JP2001286845A - 敷設用不織布の接合構造 - Google Patents

敷設用不織布の接合構造

Info

Publication number
JP2001286845A
JP2001286845A JP2000104263A JP2000104263A JP2001286845A JP 2001286845 A JP2001286845 A JP 2001286845A JP 2000104263 A JP2000104263 A JP 2000104263A JP 2000104263 A JP2000104263 A JP 2000104263A JP 2001286845 A JP2001286845 A JP 2001286845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
monomer
laying
thermosetting resin
nonwoven fabrics
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000104263A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4312925B2 (ja
Inventor
Joji Hinobayashi
譲二 日野林
Shinzo Matsuyama
眞三 松山
Hikari Kano
光 加納
Etsuji Kaminoyama
悦治 上ノ山
Nobuo Kiyokawa
伸夫 清川
Toshiki Shibata
敏紀 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Takiron Co Ltd
Mitsui Chemicals Industrial Products Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Takiron Co Ltd
Mitsui Chemicals Industrial Products Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd, Takiron Co Ltd, Mitsui Chemicals Industrial Products Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP2000104263A priority Critical patent/JP4312925B2/ja
Publication of JP2001286845A publication Critical patent/JP2001286845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4312925B2 publication Critical patent/JP4312925B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な耐候性を有するとともに、隣接する不
織布同士の接合を容易かつ強固に行うことができるよう
にし、特に、高い信頼性が要請される廃棄物処分場等に
おいて、不織布を地盤上に安定的に敷設することができ
るようにした敷設用不織布の接合構造を提供すること。 【解決手段】 表面に合成樹脂の塗膜Cを形成した不織
布Nの側縁部に熱硬化性樹脂のモノマーMを塗布すると
ともに、熱硬化性樹脂のモノマーMを塗布した不織布N
の側縁部を隣接する不織布Nの側縁部と重ね合わせ、重
ね合わせた部分を加熱することにより、塗膜Cの少なく
とも一部を熱硬化性樹脂のモノマーMにより溶かしなが
ら、隣接する不織布N,Nの側縁部同士を接着するよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処分場に埋
め立てた廃棄物から染み出る汚染水により周囲の環境が
汚染されるのを防止するために廃棄物処分場に敷設され
る遮水シートと併せて敷設される不織布のほか、運動場
や法面等に雑草が生えるのを防止するために敷設される
防草用の不織布、その他の地盤上に直接又は他の敷設部
材を介して敷設される敷設用不織布の接合構造に関し、
特に、少なくとも表面に合成樹脂の塗膜を形成した敷設
用不織布の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、産業廃棄物や一般廃棄物
を焼却した残滓、その他の廃棄物を埋め立てにより処分
する廃棄物処分場では、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄
物から染み出る汚染水により周囲の環境が汚染されない
ように、廃棄物処分場に遮水工を施すようにしている。
この遮水工としては、施工性、経済性、確実性、安全性
等の観点から、従来より、廃棄物処分場にポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等の合成樹脂製の
遮水シート又はゴム製の遮水シートを敷設する方式の遮
水構造が広く用いられている。
【0003】ところで、廃棄物処分場に遮水シートを敷
設する遮水構造の場合、下層の地盤に埋もれている鋭利
な岩石のほか、埋め立てられた廃棄物自体の重量や埋め
立てられた廃棄物に含まれる鋭利な物体等により遮水シ
ートが損傷を受けることがある。また、廃棄物処分場の
ような劣悪な環境下で遮水シートを露出して敷設する
と、遮水シートが劣化し、損傷を受けやすくなる。これ
らを防止するため、従来の廃棄物処分場においては、遮
水シートの下方及び/又は上方に、緩衝及び劣化防止機
能を有する不織布等を敷設することが行われている。
【0004】また、運動場や法面等に雑草が生えるのを
防止するために防草用の不織布を敷設することも行われ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、廃棄物処分
場に敷設される遮水シートと併せて敷設される不織布や
運動場や法面等に雑草が生えるのを防止するために敷設
される防草用の不織布、その他の地盤上に直接又は他の
敷設部材を介して敷設される不織布は、耐候性の点で問
題を有するとともに、所定の幅寸法を有する不織布を広
大な地盤上に敷設する場合における隣接する不織布同士
の接合に手数を要するという問題があった。また、通
常、隣接する不織布同士の接合は、接着剤や熱融着によ
り行われているが、いずれも不織布の表面だけでの接合
となりやすいため接合部が外れやすく、このため、特
に、不織布を安定的に敷設することが困難であった。
【0006】本発明は、上記の従来の地盤上に直接又は
他の敷設部材を介して敷設される不織布の有する問題点
に鑑み、良好な耐候性を有するとともに、隣接する不織
布同士の接合を容易かつ強固に行うことができるように
し、特に、高い信頼性が要請される廃棄物処分場等にお
いて、不織布を地盤上に安定的に敷設することができる
ようにした敷設用不織布の接合構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の敷設用不織布の接合構造は、少なくとも表
面に合成樹脂の塗膜を形成した敷設用不織布の接合構造
であって、不織布の側縁部に熱硬化性樹脂のモノマーを
塗布するとともに、熱硬化性樹脂のモノマーを塗布した
不織布の側縁部を隣接する不織布の側縁部と重ね合わ
せ、重ね合わせた部分を加熱することにより、前記塗膜
の少なくとも一部を熱硬化性樹脂のモノマーにより溶か
しながら、隣接する不織布の側縁部同士を接着してなる
ことを特徴とする。
【0008】この敷設用不織布の接合構造は、表面に合
成樹脂の塗膜を形成した不織布を用いるようにしている
ため、地盤上に敷設した不織布の耐候性を向上すること
ができるとともに、隣接する不織布同士の接合を、不織
布の側縁部に熱硬化性樹脂のモノマーを塗布するととも
に、熱硬化性樹脂のモノマーを塗布した不織布の側縁部
を隣接する不織布の側縁部と重ね合わせ、重ね合わせた
部分を加熱することにより、塗膜の少なくとも一部を熱
硬化性樹脂のモノマーにより溶かしながら、隣接する不
織布の側縁部同士を接着して行うようにしているため、
塗膜を構成する合成樹脂が溶け込んだ熱硬化性樹脂のモ
ノマーを重ね合わせた隣接する不織布の側縁部に浸透さ
せて、隣接する不織布の側縁部同士を所定の厚さに亘っ
て一体的に接合することができ、隣接する不織布同士の
接合を容易かつ強固に行うことができる。
【0009】この場合において、不織布にポリオレフィ
ン系、ポリエステル系等の合成繊維製不織布を用いるこ
とができる。
【0010】これにより、不織布の表面に合成樹脂の塗
膜を形成するようにしたことと相俟って、地盤上に敷設
した不織布の耐候性を一層向上することができる。
【0011】また、塗膜を構成する合成樹脂にアクリル
樹脂を、熱硬化性樹脂のモノマーにアクリル樹脂のモノ
マーを用いることができる。
【0012】これにより、不織布の耐候性及び隣接する
不織布同士の接合強度を一層向上することができる。
【0013】また、熱硬化性樹脂のモノマーに、増粘剤
を添加することにより、粘度を500〜20000mP
a・sに調製したものを用いることができる。
【0014】これにより、不織布への熱硬化性樹脂のモ
ノマーの浸透度を適度に制御することができ、隣接する
不織布同士の接合を一層容易かつ強固に行うことができ
るとともに、不織布同士の接合作業の作業性を良好にす
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の敷設用不織布の接
合構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】図1〜図2に、本発明の敷設用不織布の接
合構造を適用する廃棄物処分場の遮水構造の一実施例を
示す。
【0017】廃棄物処分場10は、通常、図1に示すよ
うに、廃棄物を埋め立て処分しやすい、底部10a、法
面部10b及び天端部10cからなる擂り鉢形状に形成
する。
【0018】そして、ここでは、廃棄物処分場の遮水構
造として、特に限定されるものではないが、廃棄物処分
場10に遮水シート11を敷設するのに先立ち、廃棄物
処分場10の底部10a、法面部10b及び天端部10
cに、不織布15と、さらにその上面に表面に凹凸を形
成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状
部材14を敷設した後、遮水シート11を敷設し、遮水
シート11の上面に、表面に凹凸を形成することにより
連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材12と、さら
にその上面に不織布13を敷設するようにした遮水構造
1を採用するようにしている。
【0019】そして、必要に応じて、合成樹脂製面状部
材12,14の適宜の位置には、廃棄物から染み出る汚
染水を廃棄物処分場10の外に排出するための排水設備
(図示省略)等の設備を設けるようにする。
【0020】この場合において、遮水シート11には、
施工性、経済性、確実性、安全性等の観点から、従来よ
り、廃棄物処分場の遮水工に用いられているポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等の合成樹脂製の
遮水シート又はゴム製の遮水シートを用いることができ
る。
【0021】また、表面に凹凸を形成することにより連
続した空隙を有する合成樹脂製面状部材12,14に
は、高強度(耐圧強度15tf/m2以上、好ましく
は、30tf/m2以上)で高い通水性能を有する高密
度ポリエチレン等の合成樹脂製面状部材を用いることが
できる。
【0022】また、不織布13,15には、天然繊維製
不織布を用いることもできるが、耐腐食性及び大きい圧
縮荷重下においても高い通水・通気性能を有するポリプ
ロピレン(PP)等のポリオレフィン系、ポリエチレン
テレフタレート(PET)等のポリエステル系、アクリ
ル系等の合成繊維製不織布を用いることが好ましい。
【0023】そして、この場合、不織布13,15に
は、図3に示すように、少なくとも表面にアクリル樹
脂、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の塗膜Cを形成した不
織布Nを用いるようにする。このように、表面に合成樹
脂、特に好ましくは、アクリル樹脂の塗膜Cを形成した
不織布Nは、地盤上に敷設したとき、不織布13,15
の耐候性を向上することができるものとなる。
【0024】そして、不織布13,15を敷設する場合
における隣接する不織布同士の接合には、図3に示すよ
うに、不織布Nの側縁部に熱硬化性樹脂のモノマーMを
塗布するとともに、この熱硬化性樹脂のモノマーMを塗
布した不織布Nの側縁部を隣接する不織布Nの側縁部と
重ね合わせ、重ね合わせた部分を加熱することにより、
合成樹脂の塗膜Cの少なくとも一部を熱硬化性樹脂のモ
ノマーMにより溶かしながら、隣接する不織布N,Nの
側縁部同士を接着するようにする。
【0025】これにより、塗膜Cを構成する合成樹脂が
溶け込んだ熱硬化性樹脂のモノマーを、重ね合わせた隣
接する不織布N,Nの側縁部に浸透させて、隣接する不
織布N,Nの側縁部同士を所定の厚さに亘って一体的に
接合することができ、隣接する不織布N,N同士の接合
を容易かつ強固に行うことができ、不織布N,N同士の
接合部が外れにくくなるため、特に、本実施例のような
高い信頼性が要請される廃棄物処分場において、不織布
Nを地盤上に安定的に敷設することができるものとな
る。
【0026】この場合、熱硬化性樹脂のモノマーMに
は、合成樹脂の塗膜Cや不織布Nの性状に適合したもの
を用いるようにするが、例えば、塗膜Cにアクリル樹脂
の塗膜、不織布Nにポリプロピレン(PP)等のポリオ
レフィン系又はポリエチレンテレフタレート(PET)
等のポリエステル系の合成繊維製不織布を用いた場合に
は、アクリル樹脂のモノマーを用いることが好ましく、
これにより、不織布Nの耐候性及び隣接する不織布N,
N同士の接合強度を一層向上することができるものとな
る。
【0027】また、熱硬化性樹脂のモノマーには、アク
リロニトリルゴム、セルロース系等の増粘剤を添加する
ことにより、粘度を500〜20000mPa・sに調
製したものを用いることが好ましく、これにより、不織
布Nへの熱硬化性樹脂のモノマーの浸透度を適度に制御
することができ、隣接する不織布N,N同士の接合を一
層容易かつ強固に行うことができるとともに、不織布
N,N同士の接合作業の作業性を良好にすることができ
るものとなる。
【0028】また、このように、遮水シート11の下面
に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有
する合成樹脂製面状部材14及び不織布15を敷設する
ようにしているので、万一、遮水シート11が損傷を受
けた場合にも、廃棄物から染み出た汚染水を、遮水シー
ト11の下面に敷設した合成樹脂製面状部材14を介し
て速やかに排出し、損傷箇所から周囲の地盤に漏出する
汚染水の絶対量を著しく低減することができ、これによ
り、汚染水の漏出によって周囲の土壌が汚染される危険
性を著しく低減することができるものとなる。
【0029】また、遮水シート11の上面に、表面に凹
凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂
製面状部材12及び不織布13を敷設するようにしてい
るので、遮水シート11を保護して、廃棄物処分場10
内を走行する廃棄物を搬入するトラックや搬入された廃
棄物を積み替える重機械等から、遮水シート11が損傷
を受けることを確実に防止することができるとともに、
合成樹脂製面状部材12の連続した空隙は、廃棄物処分
場10に埋め立てた廃棄物によって締め固められること
がないことから、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物
から染み出る汚染水を廃棄物処分場10の外に安定して
排出することができるものとなる。また、合成樹脂製面
状部材12の連続した空隙は、廃棄物処分場10に埋め
立てた廃棄物によって締め固められることがないことか
ら、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物を好気状態に
維持するとともに、廃棄物から発生するガスを安定して
放出することができるものとなる。さらに、この合成樹
脂製面状部材12の連続した空隙は、廃棄物処分場10
に廃棄物を埋め立てた後、必要に応じて、その表面をキ
ャッピングシート等によって覆って、廃棄物の分解を制
御する際の空気(酸素)や水の供給通路又は排出通路と
して利用することができ、これにより、廃棄物を分解す
る微生物の活動を制御して、廃棄物の分解速度を適正に
制御し、廃棄物から染み出る水や発生するガスの性状及
び廃棄物の温度を良好な状態に維持することができるも
のとなる。
【0030】以上、本発明の敷設用不織布の接合構造に
ついて、廃棄物処分場の遮水構造に用いられる不織布に
適用した実施例に基づいて説明したが、本発明は、上記
実施例に記載した構成に限定されるものではなく、上記
実施例の廃棄物処分場に敷設される遮水シートと併せて
敷設される不織布のほか、運動場や法面等に雑草が生え
るのを防止するために敷設される防草用の不織布、その
他の地盤上に直接又は他の敷設部材を介して敷設される
不織布の接合構造として広く適用することができ、ま
た、敷設用不織布の接合は、現場施工のほか、必要に応
じて、工場等において行う場合も排除するものではない
等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を
変更することができるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明の敷設用不織布の接合構造によれ
ば、敷設用不織布の接合構造は、表面に合成樹脂の塗膜
を形成した不織布を用いるようにしているため、地盤上
に敷設した不織布の耐候性、特に、廃棄物処分場におい
ては、併せて遮水シートの耐候性、を向上することがで
きるとともに、隣接する不織布同士の接合を、不織布の
側縁部に熱硬化性樹脂のモノマーを塗布するとともに、
熱硬化性樹脂のモノマーを塗布した不織布の側縁部を隣
接する不織布の側縁部と重ね合わせ、重ね合わせた部分
を加熱することにより、塗膜の少なくとも一部を熱硬化
性樹脂のモノマーにより溶かしながら、隣接する不織布
の側縁部同士を接着して行うようにしているため、塗膜
を構成する合成樹脂が溶け込んだ熱硬化性樹脂のモノマ
ーを重ね合わせた隣接する不織布の側縁部に浸透させ
て、隣接する不織布の側縁部同士を所定の厚さに亘って
一体的に接合することができ、隣接する不織布同士の接
合を容易かつ強固に行うことができ、不織布同士の接合
部が外れにくくなるため、特に、高い信頼性が要請され
る廃棄物処分場等において、不織布を地盤上に安定的に
敷設することができる。
【0032】また、不織布にポリオレフィン系、ポリエ
ステル系等の合成繊維製不織布を用いることにより、不
織布の表面に合成樹脂の塗膜を形成するようにしたこと
と相俟って、地盤上に敷設した不織布の耐候性を一層向
上することができる。
【0033】また、塗膜を構成する合成樹脂にアクリル
樹脂を、熱硬化性樹脂のモノマーにアクリル樹脂のモノ
マーを用いることにより、不織布の耐候性及び隣接する
不織布の同士の接合強度を一層向上することができる。
【0034】また、熱硬化性樹脂のモノマーに、増粘剤
を添加することにより、粘度を500〜20000mP
a・sに調製したものを用いることにより、不織布への
熱硬化性樹脂のモノマーの浸透度を適度に制御すること
ができ、隣接する不織布同士の接合を一層容易かつ強固
に行うことができるとともに、不織布同士の接合作業の
作業性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の敷設用不織布の接合構造を適用した廃
棄物処分場を示す縦断面図である。
【図2】同廃棄物処分場の遮水構造の一実施例を示し、
(a)は一部を破断した平面図、(b)は(a)B−B
線断面図(図1のA−A線断面図)である。
【図3】本発明の敷設用不織布の接合構造の一実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
N 不織布 C 塗膜 B 熱硬化性樹脂のモノマー 1 遮水構造 11 遮水シート 12 合成樹脂製面状部材 13 不織布 14 合成樹脂製面状部材 15 不織布 16 不織布 17 不織布 10 廃棄物処分場 10a 底部 10b 法面部 10c 天端部
フロントページの続き (72)発明者 日野林 譲二 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内 (72)発明者 松山 眞三 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内 (72)発明者 加納 光 兵庫県神戸市長田区浜添通4丁目1−21 三ツ星ベルト株式会社内 (72)発明者 上ノ山 悦治 兵庫県神戸市長田区浜添通4丁目1−21 三ツ星ベルト株式会社内 (72)発明者 清川 伸夫 東京都文京区湯島三丁目39−10 上野TH ビル 三井石化産資株式会社内 (72)発明者 柴田 敏紀 東京都文京区湯島三丁目39−10 上野TH ビル 三井石化産資株式会社内 Fターム(参考) 2D018 DA03 2D044 DB07 4D004 AA46 BB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面に合成樹脂の塗膜を形成
    した敷設用不織布の接合構造であって、不織布の側縁部
    に熱硬化性樹脂のモノマーを塗布するとともに、熱硬化
    性樹脂のモノマーを塗布した不織布の側縁部を隣接する
    不織布の側縁部と重ね合わせ、重ね合わせた部分を加熱
    することにより、前記塗膜の少なくとも一部を熱硬化性
    樹脂のモノマーにより溶かしながら、隣接する不織布の
    側縁部同士を接着してなることを特徴とする敷設用不織
    布の接合構造。
  2. 【請求項2】 不織布にポリオレフィン系、ポリエステ
    ル系等の合成繊維製不織布を用いたことを特徴とする請
    求項1記載の敷設用不織布の接合構造。
  3. 【請求項3】 塗膜を構成する合成樹脂にアクリル樹脂
    を、熱硬化性樹脂のモノマーにアクリル樹脂のモノマー
    を用いたことを特徴とする請求項1又は2記載の敷設用
    不織布の接合構造。
  4. 【請求項4】 熱硬化性樹脂のモノマーに、増粘剤を添
    加することにより、粘度を500〜20000mPa・
    sに調製したものを用いたことを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の敷設用不織布の接合構造。
JP2000104263A 2000-04-06 2000-04-06 敷設用不織布の接合構造 Expired - Fee Related JP4312925B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000104263A JP4312925B2 (ja) 2000-04-06 2000-04-06 敷設用不織布の接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000104263A JP4312925B2 (ja) 2000-04-06 2000-04-06 敷設用不織布の接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001286845A true JP2001286845A (ja) 2001-10-16
JP4312925B2 JP4312925B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=18617841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000104263A Expired - Fee Related JP4312925B2 (ja) 2000-04-06 2000-04-06 敷設用不織布の接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4312925B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009209569A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Ube Ind Ltd 防草構造体およびその施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009209569A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Ube Ind Ltd 防草構造体およびその施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4312925B2 (ja) 2009-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5544976A (en) Puncture protection geo mat for a landfill system
ATE122119T1 (de) Verbesserter verbund im überlappungsbereich von vernadelten bentonit-dichtungsmatten.
JP2001286845A (ja) 敷設用不織布の接合構造
JP2009183878A (ja) キャッピングシートの敷設方法およびその方法に用いられるキャッピングシート
JP6540197B2 (ja) 積層シート、および、積層シートの接合方法
JP5419137B2 (ja) 貯留水場、およびその形成方法
JP7182451B2 (ja) 海面処分場埋立域の遮水構造
JP3798541B2 (ja) 廃棄物処理場用遮水シート
JP2001062420A (ja) 保護用マットの固定構造
JP2545328B2 (ja) 防水施工法
JP5388646B2 (ja) 土木用複合体及び土構造物の構築方法
NZ590838A (en) Laser welded multi layer waterproofing geotextile membrane sheet
JP2006205081A (ja) 遮水構造
AU2003277055B2 (en) Waterproofing material
JP2514555B2 (ja) 土木用遮水シ―トの施工構造
JP5081460B2 (ja) 遮水構造及び遮水構造の施工方法
JP3930600B2 (ja) 廃棄物等の貯留施設に用いられる面状排水材の接合方法及びそれに用いられる面状排水材
JPS60123609A (ja) 人工貯溜場及びその建設方法
KR20170076262A (ko) 방근시트, 이의 제조방법 및 이를 이용한 시공방법
JP3427257B2 (ja) 廃棄物処理場などの遮水装置
JP2003236489A (ja) 遮水構造
JP3222421B2 (ja) 遮水工法
JP2005133415A (ja) 土木用遮水シートの施工構造
JP2000345663A (ja) 防水構造及びその施工方法
JPH0957895A (ja) 遮水シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090514

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4312925

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees