JP2001286140A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001286140A JP2000099639A JP2000099639A JP2001286140A JP 2001286140 A JP2001286140 A JP 2001286140A JP 2000099639 A JP2000099639 A JP 2000099639A JP 2000099639 A JP2000099639 A JP 2000099639A JP 2001286140 A JP2001286140 A JP 2001286140A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力電圧の全可変範囲に亘って、出力電力を
より多く有効に取り出す。 【解決手段】 出力回路の出力電圧Eの全可変範囲にお
いて、定格電流Isを超えない範囲内に電流制限値Imax
を設定する。これにより、定格電流Isを超えて出力回
路から出力電流Iが流れることの悪影響を防止できる。
また、特定の電力制限値Pmaxを想定したときに、この
電力制限値Pmaxの電圧値に対する電流値の変位に沿っ
て、電流制限手段22の電流制限値Imaxが設定される。
電力制限値Pmaxの定格電圧Esに対する電流値I’か
ら、定格電流Isに至る範囲で、電力制限値Pmaxを超え
ることなく出力電力Pを取り出せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電気,電子機
器などの各種負荷に安定した直流電圧を供給するため
に、例えばスイッチング方式やドロッパ方式などの電源
装置が用いられている。こうした電源装置は、例えばス
イッチング方式の場合、交流100ボルトや200ボルトなど
の商用電源電圧を整流平滑して、これをスイッチング素
子のスイッチングにより断続的にトランスの一次巻線に
印加するとともに、このトランスの二次巻線に誘起され
た電圧を、出力回路である整流平滑回路により整流平滑
し、負荷に所定の出力電圧を供給する。また、この出力
電圧の変動に応じて前記スイッチング素子のパルス導通
幅を制御することにより、安定化した出力電圧を得るよ
うにしている。さらに近年では、トランスの二次巻線を
2つ以上にし、電力を出力する出力回路を複数チャンネ
ル設けて、一つの電源装置で様々な値の出力電圧を取り
出せるようになっている。
【0003】こうした電源装置では、各出力回路の出力
端子間に接続される負荷側の回路において、例えば過負
荷や短絡事故などが発生して出力電流が増大すると、こ
れを制限して電源装置側や負荷側の破損を防止する出力
電流制限手段としての過電流保護回路が設けられてい
る。この過電流保護回路による出力電流の電流制限値
は、電源装置の能力(例えば熱上昇の度合いなど)によ
って定められる。特に上記出力回路が複数チャンネル設
けられている多出力の電源装置では、様々な出力電圧
(例えば、DC+5,+15,+24ボルトなど)を取
り出せるため、可変範囲の広い出力電圧に対応した電流
制限値の設定が必要になってくる。
【0004】図8および図9は、従来の電源装置におけ
る出力電圧Eと出力電流Iとの関係を二次元的にプロッ
トしたグラフである。なお、各図において、横軸は出力
電流I(単位:アンペア)、縦軸は出力電圧E(単位:
ボルト)である。出力回路から取り出される出力電力P
は、周知のように出力電流Iと出力電圧Eとの積(図で
は出力電流Iと出力電圧Eで囲まれた面積)であらわさ
れる。ここで図8に示すように、過電流保護回路による
出力電流Iの電流制限値Imaxを出力電圧Eの可変範囲
に拘らず一定の値に設定すると、出力電圧Eを電源装置
の能力に応じて定めた定格電圧Es内で可変させた場合
に、この出力電圧Eに比例して出力電力Pの上限値も増
減する。この出力電力Pは無制限に増大できるものでは
なく、例えば前記電源装置の能力に基づく出力回路の定
格電力Psなどにより制限される。したがって、実際に
はこの定格電力Psの範囲内で、出力電流Iの電流制限
値Imaxを設定せざるを得なくなり、電流制限値Imaxを
超えて出力電流Iを流せる電力領域(Pa)が存在する
にも拘らず、過電流保護回路による過電流の保護動作が
働いて、電源装置の能力を最大限に引き出すことができ
ない。
【0005】こうした問題を回避するには、図9に示す
ように、定格電力Psの電圧値に対する電流値の変位
(この場合、電圧値に対し電流値は双曲線関数として変
位する)に沿って、出力電流Iの電流制限値Imaxを可
変させるように設定することが考えられる。こうする
と、出力電圧Eを電圧制限値Esの範囲内で可変させた
場合に、出力電力Pの上限値は一定になる。しかし、特
に出力電圧Eを低く可変設定した場合は、これも電源装
置の能力で決まる出力回路の定格電流Isを超えて、出
力電流Iを流せる電流値が必要以上に伸びてしまい、電
源装置内において熱設計を過剰に行なう必要が生じるな
どの新たな対策が必要になってくる。また、定格電流I
sを超えて出力電流Iを流せる領域が存在するため、制
御回路内で故障が生じてこの制御回路が正常に機能しな
くなり、電源装置および負荷の破損に至るなどの不具合
を引き起こす。このように、電源装置の能力で決まる定
格電流Isを超えずに、出力電圧Eの全可変範囲に亘っ
て、出力電力Pを最大限に取り出すこができなかった。
【0006】また近年では、例えば100VAや250
VAなどの特定の範囲内に出力電力Pを制限した電源装
置に対し、特殊な難燃部材を用いなくてもよいなどの安
全規格上の取り決めがなされている。しかし、こうした
安全規格上の仕様を満足する特定の電力値Pcに出力電
力Pが制限された電源装置においても、前記定格電力P
sに基づく電流制限値Imaxの設定と同様の問題を引き起
こす。すなわち、過電流保護回路による出力電流Iの電
流制限値Imaxを出力電圧Eの可変範囲に拘らず一定の
値に設定すると、電源装置の能力を最大限に引き出すこ
とができなくなり(図8参照)、逆に電力値Pcの電圧
値に対する電流値の変位に沿って、前期電流制限値Ima
xを可変させるように設定すると、定格電流Isを超え
て出力電流Iを流せる領域が存在するようになる(図9
参照)。
【0007】そこで、本発明は上記問題点を解決して、
出力電圧の全可変範囲に亘って、出力電力をより多く有
効に取り出すことができる電源装置を提供することをそ
の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の電源
装置は、前記目的を達成するために、電力を出力する少
なくとも1つのチャンネルの出力回路を備えた電源装置
において、前記出力回路の出力電流を電流制限値に制限
する電流制限手段を備え、この電流制限値は、前記出力
電流の定格を超えない範囲内で、かつ特定の電力制限値
を想定したときに、この電力制限値の電圧値に対する電
流値の変位に沿って設定される。
【0009】この場合、電流制限手段の電流制限値は、
出力電圧の全可変範囲において、電源装置の能力で決ま
る出力電流の定格(定格電流)を超えない範囲内に設定
されるため、定格電流を超えて出力回路から出力電流が
流れることによる悪影響を防止できる。また、ある特定
の電力制限値を想定したときに、この電力制限値の電圧
値に対する電流値の変位に沿って、電流制限手段の電流
制限値が設定されるので、電力制限値の出力電圧の上限
値に対する電流値から定格電流に至る範囲で、電力制限
値を超えることなく出力電力を取り出せる。したがっ
て、出力電圧の全可変範囲に亘って、出力電流を定格電
流から超えさせることなく、出力回路から出力電力をよ
り有効に取り出すことができる。
【0010】本発明の請求項2の電源装置は、請求項1
の構成に加えて、前記出力電圧の第1の可変範囲におい
て、前記出力電流の定格に沿ってほぼ一定値に設定さ
れ、この第1の可変範囲よりも高い前記出力電圧の第2
の可変範囲において、前記電力制限値の電圧値に対する
電流値の変位に沿った値に前記電流値を設定したもので
ある。
【0011】この場合、特に電力制限値による制限を受
けない第1の電圧範囲において、出力電流を定格電流近
くにまで流すことができるので、第1の電圧範囲におけ
る出力電力を最大限取り出すことが可能になる。
【0012】本発明の請求項3の電源装置は、前記請求
項1または2の構成に加えて、前記電流制限値が前記電
力制限値の電圧値に対する電流値の変位に沿って段階的
に設定されることを特徴とする。
【0013】この場合、電力制限値に基づき得られる電
流値と、電流制限値との間に差異が生じることになるた
め、電流制限値により定められた電流値に到達する前
に、出力回路の出力電流が電流制限手段による電力制限
値で制限される。したがって、特に電力制限値を超えて
出力電力を取り出すことが好ましくないような場合は、
ある程度のマージンをもたせて出力電流ひいては出力電
力を制限することが可能になる。
【0014】本発明の請求項4の電源装置は、前記目的
を達成するために、電力を出力する少なくとも1つのチ
ャンネルの出力回路を備えた電源装置において、前記出
力回路の出力電流を第1の電流制限値に制限する第1の
電流制限手段と、前記出力回路の出力電流を第2の電流
制限値に制限する第2の電流制限手段とを備え、前記第
1の電流制限値および第2の電流制限値は、前記出力電
流の定格を超えない範囲内で、かつ特定の電力制限値を
想定したときに、この電力制限値の電圧値に対する電流
値の変位に沿って設定される。
【0015】この場合、第1および第2の各電流制限値
は、いずれも出力電圧の全可変範囲において、電源装置
の能力で決まる出力電流の定格(定格電流)を超えない
範囲内に設定されるため、定格電流を超えて出力回路か
ら出力電流が流れることによる悪影響を防止できる。ま
た、ある特定の電力制限値を想定したときに、この電力
制限値の電圧値に対する電流値の変位に沿って、第1お
よび第2の電流制限値が設定されるので、電力制限値の
出力電圧の上限値に対する電流値から定格電流に至る範
囲で、電力制限値を超えることなく出力電力を取り出せ
る。したがって、出力電圧の全可変範囲に亘って、出力
電流を定格電流から超えさせることなく、出力回路から
出力電力をより有効に取り出すことができる。
【0016】また、電流制限手段が二重に設けられてい
るので、仮に2系統のうち一方の系統が故障に陥って
も、他方の系統により確実に出力電流を制限することが
できる。
【0017】本発明の請求項5の電源装置は、前記請求
項4の構成に加えて、前記特定の電力制限値に沿って一
つの出力電圧に対し前記第1の電流制限値と前記第2の
電流制限値が追従して設定される。
【0018】この場合、一つの出力電圧が決まると、そ
れぞれの電流制限手段の各電流制限値を一義的に決める
ことができる。
【0019】本発明の請求項6の電源装置は、前記請求
項4または5の構成に加えて、前記第2の電流制限手段
よりもその電流制限値の大きな前記第1の電流制限手段
は自動復帰特性を有し、前記第2の電流制限手段はシャ
ットダウン特性を有することを特徴とする。
【0020】こうすると、誘導性の負荷を出力回路に接
続した場合、出力電流が起動時に増大して、一時的に第
2の電流制限値に制限されても、その後は自動復帰特性
を有する第2の制限手段により負荷に電力を供給し続け
ることができる。これに対し、電力制限値に達するよう
な出力電流の増大を来した場合は、第1の電流制限手段
により出力回路からの電力の供給をその時点で遮断する
ことができる。
【0021】本発明の請求項7の電源装置は、前記請求
項4または5の構成に加えて、前記第1の電流制限手段
は自動復帰特性を有し、前記第2の電流制限手段は自動
復帰特性を有することを特徴とする。
【0022】この場合、どちらか一方の電流制限手段
で、出力電流の増大時にこの出力電流を制限できなくて
も、別の電流制限手段で出力電流を制限し、その後自動
復帰することができる。
【0023】本発明の請求項8の電源装置は、前記請求
項4または5の構成に加えて、前記第1の電流制限手段
はシャットダウン特性を有し、前記第2の電流制限手段
はシャットダウン特性を有することを特徴とする。
【0024】この場合、どちらか一方の電流制限手段
で、出力電流の増大時に正しく出力回路をシャットダウ
ンできなくても、別の電流制限手段で出力回路を確実に
シャットダウンできる。
【0025】
【発明の実施形態】以下、添付図面に基づき、本発明に
おける電源装置の各実施例を説明する。図1および図2
は本発明の第1実施例を示すものであり、電源装置全体
の概略構成をあらわした図1において、1は電力変換回
路であるインバータを構成するトランスで、このトラン
ス1は一次巻線1Aと少なくとも一つ以上の二次巻線1
Bを有している。このトランス1の一次巻線1Aには、
例えばMOS型FETなどのスイッチング素子2が直列
に接続される。また、トランス1の二次巻線1Bには出
力回路3が接続され、ここには整流ダイオードやチョー
クコイルおよび平滑コンデンサからなる整流平滑回路
(整流手段)4が設けられる。そして、スイッチング素
子2をスイッチングして、入力端子+Vi,−Vi間の
直流入力電圧をトランス1の一次巻線1Aに断続的に印
加すると、トランス1の二次巻線1Bに誘起された電圧
が整流平滑回路4により整流平滑され、負荷5を接続す
る出力端子+Vo,−Vo間に直流出力電圧Eが発生す
るようになっている。
【0026】一方、この出力電圧Eを安定化させる帰還
回路として、出力電圧Eの変動を検出する出力電圧検出
回路11と、この出力電圧検出回路11からの電圧検出信号
を基準電源12の基準電圧と比較する比較器13と、この比
較器13からの比較結果に基づき、直流出力電圧Eが一定
になるようにスイッチング素子2のパルス導通幅を制御
する制御手段としてのパルス幅制御回路14が設けられて
いる。そして、出力電圧Eが上昇するのに伴なって、出
力電圧検出回路11からの電圧検出信号が上昇すると、比
較器13の出力端子の電圧レベルが低下し、これを受けた
パルス幅制御回路14は、スイッチング素子2のパルス導
通幅を狭めて出力電圧Eを低下させる。一方、出力電圧
Eが低下し、出力電圧検出回路11からの電圧検出信号も
低下すると、比較器13の出力端子の電圧レベルが上昇
し、これを受けたパルス幅制御回路14は、スイッチング
素子2のパルス導通幅を広げて出力電圧Eを上昇させ、
出力電圧Eの安定化を図っている。
【0027】さらに、21は出力回路3の出力電流Iを検
出する電流検出部としての電流検出回路で、これは具体
的には図示しないものの、例えば電流検出器たる電流ト
ランスと、この電流トランスに誘起した電圧を整流して
直流に変換する整流回路と、この整流回路で変換した直
流電圧信号を、出力電流Iの電流検出信号として前記パ
ルス幅制御回路14に送り出す電流検出信号送出回路とに
より構成される。そして、この電流検出回路21と、前記
パルス幅制御回路14およびスイッチング素子2とによ
り、出力回路3の出力電流Iを電流制限値Imaxに制限
する電流制限手段22が構成される。
【0028】そして上記構成では、出力端子+Vo,−
Vo間に接続する負荷5側の回路において、例えば短絡
事故などが発生し、出力回路3の出力電流Iが増大する
と、出力電流Iを監視する電流検出回路21の電流検出信
号が増大し、これがパルス幅制御回路14に印加される。
パルス幅制御回路14は、この電流検出信号に見合う出力
電流Iが予め設定した電流制限値Imaxに制限されるよ
うに、スイッチング素子2のパルス導通幅を狭めて出力
回路3や負荷5を保護する。
【0029】ここで、本実施例における電流制限値Ima
xの特徴を、従来例の図8や図9と同様に、出力電圧E
と出力電流Iとの関係を二次元的にプロットした図2の
グラフで説明する。
【0030】本実施例では、電流制限手段22の電流制限
値Imaxが、出力回路3の出力電圧Eの全可変範囲(こ
こでは、0ボルトから定格電圧Esボルトの範囲)にお
いて、電源装置の能力で決まる出力電流Iの定格すなわ
ち出力回路3の定格電流Isを超えない範囲内に設定さ
れる。これは前記図9に示すような、定格電流Isを超
えて出力回路3から出力電流Iが流れることによる悪影
響を防止するためである。また本実施例では、前記定格
電力Psや安全規格で定めた電力値Pcのような、ある特
定の電力制限値Pmaxを想定したときに、この電力制限
値Pmaxの電圧値に対する電流値の変位に沿って、電流
制限手段22の電流制限値Imaxが設定されるようにす
る。このようにすると、図2からも明らかなように、電
力制限値Pmaxの出力電圧Eの上限値(この場合は、定
格電圧Es)に対する電流値I’から、定格電流Isに至
る範囲で、電力制限値Pmaxを超えることなく出力電力
Pを取り出せることになる。したがって、特に出力電圧
Eの可変範囲の広い電源装置にあっては、この出力電圧
Eの全可変範囲に亘って、出力電流Iを定格電流Isか
ら超えさせることなく、出力回路3から出力電力Pをよ
り有効に取り出すことができる。
【0031】なお、前記安全規格で定めた電力値Pc
は、現状では出力電圧Eに拘らず一定の100VAや2
50VAになっているが、これはあくまでも一例に過ぎ
ず、例えば負荷5の必要性に応じて、それ以外の値に調
整することが可能である。また、ここでの電力制限値P
maxは一定の値となっているが、例えば出力電圧に応じ
て段階的に電力制限値Pmaxが定められたものでもよ
い。例えば、出力電圧が+15ボルトまでのときには電
力制限値Pmaxが100VA、出力電圧が+15ボルト
を超え+30ボルトまでのときには電力制限値Pmaxが
80VAのように定められている場合は、それぞれの電
力制限値Pmaxの電圧値に対する電流値の変位に沿っ
て、電流制限手段22の電流制限値Imaxを設定すればよ
い。
【0032】前記電流制限手段22の電流制限値Imax
は、出力電圧の第1の可変範囲、すなわち出力電流Iを
定格電流Isで流したときに、電力制限値Pmaxの制限を
受けない電圧値E’までの範囲において、定格電流Is
に沿ってほぼ一定値に設定され、この第1の可変範囲よ
りも高い出力電圧Eの第2の可変範囲、すなわち前記電
圧値E’から定格電圧Esの範囲において、電力制限値
Pmaxの電圧値に対する電流値の変位に沿った値に設定
される。
【0033】このようにすると、特に電力制限値Pmax
による制限を受けない第1の電圧範囲において、出力電
流Iを定格電流Is近くにまで流すことができるので、
第1の電圧範囲における出力電力Pを最大限取り出すこ
とが可能になる。
【0034】また本実施例では、出力電圧Eが0ボルト
からE’ボルトまでの範囲では、電力制限値Imaxが定
格電流Isに設定され、出力電圧EがE’ボルトから
E’’ボルトまでの範囲では、電力制限値Imaxが電力
制限値Imaxによる制限を受けて定格電流Isよりも小さ
い電流値I’’に設定され、さらに出力電圧EがE’’
ボルトから定格電圧Esボルトまでの範囲では、電力制
限値Imaxがさらに電力制限値Pmaxによる制限を受けて
前記電流値I’’よりも小さい電流値I’に設定され
る。つまり、電圧値E1から定格電圧Esの範囲におい
て、電流制限手段22の電流制限値Imaxが電力制限値Pm
axの電圧値に対する電流値の変位に沿って段階的に設定
される。
【0035】このようにすると、電力制限値Pmaxに基
づき得られる電流値と、電流制限値Imaxとの間に差異
が生じることになるため、電流制限値Pmaxにより定め
られた電流値に到達する前に、出力回路3の出力電流が
電流制限手段22による電力制限値Imaxで制限される。
したがって、特に電力制限値Pmaxを超えて出力電力P
を取り出すことが好ましくないような場合は、ある程度
のマージンをもたせて出力電流Iひいては出力電力Pを
制限することが可能になる。
【0036】なお、本実施例では、出力電圧検出回路11
からの電圧検出信号および電流検出回路21の電流検出信
号に基づき、トランス1の一次側(一次巻線1A側)に
あるスイッチング素子2を制御しているが、例えば図3
に示すように、パルス幅制御手段14によりトランス1の
二次側(二次巻線1B側)にあるマグアンプ25を制御す
るようにしてもよい。また、電流検出回路21による出力
電流Iの検出は、トランス1の二次側にある電力供給ラ
イン上であれば、例えばマグアンプ25と整流平滑回路4
の間にある電力供給ラインなど、どのような地点から行
なってもよい。このように、トランス1の二次側を制御
する方式は、特に多出力の電源装置で、各出力回路3毎
に安定した電力を出力させる場合に有効である。
【0037】次に、本発明の第2実施例を図4および図
5に基づき説明する。なお、第1実施例と同一箇所には
同一符号を付し、その共通する部分の説明は重複するた
め省略する。電源装置全体の概略構成をあらわした図4
において、本実施例では、前記電流制限手段すなわち第
1の電流制限手段22とは別に、第2の電流制限手段31が
設けられている。
【0038】具体的には、32は出力回路3から出力され
る電力(出力電圧Eおよび出力電流I)を制御する磁気
増幅器としてのマグアンプで、ここではトランス1の二
次巻線1Bの一端(ドット端子)と整流平滑回路の図示
しないダイオードとの間に挿入接続される。このマグア
ンプ32の飽和,非飽和(オン,オフ)制御は、スイッチ
手段たるトランジスタ33のスイッチングにより行なわれ
る。また、34は出力回路3の出力電流Iを検出する電流
検出部としての電流検出回路で、これは前記電流検出回
路21と同様の回路で構成される。そして電流検出回路34
は、出力端子+Vo,−Vo間に接続する負荷5側の回
路において、例えば短絡事故などが発生し、出力回路3
の出力電流Iが増大すると、この出力電流Iの増大を制
限するような駆動信号、すなわち保護動作を行なうよう
な制御信号をトランジスタ33に出力し、マグアンプ32の
飽和,非飽和を制御する。つまりここでは、マグアンプ
32,トランジスタ33および電流検出回路34により第2の
電流制限手段31が構成される。
【0039】ここで、本実施例における電流制限値Ima
xの特徴を、従来例の図8や図9と同様に、出力電圧E
と出力電流Iとの関係を二次元的にプロットした図5の
グラフで説明する。
【0040】本実施例では、第1の電流制限手段22によ
る第1の電流制限値Imax1のみならず第2の電流制限手
段31による第2の電流制限値Imax2が、いずれも出力回
路3の出力電圧Eの全可変範囲(ここでは、0ボルトか
ら定格電圧Esボルトの範囲)において、電源装置の能
力で決まる出力電流Iの定格すなわち出力回路3の定格
電流Isを超えない範囲内に設定される。これは前記図
9に示すような、定格電流Isを超えて出力回路3から
出力電流Iが流れることによる悪影響を防止するためで
ある。また本実施例では、ある特定の電力制限値Pmax
を想定したときに、この電力制限値Pmaxの電圧値に対
する電流値の変位に沿って、第1の電流制限値Imax1お
よび第2の電流制限値Imax2が設定されるようにする。
このようにすると、図2からも明らかなように、電力制
限値Pmaxにおける出力電圧Eの上限値(この場合は、
定格電圧Es)に対する電流値I1’から、定格電流Is
に至る範囲で、電力制限値Pmaxを超えることなく出力
電力Pを取り出せる。したがって、特に出力電圧Eの可
変範囲の広い電源装置にあっては、この出力電圧Eの全
可変範囲に亘って、出力電流Iを定格電流Isから超え
させることなく、出力回路3から出力電力Pをより有効
に取り出すことができる。
【0041】そして本実施例では、出力端子+Vo,−
Vo間に接続する負荷5側の回路において、例えば過負
荷や短絡事故などが発生し、出力回路3の出力電流Iが
増大すると、2系統の電流制限手段22,31でこの出力電
流Iが制限される。この場合、第1の電流制限手段22に
よる電流制限とは別に、第2の電流制限手段31を構成す
る電流検出回路34により、出力電流Iの増大を制限する
ような駆動信号がトランジスタ33に出力され、マグアン
プ32の飽和,非飽和を制御する。このように、出力回路
3に過電流(過電力)が発生した場合でも、この過電流
を抑制することができ、かつ電流制限手段22,31が二重
に設けられているので、仮に2系統のうち一方の系統が
故障に陥っても、他方の系統により確実に出力電流Iを
制限することができ、出力回路3側の回路パターンの焼
損や、構成部品の破損を未然に防止できる。
【0042】前記第1の電流制限値Imax1および第2の
電流制限値Imax2は、いずれも出力電圧の第1の可変範
囲、すなわち出力電流Iを定格電流Isで流したとき
に、電力制限値Pmaxの制限を受けない電圧値E’まで
の範囲において、定格電流Isに沿ってほぼ一定値に設
定され、この第1の可変範囲よりも高い出力電圧Eの第
2の可変範囲、すなわち前記電圧値E’から定格電圧E
sの範囲において、電力制限値Pmaxの電圧値に対する電
流値の変位に沿った値に設定される。
【0043】このようにすると、特に電力制限値Pmax
による制限を受けない第1の電圧範囲において、出力電
流Iを定格電流Is近くにまで流すことができるので、
第1の電圧範囲における出力電力Pを最大限取り出すこ
とが可能になる。
【0044】前記第1の電流制限値Imax1と第2の電流
制限値Imax2は、同じ値に設定してもよいが、本実施例
のように、どの出力電圧Eの電圧範囲内においても、第
2の電流制限値Imax2は第1の電流制限値Imax1よりも
小さく設定してもよい。このようにすると、出力電流I
が増加すると先に第2の電流制限手段31による電流制限
が機能するが、仮に第2の電流制限手段31が動作不良に
陥っても、第1の電流制限手段22による電流制限が働
く。つまり、第2の電流制限値Imax2で囲まれた部分が
通常の出力電流Iの使用範囲I1になり、第2の電流制
限値Imax2と第1の電流制限値Imax1との間で囲まれた
部分が、万一第2の電流制限手段31が不具合を起こした
場合の保護範囲I2になって、装置としての信頼性が向
上する。勿論、第1の電流制限値Imax1よりも第2の電
流制限値Imax2を小さく設定することも可能である。
【0045】また本実施例では、電力制限値Pmaxの電
圧値に対する電流値の変位に沿って、一つの出力電圧E
に対し第1の電流制限値Imax1と第2の電流制限値Ima
x2が追従(トラッキング)して設定される。このように
すると、特に上記第2の電圧範囲において、一つの出力
電圧Eが決まると、それぞれの電流制限手段22,31の各
電流制限値Imax1,Imax2を一義的に決めることができ
る。これとは別に、各電流制限手段22,31の電流制限値
Imax1,Imax2をお互いに無関係に設定して、各々独立
に出力電流Iを制限してもよい。
【0046】第2の電流制限回路31よりもその電流制限
値Imax1の大きな第1の電流制限手段22は、出力電流I
が増大して第1の電流制限値Imax1に達すると、出力回
路3からの電力の供給を遮断し、その後は何らかの操作
を加えない限り復帰しないシャットダウン特性を有す
る。これに対し、第1の電流制限手段22よりもその電流
制限値Imax2の小さな第2の電流制限手段31は、出力電
流Iが増大すると、この出力電流Iを第2の電流制限値
Imax2に制限し、出力電流Iが第2の電流制限値Imax2
以下になると、元の状態に自動復帰して出力回路3から
電力を供給する自動復帰特性を有する。このようにすれ
ば、モータのような誘導性の負荷5を接続した場合に、
出力電流Iが起動時に増大して、一時的に第2の電流制
限値Imax2に制限されても、その後は自動復帰特性を有
する第2の制限手段31により負荷5に電力を供給し続け
ることができる。これに対し、電力制限値Pmaxに達す
るような出力電流Iの増大を来した場合は、第1の電流
制限手段22により出力回路3からの電力の供給をその時
点で遮断することができる。したがって、負荷5により
一時的に出力電流Iが増大しても、電力を供給し続ける
ことができる一方で、電流制限値Pmaxに達するような
出力電流Iの増大に対しては、これを遮断することが可
能になる。
【0047】また、第1の電流制限手段22および第2の
電流制限手段31をいずれも自動復帰特性を有するもので
構成してもよい。この場合、どちらか一方の電流制限手
段(例えば、第2の電流制限手段31)で、出力電流Iの
増大時にこの出力電流Iを制限できなくても、別の第1
の電流制限手段22で出力電流Iを制限し、その後自動復
帰することができる。また、負荷5により一時的に出力
電流Iが増大しても、電力を供給し続けることができる
とともに、電流制限値Pmaxに達するような出力電流I
の増大に対しても、これが解消されればその後負荷に電
力を供給し続けることができる。
【0048】さらに、第1の電流制限手段22および第2
の電流制限手段31をいずれもシャットダウン特性を有す
るもので構成してもよい。こうすれば、どちらか一方の
電流制限手段(例えば、第2の電流制限手段31)で、出
力電流Iの増大時に正しく出力回路3をシャットダウン
できなくても、別の第1の電流制限手段22で出力回路3
を確実にシャットダウンできる。
【0049】なお、この実施例においても、第1の電流
制限値Imax1および第2の電流制限値Imax2を、電力制
限値Pmaxの電圧値に対する電流値の変位に沿って段階
的に設定してもよい。
【0050】また、本実施例の別の変形例として、例え
ば図6に示すように、パルス幅制御回路14によって、ト
ランス1の二次側に接続したマグアンプ32を制御するよ
うに構成してもよい。この場合、電流検出回路21,パル
ス幅制御回路14およびマグアンプ32が第1の電流制限手
段22となり、電流検出回路34,パルス幅制御回路14およ
びマグアンプ32が第2の電流制限手段31となる。このよ
うに、トランス1の二次側を制御する方式は、特に多出
力の電源装置で、各出力回路3毎に安定した電力を出力
させる場合に有効である。
【0051】さらに、図7に示すように、電流検出回路
21,フォトカプラ41,パルス幅制御回路14およびスイッ
チング素子2により第1の電流制限手段22を構成し、こ
の第1の電流制限手段22により、トランス1の一次側に
あるスイッチング素子2への駆動信号の供給を停止し
て、電源装置全体をシャットダウンさせてもよい。この
場合、出力電圧Eの変動によりパルス幅制御回路42がト
ランス1の二次側にある前記マグアンプ32を制御する構
成とし、電流検出回路34と、パルス幅制御回路42と、マ
グアンプ32にて第2の電流制限手段31を構成してもよ
い。
【0052】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可
能である。本実施例では、電力を出力する出力回路3が
単一のチャンネルで構成されるが、トランス1の二次巻
線1Bを複数設け、各二次巻線1Bに出力回路3を設け
た複数のチャンネルの出力回路3からなる多出力の電源
装置(多出力電源装置)にも適用できる。また、電源装
置の形態においても、スイッチング素子を用いたいわゆ
るスイッチング方式だけでなく、例えばドロッパ方式な
どの他の方式の電源装置にも適用できる。さらにスイッ
チング素子としては、例えばMOS型FETやトランジ
スタなどを利用できる。その他、スイッチング方式の電
源装置では、スイッチング素子の個数なども各種回路方
式に応じて適宜変更してよい。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1の電源装置によれば、
出力電圧の全可変範囲に亘って、出力電力をより多く有
効に取り出すことが可能になる。
【0054】本発明の請求項2の電源装置によれば、第
1の電圧範囲における出力電力を最大限取り出すことが
可能になる。
【0055】本発明の請求項3の電源装置によれば、特
に電力制限値を超えて出力電力を取り出すことが好まし
くないような場合に、ある程度のマージンをもたせて出
力電流ひいては出力電力を制限することが可能になる。
【0056】本発明の請求項4の電源装置によれば、出
力電圧の全可変範囲に亘って、出力電力をより多く有効
に取り出すことが可能になる。また、仮に2系統のうち
一方の系統が故障に陥っても、他方の系統により確実に
出力電流を制限することができる。
【0057】本発明の請求項5の電源装置によれば、一
つの出力電圧を決めることによって、それぞれの電流制
限手段の各電流制限値を一義的に決めることができる。
【0058】本発明の請求項6の電源装置によれば、負
荷により一時的に出力電流が増大しても、電力を供給し
続けることができる一方で、電流制限値に達するような
出力電流の増大に対しては、これを遮断することが可能
になる。
【0059】本発明の請求項7の電源装置によれば、2
つの電流制限回路により出力電流を制限し、その後自動
復帰する動作を確実に行なうことができる。
【0060】本発明の請求項8の電源装置によれば、2
つの電流制限回路により出力回路を確実にシャットダウ
ンできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電源装置の全体構成
をあらわしたブロック回路図である。
【図2】同上出力電圧と出力電流との関係を二次元的に
プロットしたグラフである。
【図3】同上別の変形例を示す電源装置の全体構成をあ
らわしたブロック回路図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す電源装置の全体構成
をあらわしたブロック回路図である。
【図5】同上出力電圧と出力電流との関係を二次元的に
プロットしたグラフである。
【図6】同上別の変形例を示す電源装置の全体構成をあ
らわしたブロック回路図である。
【図7】同上さらに別の変形例を示す電源装置の全体構
成をあらわしたブロック回路図である。
【図8】従来例における出力電圧と出力電流との関係を
二次元的にプロットしたグラフである。
【図9】別な従来例における出力電圧と出力電流との関
係を二次元的にプロットしたグラフである。
【符号の説明】
3 出力回路 22 電流制限手段(第1の電流制限手段) 31 第2の電流制限手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を出力する少なくとも1つのチャン
    ネルの出力回路を備えた電源装置において、前記出力回
    路の出力電流を電流制限値に制限する電流制限手段を備
    え、この電流制限値は、前記出力電流の定格を超えない
    範囲内で、かつ特定の電力制限値を想定したときに、こ
    の電力制限値の電圧値に対する電流値の変位に沿って設
    定されるものであることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記電流制限値は、前記出力電圧の第1
    の可変範囲において、前記出力電流の定格に沿ってほぼ
    一定値に設定され、この第1の可変範囲よりも高い前記
    出力電圧の第2の可変範囲において、前記電力制限値の
    電圧値に対する電流値の変位に沿った値に設定されるも
    のであることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記電流制限値は、前記電力制限値の電
    圧値に対する電流値の変位に沿って段階的に設定される
    ものであることを特徴とする請求項1または2記載の電
    源装置。
  4. 【請求項4】 電力を出力する少なくとも1つのチャン
    ネルの出力回路を備えた電源装置において、前記出力回
    路の出力電流を第1の電流制限値に制限する第1の電流
    制限手段と、前記出力回路の出力電流を第2の電流制限
    値に制限する第2の電流制限手段とを備え、前記第1の
    電流制限値および第2の電流制限値は、前記出力電流の
    定格を超えない範囲内で、かつ特定の電力制限値を想定
    したときに、この電力制限値の電圧値に対する電流値の
    変位に沿って設定されるものであることを特徴とする電
    源装置。
  5. 【請求項5】 前記特定の電力制限値に沿って一つの出
    力電圧に対し前記第1の電流制限値と前記第2の電流制
    限値が追従して設定されるものであることを特徴とする
    請求項4記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の電流制限手段よりもその電流
    制限値の大きな前記第1の電流制限手段は自動復帰特性
    を有し、前記第2の電流制限手段はシャットダウン特性
    を有することを特徴とする請求項5または6記載の電源
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の電流制限手段は自動復帰特性
    を有し、前記第2の電流制限手段は自動復帰特性を有す
    ることを特徴とする請求項5または6記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の電流制限手段はシャットダウ
    ン特性を有し、前記第2の電流制限手段はシャットダウ
    ン特性を有することを特徴とする請求項5または6記載
    の電源装置。
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