JP2001285594A - 画像読取装置、シェーディング異常検出方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置、シェーディング異常検出方法、及び記憶媒体

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JP2001285594A JP2000094975A JP2000094975A JP2001285594A JP 2001285594 A JP2001285594 A JP 2001285594A JP 2000094975 A JP2000094975 A JP 2000094975A JP 2000094975 A JP2000094975 A JP 2000094975A JP 2001285594 A JP2001285594 A JP 2001285594A
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Satoru Kijima
悟 木島
Katsuhiro Ishido
勝宏 石戸
Noriaki Matsui
規明 松井
Tsunao Honpo
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Nobuo Matsuoka
伸夫 松岡
Akihiro Kashiwabara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度良いゴミ検出を可能とする。 【解決手段】 明度基準板の第1の位置における主走査
方向に沿った読み取りデータに基づきシェーディング補
正値を作成し、ラインメモリ502に格納する。次に、
第1の位置とは異なる明度基準板の第2の位置における
主走査方向に沿った読み取りデータに対して、前記シェ
ーディング補正値を使用してシェーディング補正を行い
(乗算器503による)、得られた補正後データをライ
ンメモリ101に格納する。そして、補正後データをラ
インメモリ101から読み出して画素毎に解析する。こ
の解析の結果、例えば周辺画素とデータ値が異なる異常
な画素を発見したとき、明度基準板の前記第1の位置に
明度異常があり、明度基準板の前記第2の位置に明度異
常がないと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置、シ
ェーディング異常検出方法、及び記憶媒体に関し、特
に、明度基準板の所定の走査方向に沿った読み取りデー
タに基づき補正値を求め、該補正値を使用して読み取り
ムラを補正するシェーディング補正機能を有した画像読
取装置、該画像読取装置に適用されるシェーディング異
常検出方法、及び該シェーディング異常検出方法を実行
するプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の画像読取装置の概略構成
を示す図である。
【0003】図2のように原稿照明ランプ201によっ
て照明された原稿台ガラス203上に置かれた原稿20
4の画像は、第1ミラー205、第2ミラー206、第
3ミラー207、レンズ208を介して光電変換素子C
CD209上に結像し、原稿204のラインイメージを
読み取る。CCD209は、主走査方向に並んだ複数の
素子から構成される。原稿照明ランプ201と第1ミラ
ー205は矢印方向に移動し、順次ラインイメージを読
み取る。その際、第2ミラー206及び第3ミラー20
7も矢印方向に移動し、原稿面からCCD209までの
距離(光路長)が一定となるように不図示の駆動系によ
って駆動される。
【0004】このような構成を持つ画像読取装置の読み
取りシーケンスについて、以下に説明する。
【0005】オペレータによって、原稿台ガラス203
上に原稿204が置かれ、スタートボタン等により、読
み取りコマンドが入力されると、画像読取装置は、まず
シェーディング補正処理を行なう。
【0006】シェーディング補正処理は、読み取り系、
特に光学系の読み取りムラを補正する画像処理であり、
照明系の照明ムラ、光学レンズの周辺光量落ち、CCD
の画素毎の感度ムラを補正し、読み取り系の出力画像デ
ータにおける全画素データのダイナミックレンジが等し
くなるようにするものである。
【0007】シェーディング補正処理の手順について、
以下に説明する。
【0008】シェーディング補正は、図2に示す部材配
置によって実施される。図2に示す部材配置において、
不図示のCPUからシェーディング補正実施のコマンド
が入力されると、画像読取装置は、ランプ201を点灯
させ、原稿台ガラス203に貼り付けられたシェーディ
ング板211を照明する。照明されたシェーディング板
211のイメージは、ラインイメージとして、第1ミラ
ー205、第2ミラー206、第3ミラー207、レン
ズ208を介してCCD209によって読み取られる。
【0009】シェーディング板211には、あらかじめ
決められた均一な白色濃度を有する塗料が塗布してあ
り、シェーディング板211の白色度が原稿204の基
準白色を決定する。CCD209から出力された信号の
処理について、図3を参照して説明する。
【0010】図3は、CCD209から出力された信号
の信号処理回路を示すブロック図である。
【0011】CCD209から出力されるアナログ画像
信号は、CCD209の先頭画素から順次1画素ずつデ
ータが送出される。送出された画像データはアナログア
ンプ(AMP)301に入力され、所定の増幅率によっ
て信号増幅される。信号増幅された画像データはA/D
コンバータ302に入力され、0〜255の振幅範囲を
有する8ビットのデジタル画像データに変換される。A
/Dコンバータ302の出力はシェーディング補正回路
303に入力し、画像データの不均一性を補正された画
像データに変換され、I/F回路304を介して、所定
の画像フォーマットに変換されて画像読取装置の外部に
出力される。
【0012】シェーディング板211のラインイメージ
は上記の信号処理回路によって順次信号処理されるが、
シェーディング補正回路303へ入力される前の信号
は、図4のようになっている。
【0013】図4は、シェーディング補正前のシェーデ
ィング板読み取りプロファイルを示す図である。図4
中、横軸はCCD209の画素アドレスを示し、縦軸は
0〜255までの信号レベルを示す。画素アドレスは、
画像読取装置の解像度が600dpiである場合に、A3
短辺方向の297mmを読み取り可能な7500画素と
しており、信号レベルは黒をデータ0とし、白をデータ
255としている。
【0014】図4に示すように、シェーディング補正処
理前のシェーディング板211の読み取りイメージはシ
ェーディング板211が均一な白色度を有しているにも
関わらず、データが均一になっていない。すなわち、例
えばランプ201の照明ムラとレンズ208の周辺光量
落ちとにより、1画素目近傍と7500画素目近傍のデ
ータが低くなっており、またCCD208の画素毎の感
度ムラによって、図中Aの画素やBの画素のようにデー
タむらが生じている。画素Aは感度が悪く、画素Bは感
度が良いことを示している。
【0015】シェーディング補正処理は、上記の読み取
りムラを補正する画像処理であり、シェーディング補正
回路の構成を、図5を参照して説明する。
【0016】図5は、シェーディング補正回路の概略構
成を示すブロック図である。
【0017】図5において501はスイッチ、502は
ラインメモリ、503は乗算器である。シェーディング
補正を行う場合、まずスイッチ501が、不図示のCP
UによってY側に接続され、画像データがラインメモリ
502に入力される。
【0018】ラインメモリ502は7500アドレス×
16ビットの容量を有しており、CCD209からの全
画素データの取り込みができる。また、16ビットのデ
ータ幅を有しているので、1画素につき最高256回分
の加算データを格納できる。スイツチ501がY側に倒
されたとき、不図示のCPUは図4に示したCCD20
9からのデータプロファイルをサンプリングする。不図
示のCPUが256回分の加算データをラインメモリに
サンプリングできるように制御すれば、画像データの分
散(S/N比)の影響を小さくすることができる。サン
プリングが終了すると、不図示のCPUは画素毎にシェ
ーディング目標値に対するデータ補正値を算出する。例
えば、シェーディング目標値を245とし、図4中の画
素Aの平均読み取り値が160であったとすると、画素
Aのデータ補正値は245/160=1.53となり、
図4中の画素Bの平均読み取り値が210であったとす
ると、画素Bのデータ補正値は245/210=1.1
7となる。
【0019】全画素の補正値の算出が終了すると、不図
示のCPUは、画素毎の補正値をラインメモリ502に
上書きする。その後、スイッチ501をX側に倒し、画
像データが乗算器503に入力するよう制御する。乗算
器503のもう一方の入力にはラインメモリ502の出
力が接続され、CCD209からの画素データが入力す
る毎に、該当する画素の補正データが乗算器503に入
力する。従って、乗算器503からは、CCD209の
読み取りムラが補正された画像データが出力される。
【0020】図6にシェーディング板211を読み取っ
た場合のシェーディング補正回路303の出力を示す。
縦軸横軸の関係は図4と同じであり、シェーディング目
標値は245としている。図から分かるように、読み取
りデータが全画素とも245になっている。
【0021】画像読取装置が均一なハーフトーン原稿を
読み取り、シェーディング補正処理を施した後、その読
み取りデータに基づき複写装置によって複写を行ったと
き得られる複写画像を、図7(a)に示す。
【0022】なお、このようなラインメモリを用いたシ
ェーディング補正方法は、極めて一般的な手法であり、
例えば、特開平11−187263号公報においても
「従来の技術」の項目でその手法が説明されている。
【0023】ところが、シェーディング板211には白
色塗料が塗布されるため、塗料内にゴミが混入し、その
ゴミがシェーディングポジションにあった場合、後述す
るように適正なシェーディング補正ができなくなる。ま
た、シェーディング板211を原稿台ガラス203に貼
り付ける際、シェーディング板211と原稿台ガラス2
03の間にゴミが混入することも考えられ、この場合に
も適正なシェーディング補正ができなくなる。
【0024】図8は、シェーディングポジションにゴミ
が存在した場合のシェーディング前のデータプロファイ
ルを示す図である。図8では画素Cの位置にゴミが存在
していることを示している。
【0025】画素Cの位置にゴミが存在したまま、先に
述べた手法でシェーディング補正値を作成すると、画素
Cの読み取り値が120であるとした場合、画素Cの補
正値は245/120=2.04になり、本来の補正値
である245/220=1.11に比べて大きく異なっ
てしまう。従って、均一なハーフトーン原稿を読み取
り、こうした補正値を用いてシェーディング補正を行
い、得られたデータに基づき複写装置によって複写を行
うと、複写結果に、図7(b)に示すような白スジ71
が発生してしまう。
【0026】この不具合を防止するために、シェーディ
ング板211上のゴミを検出し、ゴミがない位置でシェ
ーディング補正を実施するようにする手法が知られてい
る。例えば、図5に示したラインメモリ502を流用し
て、データプロファイルをサンプリングした際、画素方
向にエッジ強調処理等を施し、隣接する画素と注目画素
とのデータ差が、あらかじめ決められたスライスレベル
よりも大きければ、注目画素にゴミがあると判断し、シ
ェーディングポジションをずらすようにする。スライス
レベルは、図8に示す画素Aや画素Bにはヒットせず、
画素Cのような隣接画素と著しいレベル差があるものに
ついてヒットするようにレベルを設定する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような、画像読取装置のラインメモリを流用して行うシ
ェーディング板の従来のゴミ検知方法は、一律のスライ
スレベルによってゴミ判定を行うため、様々なタイプの
データプロファイルに対応して精度良くゴミ判定を行う
することは困難であり、そのため、ゴミがないのにゴミ
を検知したり、ゴミがあってもゴミを検知できない等の
誤検知の可能性が大きいという問題があった。
【0028】なお、シェーディング補正値が決定される
と、ラインメモリにはシェーディング補正値データが上
書きされてしまい、データプロファイルは無くなってし
まう。そのため、誤検知に気づいたとしても、シェーデ
ィング補正値の再決定を行うことは難しかった。
【0029】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、精度良いゴミ検出を可能とする画像読
取装置、シェーディング異常検出方法、及び記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、明度基準板の第1の
走査方向に沿った読み取りデータに基づき補正値を求
め、該補正値を使用して読み取りムラを補正するシェー
ディング補正機能を有した画像読取装置において、前記
明度基準板の第1の位置における前記第1の走査方向に
沿った読み取りデータに基づき補正値を作成する補正値
作成手段と、前記第1の位置とは異なる前記明度基準板
の第2の位置における前記第1の走査方向に沿った読み
取りデータに対して、前記補正値を使用してシェーディ
ング補正を行うシェーディング補正手段と、前記シェー
ディング補正手段によって補正されたデータを解析する
解析手段と、前記解析手段によって解析された結果、異
常なデータを発見した場合に、前記明度基準板の前記第
1の位置に明度異常があり、前記明度基準板の前記第2
の位置に明度異常がないと判断する判断手段とを有する
ことを特徴とする。
【0031】また、請求項10記載の発明によれば、明
度基準板の所定の走査方向に沿った読み取りデータに基
づき補正値を求め、該補正値を使用して読み取りムラを
補正するシェーディング補正機能を有した画像読取装置
に適用されるシェーディング異常検出方法において、前
記明度基準板の第1の位置における前記所定の走査方向
に沿った読み取りデータに基づき補正値を作成する補正
値作成ステップと、前記第1の位置とは異なる前記明度
基準板の第2の位置における前記所定の走査方向に沿っ
た読み取りデータに対して、前記補正値を使用してシェ
ーディング補正を行うシェーディング補正ステップと、
前記シェーディング補正ステップによって補正されたデ
ータを解析する解析ステップと、前記解析ステップによ
って解析された結果、異常なデータを発見した場合に、
前記明度基準板の前記第1の位置に明度異常があり、前
記明度基準板の前記第2の位置に明度異常がないと判断
する判断ステップとを有することを特徴とする。
【0032】さらに、請求項14記載の発明によれば、
明度基準板の所定の走査方向に沿った読み取りデータに
基づき補正値を求め、該補正値を使用して読み取りムラ
を補正するシェーディング補正機能を有した画像読取装
置に適用されるシェーディング異常検出方法をプログラ
ムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な
記憶媒体において、前記シェーディング異常検出方法
が、前記明度基準板の第1の位置における前記所定の走
査方向に沿った読み取りデータに基づき補正値を作成す
る補正値作成ステップと、前記第1の位置とは異なる前
記明度基準板の第2の位置における前記所定の走査方向
に沿った読み取りデータに対して、前記補正値を使用し
てシェーディング補正を行うシェーディング補正ステッ
プと、前記シェーディング補正ステップによって補正さ
れたデータを解析する解析ステップと、前記解析ステッ
プによって解析された結果、異常なデータを発見した場
合に、前記明度基準板の前記第1の位置に明度異常があ
り、前記明度基準板の前記第2の位置に明度異常がない
と判断する判断ステップとを有することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0034】(第1の実施の形態)図1は、本発明に係
る画像読取装置の第1の実施の形態におけるシェーディ
ング補正回路の構成を示すブロック図である。なお、本
発明に係る画像読取装置の構成は、図2、図3及び図5
に示す従来の画像読取装置の構成と基本的に同じである
ので、同一部分には同一の参照符号を付してその説明を
省略する。
【0035】第1の実施の形態におけるシェーディング
補正回路では、新たにラインメモリ101が乗算器50
3の出力端に接続される。ラインメモリ101は、例え
ば1画素8ビットで7500画素の1ライン分の記憶容
量を備えるようにする。
【0036】次に動作を説明する。
【0037】本発明に係る画像読取装置においては、オ
ペレータによって読み取りコマンドが入力されると、ま
ず、スイッチ501をY側に倒し、前述した従来のシェ
ーディング補正値の作成を実行する。すなわち、シェー
ディング板211の第1のシェーディングポジションに
おいて、シェーディング板211を読み取り、その結
果、例えば図8に示したゴミを含むプロファイルがライ
ンメモリ502に格納される。そして、このプロファイ
ルを基にしてシェーディング補正値を作成し、ラインメ
モリ502に上書き保存する。
【0038】次に、画像読取装置は不図示の駆動回路に
より、シェーディング板211のシェーディングポジシ
ョンを、第1のシェーディングポジションから第2のシ
ェーディングポジションに移す。第2のシェーディング
ポジションは、例えば600dpiの解像度を有する画像
読取装置であれば、第1のシェーディングポジションか
ら2画素分程度(約84um)ずらす。
【0039】そして、スイッチ501をX側に倒し、前
記第2のシェーディングポジションにおいてシェーディ
ング板211を読み取り、この読み取りプロファイルに
対して、ラインメモリ502に格納されたシェーディン
グ補正値を用いて、乗算器503が画素毎に乗算を行
い、これによってシェーディング補正を行う。この結果
得られる読み取りプロファイルをラインメモリ101に
格納する。このとき得られる読み取りプロファイルは、
第1のシェーディングポジションで得られたシェーディ
ング板211の読み取りプロファイルが図8の状態であ
り、これを基に作成されたシェーディング補正値により
シェーディング補正を行った場合、図9のようになる。
【0040】すなわち、前記第1のシェーディングポジ
ションにおいてシェーディング板211を読み取り、こ
の読み取りプロファイルに対して、ラインメモリ502
に格納されたシェーディング補正値を用いてシェーディ
ング補正を行った場合に得られる読み取りプロファイル
は、図6のようになり、C点のゴミが存在した画素も補
正されて、他の画素と同様にシェーディング目標値24
5に補正されてしまう。
【0041】しかし、第1のシェーディングポジション
におけるC点にゴミが存在したために、過剰な値のシェ
ーディング補正値が算出されており、このシェーディン
グ補正値を用いて、ゴミが存在しない第2のシェーディ
ングポジションにおける読み取りプロファイルを補正し
た場合、図9に示すように、C点の読み取りデータは、
シェーディング目標値である245を上回り、リミット
値である255に貼り付いてしまう。
【0042】そこで、ラインメモリ101に格納され
た、図9に示すような補正後読み取りプロファイルを基
にして、シェーディング位置にゴミが存在する/しない
を判別する。すなわち、リミット値255に貼り付いた
画素の有無を判断し、貼り付いた画素があった場合は、
第1のシェーディングポジションにゴミが存在すると判
別する。なお、リミット値255に貼り付いた画素の有
無を判断するのではなく、周囲の画素データに比べ値が
異なる画素データがあるか否かに基づき、値が異なる画
素データがあれば、第1のシェーディングポジションに
ゴミが存在すると判別するようにしてもよい。
【0043】なおまた、第2のシェーディングポジショ
ンにおいて、ゴミの存在を判別できなかった場合には、
シェーディングポジションを更に第3、第4のシェーデ
ィングポジションへとずらして、同様のシーケンスを実
行する。そして、いずれかのシェーディングポジション
において、ゴミの存在を判別できた場合、その判別でき
たシェーディングポジションの位置情報を不揮発性のバ
ックアップ素子(例えばEEPROM)等に格納する。
【0044】これ以降は、シェーディング補正値を作成
する度に、バックアップ素子からシェーディングポジシ
ョンの位置情報を読み出し、この位置情報で示されるシ
ェーディングポジションにおいてシェーディング補正値
を作成し、ラインメモリ502に格納して、このシェー
ディング補正値を用いてシェーディング補正処理を実施
するようにする。
【0045】なお、以上説明した処理は、不図示のCP
Uによって実行されるようにする。
【0046】なおまた、シェーディング板211の読み
取りプロファイルに対して、ラインメモリ502に格納
されたシェーディング補正値を用いてシェーディング補
正を行った場合に得られる読み取りプロファイルをライ
ンメモリ101に格納した上で、ラインメモリ101か
らプロファイルを読み出し、これをホストコンピュータ
や画像読取装置の操作部等のディスプレイ部に表示する
ようにしてもよい。
【0047】上記実施の形態では、ラインメモリ101
が1ライン分の記憶容量を備える場合について説明した
が、ラインメモリの記憶できるライン数を増やして、判
定精度を増すようにしてもよい。
【0048】例えば、ラインメモリ101に相当するラ
インメモリが4ライン分の記憶容量を備えた場合、該ラ
インメモリが、それぞれ読み取り位置(シェーディング
ポジション)が異なる4ライン分の読み取りプロファイ
ルを、ゴミを含むシェーディングポジションで作成され
たシェーディング補正値を用いてシェーディング補正を
行って、その結果得られる読み取りプロファイルを格納
可能である。ラインメモリには、例えば図10のような
データマップが格納される。
【0049】図10は、4ライン分の記憶容量を備える
ラインメモリを用いて、シェーディング板上の4つの異
なるシェーディングポジションで得られた読み取りプロ
ファイルをシェーディング補正した後のデータをマッピ
ングした図である。
【0050】このデータマップでは、画素Cのデータは
ライン横断方向に全て255になっており、周囲の画素
はほぼ245になっている。このデータマップから分か
るように、画素Cのデータが明らかに異質のデータであ
ることが明白である。このように複数ライン分のシェー
ディング補正後データが記憶可能であれば、ゴミのある
画素が副走査方向のライン状の白スジになってあらわれ
るので、白スジを検出する演算処理を行えば、1ライン
分のラインメモリを用いてゴミ検知するよりも精度良い
検知が可能である。
【0051】このような手法により、ゴミの無いシェー
ディングポジションを決定する場合は、もちろんメカ的
な位置決定精度が高精度であることが望ましい。例え
ば、光学系を駆動する駆動手段が一般的なステッピング
モータである場合は、ステップ角がなるべく小さな値の
ものを用いるほうが良い。あるいは、駆動系のギア比を
調整し、1ステップあたりの光学系の移動距離を小さく
とるようにするとよい。このように、メカ的に光学系の
位置精度を向上させることによって、ゴミのないシェー
ディングポジションにおけるシェーディング補正値が得
られ、正確なシェーディング補正を実現できる。
【0052】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、シェーディング補正回路303内部にラインメモリ
101を増設し、シェーディング板上のゴミ検出を実現
したが、第2の実施の形態では、ラインメモリ101を
増設することなく、ゴミ検出を実現するようにする。す
なわち、画像読取装置がプリンタに直結するような構成
の複写機では、プリンタ側にラインメモリが存在するの
で、それを流用することで、ラインメモリ101を増設
せずに済む。
【0053】図11は、プリンタ側の画像処理回路の構
成を示すブロック図である。なお、第2の実施の形態に
おける画像読取装置側の構成は、シェーディング補正回
路303を除いて第1の実施の形態と同一であるので、
第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態におけ
る画像読取装置の構成を流用する。第2の実施の形態に
おけるシェーディング補正回路は、第1の実施の形態に
おけるシェーディング補正回路303において、ライン
メモリ101が存在しない構成となっている。
【0054】図11において、1001はI/F回路、
1002はlog変換回路、1003はエッジ強調回
路、1004はγ変換回路、1005は2値化処理回路
である。図3に示す画像読取装置側のI/F回路304
からの画像信号はI/F回路1001に入力する。lo
g変換回路1002は、RAM等のメモリで構成された
ルックアップテーブルを含み、入力した輝度データを濃
度データに変換する。log変換回路1002の出力は
エッジ強調回路1003に入力し、画像のエッジ部のコ
ントラストを強調し、メリハリのある画像に変換する。
エッジ強調回路1003は例えば5×5画素のマトリッ
クス演算回路で構成され、4ライン分のラインメモリを
有している。エッジ強調回路1003の出力はγ変換回
路1004に入力し、プリンタ部の濃度特性に合わせた
画像データ出力となるようにデータ補正を行う。γ変換
回路1004もlog変換回路1002と同様、RAM
等のメモリで構成されたルックアップテーブルを含む。
γ変換回路1004の出力は2値化処理回路1005に
入力し、8ビットの多値データが2値データに変換され
る。近年は、誤差拡散処理法が採られることが多く、2
値化する際に切り捨てられたり切り上げられたりする多
値データの差分を保存しておき、隣接する画素データに
差分を振り分け、濃度を保存している。データ差分の保
存のために、2値化処理回路1005も数ライン分のラ
インメモリを有している。
【0055】このように、プリンタ側の画像処理回路に
は数ライン分のラインメモリを有する回路が多数あり、
第1の実施の形態のようなラインメモリ101を使用し
た画像読取装置におけるゴミ検知を実施する際に、一時
的にいずれかのラインメモリを流用することが可能であ
る。
【0056】例えば、図11に示す2値化処理回路10
05のラインメモリを流用する場合を以下に説明する。
【0057】まず、log変換回路1002とγ変換回
路1004とにおける処理をスルー設定し、入力信号と
同じ信号が出力するようにそれぞれ設定する。また、エ
ッジ強調回路1003ではエッジ強調がかからないよう
に、マトリックスに入力するパラメータをレジスタに書
き込む。このような処理を行えば、2値化処理回路10
05には、画像読取装置から出力されたデータが変形さ
れることなくそのまま入力する。そこで、2値化処理回
路1005に備えられているラインメモリを、第1の実
施の形態のラインメモリ101を使用するのと同じ方法
により使い、画像読取装置におけるゴミ検知を実施す
る。
【0058】これにより、第1の実施の形態に比べ、ラ
インメモリ101を省くことができ、コストダウンがは
かれる。
【0059】そして、ゴミ検知が終了した時点で、図1
1に示した各回路の設定を正規の設定に戻して、通常の
画像処理機能を有したプリンタ動作を行わせる。
【0060】なお、ゴミ検知は、生産工場での調整時や
ユーザ宅設置時に実施される調整項目に位置づけられの
で、画像読取装置そのもののファーストコピータイム等
のスペックに影響するものではない。
【0061】また、前述した各実施の形態の機能を実現
するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒
体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が
記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実
行することによっても、本発明が達成されることは言う
までもない。
【0062】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施の形態の機能を実現
することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体が本発明を構成することになる。
【0063】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0064】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSな
どが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
って前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、
本発明に含まれることは言うまでもない。
【0065】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、明
度基準板の第1の位置における所定の走査方向に沿った
読み取りデータに基づき補正値を作成する。次に、前記
第1の位置とは異なる前記明度基準板の第2の位置にお
ける前記所定の走査方向に沿った読み取りデータに対し
て、前記補正値を使用してシェーディング補正を行い、
得られた補正後データを解析する。この解析の結果、異
常なデータを発見した場合に、前記明度基準板の前記第
1の位置に明度異常があり、前記明度基準板の前記第2
の位置に明度異常がないと判断する。
【0067】これにより、精度良いゴミ検出が可能とな
る。
【0068】かくして、画像読取装置に搭載されたシェ
ーディング板にゴミが付着した場合でも、ゴミを避けた
シェーディング位置を検出ことができ、これによって、
良好なシェーディング補正を実現でき、高品位な読み取
り画像の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置の第1の実施の形態
におけるシェーディング補正回路の構成を示すブロック
図である。
【図2】従来の画像読取装置の概略構成を示す図であ
る。
【図3】CCDから出力された信号の信号処理回路を示
すブロック図である。
【図4】シェーディング補正前のシェーディング板読み
取りプロファイルを示す図である。
【図5】シェーディング補正回路の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図6】シェーディング板を読み取った場合のシェーデ
ィング補正回路の出力を示す図である。
【図7】画像読取装置が均一なハーフトーン原稿を読み
取り、シェーディング補正処理を施した後、その読み取
りデータに基づき複写装置によって複写を行ったとき得
られる複写画像を示す図である。
【図8】シェーディングポジションにゴミが存在した場
合のシェーディング前のデータプロファイルを示す図で
ある。
【図9】ゴミがあるシェーディングポジションで得られ
るシェーディング補正値を用いて、ゴミがないシェーデ
ィングポジションで得られる読み取りプロファイルに対
して、シェーディング補正を行った場合に得られる読み
取りプロファイルを示す図である。
【図10】4ライン分の記憶容量を備えるラインメモリ
を用いて、シェーディング板上の4つの異なるシェーデ
ィングポジションで得られた読み取りプロファイルをシ
ェーディング補正した後のデータをマッピングした図で
ある。
【図11】第2の実施の形態におけるプリンタ側の画像
処理回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
71 白スジ 101 ラインメモリ 201 原稿照明ランプ 203 原稿ガラス台 204 原稿 205 第1ミラー 206 第2ミラー 207 第3ミラー 208 レンズ 209 CCD 211 シェーディング板(明度基準板) 301 アナログアンプ 302 A/Dコンバータ 303 シェーディング補正回路 304 I/F回路 501 スイツチ 502 ラインメモリ 503 乗算器(シェーディング補正手段) 1001 I/F回路 1002 log変換回路 1003 エッジ強調回路 1004 γ変換回路 1005 2値化処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石戸 勝宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松井 規明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 本保 綱男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松岡 伸夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 柏原 昭弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BB02 CB05 CB11 CB21 DA04 DA10 DC06 EA01 5C072 AA01 BA11 RA16 UA02 5C077 LL04 LL13 MM03 MM27 PP06 PP71 PQ12 PQ24

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 明度基準板の第1の走査方向に沿った読
    み取りデータに基づき補正値を求め、該補正値を使用し
    て読み取りムラを補正するシェーディング補正機能を有
    した画像読取装置において、 前記明度基準板の第1の位置における前記第1の走査方
    向に沿った読み取りデータに基づき補正値を作成する補
    正値作成手段と、 前記第1の位置とは異なる前記明度基準板の第2の位置
    における前記第1の走査方向に沿った読み取りデータに
    対して、前記補正値を使用してシェーディング補正を行
    うシェーディング補正手段と、 前記シェーディング補正手段によって補正されたデータ
    を解析する解析手段と、 前記解析手段によって解析された結果、異常なデータを
    発見した場合に、前記明度基準板の前記第1の位置に明
    度異常があり、前記明度基準板の前記第2の位置に明度
    異常がないと判断する判断手段とを有することを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読取装置は、主走査方向に並ん
    だ複数の光電変換素子を更に有し、 前記第1の走査方向は前記主走査方向であることを特徴
    とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の位置は、前記第1の走査方向
    と直角をなす第2の走査方向において前記第1の位置と
    ずれていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記解析手段は、周囲の画素におけるデ
    ータに対して値が異なるデータが検出された場合に、該
    データが検出された画素に異常があると決定することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画
    像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記解析手段は、データ値が所定値であ
    る場合に、該データ値を持つ画素に異常があると決定す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記判断手段により、明度異常がないと
    判断された前記明度基準板の前記第2の位置における前
    記第1の走査方向に沿った読み取りデータに基づき補正
    値を新たに作成する補正値再度作成手段を、さらに有す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記シェーディング補正手段によって補
    正されたデータを少なくとも1ライン分格納するライン
    メモリを更に有し、 前記解析手段は、前記ラインメモリに格納されたデータ
    を読み出して前記解析を行うことを特徴とする請求項1
    乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記画像読取装置に外部装置が接続され
    るとともに、該外部装置が、前記シェーディング補正手
    段によって補正されたデータを少なくとも1ライン分格
    納するラインメモリを有し、 前記解析手段は、前記ラインメモリに格納されたデータ
    を読み出して前記解析を行うことを特徴とする請求項1
    乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記外部装置は印刷装置であることを特
    徴とする請求項8記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 明度基準板の所定の走査方向に沿った
    読み取りデータに基づき補正値を求め、該補正値を使用
    して読み取りムラを補正するシェーディング補正機能を
    有した画像読取装置に適用されるシェーディング異常検
    出方法において、 前記明度基準板の第1の位置における前記所定の走査方
    向に沿った読み取りデータに基づき補正値を作成する補
    正値作成ステップと、 前記第1の位置とは異なる前記明度基準板の第2の位置
    における前記所定の走査方向に沿った読み取りデータに
    対して、前記補正値を使用してシェーディング補正を行
    うシェーディング補正ステップと、 前記シェーディング補正ステップによって補正されたデ
    ータを解析する解析ステップと、 前記解析ステップによって解析された結果、異常なデー
    タを発見した場合に、前記明度基準板の前記第1の位置
    に明度異常があり、前記明度基準板の前記第2の位置に
    明度異常がないと判断する判断ステップとを有すること
    を特徴とするシェーディング異常検出方法。
  11. 【請求項11】 前記解析ステップは、周囲の画素にお
    けるデータに対して値が異なるデータが検出された場合
    に、該データが検出された画素に異常があると決定する
    ことを特徴とする請求項10記載のシェーディング異常
    検出方法。
  12. 【請求項12】 前記解析ステップは、データ値が所定
    値である場合に、該データ値を持つ画素に異常があると
    決定することを特徴とする請求項10記載のシェーディ
    ング異常検出方法。
  13. 【請求項13】 前記判断ステップにより、明度異常が
    ないと判断された前記明度基準板の前記第2の位置にお
    ける前記所定の走査方向に沿った読み取りデータに基づ
    き補正値を新たに作成する補正値再度作成ステップを、
    さらに有することを特徴とする請求項10乃至請求項1
    2のいずれかに記載のシェーディング異常検出方法。
  14. 【請求項14】 明度基準板の所定の走査方向に沿った
    読み取りデータに基づき補正値を求め、該補正値を使用
    して読み取りムラを補正するシェーディング補正機能を
    有した画像読取装置に適用されるシェーディング異常検
    出方法をプログラムとして記憶した、コンピュータによ
    り読み出し可能な記憶媒体において、 前記シェーディング異常検出方法が、 前記明度基準板の第1の位置における前記所定の走査方
    向に沿った読み取りデータに基づき補正値を作成する補
    正値作成ステップと、 前記第1の位置とは異なる前記明度基準板の第2の位置
    における前記所定の走査方向に沿った読み取りデータに
    対して、前記補正値を使用してシェーディング補正を行
    うシェーディング補正ステップと、 前記シェーディング補正ステップによって補正されたデ
    ータを解析する解析ステップと、 前記解析ステップによって解析された結果、異常なデー
    タを発見した場合に、前記明度基準板の前記第1の位置
    に明度異常があり、前記明度基準板の前記第2の位置に
    明度異常がないと判断する判断ステップとを有すること
    を特徴とする記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記解析ステップは、周囲の画素にお
    けるデータに対して値が異なるデータが検出された場合
    に、該データが検出された画素に異常があると決定する
    ことを特徴とする請求項14記載の記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記解析ステップは、データ値が所定
    値である場合に、該データ値を持つ画素に異常があると
    決定することを特徴とする請求項14記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記判断ステップにより、明度異常が
    ないと判断された前記明度基準板の前記第2の位置にお
    ける前記所定の走査方向に沿った読み取りデータに基づ
    き補正値を新たに作成する補正値再度作成ステップを、
    さらに有することを特徴とする請求項14乃至請求項1
    6のいずれかに記載の記憶媒体。
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US10230854B2 (en) 2016-06-01 2019-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image forming apparatus, and image forming system with interpolation of correction data
US11546535B2 (en) 2019-07-12 2023-01-03 Ricoh Company, Ltd. Abnormal-pixel detecting device, image forming apparatus, and method of detecting abnormal pixel

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