JP2001285677A - 医療用撮像装置 - Google Patents

医療用撮像装置

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JP2001285677A
JP2001285677A JP2000089625A JP2000089625A JP2001285677A JP 2001285677 A JP2001285677 A JP 2001285677A JP 2000089625 A JP2000089625 A JP 2000089625A JP 2000089625 A JP2000089625 A JP 2000089625A JP 2001285677 A JP2001285677 A JP 2001285677A
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誠一郎 山下
Kazunari Matoba
一成 的場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手持ち式のカメラを術者が手に持って撮影し
た場合でも、手振れのない鮮明な静止画像を得られる医
療用撮像装置を提供する。 【解決手段】 記憶操作部8(2d)の操作に応じて、
所定の遅延時間が経過した時にカメラ本体2で撮影され
つつある画像を保存用静止画像として記憶部3に自動的
に記憶するようにした。従って、手振れを生じやすい記
憶操作部の操作時ではなく、遅延時間が経過して手振れ
が収まった時の安定した画像が記憶されるので、鮮明な
静止画像を容易に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラ本体を手
で持って操作する方式の医療用撮像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、歯科の診療に用いられている口
腔内観察機能を備えた撮像装置では、ハンドピース型な
どの手持ち式のカメラ本体を術者が手に持って操作する
ようになっており、動画像として撮影された対象物の画
像を表示部にリアルタイムで表示し、あるいは所望の画
像を静止画像として記憶装置に記憶する機能が一般に備
えられている。この静止画像の記憶は、フートスイッチ
や、カメラ本体に備えられた操作スイッチ等を術者が操
作して行うが、操作スイッチを操作する際には手振れが
生じやすくなる。しかしながら、従来の撮像装置では手
振れを防止するための特別な対策は講じられていないた
め、手振れのない静止画像を得るにはかなりの熟練を必
要とし、診断に有用な鮮明な静止画像を得ることが困難
な場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこの点に着
目し、手振れのない鮮明な静止画像を容易に得ることの
できる医療用撮像装置を提供することを課題としてなさ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、手持
ち式のカメラ本体と、撮影された画像を表示する表示部
と、撮影された画像を記憶する記憶部と、上記各要素の
動作を制御する制御部、とを少なくとも備えた医療用撮
像装置において、画像記憶指令信号を出力する記憶操作
部を設けたものを対象としており、上記の課題を達成す
るために、第1の発明では、画像記憶指令信号を出力す
る記憶操作部の操作に応じて、所定の遅延時間が経過し
た時に撮影されつつある画像を保存用静止画像として自
動的に記憶するようにしている。
【0005】手振れを生ずる可能性が最も高いのは、例
えば記憶操作部としてスイッチが使用されている場合に
はこのスイッチを押す時と離す時であるが、上記のよう
な構成により、記憶操作部の操作開始時に撮影されつつ
あった画像は記憶されず、所定の遅延時間が経過して手
振れが収まった時の安定した画像が保存用静止画像とし
て記憶されることになるので、手振れのない鮮明な静止
画像が得られる。
【0006】第2の発明では、撮影されつつある画像を
所定時間の動画像として逐次記憶する動作を自動的に常
時繰り返すと共に、画像記憶指令信号を出力する記憶操
作部の操作に応じて、所定の遡及時間だけ前に撮影され
た画像を保存用静止画像として自動的に記憶するように
している。このような構成により、記憶操作部が操作さ
れる前の手振れが生じていない時の画像が保存用静止画
像として記憶されるので、手振れのない鮮明な静止画像
が得られることになる。
【0007】第3の発明では、画像記憶指令信号を出力
する記憶操作部の操作に応じて、所定の記憶処理時間の
間に撮影される画像をあらかじめ設定された周期で保存
用静止画像として逐次自動的に記憶するようにしてい
る。このような構成により、複数個の静止画像が記憶さ
れ、その中には手振れが収まって安定した時に撮影され
た画像が含まれることになるので、手振れのない鮮明な
静止画像が得られることになる。
【0008】第4の発明では、画像記憶指令信号を出力
する記憶操作部の操作に応じて、所定の記憶処理時間の
間に撮影される画像をあらかじめ設定された周期で静止
画像として逐次自動的に仮記憶しながらこれを順次表示
部に表示し、所定の記憶処理時間の終了時に表示部に表
示されていた画像を保存用静止画像として自動的に記憶
するように構成している。このような構成により、所定
の記憶処理時間が経過して手振れが収まった時の画像が
保存用静止画像として記憶されるので、手振れのない鮮
明な静止画像が得られることになる。
【0009】第5の発明では、画像記憶指令信号を出力
する記憶操作部の操作に応じて、所定の記憶処理時間の
間に撮影される画像を保存用動画像として自動的に記憶
するようにしており、このような構成によりごく短時間
の動画撮影が可能となる。
【0010】上記の第1の発明における遅延時間は、手
振れが収まるまでの所要時間を考慮して例えば1秒程度
に選定するのであるが、この遅延時間は固定でなく任意
に変更できるようにすることが望ましい。
【0011】上記第3乃至第5の発明における記憶処理
時間は、手振れが収まるまでの所要時間を考慮してあら
かじめ所望の値に設定できるようにし、あるいは例えば
1秒程度にあらかじめ設定しておくのである。また、記
憶操作部の操作開始から終了までを所定の記憶処理時間
としてもよく、このようにした場合には、第3の発明で
は、術者自身がカメラ本体の手振れの状態を体感しなが
ら静止画像を記憶する期間を決定することができ、第4
の発明では、術者自身がカメラ本体の手振れの状態を体
感すると共に、表示される画像を見ながら手振れのない
画像であることを確認して静止画像記憶のタイミングを
決定することができ、第5の発明では、術者自身が動画
像を記憶する期間を決定することができる。
【0012】上記第5の発明では、記憶された動画像を
そのまま動画像として再生表示することができるように
構成されるだけでなく、更に任意の画像を保存用静止画
像として改めて記憶できるようにしている。このような
構成により、画像を確認しながら手振れのない画像を選
択して鮮明な静止画像を得ることが可能となる。
【0013】また以上の各発明において、静止画像の仮
記憶及び保存用静止画像の記憶の際に、この記憶処理が
行われたことを光、音あるいは特定の文字や画像によっ
てその都度報知するようにしている。このような構成に
より、記憶処理が行われていることが術者に分かるので
操作しやすくなる。
【0014】また以上の各発明において、保存用静止画
像を記憶する際の操作とは異なる態様で記憶操作部を操
作することにより、記憶された保存用静止画像を消去で
きるようにしている。このような構成により、記憶操作
部に触れて折角記憶した静止画像を誤って消去してしま
うようなミスを未然に防ぐことができる。
【0015】以上の各発明において記憶された保存用の
静止画像や動画像は、必要に応じて表示部に表示して診
断や患者への説明等に利用されるが、保存用画像が表示
されている時にはカメラ本体による撮影自体は不要であ
るから、保存用画像が表示される時に、少なくともカメ
ラ本体の動作用電源の供給が停止されるようにしてもよ
い。このような構成により、カメラ本体による電源の無
駄な消費をなくすことができ、特にカメラ本体が電池を
電源とする場合には大きな効果がある。
【0016】以上の各発明における記憶操作部は、カメ
ラ本体に設けられたものであってもよい。記憶操作部が
カメラ本体に設けられているとその操作時に手振れが生
じやすくなるが、この出願の各発明ではそれぞれ手振れ
のない静止画像が得られるので、記憶操作部をカメラ本
体に設けることにより操作性がよくて使いやすくなると
いう特長はそのまま活かしながら、鮮明な静止画像を得
ることができる。
【0017】また、記憶された保存用画像を表示部に表
示する指令信号を出力する表示操作部もカメラ本体に設
けることができる。このような構成により、撮影しなが
ら表示操作部を操作することが容易となる。
【0018】また、表示部に表示される画像の表示態様
を設定する指令信号を出力する画像操作部をカメラ本体
に設けることができる。表示態様の設定としては、例え
ば画像の上下反転あるいは左右反転、拡大あるいは縮小
等があり、このような構成により、診断や患者への説明
に適した態様で画像を表示する操作が容易となり、しか
も撮影時におけるカメラ本体の向きに対する制約が軽減
される。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、各発明の実施の形態につい
て説明する。図1は第1の発明の装置の基本的な構成を
示すブロック図、図2はカメラ本体のブロック図であ
る。2はカメラ本体、3は記憶部、4は制御部、5は遅
延回路、6は制御ボックス、7は表示部、8は記憶操作
部、9は報知部、10は電源部であり、1はこれらで構
成されている医療用撮像装置である。
【0020】カメラ本体2は、例えばハンドピース型や
ガン型の手持ち式のものであり、光学像を電気信号に変
換するCCD素子2a、得られた電気信号から画像信号
を生成するカメラコントロールユニット(CCU)2
b、照明用の光源2c、スイッチを用いた記憶操作部2
d、カメラ電源部2e等を備えている。このようなカメ
ラ本体2の構成自体は、従来から知られているものと特
に異なる点はない。
【0021】記憶部3、制御部4及び遅延回路5は制御
ボックス6に収納されており、表示部7としては各種の
モニター装置が適宜使用可能である。記憶部3は、少な
くとも1画面の静止画像を記憶できる容量を有するフレ
ーム・バッファ・メモリであり、例えばICメモリで構
成される。遅延回路5は、トリガー信号が入力されると
所定の時間、例えば1秒経過後に出力信号を出すもので
あって、例えばワンショットマルチバイブレータを用い
て構成され、可変抵抗器によって時定数を調整して遅延
時間を所望の値に変更できるようにしてある。制御部4
には複雑な各種動作を行えるようにマイクロプロセッサ
を用いてある。
【0022】記憶操作部8には、例えば制御ボックス6
に接続されるフートスイッチやリモコン用手動スイッチ
等が用いられる。ここで、制御ボックス6側の記憶操作
部8とカメラ本体2側の記憶操作部2dは同一の機能を
備えたものであり、いずれかが操作されると所定の動作
が行われる。このように、複数個の記憶操作部が設けら
れる場合には、手振れが生ずる可能性のある記憶操作部
が操作された場合にのみこの発明による静止画像の記憶
処理を行うようにしてもよく、図示の例ではカメラ本体
2の記憶操作部2dがその対象とされることになる。な
お、このように手振れの可能性のある記憶操作部のみを
対象とすればよいのは、第1の発明の装置だけでなく、
後述する他の発明の装置においても同様である。
【0023】2fはカメラ本体2と制御ボックス6の間
を接続するケーブルであり、電源部10は制御ボックス
6側の各部に対する電源を供給すると共に、ケーブル2
fを経てカメラ本体2に対する電源を供給する。この電
源部10は商用電源を利用するもの、電池を利用するも
の、のいずれであってもよい。
【0024】従来から知られているこの種の装置では、
撮影開始スイッチが操作されると動画像の表示モードと
なり、患者の患部などの対象物の画像が動画像として撮
影されて表示部にリアルタイムで表示される。この状態
において記憶操作部を1回操作すると、静止画像の記憶
モードとなって表示される画像が静止画像に変わり、そ
の表示されている静止画像が記憶される。そして再度記
憶操作部を操作すると元の動画像の表示モードに戻る、
という機能を一般に備えている。図示の装置もこれに準
じてカメラ本体2で撮影されつつある画像が表示部7に
動画像として表示され、記憶操作部2dあるいは8の操
作で静止画像が記憶されるが、この時の記憶処理の動作
は以下に述べるように従来のものとは相違している。
【0025】すなわち、記憶操作部2dあるいは8が操
作されて画像記憶指令信号が出力されても、遅延回路5
から出力信号が出されるまでは動画像の表示モードがそ
のまま継続され、設定された遅延時間が経過して出力信
号が出されると静止画像の記憶モードとなり、その時に
表示部7に表示されていた画像が静止画像として記憶部
3に記憶される。従って、手振れが収まるまでの所要時
間を考慮して遅延時間を適切な値に設定しておくことに
より、手振れのない鮮明な静止画像が記録される。特に
カメラ本体2の記憶操作部2dを操作した場合には手振
れを生ずる可能性が高くなるが、この場合でも、操作後
しばらくそのままじっとしていれば手振れの影響のない
静止画像を記憶できるので、操作しやすい装置が得られ
る。
【0026】上記の記憶操作部2dあるいは8の操作は
押してすぐに離してもよく、あるいは静止画像の記憶処
理が行われるまで押したままにしていてもよい。また、
静止画像の記憶後の動画像表示モードへの復帰は、記憶
処理が終了すると自動的に、あるいは記憶操作部2dあ
るいは8を再度操作することによって行われるように適
宜設定される。
【0027】図3のフローチャートは、以上の諸動作の
うち基本的な動作の手順を示したものであり、図示しな
い撮影開始スイッチが操作されて動画像の表示モードに
なっている状態からの手順を示している。
【0028】なお、上述の例では遅延回路5としてワン
ショットマルチバイブレータを用いているが、この遅延
回路5は他の周知の遅延素子や遅延回路を適宜使用する
ことができる。またこのような遅延回路を設けず、所定
の遅延時間後に静止画像の記憶動作をするようなソフト
ウェアで制御部4を動作させることによって、静止画像
の記憶処理を実行するようにしてもよく、この場合には
遅延時間の調整もソフトウェアで行うようにしておくの
である。以上のような手順で得られた静止画像は、以後
の利用に備えて例えば判別用の番号や整理番号を付けて
データベース化される。
【0029】図4は第2乃至第5の発明の装置の基本的
な構成を示すブロック図であり、ブロック図としては遅
延回路5が設けられていない点が図1とは異なっている
が、各発明の動作は以下に述べるようにそれぞれ異なっ
ている。なお各発明の装置においても、制御部4にはマ
イクロプロセッサを用いて必要な動作を行えるようにし
てあり、得られた静止画像はデータベース化される。
【0030】第2の発明の装置では、記憶部3として第
1の発明の場合よりも容量の大きいものが使用され、次
のような動作が行われる。すなわち、図示しない撮影開
始スイッチが操作されると動画像の表示モードとなり、
カメラ本体2で撮影されつつある動画像が表示部7に表
示されるが、同時にその画像を所定の短い時間(例えば
1秒間)継続する動画像として逐次記憶部3に記憶す
る。この動作は、1フレームに相当する画像が撮影され
るごとに最も古い1フレーム分の画像を消去して最新の
1フレーム分の画像を新たに記憶するというものであ
り、この動作が記憶操作部8が操作されるまで自動的に
繰り返される。
【0031】この動作中に記憶操作部2dあるいは8が
操作されると、画像記憶指令信号が出力されてこれが制
御部4で検知され、既に記憶部3に記憶されている動画
像の中からあらかじめ設定されている遡及時間だけ以前
に撮影された1画像が選択され、これが保存用静止画像
として自動的に記憶し直される。従って、記憶操作部2
dあるいは8が操作される以前のまだ手振れが生じてい
ない時に撮影された画像が保存用静止画像として記憶さ
れることになり、手振れのない鮮明な静止画像が得られ
るのである。
【0032】上述のような第2の発明の装置の諸動作の
うち、基本的な動作についての手順を図5のフローチャ
ートに示す。この図も図3と同じく動画像の表示モード
の状態からの手順を示しており、この点は図6以降の各
フローチャートにおいても同様である。
【0033】次に第3の発明の装置について説明する。
第3の発明でも記憶部3として第1の発明の場合よりも
容量の大きいものが使用され、次のような制御が行われ
る。すなわち、図示しない撮影開始スイッチが操作され
て動画像の撮影が開始された後、記憶操作部2dあるい
は8が操作されると、所定の記憶処理時間の間に撮影さ
れる一連の動画像をあらかじめ設定された周期、例えば
0.2秒の周期で静止画像に逐次変換し、これらを保存
用静止画像として記憶部3に逐次自動的に記憶するので
ある。従って、この発明の場合には複数個の保存用静止
画像が得られることになり、特別なことがない限りその
中には手振れが収まって安定した時に撮影された画像が
含まれるので、手振れのない鮮明な静止画像が得られる
ことになる。
【0034】図6のフローチャートは、上述のような第
3の発明の装置の諸動作のうち、基本的な動作について
の手順を示したものである。
【0035】第4の発明の装置では、撮影が開始された
後に記憶操作部2dあるいは8が操作されると、カメラ
本体2で撮影されつつある動画像をあらかじめ設定され
た周期、例えば0.2秒の周期で静止画像に変換し、こ
れを記憶部3に逐次仮記憶しながら順次表示部7に表示
する。この静止画像の仮記憶の動作は、記憶部3に記憶
されている前回の画像を消去して新しい画像を記憶する
処理を繰り返すのであり、所定の記憶処理時間が終了す
るとその時に表示部7に表示されていた画像が保存用静
止画像として残されるのである。従って、手振れが収ま
って安定した時に撮影された画像が保存用静止画像とな
り、手振れのない鮮明な静止画像が得られることにな
る。
【0036】上記の場合、記憶部3の容量は仮記憶用と
しては1画面の静止画像を記憶できるものであればよい
が、容量に余裕があれば保存用静止画像もこの記憶部3
に記憶でき、また他の記憶装置を適宜利用して保存用静
止画像を記憶するようにしてもよい。なお、静止画像の
仮記憶の間隔は任意に設定できるようにしてあり、仮記
憶の回数はこの間隔と所定の記憶処理時間に応じて決ま
ることになる。
【0037】図7のフローチャートは、上述のような第
4の発明の装置における諸動作のうち、基本的な動作に
ついての手順を示したものである。
【0038】第5の発明の装置では、第2及び第3の発
明と同様に記憶部3として第1の発明の場合よりも容量
の大きいものが使用され、次のような動作が行われる。
すなわち、撮影開始後の動画像の表示モードの時に記憶
操作部2dあるいは8が操作されると、カメラ本体2で
撮影されつつある動画像が表示部7に表示されると共
に、所定の記憶処理時間の間に撮影される動画像を保存
用動画像として記憶部3に記憶するという動作が自動的
に行われる。また、こうして記憶された動画像を表示部
7に再生表示し、あるいは記憶操作部2dあるいは8の
操作に応じて表示部7に表示されている動画像を静止画
像の状態にして表示し、またその内容を確認しながら手
振れのない画像を選んでこれを保存用静止画像として記
憶できるように構成されており、制御部4はこのような
各種の制御機能を備えたものとしてある。
【0039】このような構成であるため、動画像を再生
表示しながら患者への説明を行うと共に、必要に応じて
静止画像を表示して説明できるので、説得力のある説明
が可能になると共に、鮮明な静止画像を記憶することが
できる。なお、記憶操作部2dあるいは8の操作時には
手振れを生ずる可能性があるので、第1の発明に準じて
遅延時間を設け、遅延時間の経過後に保存用動画像の記
憶を開始するようにしてもよい。
【0040】図8は、以上のような第5の発明の装置の
諸動作のうち、基本的な動作についての手順を示したフ
ローチャートである。
【0041】このように、画像の内容を確認しながら手
振れのない画像を選んでこれを静止画像として保存する
場合に、手振れのない画像の選択を術者がするのではな
く、選択操作が自動的に行われるようにすることもでき
る。すなわち、手振れが全くない場合の連続する2枚の
画像は同一であり、その画像信号の差分値を算出すると
当然ゼロとなるから、連続する2枚の画像の画像信号の
差分値を逐次算出し、その値が最も小さい時の画像を選
択するように構成するのである。これにより、手振れが
ないか、あるいは最も手振れの少ない画像を静止画像と
して保存することが可能となる。
【0042】上記の第3乃至第5の発明の装置における
記憶処理時間は、例えば手振れが収まるまでの所要時間
などを考慮してあらかじめ所望の値に設定できるように
し、あるいは例えば1秒程度にあらかじめ設定される。
この場合には、記憶操作部2dあるいは8を押してすぐ
に離すという操作を1回行うだけでよく、以後は各発明
に応じた所定のシーケンスによる動作が自動的に行わ
れ、設定された時間が経過すると自動的に終了するとい
う手順のソフトウェアによって制御部4を動作させるこ
とができる。
【0043】一方、この所定の記憶処理時間を記憶操作
部2dあるいは8の操作開始から終了まで、すなわちス
イッチを押してから離すまでとすることもでき、動作の
タイミングや動作の継続時間を術者が表示部7に表示さ
れる画像を見ながらその場で判断して決めることができ
る。特に第4の発明の装置では、手振れのない画像であ
ることを確認してそれを保存用静止画像として記憶でき
るので、安心して操作することができる。従って、いず
れの方式の記憶処理時間を設定するかを目的に応じて選
択できるようにすることが望ましい。
【0044】なお、第3の発明及び第4の発明の装置に
おいて、上記のように記憶操作部2dあるいは8の操作
開始から終了までを所定の記憶処理時間とした場合、特
に操作されるのが記憶操作部2dの場合には操作してい
た指を離す瞬間にも手振れが起きやすい。このため、静
止画像の記憶後、次の記憶までの待ち時間の間は処理を
中断し、次の記憶処理の時刻に記憶操作部が引き続き操
作されていることを検出し、操作中であれば次の記憶の
シーケンスに入るように構成することが望ましい。これ
により、操作終了時に撮影されつつあって手振れが生じ
てしまった画像が記憶されるようなことがなくなる。
【0045】図1及び図4に示すように、各発明の装置
には報知部9が設けられている。この報知部9は所定の
画像の記憶処理、すなわち静止画像の仮記憶と保存用静
止画像の記憶の際に、光や音を発して記憶処理が行われ
ていることを報知するものであり、例えばLEDを用い
た発光器、あるいはブザーや電子音の発声器等で構成さ
れる。これによって静止画像の記憶処理が行われたこと
が報知されるので、術者は装置が正常に動作しているこ
とが分かり、また記憶操作部2dあるいは8の操作のタ
イミングを判断することができ、操作が容易で使いやす
い装置とすることができる。なおこの報知は、報知用と
してあらかじめ設定された文字や記号、画像などを表示
部7に表示することでも行うことができ、場合によって
は通常の文字で静止画像が記憶された旨を表示するよう
にしてもよい。
【0046】この種の装置では、一般に記憶操作部は静
止画像の記録と消去の両方に使用されるようになってい
る。このため、記録と消去の操作が同じであると使用中
に記憶操作部に誤って触れた時に折角記憶した静止画像
が消去されてしまう可能性がある。特に、カメラ本体2
に設けられた記憶操作部2dには手が触れやすいのでそ
の可能性が高い。
【0047】このような不都合を防止するために、この
出願の各発明では、保存用静止画像を記憶する際と、記
憶された静止画像を消去する際とで操作の態様を異なら
せてある。例えば、記憶操作部2dあるいは8を1回だ
け短時間押すことによって静止画像の記憶を行うように
した装置の場合には、記憶操作部を2度続けて操作する
ダブルクリックや、一定時間以上押し続けることによっ
て消去が行われるようにしている。また記憶操作部を押
し続けている時間を所定の記憶処理時間とするような装
置の設定の場合には、ダブルクリックによって消去が行
われるようにするのである。このような操作は意識的に
行う必要があるため、誤って記憶操作部2dあるいは8
に触れた程度では消去のための所定の操作がなされた状
態にはならず、保存用の静止画像が消去されてしまうよ
うな不都合は生じないのである。
【0048】上述の各種動作によって記憶部3に記憶さ
れた保存用の静止画像や動画像は、必要に応じて表示部
7に再生表示して診断や患者への説明等に利用される。
この場合、治療前の静止画像を表示したままにしておい
て治療を行い、治療後の静止画像も表示して比較すると
いう使い方も多い。このように保存用画像を表示してい
る時は原則としてカメラ本体2による撮影は不要な筈で
あるから、以上の各発明の装置において保存用画像が表
示される時には、制御部4が電源部10を制御して少な
くともカメラ本体2の動作用電源の供給を停止するよう
にしている。これにより、カメラ本体2での無駄な電力
消費とそれに伴う発熱をなくすことができるが、特に制
御ボックス6側も含む装置全体あるいはカメラ本体2が
電池駆動の場合には、電源用電池の消耗が大幅に低減さ
れるという大きな効果がある。
【0049】なお、保存用画像を表示している状態が終
了すれば自動的に電源供給が再開されるような構成や、
記憶操作部2dあるいは次に述べる表示操作部2g、画
像操作部2h等が一定時間以上操作されないと自動的に
動作用電源の供給が停止される構成、またこの電源供給
停止の状態でいずれかの操作部が操作されると自動的に
電源供給が再開される構成、などを適宜採用することが
できる。
【0050】上記のような保存用画像の表示部7への表
示は、表示指令信号を出力する表示操作部を操作して制
御部4を制御することによって行われ、この表示操作部
は制御ボックス6側とカメラ本体2のいずれかに設けら
れる。特に図2ではこの表示操作部2gがカメラ本体2
に設けられており、撮影しながら表示操作部2gを操作
することができるので、必要に応じて保存用の動画像や
静止画像を表示することが容易となる。
【0051】また、表示される画像はその表示態様を変
えたい場合がある。例えばこの撮像装置1が口腔内カメ
ラをカメラ本体2として用いた歯科診療用の場合には、
上顎の歯は上から生えているように、下顎の歯は下から
生えているように表示することが望ましい。図2に示す
画像操作部2hはこのためにカメラ本体2に設けられて
いる操作部であり、これを操作して表示態様を設定でき
るように構成される。設定される態様は用途や目的など
に応じて適宜選定すればよく、例えば上下反転や左右反
転、拡大や縮小のほか、複数の画像を比較検討する場合
などに適した画面の2分割や4分割表示等がある。この
ように、画像の再生表示の際に表示の態様を選ぶことが
できるので、患部の撮影の時に無理な姿勢をとる必要は
なく、最も自然な楽な姿勢で撮影することができる。
【0052】上述した各発明の装置の構成は基本的なも
のであって、種々の変形が可能である。例えば記憶部3
として使用されている記憶素子、あるいは記憶部3とは
別の小容量の記憶素子をカメラ本体2に搭載したり、記
憶部3として大容量の記憶装置を適宜用いることもでき
る。また、液晶式などの小型表示部を表示部7とは別に
カメラ本体2に搭載してもよい。更に撮像装置1が歯科
用の場合には、制御ボックス6のようなものを設けない
で、患者用の診療椅子と医師用の診療テーブルなどがセ
ットになった診療ユニットに一体に組み込み、診療用テ
ーブルに小形なディスプレイを取り付けてこれを表示部
7としてもよい。
【0053】また、制御ボックス6の代わりにパーソナ
ルコンピュータ(以下、パソコンと記述する)を用い、
カメラ本体2をパソコンに接続して制御するようにして
もよい。この場合には、パソコンの記憶装置や制御装
置、ディスプレイを上記の記憶部3や制御部4、表示部
7としてそれぞれ使用し、キーボードやマウスで記憶操
作部8の機能を兼ねることができる。このようにパソコ
ンで制御する場合には、データベース化された静止画像
を大量に保存して種々の利用に供することが容易であ
る。また、これを更に発展させて撮像装置1を病院など
の医療施設におけるコンピュータシステムと接続し、シ
ステムの端末として扱うようにしてもよい。このような
コンピュータシステムに組み入れた場合には、データベ
ース化された静止画像を長期に保存し、種々の利用に供
することが一層容易となる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この出
願の各発明は、手持ち式のカメラ本体と、撮影された画
像を表示する表示部と、撮影された画像を記憶する記憶
部と、上記各要素の動作を制御する制御部、とを少なく
とも備えた医療用撮像装置において、画像記憶指令信号
を出力する記憶操作部を設けたものであり、第1の発明
は、画像記憶指令信号を出力する記憶操作部の操作に応
じて、所定の遅延時間が経過した時に撮影されつつある
画像を保存用静止画像として自動的に記憶するようにし
たものである。従って、手振れを生じやすい記憶操作部
の操作開始時に撮影されつつあった画像は記憶されず、
所定の遅延時間が経過して手振れが収まった時の安定し
た画像が保存用静止画像として記憶されることになるの
で、手振れのない鮮明な静止画像が得られる。
【0055】第2の発明は、撮影されつつある画像を所
定時間の動画像として逐次記憶する動作を自動的に常時
繰り返すと共に、画像記憶指令信号を出力する記憶操作
部の操作に応じて、所定の遡及時間だけ前に撮影された
画像を保存用静止画像として自動的に記憶するようにし
たものである。従って、記憶操作部が操作される前の手
振れが生じていない時の画像が保存用静止画像として記
憶されることになるので、手振れのない鮮明な静止画像
が得られる。
【0056】第3の発明は、画像記憶指令信号を出力す
る記憶操作部の操作に応じて、所定の記憶処理時間の間
に撮影される画像をあらかじめ設定された周期で保存用
静止画像として逐次自動的に記憶するようにしたもので
ある。従って、複数個の静止画像が記憶され、その中に
は手振れが収まって安定した時に撮影された画像が含ま
れるので、手振れのない鮮明な静止画像が得られること
になる。
【0057】第4の発明は、画像記憶指令信号を出力す
る記憶操作部の操作に応じて、所定の記憶処理時間の間
に撮影される画像をあらかじめ設定された周期で静止画
像として逐次自動的に仮記憶しながらこれを順次表示部
に表示し、所定の記憶処理時間の終了時に表示部に表示
されていた画像を保存用静止画像として自動的に記憶す
るようにしたものである。従って、所定の記憶処理時間
が経過して手振れが収まった時の画像が保存用静止画像
として記憶されるので、手振れのない鮮明な静止画像が
得られることになる。
【0058】第5の発明は、画像記憶指令信号を出力す
る記憶操作部の操作に応じて、所定の記憶処理時間の間
に撮影される画像を保存用動画像として自動的に記憶す
るようにしたものであり、ごく短時間の動画撮影が可能
となる。
【0059】上記第3乃至第5の発明における記憶処理
時間を、記憶操作部の操作開始から終了までとしたもの
では、カメラ本体の手振れの状態を体感しながら術者自
身が表示される画像を確認して記憶処理時間の長さや記
憶のタイミングを決定できるので、使いやすい装置を得
ることができる。
【0060】上記第5の発明において、任意の画像を保
存用静止画像として改めて記憶できるようにしたもので
は、画像を確認しながら手振れのない画像を選択して鮮
明な静止画像を得ることが可能となる。
【0061】また各発明において、静止画像の仮記憶及
び保存用静止画像の記憶処理が行われたことを光、音あ
るいは特定の文字や画像によってその都度報知するよう
にしたものでは、記憶処理が行われていることが術者に
分かるので安心であり、操作しやすくなる。
【0062】また以上の各発明において、保存用静止画
像を記憶する際の操作とは異なる態様で記憶操作部を操
作することにより、記憶された保存用静止画像を消去で
きるようにしたものでは、記憶操作部に触れて折角記憶
した静止画像を誤って消去してしまうようなミスを未然
に防ぐことができる。
【0063】以上の各発明において、保存用画像が表示
される時に、少なくともカメラ本体の動作用電源の供給
を停止するようにしたものでは、カメラ本体による電源
の無駄な消費をなくすことができ、特にカメラ本体が電
池を電源とする場合には大きな効果がある。
【0064】また以上の各発明において、記憶操作部を
カメラ本体に設けたものでは、操作性がよくて使いやす
いという特長をそのまま活かしながら、鮮明な静止画像
を得ることができる。
【0065】また、記憶された保存用画像を表示部に表
示する指令信号を出力する表示操作部もカメラ本体に設
けたものでは、撮影しながら表示操作部を操作すること
が容易となる。
【0066】また、表示部に表示される画像の表示態
様、例えば画像の上下反転あるいは左右反転、拡大ある
いは縮小等を設定する指令信号を出力する画像操作部を
カメラ本体に設けたものでは、診断や患者への説明に適
した態様で画像を表示することが容易となり、撮影時に
おけるカメラ本体の向きに対する制約が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施形態における撮像装置の基
本的な構成を示すブロック図である。
【図2】同上の装置におけるカメラ本体のブロック図で
ある。
【図3】第1の発明の装置の基本的な動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】第2乃至5の発明の一実施形態における撮像装
置の基本的な構成を示すブロック図である。
【図5】第2の発明の装置の基本的な動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】第3の発明の装置の基本的な動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】第4の発明の装置の基本的な動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】第5の発明の装置の基本的な動作手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 医療用撮像装置 2 カメラ本体 2d 記憶操作部 2e カメラ電源部 2g 表示操作部 2h 画像操作部 3 記憶部 4 制御部 5 遅延回路 6 制御ボックス 7 表示部 8 記憶操作部 9 報知部 10 電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 7/18 U 7/18 5/91 J Fターム(参考) 4C061 AA08 BB01 BB10 CC06 DD00 HH28 JJ17 NN05 NN07 WW01 WW03 WW06 YY12 YY18 5C022 AA08 AB55 AC31 AC42 AC69 5C052 GA01 GA02 GA03 GA07 GB01 GD06 GD09 GE04 GF02 5C053 FA09 FA27 KA04 KA08 KA09 LA01 LA06 5C054 AA01 CA04 CC02 CH02 EA01 EA07 EH07 GA04 GB01 GD07 HA12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手持ち式のカメラ本体と、撮影された画
    像を表示する表示部と、撮影された画像を記憶する記憶
    部と、上記各要素の動作を制御する制御部、とを少なく
    とも備えた医療用撮像装置において、画像記憶指令信号
    を出力する記憶操作部を設け、この記憶操作部の操作に
    応じて、所定の遅延時間が経過した時に撮影されつつあ
    る画像を保存用静止画像として自動的に記憶するように
    構成されたことを特徴とする医療用撮像装置。
  2. 【請求項2】 手持ち式のカメラ本体と、撮影された画
    像を表示する表示部と、撮影された画像を記憶する記憶
    部と、上記各要素の動作を制御する制御部、とを少なく
    とも備えた医療用撮像装置において、画像記憶指令信号
    を出力する記憶操作部を設け、撮影されつつある画像を
    所定時間の動画像として逐次記憶する動作を常時自動的
    に繰り返すと共に、上記記憶操作部の操作に応じて、所
    定の遡及時間だけ前に撮影された画像を保存用静止画像
    として自動的に記憶するように構成されたことを特徴と
    する医療用撮像装置。
  3. 【請求項3】 手持ち式のカメラ本体と、撮影された画
    像を表示する表示部と、撮影された画像を記憶する記憶
    部と、上記各要素の動作を制御する制御部、とを少なく
    とも備えた医療用撮像装置において、画像記憶指令信号
    を出力する記憶操作部を設け、この記憶操作部の操作に
    応じて、所定の記憶処理時間の間に撮影される画像をあ
    らかじめ設定された周期で保存用静止画像として逐次自
    動的に記憶するように構成されたことを特徴とする医療
    用撮像装置。
  4. 【請求項4】 手持ち式のカメラ本体と、撮影された画
    像を表示する表示部と、撮影された画像を記憶する記憶
    部と、上記各要素の動作を制御する制御部、とを少なく
    とも備えた医療用撮像装置において、画像記憶指令信号
    を出力する記憶操作部を設け、この記憶操作部の操作に
    応じて、所定の記憶処理時間の間に撮影される画像をあ
    らかじめ設定された周期で静止画像として逐次自動的に
    仮記憶しながらこれを順次表示部に表示し、所定の記憶
    処理時間の終了時に表示部に表示されていた画像を保存
    用静止画像として自動的に記憶するように構成されたこ
    とを特徴とする医療用撮像装置。
  5. 【請求項5】 手持ち式のカメラ本体と、撮影された画
    像を表示する表示部と、撮影された画像を記憶する記憶
    部と、上記各要素の動作を制御する制御部、とを少なく
    とも備えた医療用撮像装置において、画像記憶指令信号
    を出力する記憶操作部を設け、この記憶操作部の操作に
    応じて、所定の記憶処理時間の間に撮影される画像を保
    存用動画像として自動的に記憶するように構成されたこ
    とを特徴とする医療用撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記遅延時間をあらかじめ所望の値に設
    定できるようにした請求項1記載の医療用撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記所定の記憶処理時間をあらかじめ所
    望の値に設定できるようにした請求項3乃至5のいずれ
    かに記載の医療用撮像装置。
  8. 【請求項8】 上記所定の記憶処理時間が記憶操作部の
    操作開始から終了までの時間である請求項3乃至5のい
    ずれかに記載の医療用撮像装置。
  9. 【請求項9】 記憶された保存用動画像から所望の画像
    を保存用静止画像として記憶できるようにした請求項5
    記載の医療用撮像装置。
  10. 【請求項10】 静止画像の記憶の際に、記憶処理が行
    われたことを光、音あるいは特定の文字や画像によって
    その都度報知するようにした請求項1乃至4及び9のい
    ずれかに記載の医療用撮像装置。
  11. 【請求項11】 保存用静止画像を記憶する際の操作と
    は異なる態様で記憶操作部を操作することにより、記憶
    された保存用静止画像を消去できるようにした請求項1
    乃至4及び9のいずれかに記載の医療用撮像装置。
  12. 【請求項12】 記憶された保存用静止画像が表示部に
    表示される時に、少なくともカメラ本体の動作用電源の
    供給が停止されるようにした請求項1乃至4及び9のい
    ずれかに記載の医療用撮像装置。
  13. 【請求項13】 上記記憶操作部をカメラ本体に設けた
    請求項1乃至12のいずれかに記載の医療用撮像装置。
  14. 【請求項14】 記憶された保存用画像を表示部に表示
    する指令信号を出力する表示操作部をカメラ本体に設け
    た請求項13記載の医療用撮像装置。
  15. 【請求項15】 表示部に表示される画像の表示態様を
    設定する指令信号を出力する画像操作部をカメラ本体に
    設けた請求項14記載の医療用撮像装置。
  16. 【請求項16】 表示態様の設定が画像の上下反転ある
    いは左右反転である請求項15記載の医療用撮像装置。
  17. 【請求項17】 表示態様の設定が画像の拡大あるいは
    縮小である請求項15記載の医療用撮像装置。
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