JP2001286932A - 帯状金属板材の矯正装置 - Google Patents

帯状金属板材の矯正装置

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JP2001286932A
JP2001286932A JP2000108005A JP2000108005A JP2001286932A JP 2001286932 A JP2001286932 A JP 2001286932A JP 2000108005 A JP2000108005 A JP 2000108005A JP 2000108005 A JP2000108005 A JP 2000108005A JP 2001286932 A JP2001286932 A JP 2001286932A
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JP
Japan
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roll
rolls
strip
shaped metal
chock
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Application number
JP2000108005A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Tokumitsu
哲哉 徳光
Hiroaki Numata
浩明 沼田
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ワークロール及びバックアップロールの清掃
(または交換)を短時間、且つ効果的に行うことのでき
る帯状金属板材の矯正装置の提供。 【解決手段】対峙しあう一対のスタンド3にまたいだ状
態で互いに接触するワークロール1とバックアップロー
ル2とを含む帯状金属板材のための矯正装置における、
ワークロールとバックアップロールを両端で支えるチョ
ック4,5にスライドベース9を取り付け、このスライ
ドベースを滑らすレール10をスタンド側に設け、ワー
クロール、バックアップロール及びチョックを一体のま
まスライドさせて抜き取れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状金属板材を矯
正するための装置で、一対のスタンドとこれらスタンド
間に設けられるワークロールとバックアップロールとを
含む装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の帯状金属板材のための矯
正装置を側面から示したもので、1はワークロール、2
はバックアップロールで、これらは一対のスタンド3
(紙面の表裏方向に対峙しあう)にまたいだ状態で互い
に接触するように設けられ、これらワークロール1とバ
ックアップロール2は、両端でチョック4で支えられる
ようにしている。8はチョック4をスタンド3に固定す
るためのボルトである。
【0003】ところで、このような矯正装置において、
帯状金属板材をワークロール1とバックアップロール2
との間に通して矯正を実施する過程で、これらロール
1,2の清掃が必要となる。このため、前チョック4
(紙面の表側)を外し、ワークロール1(複数本)のみ
をスタンド3に残された軸受けから前面に抜き取り清掃
に供していた。または、これらロール1,2をスタンド
3に取り付けられたままの状態で清掃に供していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
(図4)の矯正装置では、清掃を実施する際、ワークロ
ール抜き取って清掃する場合には、ワークロールをスタ
ンドの軸受けから抜き取って清掃し、再び軸受けに戻す
過程で、軸受けの潤滑油が付着してしまう問題がある。
また、ワークロールをスタンドに取り付けたままで清掃
を行う場合には、清掃が十分に行うことができず、段取
り時間も長くかかるという問題がある。
【0005】尚、前記のようなロールの抜き取り作業は
ロール交換においても必要であり、このようなロール;
重量物を扱うのは大変な作業であり、この点でも改善が
必要である。
【0006】そこで本発明の目的は、ワークロール及び
バックアップロールの清掃(または交換)を短時間且つ
効果的に行うことのできる、帯状金属板材の矯正装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する手
段は、対峙しあう一対のスタンドにまたいだ状態で互い
に接触するワークロールとバックアップロールとを含む
帯状金属板材のための矯正装置における、ワークロール
とバックアップロールを両端で支えるチョックにスライ
ドベースを取り付け、このスライドベースを滑らすレー
ルをスタンド側に設け、ワークロール、バックアップロ
ール及びチョックを一体のままスライドさせて抜き取れ
るようにしたものである。
【0008】実施態様として、前記ワークロールとバッ
クアップロールは一対のスタンドに群をなして設けら
れ、これらワークロールとバックアップロールの群を一
括してチョックで支える構造とし、このチョックを前記
スライドベース及びレールによりスライドさせるように
した構造を提供する。
【0009】また、別の実施態様として、前記ワークロ
ールとバックロールは、複数対で列をなして設けられ、
各対において、前記スタンド、チョックに対してスライ
ドベース及びレールを具備させた構造を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る帯状金属板
材の矯正装置の実施例を示したものである。図2には、
同装置を帯状金属板材の矯正作業状態により示してい
る。
【0011】この実施例の矯正装置は、ベース材上に対
峙しあうように設けられた一対のスタンド3,3と、こ
れらスタンド3,3にまたいだ状態で設けられるワーク
ロール1とバックアップロール2の対の群を備え、これ
らワークロール1とバックアップロール2の群を端部で
チョック4,5で一括して支える構造からなる。6はチ
ョック4(5)をスタンド3に固定するための押さえ板
である。
【0012】こうした態様の装置に対して、チョック
4,5の底部にスライドベース9を取り付け、一方、ス
タンド3の側には門型構造の底部にレール10を設置し
てなるものである。
【0013】このような構造の矯正装置においての帯状
金属板材の矯正状況を図2に示す。符号11で示す帯状
金属板材は、アンコイラ12から繰り出されて本実施例
の矯正装置7を経てリコイラ13に巻き取られる。しか
して、矯正装置7では、ワークロール1の間を通過する
ことで形状矯正がなされる。
【0014】上記の矯正作業が実施される過程で、ワー
クロール1の清掃あるいは交換が必要となる。この時、
本実施例によれば、前部チョック4及び後部チョック5
のチョック押さえ板6を外した後、レール10上をチョ
ック底部のスライドベース9で滑らすことにより、前後
部チョック4,5及びワークロール1とバックアップロ
ール2の群を一体のまま抜き取り、そして清掃または交
換を行った後、上記とは逆の手順によりセットすれば良
い。このように、ロールの清掃作業または交換作業が短
時間で容易に行うことができる。また、重量物であるロ
ール群などをレール上を滑らして移動できるので、作業
の負担が軽減されるる。などの効果が得られる。
【0015】図3は、本発明に係る帯状金属板材の矯正
装置の他の実施例を示したものである。尚、前述の実施
例と同一構造;機能部分には、図1,2に示す符号と一
致した符号を用いているので、前述したず1,2の説明
も併せ参照されたい。
【0016】この実施例の矯正装置は、ワークロール1
とバックアップロール2の組を帯状金属板材の移動方向
に列をなすように分離して配置した構成としたものであ
る。従って、スライドベース9とレール10は、各列の
チョック4とスタンド3に設けられる構造となる。この
実施例においても、前述した実施例と同様の効果が得ら
れる。
【0017】尚、ワークロール1及びバックアップロー
ル2の組数は帯状金属板材11の形状矯正の際の負荷に
応じて適宜決定される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
ークロール及びバックアップロールの清掃(または交
換)を短時間且つ効果的に行うことのできる、帯状金属
板材の矯正装置を提供するという所期の課題;目的を達
成することができ、これを実施しての効果は蓋し大きい
ものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯状金属板材の矯正装置の実施例
を示す斜視図。
【図2】図1における矯正装置を帯状金属板材の矯正作
業状況により示す側面図
【図3】本発明に係る帯状金属板材の矯正装置の他の実
施例を示す側面図。
【図4】従来の帯状金属板材の矯正装置の例を示す側面
図。
【符号の説明】
1 ワークロール 2 バックアップロール 3 スタンド 4 チョック(前部) 5 チョック(後部) 6 チョック押さえ 7 矯正装置 9 スライドベース 10 レール 11 帯状金属板材 12 アンコイラ 13 リコイラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対峙しあう一対のスタンドと、これらスタ
    ンドにまたいだ状態で互いに接触するワークロールとバ
    ックアップロールとを含む帯状金属板材の矯正装置にお
    いて、前記ワークロールとバックアップロールを両端で
    支えるチョックにスライドベースを取り付け、このスラ
    イドベースを滑らすレールをスタンド側に設けたことを
    特徴とする帯状金属板材の矯正装置。
  2. 【請求項2】前記ワークロールとバックアップロールは
    一対のスタンドに群をなして設けられ、これらワークロ
    ールとバックアップロールの群を一括してチョックで支
    える構造とし、このチョックを前記スライドベース及び
    レールによりスライドさせるようにした、請求項1記載
    の帯状金属板材の矯正装置。
  3. 【請求項3】前記ワークロールとバックロールは、複数
    対で列をなして設けられ、各対において、前記スタン
    ド、チョックに対してスライドベース及びレールを具備
    させた請求項1記載の帯状金属板材の矯正装置。
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Cited By (6)

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