JP2001285296A - 中継装置 - Google Patents

中継装置

Info

Publication number
JP2001285296A
JP2001285296A JP2000090492A JP2000090492A JP2001285296A JP 2001285296 A JP2001285296 A JP 2001285296A JP 2000090492 A JP2000090492 A JP 2000090492A JP 2000090492 A JP2000090492 A JP 2000090492A JP 2001285296 A JP2001285296 A JP 2001285296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
communication
atm
band
relay device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000090492A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Matsuo
真一郎 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000090492A priority Critical patent/JP2001285296A/ja
Priority to US09/696,807 priority patent/US7031322B1/en
Publication of JP2001285296A publication Critical patent/JP2001285296A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/43Assembling or disassembling of packets, e.g. segmentation and reassembly [SAR]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5614User Network Interface
    • H04L2012/5618Bridges, gateways [GW] or interworking units [IWU]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5638Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
    • H04L2012/5665Interaction of ATM with other protocols
    • H04L2012/5667IP over ATM

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切なサービス品質を確保することができる
中継装置を提供する。 【解決手段】 RTPメッセージを含むIPパケットが
中継装置200内のLANインタフェース10に入力さ
れると、CPU32は、IPヘッダに含まれるトータル
長とRTPメッセージに含まれるタイムスタンプを抽出
してメモリ34に格納する。CPU32は、所定個数分
のIPパケットに対応したこれらのデータに基づいて、
複数のIPパケットのデータ長の合計値と、複数のIP
パケットの通信時間間隔の合計値を求め、単位時間あた
りのデータ量を計算して通信帯域を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode)技術を用いたWAN(WideArea N
etwork)環境において、IP(Internet Protocol)パ
ケットとATMセルの相互変換を行う中継装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ATM網を介して複数のLA
N(Local Area Network)を接続してWANを構成する
手法が用いられている。例えば、LAN環境において
は、TCP(Transmission Control Protocol)/IP
のプロトコル等が一般的であり、音声データや画像デー
タがIPパケットの形態で送受信される。また、ATM
網では各種のデータがATMセルを単位として送受信さ
れるため、LANとATM網との間にIPパケットとA
TMセルとの相互変換を行う中継装置が必要になる。こ
の中継装置では、IPパケットをATMセルに変換した
り、反対にATMセルをIPパケットに変換する処理が
行われる。
【0003】このようなIPパケットを用いたLAN環
境では、音声通信や画像通信のように遅延に対して厳し
い制限のあるメディア通信は、IPパケットの先頭部分
に配置されるIPヘッダに含まれるサービス・タイプの
4ビットのTOS(Type OfService)フィールドの値を
“1000”に設定して、遅延量を最小にすることによ
り、QoS(サービス品質)を保証している。
【0004】また、ATMの環境においては、バーチャ
ル・コネクションVC(Virtual Connection)毎にサー
ビス・カテゴリを指定することができ、このサービス・
カテゴリを固定ビットレートCBR(Constant Bit Rat
e)に設定することにより、固定的な帯域幅を確保する
ことができるため、通信データの有無に関わらず、少な
い遅延時間を有するQoSを保証することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したI
Pパケットによって各種のデータが送受信されるLAN
とATM網とを中継装置を介して接続する場合に、IP
パケットが送受信されるIPコネクションとATMセル
が送受信されるバーチャル・コネクションとを対応させ
た場合に、実時間性が要求されるメディアデータに対応
したIPパケットと、実時間性が要求されないFTP
(File Transfer Protocol)等のバーストデータに対応
したIPパケットが1本のIPコネクションを介して送
受信される場合に、ATM網のバーチャル・コネクショ
ンVCに対応した適切なサービス品質が確保できないと
いう問題があった。
【0006】例えば、実時間性の要求が厳しい音声用の
IPパケットのみがIPコネクション上を送受信される
場合には、ATMのバーチャル・コネクションのサービ
ス・カテゴリとして上述したCBRを指定すればよい。
また、実時間性の要求がそれほど厳しくないFTP等の
データに対しては、ATMのバーチャル・コネクション
のサービス・カテゴリとして、不定ビットレートUBR
(Unspecified Bit Rate)を指定すればよい。しかし、
これら2種類のIPパケットが1本のIPコネクション
上で混在する場合には、サービスカテゴリを指定したA
TMのQoS制御は行えないことになる。このため、こ
れら2種類のIPパケットのそれぞれに対応したIPコ
ネクションとATMのバーチャル・コネクションを用意
する必要があり、使用するリソースの増大を招くため、
運用コスト等が上昇することになる。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、適切なサービス品質を確保
することができる中継装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の中継装置は、入力されるパケットを
受信するパケット受信手段と、前記受信手段によって受
信された前記パケットのデータ長を検出するデータ長検
出手段と、前記受信手段によって受信された前記パケッ
トの通信時間間隔を検出する時間間隔検出手段と、前記
データ長検出手段によって検出されたデータ長および前
記時間間隔検出手段によって検出された通信時間間隔に
基づいて、前記パケット受信手段によって受信されたパ
ケットを送出する通信路の通信帯域を設定する帯域設定
手段とを備えることを特徴としている。受信したパケッ
トのデータ長と通信時間間隔に基づいて通信帯域が設定
されるため、この受信したパケットを送信するために実
際に必要な通信帯域を確保することができ、適切なサー
ビス品質の確保が可能になる。
【0009】請求項2の中継装置は、請求項1の中継装
置において、前記帯域設定手段は、所定個数の前記パケ
ットについて、前記データ長の合計値を前記通信時間間
隔の合計値で割ることにより前記通信帯域を計算するこ
とを特徴としている。このような計算を行うことによ
り、単位時間あたりに送信するデータ量を求めることが
できるため、この計算結果に基づいて必要な通信帯域を
得ることができる。
【0010】請求項3の中継装置は、請求項1の中継装
置において、前記帯域設定手段は、所定個数の前記パケ
ットについて、前記データ長の合計値を前記通信時間間
隔の合計値で割った値に対して、1未満の所定値を乗算
することにより前記通信帯域を計算することを特徴とし
ている。このような計算を行うことにより、単位時間あ
たりに送信するデータ量に比例した通信帯域を確保する
ことができ、一定のサービス品質を確保することができ
る。
【0011】請求項4の中継装置は、請求項1〜3のい
ずれかの中継装置において、前記パケット受信手段によ
って受信される前記パケットには、サービス品質の高低
に対応した第1のパケットと第2のパケットとが混在し
ており、前記帯域設定手段は、高いサービス品質が要求
される前記第1のパケットに対応する前記データ長と前
記通信時間間隔に基づいて前記通信帯域の設定を行うこ
とを特徴としている。高いサービス品質が要求されるパ
ケットに対応して通信帯域が設定されるため、必要最低
限のサービス品質を確保することができる。
【0012】請求項5の中継装置は、請求項1〜3のい
ずれかの中継装置において、前記パケット受信手段によ
って受信される前記パケットには、実時間性の要求が厳
しい第1のパケットと、実時間性の要求が緩い第2のパ
ケットとが混在しており、前記帯域設定手段は、前記第
1のパケットに対応する前記データ長と前記通信時間間
隔に基づいて前記通信帯域の設定を行うことを特徴とし
ている。実時間性の要求が厳しいパケットに対応して通
信帯域が設定されるため、最低限このパケットを送信す
るために必要なサービス品質を確保することができる。
【0013】請求項6の中継装置は、請求項4または5
の中継装置において、前記第1のパケットは、リアルタ
イム・トランスポート・プロトコルに対応したIPパケ
ットであることを特徴としている。このIPパケット
は、音声や画像等のメディアデータに対応するものであ
り、少ない遅延時間で伝送することが望まれており、こ
のようなIPパケットに対応した通信帯域を確保するこ
とにより、高いサービス品質を実現することができる。
【0014】請求項7の中継装置は、請求項6の中継装
置において、前記データ長検出手段は、前記IPパケッ
トのIPヘッダに含まれるトータル長に基づいて前記デ
ータ長を検出し、前記時間間隔検出手段は、前記IPパ
ケットのリアルタイム・トランスポート・プロトコル・
メッセージに含まれるタイムスタンプに基づいて前記通
信時間間隔を検出することを特徴としている。IPヘッ
ダに含まれるトータル長とリアルタイム・トランスポー
ト・プロトコル・メッセージに含まれるタイムスタンプ
を用いることにより、これらに対応するデータ長と通信
時間間隔の検出が容易となる。
【0015】請求項8の中継装置は、請求項4〜7のい
ずれかの中継装置において、前記パケット受信手段によ
って受信された前記第1および第2のパケットをATM
セルに分解するセル分解手段と、前記セル分解手段によ
って分解された前記ATMセルを、前記通信路としての
ATMコネクションに出力するATM出力制御手段と、
前記ATM出力制御手段に前記第1および第2のパケッ
トのそれぞれに対応する前記ATMセルが混在して入力
されたときに、前記第1のパケットに対応する前記AT
Mセルを優先的に出力するように前記ATM出力制御手
段を制御するスイッチ制御手段とをさらに備えることを
特徴としている。通信帯域を設定するために用いられた
第1のパケットのデータを第2のパケットのデータに優
先させて送信することにより、第1のパケットのデータ
について高いサービス品質を確保することができる。
【0016】請求項9の中継装置は、請求項8の中継装
置において、前記ATMコネクションは、サービス・カ
テゴリがGFRに設定されており、前記スイッチ制御手
段は、前記ATMコネクションに対応する最小セルレー
トを、前記帯域設定手段によって設定することを特徴と
している。サービス・カテゴリおよびトラフィック・パ
ラメータをこのように設定することにより、第1のパケ
ットに対応するデータを確実に送信するとともに、第2
のパケットに対応するデータを帯域の空き状況に応じて
送信することができるため、データの重要度を考慮した
適切なサービス品質を確保することができる。
【0017】請求項10の中継装置は、請求項8の中継
装置において、前記ATMコネクションは、サービス・
カテゴリがVBRに設定されており、前記スイッチ制御
手段は、前記ATMコネクションに対応する平均セルレ
ートを、前記帯域設定手段によって設定することを特徴
としている。サービス・カテゴリおよびトラフィック・
パラメータをこのように設定することにより、第1のパ
ケットに対応するデータを確実に送信するとともに、第
2のパケットに対応するデータを帯域の空き状況に応じ
て送信することができるため、データの重要度を考慮し
た適切なサービス品質を確保することができる。
【0018】請求項11の中継装置は、請求項8〜10
のいずれかの中継装置において、前記帯域設定手段は、
前記通信路としてバーチャル・コネクションが設定され
た後に、所定のタイミングで繰り返し前記通信帯域の設
定を行うことを特徴としている。通信帯域の設定を繰り
返し行うことにより、常に最適なサービス品質を確保す
ることができる。
【0019】請求項12の中継装置は、請求項8〜10
のいずれかの中継装置において、前記帯域設定手段は、
前記通信路として固定型バーチャル・コネクションが設
定されたときに、前記通信帯域の設定を行うことを特徴
としている。固定型バーチャル・コネクション設定時に
通信帯域の設定が行われるため、必要な通信帯域の設定
に要する手間や処理の負担を低減することができる。
【0020】請求項13の中継装置は、請求項8〜10
のいずれかの中継装置において、前記帯域設定手段は、
前記通信路としてスイッチ型バーチャル・コネクション
が設定されたときに、前記通信帯域の設定を行うことを
特徴としている。スイッチ型バーチャル・コネクション
設定時に毎回通信帯域が設定されるため、設定されたコ
ネクション毎に適切な通信帯域を設定することができ、
最適なサービス品質を確保することができる。
【0021】請求項14の中継装置は、請求項8〜10
のいずれかの中継装置において、前記帯域設定手段は、
前記通信路としてバーチャル・コネクションが設定され
た後に、前記パケットに対応する階層よりも上位層プロ
トコルにしたがって呼設定が行われたときに、前記通信
帯域の設定を行うことを特徴としている。呼設定が終了
して実際にデータが送信される前に適切な通信帯域の設
定が行われるため、以後の送信処理において最適なサー
ビス品質を確保することができる。
【0022】請求項15の中継装置は、可変長のデータ
を固定長パケットを用いて伝送するネットワークにおけ
る中継装置であって、実時間性の要求が厳しいIPパケ
ットのコネクションと、実時間性の要求がそれほど厳し
くないIPパケットのコネクションを、最低レートを保
証できるサービスカテゴリを用いた同一コネクションに
割り当てることを特徴としている。実時間性の要求が厳
しいIPパケットのコネクションの通信帯域を考慮し
て、対応するコネクションの最小レートが設定されるた
め、このIPパケットに対して適切なサービス品質を確
保することが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の中継装置を含むネットワークについて、図面を参照
しながら説明する。図1は、一実施形態の中継措置を含
むネットワークの概略的な構成図である。図1に示すよ
うに、本実施形態のネットワークは、ATM網100、
中継装置200、210、ルータ300、310、PC
(パーソナルコンピュータ)400、410、420を
含んで構成されている。PC400、410、ルータ3
00を含んで一方のLAN500が形成されており、こ
のLAN500が中継装置200を介してATM網10
0に接続されている。同様に、PC420、ルータ31
0を含んで他方のLAN600が形成されており、この
LAN600が中継装置210を介してATM網100
に接続されている。
【0024】中継装置200は、LAN500からAT
M網100に接続された他の端末装置等(例えばLAN
600に接続されたPC420)に向けて送信されるI
Pパケットが入力されてこれをATMセルに変換してA
TM網100に向けて出力するとともに、ATM網10
0から入力されるATMセルをIPパケットに変換して
LAN500に向けて出力する。また、中継装置200
は、LAN500から入力されるIPパケットの通信時
間間隔に基づいて、ATM網100との間に設けられる
バーチャル・コネクションVCの帯域を計算して設定す
る。なお、他方の中継装置210も同様の構成を有して
おり、詳細な説明は省略する。
【0025】本実施形態では、例えばPC400とPC
420がIPアドレスを特定することでIPコネクショ
ンを設定して、リアルタイム性の高い相互通信を行って
いる場合に、PC400がFTPサーバやWWWサーバ
であれば、リアルタイム性をそれほど必要としないファ
イル転送等のデータ通信が新たに発生することがある。
このときは、ATMのバーチャル・コネクションVCに
対する最低セルレートの自動設定を行うように構成され
る。また、PC400とPC420が、リアルタイム性
が高いVoIP(Voice over IP)の通信による音声
会話を行っている場合に、同様にリアルタイム性が高い
ビデオ通信を開始したときでも、ATMのバーチャル・
コネクションVCに対する最小セルレートの自動設定を
行うように構成される。
【0026】図2は、中継装置200の詳細な構成を示
す図である。図2に示すように、中継装置200は、L
ANインタフェース(LAN−IF)10、LANコン
トローラ(LAN−CNTL)12、CLAD(Cell A
ssembly Disasembly)14、ポートインタフェース(P
IF;Port Interface)22、30、ATMスイッチ
(ATM−SW)24、CPU32、メモリ34を含ん
で構成されている。
【0027】LANインタフェース10は、中継装置2
00をLAN500に物理的に接続するためのものであ
る。例えば、100Base−T等のケーブルが接続さ
れる。LANコントローラ12は、LANインタフェー
ス10による信号の入出力動作を制御する。
【0028】CLAD14は、IPパケットとATMセ
ルとの相互変換を行うものであり、LANインタフェー
ス10から入力されるIPパケットを1あるいは複数の
セルに分解して出力するとともに、ATM網100側か
ら入力される1あるいは複数のセルを組み立ててIPパ
ケットを生成する。このような分解、組立処理を行うた
めに、CLAD14は、リアルタイム・トランスポート
・プロトコル(RTP;Real-time Transport Protoco
l)ユニット16、組立/分解(SAR;Segmentation
and Reassembly)ユニット18、アドレス変換ユニット
(ATU;Address Transfer Unit)20を備える。R
TPユニット16は、入力されるIPパケットに含まれ
るRTPメッセージを分析して、このメッセージに含ま
れるタイムスタンプの値を抽出したり、IPパケットを
生成する際には、IPパケットに含ませるRTPメッセ
ージを作成する。組立/分解ユニット18は、IPパケ
ットを分割してATMセルを生成するとともに、ATM
セルを組み立ててIPパケットを生成する。アドレス変
換ユニット20は、IPヘッダとセルヘッダとの間の変
換を行う。例えば、IPパケットを分解してATMセル
を生成する場合にはIPヘッダに基づいてセルヘッダが
生成され、反対にATMセルを組み立ててIPパケット
を生成する場合にはセルヘッダに基づいてIPヘッダが
生成される。上述したIPパケットに含まれるIPヘッ
ダおよびRTPメッセージの詳細内容については後述す
る。ポートインタフェース22、30は、ATMの物理
回線を収容する。
【0029】ATMスイッチ24は、ATMセルの送信
先を切り替える。このATMスイッチ24は、メッセー
ジバッファ(MBUF;Message Buffer)26、スイッ
チコントローラ(SW−CNTL;Switch-Controlle
r)28を備える。メッセージバッファ26は、CLA
D14あるいはATM網100側から入力されるATM
セルを一時的に格納する。スイッチコントローラ28
は、メッセージバッファ26に格納された各ATMセル
のアドレッシング(アドレス設定)、スケジューリング
(スケジュール管理)、キューイング(待ち行列管理)
を制御する。例えば、RTPメッセージが含まれるIP
パケットとRTPメッセージが含まれないIPパケット
とが混在して中継装置200に入力された場合には、ス
イッチコントローラ28は、RTPメッセージが含まれ
るIPパケットに対応したATMセルを優先的に送信す
る制御を行う。
【0030】CPU32は、中継装置200の全体を制
御する。また、CPU32は、LAN500側から入力
されるIPパケットの通信時間間隔とデータ長に基づい
て、トラフィック・パラメータの値を計算し、ATMス
イッチ24とATM網100との間で設定されるバーチ
ャル・コネクションの帯域を設定する。具体的には、サ
ービス・カテゴリがGFR(Guaranteed Frame Rate)
に設定されているバーチャル・コネクションVCに対応
して、必要な帯域を確保するために、トラフィック・パ
ラメータの一つである最小セルレートmCRの値を設定
する。最小セルレートの具体的な設定方法については後
述する。メモリ34は、CPU32の動作プログラムや
作業領域を格納する。
【0031】上述したLANインタフェース10、LA
Nコントローラ12がパケット受信手段に、CPU32
がデータ長検出手段、時間間隔検出手段に、CPU3
2、メモリ34が帯域設定手段に、CLAD14がセル
分解手段に、ATMスイッチ24がATM出力制御手段
に、スイッチコントローラ28がスイッチ制御手段にそ
れぞれ対応する。
【0032】本実施形態のネットワークおよび中継装置
200はこのような構成を有しており、次に、中継装置
200に入力されるIPパケットに基づいてATMのバ
ーチャル・コネクションVCの帯域を確保する動作を説
明する。図3は、IPパケットのフォーマットを示す図
である。IPパケットの先頭部分にはIPヘッダが含ま
れており、IPパケット内の所定位置にはRTPメッセ
ージが含まれている。
【0033】図4は、IPヘッダのフォーマットを示す
図である。図4に示すように、IPヘッダは、「バージ
ョン」、「IHL」、「サービス・タイプ」、「トータ
ル長」、「識別子(ID)」、「フラグ」、「フラグメ
ント・オフセット」、「生存時間(TTL)」、「プロ
トコル」、「ヘッダ・チェックサム」、「送信元アドレ
ス」、「宛先アドレス」、「オプション」、「パディン
グ」を含んで構成されている。
【0034】「バージョン」は、IPのバーションを示
すフィールドである。「IHL(Internet Header Leng
th)」はIPヘッダの長さを32ビット単位で示すフィ
ールドである。「サービス・タイプ」は、送信している
IPのサービス・タイプを示すフィールドである。「ト
ータル長」は、IPヘッダとそれに続くIPデータを加
えた長さをオクテット単位(バイト単位)で示すフィー
ルドである。
【0035】「識別子」は、送信側でデータが分割され
て複数のIPパケットに分けられたときに、受信側で元
のデータに戻すことができるような識別コードが入るフ
ィールドである。この識別子の値は送信側で設定され
る。「フラグ」は、送信データが複数のIPパケットに
分割された場合の制御用フィールドである。「フラグメ
ント・オフセット」は、このIPパケットが分割元のデ
ータの何番目に対応するかを示すフィールドである。
【0036】「生存時間(TTL)」は、IPパケット
がネットワーク内に存在可能な時間を示すフィールドで
ある。「プロトコル」は、上位(レイヤ4)のプロトコ
ル種別を識別する値を設定するフィールドである。「ヘ
ッダ・チェックサム」は、IPヘッダの誤りチェックに
使用するフィールドである。「送信元アドレス」は、発
信元(ソース)のIPアドレスを設定するフィールドで
ある。「宛先アドレス」は、宛先(ディスティネーショ
ン)のIPアドレスを設定するフィールドである。「オ
プション」は、標準のIPヘッダにはない情報を送信す
るときに使うフィールドである。「パディング」は、オ
プションフィールド全体を4オクテットの倍数にするた
めに使用されるフィールドである。
【0037】図5は、RTPメッセージのフォーマット
を示す図である。図5に示すように、RTPメッセージ
は、「V」、「P」、「X」、「CC」、「M」、「P
T」、「シーケンス番号」、「タイムスタンプ」、「同
期送信元(SSRC)識別子」、「寄与送信元(CSR
C)識別子」を含んで構成されている。
【0038】「V(Version)」は、RTPのバージョ
ンを示すフィールドである。「P(Padding)」は、こ
のIPパケットに余分なバイトが付加されているか否か
を示すフィールドである。「X(extension)」は、拡
張ビットを示すフィールドであり、基本RTPヘッダの
後に拡張ヘッダを持つ場合に所定値が設定される。「C
C(Csrc Count)」は寄与送信元カウントであり、この
メッセージがいくつの寄与送信元識別子を含むかを示す
フィールドである。
【0039】「M(Marker)」は、マーカービットであ
り、アプリケーションがデータの境界にマークをつける
ために使用可能なフィールドである。「PT」は、メッ
セージのペイロード・タイプ(Payload Type)を示すフ
ィールドである。「シーケンス番号」は、IPパケット
の送信順に振られる自然数を示すフィールドである。
【0040】「タイムスタンプ」は、このIPパケット
の先頭のバイトが送信された時刻を示すフィールドであ
る。「同期送信元識別子」は、このIPパケットの送信
元を識別するためのものであり、このIPパケットに対
するシーケンス番号と時刻印を指定したシステムを指
す。「寄与送信元識別子」は、このIPパケットの本来
の送信元を識別するためのものである。
【0041】上述したRTPメッセージの次に、音声あ
るいは画像のペイロード(リアルタイム・データ)が含
まれる。図6は、LAN500に接続されたPC400
等から中継装置200に対して各種のサービス・タイプ
に対応したIPパケットが入力されて、中継装置200
においてATMのバーチャル・コネクションVCの帯域
を設定する動作手順を示す流れ図である。
【0042】CPU32は、LANインタフェース10
においてIPパケットを受信したか否か(ステップS1
00)、受信した場合にはこの受信したIPパケットに
RTPメッセージが含まれているか否か(ステップS1
01)をそれぞれ判定する。IPパケットを受信しない
場合(ステップS100の判定において否定判断した場
合)や、受信したがIPパケットにRTPメッセージが
含まれていない場合(ステップS101の判定において
否定判断した場合)には、ステップS100に戻ってI
Pパケットの受信判定が繰り返される。
【0043】また、受信したIPパケットにRTPメッ
セージが含まれている場合には、ステップS101の判
定において肯定判断が行われ、次にCPU32は、IP
ヘッダに含まれる「トータル長」の値L(m)を抽出し
(ステップS102)、メモリ34に格納する(ステッ
プS103)。また、CPU32は、IPパケット内の
RTPメッセージに含まれる「タイムスタンプ」の値T
(m)を抽出し(ステップS104)、メモリ34に格
納する(ステップS105)。
【0044】図7は、メモリ34の格納内容を示す図で
ある。図7に示すように、メモリ34は、帯域計算のた
めに着目している最初(m番目とする)のIPパケット
から数えてi+1個分のIPパケットのそれぞれに対応
した格納領域を有しており、それぞれの格納領域に各I
Pパケットの「トータル長」の値L(m)と「タイムス
タンプ」の値T(m)とが格納される。「トータル長」
と「タイムスタンプ」を格納するIPパケットの数(i
+1)は、あらかじめ設定されている。(i+1)個の
IPパケットに対応したこれらの値のメモリ34への格
納処理が終了するまで、この格納動作が行われる。
【0045】CPU32は、m+i番目のIPパケット
まで受信が終了したか否かを判定しており(ステップS
106)、未受信の場合には否定判断を行って、ステッ
プS100の判定に戻って処理を繰り返す。また、m+
i番目のIPパケットまでの受信が終了した場合にはス
テップS106の判定において肯定判断が行われ、次に
CPU32は、所定の算出式に基づいて最小セルレート
mCRを計算し、ATMスイッチ24内のスイッチコン
トローラ28にこの値を設定する(ステップS10
7)。その後、IPパケットの個数をカウントするため
に用いられたパラメータiが初期化され、ステップS1
00に戻って、一連の帯域設定処理が繰り返される。
【0046】図8は、最小セルレートmCRの具体的な
計算方法の説明図である。図8において、m番目のIP
パケットの「トータル長」の値をL(m)、RTPメッ
セージに含まれる「タイムスタンプ」の値をT(m)と
する。同様に、m+1番目のIPパケットに対応する
「トータル長」、「タイムスタンプ」のそれぞれの値を
L(m+1)、T(m+1)とする。m+2番目のIP
パケットに対応する「トータル長」、「タイムスタン
プ」のそれぞれの値をL(m+2)、T(m+2)とす
る。m+i番目のIPパケットに対応する「トータル
長」、「タイムスタンプ」のそれぞれの値をL(m+
i)、T(m+i)とする。
【0047】m番目のIPパケットのみを考慮して、単
位時間あたりの受信データ量を計算すると、 A=L(m)/(T(m+1)−T(M)) …(1) となる。1個のセルには48バイトのユーザ情報が含ま
れているため、この単位時間あたりのデータ量Aを48
で割った値A’が単位時間あたりに送受信されるセル
数、すなわちセルレートになる。
【0048】また、m番目とm+1番目のIPパケット
を考慮して、単位時間あたりの受信データ量Bを計算す
ると、 B=(L(m)+L(m+1))/(T(m+2)−T(m))…(2) となる。したがって、単位時間あたりに送受信されるセ
ル数B’は、この値Bを48で割った値となる。
【0049】同様にして、m番目からm+i番目までの
IPパケットを考慮して、単位時間あたりの受信データ
量Pを計算すると、 P=(L(m)+L(m+1)+…+L(m+i)) /(T(m+i+1)−T(m)) …(3) となる。したがって、単位時間あたりに送受信されるセ
ル数P’は、この値Pを48で割った値となる。
【0050】このように、本実施形態の中継装置200
においては、LAN500からRTPメッセージが含ま
れている音声や画像等のメディアデータに対応したIP
パケットが入力されると、少なくともこのIPパケット
を送信することができるように、サービス・カテゴリが
GFRに設定されたバーチャル・コネクションVCの最
小セルレートmCRが設定される。したがって、サービ
ス品質や実時間性の要求が厳しいメディアデータ用のI
Pパケットに対応して生成されるATMセルを送信する
ことができる最低限の帯域を確保することができる。ま
た、それ以外の実時間性の要求が厳しくないIPパケッ
ト(例えばFTPに対応したIPパケット)について
は、実際に確保できた帯域の大小に応じたタイミングで
送信することができる。
【0051】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
図6に示した流れ図を用いて説明したように、RTPメ
ッセージが含まれるi+1個のIPパケットを受信する
毎にバーチャル・コネクションVCの最小セルレートm
CRを設定するようにしたが、この最小セルレートmC
Rの設定タイミングについては数々の変形例が考えられ
る。以下、最小セルレートmCRの設定タイミングの変
形例(1)〜(3)を説明する。
【0052】(1)固定型バーチャル・コネクションP
VC(Permanent Virtual Connection)確立後に最小セ
ルレートを設定する場合 ATMコネクションとして固定型バーチャル・コネクシ
ョンPVCを用いる場合であって、1回だけ計算した最
小セルレートmCRの値が大きく変動しない場合も考え
られる。このような場合には、PVC確立後に、最初に
1回だけ最小セルレートmCRを計算し、この値をAT
Mスイッチ24に設定するようにしてもよい。これによ
り、CPU32の処理負担を軽減することができる。
【0053】(2)スイッチ型バーチャル・コネクショ
ンSVC(Switched Virtual Connection)確立後に最
小セルレートを設定する場合 上述したPVCと同様に、スイッチ型バーチャル・コネ
クションSVC確立後に最小セルレートの計算を行うこ
とも考えられる。すなわち、SVCを設定する毎に、最
初に1回だけ最小セルレートmCRを計算し、この値を
ATMスイッチ24に設定するようにしてもよい。これ
により、最小セルレートmCRを常時計算する場合に比
べてCPU32の負担を軽減することができる。また、
スイッチ型バーチャル・コネクションSVCが設定され
る毎に最小セルレートmCRが設定されるため、設定さ
れるコネクション毎に最適な通信帯域、すなわちサービ
ス品質を確保することができる。
【0054】(3)アプリケーション等による呼設定後
に最小セルレートを設定する場合 図9は、H.323で規定されたプロトコル構成を示す
図である。このH.323は、国際電気通信連合(IT
U;International Telecommunication Union)が制定
したサービス品質の保証のないIPネットワーク上での
音声/映像/データ通信のためのプロトコル体系である
が、この中でH.225シグナリングの詳細がQ.93
1で規定されている。
【0055】例えば、PC400とPC420との間で
コネクションを確立する場合を考えると、PC400か
らPC420に向けてTCPコネクション確立要求(S
YN)を送った後に、PC420からPC400に向け
てTCPコネクション確立確認応答(ACK)が送り返
される。次に、これら2つのPC400、420間で
Q.931による呼設定が行われる。具体的には、PC
400からPC420に向けてセットアップ(Setu
p)メッセージを送った後、PC420からPC400
に向けてコネクト(Connect)メッセージを送り
返すことにより、呼設定が行われる。
【0056】このように、サービス・カテゴリとしてG
FRが設定されたATMのバーチャル・コネクションV
Cが設定された後に、2つのPC400と420の間で
TCPコネクションの確立、およびQ.931による呼
設定が行われるが、その後に1回だけ最小セルレートm
CRを計算し、この値をATMスイッチ24に設定する
ようにしてもよい。実際に、RTPのペイロード(リア
ルタイム・データ)が送受信されるのは、さらにH.2
45にしたがって、通信機能のネゴシエーションと論理
チャネルの開設手順が実行された後であるため、その時
点において適切なサービス品質が設定されていればリア
ルタイム・データの通信に支障はない。また、上述した
ようにPVCやSVCの確立直後に最小セルレートmC
Rを設定する場合と同様に、CPU32の負担を軽減す
ることができる利点がある。
【0057】また、上述した実施形態では、ATMのサ
ービス・カテゴリをGFRに指定し、トラフィック・パ
ラメータの一つである最小セルレートmCRの値を計算
して設定するようにしたが、サービス・カテゴリとして
可変ビットレートVBR(Variable Bit Rate)を指定
し、トラフィック・パラメータの一つである平均セルレ
ートSCR(Sustainable Cell Rate)の値を計算して
設定するようにしてもよい。平均セルレートSCRの具
体的な値としては、上述した(1)〜(3)式を用いて
計算した最小セルレートmCRの値をそのままこの平均
セルレートSCRの値として用いればよい。また、平均
セルレートSCRを設定するタイミングとしては、図6
に示したように常時繰り返し設定する場合の他に、PV
CあるいはSVCを確立した直後に1回だけ設定する場
合や、アプリケーション等による呼設定後に設定する場
合などが考えられる。
【0058】また、上述した実施形態では、受信したI
Pパケットのデータ等の合計値を通信時間間隔の合計値
で割った値をセル数に換算した計算結果を最小セルレー
トmCR(あるいは平均セルレートSCR)に一致させ
たが、この計算結果に1未満の所定値を乗算した値を最
小セルレートmCRや平均セルレートSCRに一致させ
るようにしてもよい。この場合には、RTPメッセージ
が含まれるIPパケットに対応するATMセルが送信さ
れずに廃棄される場合も生じるが、実時間性の要求が厳
しいデータを確実に一定の割合で送信することができる
ため、常に一定のサービス品質を確保することができ
る。
【0059】また、上述した実施形態では、受信したI
Pパケット内のRTPメッセージに含まれるタイムスタ
ンプに基づいてIPパケットの通信時間間隔を検出する
ようにしたが、実際にLANインタフェース10に入力
されるIPパケットの到達時間間隔を測定して通信時間
間隔の検出を行うようにしてもよい。また、RTPに対
応したIPパケットのみに着目して最小セルレートmC
Rや平均セルレートSCRの設定を行うようにしたが、
実時間性の要求が厳しいIPパケットあるいはIP以外
のパケットデータについても本発明を適用することがで
きる。
【0060】また、サービスカテゴリとして固定ビット
レートCBR(Constant Bit Rate)を指定し、ピーク
セルレートPCR(Peak Cell Rate)の値を計算して設
定するようにしてもよい。この場合は、サービス品質を
保証する帯域をn倍した値を指定することになる。
【0061】また、上述した実施形態では、中継装置2
00にATMスイッチ24を含ませたが、ATMスイッ
チ24を含まない構成とすることもできる。図10は、
中継装置の変形例を示す構成図である。図10に示す中
継装置200Aは、図2に示した中継装置200に含ま
れるATMスイッチ24およびポートインタフェース2
2をATMコントローラ(ATM−CNTL)124に
置き換えた構成を有している。このATMコントローラ
124は、メッセージバッファ(MBUF)126、メ
ッセージバッファコントローラ(MBUF−CNTL)
128を備える。メッセージバッファ126は、CLA
D14あるいはATM網100側から入力されるATM
セルを一時的に格納する。メッセージバッファコントロ
ーラ128は、メッセージバッファ126に格納された
各ATMセルのスケジューリング、キューイングを制御
する。例えば、RTPメッセージが含まれるIPパケッ
トとRTPメッセージが含まれないIPパケットとが混
在して中継装置200Aに入力された場合には、メッセ
ージバッファコントローラ128は、RTPメッセージ
が含まれるIPパケットに対応したATMセルを優先的
に送信する制御を行う。上述したATMコントローラ1
24がATM出力制御手段に対応する。
【0062】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、受信
したパケットのデータ長と通信時間間隔に基づいて通信
帯域が設定されるため、この受信したパケットを送信す
るために実際に必要な通信帯域を確保することができ、
適切なサービス品質の確保が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のネットワークの概略的な構成図で
ある。
【図2】図1に示すネットワークに含まれる中継装置の
詳細な構成を示す図である。
【図3】IPパケットのフォーマットを示す図である。
【図4】IPヘッダのフォーマットを示す図である。
【図5】RTPメッセージのフォーマットを示す図であ
る。
【図6】中継装置においてATMのバーチャル・コネク
ションの帯域を設定する動作手順を示す流れ図である。
【図7】中継装置内のメモリの格納状態を示す図であ
る。
【図8】最小セルレートの具体的な計算方法の説明図で
ある。
【図9】H.323で規定されたプロトコル構成を示す
図である。
【図10】中継装置の変形例を示す構成図である。
【符号の説明】
10 LANインタフェース(LAN−IF) 12 LANコントローラ(LAN−CNTL) 14 CLAD 22、30 ポートインタフェース(PIF) 24 ATMスイッチ(ATM−SW) 28 スイッチコントローラ(SW−CNTL) 32 CPU 34 メモリ 100 ATM網 200、210 中継装置 300、310 ルータ 400、410、420 パーソナルコンピュータ(P
C)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるパケットを受信するパケット
    受信手段と、 前記受信手段によって受信された前記パケットのデータ
    長を検出するデータ長検出手段と、 前記受信手段によって受信された前記パケットの通信時
    間間隔を検出する時間間隔検出手段と、 前記データ長検出手段によって検出されたデータ長およ
    び前記時間間隔検出手段によって検出された通信時間間
    隔に基づいて、前記パケット受信手段によって受信され
    たパケットを送出する通信路の通信帯域を設定する帯域
    設定手段と、 を備えることを特徴とする中継装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記帯域設定手段は、所定個数の前記パケットについ
    て、前記データ長の合計値を前記通信時間間隔の合計値
    で割ることにより前記通信帯域を計算することを特徴と
    する中継装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記帯域設定手段は、所定個数の前記パケットについ
    て、前記データ長の合計値を前記通信時間間隔の合計値
    で割った値に対して、1未満の所定値を乗算することに
    より前記通信帯域を計算することを特徴とする中継装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記パケット受信手段によって受信される前記パケット
    には、サービス品質の高低に対応した第1のパケットと
    第2のパケットとが混在しており、 前記帯域設定手段は、高いサービス品質が要求される前
    記第1のパケットに対応する前記データ長と前記通信時
    間間隔に基づいて前記通信帯域の設定を行うことを特徴
    とする中継装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記パケット受信手段によって受信される前記パケット
    には、実時間性の要求が厳しい第1のパケットと、実時
    間性の要求が緩い第2のパケットとが混在しており、 前記帯域設定手段は、前記第1のパケットに対応する前
    記データ長と前記通信時間間隔に基づいて前記通信帯域
    の設定を行うことを特徴とする中継装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、 前記第1のパケットは、リアルタイム・トランスポート
    ・プロトコルに対応したIPパケットであることを特徴
    とする中継装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記データ長検出手段は、前記IPパケットのIPヘッ
    ダに含まれるトータル長に基づいて前記データ長を検出
    し、 前記時間間隔検出手段は、前記IPパケットのリアルタ
    イム・トランスポート・プロトコル・メッセージに含ま
    れるタイムスタンプに基づいて前記通信時間間隔を検出
    することを特徴とする中継装置。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかにおいて、 前記パケット受信手段によって受信された前記第1およ
    び第2のパケットをATMセルに分解するセル分解手段
    と、 前記セル分解手段によって分解された前記ATMセル
    を、前記通信路としてのATMコネクションに出力する
    ATM出力制御手段と、 前記ATM出力制御手段に前記第1および第2のパケッ
    トのそれぞれに対応する前記ATMセルが混在して入力
    されたときに、前記第1のパケットに対応する前記AT
    Mセルを優先的に出力するように前記ATM出力制御手
    段を制御するスイッチ制御手段と、 をさらに備えることを特徴とする中継装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記ATMコネクションは、サービス・カテゴリがGF
    Rに設定されており、 前記スイッチ制御手段は、前記ATMコネクションに対
    応する最小セルレートを、前記帯域設定手段によって設
    定することを特徴とする中継装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記ATMコネクションは、サービス・カテゴリがVB
    Rに設定されており、 前記スイッチ制御手段は、前記ATMコネクションに対
    応する平均セルレートを、前記帯域設定手段によって設
    定することを特徴とする中継装置。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかにおいて、 前記帯域設定手段は、前記通信路としてバーチャル・コ
    ネクションが設定された後に、所定のタイミングで繰り
    返し前記通信帯域の設定を行うことを特徴とする中継装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項8〜10のいずれかにおいて、 前記帯域設定手段は、前記通信路として固定型バーチャ
    ル・コネクションが設定されたときに、前記通信帯域の
    設定を行うことを特徴とする中継装置。
  13. 【請求項13】 請求項8〜10のいずれかにおいて、 前記帯域設定手段は、前記通信路としてスイッチ型バー
    チャル・コネクションが設定されたときに、前記通信帯
    域の設定を行うことを特徴とする中継装置。
  14. 【請求項14】 請求項8〜10のいずれかにおいて、 前記帯域設定手段は、前記通信路としてバーチャル・コ
    ネクションが設定された後に、前記パケットに対応する
    階層よりも上位層プロトコルにしたがって呼設定が行わ
    れたときに、前記通信帯域の設定を行うことを特徴とす
    る中継装置。
  15. 【請求項15】 可変長のデータを固定長パケットを用
    いて伝送するネットワークにおける中継装置であって、 実時間性の要求が厳しいIPパケットのコネクション
    と、実時間性の要求がそれほど厳しくないIPパケット
    のコネクションを、最低レートを保証できるサービスカ
    テゴリを用いた同一コネクションに割り当てることを特
    徴とする中継装置。
JP2000090492A 2000-03-29 2000-03-29 中継装置 Withdrawn JP2001285296A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000090492A JP2001285296A (ja) 2000-03-29 2000-03-29 中継装置
US09/696,807 US7031322B1 (en) 2000-03-29 2000-10-26 Relay apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000090492A JP2001285296A (ja) 2000-03-29 2000-03-29 中継装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001285296A true JP2001285296A (ja) 2001-10-12

Family

ID=18606095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000090492A Withdrawn JP2001285296A (ja) 2000-03-29 2000-03-29 中継装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7031322B1 (ja)
JP (1) JP2001285296A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236742A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Sharp Corp ネットワークにおけるサービス品質の提供方法、中間ノード装置、およびシステム
JP2009089295A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Hitachi Communication Technologies Ltd 中継装置及び中継方法
WO2015162753A1 (ja) * 2014-04-24 2015-10-29 株式会社日立製作所 帯域制御装置、ネットワークシステム、帯域制御方法、及び計算機読み取り可能な非一時的な記憶媒体

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4323987B2 (ja) * 2004-03-16 2009-09-02 キヤノン株式会社 リアルタイム性パケットのリアルタイム性を維持してパケットを中継するネットワークスイッチ及びパケット中継方法
US7350014B2 (en) * 2004-11-05 2008-03-25 Intel Corporation Connecting peer endpoints
JP2006221226A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Sharp Corp データ駆動型情報処理装置およびその制御方法
JP4640824B2 (ja) * 2006-01-30 2011-03-02 富士通株式会社 通信環境の測定方法、受信装置、及びコンピュータプログラム
ES2577291T3 (es) * 2006-06-27 2016-07-14 Waterfall Security Solutions Ltd. Enlaces unidireccionales seguros desde y hacia un motor de seguridad
IL177756A (en) * 2006-08-29 2014-11-30 Lior Frenkel Encryption-based protection against attacks
IL180020A (en) * 2006-12-12 2013-03-24 Waterfall Security Solutions Ltd Encryption -and decryption-enabled interfaces
IL180748A (en) 2007-01-16 2013-03-24 Waterfall Security Solutions Ltd Secure archive
US8223205B2 (en) 2007-10-24 2012-07-17 Waterfall Solutions Ltd. Secure implementation of network-based sensors
US8214653B1 (en) 2009-09-04 2012-07-03 Amazon Technologies, Inc. Secured firmware updates
US9565207B1 (en) 2009-09-04 2017-02-07 Amazon Technologies, Inc. Firmware updates from an external channel
US8887144B1 (en) 2009-09-04 2014-11-11 Amazon Technologies, Inc. Firmware updates during limited time period
US10177934B1 (en) 2009-09-04 2019-01-08 Amazon Technologies, Inc. Firmware updates inaccessible to guests
US8971538B1 (en) 2009-09-08 2015-03-03 Amazon Technologies, Inc. Firmware validation from an external channel
US8601170B1 (en) 2009-09-08 2013-12-03 Amazon Technologies, Inc. Managing firmware update attempts
US8959611B1 (en) 2009-09-09 2015-02-17 Amazon Technologies, Inc. Secure packet management for bare metal access
US8300641B1 (en) 2009-09-09 2012-10-30 Amazon Technologies, Inc. Leveraging physical network interface functionality for packet processing
US8381264B1 (en) 2009-09-10 2013-02-19 Amazon Technologies, Inc. Managing hardware reboot and reset in shared environments
US8428087B1 (en) 2010-09-17 2013-04-23 Amazon Technologies, Inc. Framework for stateless packet tunneling
US8462780B2 (en) 2011-03-30 2013-06-11 Amazon Technologies, Inc. Offload device-based stateless packet processing
US9635037B2 (en) 2012-09-06 2017-04-25 Waterfall Security Solutions Ltd. Remote control of secure installations
US9419975B2 (en) 2013-04-22 2016-08-16 Waterfall Security Solutions Ltd. Bi-directional communication over a one-way link
IL235175A (en) 2014-10-19 2017-08-31 Frenkel Lior Secure desktop remote control
IL250010B (en) 2016-02-14 2020-04-30 Waterfall Security Solutions Ltd Secure connection with protected facilities
JP6882684B2 (ja) * 2017-09-04 2021-06-02 富士通株式会社 通信装置、通信システム、通信制御方法、及び通信制御プログラム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5229992A (en) * 1991-03-28 1993-07-20 Sprint International Communications Corp. Fixed interval composite framing in integrated services networks
US6075791A (en) * 1997-10-28 2000-06-13 Lucent Technologies Inc. System for guaranteeing data transfer rates and delays in packet networks
US6088734A (en) * 1997-11-12 2000-07-11 International Business Machines Corporation Systems methods and computer program products for controlling earliest deadline first scheduling at ATM nodes
US6307839B1 (en) * 1997-12-31 2001-10-23 At&T Corp Dynamic bandwidth allocation for use in the hybrid fiber twisted pair local loop network service architecture
US6483839B1 (en) * 1998-03-18 2002-11-19 Conexant Systems, Inc. Apparatus and method for scheduling multiple and simultaneous traffic in guaranteed frame rate in ATM communication system
US6618391B1 (en) * 1998-03-27 2003-09-09 Agere Systems Inc. Method and apparatus for guaranteeing data transfer rates and delays in data packet networks using discrete data transfer rates
US6667956B2 (en) * 1998-05-01 2003-12-23 Nortel Networks Limited Multi-class network
US6654345B1 (en) * 1998-11-05 2003-11-25 Agere Systems Inc. Single-bit timestamps for data transfer rate and delay guarantees in a packet network
US6636481B1 (en) * 1999-01-26 2003-10-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data connecting method, data connecting apparatus, program recording medium
JP2000270023A (ja) * 1999-03-18 2000-09-29 Fujitsu Ltd Lan中継交換装置
US6922417B2 (en) * 2000-01-28 2005-07-26 Compuware Corporation Method and system to calculate network latency, and to display the same field of the invention

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236742A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Sharp Corp ネットワークにおけるサービス品質の提供方法、中間ノード装置、およびシステム
JP4601681B2 (ja) * 2007-03-22 2010-12-22 シャープ株式会社 ネットワークにおけるサービス品質の提供方法、中間ノード装置、およびシステム
US7936677B2 (en) 2007-03-22 2011-05-03 Sharp Laboratories Of America, Inc. Selection of an audio visual stream by sampling
JP2009089295A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Hitachi Communication Technologies Ltd 中継装置及び中継方法
WO2015162753A1 (ja) * 2014-04-24 2015-10-29 株式会社日立製作所 帯域制御装置、ネットワークシステム、帯域制御方法、及び計算機読み取り可能な非一時的な記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
US7031322B1 (en) 2006-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001285296A (ja) 中継装置
EP1311085B1 (en) Optimizing the use of network resources for data transmission over an IP-network
US7272153B2 (en) System and method for distributed processing of packet data containing audio information
JP3077677B2 (ja) 品質保証ノード装置
US7835283B2 (en) Method and system for managing quality of service by feeding information into the packet network
US6633540B1 (en) Real-time traffic shaper with keep-alive property for best-effort traffic
EP1121776B1 (en) An ecn-based approach for congestion management in hybrid ip-atm networks
EP1839412B1 (en) Interworking between cell and packet based networks
US20060133386A1 (en) Multiprotocol convergence switch (MPCS) and method for use thereof
JP2002271366A (ja) パケット伝送方法及びシステム、並びにパケット送信装置、受信装置、及び送受信装置
US6222837B1 (en) Internet service via ISDN
US7706402B2 (en) System and method for distributed processing of packet data containing audio information
US6587436B1 (en) Method and apparatus for allocation of available bandwidth
US7856021B2 (en) Packet transfer method and apparatus
JP3688525B2 (ja) パケットフロー制御方法及びルータ装置
EP1065908B1 (en) A method for generating ATM cells for low bit rate applications
US20030120796A1 (en) Method for controlling congestion in connection section between ATM network and NON-ATM network
Bonaventure et al. Guaranteed frame rate: a better service for TCP/IP in ATM networks
JP4239367B2 (ja) セル送信装置及びトラフィック制御システム
US8780898B2 (en) Processor for packet switching between cell streams with optional virtual channel and channel identification modification
JP3315940B2 (ja) Atm通信方法およびatm通信装置
JP2004241835A (ja) 品質保証型データストリームを転送するための受付判定方法、閉域ip網、そのプログラム
JP2009232053A (ja) Atm/ip優先制御装置、及びatm/ip優先制御方法
JP3617868B2 (ja) ノード装置及び網リソース予約方法
Wang et al. Design and performance evaluation of general router management protocol (GRMP)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605