ24の先端部に
は、先薄形状のランプフラップ29が支持され、他方、上
部甲板21にはランプフラップ29とは逆向きの先薄先端縁
を有する甲板フラップ31が支持され、ランプ24が上部甲
板21の側に移動すると両フラップ29,31が重合するよう
に構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上下甲板間を連絡する車両用ランプ(傾斜路)装置に関し、特に車 両を積載することが可能な例えばカーフェリー等の船舶に用いて好適の、上下甲 板間の車両用ランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、図3により第1の従来例について、ついで図4により第2の従来例につ いて説明する。
【0003】 まず図3に示すように、カーフェリーの上部甲板1には矩形状の開口2が形成 されており、この開口2の一辺部から下部甲板3まで緩やかな車両用傾斜路とな るように固定ランプ4が形成されている。この場合、車両が上部甲板1において 開口2の付近を通行するときは、開口2の周囲を迂回しなければならない。また 車両が下部甲板3においてランプ4の付近を通行するときは、同ランプ4の周囲 を迂回しなければならない。
【0004】 そして、車両を上部甲板1および下部甲板3に満載しようとする際には、上部 甲板1の開口2および下部甲板3上の固定ランプ4の部分は、デッドスペースと なるものである。
【0005】 次に図4に示す従来例では、上部甲板5に形成された矩形状の開口6の一辺部 における枢支部7に、同枢支部7を回動中心として先端縁側が上部甲板5と下部 甲板15との間で移動可能なランプ8の基端縁部が枢支されている。
【0006】 ランプ8は、枢支部7に基端縁部を枢支された基部9と、この基部9の先端縁 部における枢支部12に基端縁部を枢支され、基部9に対して制限された角度範囲 内で揺動可能な中間部10と、この中間部10の先端縁部における枢支部13に基端縁 部が枢支され、中間部10に対して制限された角度範囲内で揺動可能なランプフラ ップ11とからなる。
【0007】 基部9、中間部10およびランプフラップ11は、それぞれ左右両側部に配設され ている駆動機構により、相互の連動関係を維持しつつ上下方向に駆動されるよう になっている。
【0008】 ランプ8が矢印a方向に回動して上部甲板5側に移動したときには、ランプフ ラップ11の上面が上部甲板5の上面と整合して相互間に段差が生じないように構 成されるが、先薄状のランプフラップ11の先端縁14は、ランプフラップ11の上面 を通行する車両の荷重に十分耐えられるだけの強度と剛性を有するように、相当 の厚みを有している。このため、ランプ8が矢印aの方向に回動して下部甲板15 側に移動したときは、ランプフラップ11の上面と下部甲板15の上面との間に段差 が生じることとなる。そこで、下部甲板15にランプフラップ11の先端部が没入し うるような凹陥部16を形成しておくと、ランプ8が下部甲板15側に移動したとき には、ランプフラップ11の先端部の上面と下部甲板15の上面とは一応整合して段 差が小さなものとなるが、ランプ8が上部甲板5側に移動したときには、下部甲 板15の凹陥部16の肩部に段差が生じたままの状態となるものである。
【0009】 いずれにしても、図4に示す従来例の場合には下部甲板15に段差が生じ、下部 甲板15における車両の走行が円滑に行なわれず、車両の積込み、積降し時の荷扱 い時間が長くなる。
【0010】
【考案を解決しようとする課題】
以上のとおり、図3の従来例においては、ランプおよびその上方の上部甲板に 形成された開口の部分が常にデッドスペースとなっているため、これらの部分に は車両を積載することができず、結局車両積付け数量が少なくなってしまう。
【0011】 また、図4に示す従来例においては、前述のように下部甲板上に段差が生じる ことが避けられず、そのため下部甲板上における車両の走行が円滑に行なわれず 、車両の積込み、積降し時の荷扱い時間が長くなってしまう。
【0012】 このような実情にかんがみ、本考案の目的は、デッドスペースが生じて車両積 付け数量を減少させるようなことがなく、上部甲板にも下部甲板にも段差を生じ ずに、車両の走行を円滑に行なうことができて、車両の積込み、積降し時の荷扱 い時間を短縮できるような、上下甲板間の車両用ランプ装置を提供することにあ る。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の上下甲板間の車両用ランプ装置は、基端縁 を回動中心として先端縁側が上部甲板と下部甲板との間で移動可能であり、先端 縁部においては先薄形状のランプフラップを支持しているランプと、前記ランプ フラップとは逆向きの先薄先端縁を有し、前記ランプが上部甲板側に移動したと き前記ランプフラップと重合するように上部甲板により支持されている甲板フラ ップとよりなることを特徴としている。
【0014】
【作用】
上述の本考案の上部甲板間の車両用ランプ装置では、ランプはその基端縁を回 動中心として上下方向に回動することができ、ランプの回動によって、その先端 縁側は上下甲板と下部甲板との間で移動する。ランプは先端縁部において先薄の ランプフラップを支持しているが、このランプフラップの先端縁は十分薄くする ことが可能であり、それによって、ランプが下部甲板側に回動したときには、ラ ンプフラップの先端縁部と下部甲板との間に大きな段差を生じることはなく、車 両は円滑に走行することができる。
【0015】 また、ランプが上部甲板側に回動すると、ランプフラップは上部甲板により支 持されている甲板フラップを下側から支えるようにして甲板フラップと重合する 。甲板フラップはランプフラップとは逆向きの先薄先端縁を有しており、この甲 板フラップの先端縁は十分薄くすることが可能であるので、ランプが上部甲板側 に回動したとき、ランプと甲板フラップとの間に大きな段差を生じることはなく 、車両は円滑に走行することができる。
【0016】 さらに、ランプを上部甲板側に回動するとランプは上部甲板の一部を構成する こととなるので、甲板開口によるデッドスペースを生じることなく車両を満載す ることができ、車両積付け数量を最大限に確保することができる。
【0017】
【実施例】
以下、図面により、本考案の一実施例としての上下甲板間の車両用ランプ装置 について説明する。
【0018】 まず、図1において、上部甲板21に形成された矩形状の開口22の一辺部におけ る枢支部23には、この枢支部23を回動中心として先端縁側が上部甲板21と下部甲 板38との間で移動可能な船内ランプ24の基端縁部が枢支されている。
【0019】 ランプ24は、枢支部23に基端縁部が枢支された基部25と、この基部25の先端縁 部における枢支部26に基端縁部を枢支され、基部25に対して制限された角度範囲 内で揺動可能な中間部27と、この中間部27の先端縁部における枢支部28に基端縁 部を枢支され、中間部27に対して制限された角度範囲内で揺動可能なランプフラ ップ29とからなる。
【0020】 基部25、中間部27およびランプフラップ29は、それぞれ左右両側部に配設され ている駆動機構により、相互の連動関係を維持しつつ上下方向に回動駆動される ようになっている。
【0021】 他方、矩形状の開口22の枢支部23に対向する側の辺部において、上部甲板21の 基端支持部30には甲板フラップ31の基端縁部が支持されている。甲板フラップ31 は、ランプフラップ29とは逆向きの先薄先端縁を有し、ランプ24が上部甲板側に 移動したときには、ランプフラップ29の上面に重合する。
【0022】 図2において、甲板フラップ31から上部甲板21の端面に向けて突出するブラケ ット32には上下方向の長孔33が突設されており、この長孔33は、上部甲板21の端 面から突出するブラケット34に水平方向に突設された支持ピン35と係合している 。また、甲板フラップ31の左右両側面部にも上下方向の長孔36が形成されており 、この長孔36は、上部甲板21の開口22の左右両側面側から突出する支持ピン37と それぞれ係合している。
【0023】 ランプ24が矢印bに沿って下方に回動してランプフラップ29が甲板フラップ31 から離れると、甲板フラップ31は、各長孔33,36の上端部がそれぞれ対応する支 持ピン35,37に当接する位置まで若干下降する。
【0024】 ランプ24が矢印bに沿って上方へ回動し、ランプ24の周辺部に沿ってランプ24 に取り付けられた密封装置が開口22の周辺部に沿って形成された受圧体に当接し て押圧するに従い、ランプフラップ29が甲板フラップ31と重合して甲板フラップ 31を上方へ押し上げ、その結果、甲板フラップ31の上面は上部甲板21の上面と整 合するようになる。
【0025】 したがって、各支持ピン35,37は甲板フラップ31の自重のみを支えるのに十分 な程度の強度を有していれば良く、甲板フラップ31にかかる車両等の貨物の荷重 は甲板フラップ31を介してランプフラップ29が支えるものである。
【0026】 甲板フラップ31の先端縁部にかかる荷重はランプフラップ29が受け、また先薄 形状のランプフラップ29の先端縁部には大きな荷重がかかるおそれはなく、さら にランプフラップ29の基端縁部から先端縁部までの寸法を甲板フラップ31の基端 縁部から先端縁部までの寸法以上に十分大きく設定した場合には、ランプフラッ プ29の先端縁部に甲板フラップ31からの荷重が全く作用しないようにすることが できるので、ランプフラップ29および甲板フラップ31の各先端縁部を一層段差が 小さくなるように十分薄く形成することができる。
【0027】 車両を下部甲板38へ積込み、あるいは下部甲板38から退出させるときには、ラ ンプ24を矢印bに沿って図1の鎖線の位置まで下方へ回動させる。また、車両を 上部甲板21へ積込み、あるいは上部甲板21から退出させるとき、およびランプ24 を格納するときは、ランプ24を矢印bに沿って図1の実線の位置まで上方へ回動 させる。この状態においては、下部甲板38にはデッドスペースが生じることがな く、下部甲板38の面積を有効に利用して車両の積載数を増加させることができる 。また、ランプ24の上面をも有効に利用して上部甲板21とともに車両を積載する ことも可能である。
【0028】
【考案の効果】
以上のように、本考案の上下甲板間の車両用ランプ装置によれば、以下の効果 および利点が得られる。 (1) ランプは基端縁を回動中心として先端縁側が上部甲板と下部甲板との間で移 動可能であるので、上部甲板および下部甲板上にデッドスペースが生じないよう にランプを格納することができ、その結果車両積付け数量を大きく確保すること ができる。 (2) ランプの先端縁部には先薄形状のランプフラップが支持されているので、ラ ンプが下方へ回動したときにはランプフラップの先端縁部と下部甲板との間に大 きな段差が生じることはなく、車両は円滑に走行することができ、車両の積込み 、積降し時の荷扱い時間を短縮することができる。 (3) 上部甲板には、ランプフラップとは逆向きの先薄先端縁を有し、ランプが上 部甲板側に移動したときランプフラップと重合する甲板フラップが支持されてい るので、ランプが上部甲板側に移動した状態において、ランプフラップの先端縁 部に大きな荷重がかかるおそれはなく、またランプあるいはランプフラップと甲 板フラップの先端縁部との間に大きな段差が生じることがなく、車両は円滑に走 行することができ、車両の積込み、積降し時の荷扱い時間を短縮することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての上下甲板間の車両用
ランプ装置の側断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】従来例としての上下甲板間の車両用ランプ装置
を示す側断面図である。
【図4】他の従来例としての上下甲板間の車両用ランプ
装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 上部甲板 2 開口 3 下部甲板 4 固定ランプ 5 上部甲板 6 開口 7 枢支部 8 ランプ 9 基部 10 中間部 11 ランプフラップ 12 枢支部 13 枢支部 14 先端縁 15 下部甲板 16 凹陥部 21 上部甲板 22 開口 23 枢支部 24 ランプ 25 基部 26 枢支部 27 中間部 28 枢支部 29 ランプフラップ 30 基端支持部 31 甲板フラップ 32 ブラケット 33 長孔 34 ブラケット 35 支持ピン 36 長孔 37 支持ピン 38 下部甲板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端縁を回動中心として先端縁側が上部
    甲板と下部甲板との間で移動可能であり、先端縁部にお
    いては先薄形状のランプフラップを支持しているランプ
    と、前記ランプフラップとは逆向きの先薄先端縁を有
    し、前記ランプが上部甲板側に移動したとき前記ランプ
    フラップと重合するように上部甲板により支持されてい
    る甲板フラップとよりなることを特徴とする、上下甲板
    間の車両用ランプ装置。
JP9624091U 1991-10-26 1991-10-26 上下甲板間の車両用ランプ装置 Withdrawn JPH0537682U (ja)

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JP9624091U JPH0537682U (ja) 1991-10-26 1991-10-26 上下甲板間の車両用ランプ装置

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JP9624091U JPH0537682U (ja) 1991-10-26 1991-10-26 上下甲板間の車両用ランプ装置

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JPH0537682U true JPH0537682U (ja) 1993-05-21

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JP (1) JPH0537682U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002037180A (ja) * 2000-07-28 2002-02-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両運搬船
KR101523726B1 (ko) * 2013-08-16 2015-05-28 삼성중공업 주식회사 선박

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208