JP2001285814A - ディジタル信号合成装置及び方法 - Google Patents

ディジタル信号合成装置及び方法

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JP2001285814A JP2000089358A JP2000089358A JP2001285814A JP 2001285814 A JP2001285814 A JP 2001285814A JP 2000089358 A JP2000089358 A JP 2000089358A JP 2000089358 A JP2000089358 A JP 2000089358A JP 2001285814 A JP2001285814 A JP 2001285814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム構成を有するデータ列を適切な多重
化により合成する。 【解決手段】 複数のデータメモリ10は、データ列生
成源から入力されたフレーム構成を有するデータ列を記
録する。この際、制御処理部14は、データ列の入力開
始を検出すると、フレームカウンタ14aを動作させ、
1フレーム分のデータ列が入力される時間が経過する以
前に、複数のデータメモリ10がいずれもデータ列の書
込を開始したか否かを判別する。ここで、開始したと判
別すると、制御処理部14は、フレームカウンタ14a
をリスタートさせて1フレーム分のデータ列が入力され
る時間が経過するまで待機した後、TS合成処理部11
にデータ列を合成する処理の開始を指示する合成制御信
号を送る。TS合成処理部11は、合成制御信号に従っ
て、データメモリ10に記録されているデータ列を読み
出して多重化することにより合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレーム構成を
有するデータ列を合成するためのディジタル信号合成装
置に係り、特に、BS(Broadcasting Satellite)ディ
ジタル放送向けのデータ列を適切に多重化することがで
きるディジタル信号合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】BSディジタル放送では、動画情報や音
声情報をMPEG−2(Moving Picture Expert Group
phase 2)の規格に準拠したトランスポートストリーム
(Transport Stream)として伝送する。また、BSディ
ジタル放送では、1つのトランスポンダ(transponde
r;衛星中継器)により、8つのトランスポートストリ
ームを多重化して伝送することができる。BSディジタ
ル放送システムの送信側に設けられるディジタル信号合
成装置は、こうしたトランスポートストリームを多重化
して伝送するためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、BSディジタ
ル放送システムの送信側では、送信する複数のトランス
ポートストリームを多重化する際に、各トランスポート
ストリームの同期が取れておらず、データレートも異な
ることがある。こうした場合に、各トランスポートスト
リームのフレーム同期を取らなければ適切な多重化を行
えないという問題があった。
【0004】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、ディジタル放送向けのフレーム構成を有する
データ列を、適切な多重化により合成することができる
ディジタル信号合成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、この発明の第1の観点に係るディジタル信号合成装
置は、データ列生成源から入力されたフレーム構成を有
するデータ列を記録する複数のデータ記録手段と、前記
複数のデータ記録手段に記録されているデータ列を多重
化することにより合成するデータ列合成手段と、前記デ
ータ列合成手段が合成したデータ列の構成を示す伝送多
重制御情報を生成する制御情報生成手段と、前記データ
列合成手段が合成したデータ列内の予め定められた位置
にあるデータを、前記制御情報生成手段により生成され
た伝送多重制御情報で置換することにより、伝送可能な
データ列とする情報書込手段と、前記データ列合成手段
が合成可能なデータ列が、前記複数のデータ記録手段に
記録されているか否かを検出し、記録されている場合
に、前記データ列合成手段に合成の開始を指示する制御
処理手段とを備える、ことを特徴とする。
【0006】この発明によれば、制御処理手段は、複数
のデータ記録手段に記録されているデータ列がデータ列
合成手段により合成可能であるか否かを検出し、合成可
能である場合に、データ列合成手段にデータ列を合成さ
せることができる。また、データ列合成手段は、複数の
データ記憶手段に記憶されているデータ列を多重化する
ことにより合成するので、非同期の状態で入力されたデ
ータ列のタイミングを調整することができる。これによ
り、フレーム構成を有するデータ列を、適切な多重化に
より合成することができる。
【0007】また、前記制御処理手段は、前記複数のデ
ータ記録手段のうちのいずれか1つがデータ列の書込を
開始した時点からの時間を計測するカウンタ手段を備
え、さらに、前記制御処理手段は、1フレーム分のデー
タ列が入力される時間を前記カウンタ手段が計測する以
前に、前記複数のデータ記録手段がいずれもデータ列の
書込を開始したと判別すると、前記データ列合成手段が
合成可能なデータ列が前記複数のデータ記録手段に記録
されていると判別することが望ましい。これにより、デ
ータ列生成源から入力されたデータ列が合成可能である
か否かを適切に判別し、適切な多重化によりデータ列を
合成することができる。
【0008】前記制御処理手段は、前記データ列合成手
段が合成可能なデータ列が前記複数のデータ記録手段に
記録されている場合に、前記カウンタ手段を初期化して
リスタートさせ、1フレーム分のデータ列が入力される
までの時間を計測するまで待機した後、前記データ列合
成手段に合成の開始を指示することが望ましい。
【0009】また、この発明の第2の観点に係るディジ
タル信号合成方法は、データ列生成源から送られたデー
タ列を複数のメモリに記録し、合成可能なデータ列が前
記複数のメモリに記録されているか否かを検出し、記録
されている場合に、前記複数のメモリに記録されている
データ列を多重化することにより合成し、合成したデー
タ列の構成を示す伝送多重制御情報を生成し、合成した
データ列内の予め定められた位置にあるデータを伝送多
重制御情報で置換することにより、伝送可能なデータ列
とする、ことを特徴とする。
【0010】前記複数のメモリのうちのいずれか1つが
データ列の書込を開始した時点からの時間を計測し、1
フレーム分のデータ列が入力される時間を計測する以前
に、前記複数のメモリがいずれもデータ列の書込を開始
したと判別すると、合成可能なデータ列が前記複数のメ
モリに記録されていると判別することが望ましい。ま
た、合成可能なデータ列が前記複数のメモリに記録され
ていることを検出すると、1フレーム分のデータ列が入
力される時間だけ待機した後、データ列の合成を開始す
ることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係るディジタル信号合成装置について
詳細に説明する。
【0012】図1は、この発明の実施の形態に係るディ
ジタル信号合成装置100の構成を示す図である。この
ディジタル信号合成装置100は、放送事業者等のデー
タ列生成源から送られたフレーム構成のデータ列を、多
重化することにより合成し、例えば、ISDB−S(In
tegrated Services Digital Broadcasting-Satellite)
方式に対応したフレーム構成のデータ列に変換し、例え
ばBS(BroadcastingSatellite)ディジタル放送向け
のディジタル信号として出力する。また、このディジタ
ル信号合成装置100に送られるデータ列は、MPEG
−2(Moving Picture Expert Group phase 2)の規格
に準拠したトランスポートストリーム(Transport Stre
am)を構成している。
【0013】図1に示すように、このディジタル信号合
成装置100は、複数のデータメモリ10と、TS(ト
ランスポートストリーム)合成処理部11と、伝送情報
生成部12と、伝送情報書込部13と、制御処理部14
とを備えている。
【0014】複数のデータメモリ10は、半導体メモリ
等から構成されるFIFO(FirstIn First Out;先入
先出)メモリであり、放送事業者等のデータ列生成源か
ら送られたデータ列を一時的に記録して、フレームタイ
ミングを調整するためのものである。図1では、一例と
して、このディジタル信号合成装置100が4つのデー
タメモリ10〜10を備えている場合を示してい
る。ここで、各データメモリ10〜10は、独立し
た書込クロックと読出クロックにより読み書きが可能で
あり、記録したデータは一旦読み出されると消去され、
データ列を連続的に書込/読出することができる。
【0015】TS合成処理部11は、マルチプレクサ等
から構成され、各データメモリ10 〜10から送ら
れたデータ列を時分割で多重化することにより合成し、
送信用のフレーム構成を有するデータ列に変換するため
のものである。TS合成処理部11は、トランスポート
ストリームを合成することにより作成したデータ列を伝
送情報書込部13に送る。
【0016】伝送情報生成部12は、TS合成処理部1
1が多重化したデータ列の伝送方式や符号化率、各スロ
ットに格納されるトランスポートストリームのID番号
等を示すTMCC(Transmission and Multiplexing Co
nfiguration Control)といった伝送多重制御情報を生
成するためのものである。伝送情報生成部12は、制御
処理部14の制御に従って伝送多重制御情報を生成し、
伝送情報書込部13に送る。
【0017】伝送情報書込部13は、TS合成処理部1
1から受けたデータ列が構成するフレームにおいて予め
定められたスロットの先頭部分にある同期ワードを、伝
送情報生成部12により生成された伝送多重制御情報で
置換することにより、フレームを構成するデータ列を伝
送可能な形式にする。伝送情報書込部13は、伝送可能
となったデータ列を、ディジタル変調器等を備えた外部
の送信設備等に出力する。
【0018】制御処理部14は、CPU(Central Proc
essing Unit)等から構成され、このディジタル信号合
成装置100全体の動作を制御するためのものである。
例えば、制御処理部14は、このディジタル信号合成装
置100に入力されるデータ列を取得して各データ列を
データメモリ10〜10に書き込むタイミングを特
定し、各データメモリ10〜10に書込クロックを
供給する。また、制御処理部14は、複数のデータメモ
リ10に記録されたデータ列をTS合成処理部11が読
み出して合成する際、TS合成処理部11に、データ列
を読み出すタイミング等を指示する合成制御信号を送
る。ここで、制御処理部14は、複数のデータメモリ1
0に記録されるデータ列がTS合成処理部11により合
成可能なタイミングで入力されているか否かを判別する
ため、フレームカウンタ14aを備えている。
【0019】フレームカウンタ14aは、複数のデータ
メモリ10〜10のうちのいずれか1つが最初にト
ランスポートストリームのヘッダーデータの記録を開始
した時点からの時間を計測するためのものである。フレ
ームカウンタ14aが時間の計測を開始すると、制御処
理部14は、トランスポートストリームの1フレーム分
に相当するデータが送られる時間だけ経過した時点で、
全てのデータメモリ10〜10がデータ列の書込を
開始しているか否かを判別する。すなわち、制御処理部
14は、データメモリ10〜10 に書き込まれるデ
ータにより構成されるトランスポートストリームのヘッ
ダーデータの入力タイミングのずれが1フレーム時間以
下であるか否かを判別する。
【0020】このようにして、制御処理部14は、TS
合成処理部11が複数のトランスポートストリームを合
成してディジタル放送用のフレーム構成を有するデータ
列を作成できるか否かを判別し、判別結果に従った合成
制御信号を生成してTS合成処理部11に送る。
【0021】また、制御処理部14は、取得した各デー
タ列ごとの伝送方式やスロット位置を決定し、TS合成
処理部11及び伝送情報生成部12を制御して、例えば
ISDB−S方式に対応したフレーム構成を有するディ
ジタル放送向けのデータ列を作成させる。
【0022】以下に、この発明の実施の形態に係るディ
ジタル信号合成装置100の動作を説明する。このディ
ジタル信号合成装置100は、フレーム構成を有する複
数のトランスポートストリームに対応したデータ列を、
データ列ごとにFIFOで一時的に記録することにより
フレーム同期を確立し、適切な多重化による合成が可能
な装置である。
【0023】このディジタル信号合成装置100は、放
送事業者等のデータ列生成源から送られた複数のトラン
スポートストリームに対応するデータ列を合成し、ディ
ジタル放送用のフレーム構成を有するデータ列を作成す
る。例えば、このディジタル信号合成装置100には、
図2に例示するような4つのトランスポートストリーム
TS〜TSが入力され、これらを合成して、ディジ
タル放送向けのディジタル信号Dを出力する。ここ
で、各トランスポートストリームTS〜TSは、ヘ
ッダーデータを含んだスロットSL〜SLをそれぞ
れ有しており、スロットSL〜SLが入力されるタ
イミングは一致していない。すなわち、各トランスポー
トストリームTS〜TSは、非同期の状態でこのデ
ィジタル信号合成装置100に入力される。
【0024】制御処理部14は、各トランスポートスト
リームTS〜TSを構成するデータ列を取得し、デ
ータ列をデータメモリ10に書き込むタイミングを規定
するクロックを生成してデータメモリ10に供給する。
また、制御処理部14は、TS合成処理部11に、デー
タメモリ10からデータ列を読み出すタイミング等を示
す合成制御信号を送り、TS合成処理部11にデータ列
の合成を開始させる。
【0025】TS合成処理部11は、制御処理部14か
ら受けた合成制御信号に示されるタイミングでデータメ
モリ10に記録されているデータ列を読み出し、時分割
多重化を施すことにより合成し、送信用のフレーム構成
を有するデータ列に変換する。TS合成処理部11は、
合成したデータ列を伝送情報書込部13に送る。また、
この際、伝送情報生成部12は、制御処理部14の制御
に従って、TS合成処理部11が多重化したデータ列の
伝送方式、符号化率、トランスポートストリームのID
番号等を示す伝送多重制御情報を生成し、伝送情報書込
部13に送る。
【0026】伝送情報書込部13は、TS合成処理部1
1から送られたデータ列が構成するフレームにおいて、
予め定められたスロットの先頭部分の同期ワードを、伝
送情報生成部12から受けた伝送多重制御情報で置換す
ることにより、データ列を伝送可能な形式にする。伝送
情報書込部13は、伝送可能な形式としたデータ列をエ
ンコーダ、ディジタル変調器等からなる送信設備に供給
する。このようにして、このディジタル信号合成装置1
00は、多重化したフレーム構成のデータ列を作成する
ことができる。
【0027】次に、このディジタル信号合成装置100
にトランスポートストリームTS〜TSが非同期の
状態で入力される際に、制御処理部14が実行する処理
について、図3に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0028】制御処理部14は、このディジタル信号合
成装置100の電源が投入されると、放送事業者等のデ
ータ列生成源からデータ列の供給が開始されるまでの間
に、図3のフローチャートに示す処理を開始する。
【0029】この処理を開始すると、制御処理部14
は、トランスポートストリームTS〜TSのうちの
いずれかのヘッダーデータを含んだスロットSL〜S
が入力されたことを検出し、データ列の入力が開始
されたことを検出する(ステップS1)。
【0030】データ列の入力開始を検出すると、制御処
理部14は、フレームカウンタ14aを制御して、時間
の計測を開始させる(ステップS2)。フレームカウン
タ14aは、制御処理部14の制御に従って、時間の計
測を開始し、1フレーム分のデータ列が伝送される時間
が経過するまで計測を続ける。
【0031】制御処理部14は、データメモリ10
10が、いずれもトランスポートストリームTS
TSを構成するデータ列の書込を開始したか否かを判
別する(ステップS3)。
【0032】制御処理部14は、データメモリ10
10のうちにデータ列の書込を開始していないものが
あると判別すると(ステップS3にてNO)、フレーム
カウンタ14aを読み取って、1フレーム分のデータ列
が入力されるまでの時間が経過したか否かを判別する
(ステップS4)。
【0033】ここで、各トランスポートストリームTS
〜TSが正常に供給されている場合、ヘッダーデー
タを含んでいるスロットSL〜SLがこのディジタ
ル信号合成装置100に入力されるタイミングは、他の
スロットSL〜SLが入力されるタイミングから1
フレーム以上大きくずれることはない。そこで、制御処
理部14は、フレームカウンタ14aが1フレーム分の
データ列が入力されるまでの時間を計測したか否かを判
別することにより、トランスポートストリームTS
TSが正常に供給されているか否かを判別する。
【0034】制御処理部14は、1フレーム分のデータ
列が入力されるまでの時間が経過していないと判別する
と(ステップS4にてNO)、処理をステップS3にリ
ターンし、再び、データ列の書込を開始したか否かを判
別する。
【0035】一方、制御処理部14は、1フレーム分の
データ列が入力されるまでの時間が経過したと判別する
と(ステップS4にてYES)、トランスポートストリ
ームTS〜TSが適切に入力されていないとして、
TS合成処理部11がトランスポートストリームTS
〜TSを合成できないと判別する。そこで、制御処理
部14は、TS合成処理部11に動作のリセットを指示
する合成制御信号を送ると共にフレームカウンタ14a
を初期化するなどのリセットするための処理を実行し
(ステップS5)、処理をステップS1にリターンす
る。
【0036】また、制御処理部14は、上記ステップS
3にて、データメモリ10〜10 がいずれもデータ
列の書込を開始したと判別すると(ステップS3にてY
ES)、フレームカウンタ14aを初期化したのちリス
タートさせることにより、1フレーム分のデータ列が入
力されるまでの時間を計測させる(ステップS6)。
【0037】データメモリ10〜10は、FIFO
でデータ列の書込/読出を行うことから、データ列の書
込が開始された直後より読出を開始すると、TS合成処
理部11が読み出すデータがなくなってしまうことがあ
る。そこで、制御処理部14は、各データメモリ10
〜10に少なくとも1フレーム分のデータが蓄積され
るまで待機した後、TS合成処理部11にデータ列の読
出を指示する合成制御信号を送ることで、適切な多重化
による合成を可能とする。
【0038】すなわち、制御処理部14は、フレームカ
ウンタ14aを監視して、このディジタル信号合成装置
100に1フレーム分のデータ列が入力されるまでの時
間が経過したか否かを判別し(ステップS7)、経過し
ていないと判別すると(NO)、ループ処理を実行して
待機する。
【0039】一方、制御処理部14は、1フレーム分の
データが入力されるまでの時間が経過したと判別すると
(ステップS7にてYES)、TS合成処理部11にデ
ータ列を合成する処理の開始を指示する合成制御情報を
送る。TS合成処理部11は、制御処理部14から送ら
れた合成制御情報に従って、データ列の合成を開始し
(ステップS8)、図3のフローチャートに示す処理を
終了する。これにより、制御処理部14は、TS合成処
理部11が合成可能なデータ列が入力されているか否か
を検出し、入力されている場合に、合成の開始を指示す
ることができ、非同期で入力されるデータ列を適切に多
重化することができる。
【0040】以上説明したように、この発明によれば、
非同期の状態で入力されるデータ列を一時的に記憶して
タイミングを調整し、合成が可能なデータ列が入力され
ているか否かを判別してフレーム構成のデータ列を合成
することができる。これにより、例えばMPEG−2の
規格に準拠した、ディジタル放送向けのフレーム構成を
有するデータ列を受けて適切に多重化することができ
る。
【0041】この発明は、上記実施の形態に限定され
ず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実
施の形態では、4つのトランスポートストリームTS
〜TS を合成するために、データメモリ10〜10
を設けてデータ列を一時的に記録するものとして説明
したが、データメモリ10の数は任意に変更可能であ
る。
【0042】また、データメモリ10は、FIFOメモ
リでなくてもよく、例えば、デュアルポートRAM(Ra
ndom Access Memory)を用いて構成し、スロットのヘッ
ダーを書き込んだアドレスをTS合成処理部11が特定
して読み出すようにしてもよい。
【0043】また、この発明は、ディジタル放送向けの
フレーム構成を有するデータ列を多重化する場合に限定
されず、フレーム構成を有する複数系列のデータ列を多
重化する様々な場合に適用可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によれ
ば、フレーム構成を有する複数のデータ列を一時的に記
録して、タイミングを調整し、合成可能なデータ列が入
力されていることを検出して合成することができる。こ
れにより、ディジタル放送向けのフレーム構成を有する
データ列を適切に多重化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るディジタル信号合
成装置の構成を示す図である。
【図2】ディジタル信号合成装置がデータ列を合成する
動作を説明するための図である。
【図3】制御処理部が実行する処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10,10〜10 データメモリ 11 TS合成処理部 12 伝送情報生成部 13 伝送情報書込部 14 制御処理部 14a フレームカウンタ 100 ディジタル信号合成装置 TS〜TS トランスポートストリーム SL〜SL スロット D ディジタル信号
フロントページの続き (72)発明者 岡▲崎▼ 龍一 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 Fターム(参考) 5C063 AA01 AB03 AB07 CA11 CA23 DA13 5C064 DA10 5K028 AA11 BB05 CC05 DD01 DD02 EE03 KK01 MM12 NN01 SS24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ列生成源から入力されたフレーム構
    成を有するデータ列を記録する複数のデータ記録手段
    と、 前記複数のデータ記録手段に記録されているデータ列を
    多重化することにより合成するデータ列合成手段と、 前記データ列合成手段が合成したデータ列の構成を示す
    伝送多重制御情報を生成する制御情報生成手段と、 前記データ列合成手段が合成したデータ列内の予め定め
    られた位置にあるデータを、前記制御情報生成手段によ
    り生成された伝送多重制御情報で置換することにより、
    伝送可能なデータ列とする情報書込手段と、 前記データ列合成手段が合成可能なデータ列が、前記複
    数のデータ記録手段に記録されているか否かを検出し、
    記録されている場合に、前記データ列合成手段に合成の
    開始を指示する制御処理手段とを備える、 ことを特徴とするディジタル信号合成装置。
  2. 【請求項2】前記制御処理手段は、 前記複数のデータ記録手段のうちのいずれか1つがデー
    タ列の書込を開始した時点からの時間を計測するカウン
    タ手段を備え、 さらに、前記制御処理手段は、1フレーム分のデータ列
    が入力される時間を前記カウンタ手段が計測する以前
    に、前記複数のデータ記録手段がいずれもデータ列の書
    込を開始したと判別すると、前記データ列合成手段が合
    成可能なデータ列が前記複数のデータ記録手段に記録さ
    れていると判別する、 ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル信号合成
    装置。
  3. 【請求項3】前記制御処理手段は、前記データ列合成手
    段が合成可能なデータ列が前記複数のデータ記録手段に
    記録されている場合に、前記カウンタ手段を初期化して
    リスタートさせ、1フレーム分のデータ列が入力される
    までの時間を計測するまで待機した後、前記データ列合
    成手段に合成の開始を指示する、 ことを特徴とする請求項2に記載のディジタル信号合成
    装置。
  4. 【請求項4】データ列生成源から送られたデータ列を複
    数のメモリに記録し、合成可能なデータ列が前記複数の
    メモリに記録されているか否かを検出し、記録されてい
    る場合に、前記複数のメモリに記録されているデータ列
    を多重化することにより合成し、合成したデータ列の構
    成を示す伝送多重制御情報を生成し、合成したデータ列
    内の予め定められた位置にあるデータを伝送多重制御情
    報で置換することにより、伝送可能なデータ列とする、 ことを特徴とするディジタル信号合成方法。
  5. 【請求項5】前記複数のメモリのうちのいずれか1つが
    データ列の書込を開始した時点からの時間を計測し、1
    フレーム分のデータ列が入力される時間を計測する以前
    に、前記複数のメモリがいずれもデータ列の書込を開始
    したと判別すると、合成可能なデータ列が前記複数のメ
    モリに記録されていると判別する、 ことを特徴とする請求項4に記載のディジタル信号合成
    方法。
  6. 【請求項6】合成可能なデータ列が前記複数のメモリに
    記録されていることを検出すると、1フレーム分のデー
    タ列が入力される時間だけ待機した後、データ列の合成
    を開始する、 ことを特徴とする請求項4又は5に記載のディジタル信
    号合成方法。
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