JP2003333551A - メディア多重装置およびこれを用いる符号化装置 - Google Patents

メディア多重装置およびこれを用いる符号化装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化装置を並列構成で使用する場合におい
ても、外部装置を不要とし、内部に搭載されたメディア
多重機能を使用して、ストリームを統合し出力可能なメ
ディア多重装置およびこれを用いる符号化装置を提供す
ること。 【解決手段】 各種メディア情報が符号化された複数の
入力ストリームに対して、シンタックス処理によって当
該入力ストリームのパケット化および多重化を行い、出
力パケットストリームを生成するメディア多重装置であ
って、他のメディア多重装置から出力されたパケットス
トリームを受け取る転送パケット入力ならびに他のメデ
ィア多重装置と入出力制御信号を送受信する制御信号伝
達手段33と、所定の手順に従って、前記転送パケット
入力手段で受け取ったパケットの出力と、自身のシンタ
ックス処理で生成したパケットの出力とを切り替える出
力選択手段36とを備えることを特徴とするメディア多
重装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像や音声その
他のメディア情報が符号化された複数の入力ストリーム
(時系列なデータ)、および分割符号化されたメディア
情報の入力ストリームをシンタックス処理(データの組
立,分解,挿入,削除,加工,並び替えなどの処理)
し、パケット化および多重化して出力するメディア多重
装置において、複数の符号化装置でシンタックス処理を
並列に行い、結果を統合して出力するに好適なメディア
多重装置およびこれを用いる符号化装置に関する。特
に、MPEG‐2システムパートの規定に準拠したトラ
ンスポートストリーム出力を実現するに好適なメディア
多重装置およびこれを用いる符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像や音声などのディジタル信号を圧
縮符号化する技術として、例えばMPEG(Moving P
icture Experts Group )方式が知られている。こう
した圧縮符号化を処理する装置は、しばしば大規模集積
回路(LSI)化され、符号化機能を必要とする機器
(テレビ会議装置,ディジタルビデオ録画装置,DVD
編集装置,ディジタル放送装置など)に組み込まれて広
く普及している。
【0003】上述のような符号化装置は、図14に示す
ように、動画像符号化を行う機能のみならず、音声の符
号化機能や、メディア多重機能(動画像,音声およびそ
の他のデータを多重化して1本のストリームを構成する
機能)までを含めて集積されることが多い。すなわち、
1つの符号化装置によって、動画像,音声,付加データ
(字幕情報など)を含めた1チャネルの符号化およびメ
ディア多重化を全て処理できる。ここでチャネルとは、
テレビジョン番組のように、動画像や音声およびその他
のデータから構成される一組のメディア情報を表わす概
念である。
【0004】メディア多重を行うためのストリームフォ
ーマットとしては、ISO/IEC13818−1に規定され
るMPEG‐2トランスポートストリーム(TS)が知
られており、ディジタル衛星放送やディジタル地上波放
送などに広く採用されている。MPEG‐2 TSは図
15のように、188バイト固定長のトランスポートス
トリームパケット(TSパケット)の連続によって構成
される。
【0005】典型的なTSパケットは4バイトのヘッダ
と184バイトのペイロードからなり、動画像,音声,
付加データのストリームはそれぞれ184バイト以下に
分割されてペイロードに収容される。ペイロードの内容
は、ヘッダに存在する13ビットのPID番号によって
識別される(例:PID=0x11は動画像、PID=0x12
は音声、PID=0x13は付加データ)。このTSパケッ
トを時系列に並べ、1本のトランスポートストリームと
して送出することにより、メディア多重が実現される。
【0006】図16は、トランスポートストリームを出
力するメディア多重装置の構成法の一例を示している
(特許第3128058号「プロトコル処理装置」公報
参照)。圧縮符号化された動画像や音声および付加デー
タのストリームは、書き込み制御部を経てメモリに格納
される。メディア多重処理を低遅延に行うため、ここで
のメモリは高速かつ小容量のものが選択され、通常、各
種別ごとにTSパケット1〜3個分の容量を持ってい
る。
【0007】CPUは、事前にプログラムされた手順に
従って、メモリ内のストリームに対してヘッダなどを付
加し、TSパケットを作成する。また、CPUは、基準
時刻情報を格納したPCRパケット、番組構成の情報を
格納したPATパケットやPMTパケット、情報を何も
持たないヌルパケットなど、ストリーム制御のために挿
入されるTSパケットもメモリ内に作成する。
【0008】一般的にトランスポートストリームの出力
は一定のビットレートで行われる。ここでは、出力ビッ
トレートは外部から供給される読み出しクロックによっ
て決定される。1秒間にnビット、すなわちn(bps)
の速度でトランスポートストリームを出力する場合に
は、1秒間にn/8(回)の読み出しクロックを外部か
ら与える。この読み出しクロックに同期して、1クロッ
クごとに1バイト(=8ビット)のストリームが外部に
出力される。
【0009】このとき、188バイトごとに、次に出力
するべきTSパケットの種別を決定しなければならな
い。出力選択器はこのタイミング(選択要求トリガ)に
従って、次に出力すべきTSパケットの種別を選択す
る。動画像や音声,付加データについては、TSパケッ
トの作成が完了したものから順次出力される。出力候補
が複数ある場合には、ビットレートが低く、リアルタイ
ム条件の厳しいパケット種別が優先的に選択される
(例:音声パケット>付加データパケット>動画像パケ
ット)。
【0010】PCRパケットやPAT,PMTパケット
は、一定時間ごとに出力対象とされる。ヌルパケット
は、他のどのTSパケットも出力対象とならない場合の
み選択される。このようにして、メディア多重されたト
ランスポートストリームが一定のビットレートで出力さ
れる。
【0011】さて、複数チャネルの番組を多重化したス
トリームを生成するために、これまで述べてきたような
符号化装置を複数使用して、並列に符号化を行う場合が
ある。図17に、複数チャネルを符号化する装置の構成
例を示す。この場合、各符号化装置から出力されるメデ
ィア多重ストリームを、1本の出力ストリームに再多重
する必要があるため、符号化装置の外部にメディア再多
重装置を設ける必要がある。
【0012】MPEG‐2トランスポートストリームの
場合、メディア再多重装置は、各符号化装置から受け取
ったTSパケットからヌルパケットを削除し、混合して
時系列に再配置する。PID番号の重複があった場合は
当該PID番号を書き換える。そして、出力レートを一
定とするためにヌルパケットを挿入しながら、1本のト
ランスポートストリームとして出力する。
【0013】このとき、番組の構成情報であるPATと
PMTは図18に示すように、PATが全チャネルのP
MTのPID番号を格納し、PMTが各チャネルを構成
する動画像や音声などのTSパケットのPID番号を格
納することによって、複数チャネルのPID番号が階層
的に示される。
【0014】符号化装置を複数使用するもう一つの例と
して、高品位テレビ(HDTV)など、符号化する画面
サイズが大きく、1個の符号化装置では処理速度が不足
する場合が挙げられる。例えば、図19のように、大き
な動画像を水平方向に分割して複数の符号化装置に入力
し、並列に符号化する。
【0015】この場合、図20の例のように、各符号化
装置から並列に出力される分割動画像ストリームを結合
し、時系列で連続した動画像ストリームに再構成する装
置を外部に設ける(特開2000‐102003号「動
画像符号化装置および動画像符号化方法」公報参照)。
具体的には、符号化した画像1枚ごとに、分割動画像ス
トリームを1〜nの順に繋ぎ合わせる。さらに、音声や
その他のメディア情報は、分割動画像ストリームの結合
後に多重化する必要があるため、メディア多重装置も外
部に新しく設置する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】符号化装置は図14の
ように、動画像符号化機能のみならず、付随する音声の
符号化機能、更にメディア多重機能も集積されているこ
とが多い。すなわち、1チャネルを構成する動画像,音
声,その他データの符号化およびメディア多重を1つの
符号化装置ですべて処理できる。しかしながら、図17
に示すように、複数の符号化装置を用いて複数チャネル
を並列に符号化する場合は、メディア再多重装置を別途
外部に用意しなければならない。
【0017】また、図20に示すように、画面分割によ
る複数の符号化装置の並列処理構成をとった場合、並列
に生成された動画像ストリームを再構成するための装置
を外部に配置する必要がある。さらに、音声の符号化お
よびメディア多重は、たとえ符号化装置内部にその機能
があったとしてそれを使用できず、外部に同等の装置を
別途用意する必要がある。
【0018】このように、符号化装置を並列構成で使用
する場合においては、たとえ内部に同等機能が存在して
いても、外部装置を別途用意せざるを得ないという問題
があった。また、符号化装置は、並列化によって高い出
力ビットレートが得られる反面、メディア多重およびメ
ディア再多重は単体の装置に処理が集中し、十分なスル
ープットが得られないという問題があった。
【0019】本発明は以上のような状況に鑑みてなされ
たものであり、符号化装置を並列構成で使用する場合に
おいても、外部装置を不要とし、内部に搭載されたメデ
ィア多重機能を有効に使用して、ストリームを統合し出
力可能なメディア多重装置およびこれを用いる符号化装
置を提供することを目的とするものである。本発明の他
の目的は、メディア多重装置およびこれを用いる符号化
装置の並列処理を可能にすることで、出力ビットレート
の上限を引き上げようとするものである。
【0020】より具体的には、本発明は、前述のよう
に、一般的な複数チャネルの並列符号化処理を行う場
合、もしくは、画面分割による複数の符号化装置を用い
ての並列符号化処理を行う場合に共通に用い得る、LS
I化し易いメディア多重装置およびこれを用いる符号化
装置を提供することを目的とするものである。なお、前
記メディア多重装置およびこれを用いる符号化装置にお
ける出力選択処理方法は、極めてユニークなものであ
り、この処理方法並びにこの方法をコンピュータに実行
させるためのプログラムを提供することも、本発明の目
的に含まれるものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るメディア多重装置は、動画像,音声お
よびその他のメディア情報が符号化された複数の入力ス
トリームに対して、シンタックス処理によって当該入力
ストリームのパケット化および多重化を行い、出力パケ
ットストリームを生成するメディア多重装置であって、
他のメディア多重装置から出力されたパケットストリー
ムを受け取る転送パケット入力手段と、他のメディア多
重装置と入出力制御信号を送受信する制御信号伝達手段
と、所定の手順に従って、前記転送パケット入力手段で
受け取ったパケットの出力と、自身のシンタックス処理
で生成したパケットの出力とを切り替える出力選択手段
とを備えることを特徴とする。
【0022】また、本発明に係るメディア多重装置は、
それぞれが、他のメディア多重装置へ中間出力を転送す
るモード(スレーブモード)、および最終的な出力スト
リームを生成するモード(マスターモード)の2つの動
作モードを持つことを特徴とする。さらに、本発明に係
るメディア多重装置は、前記スレーブモードのメディア
多重装置の前記出力選択手段は、前記転送パケット入力
手段から受け取ったパケットに、自身のシンタックス処
理によって生成したパケットを付加して随時出力するこ
とを特徴とする。
【0023】一方、本発明に係る符号化装置は、前記メ
ディア多重装置を複数直列に接続して、これらの複数の
メディア多重装置でシンタックス処理を並列に実施し、
処理結果を出力ストリームに統合しながら出力すること
を特徴とする。ここで、前記複数のメディア多重装置の
1つが前記マスターモードで動作し、それ以外のメディ
ア多重装置が前記スレーブモードで動作し、このスレー
ブモードのメディア多重装置から出力されたパケット
は、他のスレーブモードのメディア多重装置を経由して
前記マスターモードのメディア多重装置へ順次転送され
ることを特徴とする。
【0024】また、本発明に係る符号化装置は、前記ス
レーブモードのメディア多重装置の前記出力選択手段
は、前記転送パケット入力手段から受け取ったパケット
に、自身のシンタックス処理によって生成したパケット
を付加して随時出力することを特徴とする。
【0025】さらに、本発明に係る符号化装置は、分割
符号化されたメディア情報の入力ストリームが複数のメ
ディア多重装置に入力され、並列にシンタックス処理を
行う場合において、スレーブモードのメディア多重装置
の前記出力選択手段は、通常は転送パケット入力手段で
受け取ったパケットを随時出力し、前記制御信号伝達手
段により、他のメディア多重装置から出力権委譲信号を
受信したら、自身のシンタックス処理で生成したパケッ
トの出力を開始し、並列符号化の分割点までパケット出
力を終了したら、前記制御信号伝達手段により、他のメ
ディア多重装置へ出力権委譲信号を送信し、通常の状態
へ戻ることを特徴とする。
【0026】また、本発明に係る符号化装置において
は、前記マスターモードのメディア多重装置は、各メデ
ィア多重装置で並列に生成されたパケットのID番号ま
たはシーケンス番号(通し番号)を付け直して出力する
ことを特徴とする。またさらに、本発明に係る符号化装
置においては、前記各メディア多重装置は、シンタック
ス処理によってMPEG‐2準拠のトランスポートスト
リームパケットを生成し、前記マスターモードのメディ
ア多重装置は、出力ストリームとしてトランスポートス
トリームを生成することを特徴とする。
【0027】なお、前述のように、本発明に係るメディ
ア多重装置およびこれを用いる符号化装置における出力
選択処理方法は、極めてユニークなものであり、この処
理方法並びにこの方法をコンピュータに実行させるため
のプログラム、さらには、このプログラムを記録したコ
ンピュータにより読み取り可能な記録媒体も、本発明の
権利範囲に含まれるものである。
【0028】本発明によれば、複数チャネルの符号化や
大画面の分割符号化など、符号化装置を並列構成で使用
する場合においても、外部装置を不要とし、内部に搭載
されたメディア多重機能を有効に使用してストリームを
統合し出力することができる。さらには、メディア多重
装置の並列処理を可能にすることで、出力ビットレート
の上限を引き上げることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す好適実施例に基づいて、詳細に説明する。
【0030】〔実施例1〕図1は、本発明の一実施形態
に係るメディア多重装置を示すブロック図である。以
下、図16に示した、従来のメディア多重装置と比較し
て、その差異の概要を説明する。まず、隣接装置からの
転送パケットを受信するために、転送制御33と、隣接
装置との接続端子331〜333が設けられる。隣接装
置から受け取った転送パケット331は、転送パケット
バッファ341に蓄積される。転送パケットバッファ3
41が満杯のときには、それ以上のパケット転送を抑制
するためにバッファフル信号333が出力される。な
お、出力権委譲信号332は本実施例では使用しない。
【0031】書き込み制御32に入力されるストリーム
は、図14に示したものと同様、符号化装置に内蔵の符
号化回路から出力される動画像,音声ストリーム並びに
付加データストリームである。なお、1ピクチャ終了信
号323は本実施例で使用しない。出力選択器36は、
選択要求トリガ354の入力に対応して、次に出力すべ
きパケットの種別を選択し、結果を選択信号369とし
て、読み出し制御38に伝達する。この例では、選択要
求トリガ354は読み出しクロック352を分周器35
3で分周して得ている。
【0032】パケット長が188バイトであるMPEG
‐2トランスポートストリームの場合、分周器353は
読み出しクロック352を1/188で分周することに
より、188バイト単位で出力パケット種別の選択を要
求できる。出力選択器36には、従来からの作成完了信
号311に追加して、1ピクチャ終了信号323、隣接
装置からのバッファフル信号355,転送パケットバッ
ファ341にパケットが存在することを示す転送要求3
42,自出力レート発生器35から出力される自出力パ
ルス351などが入力される。
【0033】自出力レート発生器35は、従来のメディ
ア多重回路(図16)における選択要求トリガに相当す
るものであり、自らがパケット化を担当する動画像,音
声ストリームならびに付加データストリームの出力レー
トを決定する。例えば、自らが担当するTSパケットの出
力レートを15.04Mbpsに設定する場合には、1秒間
に15.04×106/188/8=10000個のTS
パケットを出力すればよいから、自出力パルス351は
1/1000秒単位に設定される。なお、自出力パルス
351はメディア多重装置の外部から供給されてもよ
い。
【0034】出力選択器36はこれらの信号を基に、出
力すべきパケット種別を判定して選択信号369を出力
するが、その判定方法については後述する。出力権委譲
信号367は本実施例で使用しない。読み出し制御38
は、選択信号369に従って、メモリ34および転送パ
ケットバッファ341からパケットを読み出し、読み出
しクロック352に従ってパケット出力371する。通
番付替器37は本実施例で使用しない。
【0035】以下、複数チャネルの番組を多重化したス
トリームを生成する場合について、複数のメディア多重
装置が生成したパケットを統合しながら出力する手法に
ついて述べる。複数チャネルの番組を多重化したストリ
ームを生成する際、各チャネルのシンタックス処理を担
当するメディア多重装置は、図2に示すように接続され
る。すなわち、スレーブモードのメディア多重装置11
〜1n−1が直列に接続され、マスターモードのメディ
ア多重装置が最下部に配置される。
【0036】スレーブモードのメディア多重装置11〜
1n−1は中間出力である転送パケットを、隣接する下
位のメディア多重装置へ伝達し、マスターモードのメデ
ィア多重装置2が最終的なメディア多重ストリームを出
力する。このとき、各メディア多重装置が出力するパケ
ットのPID番号は、互いに重複しないよう事前に調整
される。MPEG‐2トランスポートストリームの場
合、番組構成の情報であるPATやPMTは、マスター
モードのメディア多重装置2が一括して作成するか、P
MTのみ各メディア多重装置が作成してもよい。また、
基準時刻情報であるPCRを含むパケットは転送による
タイミングの狂いを避けるため、マスターモードのメデ
ィア多重装置2が生成するPCRを全チャネル共通で使
用する。
【0037】中間出力の転送パケットを統合しつつ、最
終的なメディア多重ストリームを生成する本発明の機能
は、主に出力選択器36の動作による。出力選択器36
の構成を図3に示す。出力選択器36は、選択要求トリ
ガ354に応じて、次に出力すべきパケット種別を選択
信号369として出力するが、本実施例において選択の
ため使用される信号端出力パルス351,転送要求34
2,作成完了信号311,バッファフル信号355の4
つである。
【0038】自出力カウンタ361は、初期状態でゼロ
であり、自出力パルス351が入力されるごとに1づつ
カウントアップされる。転送要求342は、出力可能な
転送パケットが転送パケットバッファ341に存在する
か否かを示す。作成完了信号テーブル364は、作成完
了信号311に基づいて、各パケット種別ごとに出力可
能なパケットが存在するか否かを示す。
【0039】出力選択362に含まれる次出力優先度選
択363は、図16に示す従来のメディア多重装置の出
力選択器と同様、作成完了信号テーブル364を参照し
て、自らがパケット化を担当したパケットの出力優先度
順を判定するものである。出力選択362が出力パケッ
ト種別を判定する手順は、スレーブモードとマスターモ
ードによって異なる。以下に、それぞれの動作を詳述す
る。
【0040】図4は、スレーブモードにおける出力選択
32の動作をフローチャートで示したものである。前述
のように、選択要求トリガ354の入力に応じて出力選
択362は動作を開始する(S1)。まず、バッファフ
ル信号355がアクティブの場合は、転送咲きのメディ
ア多重装置の転送パケットバッファ341が満杯である
ことを意味するため、これが解消するまで待機する(S
2)。
【0041】続いて、自出力カウンタ361が1以上の
値であり、かつ作成完了信号テーブル364に出力可能
なパケットが存在するか否かを判定する(S3)。真の
場合、自出力優先度選択363によって、自らがパケッ
ト化を担当したパケットの出力優先度順を判定し、判定
結果を選択信号369として出力する(S4)。そし
て、自出力カウンタを−1する(S5)。S3が偽の場
合には、転送パケットの出力処理に移行する。転送要求
342がアクティブの場合は(S6)、転送パケットの
出力を選択し、選択信号369として出力する(S
7)。偽の場合はS3の評価に戻る。
【0042】以上の動作により、スレーブモードのメデ
ィア多重装置は受信した転送パケットを随時出力すると
ともに、自らがパケット化を担当したパケットを、自出
力レート発生器35が発生する一定の出力レートで出力
することになる。選択要求トリガ354の入力に対し
て、送出するパケットがない場合には、送出するパケッ
トが準備されるまで待機することになり、ヌルパケット
は送出しない。
【0043】図5は、マスターモードにおける出力選択
32の動作をフローチャートで示したものである。マス
ターモードのメディア多重装置は、最終出力である一定
レートのメディア多重ストリームを生成するため、バッ
ファフル信号による待ち合わせ(図4のS2)は必要な
い。また、出力可能なパケットが何もない場合(S15
が偽の場合)にはヌルパケットを送出し(S17)、一
定レートのストリーム出力を行う。
【0044】以上のように、本実施例によれば、各メデ
ィア多重装置によって生成されたパケットが、転送の過
程で順次混合され、最終的に一定レートのメディア多重
ストリームとして出力される。よって、図18に示すよ
うなメディア再多重装置を外部に用意する必要なく、複
数チャネルの多重化出力が可能である。また、複数チャ
ネルに限定することなく、例えばステレオ画像の符号化
によって生成された2本の動画像ストリームを統合して
出力する場合などにおいても、同様の方法が適用できる
ことは容易に類推可能である。
【0045】〔実施例2〕本実施例では、画面分割によ
って並列に符号化された動画像ストリームを統合して出
力する場合について、複数のメディア多重装置が生成し
たパケットを統合しながら出力する手法について述べ
る。メディア多重回路の構成は図1と同様であるが、本
実施例に特有の信号について説明する。
【0046】画像分割によって、各メディア多重装置に
は、水平方向に分割された原画像が1ピクチャずつ符号
化された動画像ストリームが入力される。このとき、動
画像ストリームにおいて、各分割画像の終了点を示す1
ピクチャ終了信号323も併せて入力される。1ピクチ
ャ終了信号323は、図6に示すように、分割画像を符
号化する符号化装置から、動画像ストリームと対になっ
て供給されるものとする。
【0047】この信号を利用して、パケット化された動
画像ストリームを順次つなぎ合わせるために、出力権委
譲信号332,367が隣接メディア多重装置で送受さ
れる。通番付替器37はマスターモードのみ使用するた
め、後述する。
【0048】メディア多重装置間の接続を、図7に示
す。実施例1と同様、メディア多重装置が直列に接続さ
れ、最終的なストリームを担当するマスターモードのメ
ディア多重装置が最下部に配置される。スレーブモード
のメディア多重装置は動画像ストリームのみをシンタッ
クス処理する。このとき、各メディア多重装置が出力す
る動画像パケットのPID番号が一致するよう事前に調
整される。他の音声ストリームや付加データストリー
ム、およびPATやPMT,PCRなどはすべてマスタ
ーモードのメディア多重装置が担当する。
【0049】本実施例における出力選択器36の構成を
図8に示す。出力選択器36は、選択要求トリガ354
に呼応して、次に出力すべきパケット種別を選択信号3
69として出力するが、選択のために本実施例において
使用される信号は転送要求342,出力権委譲信号33
2,1ピクチャ終了信号323,作成完了信号311,
バッファフル信号355の5つである。また、隣接する
メディア多重装置へ出力権委譲信号367を出力する。
【0050】出力選択362が出力パケット種別を判定
する手順は、スレーブモードとマスターモードによって
異なる。以下に、それぞれの動作を詳述する。
【0051】図9は、スレーブモードにおける出力選択
32の動作をフローチャートで示したものである。初期
状態において出力選択32は、受信した転送パケットを
随時出力するパケット転送状態M1にあり、出力権委譲
信号332を受信するまでこの状態に留まる。
【0052】転送パケットバッファ341に転送パケッ
トが到着し、転送要求342がアクティブになると(S
21)、選択要求トリガの入力に従い(S22)、バッ
ファフル信号がアクティブでないことを確認して(S2
3)、転送パケットの出力を選択信号369として出力
する(S24)。
【0053】隣接するメディア多重装置から出力権委譲
信号332を受信すると(S20)、自パケット転送状
態M2への移行を開始する。まず、転送パケットバッフ
ァ341に転送パケットが残っている間は(S26)、
パケット転送状態M1に留まって同様の動作を続け(S
27〜S29)、転送パケットをすべて出力し終った
ら、自パケット転送状態M2へ移行する。次パケット出
力状態M2では、自ら生成する動画像パケットの出力
を、1ピクチャ終了信号323が入力されるまで継続す
る。パケット化処理を完了した動画像パケットが存在す
ることを確認し(S31)、選択要求トリガの入力に従
い(S22)、バッファフル信号がアクティブでないこ
とを確認して(S23)、動画像パケットの出力を選択
信号369として出力する(S24)。
【0054】1枚の分割画像の終了点を示す1ピクチャ
終了信号323が入力されると(S30)、パケット転
送状態M1への以降を開始する。まず、1ピクチャ終了
点までの動画像ストリームをすべてシンタックス処理し
て出力し終わるまで(S36)、同様の動作を続ける
(S37〜S39)。そして、出力権委譲信号367を
隣接するメディア多重装置へ出力し(S40)、パケッ
ト転送状態M1へ戻る。
【0055】さて、マスターモードのメディア多重装置
は図7で説明したように、分割動画像ストリームだけで
はなく、音声や付加データストリーム、およびその他の
すべてのパケットの生成を担当し、優先度選択を行って
出力する。その際、動画像パケットについては、スレー
ブチップから転送されたパケットと自ら生成した動画像
パケットを切り替えつつ出力しなければならない。
【0056】従って、マスターモードの出力選択器36
は、パケット転送状態のとき、図10に示すように、動
画像パケットの優先度選択を転送パケットに差し替える
機能を持つ。具体的には、自出力優先度選択363は、
転送要求342がアクティブであることを、作成完了テ
ーブル364において動画像パケットが作成完了してい
るものと解釈して、優先度選択を行う。その結果、動画
像パケットの出力が選択された場合には、動画像パケッ
トではなく転送パケットの出力を、選択信号369とし
て指示する。
【0057】図11は、マスターモードにおける出力選
択32の動作をフローチャートで示したものである。パ
ケット転送状態M3においては、前述のように、動画像
パケットの優先度選択は転送パケットに差し替えられて
いる。選択要求トリガ354の入力に対して(S5
1)、作成が完了したパケットがあれば(S52)、優
先度に基づいて出力パケット種別を選択し、選択信号3
69として出力する(S53)。
【0058】作成の完了したパケットがない場合はヌル
パケットを選択する(S54)。出力権委譲信号332
を受信すると(S50)、転送パケットバッファ341
に残っている転送パケットをすべて出力し終わるまで同
様の動作を続け(S56〜S58)、その後、自パケッ
ト出力状態M4に移行する。このとき、出力権委譲信号
367を最上位のスレーブモードのメディア多重装置
(図7の11)に向けて送信する(S59)。
【0059】自パケット出力状態M4では、動画像パケッ
トを含め、自ら生成したパケットの選択と出力を行う
(S61〜S64)。そして、1ピクチャ終了信号を受
け取ったら(S60)、終了点までの動画像ストリーム
をシンタックス処理してすべて出力し終わるまで(S3
6)同様の動作を継続し、その後、パケット転送状態M
3に戻る。ここで、出力権委譲信号367の出力(S5
9)がスレーブモードの場合(図9のS40)と比較し
て早いのは、最上位のスレーブモードのメディア多重装
置11から動画像パケットが転送されてくるまでの遅延
を考慮しているためである。
【0060】結果、マスターモードのメディア多重装置
2がまだ自パケット出力状態M4にある間に、最上位の
スレーブモードのメディア多重装置11が自パケット出
力状態M2に移行して動画像パケットの出力を開始し、
順次転送されたパケットがマスターモードのメディア多
重装置2の転送パケットバッファ341に入ることにな
るが、バッファが一杯になればバッファフル信号333
が上位のメディア多重装置へ順次伝達され、最上位のス
レーブモードのメディア多重装置11の動画像パケット
出力は停止させられる。
【0061】その後、マスターモードのメディア多重装
置2がパケット転送状態M3に移行した際には、転送パ
ケットがすでに転送パケットバッファ341に入ってい
るため、遅滞なく転送パケットを優先度選択(S53)
に加えることができ、結果として動画像パケットが途切
れることなく出力される。
【0062】最後に、通番付替器37は、各メディア多
重装置で並列に生成されたパケットに対して、時系列に
通し番号を付け直す。MPEG‐2トランスポートスト
リームの場合、TSパケットには4ビットの連続性カウ
ンタフィールドがあり、各パケット種別ごとに遠し番号
を付与する規定になっている。しかし、本実施例の動画
像パケットのように複数のメディア多重装置で並列にパ
ケットを生成すると、この通し番号が連続しないため、
通番付替器37が通し番号を付与する。
【0063】通番付替器37は、例えば図12(a)の
ような構成をとる。出力されるすべてのパケットは一旦
バッファ372に格納される。PIDチェック373
は、図12(b)に示すように、TSパケットのPID
番号を照合し(S80)、並列処理された動画像パケッ
トである場合には通し番号の付け直しを行う。
【0064】MPEG‐2トランスポートストリームの
規定では、ペイロードの存在するTSパケットの場合の
み通し番号をカウントアップするので、ペイロードチェ
ック374によってペイロードの存在が確認されれば
(S81)カウンタ375のカウントアップを行う(S
82)。そして、カウンタ375の値を、TSパケット
の連続性カウンタフィールドに書き入れる(S83)。
【0065】以上のように、本実施例によれば、画像分
割により並列に符号化された動画像ストリームを、並列
のままシンタックス処理して動画像パケットを生成し、
その後、出力権の委譲によって動画像パケットを順次結
合しながら出力していくことにより、最終的なメディア
多重ストリームを形成することができる。これにより、
図20に示すような外部のストリーム再構成装置やメデ
ィア多重装置を必要とせず、各符号化装置に内蔵のメデ
ィア多重装置のみによって並列符号化出力が可能とな
る。
【0066】さらに、図1のメモリ34は前述のよう
に、数パケット分の容量しか持たないが、シンタックス
処理によって完成した動画像パケットを1ピクチャ分蓄
積するバッファメモリを別途設置することもできる。こ
の場合、図9および図11のフローチャートにおけるパ
ケット転送状態M1,M3においても、CPU31は動
画像パケットの生成を継続し、バッファメモリに蓄積し
ておくことができる。これにより、個々のメディア多重
装置では対応できない高ビットレートの動画像ストリー
ムをシンタックス処理することが可能である。
【0067】〔実施例3〕図13は、本発明の第3の実
施例によるメディア多重回路3の一部を示した図であ
る。実施例1および2との差異は、転送パケットバッフ
ァ341が、メモリ34内に設置されている点である。
これにより、CPU31は、転送パケット331に対し
てもシンタックス処理を行うことが可能となる。
【0068】そして、これにより、CPU31は、例え
ば転送パケット331中のPMTパケットを解釈し、も
し自身が生成するパケットと重複するPID番号が存在
した場合には、転送パケットのPIDを書き換えること
ができる。よって、実施例1においてパケットのPID
番号が互いに重複しないよう事前に調整する必要がな
い。また、通し番号の付け替え処理をCPU31で行う
ことで、実施例2において通番付替器37を必要とせず
に同様の機能が実現できる。
【0069】なお、転送パケット331のビットレート
が高く、CPU31単体では転送パケットのシンタック
ス処理に無理がある場合には、転送パケットバッファ3
41をメモリ34から分離し、転送パケットに専用のプ
ロトコル処理を実施する回路を設けることもできる。
【0070】なお、上記各実施例はいずれも本発明の一
例を示すものであり、本発明はこれらに限定されるべき
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、適
宜の変更・改良を行ってもよいことはいうまでもない。
【0071】また、前述のように、本発明に係るメディ
ア多重装置およびこれを用いる符号化装置における出力
選択処理方法は、極めてユニークなものであり、この処
理方法並びにこの方法をコンピュータに実行させるため
のプログラム、さらには、このプログラムを記録したコ
ンピュータにより読み取り可能な記録媒体も、本発明の
権利範囲に含まれるものである。
【0072】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
メディア多重装置によれば、複数チャネルの符号化や大
画面の分割符号化など、符号化装置を並列構成で使用す
る場合においても、外部装置を不要とし、内部に搭載さ
れたメディア多重機能を有効に使用してストリームを統
合し出力することが可能になる。さらには、メディア多
重装置の並列処理を可能にすることで、出力ビットレー
トの上限を引き上げることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるメディア多重装置を示
す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるメディア多重装
置の接続を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による出力選択器36
の構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態によるスレーブモード
のメディア多重装置における、出力選択362の動作を
示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態によるマスターモード
のメディア多重装置における、出力選択362の動作を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態において、1ピクチャ
終了信号323の概念を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態によるメディア多重装
置の接続を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態による出力選択器36
の構成を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態によるスレーブモード
のメディア多重装置における、出力選択362の動作を
示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態による出力選択器3
6において、動画像パケットの優先度選択を転送パケッ
トに差し替えた状態を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態によるマスターモー
ドのメディア多重装置における、出力選択362の動作
を示すフローチャートである。
【図12】(a)は本発明の第2の実施形態によるスレ
ーブモードのメディア多重装置における通番付替器37
の構成を示す図、(b)は同通番付替器37の動作を示
すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施形態によるメディア多重
装置の一部を示す図である。
【図14】従来の符号化装置において、各メディアの符
号化機能とメディア多重機能が集積された状態を示す図
である。
【図15】MPEG‐2トランスポートストリームパケ
ットにおけるPIDの配置を説明する図である。
【図16】従来のメディア多重装置の構成例を示す図で
ある。
【図17】従来の構成による、複数チャネルの並列符号
化を示す図である。
【図18】従来の複数チャネルの並列符号化における、
PID情報の階層構成を示す図である。
【図19】大画面の画像分割による並列符号化を説明す
る図である。
【図20】従来の構成による大画面の並列符号化装置を
示す図である。
【符号の説明】
11〜1n−1 スレーブモード1〜スレーブモードn
−1(のメディア多重装置) 2 マスターモード(のメディア多重装置) 3 メディア多重装置 31 CPU 311 作成完了信号 32 書き込み制御 322 動画像ストリーム 323 1ピクチャ終了信号 33 転送制御 331 転送パケット 332 出力権委譲信号 333 バッファフル信号 34 メモリ 341 転送パケットバッファ 342 転送要求 35 自出力レート発生器 351 自出力パルス 352 読み出しクロック 353 分周器 354 選択要求トリガ 36 出力選択器 361 自出力カウンタ 362 出力選択 363 自出力優先度選択 364 作成完了信号テーブル 367 出力権委譲信号 369 選択信号 37 通番付替器 371 パケット出力 372 バッファ 373 PIDチェック 374 ペイロードチェック 375 カウンタ(4ビット) 38 読み出し制御
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK06 MA00 RB01 RB06 RB10 RB16 RC04 RC05 RC09 RC32 RC33 RC34 SS02 SS03 SS05 UA02 UA32 5C063 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10 CA11 CA23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像,音声およびその他のメディア情
    報が符号化された複数の入力ストリームに対して、シン
    タックス処理によって当該入力ストリームのパケット化
    および多重化を行い、出力パケットストリームを生成す
    るメディア多重装置であって、 他のメディア多重装置から出力されたパケットストリー
    ムを受け取る転送パケット入力手段と、 他のメディア多重装置と入出力制御信号を送受信する制
    御信号伝達手段と、 所定の手順に従って、前記転送パケット入力手段で受け
    取ったパケットの出力と、自身のシンタックス処理で生
    成したパケットの出力とを切り替える出力選択手段とを
    備えることを特徴とするメディア多重装置。
  2. 【請求項2】 前記メディア多重装置は、それぞれが他
    のメディア多重装置へ中間出力を転送するモード(スレ
    ーブモード)、および最終的な出力ストリームを生成す
    るモード(マスターモード)の2つの動作モードを持つ
    ことを特徴とする、請求項1に記載のメディア多重装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スレーブモードのメディア多重装置
    の前記出力選択手段は、前記転送パケット入力手段から
    受け取ったパケットに、自身のシンタックス処理によっ
    て生成したパケットを付加して随時出力することを特徴
    とする、請求項1または2に記載のメディア多重装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のメ
    ディア多重装置を複数直列に接続して、これらの複数の
    メディア多重装置でシンタックス処理を並列に実施し、
    処理結果を出力ストリームに統合しながら出力すること
    を特徴とする符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のメディア多重装置の1つが前
    記マスターモードで動作し、それ以外のメディア多重装
    置が前記スレーブモードで動作し、このスレーブモード
    のメディア多重装置から出力されたパケットは、他のス
    レーブモードのメディア多重装置を経由して前記マスタ
    ーモードのメディア多重装置へ順次転送されることを特
    徴とする、請求項4に記載の符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記スレーブモードのメディア多重装置
    の前記出力選択手段は、前記転送パケット入力手段から
    受け取ったパケットに、自身のシンタックス処理によっ
    て生成したパケットを付加して随時出力することを特徴
    とする、請求項4または5に記載の符号化装置。
  7. 【請求項7】 分割符号化されたメディア情報の入力ス
    トリームが複数のメディア多重装置に入力され、並列に
    シンタックス処理を行う場合において、スレーブモード
    のメディア多重装置の前記出力選択手段は、 通常は転送パケット入力手段で受け取ったパケットを随
    時出力し、 前記制御信号伝達手段により、他のメディア多重装置か
    ら出力権委譲信号を受信したら、自身のシンタックス処
    理で生成したパケットの出力を開始し、 並列符号化の分割点までパケット出力を終了したら、前
    記制御信号伝達手段により、他のメディア多重装置へ出
    力権委譲信号を送信し、通常の状態へ戻ることを特徴と
    する、請求項4〜6のいずれか1項に記載の符号化装
    置。
  8. 【請求項8】 前記マスターモードのメディア多重装置
    は、各メディア多重装置で並列に生成されたパケットの
    ID番号またはシーケンス番号(通し番号)を付け直し
    て出力することを特徴とする、請求項4〜7のいずれか
    1項に記載の符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記各メディア多重装置は、シンタック
    ス処理によってMPEG‐2準拠のトランスポートスト
    リームパケットを生成し、前記マスターモードのメディ
    ア多重装置は、出力ストリームとしてトランスポートス
    トリームを生成することを特徴とする、請求項4〜8の
    いずれか1項に記載の符号化装置。
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