JP4524512B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力を出力する一乃至複数チャンネルの出力モジュールを備えた電源装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、電気,電子機器などの各種負荷に安定した直流電圧を供給するために、例えばスイッチング方式やドロッパ方式などの電源装置が用いられている。こうした電源装置は、例えばスイッチング方式の場合、交流100ボルトや200ボルトなどの商用電源電圧を整流平滑して、これをスイッチング素子のスイッチングにより断続的にトランスの一次巻線に印加するとともに、このトランスの二次巻線に誘起された電圧を、出力回路である整流平滑回路により整流平滑し、負荷に所定の出力電圧を供給する。また、この出力電圧の変動に応じて前記スイッチング素子のパルス導通幅を制御することにより、安定化した出力電圧を得るようにしている。さらに近年では、トランスの二次巻線を2つ以上にし、電力を出力する出力モジュールを複数チャンネル設けて、一つの電源装置で様々な値の出力電圧を取り出せるようになっている。
【0003】
こうした電源装置では、主として電源装置自体を保護する目的で設けられた通常の過電流保護回路(第1の電流制限手段)と、電源装置を破損から守るための安全規格上の制約から生じた電力制限回路(第2の電流制限手段)を二重に備えた規格対応の出力モジュールが一般的に用いられていた。図5は、規格対応出力モジュールを供えた電源装置の出力電圧Vと出力電流Iとの関係を二次元的にプロットしたグラフで、横軸は出力電流I(単位:アンペア)、縦軸は出力電圧V(単位:ボルト)をあらわしている。
【0004】
図中Pcは、安全規格上の仕様を満足する上で取り決められた特定の電力制限値で、これは現状では100VAや250VAに設定されている。電力は電流と電圧との積であらわされるため、一定値の電力制限値Pcは、グラフでは双曲線状に描かれる。各規格対応出力モジュールは、いかなる場合においても、この電力制限値Pc以下になるような電流(電力)制限が加えられる。そのために、前記第2の電流制限手段により、出力電圧Vの可変範囲(この場合は、0ボルトから定格電圧Vsまでの範囲)内に拘らず、出力回路の出力電流Iを一定値の電流制限値Ip2に制限する。
【0005】
一方、前記第1の電流制限手段は、前記電流制限値Ip2よりも少ない一定値の電流制限値Ip1で出力回路の出力電流Iを制限するように設定される。この第1の電流制限手段は、出力電流Iが増大すると、この出力電流Iを第1の電流制限値Ip1に制限するが、出力電流Iが第1の電流制限値Ip1以下になると、元の状態に自動復帰して出力回路3から電力を供給する自動復帰特性を有する。これに対して、第2の電流制限手段は、出力電流Iが増大して第2の電流制限値Ip2に達すると、出力回路3からの電力の供給を遮断し、その後は何らかの操作を加えない限り復帰しないシャットダウン特性を有する。したがって、第1の電流制限手段による過電流保護動作が働いたときには、過電流状態が解消したあと元の状態に復帰して自動的に電力を供給するが、第2の電流制限手段による過電流保護動作が働いたときには、出力回路の出力電力Pが一時的にでも前記電力制限値Pcを超えることがないように、出力回路3からの電力を直ちに遮断するようになっている。
【0006】
しかし、ユーザー側から見ると、例えばモータなどの誘導性負荷のように、起動時にある程度のピーク電流が必要なときには、電力制限値Pcに電力を制限する上記規格対応出力モジュールの機能が、かえって邪魔になる場合がある。つまり、規格上の制約がなければ、第2の電流制限手段の機能は不要になり、図6に示すように、出力モジュールが本来所有する最大能力の定格電流Isにまで、出力電流Iを流すことができる。この場合、第1の電流制限手段は、出力電流Iが定格電流Is付近にまで達したときに過電流保護を働かせるように電流制限値Ip1を設定すればよく、こうすれば出力モジュールはそれ自体の持つ最大出力容量の電力(出力電力P’)を取り出すことができる。
【0007】
しかし、最大出力容量の電力を取り出すには、電源装置から規格対応出力モジュールを取り外し、そこに前記第2の電流制限手段の機能をなくした非規格対応出力モジュールを組み込まなければならず、現状ではユーザー側の対応が困難である。また、規格対応出力モジュールと規格非対応出力モジュールの2種類を用意しなければならず、出力モジュールの種類が増加して標準化の妨げとなっていた。
【0008】
そこで、本発明は上記問題点を解決して、出力モジュールの種類を増やすことなく、電流制限機能を二重に設けたものと、電流制限機能を一重にしたものとを簡単に選択できる電源装置を提供することをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の電源装置は、前記目的を達成するために、電力を出力する一乃至複数チャンネルの出力モジュールを備えた電源装置において、前記出力モジュールの出力電流が増大すると、この出力電流を第1の電流制限値に制限し、当該出力電流が前記第1の電流制限値以下になると、元の状態に復帰して前記電力を供給する自動復帰特性を有する第1の電流制限手段と、前記出力モジュールの出力電流が増大して第2の電流制限値に達すると、前記電力の供給を遮断し、その後も復帰しないシャットダウン特性を有する第2の電流制限手段と、この第1の電流制限手段および第2の電流制限手段の両方を動作させるモード若しくは前記第1の電流制限手段だけを動作させるモードのいずれかに切換える切換手段とからなるものである。
【0010】
この場合、切換手段を利用して、自動復帰特性を有する第1の電流制限手段およびシャットダウン特性を有する第2の電流制限手段の両方を動作させるモードを設定すると、出力モジュールに電流制限を二重に設けた電源装置が得られる。一方、ユーザー側でこうした二重の電流制限機能の一方を解除したい場合には、前記切換手段を利用することにより、自動復帰特性を有する第1の電流制限手段だけを動作させるモードに切換えることができる。このように、ユーザー側は電流制限機能を二重に設けたものと、電流制限機能を一重にしたものとを簡単に選択できる。また、同一の出力モジュールで上記2つのモードを簡単に切換できるので、各モード毎に出力モジュールを用意する必要がなく、出力モジュールの種類を統一できるとともに、出力モジュールの標準化が可能になる。
【0011】
本発明の請求項2の電源装置は、請求項1の構成に加えて、前記第2の電流制限値は、前記出力モジュールから取り出せる電力を特定の電力制限値に制限する値に設定されるとともに、前記第1の電流制限値よりも大きく、前記第1の電流制限手段だけを動作させるモードに切換えると、前記第1の電流制限値が前記第2の電流制限値を超えた値に設定されることを特徴とする。
【0012】
この場合、第1の電流制限手段は、主として電源装置自体を保護する過電流保護手段として機能し、これよりも電流制限値の大きな第2の電流制限手段は、主として出力モジュールから取り出せる電力を特定の電力制限値に制限する電力制限手段として機能する。したがって、切換手段を利用して、第1の電流制限手段および第2の電流制限手段の両方を動作させるモードを設定すると、いわゆる規格対応出力モジュールを備えた電源装置が得られ、第1の電流制限手段だけを動作させるモードに設定すると、同一の出力モジュールでありながら、非規格対応出力モジュールを備えた電源装置が得られる。
【0013】
規格対応出力モジュール時には、第2の電流制限値よりも小さかった第1の電流制限値が、非規格対応出力モジュールに切換わると、第2の制限値を超えた値になる。つまり、第1の電流制限手段だけを動作させるモードに切換えると、第1の電流制限手段および第2の電流制限手段の両方を動作させるモードに比べて、多くの出力電流を流せるようになり、取り出せる出力電力も増大する。したがって、出力モジュールの能力を最大限に有効利用できる。また、誘導性負荷を接続した場合に、起動時のピーク電流が第1の電流制限手段により制限されることもない。
【0014】
本発明の請求項3の電源装置は、請求項1または2の構成に加えて、前記切換手段は何も手を加えていない第1の状態と、何らかの手を加えた第2の状態があり、前記第1の状態では前記第1の電流制限手段および第2の電流制限手段の両方を動作させるモードに設定され、前記第2の状態では前記第1の電流制限手段だけを動作させるモードに設定される。
【0015】
この場合、切換手段に何らかの手を加えない限り、出力モジュールは二重の電流制限が機能するようになっている。したがって、誤って切換手段に何らかの手を加えることを忘れていた場合でも、電源装置はむしろ二重の電流制限が機能する安全な状態に設定され、装置としての安全性が高まる。
【0016】
本発明の請求項4の電源装置は、前記請求項3の構成に加えて、前記切換手段は一対の端子とこの端子間を短絡する接続部とからなり、前記端子に前記接続部を装着しないと前記第1の状態になり、前記端子に前記接続部を装着すると第2の状態になることを特徴とする。
【0017】
この場合、誤って接続部を装着し忘れた場合は、二重の電流制限が機能する安全な状態に設定され、装置としての安全性が高まる。また、接続部を装着するだけで、簡単に第1の電流制限手段だけを動作させるモードに切換えることができる。
【0018】
本発明の請求項5の電源装置は、前記請求項3の構成に加えて、前記切換手段は電圧印加端子と、この電圧印加端子間に電圧を印加する電源とからなり、前記電圧印加端子に前記電源からの電圧を印加しないと前記第1の状態になり、前記電圧印加端子に電圧を印加すると前記第2の状態になることを特徴とする。
【0019】
この場合、誤って電圧印加端子に電圧を印加し忘れた場合は、二重の電流制限が機能する安全な状態に設定され、装置としての安全性が高まる。また、電圧印加端子に電圧を印加するだけで、簡単に第1の電流制限手段だけを動作させるモードに切換えることができる。
【0020】
【発明の実施形態】
以下、添付図面に基づき、本発明における電源装置の各実施例を説明する。図1は本発明の第1実施例を示すものであり、同図において、1は電力変換回路であるインバータを構成するトランスで、このトランス1は一次巻線1Aと少なくとも一つ以上の二次巻線1Bを有している。トランス1の一次巻線1Aには、例えばMOS型FETなどのスイッチング素子2が直列に接続される。また、トランス1の二次巻線1Bには出力回路3が接続され、ここには整流ダイオードやチョークコイルおよび平滑コンデンサからなる整流平滑回路(整流手段)4が設けられる。そして、スイッチング素子2をスイッチングして、入力端子+Vi,−Vi間の直流入力電圧をトランス1の一次巻線1Aに断続的に印加すると、トランス1の二次巻線1Bに誘起された電圧が整流平滑回路4により整流平滑され、負荷5を接続する出力端子+Vo,−Vo間に直流出力電圧Vが発生するようになっている。
【0021】
一方、この出力電圧Vを安定化させる帰還回路として、出力電圧Vの変動を検出する出力電圧検出回路11と、この出力電圧検出回路11からの電圧検出信号を基準電源12の基準電圧と比較する比較器13と、この比較器13からの比較結果に基づき、直流出力電圧Vが一定になるようにスイッチング素子2のパルス導通幅を制御する制御手段としてのパルス幅制御回路14が設けられている。そして、出力電圧Vが上昇するのに伴なって、出力電圧検出回路11からの電圧検出信号が上昇すると、比較器13の出力端子の電圧レベルが低下し、これを受けたパルス幅制御回路14は、スイッチング素子2のパルス導通幅を狭めて出力電圧Vを低下させる。一方、出力電圧Vが低下し、出力電圧検出回路11からの電圧検出信号も低下すると、比較器13の出力端子の電圧レベルが上昇し、これを受けたパルス幅制御回路14は、スイッチング素子2のパルス導通幅を広げて出力電圧Vを上昇させ、出力電圧Vの安定化を図っている。
【0022】
さらに、21は出力回路3の出力電流Iを検出する電流検出部としての電流検出回路で、これは具体的には図示しないものの、例えば電流検出器たる電流トランスと、この電流トランスに誘起した電圧を整流して直流に変換する整流回路と、この整流回路で変換した直流電圧信号を、出力電流Iの電流検出信号として前記パルス幅制御回路14に送り出す電流検出信号送出回路とにより構成される。そして、この電流検出回路21と、前記パルス幅制御回路14およびスイッチング素子2とにより、出力回路3の出力電流Iを第2の電流制限値Ip2に制限する第2の電流制限手段22が構成される。
【0023】
そして上記構成では、出力端子+Vo,−Vo間に接続する負荷5側の回路において、例えば短絡事故などが発生し、出力回路3の出力電流Iが増大すると、出力電流Iを監視する電流検出回路21の電流検出信号が増大し、これがパルス幅制御回路14に印加される。パルス幅制御回路14は、この電流検出信号に見合う出力電流Iが予め設定した電流制限値Ip2に制限されるように、スイッチング素子2のパルス導通幅を狭めて出力回路3や負荷5を保護する。
【0024】
一方、前記第2の電流制限手段22とは別に、ここでは出力電流Iを第1の電流制限値Ip1に制限する第1の電流制限手段31が設けられている。具体的には、32は出力回路3から出力される電力(出力電圧Vおよび出力電流I)を制御する磁気増幅器としてのマグアンプで、ここではトランス1の二次巻線1Bの一端(ドット端子)と整流平滑回路の図示しないダイオードとの間に挿入接続される。このマグアンプ32の飽和,非飽和(オン,オフ)制御は、スイッチ手段たるトランジスタ33のスイッチングにより行なわれる。また、34は出力回路3の出力電流Iを検出する電流検出部としての電流検出回路で、これは前記電流検出回路21と同様の回路で構成される。そして電流検出回路34は、出力端子+Vo,−Vo間に接続する負荷5側の回路において、例えば短絡事故などが発生し、出力回路3の出力電流Iが増大すると、この出力電流Iの増大を制限するような駆動信号、すなわち保護動作を行なうような制御信号をトランジスタ33に出力し、マグアンプ32の飽和,非飽和を制御する。つまりここでは、マグアンプ32,トランジスタ33および電流検出回路34により第1の電流制限手段31が構成される。
【0025】
41は、前記第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモードと、第1の電流制限手段31だけを動作させるモードのいずれかに切換える切換手段である。この切換手段41の具体的な例は第2実施例および第3実施例で説明するが、要するに何らかの方法で上記2つのモードに切換わるものであればよい。Mは、電力を出力する出力回路3を備えた出力モジュールであって、図で囲まれた部分が機構的に独立した一つのユニットとして、電源装置の筐体(図示せず)と着脱可能に設けられている。なお、本実施例では単一ユニットすなわち一つのチャンネルの出力モジュールMだけを示しているが、複数チャンネルの出力モジュールMを各々着脱できるようにしてもよい。このようにすれば、各チャンネルの出力モジュールM毎に、異なる出力電圧および出力電力を取り出すことができる。
【0026】
そして、前記第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモードでは、第1の電流制限値Ip1よりも第2の電流制限値Ip2の方が大きく設定される。また、第2の電流制限値Ip2は、安全規格上の仕様を満足するために、出力回路3から取り出せる電力を例えば100VAや250VA特定の電力制限値Pc(例えば100VAや250VA)に制限する値に設定される(図5参照)。第2の電流制限値Ip2は、出力電圧Vの可変範囲が決まれば自ずと定まる。例えば電力制限値Pcが250VAである場合、出力電圧Vの上限値(定格電圧Vs)がDC28ボルトならば、第2の電流制限値Ip2は8.93アンペアとなる。これにより、第1の電流制限手段22は主として電源装置自体を保護する目的で設けられた通常の過電流保護回路として機能し、第2の電流制限手段31は電源装置を破損から守るための安全規格上の制約から生じた電力制限手段として機能する。したがって、第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させたときには、出力モジュールMは図5に示すような出力電圧V−出力電流Iの特性を示す規格対応出力モジュールとなる。
【0027】
そしてこのモードでは、出力端子+Vo,−Vo間に接続する負荷5側の回路において、例えば過負荷や短絡事故などが発生し、出力回路3の出力電流Iが増大すると、第1の電流制限手段31を構成する電流検出回路34により、出力電流Iの増大を制限するような駆動信号がトランジスタ33に出力され、マグアンプ32の飽和,非飽和を制御する。またこれとは別に、第2の電流制限手段22は、出力電流Iを監視する電流検出回路21の電流検出信号が増大し、これがパルス幅制御回路14に印加される。パルス幅制御回路14は、この電流検出信号に見合う出力電流Iが予め設定した電流制限値Imaxに制限されるように、スイッチング素子2のパルス導通幅を狭めて出力回路3や負荷5を保護する。このように、出力電流Iが増大すると、2系統の電流制限手段22,31で出力電流Iが制限されるとともに、電流制限手段22,31が二重に設けられているので、仮に2系統のうち一方の系統が故障に陥っても、他方の系統により確実に出力電流Iを制限することができ、出力回路3側の回路パターンの焼損や、構成部品の破損を未然に防止できる。
【0028】
さらに、前記第1の電流制限手段31は自動復帰特性を有するのに対し、第2の電流制限手段22はシャットダウン特性を有する。したがって、第1の電流制限手段31による過電流保護動作が働いたときには、過電流状態が解消したあと元の状態に復帰して自動的に電力を供給するが、第2の電流制限手段22による過電流保護動作が働いたときには、出力回路の出力電力Pが一時的にでも電力制限値Pcを超えることがないように、出力回路3からの電力を直ちに遮断するようになっている。
【0029】
一方、前記切換手段41により第1の電流制限手段31だけを動作させるモードに切換えたときには、第2の電流制限手段22による電流制限は機能しなくなる。この場合、第1の電流制限手段31は、その電流制限値Ip1が略定格電流Isに設定変更される。したがって、第1の電流制限手段31だけを動作させたときには、出力モジュールMは図6に示すような出力電圧V−出力電流Iの特性を示す非規格対応出力モジュールとなる。この非規格対応出力モジュールの状態では、出力電流Iが定格電流Isにまで増大すると、第1の電流制限手段31により電流が制限されるが、電流制限値Ip1が少なくとも第2の電流制限値Ip2を超えることによって、規格対応出力モジュール時に比べて、多くの出力電力Pを取り出せる。
【0030】
前記切換手段41は、誤った取り扱いをした場合でも、装置を安全側に設定するフェイルセーフの考え方を考慮している。つまり、切換手段41に何も手を加えない第1の状態では、第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモード、すなわち電流制限が二重に機能した安全なモードに設定され、切換え手段41に何らかの手を加えた第2の状態に移行したときにだけ、第1の電流制限手段31だけを動作させるモード、つまり電流制限が一つだけのモードに設定される。
【0031】
以上のように、上記実施例によれば、電力を出力する一乃至複数チャンネルの出力モジュールMを備えた電源装置において、出力モジュールMの出力電流Iが増大すると、この出力電流Iを第1の電流制限値Ip1に制限し、当該出力電流Iが第1の電流制限値Ip1以下になると、元の状態に復帰して電力を供給する自動復帰特性を有する第1の電流制限手段31と、出力モジュールMの出力電流Iが増大して第2の電流制限値Ip2に達すると、電力の供給を遮断し、その後も復帰しないシャットダウン特性を有する第2の電流制限手段22と、この第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモード、または第1の電流制限手段31だけを動作させるモードのいずれかに切換える切換手段41とを備えている。
【0032】
この場合、切換手段41を利用して、自動復帰特性を有する第1の電流制限手段31およびシャットダウン特性を有する第2の電流制限手段22の両方を動作させるモードを設定すると、出力モジュールMに電流制限を二重に設けた電源装置が得られる。一方、ユーザー側でこうした二重の電流制限機能の一方を解除したい場合には、前記切換手段41を利用することにより、自動復帰特性を有する第1の電流制限手段31だけを動作させるモードに切換えることができる。このように、ユーザー側は電流制限機能を二重に設けたものと、電流制限機能を一重にしたものとを簡単に選択できる。また、同一の出力モジュールMで上記2つのモードを簡単に切換できるので、各モード毎に出力モジュールMを用意する必要がなく、出力モジュールMの種類を統一できるとともに、出力モジュールMの標準化が可能になる。
【0033】
さらに、前記第2の電流制限値Ip2は、出力モジュールMから取り出せる電力を特定の電力制限値Pcに制限する値に設定されるとともに、前記第1の電流制限値Ip1よりも大きい。さらに、第1の電流制限手段31だけを動作させるモードに切換えると、第1の電流制限値Ip1は第2の電流制限値Ip2を超えた値に設定される。
【0034】
この場合、第1の電流制限手段31は、主として電源装置自体を保護する過電流保護手段として機能し、これよりも電流制限値の大きな第2の電流制限手段22は、主として出力モジュールから取り出せる電力を特定の電力制限値に制限する電力制限手段として機能する。したがって、切換手段41を利用して、第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモードを設定すると、いわゆる規格対応出力モジュールを備えた電源装置が得られ、第1の電流制限手段31だけを動作させるモードに設定すると、同一の出力モジュールMでありながら、通常の過電流保護だけが機能する非規格対応出力モジュールを備えた電源装置が得られる。
【0035】
規格対応出力モジュール時には、第2の電流制限値Ip2よりも小さかった第1の電流制限値Ip1が、非規格対応出力モジュールに切換わると、第2の制限値を超えた値になる。つまり、第1の電流制限手段31だけを動作させるモードに切換えると、第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモードに比べて、多くの出力電流Iを流せるようになり、取り出せる出力電力Pも増大する。したがって、出力モジュールMの能力を最大限に有効利用できる。また、第1の電流制限手段31の電流制限値Ip1が切換えられるので、誘導性負荷を接続した場合に、起動時のピーク電流が第1の電流制限手段31により制限されることもない。
【0036】
さらに本実施例では、切換手段41は何も手を加えていない第1の状態と、何らかの手を加えた第2の状態があり、第1の状態では第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモードに設定され、第2の状態では第1の電流制限手段31だけを動作させるモードに設定される。
【0037】
この場合、切換手段41に何らかの手を加えない限り、出力モジュールMは二重の電流制限が機能するようになっている。したがって、誤って切換手段41に何らかの手を加えることを忘れていた場合でも、電源装置はむしろ二重の電流制限が機能する安全な状態に設定され、装置としての安全性が高まる。
【0038】
次に、本発明の第2実施例および第3実施例を、図2および図3に基づき説明する。なお、これらの各実施例は、第1実施例における切換手段41を具体化したものであり、電源装置そのものの構成は第1実施例と共通である。
【0039】
第2実施例は、切換手段41として、一対の端子51,52と、この端子51,52間を短絡する接続部としてのショートピン53から構成される。この場合は、ショートピン53を端子51,52から外して端子51,52間を開放すると第1の状態になり、第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモードに設定される。逆に、ショートピン53を端子51,52に挿入して端子51,52間を短絡すると第2の状態になり、第1の電流制限手段31だけを動作させるモードに設定される。つまり、誤ってショートピン53を装着し忘れた場合は、二重の電流制限が機能する安全な状態に設定され、装置としての安全性が高まる。また、ショートピン53を装着するだけで、簡単に第1の電流制限手段31だけを動作させるモードに切換ることができる。
【0040】
第3実施例は、切換手段41として、一方を接地した一対の電圧印加端子55,56と、この電圧印加端子55,56間に電圧を印加する電源57から構成される。この場合は、電源57を電圧印加端子55,56から外すか、あるいは電源57をオフにして、電圧印加端子55,56への電圧の供給を停止すると第1の状態になり、第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモードに設定される。逆に、電源57を電圧印加端子55,56に取り付けるか、あるいは電源57をオンにして、電圧印加端子55,56に電圧を印加すると第2の状態になり、第1の電流制限手段31だけを動作させるモードに設定される。つまり、誤って電圧印加端子55,56に電圧を印加し忘れた場合は、二重の電流制限が機能する安全な状態に設定され、装置としての安全性が高まる。また、電圧印加端子55,56に電圧を印加するだけで、簡単に第1の電流制限手段31だけを動作させるモードに切換えることができる。
【0041】
次に、本発明の第4実施例を図4に基づき説明する。なお、上記第1実施例と同一箇所には同一符号を付し,その共通する部分の説明は,重複するため省略する。本実施例の出力モジュールMにおいて、トランス1の二次巻線1Bの一端には磁気増幅器であるマグアンプ22が接続される。また、4は二次巻線1Bに誘起される電圧を整流平滑し、出力端子+Vo,−Vo間に直流出力電圧Vを出力する整流平滑回路である。ここには図示しないが、図1と同様にトランス1と共にインバータ回路を構成するスイッチング素子2が設けられており、このスイッチング素子をスイッチングすることにより、トランス1の一次巻線1Aに直流入力電圧を断続的に印加して、二次巻線1Bより電圧を誘起する構成となっている。
【0042】
一方、51はダイオード52を介してマグアンプ53の飽和,非飽和を制御する制御回路で、この制御回路51に、前記出力電圧Vの変動を検出する出力電圧検出回路11からの電圧検出信号と、出力電圧ラインに流れる電流すなわち出力電流Iを検出する電流検出回路34からの電流検出信号が、それぞれ供給されるようになっている。そして、電流検出回路34,制御回路51,ダイオード52およびマグアンプ53により、出力電流Iを第1の電流制限値Ip1に制限する第1の電流制限手段31が構成される。
【0043】
さらに、55はダイオード56を介して前記マグアンプ53の飽和,非飽和を制御する別の制御回路で、この制御回路55には、出力電圧ラインに流れる電流すなわち出力電流Iを検出する電流検出回路21からの電流検出信号が供給されるようになっている。そして、電流検出回路21,制御回路55,ダイオード56およびマグアンプ53により、出力電流Iを第2の電流制限値Ip2に制限する第2の電流制限手段22が構成される。
【0044】
なお、本実施例では出力電圧検出回路11からの電圧検出信号を制御回路51に供給しているが、図中破線で示すように、制御回路55にも供給してもよい。また制御回路55だけに電圧検出信号を供給してもよい。また、第1の電流制限値Ip1と第2の電流制限値Ip2は同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
【0045】
本実施例では、主として電源装置自体を保護する目的で設けられた通常の過電流保護回路として第1の電流制限手段31を設け、電源装置がいかなる状態に陥っても、出力モジュールMに接続する負荷装置が破損しないように保護するための、安全規格上の制約から生じた電力制限回路として、第2の電流制限手段22を設けている。そのために、第2の電流制限値Ip2は、出力モジュールMから取り出せる電力を、安全規格上の仕様を満足する上で取り決められた特定の電力制限値に制限する値に設定されるとともに、第1の電流制限値Ip1よりも大きく設定される。
【0046】
41は、前記第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモードと、第1の電流制限手段31だけを動作させるモードのいずれかに切換える切換手段である。この切換手段41の具体的な例は第2実施例および第3実施例で説明した通りであり、要するに何らかの方法で上記2つのモードに切換わるものであればよい。本実施例では、切換手段41からの切換信号が、切換回路57を介して各制御回路51,55に送り出され、第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22が第1実施例と同様の動作を行なうようになっている。つまり、第1の電流制限手段31および第2の電流制限手段22の両方を動作させるモードでは、出力モジュールMが出力電力が特定の電力制限値を超えないように制限された規格対応出力モジュールとして機能する。また、第1の電流制限手段31だけを動作させるモードでは、通常の過電流保護回路だけが第1の電流制限手段31として設けられた非規格対応出力モジュールとして、出力モジュールMが機能する。
【0047】
そして、この出力モジュールMでは、出力電圧Vが出力電圧検出回路11により検出されるので、出力端子+Vo,−Vo間に発生する出力電圧Vが変動した場合には、これが電圧検出信号の変動として制御回路51に供給される。制御回路51は、マグアンプ53の飽和,非飽和を調整し、出力電圧Vが一定値になるように制御する。また、出力端子+Vo,−Vo間に接続する負荷(図示せず)側の回路において、例えば過負荷や短絡事故などが発生し、出力モジュールMの出力電流Iが増大すると、第1の電流制限手段31を構成する電流検出回路34から検出される電流検出信号に基づき、制御回路55はマグアンプ53の飽和,非飽和を調整して、出力電流Iを第1の電流制限値Ip1に制限し、出力モジュールMおよびこれに接続する負荷装置を保護する。また出力電流Iの増大は、第2の電流制限手段22を構成する電流検出回路21でも検出され、この電流検出回路21からの電流検出信号に基づき、制御回路55はマグアンプ53の飽和,非飽和を調整して、出力電流Iを第2の電流制限値Ip2に制限し、出力モジュールMおよびこれに接続する負荷装置を保護する。このように、出力電流Iが増大すると、2系統の電流制限手段22,31で出力電流Iが制限されるとともに、電流制限手段22,31が二重に設けられているので、仮に2系統のうち一方の系統が故障に陥っても、他方の系統により確実に出力電流Iを制限することができ、出力モジュール4並びに負荷装置の破損を未然に防止できる。
【0048】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。本実施例では、電力を出力する出力回路3が単一のチャンネルで構成されるが、トランス1の二次巻線1Bを複数設け、各二次巻線1Bに出力回路3を設けた複数のチャンネルの出力回路3からなる多出力の電源装置(多出力電源装置)にも適用できる。また、電源装置の形態においても、スイッチング素子を用いたいわゆるスイッチング方式だけでなく、例えばドロッパ方式などの他の方式の電源装置にも適用できる。さらにスイッチング素子としては、例えばMOS型FETやトランジスタなどを利用できる。その他、スイッチング方式の電源装置では、スイッチング素子の個数なども各種回路方式に応じて適宜変更してよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明の請求項1の電源装置によれば、出力モジュールの種類を増やすことなく、電流制限機能を二重に設けたものと、電流制限機能を一重にしたものとを簡単に選択することができる。
【0050】
本発明の請求項2の電源装置によれば、同一の出力モジュールでありながら、規格対応出力モジュールを備えた電源装置と、非規格対応出力モジュールを備えた電源装置のいずれかを得ることができる。また、第1の電流制限手段だけを動作させるモードに切換えると、取り出せる出力電力も増大し、出力モジュールの能力を最大限に有効利用できる。また、誘導性負荷を接続した場合に、起動時のピーク電流が第1の電流制限手段により制限されることもない。
【0051】
本発明の請求項3の電源装置によれば、装置としての安全性を高めることができる。
【0052】
本発明の請求項4の電源装置によれば、装置としての安全性を高めることができる上に、接続部を装着するだけで、簡単に第1の電流制限手段だけを動作させるモードに切換えることができる。
【0053】
本発明の請求項5の電源装置によれば、装置としての安全性を高めることができる上に、電圧印加端子に電圧を印加するだけで、簡単に第1の電流制限手段だけを動作させるモードに切換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電源装置の全体構成をあらわしたブロック回路図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す切換手段の概略図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す切換手段の回路図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す電源装置の要部構成をあらわしたブロック回路図である
【図5】従来例における二重の電流制限を設けた場合の出力電圧と出力電流との関係を二次元的にプロットしたグラフである。
【図6】従来例における通常の一つの電流制限を設けた場合の出力電圧と出力電流との関係を二次元的にプロットしたグラフである。
【符号の説明】
22 第2の電流制限手段
31 第1の電流制限手段
41 切換手段
51,52 端子
53 ショートピン(接続部)
55,56 電圧印加端子
57 電源
M 出力モジュール

Claims (5)

  1. 電力を出力する一乃至複数チャンネルの出力モジュールを備えた電源装置において、前記出力モジュールの出力電流が増大すると、この出力電流を第1の電流制限値に制限し、当該出力電流が前記第1の電流制限値以下になると、元の状態に復帰して前記電力を供給する自動復帰特性を有する第1の電流制限手段と、前記出力モジュールの出力電流が増大して第2の電流制限値に達すると、前記電力の供給を遮断し、その後も復帰しないシャットダウン特性を有する第2の電流制限手段と、この第1の電流制限手段および第2の電流制限手段の両方を動作させるモード若しくは前記第1の電流制限手段だけを動作させるモードのいずれかに切換える切換手段とからなることを特徴とする電源装置。
  2. 前記第2の電流制限値は、前記出力モジュールから取り出せる電力を特定の電力制限値に制限する値に設定されるとともに、前記第1の電流制限値よりも大きく、前記第1の電流制限手段だけを動作させるモードに切換えると、前記第1の電流制限値が前記第2の電流制限値を超えた値に設定されるものであることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記切換手段は何も手を加えていない第1の状態と、何らかの手を加えた第2の状態があり、前記第1の状態では前記第1の電流制限手段および第2の電流制限手段の両方を動作させるモードに設定され、前記第2の状態では前記第1の電流制限手段だけを動作させるモードに設定されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の電源装置。
  4. 前記切換手段は一対の端子とこの端子間を短絡する接続部とからなり、前記端子に前記接続部を装着しないと前記第1の状態になり、前記端子に前記接続部を装着すると第2の状態になるものであることを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  5. 前記切換手段は電圧印加端子からなり、前記電圧印加端子に電圧を印加しないと前記第1の状態になり、前記電圧印加端子に電圧を印加すると前記第2の状態になるものであることを特徴とする請求項3記載の電源装置。
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