JP2001191980A - 自動車運搬船における自動調整フラップ付きリフタブルデッキ - Google Patents

自動車運搬船における自動調整フラップ付きリフタブルデッキ

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JP2001191980A
JP2001191980A JP2000000862A JP2000000862A JP2001191980A JP 2001191980 A JP2001191980 A JP 2001191980A JP 2000000862 A JP2000000862 A JP 2000000862A JP 2000000862 A JP2000000862 A JP 2000000862A JP 2001191980 A JP2001191980 A JP 2001191980A
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JP
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deck
flap
fixed
liftable
liftable deck
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JP2000000862A
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Onori Tajima
大典 田島
Mitsuru Ito
満 伊藤
Yasumasa Takei
康将 武井
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Nippon Yusen KK
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Nippon Yusen KK
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、自動車運搬船のリフタブルデッキ
を中段にセットした場合でも、リフタブルデッキの、固
定デッキまたは固定ランプへの連絡を自動調整すること
ができるリフタブルデッキを得ることを目的とする。 【解決手段】 自動車運搬船におけるリフタブルデッキ
であって、リフタブルデッキの固定デッキまたは固定ラ
ンプに対接する部分の一部を切り欠いた形状とし、該切
りかき部に、リフタブルデッキにピン着され、所定角度
回動可能としたフラップを設け、該フラップの先部を固
定デッキまたは固定ランプに自動的に係合するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車運搬船にお
けるリフタブルデッキに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車運搬船は、積載する車種に応じて
デッキ間隔を調節できるリフタブルデッキを備えてい
る。例えば、乗用車を積載するときはデッキ間隔、つま
り、天井が低くてもよいが、トラックやバス等を積載す
るときは天井は高くなければならない。
【0003】また、小型トラック等、やや車高の高い車
を積載するときは、若干天井を高くしなければならない
場合もある。このため、一部のデッキは固定ピラーに沿
ってリフターカーやジャッキ等により上段、下段そして
中段に移動できるリフタブルデッキとして構成されてい
る。
【0004】図5はリフタブルデッキの概念を示す図で
あり、1はI型鋼等で構成された固定ピラー、2はリフ
タブルデッキであって、固定ピラー1の下部に固定され
た下部ストッパー3に、あるいは図示していないリフタ
ーカーやジャッキ等によって上動され、固定ピラー1の
中部および上部に取り付けられた折畳み可能な中部スト
ッパー4、上部ストッパー5によって支持される。な
お、中部ストッパー4と上部ストッパー5は同一構造の
ものでよい。
【0005】そして、通常このリフタブルデッキ2を下
段に設置した場合は、固定デッキ6と面一となり、自動
車は固定デッキ6とリフタブルデッキ2間を走行可能で
あり、リフタブルデッキ2上にも積載するようになって
いる。また、バスやトラック等を積載するときは、リフ
タブルデッキ2を上段にセットし、その下方の間隔を高
くし、下層の固定デッキ6′にバスやトラックを積載す
る。このとき、リフタブルデッキ2上には積載されな
い。
【0006】ところが、小型トラック等を積載するとき
は、リフタブルデッキ2を中段にセットし、その下方の
間隔を若干高くし、下層の固定デッキ6′に積載する。
このとき、リフタブルデッキ2と上層の固定デッキ6″
との間隔は、乗用車を積み込むには充分であり、リフタ
ブルデッキ2上に乗用車の積込みは可能である。しか
し、リフタブルデッキ2を中段にセットした場合は、固
定デッキ6の面と段差ができることになる。
【0007】このため、図6、図7に示すごとく、固定
デッキ6の面上にポータブルスロープ7を設置して固定
デッキ6の面とリフタブルデッキ2の面を連絡するよう
にしている。しかし、このポータブルスロープ7は人手
により運搬、設置されており、その作業に手間を要する
とともに、載置式であるため不安定であり、その部分に
自動車を積載できないと云う不都合な点があった。
【0008】また、船倉内にデッキ各階層間を連絡する
斜路であるランプウエイ(以下固定ランプとする)が設
けられている。この固定ランプは、リフタブルデッキを
下段にセットしたときに面一になるようにしてあるか
ら、リフタブルデッキを中段にセットしたときには、前
記と同様に固定ランプとリフタブルデッキとの間に段差
が生じることになる。
【0009】このため、例えば図8に示すごとく、固定
ランプ17の先部に傾動板18を回動自在に設け、該傾
動板18の先端部両側にワイヤーロープ19を結び付
け、ワイヤーロープ19をウインチ20で巻取り、巻戻
して傾動板18を傾動させ、固定ランプ17とリフタブ
ルデッキ8とを連絡するようにした構成等があった。し
かし、この構成も狭い船倉内で、ワイヤーロープを巻回
したり、ウインチを設置したりしなければならないと云
う不都合な点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動車運搬
船のリフタブルデッキを中段にセットした場合でも、リ
フタブルデッキの、固定デッキまたは固定ランプへの連
絡を自動調整することができるリフタブルデッキを得る
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車運搬船
におけるリフタブルデッキであって、リフタブルデッキ
の固定デッキまたは固定ランプに対接する部分の一部を
切り欠いた形状とし、該切り欠き部に、リフタブルデッ
キにピン着され、所定角度回動可能としたフラップを設
け、該フラップの先部を固定デッキまたは固定ランプに
自動的に係合するようにした。
【0012】また、フラップの先部にルーズフックを設
け、該ルーズフックを、固定デッキまたは固定ランプに
設けた固定ピンに係合させるようにした。さらに、フラ
ップの下部まで張り出し、固定デッキまたは固定ランプ
に向かって下向きに傾斜したサポート板をリフタブルデ
ッキの側面に固定し、該サポート板にフラップの下面を
接当させてフラップを所定角度に保持するようにした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図4に沿って、固定
デッキを対象とした本発明の実施の形態について説明す
る。なお、図5、図6、図7に示した従来型と同等の部
分については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0014】図1は本発明によるリフタブルデッキの平
面図、図2は同じく側面図であり、図3の(A)、
(B)はそれぞれリフタブルデッキを中段、上段にセッ
トした状態を示している。図4は図3のA−A線に沿っ
た断面図である。固定ピラー1、下部、中部、上部の各
ストッパー3、4、5、固定デッキ6、6′、6″は図
5、図6、図7に示す従来のものと同じである。
【0015】本発明によるリフタブルデッキ8は、固定
デッキ6に対接する部分の一部を切り欠いた形状になっ
ており、該切り欠き部にフラップ9を設けている。フラ
ップ9はスロープパネル10と補強材である梁材11と
で構成された構造であり、一端はリフタブルデッキ8に
ピン着12されている。
【0016】13は、フラップ9の固定デッキ6側の端
部に取り付けられたルーズフックであり、固定デッキ6
に取り付けられた固定ピン14と係合する。15はサポ
ート板であって、フラップ9の下面に張りだし、リフタ
ブルデッキ8の切り欠き部の側面に固定され、固定デッ
キ6に向い下向きに傾斜している。16は、フラップ9
のスロープパネル10の裏面両側に固定されたサポート
バーであって、前述のサポート板15に接当するように
なっている。
【0017】本発明の構成は以上の通りであって、次に
その作用について説明する。まず、リフタブルデッキ8
を下段にセットした場合、フラップ9はルーズフック1
3が固定ピン14にかかり支持されるので、フラップ9
は水平に保たれ、スロープパネル10はリフタブルデッ
キ2の上面と面一であり、固定デッキ6とリフタブルデ
ッキ8との間で自動車は自在に移動できる。図2の状
態。
【0018】この状態から、リフタブルデッキ8を上動
して中段にセットした場合、フラップ9はピン着点12
を中心として回動可能であるからフラップ9は若干下向
きに傾斜する。このとき、ルーズフック13はまだ固定
ピン14にかかっており、フラップ9は傾斜して保持さ
れることになる。従って、固定デッキ6とリフタブルデ
ッキ8との間は、傾斜したフラップ9のスロープパネル
10により連絡されることになる。図3の(A)の状
態。
【0019】このスロープパネル10の傾斜角は自動車
の走行に支障がないよう6度程度にしなければならな
い。一方、リフタブルデッキ8を中段にセットする場合
の必要天井高さも確保しなければならないから、この両
者の兼合いによりフラップ9の長さが設定される。
【0020】そして、この図3の(A)の状態になった
とき前記サポートバー16がサポート板15に接当する
ようにしてある。また、サポートバー16を介さず、フ
ラップ9の下面をサポート板15に直接接当させるよう
にしても同効である。
【0021】次に、リフタブルデッキ8をさらに上動し
て上段にセットした場合、ルーズフック13は自動的に
固定ピン14から外れるが、このとき、サポートバー1
6がサポート板15に接当しているので、そのままフラ
ップ9は6度程度傾斜した状態で保持される。図3の
(B)の状態。
【0022】このようにフラップ9の傾斜角度を保持す
るので、次にリフタブルデッキ2を下動して来たとき
に、ルーズフック13は自動的に固定ピン14に係合す
ることになる。つまり、リフタブルデッキ2の固定デッ
キ6への連絡は、フラップ9により自動的に調整される
ことになる。
【0023】以上の説明は、リフタブルデッキ8を固定
デッキ6に係合させる例について説明したが、リフタブ
ルデッキ8を固定ランプ17に係合させる場合も、全く
同等の構成が採用され、同等の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、リフタブルデッキに所定角度
回動するフラップを設け、該フラップを固定デッキまた
は固定ランプに自動的に係合させるようにしたので、リ
フタブルデッキを中段にセットしたときでも固定デッキ
または固定ランプとリフタブルデッキとを自動調整され
るフラップによって連絡することができる。また、フラ
ップが固定デッキまたは固定ランプに自動的に係合する
ようにしているので、フラップの係合のために人的作業
を要しないし、フラップ上にも自動車を積載できると云
う効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリフタブルデッキの平面図。
【図2】本発明によるリフタブルデッキの側面図。
【図3】リフタブルデッキを中段、上段にセットした状
態を示す図。
【図4】図3のA−A線に沿った断面図。
【図5】リフタブルデッキの概念を示す図。
【図6】従来型のリフタブルデッキの平面図。
【図7】従来型のリフタブルデッキの側面図。
【図8】従来型のリフタブルデッキと固定ランプの係合
を示す側面図。
【符号の説明】
1 固定ピラー 2 リフタブルデッ
キ 3 下部ストッパー 4 中部ストッパー 5 上部ストッパー 6 固定デッキ 7 ポータブルスロープ 8 リフタブルデッ
キ 9 フラップ 10 スロープパネル 11 梁材 12 ピン 13 ルーズフック 14 固定ピン 15 サポート板 16 サポートバー 17 固定ランプ 18 傾動板 19 ワイヤーロープ 20 ウインチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 満 東京都千代田区丸の内2丁目3番2号 日 本郵船株式会社内 (72)発明者 武井 康将 神奈川県横須賀市夏島町19番地 住友重機 械工業株式会社横須賀造船所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リフタブルデッキの固定デッキに対接する
    部分の一部を切り欠いた形状とし、該切り欠き部に、リ
    フタブルデッキにピン着され、所定角度回動可能とした
    フラップを設け、該フラップの先部を固定デッキに自動
    的に係合するようにしたことを特徴とする自動車運搬船
    における自動調整フラップ付きリフタブルデッキ。
  2. 【請求項2】フラップの先部にルーズフックを設け、該
    ルーズフックを、固定デッキに設けた固定ピンに係合さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動車
    運搬船における自動調整フラップ付きリフタブルデッ
    キ。
  3. 【請求項3】フラップの下部まで張り出し、固定デッキ
    に向かって下向きに傾斜したサポート板をリフタブルデ
    ッキの側面に固定し、該サポート板にフラップの下面を
    接当させてフラップを所定角度に保持するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動車運
    搬船における自動調整フラップ付きリフタブルデッキ。
  4. 【請求項4】リフタブルデッキの固定ランプに対接する
    部分の一部を切り欠いた形状とし、該切り欠き部に、リ
    フタブルデッキにピン着され、所定角度回動可能とした
    フラップを設け、該フラップの先部を固定ランプに自動
    的に係合するようにしたことを特徴とする自動車運搬船
    における自動調整フラップ付きリフタブルデッキ。
  5. 【請求項5】フラップの先部にルーズフックを設け、該
    ルーズフックを、固定ランプに設けた固定ピンに係合さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項4記載の自動車
    運搬船における自動調整フラップ付きリフタブルデッ
    キ。
  6. 【請求項6】フラップの下部まで張り出し、固定ランプ
    に向かって下向きに傾斜したサポート板をリフタブルデ
    ッキの側面に固定し、該サポート板にフラップの下面を
    接当させてフラップを所定角度に保持するようにしたこ
    とを特徴とする請求項4または請求項5記載の自動車運
    搬船における自動調整フラップ付きリフタブルデッキ。
JP2000000862A 2000-01-06 2000-01-06 自動車運搬船における自動調整フラップ付きリフタブルデッキ Pending JP2001191980A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005127A1 (en) * 2002-07-08 2004-01-15 Tts Ships Equipment As Ramp structure of a ship for handling of cargo
CN115027607A (zh) * 2022-06-09 2022-09-09 招商局金陵船舶(南京)有限公司 一种船舶活动式固定甲板的设置结构

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